JP2018143016A - 受電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給電装置と受電装置とがUSBケーブルを介して接続されている限り、受電装置側のVBUS端子に接続された負荷によってリーク電力が消費される。【解決手段】受電装置を、給電装置と接続される接続端子の状態を切り替える切替手段と、所定の条件が満たされるか否かを判定する判定手段と、所定の条件が満たされると判定されると、切替手段を切替制御することにより、給電装置からの電力受給の有無を制御する制御手段とを備える構成とする。【選択図】図1

Description

本発明は、受電装置に関する。
給電装置から受電装置に電力を供給するインタフェースとしてUSB(Universal Serial Bus)が知られている。例えば特許文献1に、この種の受電装置の具体的構成が記載されている。
特許文献1に記載の受電装置は、給電装置からの供給電力が動作電力以上である場合に、供給電力のうちの余剰電力をバッテリに充電し、供給電力が動作電力未満である場合に、動作電力に対する不足分(不足電力)をバッテリから放電するよう構成されている。
特開2015−176443号公報
特許文献1に記載の構成では、例えば、給電装置からの供給電力によって受電装置のバッテリの充電が完了した後も、給電装置から受電装置にVBUSラインを介して電源電圧(5V)が常時出力されている。そのため、給電装置と受電装置とがUSBケーブルを介して接続されている限り、受電装置側のVBUS端子に接続された負荷によってリーク電力が消費されるという問題が指摘される。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、給電装置と受電装置とが接続された状態であってもリーク電力の発生を抑制することが可能な受電装置を提供することである。
本発明の一実施形態に係る受電装置は、給電装置と接続される接続端子の状態を切り替える切替手段と、所定の条件が満たされるか否かを判定する判定手段と、所定の条件が満たされると判定されると、切替手段を切替制御することにより、給電装置からの電力受給の有無を制御する制御手段とを備える。
本発明の一実施形態によれば、給電装置と受電装置とが接続された状態であってもリーク電力の発生を抑制することが可能な受電装置が提供される。
本発明の一実施形態に係る電力供給システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る給電装置にて実行される電力供給に関するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施形態に係る受電装置にて実行されるリーク電力削減処理のフローチャートを示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る電力供給システムについて図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電力供給システム1の構成を示すブロック図である。電力供給システム1は、少なくとも2台の機器から構成される。図1の例では、電力供給システム1は、機器10及び機器20から構成される。
電力供給システム1を構成する機器10、20は、機器同士の通信の結果に応じて電力供給や電力受給を行うことができるものであり、例示的には、USB−PD(Power Delivery)に対応した機器である。
機器10、20の具体例としては、デジタル一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラ、コンパクトデジタルカメラ、ビデオカメラ、監視カメラ、カムコーダ、デスクトップPC、ノートPC、タブレット端末、PHS(Personal Handy phone System)、スマートフォン、スマートウォッチ、フィーチャフォン、ゲーム機、音楽プレイヤ、TV、カーナビゲーション、プロジェクタ、プリンタやストレージ等の各種周辺機器、ストロボ、GPSユニット、外付けファインダ等の各種アクセサリ等が挙げられる。
機器10、20はデュアルロールデバイスであるため、給電装置(プロバイダ)にも受電装置(コンシューマ)にもなり得る。本実施形態では、便宜上、機器10を、機器20に電力を供給する給電装置とし、機器20を、機器10より電力を受給する受電装置として説明を行う。以下、機器10を「給電装置10」と記し、機器20を「受電装置20」と記す。また、本実施形態では、便宜上、機器特有の構成(例えば、デジタル一眼レフカメラでは固体撮像素子や撮影レンズ、PCではモニタディスプレイやHDD、ストロボでは閃光ランプやトリガ回路等)や、ハウジング等の一般的な構成であって、説明を省略しても差し支えないものについては、その図示及び説明を適宜省略又は簡略する。
なお、機器10、20はデュアルロールデバイスでなく、例えば、機器10がプロバイダのみの機能を有し、機器20がコンシューマのみの機能を有する構成としてもよい。
