JP2018143563A - 遊技機、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、関連する技術として、弾球遊技機の1つであるぱちんこにおいて、俗にぱちんこ玉と呼ばれている遊技球を検出し、検出した遊技球に光を当てて視認しやすくする技術が開示されている。
本発明の一実施形態による遊技機について説明する。
なお、本発明の一実施形態による遊技機は、遊技球Bの動きに連動した演出を行う遊技機である。ここでは、遊技機がぱちんこであるものとして説明する。しかしながら、遊技機1は、ぱちんこに限定するものではなく、例えば、スマートボールやピンボールなど、球状の物体が不規則な経路を転がる遊技機全般を含むものである。
遊技球座標特定部90aは、遊技球検出判定部901と、動体判定部902と、マスク判定部903と、座標送信部904と、弾球制御部905と、記憶部906と、を備える。
具体的には、遊技球検出判定部901は、カメラ80が撮影したぱちんこ盤面10の表面の1フレームの画像における各画素の輝度を特定する。例えば、カメラ80が撮影したぱちんこ盤面10の表面の1フレームの画像が横640×縦480のおよそ30万画素からなる画像であるとする。また、予め記憶部906に記憶した遊技球の画像が例えば横10×縦10の100画素からなる画像であるとする。この場合、カメラ80が撮影したぱちんこ盤面10の表面の1フレームの画像における横10×縦10の各領域の画像と遊技球の画像の輝度のすべてを(すなわち、およそ30万回)比較する。そして、遊技球検出判定部901は、輝度の比較結果に基づいて、ぱちんこ盤面10の表面全体におけるすべての遊技球の候補の座標を特定する。遊技球検出判定部901は、特定した領域を中心とする周囲の領域を含む画素の輝度と、予め記憶部906が記憶する遊技球の画像を示す画素の輝度とを比較する。遊技球検出判定部901は、比較した結果、輝度の差が所定のしきい値を超える場合、その領域に遊技球は存在しないと判定する。遊技球検出判定部901は、比較した結果、輝度の差が所定のしきい値以下である場合、その領域に遊技球が存在すると判定する。これにより、遊技球検出判定部901は、カメラ80が撮影した1フレーム、すなわち、ぱちんこ盤面10の表面全体におけるすべての遊技球の候補の座標を特定したことになる。
なお、ここでの座標は、画像における各画素の位置と1対1で対応する座標である。例えば、座標は、図3に示すように、画像が例えば横640×縦480の画素で構成されている場合、画像の左上の画素の座標を例えば(1,1)とする。そして、この画像の左上の画素の座標(1,1)を基準に横方向に(1,1)〜(640,1)、縦方向に(1,1)〜(1,480)の合計およそ30万の座標がぱちんこ盤面10の表面の1フレームの画像において設定される。
また、遊技球検出判定部901が特定した座標は、ぱちんこ盤面10の表面における釘などを遊技球と誤検出した座標を含むものである。
遊技球検出判定部901は、特定したぱちんこ盤面10の表面全体におけるすべての遊技球の候補の座標の情報を動体判定部902に出力する。
具体的には、例えば、動体判定部902は、弾球制御部905が遊技者の操作(例えば、遊技者がハンドルをひねる操作)に応じて遊技球をぱちんこ盤面10の表面に弾き出す制御を行っているか否かの情報を弾球制御部905から取得する。動体判定部902は、弾球制御部905が遊技者の操作に応じて遊技球をぱちんこ盤面10の表面に弾き出す制御を停止してから(すなわち、遊技者がハンドルをひねる操作を停止してから)所定の時間が経過したか否かを判定する。ここで、所定の時間とは、弾き出された遊技球がぱちんこ盤面10の表面を通過する最大の時間であって盤面上に存在しなくなる時間である。動体判定部902は、弾球制御部905が遊技者の操作に応じて遊技球をぱちんこ盤面10の表面に弾き出す制御を停止してから所定の時間が経過したと判定した場合、遊技球が発射されていないと判定する。また、動体判定部902は、弾球制御部905が遊技者の操作に応じて遊技球をぱちんこ盤面10の表面に弾き出す制御を停止してから所定の時間が経過していないと判定した場合、遊技球が発射されていると判定する。
