JP2018142510A - 電子機器のシール構造およびシール構造を備えた電子機器 - Google Patents

電子機器のシール構造およびシール構造を備えた電子機器 Download PDF

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達郎 北川
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Abstract

【課題】電子機器の信頼性を確保できるシール構造を提供すること。【解決手段】ベース(11)とケース(12)とがシール材(60)によりシールされてベース(11)とケース(12)とで囲まれた閉鎖空間(13)が設けられているハウジング(10)と、本体部(21)および脚部(22)を有する少なくとも1つの端子(20)と、を備える電子機器(1)のシール構造であって、少なくとも1つの端子(20)が、脚部(22)に並列に配置されかつ本体部(21)からの長さが脚部(22)よりも短いシール材配置部(70)を有し、ベース(11)が、本体部(21)を収容する端子溝(112)と、脚部(22)を収容する第1貫通孔(113)と、シール材配置部(70)を収容する第2貫通孔(118)とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器のシール構造、および、このシール構造を備えた電子機器に関する。
特許文献1には、板状のベースとこのベースの板厚方向の一方の面を覆う箱状のケースとで構成されたハウジングと、ベースに固定された板状の端子とを備える電磁継電器が開示されている。この電磁継電器は、ベースとケースとの接合部分がシール材によりシールを行うシール構造を有し、このシール構造によりハウジング内部の気密性を確保している。
特開2012−043642号公報
前記電磁継電器では、一般に、端子が、ベースの板厚方向に延びかつベースに固定された本体部と、この本体部からベースをベースの板厚方向に貫通してハウジングの外部まで延びている1つの脚部とで構成されている。このため、ベースとケースとの接合部分にシール材を充填する際に、毛細管現象などによって、シール材がベースと端子との間の隙間からハウジングの内部に流れ込む場合がある。
しかし、前記電磁継電器のシール構造では、ハウジングの内部に流れ込むシール材の位置を制御することが困難であるため、例えば、1つの脚部が本体部の板厚方向に直交する幅方向の一端に配置されている場合、本体部の幅方向の一部にのみシール材が流れ込んでしまう。すなわち、前記電磁継電器のシール構造では、ハウジングの内部に配置されたシール材にバラツキが生じ易く、電磁継電器の信頼性が低下する場合がある。
そこで、本発明は、電子機器の信頼性を確保できるシール構造、および、シール構造を備えた電子機器を提供することを課題とする。
本発明の一態様のシール構造は、
接続端面を有するベースと、このベースの前記接続端面と交差する方向の一端開口面を覆う箱状のケースとを有し、前記ベースと前記ケースとがシール材によりシールされて前記ベースと前記ケースとで囲まれた閉鎖空間が内部に設けられているハウジングと、
前記ベースの前記接続端面と交差する方向に延びかつ前記閉鎖空間に配置されていると共に前記ベースに固定された本体部と、この本体部から前記ベースを前記ベースの前記接続端面と交差する方向に貫通して前記ハウジングの外部まで延びている脚部とを有する少なくとも1つの端子と、
を備える電子機器のシール構造であって、
前記端子の少なくとも1つが、
前記本体部から前記ベースの前記接続端面と交差する方向に延びかつ前記脚部に並列に配置されていると共に、前記ベースの前記接続端面と交差する方向における前記本体部からの長さが前記脚部よりも短いシール材配置部を有し、
前記ベースが、
前記閉鎖空間に開口して前記本体部が収容された端子溝と、
前記端子溝から前記ベースの前記接続端面と交差する方向に延びて前記脚部の一部を収容する第1貫通孔と、
前記端子溝から前記ベースの前記接続端面と交差する方向に延びかつ前記第1貫通孔の延在方向に並列に延びていると共に、前記ベースの前記接続端面から前記シール材配置部が突出しないように前記シール材配置部を収容する第2貫通孔と、
を有する。
また、本発明の一態様の電子機器は、
前記態様のシール構造を備える。
前記態様のシール構造によれば、ハウジングの外部から端子の脚部とベースとの間を通って閉鎖空間に向かって延びるシール材の第1の配置領域と、ハウジングの外部から端子のシール材導入部とベースとの間を通って閉鎖空間に向かって延びるシール材の第2の配置領域とが形成されている。このため、例えば、第1の配置領域が端子の本体部の幅方向の中心線の一方側に位置し、第2の配置領域が端子の本体部の幅方向の中心線の他方側に位置するように、脚部およびシール材導入部を本体部に対して配置することで、ハウジングの内部に配置されるシール材を制御することができる。これにより、ハウジングの内部に配置されたシール材のバラツキを抑制でき、電子機器の信頼性を向上させることができる。
