JP2018142328A - コンピューティングデバイスにおける磁力の調整 - Google Patents

コンピューティングデバイスにおける磁力の調整 Download PDF

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Abstract

【課題】ラップトップ等のコンピューティングデバイスを開く際に、蓋と基部との間の磁力に打ち勝つべく力を加える必要のないコンピューティングデバイスにおける磁力の調整方法を提供する。【解決手段】第2の磁気素子104は、北(「プラス」の符号で示される)がコンポーネント108Dにおいて外側へと向くように中心軸の周囲で90°回転されている。磁気素子104を90°回転することにより、第1の磁気素子102と第2の磁気素子104との間の力は、コンポーネント106Dとコンポーネント108Dとの間で低減され、または除去される。従ってユーザは、コンピューティングデバイスコンポーネント106Dをコンピューティングデバイスコンポーネント108Dからより容易に離して移動することができる。【選択図】図2

Description

[関連出願の相互参照]
本願は、2014年3月28日に出願された「ADJUSTMENT OF MAGNETIC FORCE IN A COMPUTING DEVICE」という名称の米国特許出願第14/229,828号に対する優先権を主張する。
本開示は、概ね磁気引っ張り力コンポーネントおよび磁力調整機構に関する。より詳細には、本開示は、2つの磁気コンポーネント間の力を変更し、それにより2つの磁気コンポーネントを互いに対して移動し、または完全に分離するのに必要とされる力を変更する機械的力機構または電磁機構により調整され得る磁力により互いに保持されるコンピューティングデバイスの磁性コンポーネントを説明する。
コンピューティングデバイスは、ヒンジ等、動くように構成されたコンポーネントを含む。多くのラップトップのヒンジは、コンポーネントを特定の角度で定位置に保持するヒンジにおける摩擦に左右される。例えばユーザは、摩擦力に手動で打ち勝ってヒンジの周囲でスクリーンを回転させることにより、ラップトップスクリーンの角度をそのキーボードに対して手動で調整し得る。更に、磁石はコンピューティングデバイスの2つのコンポーネントを互いに保持するべく用いられ得る。例えば、タブレットは磁気連結によりキーボードに接続され得る。ユーザは、磁力に打ち勝つのに十分な力を加えて、タブレットをキーボードから取り外さなければならない。
更に、コンピューティングデバイスは、基部に対して閉じられる蓋等のコンポーネントを閉じるラッチ機構のようなコンポーネントを含む。いくつかのラップトップコンピュータは、蓋が閉位置にあるときに蓋および基部を接触した状態に保持する機構を含む。例えば、ラップトップの蓋は、ボタンおよびフック装置によりラップトップの基部に対して閉じられ得る。フックは、蓋または基部のいずれかに配置され、蓋を閉位置にあるラップトップに固定し、ボタンは、蓋または基部のいずれかに配置され、ユーザがフックを解放してラップトップを開くことを可能にする。別の例として、いくつかのラップトップは、蓋に磁石、基部、またはその双方を含み得、磁力は、蓋を基部に対して閉じられた状態に保持する。ユーザは、ラップトップを開くには蓋と基部との間の磁力に打ち勝つべく力を加えなければならない。
せん断動作により物理的に分離されるコンピューティングデバイスの複数の磁気素子を図示するブロック図である。
複数の磁気極性の操作により低減され、および/または逆にされる、コンピューティングデバイスの2つの磁気素子間の磁力を図示するブロック図である。
物理的に斥けられて2つの磁気コンポーネント間の引力を変更するコンピューティングデバイスの複数の磁気素子を図示するブロック図である。
電磁力により分離されるコンピューティングデバイスの複数の磁気素子を図示するブロック図である。
電磁力により分離されるコンピューティングデバイスの複数の磁気素子の例を図示するブロック図である。
タブレットコンポーネントが取り付けられ、または取り外され得る取り付け面をタブレットコンポーネントおよびキーボードコンポーネントが有する、例示的なコンピューティングデバイスである。
タブレットコンポーネントがキーボードコンポーネントの取り付け面に磁気的に取り付けられる、例示的なコンピューティングデバイスの側面斜視断面図である。
複数の磁気素子の吸引力を操作する機械的機構を用いる、複数の例示的な磁石取り付け機構の断面の正面斜視図のセットである。
複数の磁気素子の吸引力を操作するノブを用いる、例示的な磁石取り付け機構の断面の正面斜視図である。
複数の磁気素子を分離するリニアアクチュエータおよび面取りエッジ機構を用いる、例示的な磁石取り付け機構の断面の正面斜視図のセットである。
不良位置合わせを阻止するラックおよびピニオンを用いる、例示的な磁石取り付け機構の断面の正面斜視図のセットである。