具体的には、動体判定部902は、ぱちんこ盤面10の表面の1フレームの画像における候補のうちの1つの遊技球の候補の座標の各画素と、1つ前のフレームの画像におけるその1つの遊技球の座標と同一の座標の各画素の輝度を比較する。動体判定部902は、比較した結果、輝度の差が所定のしきい値以下である場合、その候補の座標に遊技球は存在しないと判定する。また、動体判定部902は、比較した結果、輝度の差が所定のしきい値を超える場合、その候補の座標に遊技球が存在する可能性があると判定する。
具体的には、マスク判定部903は、記憶部906が記憶するぱちんこ盤面10の表面において動かない部分を撮影した1フレームの画像を読み出す。マスク判定部903は、ぱちんこ盤面10の表面の1フレームの画像における候補のうちの1つの遊技球の候補の座標の各画素と、読み出したぱちんこ盤面10の表面において動かない部分が撮影された1フレームの画像におけるその1つの遊技球の座標と同一の座標の各画素の輝度を比較する。
マスク判定部903は、比較した結果、輝度の差が所定のしきい値以下である場合、その候補の座標に遊技球は存在しないと判定する。また、マスク判定部903は、比較した結果、輝度の差が所定のしきい値を超える場合、その候補の座標に遊技球が存在すると判定する。そして、マスク判定部903は、遊技球が存在すると判定した座標の情報を座標送信部904に出力する。
弾球制御部905は、遊技者の操作(例えば、ハンドルをひねる操作)に応じて遊技球をぱちんこ盤面10の表面に弾き出す制御を行う。
演出表示制御部907は、座標送信部904からマスク判定部903が遊技球が存在すると判定した座標の情報を受ける。演出表示制御部907は、受けた遊技球が存在すると判定された座標の情報に基づいて、プロジェクタ50及び液晶表示制御部60を制御する。
例えば、演出表示制御部907は、プロジェクタ50に対して、座標送信部904から受信するマスク判定部903が1フレーム前の画像において遊技球が存在すると判定した座標に炎の画像を映し出す制御を行う。演出表示制御部907は、プロジェクタ50に対して、数フレームの画像において遊技球が存在すると判定した座標に炎の画像を映し出す制御を連続して行う。演出表示制御部907がこのような制御を行った場合、プロジェクタスクリーン30には、図4に示すような遊技球が移動した残像が表示される。なお、図4に示す例では、2フレーム前の画像において遊技球が存在すると判定した座標に炎の画像を映し出す例である。図4の(b)の部分が今回の1フレームの画像であり、図4の(a)の部分が1つ前のフレームの画像である。
また、例えば、演出表示制御部907は、液晶表示制御部60に対して、マスク判定部903が1フレーム前の画像において遊技球が存在すると判定した座標に応じた画像(例えば、スタートチャッカに近辺に遊技球が存在する場合に遊技球がスタートチャッカに入りそうになる画像を表示する)を映し出す制御を行う。
ここでは、図5に示すぱちんこ1の処理フローについて説明する。
具体的には、遊技球検出判定部901は、カメラ80が撮影したぱちんこ盤面10の表面の1フレームの画像における各画素の輝度を特定する。例えば、カメラ80が撮影したぱちんこ盤面10の表面の1フレームの画像が横640×縦480のおよそ30万画素からなる画像であるとする。また、予め記憶部906に記憶した遊技球の画像が例えば横10×縦10の100画素からなる画像であるとする。この場合、カメラ80が撮影したぱちんこ盤面10の表面の1フレームの画像における横10×縦10の各領域の画像と遊技球の画像の輝度のすべてを(すなわち、およそ30万回)比較する。そして、遊技球検出判定部901は、輝度の比較結果に基づいて、ぱちんこ盤面10の表面全体におけるすべての遊技球の候補の座標を特定する。遊技球検出判定部901は、特定した領域を中心とする周囲の領域を含む画素の輝度と、予め記憶部906が記憶する遊技球の画像を示す画素の輝度とを比較する。遊技球検出判定部901は、比較した結果、輝度の差が所定のしきい値を超える場合、その領域に遊技球は存在しないと判定する。遊技球検出判定部901は、比較した結果、輝度の差が所定のしきい値以下である場合、その領域に遊技球が存在すると判定する。これにより、遊技球検出判定部901は、カメラ80が撮影した1フレーム、すなわち、ぱちんこ盤面10の表面全体におけるすべての遊技球の候補の座標を特定したことになる。