前記態様の電子機器によれば、前記態様のシール構造によって、ハウジングの内部に配置されたシール材のバラツキが抑制され、信頼性の高い電子機器が得られる。
本発明の第1実施形態の電磁継電器の斜視図。 図1の電磁継電器のケースを取り外した状態の斜視図。 図2のIII-III線に沿った断面図。 図3のIV-IV線に沿った断面図。 図3のV-V線に沿った断面図。 本発明の第2実施形態の電磁継電器の図2のIII-III線に沿った断面図。 図6のVII-VII線に沿った断面図。 本発明の第3実施形態の電磁継電器の図2のIII-III線に沿った断面図。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向あるいは位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。さらに、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは必ずしも合致していない。
(第1実施形態)
第1実施形態の電子機器の一例の電磁継電器1は、図1および図2に示すように、基板などに接続される接続端面(底面)15を有する略矩形のベース11と、このベース11の接続端面15と交差する方向(図1および図2の上下方向)の一端開口面(上面)14を覆う中空箱状のケース12とを有する絶縁性のハウジング10と、ベース11に固定された略矩形板状の固定接点側端子20とを備える。
ベース11には、さらに、略矩形板状の可動接点側端子30が弾性変形可能に固定されている。また、ベース11の上面には、電磁石部40と、可動接点側端子30と電磁石部40とに接続された可動部50とが設けられている。なお、固定接点側端子20と可動接点側端子30とは、それぞれ端子の一例である。すなわち、第1実施形態の電磁継電器1は、2つの端子を備えている。
図3に示すように、ハウジング10の内部には、ベース11とケース12とで囲まれた閉鎖空間13が設けられている。また、ベース11の接続端面15には、外周縁に沿って設けられたシール溝部111が設けられている。このシール溝部111には、シール材60が設けられている。すなわち、ハウジング10のベース11とケース12とは、シール材60によりシールされている。
ベース11は、図3に示すように、閉鎖空間13に開口しかつベース11の短手方向(図3の左右方向)に延びる2つの端子溝112(図3では1つのみ示す)と、各端子溝112からベース11の接続端面15と交差する方向(厚さ方向)に延びる貫通孔113とを有している。2つの端子溝112は、ベース11の長手方向の一方の端部に、所定の間隔を空けて並列に配置されている。また、各貫通孔113は、シール溝部111の底面に開口するように配置されている。
各端子溝112には、後述する固定接点側端子20の本体部21と、後述する可動接点側端子30の本体部31とが収容され、また、各貫通孔113には、後述する固定接点側端子20の脚部22の一部と、後述する可動接点側端子30の脚部32の一部とが収容される。
固定接点側端子20は、図2に示すように、ベース11の厚さ方向に延びかつ閉鎖空間13に配置されていると共にベース11に固定された本体部21と、この本体部21からベース11をベース11の厚さ方向に貫通してハウジング10の外部まで延びている脚部22とを有している。
本体部21は、図3に示すように、ベース11の端子溝112に収容される基部211と、この基部211からベース11の厚さ方向に延びる接点配置部212とで構成されている。
基部211には、一方の板面から厚さ方向に突出する3つの圧入用突起部213が設けられている。3つの圧入用突起部213は、ベース11の上面側に2つ設けられ、ベース11の底面側に1つ設けられている。ベース11の上面側の2つの圧入用突起部213は、本体部21の長手方向に延びる中心線CL1に対して対称に配置され、ベース11の底面側の1つの圧入用突起部213は、中心線CL1上に配置されている。
また、基部211には、ベース11の上面側の2つの圧入用突起部213の下端を結んだ直線上に配置されているばね支点部24が設けられている。すなわち、固定接点側端子20の本体部21は、本体部21の板面に平行かつベース11の厚さ方向に直交する方向に延びると共に端子溝112内に位置するばね支点部24を有している。このばね支点部24は、固定接点側端子20が厚さ方向に弾性変形するときの変形の支点となっている。
接点配置部212は、基部211よりも幅(短手方向の長さ)が短くなっており、基部211から離れた長手方向の端部に固定された固定接点23を有している。
脚部22は、本体部21の基部211の幅方向(図3の左右方向)の一端部に配置されている。すなわち、ベース11の短手方向の一端部(図3の右側の端部)に位置している。
可動接点側端子30は、図2に示すように、ベース11の厚さ方向に延びかつ閉鎖空間13に配置されていると共にベース11に弾性変形可能に固定された本体部31と、この本体部31からベース11をベース11の厚さ方向に貫通してハウジング10の外部まで延びている脚部32とを有している。可動接点側端子30の脚部32は、ベース11の長手方向から見て、固定接点側端子20の脚部22と重ならないように配置されて、ベース11の短手方向の他端部(図3の左側の端部)に位置している。