複数の磁気素子を変位させるクランクシャフトを用いる、例示的な磁石取り付け機構の断面の側面図のセットである。
90、180、および205°の位置における例示的な無摩擦バレルヒンジである。
無摩擦回転のための例示的なバレルヒンジである。
複数の磁気素子を有するスパインを用いる、タブレットの無摩擦回転および取り外しのための例示的な磁石取り付け機構である。
複数の磁気素子を有するタブレットの無摩擦回転のための例示的なヒンジのない取り付けおよび取り外し機構である。
複数の磁気素子を有するタブレットの無摩擦回転のためのヒンジのない取り付けおよび取り外し機構において用いる例示的な金属ストリップである。
複数の磁気素子に適用される摺動変位機構を有する例示的なコンピューティングデバイスの側面斜視図である。
コンピューティングデバイスの蓋を開けるべく複数の磁気素子に適用される摺動変位機構を有する例示的なコンピューティングデバイスの側面斜視図である。
コンピューティングデバイスの蓋を開けるべく複数の磁気素子に適用される例示的な摺動変位機構の断面の側面斜視図である。
コンピューティングデバイスの変位機構を形成する方法を図示するブロック図である。
磁力を調整するコンピューティングデバイスのコンポーネントのブロック図である。
磁力を調整するコードを格納する有形機械可読媒体を示すブロック図である。
コンピューティングデバイスにおいて磁力を自動的に調整する方法を図示するブロック図である。
同一のコンポーネントおよび機能を参照するべく、本開示および図面を通して同一の番号が用いられる。100の連番は、最初に図1に見られる機能を指し、200の連番は図2に最初に見られる機能を指す、等である。
本明細書において開示される主題は、複数の磁性コンポーネントを分離または取り付けるときに役立つ調整機構を有する、磁気引っ張り力機構を形成する複数の技術に関する。複数のコンピューティングデバイスは、ラップトップの蓋またはタブレットのキーボード/カバーのようなコンピューティングデバイスの移動可能な複数のコンポーネントを固定するラッチ、フック、および磁石を使用し得る。例えばラップトップは、ラップトップの基部における磁性コンポーネントに磁気的に連結されるように構成されるラップトップの蓋に磁性コンポーネントを含み得る。分離機構は、磁性コンポーネントが互いに物理的に分離するように複数の磁性コンポーネントを変更または再構成し得る。蓋および基部における複数の磁性コンポーネントに関連する磁力に対して、基部から蓋等の複数のコンピューティングコンポーネントを引き離して開けるようにユーザに要求するのではなく、本明細書に説明される複数の技術は、複数の磁性コンポーネントを横方向に動かして磁石を物理的に分離し、磁性コンポーネント間に加えられる磁力を低減する力またはコンポーネントをもたらすことを含む。
複数のコンピューティングデバイスは、複数の摩擦ヒンジも使用して、コンピューティングデバイスの回転可能な複数のコンポーネントが、ラップトップのディスプレイ等の定位置に保持されることを可能にし得る。調整機構は、移動可能または回転可能な複数のコンピュータコンポーネント内における2またはそれより多くの磁気素子間の磁力を調整するようにも用いられ得る。機械調整機構は、コンピューティングデバイスの磁気素子に力を適用して、複数の磁気素子により固定可能なコンピューティングデバイスコンポーネントの解放を容易にし得る。機械調整機構は、複数の磁気素子に回転力を適用して磁力を低減し、または逆にし得る。更に機械調整機構は、2つの磁気素子の分離において役立つように、磁力と平行な複数の磁気素子に力を適用し得る。いくつかの態様において、電磁調整機構は、2つの磁気素子間の力を低減し、または逆にする磁界を生成し得る。
更にコンバーチブルコンピューティングデバイスをもたらすことにより、最適な取り付けおよび取り外し機構、ならびに関連する力に関する機械工学上の様々な問題をもたらしている。コンバーチブルコンピューティングデバイスは、ユーザにより接合または分離され得る2またはそれより多い部品を含む。多種多様な設計が現在、市場に存在する。例えば、機械的に固定される複数の設計を有するキーボードへのタブレット取り付けおよびタブレットカバーの取り付けが存在する。取り付けおよび取り外しの機構および力は、変化しなかったり、変化可能でなかったりする。しかし、複数の研究は、ユーザが取り付け力および取り外し力について異なる複数の嗜好性を有し、取り付けおよび取り外しの容易さが取り外し可能なデバイスに対するユーザの認識および体験において大きな役割を果たしていることを示している。本明細書において説明される複数の実施形態は、ユーザが様々なやり方で取り付け力および取り外し力を構成して具体的なユーザの嗜好性を満足させることを可能にする。いくつかの例において、複数の調整機構は、コンピューティングデバイスなおのロジックにより自動的に制御され得る。
