JP2018142414A - 光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便な構造で色ムラを抑制することが可能な光源装置を提供する。【解決手段】照射された一次光(L11a〜L11d)の少なくとも一部を波長変換して二次光(L2)を出射する波長変換部材(12)と、第1の一次光(L11a)を波長変換部材(12)に対して照射する第1光照射部(13a)と、第2の一次光(L11d)を波長変換部材(12)に対して照射する第2光照射部(13d)を備え、第1の一次光(L11a)が波長変換部材(12)によって部分的に反射された第1の反射方向に第2光照射部(13d)が設けられ、第2の一次光(L11d)が波長変換部材(12)によって部分的に反射された第2の反射方向に第1光照射部(13a)が設けられた光源装置。【選択図】図1

Description

本発明は光源装置に関し、特に半導体レーザが出射する一次光を波長変換部材で二次光に波長変換する光源装置に関する。
LED(Light Emitting Diode)や半導体レーザを光源として、蛍光体材料を含有した波長変換部材で波長変換して白色光を得る光源装置が用いられている。これらの光源装置では、光源から青色光や紫外光などの一次光を発光して波長変換部材に照射し、波長変換部材に含有された蛍光体が一次光により励起されて黄色光などの二次光を発光し、一次光と二次光が混色して白色光が外部に照射される。
特許文献1には、半導体レーザを光源として用いた車両用灯具が提案されている。光源として半導体レーザを用いると、大出力で波長幅の狭い一次光を得られるが、指向性が非常に強く光が照射される領域が小さいという特徴がある。したがって、光源としてLEDを用いる場合と比較すると、波長変換部材の極めて小さい領域に大出力の一次光が照射されて白色光を出射し、指向性が高い光源装置が得られる。
図7は、従来から提案されている半導体レーザを用いた光源装置の構成を示す模式図である。図8は、半導体レーザ3から出射される一次光L11と、波長変換部材2で反射される光強度の分布を示す模式図である。光源装置は、搭載部1と、波長変換部材2と、半導体レーザ3を備えている。搭載部1上に搭載された波長変換部材2に対して、半導体レーザ3から一次光L11が照射される。波長変換部材2では、含有されている蛍光体材料によって一次光L11の少なくとも一部が波長変換されて二次光L2を放出する。
図8に示したように、半導体レーザ3から出射された一次光L11は、波長変換部材2で反射される際に配光分布Ldをもって反射される。このとき、波長変換部材2に対する一次光L11の入射角とほぼ正反射する方向に、最も光強度が強い一次光L12が反射されることになる。ここで、ほぼ正反射する方向とは、正反射角度から±20度程度の範囲を示している。
波長変換部材で散乱された一次光L11の一部と二次光L2は混色され、光学系部材等を介して白色光として光源装置の外部に対して照射される。
特開2010−232044号公報
図7および図8に示した従来技術では、半導体レーザ3から波長変換部材2に照射された一次光L11は、一部が波長変換部材2の表面で一次光L12として反射されてしまう。波長変換部材2によって波長変換された二次光L2がランバート配光に近い配光分布になるのに対し、図8に示したように一次光L12は一次光L11の入射角から±20度程度の範囲であるほぼ正反射方向に強い指向性を有する配光分布になる。これにより、一次光L12が反射される方向では二次光L2と一次光L12との混色により多方向とは色合いが異なり、白色光の配光分布において色温度が異なる領域が色ムラとして生じてしまうという問題があった。
そこで本発明は、簡便な構造で色ムラを抑制することが可能な光源装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の光源装置は、照射された一次光の少なくとも一部を波長変換して二次光を出射する波長変換部材と、第1の一次光を前記波長変換部材に対して照射する第1光照射部と、第2の一次光を前記波長変換部材に対して照射する第2光照射部を備え、前記第1の一次光が前記波長変換部材によって部分的にほぼ正反射された方向である第1の反射方向に前記第2光照射部が設けられ、前記第2の一次光が前記波長変換部材によって部分的にほぼ正反射された方向である第2の反射方向に前記第1光照射部が設けられたことを特徴とする。