本体部31は、固定接点側端子の本体部21と同様に構成されている。すなわち、ベース11の端子溝112に収容される基部(図示せず)と、この基部からベース11の厚さ方向に延びる接点配置部312とで構成されている。基部は、3つの圧入用突起部(図示せず)を有している。また、接点配置部312は、基部から離れた長手方向の端部に固定された可動接点33を有している。この可動接点33は、可動接点側端子30の弾性変形により、固定接点23に対して接触または開離可能に配置されている。
電磁石部40は、図2に示すように、ベース11の上面の長手方向の他方の端部に配置されている。この電磁石部40は、ベース11の厚さ方向に延びる巻回軸CL2を中心に巻回されたコイルを有するコイル部41と、ベース11からコイル部41の外周に沿って延びるヨーク42とを有している。コイル部41の内部には、ベース11の厚さ方向に貫通する貫通孔(図示せず)が設けられ、この貫通孔に長尺棒状の鉄心(図示せず)が配置されている。鉄心の長手方向のベース11に近い方の端部はヨーク42に接続されている。また、鉄心の長手方向のベース11から遠い方の端部には、コイル部41の上面から露出する磁極部43が設けられている。
可動部50は、L字板状の可動鉄片51と、この可動鉄片51と可動接点側端子30の本体部31の接点配置部312とに接続された可動部材52とで構成されている。可動鉄片51は、ヨーク42の上端に角部511が位置して、この角部511を支点に揺動可能に配置されている。
可動鉄片51は、外力が加えられていない自然状態では、図2に示すように、可動部材52を介して可動接点側端子30をベース11の長手方向の電磁石部40側に移動させて、可動接点33を固定接点23から開離させている。
電磁石部40に電流を供給すると、可動鉄片51の上端が鉄心の磁極部43に吸引されて、可動鉄片51が、可動部材52を介して可動接点側端子30を固定接点側端子20に向かって移動させる。これにより、可動接点33が固定接点23に接触する。また、可動接点33が固定接点23に接触した状態で、電磁石部40への電流の供給を停止すると、可動鉄片51の上端を吸引していた吸引力がなくなり、可動鉄片51が、可動部材52を介して可動接点側端子30をベース11の長手方向の電磁石部40側に移動させて、可動接点33を固定接点23から開離させる。
次に、図3〜図5を参照して、電磁継電器1のシール構造について、より詳細に説明する。
電磁継電器1のシール構造は、次に説明するベース11により実現されている。なお、固定接点側端子20および可動接点側端子30は、同じ構成の端子溝112および貫通孔113に収容されている。このため、ここでは、固定接点側端子20を収容する端子溝112および貫通孔113について説明する。
端子溝112は、図3に示すように、固定接点側端子20の基部211の幅と略同じ長さを有している。この端子溝112は、その底部と固定接点側端子20の基部211の下端面との間の最短の距離L1がゼロよりも大きくかつ0.2mmよりも小さくなるような深さ(端子溝112のベース11の厚さ方向の長さ)を有している。
端子溝112の底部かつ貫通孔113の近傍には、図3に示すように、凹部114が設けられている。この凹部114は、後述する第1部分115に繋がっており、図4に示すように、凹部114の底部から固定接点側端子20までの最短の距離L2が0.2mm以上になるように構成されている。
また、端子溝112は、図3に示すように、貫通孔113の上部に配置されて貫通孔113に繋がっている第1部分115と、第1部分115の上部に配置されて第1部分115および閉鎖空間13に繋がっている第2部分116とを有している。
図5に示すように、第1部分115は、貫通孔113と同じ固定接点側端子20の厚さ方向(図5の左右方向)の寸法を有している。また、図2部分116は、第1部分115よりも大きい固定接点側端子20の厚さ方向の寸法を有している。具体的には、第1部分115は、固定接点側端子20の基部211との間の最短の距離L3がゼロよりも大きくかつ0.2mmよりも小さくなるように構成されている。また、第2部分116は、固定接点側端子20の基部211との間の最短の距離L4が0.2mm以上になるように構成されている。なお、第2部分116の下端は、図3に示すように、ばね支点部24よりもベース11の接続端面(底面)15の近くに位置している。
すなわち、電磁継電器1は、固定接点側端子20の脚部22とベース11の貫通孔113との間に隙間S1を有し、固定接点側端子20の基部211とベース11の第1部分115との間に隙間S2を有している。隙間S1および隙間S2の寸法は、距離L3である。また、電磁継電器1は、固定接点側端子20の下端面と端子溝112の底部との間に隙間S3を有している。隙間S3の寸法は、距離L1である。
また、端子溝112の内面には、図4および図5に示すように、収容された固定接点側端子20の圧入用突起部213に接触する壁部117が設けられている。
続いて、電磁継電器1の製造方法について、説明する。