図1に示されるように、給電装置10は、CPU(Central Processing Unit)100、電源回路110、バッテリ120(充電式電池)、USBコネクタ130、メモリ140及びUI(User Interface)150を備えている。
UI150には、電源スイッチやモード設定スイッチなど、ユーザが給電装置10を操作するための各種の操作手段が含まれる。一例として、ユーザにより電源スイッチが押されると、電源回路110が給電装置10の各部に電源を供給する。なお、電源回路110への電力供給源は、例えばバッテリ120や商用電源である。給電装置10は、基本的にバッテリ120からの供給電力で動作するが、商用電源に接続されたときには、商用電源からの供給電力による動作に切り替わる。
CPU100は、メモリ140にアクセスして制御プログラムを読み出してワークエリアにロードし、ロードされた制御プログラムを実行することにより、給電装置10全体の制御を統括的に行う。
USBコネクタ130は、USB−PD規格に準拠したコネクタであり、例えばUSB Type−Cコネクタである。USBコネクタ130にはUSBケーブル30の一端が接続される。USBケーブル30は、USB−PD規格に準拠したケーブルであり、例えばUSB Type−Cケーブルである。
図1に示されるように、受電装置20は、CPU200、コントロールIC(Integrated Circuits)210、バッテリ220(充電式電池)、USBコネクタ230及びAC(Alternating Current)アダプタ240を備えている。なお、受電装置20については、便宜上、給電装置10と重複する部分の説明を適宜簡略又は省略する。
受電装置20が例えばデジタル一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラ等の撮影装置である場合、CPU200は、レリーズスイッチが押されると、AE制御及びAF制御に基づいて適正な露出及びピントでの撮像処理を実行し、撮影画像データを生成して記録する。
受電装置20には、給電装置10以外の電力供給源として、バッテリ220及びACアダプタ240(商用電源)がある。受電装置20には、システム電源VSYSへの電力供給源を選択できるようにスイッチS1〜S3が設けられている。スイッチS1がオンされているときには、給電装置10(後述するVBUS端子P10)からシステム電源VSYSへの電力供給が可能となる。スイッチS2がオンされているときには、バッテリ220からシステム電源VSYSへの電力供給が可能となる。スイッチS3がオンされているときには、ACアダプタ240からシステム電源VSYSへの電力供給が可能となる。
USBコネクタ230は、USB−PD規格に準拠したコネクタであり、例えばUSB Type−Cコネクタである。USBコネクタ230にはUSBケーブル30の他端が接続されている。
USBケーブル30内には、電力供給ラインとして、給電装置10のVBUS端子P10と受電装置20のVBUS端子P20とを接続するVBUSライン及び給電装置10のGND端子P12と受電装置20のGND端子P22とを接続するGNDラインが設けられている。また、USBケーブル30内には、機器間の接続を認識するためのラインとして、給電装置10のcc(Configuration Channel)端子P14と受電装置20のcc端子P24とを接続するccラインが設けられている。また、USBケーブル30内には、給電装置10の通信端子(D+、D−)P16と受電装置20の通信端子(D+、D−)P26とを接続するデータ通信ラインが設けられている。そのため、受電装置20は、USBケーブル30を介して接続された給電装置10から電力を受給することができ、また、給電装置10との間で相互通信を行うことができる。なお、D+端子とD−端子は別々の端子であるが、ここでは便宜上1つの端子として示している。
cc端子P14(接続端子)は、給電装置10がデュアルロールデバイスであることから、cc端子P14とプルアップ抵抗及びプルダウン抵抗との間に設けられた切替スイッチの動作により、一方の抵抗に周期的かつ交互に接続される。cc端子P24(接続端子)も同じく、受電装置20がデュアルロールデバイスであることから、cc端子P24とプルアップ抵抗及びプルダウン抵抗との間に設けられた切替スイッチの動作により、一方の抵抗に周期的かつ交互に接続される。なお、受電装置20において、プルアップ抵抗及びプルダウン抵抗並び切替スイッチは、コントロールIC210内に実装されている。
各装置においてcc端子とプルアップ/プルダウン抵抗との接続が周期的かつ交互に切り替わるため、給電装置10と受電装置20とがUSBケーブル30を介して接続されたタイミングにより、プロバイダ(電力を供給するソース機能を持つデバイスであり、cc端子がプルアップ抵抗に接続されたもの)とコンシューマ(電力を受給するシンク機能を持つデバイスであり、cc端子がプルダウン抵抗に接続されたもの)とが暫定的に決まる。暫定的に決まったプロバイダとコンシューマは、任意に入れ替えることができる。ここでは、上述した通り、機器10がプロバイダ(給電装置)に設定され、機器20がコンシューマ(受電装置)に設定される前提で説明を行う。
[電力供給に関する給電装置10側の処理]