このような本発明の光源装置では、第1の一次光と第2の一次光がそれぞれ波長変換部材によってほぼ正反射される方向に、第2光照射部と第1光照射部とが設けられることで、一次光の反射による色温度の分布が対称となり、簡便な構造で色ムラを抑制することができる。
また本発明の一態様では、前記第1光照射部及び/又は前記第2光照射部は、半導体レーザであるとしてもよい。
また本発明の一態様では、前記第1光照射部及び/又は前記第2光照射部は、光導波路の光出射部であるとしてもよい。
また本発明の一態様では、前記第1光照射部及び/又は前記第2光照射部は、半導体レーザの出射光を前記波長変換部材の方向に反射する反射部であるとしてもよい。
また本発明の一態様では、前記波長変換部材と前記半導体レーザは、共通の搭載部に搭載されるとしてもよい。
また本発明の一態様では、前記二次光を反射する反射光学系を備え、前記第1光照射部及び/又は前記第2光照射部は、前記反射光学系の一部に設けられる。
本発明では、簡便な構造で色ムラを抑制することが可能な光源装置を提供することができる。
第1実施形態における光源装置100を示す模式図であり、図1(a)は波長変換部材12に対して複数の半導体レーザ13a〜13dから異なる角度で一次光L11a〜L11dを照射した例を示す模式断面図であり、図1(b)は複数の方向から一次光L11a〜L11dを照射した変形例を示す模式平面図である。 第2実施形態における光源装置110を示す模式図であり、図2(a)は白色光の取り出し方向に沿って複数の半導体レーザ13a〜13dから異なる角度で一次光L11a〜L11dを照射した例を示す模式断面図であり、図2(b)は反射鏡14の開口に沿って複数の半導体レーザ13a〜13dから異なる角度で一次光L11a〜L11dを照射した例を示す模式斜視図である。 第2実施形態の変形例における光源装置120を示す模式図であり、反射鏡14の透過窓15a〜15dに半導体レーザ13a〜13dを取り付けた例を示す模式断面図である。 図4は、第3実施形態における光源装置130を示す模式図であり、図4(a)は白色光の取り出し方向に沿って複数の光ファイバ16a〜16dから異なる角度で一次光L11a〜L11dを照射した例を示す模式断面図であり、図4(b)は反射鏡14の開口に沿って複数の光ファイバ16a〜16dから異なる角度で一次光L11a〜L11dを照射した例を示す模式斜視図である。 第4実施形態における光源装置140を示す模式図であり、図5(a)は模式断面図であり、図5(b)は模式斜視図である。 第4実施形態の変形例における光源装置150を示す模式断面図である。 従来から提案されている半導体レーザを用いた光源装置の構成を示す模式図である。 半導体レーザ3から出射される一次光L11と、波長変換部材2で反射される光強度の分布を示す模式図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付すものとし、適宜重複した説明は省略する。図1は、第1実施形態における光源装置100を示す模式図であり、図1(a)は波長変換部材12に対して複数の半導体レーザ13a〜13dから異なる角度で一次光L11a〜L11dを照射した例を示す模式断面図であり、図1(b)は複数の方向から一次光L11a〜L11dを照射した変形例を示す模式平面図である。光源装置100は、搭載部11と、波長変換部材12と、半導体レーザ13a〜13dを備えている。
搭載部11は、波長変換部材12や半導体レーザ13a〜13d等を搭載する部材である。図1では搭載部11として平板形状のものを示しているが、各部材を搭載して保持できればどのような形状でもよい。また、波長変換部材12での波長変換時の発熱や、半導体レーザ13a〜13dの光照射に伴う発熱等を光源装置100の外部に放熱するために、熱伝導性が良好な材質で構成されることが好ましい。搭載部11は、熱伝導性が良好な材質で構成することで、波長変換部材12からの熱を外部に伝達して放熱する放熱部材として機能する。
波長変換部材12は、蛍光体材料を含有して半導体レーザ13a〜13dから照射された一次光L11a〜L11dの少なくとも一部を波長変換して二次光L2を放出する部材である。図1(a)(b)では、波長変換部材12として平板形状のものを示したが、一次光L11a〜L11dが照射される領域が平面であればよい。
