JP2018142629A - 部品実装方法および部品実装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】はみ出し部を有する基板であっても精度良く作業位置に位置決めすることができる部品実装方法および部品実装装置を提供することを目的とする。【解決手段】基板を搬送する基板搬送工程(ST1)と、基板搬送路により搬送される基板の端部、又は基板に装着された部品の基板の端部から外方にはみ出したはみ出し部の端部を検出する端部検出工程(ST2)と、基板の端部からはみ出し部の端部までの距離であるはみ出し量と、はみ出し量に対応する送り補正量とに基づいて、はみ出し部の端部からさらに基板を搬送させる送り量を算出する送り量算出工程(ST4)と、端部検出工程(ST2)において、基板の端部が検出されたときには(ST3においてNo)、そのまま基板搬送路の作動を停止させ、はみ出し部の端部が検出されたときには(ST3においてYes)、送り量だけ基板搬送路を作動させたうえで停止させる基板位置決め工程(ST5)を含む。【選択図】図8

Description

本発明は、作業位置に位置決めした基板に部品を装着する部品実装方法および部品実装装置に関するものである。
作業位置に位置決めした基板に電子部品等の部品を装着する部品実装装置は、一対の搬送ベルトから成る基板搬送路を備えており、この基板搬送路により、基板の両端を下方から支持して基板の搬送及び位置決めを行う。このような基板搬送路による基板の位置決めは、基板の搬送方向と直交する方向に投光される検査光に、搬送される基板の基板搬送路に沿った方向の端部が達した状態を検出したときに、基板搬送路による基板の搬送動作を停止させて行われている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の部品実装装置では、コネクタ部品のように基板の端部から外方にはみ出して設けられる部品を装着した基板を搬送する場合は、部品のはみ出し部の端部が検査光に達した状態を検出すると、はみ出し部がはみ出した方向にはみ出し部のはみ出し量だけ基板がさらに移動するように基板搬送路を作動させたうえで基板の搬送動作を停止させる位置決めを行っている。
特開2011−91287号公報
しかしながら、特許文献1を含む従来技術では、はみ出し部を有する基板の位置決めを行う際に搬送される基板が搬送ベルトの動きに追随できずに基板と搬送ベルトの位置に誤差が生じる「すべり」などは考慮されておらず、位置決めされた基板に正規の作業位置からの位置ずれが発生して部品の装着品質が低下するおそれがあるというという問題点があった。また、すべり量は装置毎に異なっていたり、時間経過で変わったりする場合もあり、このような場合にも基板の位置ずれを防止して部品の装着品質を維持させるという課題があった。
そこで本発明は、はみ出し部を有する基板であっても精度良く作業位置に位置決めすることができる部品実装方法および部品実装装置を提供することを目的とする。
本発明の部品実装方法は、基板搬送路により基板を下方から支持して搬送する基板搬送工程と、前記基板搬送路により搬送される基板の基板搬送路に沿った方向の基板の端部、又は基板に装着された部品の前記基板の端部から外方にはみ出したはみ出し部の端部を検出する端部検出工程と、前記基板の端部から前記はみ出し部の端部までの距離であるはみ出し量と、前記はみ出し量に対応する送り補正量とに基づいて、前記はみ出し部の端部からさらに基板を搬送させる送り量を算出する送り量算出工程と、前記端部検出工程において、前記基板の端部が検出されたときにはそのまま基板搬送路の作動を停止させ、基板に装着された部品の前記はみ出し部の端部が検出されたときには、前記送り量だけそのはみ出し部がはみ出した方向に基板が移動するように基板搬送路を作動させたうえで停止させる基板位置決め工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の部品実装装置は、基板を下方から支持して搬送する基板搬送路と、前記基板搬送路により搬送される基板の基板搬送路に沿った方向の基板の端部、又は基板に装着された部品の前記基板の端部から外方にはみ出したはみ出し部の端部を検出する端部検出部と、前記基板の端部から前記はみ出し部の端部までの距