図2は、CPU100により実行される電力供給に関するフローチャートである。本フローチャートは、例えば、給電装置10の電源がオンされると実行が開始され、給電装置10の電源がオフされると実行が終了する。
[図2のS11(Hi−Zの設定)]
本処理ステップS11では、VBUS端子P10がハイインピーダンス(Hi−Z)状態に設定される。
[図2のS12(コンシューマの接続検知)]
CPU100は、cc端子P14を常時モニタしている。本処理ステップS12では、cc端子P14のモニタ結果に基づいてコンシューマ(受電装置20)の接続が検知されたか否かが判定される。USBケーブル30を介して給電装置10に受電装置20が接続されると、各装置のプルアップ抵抗及びプルダウン抵抗による分圧によってcc端子P14の電位が変化する。これにより、受電装置20の接続が検知される。
[図2のS13(VBUS端子P10への出力)]
本処理ステップS13は、処理ステップS12(コンシューマの接続判定)にて受電装置20の接続が検知されたと判定された場合(S12:YES)に実行される。本処理ステップS13では、VBUS端子P10に電源電圧(5V)が出力される。
[図2のS14(ネゴシエーション)]
本処理ステップS14では、受電装置20との間でネゴシエーションが実行される。
例示的には、給電装置10は、受電装置20に対して給電能力(Capability)を通知する。給電能力(Capability)を受けた受電装置20は、給電能力(Capability)にて通知された複数種類のプロファイル(供給電圧と供給電流の組合せ)の中から1つのプロファイルを選択し、選択されたプロファイルの給電要求(Request)を給電装置10に返す。給電要求(Request)を受けた給電装置10は、給電要求(Request)に従った給電許可(Accept)及び給電準備完了(PS_RDY)を受電装置20に通知する。VBUS端子P10への出力電圧は、給電要求(Request)に従って5Vから適宜変更される。ネゴシエーションが完了すると、給電装置10から受電装置20に給電要求(Request)に従った電力が供給される。
[図2のS15(コンシューマの接続検知)]
本処理ステップS15では、cc端子P14のモニタ結果に基づいて受電装置20の接続が検知されたか否かが判定される。本処理ステップS15にて受電装置20の接続が検知されない場合(S15:NO)、受電装置20が給電装置10から外れている。そのため、VBUS端子P10が再度ハイインピーダンス状態に戻される(処理ステップS11)。本処理ステップS15にて受電装置20の接続が検知されている限り(S15:YES)、VBUS端子P10への出力電圧のレベルは維持される。
ここで、受電装置20のVBUS端子P20には、負荷回路Z1及びZ2が接続されている。受電装置20は、給電装置10以外の電力供給源(バッテリ220及びACアダプタ240)によっても動作することができる。そのため、USBケーブル30を介して給電装置10と受電装置20とが接続された状態では、受電装置20が給電装置10以外の電力供給源によって動作している場合であっても、VBUSラインを介して給電装置10のVBUS端子P10と接続された負荷回路Z1及びZ2によってリーク電力が消費される状態が継続する。
そこで、本実施形態では、次に説明されるリーク電力削減処理を実行することにより、USBケーブル30を介して給電装置10と受電装置20とが接続された状態であっても、負荷回路Z1及びZ2によるリーク電力の消費が抑制される(消費が無くなる)。
[リーク電力削減処理]
図3に、CPU200により実行されるリーク電力削減処理をフローチャートにより示す。リーク電力削減処理は、例えば、受電装置20の電源がオンされたときに実行が開始され、給電装置10の電源がオフされると実行が終了する。
[図3のS21(スイッチS4のオン)]
受電装置20には、cc端子P24とコントロールIC210との間にスイッチS4(切替手段)が設けられている。本処理ステップS21では、スイッチS4がオンされる。スイッチS4が既にオンされている場合にはオン状態が維持される。これにより、コントロールIC210は、cc端子P24をモニタし、モニタ結果に基づいてプロバイダ(給電装置10)の接続を検知することができる。また、給電装置10は、cc端子P14のモニタ結果に基づいて受電装置20の接続を検知することができる。
[図3のS22(プロバイダの接続検知)]
本処理ステップS22では、cc端子P24のモニタ結果に基づいてプロバイダ(給電装置10)の接続が検知されたか否かが判定される。USBケーブル30を介して給電装置10に受電装置20が接続されると、各装置のプルアップ抵抗及びプルダウン抵抗による分圧によってcc端子P24の電位が変化する。これにより、給電装置10の接続が検知される。給電装置10から受電装置20には、VBUSラインを介して電源電圧(5V)が入力される。
[図3のS23(ネゴシエーション)]