波長変換部材12中での蛍光体材料の含有形態は限定されず、蛍光体粒子を樹脂中に分散したものや蛍光体を含有したセラミックの焼結体などであってもよい。波長変換部材12の形成方法は限定されず、蛍光体粒子を分散した樹脂を型に入れて硬化させる方法や、セラミックグリーンシートを成型した後に焼結する方法等、材料に適した公知の方法を用いることができる。
波長変換部材12に含有される蛍光体材料は、一次光L11a〜L11dを吸収して二次光L2を放出するものであれば限定されず、複数種類の蛍光体材料を含有するとしてもよい。二次光L2の波長としては、一次光L11a〜L11dと混色して白色光となるものが好ましく、一次光L11a〜L11dが青色である場合には二次光L2は黄色光が好ましい。また、一次光L11a〜L11dが紫色や近紫外光、紫外光である場合には、RGB各色を放出する複数の蛍光体材料を用いて、二次光L2同士の混色で白色を得ることが好ましい。
波長変換部材12に含有される蛍光体材料としては、例えば無機化合物では酸化物系、窒化物系などがあり、具体的には酸化物系にはCaScSi12:Ce、CaSc:Ce、YAl12:Ce、(Y、Gd)(Al,Ga)12:Ce、(Sr,Ba)SiO:Eu、(Si,Al)(N,O):Eu、BaSi12:Eu、CaAlSiN:Eu、BaMgAL11O17:Eu、YS:Eu、SrAl1425:Eu、クルムス、CaSrクロロアパタイトなどが挙げられる。窒化物系にはY−SiO−N:Ce、La−Si−O−N:Ce、AlN:Eu、SrSi:Eu、SrSiAl19ON31:Eu、SrSiAl:Eu、SrSiAlO:Eu、BaSi:Eu、BaSi12:Eu、SrSiAl:Eu、SrSiAlO:Eu、SrSi13Al21:Eu、SrSi21Al35:Eu、β−sialon:Eu((Si,Al)(O,N):Eu)、MSi:Eu(M=Ca,Sr)、AlON:Mn、α−sialon:Yb、MYSi:Eu(M=Sr,Ba)、α−sialon:Eu(Ca(Si,Al)12(O,N)16:Eu)、CaAlSiN:Ce、CaAlSiN:Eu、MSi:Eu(M=Ca,Sr,Ba)、LaSi:Eu、CaSiN:Eu、CaSiN:Ce、(Ca,Sr)Si:Eu、(Ca,Sr)SiN:Euが挙げられる。硫化物系には(Ca,Sr)S:Eu、CaGa:Eu、ZnS:Cu,Alが挙げられる。有機物にはbrilliantsulfoflavine FF、basic yellow HG、eosine、rhodamine 6G、rhodamine Bが挙げられる。
半導体レーザ13a〜13dは、所定の電圧を印加されると所定波長の一次光L11a〜L11dをそれぞれレーザ発振して、波長変換部材12に対して照射する。したがって、半導体レーザ13a〜13dは、一次光L11a〜L11dを波長変換部材12に対して照射する光照射部として機能する。一次光L11a〜L11dの波長としては、波長変換部材12の吸収帯域であればよく、例えば青色光、紫色光、近紫外光、紫外光等の短波長のものを用いることができる。半導体レーザ13a〜13dを構成する材料は、一次光11a〜L11dの波長を発振可能であれば限定されず、例えば窒化ガリウム系、酸化ガリウム系、酸化亜鉛系、セレン化亜鉛系等の公知の材料を用いることができる。また、図1(a)(b)では半導体レーザ13a〜13dとしてCAN型パッケージのものを示したが、例えばサブマウント上に搭載されたベアチップのものや、他の形状のパッケージ等の公知の構造を採用するとしてもよい。
ここでは半導体レーザ13a〜13dから波長変換部材12に対して一次光L11a〜L11dを直接照射する例を示したが、反射部材や光導波路等の光学系部材を用いて一次光L11a〜L11dを波長変換部材12に対して間接的に照射する構成としてよい。この場合、反射部材や光導波路等の光学系部材が光照射部として機能し、光照射部から一次光L11a〜L11dが波長変換部材12に対して照射される。また、一次光L11a〜L11dを照射できれば光照射部としてスーパールミネッセントダイオード(SLD:Superluminescent diode)や発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等を用いてもよい。