離であるはみ出し量と、前記はみ出し量に対応する送り補正量とを記憶する記憶部と、記憶された前記はみ出し量と前記送り補正量に基づいて、前記はみ出し部の端部からさらに基板を搬送させる送り量を算出する送り量算出部と、前記端部検出部により、前記基板の端部が検出されたときにはそのまま基板搬送路の作動を停止させ、基板に装着された部品の前記はみ出し部の端部が検出されたときには、前記送り量だけそのはみ出し部がはみ出した方向に基板が移動するように基板搬送路を作動させたうえで停止させる基板位置決め制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、はみ出し部を有する基板であっても精度良く作業位置に位置決めすることができる。
本発明の一実施の形態の部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置が備える基板搬送路の構成説明図 (a)(b)本発明の一実施の形態の部品実装装置によって部品が実装されるはみ出し部を有する基板の例を示す図 本発明の一実施の形態の部品実装装置が備える基板認識カメラによって撮像された基板マークの画像の例を示す図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の部品実装装置が備える基板搬送路によって搬送されるはみ出し部を有する基板のはみ出し量と送り補正量の関係の例を示す図 本発明の一実施の形態の部品実装装置による実装基板の製造方法を示すフロー図 (a)(b)本発明の一実施の形態の部品実装装置によるはみ出し部を有しない基板に対する基板位置決め工程の説明図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態の部品実装装置によるはみ出し部を有する基板に対する基板位置決め工程の説明図
以下に図面を用いて、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。以下で述べる構成、形状等は説明のための例示であって、部品実装装置の仕様に応じ、適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において対応する要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図1、及び後述する一部では、水平面内で互いに直交する2軸方向として、基板搬送方向のX方向(図1における左右方向)、基板搬送方向に直交するY方向(図1における上下方向)が示される。図2、及び後述する一部では、水平面と直交する高さ方向としてZ方向(図2における上下方向)が示される。Z方向は、部品実装装置が水平面上に設置された場合の上下方向である。
まず図1、図2を参照して、部品実装装置1の全体構成を説明する。図1において、基台2の上面には基板搬送路3がX方向に配設されている。基板搬送路3は上流側装置から受け渡された基板Bを搬送して、以下に説明する部品実装機構による作業位置に位置決めして保持する。基板搬送路3の両側方には、部品供給部4が配置されている。部品供給部4には、複数のテープフィーダ5が並設して装着されている。テープフィーダ5は、部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、部品実装機構を構成する移載ヘッド8への供給位置に部品を位置させる。
基台2の上面におけるX方向の一端部には、Y軸ビーム6がY方向に沿って水平に配設されている。Y軸ビーム6には1対のX軸ビーム7がY方向にスライド自在に装着されている。X軸ビーム7はY軸ビーム6が備えたリニア駆動機構によりY方向に駆動される。それぞれのX軸ビーム7には、移載ヘッド8がX方向にスライド自在に装着されている。移載ヘッド8は複数のノズルユニット9を備えており、X軸ビーム7が備えたリニア駆動機構によりX方向に駆動される。
Y軸ビーム6、X軸ビーム7、移載ヘッド8を駆動することにより、移載ヘッド8はノズルユニット9に設けられた吸着ノズル9a(図2参照)によって部品供給部4に配置されたテープフィーダ5から部品D(図2参照)を真空吸引して取り出し、基板Bの上方に移動して部品Dを基板Bの実装位置に搭載する。上記構成において、Y軸ビーム6、X軸ビーム7は、移載ヘッド8を水平方向(X方向、Y方向)に移動させるヘッド移動機構10を構成する。また、Y軸ビーム6、X軸ビーム7、移載ヘッド8は、部品実装機構を構成する。