更に、ラップトップ、ツーインワンの取り外し可能なラップトップ、およびコンバーチブル型コンピュータは通常、摩擦ベースのトルクを組み合わせて、ユーザにディスプレイスクリーンの複数の角度を調整および設定する機能を提供する複数のヒンジを用いる。しかし、これらの摩擦ベースのヒンジは、進行する摩耗、寸法における非効率性、カスタマイズ性の欠如に関して弱点および限界を有する。なぜならば、トルクの変動性が設定されて調整不可能であり、無線整合およびレンズ整合による複数の無線技術の通信のための適切な接触を可能にしないからである。本明細書における複数の実施形態は、ラップトップ、取り外し可能物、および/または基部を含むがこれらに限定されない複数のデバイスにおけるスクリーンの角度を調整する複数の間隔の回転および設定を可能にするべく、回転軸における磁気引力を用いるコンパクトで堅牢な無摩擦ヒンジも提供し、コンパクトで堅牢であるが、単純な解決法を用いてスクリーン調整を実現する。
最終的に、複数の取り外し可能ヒンジ機構は、多くの場合に製品の工業設計に影響する蓋および基部を安全に取り付ける複数の突出機能を必要とする。複数の磁石を用いることにより、工業設計にあまり影響を与えずに蓋および基部が接続されることを可能にする。磁性コンポーネントは、必要とされるコネクタ嵌合力に打ち勝つのにも役立ち得る。しかし、取り外し可能なものに複数の磁性コンポーネントを用いることにはいくつかの問題がある。1つの問題は、蓋と基部との間の完全な接続に必要とされる力は、ユーザが2つのコンポーネントを取り外すことを難しくするということである。現行の磁気により取り外し可能な製品において、コンポーネントを取り外すには、両手で引き離す動作が必要とされる。また、現行の磁気による複数の解決法は、120のスクリーンの明瞭度を可能にしない。ユーザの嗜好性に関する複数の研究において、120は、ラップトップディスプレイを表示するユーザの嗜好性の範囲内である。また、スクリーンの明瞭度を可能にする磁気連結力が向上すると、必要とされる磁力は、人が打ち勝つには大き過ぎる場合があり、安全でない可能性がある。本明細書の複数の実施形態は、機能的な動作およびユーザの安全の双方に必要とされる複数の可変磁気状態を可能にする。
本明細書において言及される「磁性コンポーネント」は、強磁性またはフェリ磁性の材料から作製される物体を含み得る。いくつかの実施形態において、磁性コンポーネントは磁石であり、磁性コンポーネントは磁化され、実質的に永続的な磁界を加え得る。以下により詳細に検討されるように、複数の他の実施形態において、複数の磁性コンポーネントのうちの1つは、磁化されない棒鋼等、強磁性コンポーネントまたはフェリ磁性コンポーネントであり得るが、磁石ではなく、他方で他の磁性コンポーネントは、強磁性コンポーネントまたはフェリ磁性コンポーネントを吸引するように構成された磁石である。
図1は、せん断動作により物理的に分離されるコンピューティングデバイスの複数の磁気素子を図示するブロック図である。コンピューティングデバイスは、第1の磁気素子102および第2の磁気素子104を含み得る。図1は2つのコンポーネントのペアを含み、各々は、第1の磁気素子102および第2の磁気素子104を有する。第1のペアはコンポーネント106Aおよびコンポーネント108Aを含み、第2のペアはコンポーネント106Bおよびコンポーネント108Bを含む。第1のペアと第2のペアとの間の移行は、矢印116により示される。図1に図示されるように、第1の磁気素子102は、コンピューティングデバイスの第1のコンポーネント106A、106Bと統合され得、第2の磁気素子104は、コンピューティングデバイスの第2のコンポーネント108A、106Bと統合され得る。いくつかの場合に第1のコンポーネント106A、106Bは、ラップトップコンピュータの蓋であり得、第2のコンポーネント108A、108Bは、ラップトップコンピュータの基部であり得る。他の場合に、第1のコンポーネント106A、106Bはタブレットコンピュータであってもよく、第2のコンポーネント108A、108Bは、キーボード、カバー、またはスタンドであってもよい。
矢印110により示されるように、第1のコンピューティングデバイスコンポーネント106Aおよび第2のコンピューティングデバイスコンポーネント108Bが極めて近くにある場合、第1の磁気素子102と第2の磁気素子104との間に磁力が存在することがある。磁気素子102および104の一方または双方は、矢印112および114により示される変位により物理的に変位され得る。図1に図示されるように、変位112、114は、第1の磁気素子102、第2の磁気素子104、または第1および第2の磁気素子102、104の双方のいずれかに適用される横方向の力により生成され得る。変位112、114は、磁力110に対して垂直であり、磁力110よりも小さい場合がある。従ってユーザは、磁力110に等しく、かつその反対方向の力を適用することなく、磁力に打ち勝つことができ得る。