本処理ステップS23は、処理ステップS22(プロバイダの接続検知)にて給電装置10の接続が検知されたと判定された場合(S22:YES)に実行される。本処理ステップS23では、給電装置10との間で上述したネゴシエーションが実行される。ネゴシエーションが完了すると、給電装置10から受電装置20に給電要求(Request)に従った電力が供給される。
[図3のS24(所定の条件の判定)]
本処理ステップS24では、所定の条件が満たされるか否かが判定される。下記に、所定の条件を例示する。
《所定の条件例1》
バッテリ220が満充電となっていること(給電装置10又は商用電源からの受給電力によって満充電に達した、もともと満充電だった、の何れも含む)
《所定の条件例2》
CPU200は、給電装置10以外の電力供給源(バッテリ220及びACアダプタ240)の状態を監視している。本条件例2では、CPU200は、バッテリ220及びACアダプタ240による電力受給が可能になったことを検知すると、所定の条件が満たされたと判定する。例示的には、CPU200は、バッテリ220の充電率が一定値以上に達した(又は達している)場合や、ACアダプタ240が商用電源に接続された(又は接続されている)場合に、所定の条件が満たされたと判定する。
本処理ステップS24は、所定の条件が満たされると判定されるまで繰り返し実行される。その間、給電装置10から受電装置20には、給電要求(Request)に従った電力が供給され続ける。
[図3のS25(給電装置10以外の電力供給源で動作)]
本処理ステップS25は、処理ステップS24(所定の条件の判定)にて所定の条件が満たされると判定された場合(S24:YES)に実行される。本処理ステップS25では、給電装置10から、給電装置10以外の電力供給源(バッテリ220又はACアダプタ240)より受給した電力での動作に切り替えられる。受電装置20は、商用電源接続時にはACアダプタ240より受給した電力で動作し、商用電源非接続時にはバッテリ220より受給した電力で動作する。
[図3のS26(スイッチS4のオフ)]
本処理ステップS26では、スイッチS4がオフされる。これにより、cc端子P24が受電装置20内の後段回路(プルアップ抵抗及びプルダウン抵抗)と切断される。
cc端子P24がプルアップ抵抗及びプルダウン抵抗と切断されると、給電装置10は、cc端子P24を認識することができなくなる。そのため、給電装置10は、USBケーブル30を介した受電装置20との接続が外されたと判定し、VBUS端子P10をハイインピーダンス(Hi−Z)状態に設定する。すなわち、VBUS端子P10への出力がオフされるため、負荷回路Z1及びZ2によるリーク電力の消費が無くなる。
このように、本処理ステップS26の実行により、cc端子P24が給電装置10から見て接続となる接続状態(スイッチS4がオンされているときのcc端子P24の状態)から、給電装置10から見て非接続となる非接続状態(スイッチS4がオフされているときのcc端子P24の状態)に切り替えることにより、給電装置10と受電装置20とが物理的にはUSBケーブル30を介して接続されているにも拘わらず、給電装置10から受電装置20への送電が停止される。これにより、負荷回路Z1及びZ2によるリーク電力の消費が無くなる。
[図3のS27(プロバイダの接続検知)]
本処理ステップS27では、スイッチS4のcc端子P24側がモニタされ、モニタ結果に基づいて給電装置10が接続されているか否かが判定される。本処理ステップS27にて給電装置10の接続が外されたと判定されると(S27:NO)、スイッチS4がオンされる(処理ステップS21)。このように、スイッチS4のオフ後にスイッチS4のcc端子P24側をCPU200によってモニタできる構成を採用することにより、例えば、USBケーブル30が一度外されて再度接続されたときにスイッチS4がオンしていないために給電装置10との接続が認識できなくなるという不具合が避けられる。
なお、CPU200は、データ通信ラインを介して給電装置10と通信を行うときには、VBUSラインによる電力供給が必須であることから、スイッチS4を必ずオンする(接続状態に制御する)。
USBコネクタ130及び230は、USB Type−Cコネクタであるため、相反する二つの向きでリバーシブルに接続可能となっている。リバーシブルな接続を可能とするため、USBコネクタ130、230の各コネクタには、cc端子が一対設けられている。一方の向きで接続されたときには、一方のccラインを介して一方のcc端子同士が接続され、他方の向きで接続されたときには、他方のccラインを介して他方のcc端子同士が接続される。そのため、受電装置20には、厳密には一対のcc端子の各々に対してスイッチS4が設けられている。図3のリーク電力削減処理にて制御対象となるスイッチS4は、給電装置10と接続されたcc端子に限られる。
以上が本発明の例示的な実施形態の説明である。本発明の実施形態は、上記に説明したものに限定されず、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。例えば明細書中に例示的に明示される実施形態等又は自明な実施形態等を適宜組み合わせた内容も本願の実施形態に含まれる。