図1において、基台2において基板搬送路3とそれぞれの部品供給部4との間には、部品認識カメラ11が配設されている。部品供給部4から部品Dを取り出した移載ヘッド8が部品認識カメラ11の上方を移動することにより、部品認識カメラ11は移載ヘッド8に装着された吸着ノズル9aに保持された状態の部品Dを撮像する。
移載ヘッド8が取り付けられた結合プレート8aには、X軸ビーム7の下面側に位置して、移載ヘッド8と一体的に移動する基板認識カメラ12が撮像方向を下向きにした姿勢で配設されている。基板認識カメラ12は、移載ヘッド8を基板搬送路3の作業位置に位置決めされた基板Bの上方に移動して、基板B上の対角の位置に形成された基板マークMなどを撮像する。すなわち、基板認識カメラ12は、作業位置に位置決めされた基板Bに形成された基板マークMを撮像するカメラとなる。
部品認識カメラ11、基板認識カメラ12によって取得された撮像データを認識処理することにより、移載ヘッド8において吸着ノズル9aに保持された状態の部品Dの位置ずれや、基板搬送路3に保持された基板Bの位置ずれを検出することができる。部品実装機構による部品実装動作においては、これらの位置ずれを加味して移載ヘッド8の位置が補正される。
次に図2、図3を参照して、基板搬送路3の構成について説明する。基板搬送路3は、X方向に延伸する一対の板状部材13の内側に搬送モータ14で駆動される一対の搬送ベルト15をそれぞれ備えている。搬送モータ14を駆動することにより、基板搬送路3は、一対の搬送ベルト15で基板Bを下方から支持してX方向に搬送する。
一対の板状部材13には、一対の搬送ベルト15によって搬送される基板Bの搬送方向(X方向)と直交する水平面内方向(Y方向)に、一対の搬送ベルト15の幅方向(Y方向)の両端部を含むように投光器16と受光器17が取り付けられている。投光器16は検査光Lを投光し、受光器17は、投光器16が投光する検査光Lを受光する。投光器16と受光器17は、一対の搬送ベルト15が搬送する基板Bにおける搬送方向の先頭部分である基板の端部Btを含む領域によって、投光された検査光Lの少なくとも一部が遮光される位置に設定されている。
図2において、投光器16と受光器17は、部品実装装置1が備える制御装置21に接続されており、制御装置21が備える内部処理部である端部検出処理部21bによって制御されている。より具体的には、端部検出処理部21bは、投光器16を制御して検査光Lを投光させ、受光器17の受光信号を受信する。そして端部検出処理部21bは、受光器17が受光した検査光Lの受光量の変化に基づいて、基板の端部Btが検査光Lに達したことを検出する。このように、投光器16、受光器17、端部検出処理部21bは、基板搬送路3により搬送される基板Bの基板搬送路3に沿った方向(X方向)の基板の端部Btを検出する端部検出部を構成する。
なお、端部検出部は、上下方向(Z方向)に配置した投光器16と受光器17によって基板の端部Btを検出する構成であってもよい。すなわち端部検出部は、基板搬送路3による基板Bの搬送方向(X方向)と直交する方向(Y方向およびZ方向を含む)に検査光Lを投光して基板の端部Btを検出する(図9(b)参照)。また、端部検出部は、投光器16と、投光器16が投光した検査光Lが基板の端部Btで反射する反射光を受光する受光器を備え、反射光の有無により基板の端部Btを検出する構成であってもよい。
ここで図4を参照して、コネクタ部品などのはみ出し部品Sが基板の端部Btより外方にはみ出して装着された、はみ出し部を有する基板B(以下、「はみ出し基板Ba」と称す。)について説明する。部品実装装置1は、はみ出し基板Baも部品Dの実装対象とする。図4(a)、図4(b)において、はみ出し基板Baには、X方向の基板の端部Btの一部を上方から覆うようにはみ出し部品Sが実装されている。