光照射部である半導体レーザ13a〜13dから波長変換部材12に照射された一次光L11a〜L11dは、その一部が波長変換部材12内部に取り込まれて二次光L2に波長変換される。このとき、一次光L11a〜L11dは部分的に蛍光体材料等によって散乱され、二次光L2と混色されて白色光として光源装置100の外部に照射される。図1(a)では二次光L2として三方向への矢印を示しているが、二次光L2および散乱された一次光L11a〜L11dの配光分布はランバート配光に近いものとなる。波長変換部材12の内部に取り込まれなかった一次光L11a〜L11dは、波長変換部材12表面で図8に示したような配光分布Ldで反射され、そのうちほぼ正反射方向(±20度程度の範囲)に対して最も光強度が強い一次光L12a〜L12dとして反射される。
本実施形態では、波長変換部材12が平板形状であり、一次光L11a〜L11dが照射される領域も平面状であるため、反射される一次光L12a〜L12dは、一次光L11a〜L11dがほぼ正反射した方向に最も光強度が強いものとなり、一次光L12a〜L12dが反射される方向を適切に設定することができる。
図1(a)(b)に示すように、波長変換部材12の一次光L11a〜L11dが照射される領域は平面状であり、半導体レーザ13a〜13dは波長変換部材12に対称な位置に配置されている。したがって半導体レーザ13a〜13dは、それぞれ反射された一次光L12a〜L12dの進行方向に配置されている。
図1(a)に示した例では、半導体レーザ13aから波長変換部材12に対して照射される一次光L11aの入射角度と、波長変換部材12で反射された一次光L12dの反射角度が等しくなっている。半導体レーザ13b〜13dから波長変換部材12に対して照射される一次光11b〜L11dの入射角度と、一次光12c,12b,12aの反射角度もそれぞれ等しくなっている。これにより、反射された一次光L12aとL12d、一次光L12cとL12bは、互いに波長変換部材12に対称な方向に反射される。
図1(b)に示した例では、半導体レーザ13a〜13dから波長変換部材12に対して照射される一次光L11a〜L11dの入射角度は等しく、半導体レーザ13aと13c、半導体レーザ13bと13dが波長変換部材12に対称位置に配置されている。図1(b)では反射された一次光L12a〜L12dおよび二次光L2の図示を省略しているが、反射された一次光L12aとL12c、一次光L12bとL12dは、互いに波長変換部材12に対称な方向に反射される。
波長変換部材12によって一次光L11a〜L11dがそれぞれ反射される方向に、光照射部である半導体レーザ13a〜13dが配置されることで、反射された一次光L12a〜L12dは波長変換部材12から対称な方向に照射されることになる。これにより、光源装置100から外部に照射される白色光の色温度の分布は対称となるため、色ムラを抑制することができる。
図1(a)(b)では、白色光を光源装置100の外部に照射する光学系を示していないが、波長変換部材12を焦点位置近傍とした投影レンズを備えて、白色光を所定の拡がり角度として前方に出射するモノフォーカス光学系の灯具を構成してもよい。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態と重複する部分についての説明は省略する。図2は、第2実施形態における光源装置110を示す模式図であり、図2(a)は白色光の取り出し方向に沿って複数の半導体レーザ13a〜13dから異なる角度で一次光L11a〜L11dを照射した例を示す模式断面図であり、図1(b)は反射鏡14の開口に沿って複数の半導体レーザ13a〜13dから異なる角度で一次光L11a〜L11dを照射した例を示す模式斜視図である。光源装置110は、搭載部11と、波長変換部材12と、半導体レーザ13a〜13dと、反射鏡14を備えており、パラボラ光学系の灯具を構成している。
反射鏡14は、搭載部11上に搭載された放物面状の反射面を有するミラーである。反射鏡14の一部には、透過窓15a〜15dが設けられている。透過窓15a〜15dは、反射鏡14の反射面に設けられた孔または透明な部材であり、半導体レーザ13a〜13dが照射する一次光L11a〜L11dを透過可能とされている。透過窓15a〜15dには、一次光L11a〜L11dを波長変換部材12に対して集光するためのレンズや、一次光L11a〜L11dのみを選択的に透過して他の波長を反射するフィルタ等を設けるとしてもよい。