矢印116により示されるように、第1の磁気素子102、第2の磁気素子104、または第1および第2の磁気素子102、104の双方のいずれかが変位(112、114、または112および114の双方)により横方向に移動される場合、磁力110は低減され、または除去される。磁力110が低減または除去されると、第1のコンポーネント106Bが蓋であり、第2のコンポーネント108Bがコンピューティングデバイスの基部であるような場合に、第1のコンポーネント106Bは、第2のコンポーネント108Bに対して移動し得る。いくつかの例において、第1のコンポーネント106Bは、コンピューティングデバイスの基部コンポーネント108Bから取り外されるコンポーネントであってもよい。
一実施形態において変位機構は、画定された軌道に沿って磁気素子を操作するスライダであってもよい。いくつかの実施形態において、複数の磁気素子の双方が磁石である。しかし、他の実施形態において、複数の磁気素子のうちの1つが磁石であるが、他の磁気素子は、フェリ磁性材料、または鋼等の強磁性材料であるが、磁石ではない。なおも別の実施形態において、磁気素子102、104の双方が磁石であり、磁気素子102、104のうちの1または複数は、金属補強板を含み得る。いくつかの実施形態において、金属補強板は、他の実施形態に対して複数の磁気コンポーネント間の磁力を増大させ得る。
変位機構を用いることにより、2つの磁気素子102、104を分離するのに必要とされるエネルギーを低くし得る。まず、複数の磁気素子を直接に引き離す斥力を用いるのではなく、磁気素子を分離する横方向の力の作用を用いることにより、磁気素子を分離するには、力はあまり必要とされない。更に横方向の変位は、磁気素子102、104のうちの1つを垂直運動で移動することのみを必要とし得るので、複数の磁気素子のいずれかをコンポーネント内の磁力に平行な運動で移動する必要がないことにより、空間が省かれ得る。更に、機構を電気的または物理的に操作することにより実現される、複数の磁気素子のうちの1または複数の極性の再構成により、吸引力を斥力に転換し得る。そのような斥力は、磁気素子102、104のうちの1つを図2の他のものに対して回転させることにより生成され得る。
図2は、複数の磁気極性の操作により低減され、および/または逆にされる、コンピューティングデバイスの2つの磁気素子間の磁力を図示するブロック図である。図2は、コンポーネントの3つのペアを含む。第1のペアはコンポーネント106Cおよびコンポーネント108Cを含み、第2のペアはコンポーネント106Dおよびコンポーネント108Dを含み、第3のペアはコンポーネント106Eおよびコンポーネント108Eを含む。第1のペアと第2のペアのとの間の移行は、矢印202により示され、第2のペアと第3のペアとの間の移行は、矢印204により示される。また、コンピューティング要素は、第1のコンポーネント106C、106D、106Eと統合された第1の磁気素子102を含み得、第2の磁気素子104は、コンピューティングデバイスの第2のコンポーネント108C、108D、108Eと統合され得る。磁力110、206は、磁気素子102と磁気素子104との間に存在し得る。
図2に図示されるように、統合された複数の磁気素子104のうちの1つは、矢印208、210により破線で示される中心軸の周囲で回転され得る。図2の例において、第2の磁気素子104は、北(「プラス」の符号で示される)がコンポーネント108Dにおいて図示の外側へと向くように中心軸の周囲で90°回転されている。磁気素子104を90°回転することにより、第1の磁気素子102と第2の磁気素子104との間の力は、コンポーネント106Dとコンポーネント108Dとの間で低減され、または除去される。従ってユーザは、コンピューティングデバイスコンポーネント106Dをコンピューティングデバイスコンポーネント108Dからより容易に離して移動することができる。いくつかの例において、回転の合計角度は、ユーザにより調整可能である場合がある。いくつかの例において、回転の合計角度は、電子機構により自動的に調整され得る。例えば、電子機構は、機械コンポーネントを移動するモータであってもよい。いくつかの例において、ロッドは、磁気素子104の回転変位により、磁力110を低減し、または逆にするように回転される磁気素子に接続され得る。いくつかの例において、ロッドは手動回転用のノブに取り付けられ得る。いくつかの例において、ロッドは電気モータに取り付けられ得る。例えば、電気モータはロッドの自動回転に用いられ得る。
第2の磁気素子104は、108Eにおける第2の磁気素子104の向きをもたらすべく、図2の矢印210により示されるように更に90°回転されてもよい。従って、第2の磁気素子104が108Cにおける元の位置から合計180°回転されると、第2の磁気素子104の極性は、108Cにおける向きと逆にされる。従って、磁気素子102と磁気素子104との間の元の吸引力110も逆にされ、磁力206により示される反発磁力をもたらす。斥力206は、コンピューティングデバイスコンポーネント106Eおよび108Eを互いに分離するときにユーザの役に立ち得る。例えば斥力206は、人が片手のみを用いてコンポーネント106Eをコンポーネント108Eから分離することを可能にし得る。