このはみ出し基板Baを基板搬送路3によって搬送させると、はみ出し基板Baに装着されたはみ出し部品Sの基板の端部Btから外方にはみ出した先頭部分であるはみ出し部の端部Stが、端部検出部によって検出される(図10(b)参照)。すなわち、端部検出部は、基板搬送路3による基板Bの搬送方向(X方向)と直交する方向に検査光Lを投光して基板の端部Bt、又ははみ出し部の端部Stを検出する。はみ出し基板Baにおいて端部検出部によって検出されるはみ出し部の端部Stは、基板Bに実装されたはみ出し部品Sの数、位置、形状などに依存する。そのため、はみ出し部の端部Stが複数ある場合やはみ出し部品Sの形状が複雑な場合は、必ずしも最も外方のはみ出し部の端部Stが検出されることはなく、その内側のはみ出し部の端部Stが検出されることもある。
次に図5を参照して、基板搬送路3により搬送されて作業位置に位置決めされた基板Bの基板マークMを基板認識カメラ12によって撮像した撮像画像に基づいて算出される、基板Bの位置ずれ量βについて説明する。基板Bが作業位置に位置決めされると(図9(b)、図10(c)参照)、制御装置21が備える実装制御部21a(図6参照)はヘッド移動機構10を制御して、基板マークの正規の位置Mc*に基板認識カメラ12の撮像中心が位置するように移載ヘッド8を水平方向に移動させる。基板マークの正規の位置Mc*は、正規の作業位置に位置決めされた基板B(位置ずれ量βがゼロ)における基板マークMの中心の位置Mcである。
図5に示す、基板認識カメラ12による基板マークMの撮像画像12aには、X方向の中心線12xとY方向の中心線12yが重ねて表示されている。X方向の中心線12xとY方向の中心線12yの交点が基板認識カメラ12の撮像中心12cであり、基板マークの正規の位置Mc*となる。この例では、作業位置に位置決めされた基板BはX方向に位置ずれしており、撮像された基板マークMの中心の位置Mcが基板マークの正規の位置Mc*から離れた(ずれた)距離が位置ずれ量βとなる。なお、便宜上、Y方向の位置ずれ量βはゼロとする。
制御装置21が備える位置ずれ量算出部21c(図6参照)は、基板認識カメラ12(カメラ)によって撮像された撮像画像12aに基づいて、作業位置に位置決めされた基板Bの基板マークの正規の位置Mc*からの位置ずれ量βを算出する。なお、基板Bに複数(ここでは2つ)の基板マークMが形成されている場合は、位置ずれ量算出部21cによって、それぞれの基板マークMの位置ずれ量βを算出し、その位置ずれ量βを演算(例えば平均値を算出)して位置ずれ量βとしてもよい。
次に図6を参照して、部品実装装置1の制御系の構成について説明する。部品実装装置1は、制御装置21、記憶部22、基板搬送路3、部品供給部4、移載ヘッド8、ヘッド移動機構10、部品認識カメラ11、基板認識カメラ12、投光器16、受光器17、入力部23、表示部24を備えている。
制御装置21はCPU機能を備える演算処理装置であり、内部処理機能として実装制御部21a、端部検出処理部21b、位置ずれ量算出部21c、送り量算出部21d、基板位置決め制御部21eを備えている。記憶部22は記憶装置であり、実装データ22a、送り補正量データ22b、位置ずれ量データ22c、送り量データ22dなどを記憶する。実装データ22aには、部品Dが実装される基板Bの材質、サイズ、重さ、基板Bにおける部品Dの実装位置、実装される部品Dの種類(部品名)、形状、はみ出し部品Sの実装位置、種類、形状、はみ出し量αなどの情報が含まれる。
実装制御部21aは、実装データ22a、位置ずれ量データ22cに含まれる位置ずれ量βに基づいて、部品供給部4、移載ヘッド8、ヘッド移動機構10を制御して、作業位置に位置決めされた基板Bへの吸着ノズル9aによる部品Dの実装を制御する。送り補正量データ22bには、はみ出し基板Baを基板搬送路3によって作業位置まで搬送する際に、端部検出部がはみ出し部の端部Stを検出した後、作業位置まで搬送させるために一対の搬送ベルト15を駆動させる送り量δを補正する送り補正量γが記憶されている。
ここで図7を参照して、送り補正量γについて説明する。基板搬送路3に搬送されている基板Bは、駆動されている搬送ベルト15で発生する振動や搬送ベルト15の経時劣化などに起因して、搬送ベルト15を駆動させた量(搬送ベルト15が走行する距離)と実際に基板が移動した量(移動距離)が一致しない「すべり」が発生することがある。送り補正量γは、はみ出し基板Baのはみ出し部の端部Stが端部検出部によって検出された後、はみ出し基板Baをはみ出し量αだけ移動させるために必要な補正量である。すなわち、送り量δは、はみ出し量αに送り補正量γが加算される(送り量δ=はみ出し量α+送り補正量γ)。