まず、固定接点側端子20、可動接点側端子30、電磁石部40、および、可動部50が組み付けられたベース11の上面から、ケース12を取り付ける。
そして、ベース11の底面を上向きにした状態で固定して、シール溝部111にシール材60を充填する。
一般に、シール材60が流れる流入路の大きさ、すなわち、固定接点側端子20(可動接点側端子30)とベース11の端子溝112との間の最短距離が、ゼロよりも大きく0.2mmよりも小さいと毛細管現象が発生し、流入路の大きさが0.2mm以上になると、毛細管現象が発生し難くなり、シール材60の流入路への流れ込みが停止または抑制される。
固定接点側端子20の脚部22(可動接点側端子30の脚部32)とベース11の貫通孔113との間の最短の距離L3は、ゼロよりも大きく0.2mmよりも小さいため、シール溝部111にシール材60を充填すると、充填されたシール材60が、毛細管現象により、隙間S1からハウジング10の内部に流れ込む。
前記電磁継電器1では、端子溝112が、端子溝112の底部に配置された凹部114と、第1部分115と閉鎖空間13との間に配置された第2部分116とを有している。凹部114は、凹部114の底部から固定接点側端子20(可動接点側端子30)までの最短の距離L2が0.2mm以上になるように構成されており、第2部分116は、固定接点側端子20の基部211(可動接点側端子30の基部)との間の最短の距離L4が0.2mm以上になるように構成されている。このため、毛細管現象により、固定接点側端子20の脚部22(可動接点側端子30の脚部32)とベース11の貫通孔113との間の隙間S1に流れ込んだシール材60は、凹部114および第2部分116によって、固定接点側端子20の基部211(可動接点側端子30の基部)とベース11の第1部分115との間の隙間S2に、流れ込む範囲が規制され、ハウジング10の内部に流れ込んだシール材60が位置決めされる。これにより、ハウジングの内部に流れ込むシール材の範囲のバラツキ、すなわち、ハウジング10の内部に配置されたシール材60のバラツキが抑制され、信頼性の高い電磁継電器1を製造できる。
最後に、シール溝部111に充填されたシール材60を硬化させて、電磁継電器1の製造を終了する。
このように、第1実施形態の電磁継電器1のシール構造では、凹部114および第2部分116が配置領域形成部(シール材規制部)を構成しており、ハウジング10外部から固定接点側端子20(可動接点側端子30)とベース11との間を通って閉鎖空間13に向かって延びるシール材60の配置領域が、固定接点側端子20(可動接点側端子30)、ベース11、および、配置領域形成部により形成されている。すなわち、配置領域形成部により、ハウジング10の内部のシール材60が位置決めされている。これにより、ハウジング10の内部に配置されたシール材60のバラツキ、すなわち、シール材60によって固定接点側端子20(可動接点側端子30)がベース11の端子溝112に固定される範囲のバラツキを抑制でき、電磁継電器1の信頼性を向上させることができる。
よって、前記シール構造によって、ハウジング10の内部に配置されたシール材60のバラツキが抑制され、信頼性の高い電磁継電器1が得られる。
なお、配置領域形成部(シール材規制部)は、電磁継電器1の製造時に、毛細管現象によりハウジング10の内部に流れ込むシール材60の範囲を規制できればよく、凹部114および第2部分116に限らない。例えば、固定接点側端子20(可動接点側端子30)の下端面と端子溝112の底部との間の最短の距離が0.2mm以上であれば、配置領域形成部(シール材規制部)には、第2部分116が含まれていればよく、凹部114は省略できる。すなわち、凹部114を設けることで、固定接点側端子20の底面と端子溝112の底部との間の隙間をゼロよりも大きく0.2mmよりも小さくすることができるので、電磁継電器1の信頼性を向上させつつ、電磁継電器1の小型化を図ることができる。
また、凹部114は、固定接点側端子20(可動接点側端子30)との間の最短の距離が0.2mm以上であれば、任意の形状で構成できる。例えば、V溝であってもよいし、円筒溝であってもよい。なお、凹部114は、隙間S1から流れ込んだシール材60が到達可能であれば、端子溝112の底部の任意の位置に配置できる。すなわち、貫通孔113の近傍とは、隙間S1から流れ込んだシール材60が到達可能な範囲をいう。
また、配置領域形成部(シール材規制部)である第2部分116の下端が、ベース11の厚さ方向において、ばね支点部24よりもベース11の近くに配置されている。このため、ばね支点部24がシール材60によりベース11に固定されることがないので、シール材60による固定接点側端子20(可動接点側端子30)のばね特性の変動を低減できる。
なお、第2部分の下端がばね支点部24よりもベース11から離れて配置されていたとしても、ハウジング10の内部のシール材60を位置決めできり、ハウジング10の内部に配置されたシール材60のバラツキを抑制できる。