遊技球検出判定部901は、特定したぱちんこ盤面10の表面全体におけるすべての遊技球の候補の座標の情報を動体判定部902に出力する。
動体判定部902は、ぱちんこ盤面10の表面全体におけるすべての遊技球の候補の座標の情報を受けると、遊技球が発射されているか否かを判定する(ステップS4)。
具体的には、例えば、動体判定部902は、弾球制御部905が遊技者の操作(例えば、遊技者がハンドルをひねる操作)に応じて遊技球をぱちんこ盤面10の表面に弾き出す制御を行っているか否かの情報を弾球制御部905から取得する。動体判定部902は、弾球制御部905が遊技者の操作に応じて遊技球をぱちんこ盤面10の表面に弾き出す制御を停止してから(すなわち、遊技者がハンドルをひねる操作を停止してから)所定の時間が経過したか否かを判定する。ここで、所定の時間とは、弾き出された遊技球がぱちんこ盤面10の表面を通過して盤面上に存在しなくなる時間である。動体判定部902は、弾球制御部905が遊技者の操作に応じて遊技球をぱちんこ盤面10の表面に弾き出す制御を停止してから所定の時間が経過したと判定した場合、遊技球が発射されていないと判定する。また、動体判定部902は、弾球制御部905が遊技者の操作に応じて遊技球をぱちんこ盤面10の表面に弾き出す制御を停止してから所定の時間が経過していないと判定した場合、遊技球が発射されていると判定する。
具体的には、動体判定部902は、ぱちんこ盤面10の表面の1フレームの画像における候補のうちの第1の遊技球の候補の座標の各画素と、1つ前のフレームの画像における第1の遊技球の座標と同一の座標の各画素の輝度を比較する。動体判定部902は、比較した結果、輝度の差が所定のしきい値以下である場合、その候補の座標に遊技球は存在しないと判定する。また、動体判定部902は、比較した結果、輝度の差が所定のしきい値を超える場合、その候補の座標に遊技球が存在する可能性があると判定する。
具体的には、マスク判定部903は、記憶部906が記憶するぱちんこ盤面10の表面において動かない部分が撮影された1フレームの画像を読み出す。マスク判定部903は、第1の遊技球の候補の座標の各画素と、読み出したぱちんこ盤面10の表面において動かない部分が撮影された1フレームの画像におけるその候補の遊技球の座標と同一の座標の各画素の輝度を比較する。マスク判定部903は、比較した結果、輝度の差が所定のしきい値以下である場合、その候補の座標がぱちんこ盤面10の表面において動かない部分である、すなわち、その候補の座標に遊技球は存在しないと判定する。また、マスク判定部903は、比較した結果、輝度の差が所定のしきい値を超える場合、その候補の座標がぱちんこ盤面10の表面において動かない部分ではない、すなわち、その候補の座標に遊技球が存在すると判定する。
例えば、演出表示制御部907は、プロジェクタ50に対して、座標送信部904から受信するマスク判定部903が1フレーム前の画像において遊技球が存在すると判定した座標に炎の画像を映し出す制御を行う。演出表示制御部907は、プロジェクタ50に対して、数フレームの画像において遊技球が存在すると判定した座標に炎の画像を映し出す制御を連続して行う。演出表示制御部907がこのような制御を行った場合、プロジェクタスクリーン30には、図4で示したような遊技球が移動した残像が表示される。
また、例えば、演出表示制御部907は、液晶表示制御部60に対して、マスク判定部903が1フレーム前の画像において遊技球が存在すると判定した座標に応じた画像(例えば、スタートチャッカに近辺に遊技球が存在する場合に遊技球がスタートチャッカに入りそうになる画像を表示する)を映し出す制御を行う。
演出表示制御部907は、ステップS2の処理に戻す。
本発明の第1の実施形態によるぱちんこ1は、照射部70と、カメラ80(撮影部)と、遊技球座標特定部90a(位置検出部)と、を備える。照射部70は、ぱちんこ1の盤面に赤外線を照射する。カメラ80は、ぱちんこ1の盤面を移動する遊技球を、可視光線を除外するフィルタを通して撮影する。遊技球座標特定部90aは、カメラ80が撮影した画像を用いて遊技球のぱちんこ1の盤面における位置を検出する。
このようにすれば、ぱちんこ1は、遊技機の盤面において、遊技球の位置を特定することができる。