図7には、はみ出し量αと送り補正量γの関係をXYグラフで表した一例を示す。送り補正量γは、はみ出し基板Baの材質、サイズ、重さなどの他、移動距離(はみ出し量α)にも依存する。送り補正量γは、予め実験などで各種条件を変動させて求め、送り補正量データ22bに記憶されている。なお、送り補正量γは、生産する実装基板を変更する際にそのはみ出し基板Baで計測し、送り補正量データ22bに記憶するようにしてもよい。このように、記憶部22は、基板の端部Btからはみ出し部の端部Stまでの距離であるはみ出し量α(実装データ22a)と、はみ出し量αに対応する送り補正量γ(送り補正量データ22b)とを記憶している。
図6において、位置ずれ量データ22cには、位置ずれ量算出部21cによって算出された作業位置に位置決めされた基板B(又は、はみ出し基板Ba)の正規の作業位置からの位置ずれ量βが、算出された基板Bを特定する情報に紐付けられて記憶されている。送り量算出部21dは、記憶された実装データ22aに含まれるはみ出し量αと送り補正量データ22bに含まれる送り補正量γに基づいて、はみ出し部の端部Stからはみ出し基板Ba(基板B)をはみ出し量αだけ移動させるための搬送ベルト15の送り量δを算出する。
搬送されるはみ出し基板Baのすべり具合は、部品実装装置1が備える各部のばらつきや搬送ベルト15の摩耗によって変化する。そのため、予め設定される送り補正量γだけでは十分に補正ができず、基板Bの停止位置に位置ずれが発生することがある。そこで、送り量算出部21dは、はみ出し量αと送り補正量γ、及び位置ずれ量データ22cに記憶された前に位置決めされたはみ出し基板Ba(基板B)の位置ずれ量βに基づいて、送り量δを算出する(送り量δ=はみ出し量α+送り補正量γ+前の基板の位置ずれ量β)。算出された送り量δは、送り量データ22dとして記憶部22に記憶される。
なお、送り量δの算出で使用される「前の基板の位置ずれ量β」は、直前の1枚の基板Bの位置ずれ量βに限定されることはない。例えば、直近の10枚の基板Bの位置ずれ量βから最大値と最小値を除いた8枚分の平均値を「前の基板の位置ずれ量β」としてもよい。これにより、突発的な位置ずれの影響を除外することができる。
図6において、基板位置決め制御部21eは、送り量データ22dに含まれる送り量δに基づいて、基板搬送路3の搬送モータ14を制御して、基板B又ははみ出し基板Baを作業位置に停止させる基板位置決めを実行させる。より具体的には、はみ出し部品Sが実装されていない基板Bの場合、基板位置決め制御部21eは、端部検出部により、基板の端部Btが検出されたときにはそのまま基板搬送路3の作動を停止させる(図9(b)参照)。
また、はみ出し基板Baの場合、基板位置決め制御部21eは、基板Bに装着されたはみ出し部品Sのはみ出し部の端部Stが検出されたときには(図10(b)参照)、送り量δだけそのはみ出し部がはみ出した方向(X方向)に基板Bが移動するように基板搬送路3を作動させたうえで停止させる(図10(c)参照)。なお、基板Bにはみ出し部品Sが実装されているか否か(すなわち、基板Bであるか、はみ出し基板Baであるか)の判断は、実装データ22aに基づいて行われる。
図6において、入力部23は、キーボード、タッチパネル、マウスなどの入力装置であり、操作コマンドやデータ入力時などに用いられる。表示部24は液晶パネルなどの表示装置であり、入力部23による操作のための操作画面などの各種情報の他、基板認識カメラ12(カメラ)によって撮像された基板マークMの撮像画像などを表示する。
次に図8のフローに沿って、図9、図10を参照しながら、部品実装装置1による実装基板の製造方法(部品実装方法)について説明する。まず、基板位置決め制御部21eは搬送モータ14を制御して、部品実装装置1に搬入された基板B(又ははみ出し基板Ba)を基板搬送路3の搬送ベルト15により下方から支持して搬送(図9(a)の矢印a、図10(a)の矢印b)させる(ST1:基板搬送工程)。次いで端部検出部は、基板搬送路3により搬送される基板Bの基板搬送路3に沿った方向(X方向)の基板の端部Bt、又は基板Bに装着されたはみ出し部品Sの基板の端部Btから外方にはみ出したはみ出し部の端部Stを検出する(ST2:端部検出工程)(図9(b)、図10(b)参照)。