反射鏡14の搭載位置は、波長変換部材12が放物面の焦点位置となるように設けられている。反射鏡14の反射面は、波長変換部材12から放出される二次光L2(図示省略)と散乱された一次光L11a〜L11dを白色光として前方(図中右方向)に照射する。波長変換部材12の内部に取り込まれなかった一次光L11a〜L11dは、波長変換部材12表面で一次光L12a〜L12dとして反射される。
図2(a)(b)に示すように、波長変換部材12の一次光L11a〜L11dが照射される領域は平面状であり、半導体レーザ13a〜13dは、それぞれ反射された一次光L12d〜L12aの進行方向に配置されている。また、透過窓15a〜15dは、半導体レーザ13a〜13dから波長変換部材12に対して照射される一次光L11a〜L11dの経路上に設けられている。ここでは、半導体レーザ13a〜13dおよび透過窓15a〜15dを一列に配置した例を示したが、図1(b)に示したように波長変換部材12に対して対象となるように二次元的に配置するとしてもよい。
図2(a)(b)に示したように、半導体レーザ13aから波長変換部材12に対して照射される一次光L11aの入射角度と、波長変換部材12で反射された一次光L12dの反射角度が等しくなっている。また、半導体レーザ13b〜13dから波長変換部材12に対して照射される一次光L11b〜L11dの入射角度と、一次光L12c,L12b,L12aの反射角度もそれぞれ等しくなっている。これにより、反射された一次光L12aとL12d、一次光L12cとL12bは、互いに波長変換部材12に対称な方向に反射される。
本実施形態でも、波長変換部材12によって一次光L11a〜L11dがそれぞれ反射される方向に、光照射部である半導体レーザ13a〜13dが配置されることで、反射された一次光L12a〜L12dは波長変換部材12から対称な方向に照射されることになる。これにより、光源装置110から外部に照射される白色光の色温度の分布は対称となるため、色ムラを抑制することができる。
また、本実施形態の光源装置110では、半導体レーザ13a〜13dから波長変換部材12までの経路上に透過窓15a〜15dを設け、反射鏡14で二次光L2と散乱された一次光L11a〜L11dを前方に照射する。これにより、半導体レーザ13a〜13dによる白色光の遮光や反射を防止し、光取り出し効率の低下やグレアの発生を抑制することができる。
(第2実施形態の変形例)
次に本発明の第2実施形態の変形例について説明する。第1実施形態と重複する部分についての説明は省略する。図3は、第2実施形態の変形例における光源装置120を示す模式図であり、反射鏡14の透過窓15a〜15dに半導体レーザ13a〜13dを取り付けた例を示す模式断面図である。
半導体レーザ13a〜13dおよび透過窓15a〜15dの配置は、上述したように半導体レーザ13a〜13dから波長変換部材12に対して照射される一次光L11a〜L11dの入射角度と、波長変換部材12で反射された一次光L12a〜L12dの反射角度が等しくなるように設計されている。これにより、半導体レーザ13a〜13dを固定するための他の部材を設ける必要がなくなり、部品点数の削減を図ることができる。ここでは、半導体レーザ13a〜13dおよび透過窓15a〜15dを一列に配置した例を示したが、図1(b)に示したように波長変換部材12に対して対象となるように二次元的に配置するとしてもよい。
本変形例でも、波長変換部材12によって一次光L11a〜L11dがそれぞれ反射される方向に、光照射部である半導体レーザ13a〜13dが配置されることで、反射された一次光L12a〜L12dは波長変換部材12から対称な方向に照射されることになる。これにより、光源装置120から外部に照射される白色光の色温度の分布は対称となるため、色ムラを抑制することができる。
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態について説明する。第1実施形態と重複する部分についての説明は省略する。図4は、第3実施形態における光源装置130を示す模式図であり、図4(a)は白色光の取り出し方向に沿って複数の光ファイバ16a〜16dから異なる角度で一次光L11a〜L11dを照射した例を示す模式断面図であり、図4(b)は反射鏡14の開口に沿って複数の光ファイバ16a〜16dから異なる角度で一次光L11a〜L11dを照射した例を示す模式斜視図である。