また、各隙間S1〜S3の寸法は、同一であってもよいし、ゼロ以上0.2mm未満の範囲で変動させてもよい。すなわち、固定接点側端子20の脚部22(可動接点側端子30の脚部32)およびベース11の貫通孔113と、固定接点側端子20の基部211(可動接点側端子30の基部)およびベース11の第1部分115と、固定接点側端子20の下端面(可動接点側端子30の下端面)および端子溝112の底部とは、部分的に接触していても構わない。
固定接点側端子20および可動接点側端子30は、板状に限らない。ベースに固定された本体部と、この本体部からベースをその厚さ方向に貫通してハウジングの外部まで延びる脚部とを有するものであれば、固定接点側端子20および可動接点側端子30の形状は、任意に設定できる。
また、本発明のシール構造は、固定接点側端子20および可動接点側端子30を備えた電磁継電器1に限らず、少なくとも1つの端子を有する電子機器であれば、適用可能である。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態の電磁継電器1は、図6および図7に示すように、固定接点側端子20および可動接点側端子30が、それぞれシール材配置部70を備えている点(図6および図7には固定接点側端子20のシール材配置部70のみ示す)と、ベース11に凹部114および第2部分116で構成されたシール材規制部が設けられていない点とで、第1実施形態と異なっている。
なお、第2実施形態では、第1実施形態と同一部分に同一参照番号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる点について説明する。
第2実施形態の電磁継電器1のシール構造は、次に説明する固定接点側端子20、可動接点側端子30、および、ベース11により実現されている。
第2実施形態の電磁継電器1では、固定接点側端子20および可動接点側端子30は、それぞれ、本体部21、31の幅方向(図6の左右方向)の一端に設けられた脚部22、32と、この脚部22,32と並列に本体部21、31の幅方向の他端に配置されたシール材配置部70とを有している。すなわち、固定接点側端子20および可動接点側端子30の各々は、本体部21、31の長手方向に延びる中心線CL1に対して対称に配置された脚部22、32とシール材配置部70とを有している。
なお、第1実施形態と同様に、固定接点側端子20および可動接点側端子30は、同じ構成の端子溝112および貫通孔113、118に収容されている。このため、ここでは、固定接点側端子20を収容する端子溝112および貫通孔113、118について説明する。
図6および図7に示すように、ベース11の端子溝112には、貫通孔113(以下、第1貫通孔という)と並列に配置された貫通孔118(以下、第2貫通孔という)が設けられている。第1貫通孔113と第2貫通孔118とは、端子溝112の長手方向(図6の左右方向)の両端にそれぞれ配置されている。第1貫通孔113には脚部22が収容され、第2貫通孔118には、シール材配置部70が収容されている。
シール材配置部70は、板状を有し、ベース11の端子溝112の第2貫通孔118に収容されている。このシール材配置部70は、脚部22よりもベース11の厚さ方向(図6の上下方向)の本体部21の基部211からの長さが短くなっており、ベース11の接続端面15から突出しないように構成されている。
具体的には、シール材配置部70のベース11の厚さ方向における本体部21の基部211から遠い方の先端面71が、ベース11の底面よりも閉鎖空間13側に配置されており、シール材配置部70の先端面71とベース11の底面15との間の最短の距離L5が、ゼロよりも大きく0.2mmよりも小さくなっている。
また、シール材配置部70と第2貫通孔118との間には、隙間S4が設けられている。この隙間S4は、ゼロよりも大きく0.2mmよりも小さい寸法を有している。すなわち、シール材配置部70と第2貫通孔118との間の最短の距離は、ゼロよりも大きく0.2mmよりも小さくなっている。
さらに、シール材配置部70は、厚さ方向(図7の左右方向)の寸法の2倍以上の幅方向(図6の左右方向)の寸法を有している。
このように、第2実施形態の電磁継電器1のシール構造では、ハウジング10の外部から固定接点側端子20および可動接点側端子30の脚部22,32とベース11との間を通って閉鎖空間13に向かって延びるシール材60の第1の配置領域と、ハウジング10の外部から固定接点側端子20および可動接点側端子30のシール材配置部70とベース11との間を通って閉鎖空間13に向かって延びるシール材60の第2の配置領域とが形成されている。このため、例えば、第1の流入路と第2の流入とを固定接点側端子20および可動接点側端子30の本体部21、31の幅方向の中心線に対して対称に設けることで、ハウジング10の内部に配置されるシール材60制御することができる。これにより、ハウジング10の内部に配置されたシール材60のバラツキを抑制できる。
また、固定接点側端子20および可動接点側端子30が、脚部22,32と、脚部22,32に並列に配置されたシール材配置部70とを有している。これにより、脚部22,32およびシール材配置部70の並列方向のねじれに対する固定接点側端子20および可動接点側端子30の耐性を高めることができる。