次いで送り量算出部21dは、端部検出部がはみ出し部の端部Stを検出している場合は(ST3においてYes)、基板の端部Btからはみ出し部の端部Stまでの距離であるはみ出し量αと、はみ出し量αに対応する送り補正量γとに基づいて、はみ出し部の端部Stからさらに基板Bを搬送させる送り量δを算出する(ST4:送り量算出工程)。
なお、送り量算出部21dは、位置ずれ量データ22cに前に位置決めされた基板Bの位置ずれ量βが記憶されている場合は、送り量算出工程(ST4)において、送り量算出部21dは、はみ出し量αと送り補正量γ、及び前に位置決めされた基板Bの位置ずれ量βに基づいて(矢印d)、送り量δを算出する。これによって、搬送ベルト15の摩耗や部品実装装置1のばらつきに起因する基板Bの停止位置の変動についても補正することができる。
なお、送り量算出部21dが送り量δの算出で使用しり「前に位置決めされた基板Bの位置ずれ量β」は、直前に位置決めされた1枚の基板Bの位置ずれ量βに限定されることはない。例えば、直近の10枚の基板Bの位置ずれ量βから最大値と最小値を除いた8枚分の平均値を「前に位置決めされた基板Bの位置ずれ量β」としてもよい。これにより、突発的な位置ずれの影響を除外することができる。
また送り量算出部21dは、端部検出部が基板の端部Btを検出している場合は(ST3においてNo)、送り量δは算出しない。次いで基板位置決め制御部21eは、端部検出工程(ST2)において、基板の端部Btが検出されたときには(ST3においてNo)、そのまま基板搬送路3の作動を停止させて基板Bの位置決めを行う。また基板位置決め制御部21eは、端部検出工程(ST2)において、基板Bに装着されたはみ出し部品Sのはみ出し部の端部Stが検出されたときには(ST3においてYes)、送り量δだけそのはみ出し部がはみ出した方向(X方向)に基板Bが移動するように基板搬送路3を作動させたうえで停止させて基板Bの位置決めを行う(ST5:基板位置決め工程)。
図9は、はみ出し部を有しない基板Bが作業位置に位置決めされる工程を示す。図9(a)において、基板搬送工程(ST1)において搬送(矢印a)される基板Bは、端部検出工程(ST2)において、基板の端部Btが端部検出部(投光器16、受光器17)によって検出される(図9(b))。そこで、基板位置決め工程(ST5)において、基板Bはそのまま停止する。これによって、基板Bが作業位置に位置決めされる。
図10は、はみ出し基板Baが作業位置に位置決めされる工程を示す。図10(a)において、基板搬送工程(ST1)において搬送(矢印b)されるはみ出し基板Baは、端部検出工程(ST2)において、はみ出し基板Baのはみ出し部の端部Stが端部検出部(投光器16、受光器17)によって検出される(図10(b))。そこで、基板位置決め工程(ST5)において、はみ出し基板Baは送り量δだけ移動(矢印c)して停止する(図10(c))。これによって、はみ出し基板Baが作業位置に位置決めされる。
図8において、次いで基板認識カメラ12(カメラ)により作業位置に位置決めされた基板B(又ははみ出し基板Ba)に形成された基板マークMが撮像される(ST6:基板マーク撮像工程)。次いで位置ずれ量算出部21cは、撮像された画像に基づいて、基板マークの正規の位置Mc*からの位置ずれ量βを算出する(ST7:位置ずれ量算出工程)。算出された位置ずれ量βは、位置ずれ量データ22cに記憶される。次いで実装制御部21aは、位置ずれ量算出工程(ST7)において算出された位置ずれ量βに基づいて(矢印e)、基板B(又ははみ出し基板Ba)に部品Dを実装する(ST8:部品実装工程)。
部品実装工程(ST8)において、予定の全ての部品Dの基板B(又ははみ出し基板Ba)への部品実装が終了すると、部品Dが実装された基板B(実装基板)が搬出されると共に、基板搬送工程(ST1)において次に部品実装対象となる基板B(又ははみ出し基板Ba)の搬入が開始される。