従って磁気素子102、104に回転力を用いることにより、斥力206の生成をもたらし、コンピューティングコンポーネント106、108を分離するときにユーザの役に立ち得る。しかし、いくつかの例において、設計は、磁気移動を最小化し、場合によっては安定した磁界を提供することを必要とする場合がある。この場合、図3における斥力は、磁気移動を最小化し得る。
図3は、物理的に斥けられて2つの磁気コンポーネント間の引力を変更するコンピューティングデバイスの複数の磁気素子を図示するブロック図である。図3は、コンポーネントの2つのペアを含む。第1のペアはコンポーネント106Fおよびコンポーネント108Fを含み、第2のペアはコンポーネント106Gおよびコンポーネント108Gを含む。コンポーネント108Fおよび108Gは、機械コンポーネント302を含む。いくつかの例において、機械コンポーネント302は、磁気素子104を力110から引きつけるのに十分な力を生成することができる形状記憶合金アクチュエータであってもよい。いくつかの例において、機械コンポーネントは、複数の小さいモータ、圧電モータ、ギア、レバー、またはカムを含み得る。コンポーネントの第1のペアと第2のペアとの間の移行は、矢印304により示される。
図3の例において、機械コンポーネント302は、磁力の方向から磁気素子104を引き離すべく用いられ得る。矢印304により示されるように、変位した磁気素子104から生じる力110は、低減され得る。いくつかの例において、磁気素子104は、ユーザがコンピューティングデバイスコンポーネント106をコンピューティングデバイスコンポーネント108から容易に引き離し得るような距離だけ斥けられ得る。いくつかの例において、変位距離は、設定可能であり、または自動的に調整可能であり得る。
最初に磁気素子102、104を引き離すのに斥力(distraction)を用いる1つの利点は、そのような設計に伴う横方向の移動を最小化し、またはそれをなくすことである。図1の横方向変位機構とは異なり、平行力機構は、いずれの横方向の移動も必要としないであろう。しかし、平行力機構は、それ自体では図2または以下の図4Aにおけるような斥力を生成することができない。
図4Aは、電磁力により分離されるコンピューティングデバイスの複数の磁気素子を図示するブロック図である。図4Aにおける電磁的取り付けの具体的な構成は、概ね符号400Aにより参照され得る。図4Aは、コンポーネントの3つのペアを含む。第1のペアはコンポーネント106Hおよびコンポーネント108Hを含み、第2のペアはコンポーネント106Iおよび108Iを含み、第3のペアはコンポーネント106Jおよび108Jを含む。コンポーネント108H、108Iおよび108Jは各々、電磁石402を有する。第1のペアと第2のペアとの間の移行は、矢印404により示され、第2のペアと第3のペアとの間の移行は、矢印406により示される。電磁石402における電流の存在および相対的量は、電光記号408により示される。いくつかの例において、電磁石402は、コンピューティングデバイスコンポーネント106Iと106J、およびコンピューティングデバイスコンポーネント108Iと108Jとの間の磁力を一時的に調整するべく用いられ得る。電磁石402は磁性材料で構成され得、その結果磁気素子102は、磁気素子102のS極に最も近い電磁石402側にN極を生じさせる。電磁石402のコアは、鉄のような強磁性金属またはフェライトのようなフェリ磁性化合物等、高い透磁率の磁性材料から作製され得る。極めて近くにある反対の極は、吸引磁力110をもたらす。いくつかの例において、コンポーネント108Hの電磁石402は、導電ワイヤのコイルにより囲繞される永久磁石を含む電子永久磁石であってもよい。108Hの永久磁石402は、磁気素子の最も近い極に対向する反対の極を有するように配置され得る。例えば、電磁コイルへの電流の印加は、その磁界を変更することにより永久磁石の吸引力を一時的に無効化するべく用いられ得る。更により多くの電流が印加されると、電磁コイルは、磁気素子102を電磁石402から斥けるように用いられ得る。いくつかの例において、電磁石402は、その極を切り替えることができる電子永久磁石であってもよい。例えば電子永久磁石は、電磁石および2種材料の永久磁石の双方を含み得、電磁石により生成される磁界は、永久磁石の磁化性を変更するべく用いられる。この場合、永久磁石の磁化性は、電磁石402により切り替えられ得、電流の継続的な供給がなくとも極性の新しい状態にとどまる。