また、シール材配置部70の先端面71が、ベース11の底面15よりも閉鎖空間13側に配置されている。これにより、毛細管現象によって、第2の配置領域を介してシール材60が流れ込み易くなり、ハウジング10の内部に配置されたシール材60のバラツキをより確実に抑制できる。
また、シール材配置部70の先端面71とベース11の底面15との間の距離L5が、ゼロよりも大きく0.2mmよりも小さくなっている。これにより、毛細管現象によって、第2の配置領域を介してシール材60が流れ込み易くなり、ハウジング10の内部に配置されたシール材60のバラツキをより確実に抑制できる。
また、脚部22、32と前記シール材配置部70とが、ベース11の接続端面15に交差する方向(厚さ方向)において、板状の本体部21、31の板厚方向に直交する幅方向における本体部21、31の両端部に、それぞれ配置されている。これにより、ハウジング10の内部に配置されたシール材60のバラツキをより確実に抑制できる。
また、シール材配置部70の幅方向の寸法が、シール材配置部70の厚さ方向の寸法の2倍以上である。これにより、ねじれに対する固定接点側端子20および可動接点側端子30の耐性をさらに高めることができる。
なお、シール材配置部70は、固定接点側端子20および可動接点側端子30の脚部22,32の各々に並列に配置されていればよく、固定接点側端子20および可動接点側端子30の本体部21、31の長手方向に延びる中心線CL1に対して対称に配置されている場合に限らない。
また、シール材配置部70は、先端面71がベース11の底面15から突出しないように構成されていればよく、シール材配置部70の先端面71が、ベース11の底面15よりも閉鎖空間13側に配置されている場合に限らない。例えば、シール材配置部70の先端面71をベース11の底面15と面一になるように構成してもよい。
また、シール材配置部70は、その幅方向の寸法が、シール材配置部70の厚さ方向の寸法の2倍以上である場合に限らない。電磁継電器1の設計等に応じて、任意の寸法比率のシール材配置部70を設けることができる。
また、シール材配置部70は、1つに限らず、2以上であってもよい。
固定接点側端子20および可動接点側端子30は、板状に限らない。ベースに固定された本体部と、この本体部からベースをその厚さ方向に貫通してハウジングの外部まで延びる脚部とを有するものであれば、固定接点側端子20および可動接点側端子30の形状は、任意に設定できる。
また、本発明のシール構造は、固定接点側端子20および可動接点側端子30を備えた電磁継電器1に限らず、少なくとも1つの端子を有する電子機器であれば、適用可能である。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態の電磁継電器1は、図8に示すように、ベース11に凹部114および第2部分116で構成された配置領域形成部(シール材規制部)を備えつつ、固定接点側端子20および可動接点側端子30が、それぞれ第2実施形態のシール材配置部70を備えている点で、第1実施形態と異なっている。
なお、第3実施形態では、第1実施形態および第2実施形態と同一部分に同一参照番号を付して説明を省略し、第1実施形態および第2実施形態と異なる点について説明する。
第3実施形態の電磁継電器1のシール構造は、第2実施形態の固定接点側端子20および可動接点側端子30と、次に説明するベース11とにより実現されている。
図8に示すように、ベース11の端子溝112には、凹部114および第2部分116を含む配置領域形成部(シール材規制部)が、脚部22側だけでなく、シール材配置部70側にも設けられている。
すなわち、固定接点側端子20の脚部22(可動接点側端子30の脚部32)、ベース11、および、配置領域形成部により、ハウジング10の外部から固定接点側端子20の脚部22(可動接点側端子30の脚部32)とベース11との間を通って閉鎖空間13に向かうシール材60第1の配置領域が形成され、固定接点側端子20のシール材配置部70、ベース11、および、配置領域形成部により、ハウジング10の外部から固定接点側端子20のシール材配置部70(可動接点側端子30のシール材配置部70)とベース11との間を通って閉鎖空間13に向かうシール材60の第2の配置領域が形成されている。このため、ハウジング10の内部に流れ込むシール材60の範囲を規制しつつ、ハウジング10の内部に配置されるシール材60を制御することができ、電磁継電器1の信頼性をより一層確実に向上させることができる。
なお、配置領域形成部は、脚部22、32側とシール材配置部70側との両方に設ける場合に限らず、脚部22側のみ、あるいは、シール材配置部70側のみに設けてもよい。
以上、図面を参照して本発明における種々の実施形態を詳細に説明したが、最後に、本発明の種々の態様について説明する。
本発明の第1態様のシール構造は、
接続端面を有するベースと、このベースの前記接続端面と交差する方向の一端開口面を覆う箱状のケースとを有し、前記ベースと前記ケースとがシール材によりシールされて前記ベースと前記ケースとで囲まれた閉鎖空間が内部に設けられているハウジングと、