上記説明したように、本実施の形態の部品実装装置1は、基板Bを搬送する基板搬送路3と、基板の端部Bt、又ははみ出し基板Baのはみ出し部の端部Stを検出する端部検出部と、はみ出し量αとはみ出し量αに対応する送り補正量γを記憶する記憶部22と、はみ出し量αと送り補正量γに基づいて送り量δを算出する送り量算出部21dと、端部検出部により基板の端部Btが検出されたときにはそのまま基板搬送路3の動作を停止させ、はみ出し部の端部Stが検出されたときには送り量δだけ基板Bが移動するように基板搬送路3を作動させたうえで停止させる基板位置決め制御部21eを備えている。これによって、はみ出部を有する基板B(はみ出し基板Ba)であっても精度良く作業位置に位置決めすることができる。
本発明の部品実装方法および部品実装装置は、はみ出し部を有する基板であっても精度良く作業位置に位置決めすることができるという効果を有し、部品を基板に実装する部品実装分野において有用である。
1 部品実装装置
3 基板搬送路
12 基板認識カメラ(カメラ)
16 投光器(端部検出部)
17 受光器(端部検出部)
B 基板
Bt 基板の端部
D 部品
L 検査光
M 基板マーク
Mc* 基板マークの正規の位置
St はみ出し部の端部
α はみ出し量
β 位置ずれ量
γ 送り補正量
δ 送り量

Claims (5)

  1. 基板搬送路により基板を下方から支持して搬送する基板搬送工程と、
    前記基板搬送路により搬送される基板の基板搬送路に沿った方向の基板の端部、又は基板に装着された部品の前記基板の端部から外方にはみ出したはみ出し部の端部を検出する端部検出工程と、
    前記基板の端部から前記はみ出し部の端部までの距離であるはみ出し量と、前記はみ出し量に対応する送り補正量とに基づいて、前記はみ出し部の端部からさらに基板を搬送させる送り量を算出する送り量算出工程と、
    前記端部検出工程において、前記基板の端部が検出されたときにはそのまま基板搬送路の作動を停止させ、基板に装着された部品の前記はみ出し部の端部が検出されたときには、前記送り量だけそのはみ出し部がはみ出した方向に基板が移動するように基板搬送路を作動させたうえで停止させる基板位置決め工程と、を含むことを特徴とする、部品実装方法。
  2. カメラにより前記位置決めされた基板に形成された基板マークを撮像する基板マーク撮像工程と、
    前記撮像された画像に基づいて、前記基板マークの正規の位置からの位置ずれ量を算出する位置ずれ量算出工程と、をさらに含み、
    前記送り量算出工程において、前記はみ出し量と前記送り補正量、及び前に位置決めされた基板の前記位置ずれ量に基づいて、前記送り量が算出されることを特徴とする、請求項1に記載の部品実装方法。
  3. 基板を下方から支持して搬送する基板搬送路と、
    前記基板搬送路により搬送される基板の基板搬送路に沿った方向の基板の端部、又は基板に装着された部品の前記基板の端部から外方にはみ出したはみ出し部の端部を検出する端部検出部と、
    前記基板の端部から前記はみ出し部の端部までの距離であるはみ出し量と、前記はみ出し量に対応する送り補正量とを記憶する記憶部と、
    記憶された前記はみ出し量と前記送り補正量に基づいて、前記はみ出し部の端部からさらに基板を搬送させる送り量を算出する送り量算出部と、
    前記端部検出部により、前記基板の端部が検出されたときにはそのまま基板搬送路の作動を停止させ、基板に装着された部品の前記はみ出し部の端部が検出されたときには、前記送り量だけそのはみ出し部がはみ出した方向に基板が移動するように基板搬送路を作動させたうえで停止させる基板位置決め制御部と、を備えることを特徴とする、部品実装装置。
  4. 前記位置決めされた基板に形成された基板マークを撮像するカメラと、
    前記カメラによって撮像された画像に基づいて、前記基板マークの正規の位置からの位置ずれ量を算出する位置ずれ量算出部と、をさらに備え、
    前記送り量算出部は、前記はみ出し量と前記送り補正量、及び前に位置決めされた基板の前記位置ずれ量に基づいて、前記送り量を算出することを特徴とする、請求項3に記載の部品実装装置。
  5. 前記端部検出部は、基板搬送路による基板の搬送方向と直交する方向に検査光を投光して前記基板の端部、又は前記はみ出し部の端部を検出することを特徴とする、請求項3または4に記載の部品実装装置。
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