図4Aの例において、電磁石402は、いずれの電光記号もないことにより示されるように、いずれの電力または電流フローもない「オフ」状態において開始し得る。電光記号408により示されるように、小さい電流がコンポーネント108Iにおける電磁石402に印加されて、電磁石402の周囲に磁界を生成し得る。電流はワイヤに印加され、磁気素子102により生成される磁界効果をオフセットする磁界を生成し得る。2つの磁界の相互作用により、電磁石402と磁気素子102との間には最小の力がもたらされ、あるいは力は全くもたらされない場合がある。次にユーザは、コンポーネント106Iをコンピューティングデバイスコンポーネント108Iから容易に引き離すことができる。
矢印406により示されるように、いくつかの例において、比較的大きな電流がコンポーネント108Jの電磁石402に印加され、強い磁界を生成して斥力206を生じさせ得る。斥力は、ユーザがコンピューティングデバイスコンポーネント106をコンピューティングデバイスコンポーネント108から引き離すのに役立ち得る。いくつかの例において、電磁石は、2種材料の永久磁石の極性を切り替えさせ得、極性の切り替えによってコンポーネント108Jに斥力206ももたらし得る。いくつかの例において、斥力206は、コンポーネント106Jおよび108Jを押して離間させ、ユーザが2つのコンポーネント106Jおよび108Jを手動で容易に分離し続けることを可能にし得る。例えば、電磁402の反発磁力は、106Jおよび108Jを互いに保持する磁力の合計よりも大きい斥力を生成し得る。次にユーザは、コンポーネント106Jをコンポーネント108Jから手動で分離することを終了し得る。
図4Bは、電磁力により分離されるコンピューティングデバイスの複数の磁気素子の例を図示するブロック図である。図4Bにおける電磁的取り付けの具体的な構成は、概ね符号400Bにより参照され得る。図4Bに図示されるように、永久磁石410は、一方の磁極が左側を向き、他方の磁極が右側を向くように、横方向に向けられ得る。電磁素子412は、「U」字形状に形成されて永久磁石410の底面側の双方の端部に磁気的に取り付けられ得る。
例示的な磁石取り付け機構400Aにおけるように、電磁的取り付け機構400Bの永久磁石410と電磁石412との間の力は、電流が電磁石412にどれだけ供給されるのかに応じて低減され、または逆にされ得る。蹄鉄または「U」字形状の設計を用いることによって、生じる磁力は永久磁石410のみに方向付けられ得る。電磁干渉(EMI)は、この設計を用いても最小化され得る。空気の磁気透磁率は、電磁コアの透磁率よりも低いからである。
電磁石機構400A、400Bの1つの利点は、磁気素子102、410または電磁石402、412に対して内部移動が必要とされないことにより小さくなった空間である。しかし、上述の例における調整機構は、コンピューティングデバイスの1つのコンポーネント106とコンピューティングデバイスの第2のコンポーネント108との間の磁力を調整するべく、別々に、または任意の組み合わせで用いられ得る。以下の例示的な複数の実施形態において、1つの機構について言及され得るが、詳述した上記の複数の調整機構の1または複数は、説明された複数の機構に加えて、またはこれらに代えて用いられ得る。
図5Aは、タブレットコンポーネント106が取り付けられ、または取り外され得る取り付け面502をタブレットコンポーネント106およびキーボードコンポーネント108が有する、例示的なコンピューティングデバイスである。いくつかの例において、取り付け面502は、ポータブルタブレット106のキーボードコンポーネント108用のドッキングクレードルであってもよい。いくつかの例において、キーボードコンポーネント108は、磁力によりタブレット106に取り付けられるカバー108であってもよい。取り付け面502は、タブレット106内の1または複数の磁気素子に取り付ける1または複数の磁気素子を含み得る。いくつかの例において、タブレット106またはキーボードコンポーネント108は、コンピューティングデバイスまたはユーザの動作の向きおよび加速度を判断するべく複数のジャイロ、加速度計、または近接センサを含み得る。
図5Bは、タブレットコンポーネント106がキーボードコンポーネント108の取り付け面502に磁気的に取り付けられる、例示的なコンピューティングデバイスの側面斜視断面図である。タブレットコンポーネント106は、軸504を有し得、磁気素子102は、この周囲を自由に回転することができる。複数の実施形態において、軸504は、電気機械アクチュエータ(図示せず)に接続され得る。いくつかの例において、電気機械アクチュエータは、形状記憶合金アクチュエータ、モータ、サーボ、ソレノイド、またはピエゾモータであってもよい。キーボードコンポーネント108は、タブレット106の端部が回転し得る2つのローラ506を有し得る。