上記の実施形態では、給電装置10以外の電力供給源として、2つの電力供給源(バッテリ220、ACアダプタ240)が備えられている。別の実施形態では、給電装置10以外の電力供給源は1つであってもよく、また、3つ以上あってもよい。
上記の実施形態では、USB−PD規格に準拠したUSBコネクタを例に取り説明したが、別の実施形態では、当該USBコネクタを、電力供給ラインの出力を接続端子の状態に応じて変更することができるIF規格に準拠した他のタイプのコネクタに置き換えてもよい。
上記の実施形態では、CPU200により、スイッチS4のcc端子P24側を常時(スイッチS4のオン時もオフ時も)モニタできる構成を採用することにより、図3の処理ステップS27(プロバイダの接続検知)の実行中、給電装置10の接続を検知可能としているが、別の実施形態では、CPU200に代えてコントロールIC210により、cc端子P24をモニタし、図3の処理ステップS27(プロバイダの接続検知)の実行中、給電装置10の接続を検知できるようにしてもよい。
かかる実施形態では、図3の処理ステップS27(プロバイダの接続検知)の実行中、スイッチS4が周期的にオン・オフされる。コントロールIC210は、定期的に(スイッチS4がオンされている期間中)cc端子P24をモニタし、モニタ結果に基づいて給電装置10の接続を検知することができる。
上述したように、コントロールIC210内には、プルアップ抵抗とプルダウン抵抗の一方に接続される切替スイッチが実装されている。この切替スイッチをスイッチS4と同様に制御することによっても、負荷回路Z1及びZ2によるリーク電力の消費を無くすことができる。
本例では、切替スイッチがプルダウン抵抗と接続されている状態がスイッチS4のオン状態に相当し、切替スイッチが何れの抵抗にも接続されていない状態がスイッチS4のオフ状態に相当する。前者の場合、cc端子P24がプルダウン抵抗と接続されているため、給電装置10から見て接続となる接続状態となる。後者の場合、cc端子P24がプルダウン抵抗から切断されているため、給電装置10から見て非接続となる非接続状態となる。本例では、スイッチS4が不要となるため、部品点数が削減される。
1 電力供給システム
10 給電装置
20 受電装置
30 USBケーブル
100 CPU
110 電源回路
120 バッテリ
130 USBコネクタ
140 メモリ
150 UI
200 CPU
210 コントロールIC
220 バッテリ
230 USBコネクタ
240 ACアダプタ
P10、P20 VBUS端子
P12、P22 GND端子
P14、P24 cc端子
P16、P26 通信端子
S1〜S4 スイッチ
Z1、Z2 負荷

Claims (8)

  1. 給電装置と接続される接続端子の状態を切り替える切替手段と、
    所定の条件が満たされるか否かを判定する判定手段と、
    前記所定の条件が満たされると判定されると、前記切替手段を切替制御することにより、前記給電装置からの電力受給の有無を制御する制御手段と、
    を備える、
    受電装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記所定の条件が満たされると判定されると、前記接続端子を、前記給電装置から見て接続となる接続状態から該給電装置から見て非接続となる非接続状態に切り替えることにより、該給電装置からの送電を停止させる、
    請求項1に記載の受電装置。
  3. 前記接続端子に対する前記給電装置の接続を監視する第一の監視手段
    を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記第一の監視手段による監視結果に基づいて前記接続端子から前記給電装置が外されたことを検知すると、前記切替手段を前記接続状態に制御する、
    請求項2に記載の受電装置。
  4. 前記第一の監視手段は、
    前記接続端子に対する前記給電装置の接続を常時又は定期的に監視する、
    請求項3に記載の受電装置。
  5. 複数の前記接続端子を備えており、
    前記制御手段は、
    前記給電装置と接続された接続端子の状態のみを前記切替手段を用いて切替制御する、
    請求項4に記載の受電装置。
  6. 充電式電池
    を更に備え、
    前記所定の条件は、
    前記充電式電池が満充電となっていることである、
    請求項2から請求項5の何れか一項に記載の受電装置。
  7. 前記給電装置とは別の給電手段の状態を監視する第二の監視手段
    を更に備え、
    前記所定の条件は、
    前記第二の監視手段により、前記別の給電手段による電力受給が可能になったことが検知されたことである、
    請求項2から請求項5の何れか一項に記載の受電装置。
  8. 前記給電装置と通信する通信手段
    を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記通信手段による前記給電装置との通信時には前記接続端子を接続状態に制御する、
    請求項2から請求項7の何れか一項に記載の受電装置。
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