本発明の実施形態による最小構成のぱちんこ1は、図6に示すように、照射部70と、カメラ80(撮影部)と、遊技球座標特定部90a(位置検出部)と、を備える。
カメラ80は、ぱちんこ1の盤面を移動する遊技球を、可視光線を除外するフィルタを通して撮影する。
遊技球座標特定部90aは、カメラ80が撮影した画像を用いて遊技球のぱちんこ1の盤面における位置を検出する。
コンピュータ5は、図7に示すように、CPU6、メインメモリ7、ストレージ8、インターフェース9を備える。
例えば、上述のぱちんこ1、制御装置90、その他の制御装置のそれぞれは、コンピュータ5に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ8に記憶されている。CPU6は、プログラムをストレージ8から読み出してメインメモリ7に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU6は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ7に確保する。
5・・・コンピュータ
6・・・CPU
7・・・メインメモリ
8・・・ストレージ
9・・・インターフェース
10・・・ぱちんこ基盤
20・・・上皿部
30・・・プロジェクタスクリーン
40・・・液晶パネル
50・・・プロジェクタ
60・・・液晶表示制御部
70・・・照射部
80・・・カメラ(撮影部)
90・・・制御装置
90a・・・遊技球座標特定部(位置検出部)
90b・・・演出部
901・・・遊技球検出判定部
902・・・動体判定部
903・・・マスク判定部
904・・・座標送信部
905・・・弾球制御部
906、908・・・記憶部
907・・・演出表示制御部
Claims (7)
- 自遊技機の盤面に不可視光線を照射する照射部と、
前記盤面を移動する遊技球を、可視光線を除外するフィルタを通して撮影する撮影部と、
前記撮影部が撮影した画像を用いて前記遊技球の前記盤面における位置を検出する位置検出部と、
を備える遊技機。 - 前記撮影部が撮影した前記盤面の画像と、予め記憶した前記遊技球の画像とに基づいて、前記盤面において前記遊技球が存在する候補を特定する遊技球検出判定部、
を備える請求項1に記載の遊技機。 - 前記遊技球検出判定部は、
前記撮影部が撮影した前記盤面の画像と予め記憶した前記遊技球の画像の輝度に基づいて、前記盤面において前記遊技球が存在する候補を特定する、
請求項2に記載の遊技機。 - 前記盤面の1フレームの画像における前記遊技球が存在する候補の座標の各画素と、1フレームの1つ前のフレームの画像における前記遊技球が存在する候補の座標と同一の座標の各画素の輝度を比較し、当該比較の結果に基づいて、前記遊技球が存在する候補の座標に前記遊技球が存在する可能性があるか否かを判定する動体判定部、
を備える請求項1から請求項3の何れか一項に記載の遊技機。 - 前記遊技球が存在する候補の座標の各画素と、前記盤面において動かない部分の画像における前記遊技球が存在する候補の座標と同一の座標の各画素の輝度を比較し、当該比較の結果に基づいて、前記遊技球が存在する候補の座標に前記遊技球が存在するか否かを判定するマスク判定部、
を備える請求項1から請求項4の何れか一項に記載の遊技機。 - 自遊技機の盤面に不可視光線を照射する照射部と、前記盤面を移動する遊技球を、可視光線を除外するフィルタを通して撮影する撮影部と、を備える遊技機であって、
前記撮影部が撮影した画像を用いて前記遊技球の前記盤面における位置を検出することと、
を含む遊技機の制御方法。 - 自遊技機の盤面に不可視光線を照射する照射部と、前記盤面を移動する遊技球を、可視光線を除外するフィルタを通して撮影する撮影部と、を備える遊技機のコンピュータに、
前記撮影部が撮影した画像を用いて前記遊技球の前記盤面における位置を検出することと、
を実行させるプログラム。
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- 2017-03-07 JP JP2017042665A patent/JP6892106B2/ja active Active
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