本実施形態では図4(a)(b)に示すように、反射鏡14に設けられた透過窓15a〜15dに光ファイバ16a〜16dの光出射端面を固定している。光ファイバ16a〜16dの図示しない光入射端面から一次光L11a〜L11dが入射され、光ファイバ16a〜16dの光導波路を伝搬した一次光L11a〜L11dは、光ファイバ16a〜16dの光出射端面から波長変換部材12に対して照射される。波長変換部材12で反射された一次光L12a〜L12dおよび波長変換された二次光L2については、第1実施形態および第2実施形態と同様であるため図示を省略する。
本実施形態では、光ファイバ16a〜16dの光出射端面が光照射部として機能する。光ファイバ16a〜16dおよび透過窓15a〜15dの配置は第1実施形態と同様に、光ファイバ16a〜16dから波長変換部材12に対して照射される一次光L11a〜L11dの入射角度と、波長変換部材12で反射された一次光L12a〜L12dの反射角度が等しくなっている。これにより、反射された一次光L12aとL12d、一次光L12cとL12bは、互いに波長変換部材12に対称な方向に反射される。ここでは、光ファイバ16a〜16dおよび透過窓15a〜15dを一列に配置した例を示したが、図1(b)に示したように波長変換部材12に対して対象となるように二次元的に配置するとしてもよい。
本実施形態でも、波長変換部材12によって一次光L11a〜L11dがそれぞれ反射される方向に、光照射部である光ファイバ16a〜16dの光出射部が配置されることで、反射された一次光L12a〜L12dは波長変換部材12から対称な方向に照射されることになる。これにより、光源装置130から外部に照射される白色光の色温度の分布は対称となるため、色ムラを抑制することができる。
また、光照射部として光ファイバ16a〜16dの光出射端面を用いることで、一次光L11a〜L11dの光源である半導体レーザ等を設ける位置の自由度が向上する。さらに、光ファイバ16a〜16dの光出射端面は光源である半導体レーザよりも小さいため、光源装置130の小型化や光照射密度の向上を図ることもできる。
(第4実施形態)
次に本発明の第4実施形態について説明する。第1実施形態と重複する部分についての説明は省略する。図5は、第4実施形態における光源装置140を示す模式図であり、図5(a)は模式断面図であり、図5(b)は模式斜視図である。
本実施の形態の光源装置140は、搭載部11と、波長変換部材12と、半導体レーザ13a〜13dと、反射鏡14とを備え、搭載部11には搭載孔17a〜17dが形成されている。搭載孔17a〜17dは搭載部11に設けられた貫通孔もしくは凹部であり、それぞれ半導体レーザ13a〜13dを搭載部11に対して略垂直となるように固定して搭載している。搭載孔17a〜17dの形成位置は、反射鏡14の反射面形状と波長変換部材12の光入射領域との位置関係により決定される。
本実施形態では図5(a)(b)に示すように、半導体レーザ13a〜13dから反射鏡14の内面に対して一次光L11a〜L11dが出射され、反射鏡14の反射面で反射された一次光L11a〜L11dが波長変換部材12に照射される。したがって、本実施形態では、反射鏡14内面の一次光L11a〜L11dを反射する位置が光照射部として機能する。波長変換部材12で反射された一次光L12a〜L12dおよび波長変換された二次光L2については、第1実施形態および第2実施形態と同様であるため図示を省略する。
反射鏡14の一次光L11a〜L11dを反射する位置は第1実施形態と同様に、波長変換部材12に対して照射される一次光L11a〜L11dの入射角度と、波長変換部材12で反射された一次光L12a〜L12dの反射角度が等しくなっている。これにより、反射された一次光L12aとL12d、一次光L12cとL12bは、互いに波長変換部材12に対称な方向に反射される。本実施形態でも、半導体レーザ13a〜13dと波長変換部材12の配置は、図1(a)に示したように一列の配置でもよく、図1(b)に示したように波長変換部材12に対して対象となるように二次元的に配置するとしてもよい。
本実施形態でも、波長変換部材12によって一次光L11a〜L11dがそれぞれ反射される方向に、光照射部である反射鏡14の一次光L11a〜L11dの反射位置が配置されることで、反射された一次光L12a〜L12dは波長変換部材12から対称な方向に照射されることになる。これにより、光源装置140から外部に照射される白色光の色温度の分布は対称となるため、色ムラを抑制することができる。