図5Bに示されるように、タブレット106の磁気素子102は、取り付け面502においてキーボード108の磁気素子104に磁気的に取り付けられ得る。矢印508により示されるように、磁気素子102と磁気素子104の間の磁力は、磁気素子104を磁気素子102から離して、磁力と平行で反対の方向に移動することにより低減され得る。例えば、リニアアクチュエータは、磁気素子104を磁気素子102から力強く分離し得る。リニアアクチュエータを用いて磁気素子102と磁気素子104との間の力を低減することにより、ユーザは、コンポーネント106をコンポーネント108からより容易に取り外すことができる。
複数の実施形態において、磁気取り外し可能ヒンジによる接続部は、特定の状態に必要とされる磁気負荷に応じて異なる状態で存在し得る。例えば、タブレット取り付けのための第1の状態は、5Ib−F等の強いが安全な磁力を必要とし得る。例えば、スクリーン調整およびコネクタからのトルクに抵抗する第2の状態は、25Ib−F等の強い力であり得る。例えば第3の状態は、2Ib−F等、打ち勝つのに容易な取り外し力であってもよい。異なる複数の磁気状態は、図1〜4Bに詳細に検討される複数の機械または電磁機構のいずれかにより実現され得る。いくつかの例において、取り付け力および取り外し力は、複数の負荷要件に基づいて事前設定され得る。例えば、負荷要件は、取り付けられるタブレット106の重さであってもよい。
いくつかの実施形態において、リニアアクチュエータは、コンピューティングデバイスのロジックにより制御され得る。いくつかの例において、ロジックは、ハードウェアロジックで少なくとも部分的に構成され得る。例えば、リニアアクチュエータを制御するためのロジックは、タブレット106の電力管理ロジックに統合され得る。リニアアクチュエータは例として用いられるが、電気機械的または電磁的であるか否かにかかわらず、任意の調整機構がコンピューティングデバイスのロジックにより用いられて制御され得る。
いくつかの実施形態において、リニアアクチュエータは、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)を介して制御され得る。例えばGUIスイッチは、取り付け力とより弱い取り外し力との間で複数の磁力を都合よく切り替えることに用いられ得る。ユーザがコンポーネントを取り外すことを希望する場合に、GUIスイッチは、取り外し力の状態に存在し得るように複数のロジック信号をヒンジに送信し得る。GUIスイッチは、ユーザが取り外し力に対する磁力を迅速に低くして、片手でタブレット106をキーボード基部108から分離することを可能にし得る。同様に、GUIスイッチは、ユーザが磁力を取り付け力に迅速に切り替えてタブレット106をキーボード基部108に再接続することを可能にし得る。いくつかの例において、ユーザがタブレット106をキーボード基部108から完全に取り外すと、取り付け力は、自動的に取り付け状態に戻り得る。いくつかの例において、取り付け力は、図6Aおよび図6Bにおいて更に検討されるように、アレイにおける複数の磁石を位置合わせし、またはずらすことによりより弱い取り外し力へ強くされ、またはより弱い取り外し力から下げられ得る。
図6Aは、複数の磁気素子の吸引力を操作する機械的機構を用いる、複数の例示的な磁石取り付け機構の断面の正面斜視図のセットである。図6Aは、コンポーネントの2つのペアを含む。第1のペアは、コンポーネント106K、コンポーネント108K、リニアアクチュエータ602A、および取り付け面502Aを含む。コンポーネント106Kは、コンポーネント108Kの取り付け面502Aにおける磁気素子104Aを介してコンポーネント108Kに磁気的に接続される。第2のペアは、コンポーネント106L、コンポーネント108L、リニアアクチュエータ602B、および取り付け面502Bを含む。コンポーネント106Lは、コンポーネント108Lの取り付け面502B内の磁気素子104Aを介してコンポーネント108Lに接続される。第1のペアおよび第2のペアは各々、磁気素子102および104Aを含む。いくつかの例において、磁気素子104A、104Bを移動するべく用いられる機械的機構は、1もしくは複数のリニアアクチュエータ602、または1もしくは複数の手動調整可能なノブ604であり得る。リニアアクチュエータ602A、602Bを用いる例は、概ね符号600Aにより参照される。リニアアクチュエータ602A、602Bは、モータの回転を線形運動に転換するモータおよび機械コンポーネントを含み得る。例えば、機械コンポーネントはネジおよびナット、ラックおよびピニオン、またはカムであってもよい。例600Aにおけるコンポーネントの第1のペアとコンポーネントの第2のペアとの間の移行は、矢印606により示される。更に、複数のコンピュータコンポーネントを取り外し、または取り付けるときに特定の磁気引力または反発力特性を制御するべく、システムは、複数の磁性コンポーネントの対称および反対の平行移動を生成する複数の実施形態から利益を得ることが期待されている。例えば、ギアまたは連携システムは、磁石の半分をある方向に移動し、磁性コンポーネントの残りを反対方向に移動するべく、リニアアクチュエータ602A、602Bに代えて、またはこれらと組み合わせて用いられ得る。この構成は、ずらされた複数の磁石の引力をバランスさせることで、取り付けまたは取り外しを容易にするために複数のコンピュータコンポーネントを位置合わせされた状態に保持するのに役立つであろう。