前記ベースの前記接続端面と交差する方向に延びかつ前記閉鎖空間に配置されていると共に前記ベースに固定された本体部と、この本体部から前記ベースを前記ベースの前記接続端面と交差する方向に貫通して前記ハウジングの外部まで延びている脚部とを有する少なくとも1つの端子と、
を備える電子機器のシール構造であって、
前記端子の少なくとも1つが、
前記本体部から前記ベースの前記接続端面と交差する方向に延びかつ前記脚部に並列に配置されていると共に、前記ベースの前記接続端面と交差する方向における前記本体部からの長さが前記脚部よりも短いシール材配置部を有し、
前記ベースが、
前記閉鎖空間に開口して前記本体部が収容された端子溝と、
前記端子溝から前記ベースの前記接続端面と交差する方向に延びて前記脚部の一部を収容する第1貫通孔と、
前記端子溝から前記ベースの前記接続端面と交差する方向に延びかつ前記第1貫通孔の延在方向に並列に延びていると共に、前記ベースの前記接続端面から前記シール材配置部が突出しないように前記シール材配置部を収容する第2貫通孔と、
を有する。
第1態様のシール構造によれば、ハウジングの外部から端子の脚部とベースとの間を通って閉鎖空間に向かって延びるシール材の第1の配置領域と、ハウジングの外部から端子のシール材導入部とベースとの間を通って閉鎖空間に向かって延びるシール材の第2の配置領域とが形成されている。このため、例えば、第1の配置領域が端子の本体部の幅方向の中心線の一方側に位置し、第2の配置領域が端子の本体部の幅方向の中心線の他方側に位置するように、脚部およびシール材導入部を本体部に対して配置することで、ハウジングの内部に配置されるシール材を制御することができる。これにより、ハウジングの内部に配置されたシール材のバラツキを抑制でき、電子機器の信頼性を向上させることができる。
また、相互に並列に配置された脚部とシール材導入部とにより、脚部およびシール材導入部の並列方向のねじれに対する固定接点側端子および可動接点側端子の耐性を高めることができる。
本発明の第2態様のシール構造は、
前記シール材配置部の前記ベースの前記接続端面と交差する方向における前記本体部から遠い方の先端面が、前記ベースの前記接続端面よりも前記一端開口面側に配置されている。
第2態様のシール構造によれば、毛細管現象によって、第2の配置領域を介してシール材が流れ込み易くなり、ハウジングの内部に配置されたシール材のバラツキをより確実に抑制できる。
本発明の第3態様のシール構造は、
前記シール材導入部の前記先端面と前記ベースの前記接続端面との間の最短距離が、ゼロよりも大きく、かつ、0.2mmよりも小さい。
第3態様のシール構造によれば、毛細管現象によって、第2の配置領域を介してシール材が流れ込み易くなり、ハウジングの内部に配置されたシール材のバラツキをより確実に抑制できる。
本発明の第4態様のシール構造は、
前記端子の前記本体部が、板状を有し、
前記脚部と前記シール材配置部とが、前記ベースの前記接続端面と交差する方向において、前記本体部の板厚方向に直交する幅方向における前記本体部の両端部に、それぞれ配置されている。
第4態様のシール構造によれば、ハウジングの内部に配置されたシール材のバラツキをより確実に抑制できる。
本発明の第5態様のシール構造は、
前記シール材配置部が、板状を有し、
前記シール材配置部の幅方向の寸法が、前記シール材配置部の厚さ方向の寸法の2倍以上である。
第5態様のシール構造によれば、脚部およびシール材導入部の並列方向のねじれに対する固定接点側端子および可動接点側端子の耐性をさらに高めることができる。
本発明の第6態様のシール構造は、
前記脚部が、前記本体部の幅方向の中心線に対する一方側に配置され、前記シール材配置部が、前記本体部の幅方向の中心線に対する他方側に配置されている。
第6態様のシール構造によれば、ハウジングの内部に配置されるシール材をより確実に制御することができ、ハウジングの内部に配置されたシール材のバラツキを抑制でき、電子機器の信頼性を向上させることができる。また、脚部およびシール材導入部の並列方向のねじれに対する固定接点側端子および可動接点側端子の耐性をより高めることができる。
本発明の第7態様のシール構造は、
前記ベースが、
前記端子の前記本体部および前記脚部と前記ベースの前記端子溝および前記貫通孔と共に、前記ハウジングの外部から前記貫通孔と前記脚部との間および前記端子溝と前記本体部との間を通って前記閉鎖空間に向かって延びる前記シール材の配置領域を形成する配置領域形成部を有する。
第7態様のシール構造によれば、ハウジングの外部から端子とベースとの間を通って閉鎖空間に向かって延びるシール材の配置領域が、端子、ベース、および、配置領域形成部により形成されている。すなわち、配置領域形成部により、ハウジングの内部のシール材が位置決めされている。これにより、ハウジングの内部に配置されたシール材のバラツキを抑制でき、電子機器の信頼性を向上させることができる。
本発明の第8態様の電子機器は、
前記態様のシール構造を備えた。
第8態様のシール構造によれば、前記態様のシール構造によって、ハウジングの内部に配置されたシール材のバラツキが抑制され、信頼性の高い電子機器が得られる。