また、本実施形態の光源装置140では、波長変換部材12と半導体レーザ13a〜13dは共通の搭載部11に搭載される。これにより、光源装置140の小型化を図るとともに、部品点数の低減を図ることが可能となる。
(第4実施形態の変形例)
次に本発明の第4実施形態の変形例について説明する。第1実施形態と重複する部分についての説明は省略する。図6は、第4実施形態の変形例における光源装置150を示す模式断面図である。
本変形例の光源装置150では、搭載孔17a〜17dに搭載される半導体レーザ13a〜13dは、搭載部11に対して傾斜した角度で固定される。搭載孔17a〜17dの形成位置および半導体レーザ13a〜13dの傾斜角度は、反射鏡14の反射面形状と波長変換部材12の光入射領域との位置関係により決定される。このとき、搭載孔17a〜17dの形状として、半導体レーザ13a〜13dのパッケージ形状および傾斜角度に適するように設計すると、半導体レーザ13a〜13d位置合わせと光軸合わせを簡便にすることが可能となる。
本変形例では、半導体レーザ13a〜13dを搭載部11に対して傾斜させるため、反射鏡14の反射面形状や波長変換部材12の位置に応じて、半導体レーザ13a〜13dの位置を適切に設計することができ、設計自由度が向上する。本変形例でも、半導体レーザ13a〜13dと波長変換部材12の配置は、図1(a)に示したように一列の配置でもよく、図1(b)に示したように波長変換部材12に対して対象となるように二次元的に配置するとしてもよい。
本変形例でも、波長変換部材12によって一次光L11a〜L11dがそれぞれ反射される方向に、光照射部である反射鏡14の一次光L11a〜L11dの反射位置が配置されることで、反射された一次光L12a〜L12dは波長変換部材12から対称な方向に照射されることになる。これにより、光源装置140から外部に照射される白色光の色温度の分布は対称となるため、色ムラを抑制することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
100,110,120,130,140,150…光源装置
1,11…搭載部
2,12…波長変換部材
3,13a〜13d…半導体レーザ
14…反射鏡
15a〜15d…透過窓
16a〜16d…光ファイバ
17a〜17d…搭載孔
L11,L11a〜L11d,L12,L12a〜L12d…一次光
L2…二次光

Claims (6)

  1. 照射された一次光の少なくとも一部を波長変換して二次光を出射する波長変換部材と、
    第1の一次光を前記波長変換部材に対して照射する第1光照射部と、
    第2の一次光を前記波長変換部材に対して照射する第2光照射部を備え、
    前記第1の一次光が前記波長変換部材によって部分的にほぼ正反射された方向である第1の反射方向に前記第2光照射部が設けられ、
    前記第2の一次光が前記波長変換部材によって部分的にほぼ正反射された方向である第2の反射方向に前記第1光照射部が設けられたことを特徴とする光源装置。
  2. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記第1光照射部及び/又は前記第2光照射部は、半導体レーザであることを特徴とする光源装置。
  3. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記第1光照射部及び/又は前記第2光照射部は、光導波路の光出射部であることを特徴とする光源装置。
  4. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記第1光照射部及び/又は前記第2光照射部は、半導体レーザの出射光を前記波長変換部材の方向に反射する反射部であることを特徴とする光源装置。
  5. 請求項4に記載の光源装置であって、
    前記波長変換部材と前記半導体レーザは、共通の搭載部に搭載されることを特徴とする光源装置。
  6. 請求項1から5の何れか一つに記載の光源装置であって、
    前記二次光を反射する反射光学系を備え、
    前記第1光照射部及び/又は前記第2光照射部は、前記反射光学系の一部に設けられることを特徴とする光源装置。

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