本発明の第9態様の電子機器は、
前記電子機器が、電磁継電器である。
第9態様の電子機器によれば、前記態様のシール構造によって、ハウジングの内部に配置されたシール材のバラツキが抑制され、信頼性の高い電磁継電器が得られる。
なお、前記様々な実施形態または変形例のうちの任意の実施形態または変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせまたは実施例同士の組み合わせまたは実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態または実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本発明のシール構造は、例えば、電磁継電器、スイッチ、あるいは、センサなどの電子機器に適用できる。
本発明の電子機器は、例えば、空調機器あるいはOA機器に適用できる。
1 電磁継電器
10 ハウジング
11 ベース
111 シール溝部
112 端子溝
113 貫通孔
114 凹部
115 第1部分
116 第2部分
117 壁部
118 貫通孔
12 ケース
13 閉鎖空間
14 一端開口面
15 接続端面
20 固定接点側端子20(端子の一例)
21 本体部
211 基部
212 接点配置部
213 圧入用突起部
22 脚部
23 固定接点
24 ばね支点部
30 可動接点側端子30(端子の一例)
31 本体部
312 接点配置部
32 脚部
33 可動接点
40 電磁石部
41 コイル部
42 ヨーク
43 磁極部
50 可動部
51 可動鉄片
511 角部
52 可動部材
60 シール材
70 シール材配置部
71 先端面
CL1,CL2 中心線
L1〜L5 距離
S1〜S4 隙間

Claims (9)

  1. 接続端面を有するベースと、このベースの前記接続端面と交差する方向の一端開口面を覆う箱状のケースとを有し、前記ベースと前記ケースとがシール材によりシールされて前記ベースと前記ケースとで囲まれた閉鎖空間が内部に設けられているハウジングと、
    前記ベースの前記接続端面と交差する方向に延びかつ前記閉鎖空間に配置されていると共に前記ベースに固定された本体部と、この本体部から前記ベースを前記ベースの前記接続端面と交差する方向に貫通して前記ハウジングの外部まで延びている脚部とを有する少なくとも1つの端子と、
    を備える電子機器のシール構造であって、
    前記端子の少なくとも1つが、
    前記本体部から前記ベースの前記接続端面と交差する方向に延びかつ前記脚部に並列に配置されていると共に、前記ベースの前記接続端面と交差する方向における前記本体部からの長さが前記脚部よりも短いシール材配置部を有し、
    前記ベースが、
    前記閉鎖空間に開口して前記本体部が収容された端子溝と、
    前記端子溝から前記ベースの前記接続端面と交差する方向に延びて前記脚部の一部を収容する第1貫通孔と、
    前記端子溝から前記ベースの前記接続端面と交差する方向に延びかつ前記第1貫通孔の延在方向に並列に延びていると共に、前記ベースの前記接続端面から前記シール材配置部が突出しないように前記シール材配置部を収容する第2貫通孔と、
    を有する、シール構造。
  2. 前記シール材配置部の前記ベースの前記接続端面と交差する方向における前記本体部から遠い方の先端面が、前記ベースの前記接続端面よりも前記一端開口面側に配置されている、請求項1に記載のシール構造。
  3. 前記シール材導入部の前記先端面と前記ベースの前記接続端面との間の最短距離が、ゼロよりも大きく、かつ、0.2mmよりも小さい、請求項2に記載のシール構造。
  4. 前記端子の前記本体部が、板状を有し、
    前記脚部と前記シール材配置部とが、前記ベースの前記接続端面と交差する方向において、前記本体部の板厚方向に直交する幅方向における前記本体部の両端部に、それぞれ配置されている、請求項1から3のいずれか1つに記載のシール構造。
  5. 前記シール材配置部が、板状を有し、
    前記シール材配置部の幅方向の寸法が、前記シール材配置部の厚さ方向の寸法の2倍以上である、請求項1から4のいずれか1つに記載のシール構造。
  6. 前記脚部が、前記本体部の幅方向の中心線に対する一方側に配置され、前記シール材配置部が、前記本体部の幅方向の中心線に対する他方側に配置されている、請求項1から5のいずれか1つに記載のシール構造。
  7. 前記ベースが、
    前記端子の前記本体部および前記脚部と前記ベースの前記端子溝および前記貫通孔と共に、前記ハウジングの外部から前記貫通孔と前記脚部との間および前記端子溝と前記本体部との間を通って前記閉鎖空間に向かって延びる前記シール材の配置領域を形成する配置領域形成部を有する、請求項1から6のいずれか1つに記載のシール構造。
  8. 請求項1から6のいずれか1つに記載のシール構造を備えた電子機器。
  9. 前記電子機器が、電磁継電器である、請求項7に記載の電子機器。
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