図6Aに示されるように、取り付け面502Aは、タブレット106Kの対応する磁気素子102に磁気的に連結されるいくつかの磁気素子104Aを含み得る。いくつかの例において、磁気素子104Aは、取り付け面502A、502B、502Cに沿って磁界を変更するように回転または平行移動され得るキャリッジにおいて固定され得る。いくつかの例において、取り付け面502A、502Bは、磁気素子104A、104Cを横方向に平行移動し得るリニアアクチュエータ602を含み得る。例えば、図6Aにおいて磁気素子104A、104Cは、矢印608の方向に平行移動される。図1において上述されたように、磁気素子104Aを平行移動することにより、磁気素子102と磁気素子104Aとの間に低減された磁力をもたらし得る。図6Aに図示されるように、追加の複数の磁気素子104Cは、タブレット106Kとタブレット106L、およびキーボード108Kとキーボード108Lとの間に磁力の最小量を保持するべく、ヒンジ内に含まれ得る。いくつかの例において、複数の磁気素子104Aは、その隣接物に対して個別または集合的に変更され、取り付け面502Bの取り付け面に沿って固有の複数の磁界プロファイルを生成し得る。複数の磁気素子102とより少ない複数の磁気素子104Cとの間の低減された磁力は、ユーザがコンピューティングデバイスコンポーネント108Lの取り付け面502Bからタブレットを容易に取り外すことを可能にし得る。いくつかの例において、リニアアクチュエータ602Bは、ユーザ入力に基づいて制御され、構成可能な設定を可能にし得る。例えば、ユーザは、タブレット106を取り付け面502から取り外すことをより容易にすべく、取り外し力を調整し得る。いくつかの例において、リニアアクチュエータ602Bは、取り付けるときの容易な位置合わせのために引力を増大させるべく、複数のセンサを用いて制御され得る。例えば、ユーザがタブレット106を取り付けていることを検出するべく、複数の近接センサが用いられ得る。次にリニアアクチュエータ602Bは、磁気素子102と磁気素子104Aとの間の磁力を増大させて、2つのコンポーネント106K、108Kが引力により互いに接合することを可能にし得る。いくつかの例において、リニアアクチュエータ602Aは、タブレット106Kの向きにより制御され得る。例えば、タブレット106Kの横方向の向きは、取り付けを示し得、リニアアクチュエータは、磁気素子102と磁気素子104Aとの間に最大引力を生成するように磁気素子104Aを位置付ける。タブレットをそのエッジに立てることは、取り外を示し得、従ってリニアアクチュエータは、磁気素子104Aと磁気素子102との間の引力を最小化し、または反発力を生成して取り外しに役立つように磁気素子104Aを位置付け得る。
リニアアクチュエータ602A、602Bを用いることにより、様々な状況に対してカスタマイズされ、または予め構成され得る磁力の複数の自動設定を可能にする。例えば、比較的強い取り付け力および比較的弱い取り外し力が、ユーザ体験を改善するように構成され得る。しかし、そのような機構は、動作するための電力を必要とし、いくつかのアプリケーションは、任意の電力の使用を最小化することを必要し、またはそれが好ましい場合がある。電力が節約され得る場合、手動で操作される機械的機構が用いられてもよい。
図6Bは、複数の磁気素子の吸引力を操作するノブ604を用いる、例示的な磁石取り付け機構の断面の正面斜視図である。ノブ604を用いる例は、概ね符号600Bにより参照される。図6Bは、コンポーネント106M、コンポーネント108M、およびノブ604、ならびに取り付け面502Cを含むコンポーネントのペアを含む。コンポーネント106Mは、コンポーネント108Mの取り付け面502Cにおける磁気素子104Bを介してコンポーネント108Mに接続される。コンポーネント106Mは、複数の磁気素子102を含み、コンポーネント108Mは、複数の磁気素子104Bを含む。
600Bの例において、ノブ604は、磁気素子104Bに取り付けられたコンポーネントの内側スレッドに接続された外側スレッドを有するロッドに接続され得る。ノブ604は、手動で回され、または回転されることができる機械コンポーネントである。例えばユーザは、ノブ604を手動で回転させ、回転方向に応じて磁気素子104Bを左または右に平行移動し得る。
いくつかの実施形態において、ユーザは、取り付け面502Cのノブ604を回転させて、磁気素子104Bを平行移動させる機械ネジコンポーネントを回転させ得る。ユーザは、ノブ604を回転させることにより磁気素子102と磁気素子104Bとの間の力を微調整し得る。例えば、ユーザは、ノブ604をある方向に回転させることにより磁気取り付け力を低くし、次に最小の力でタブレット106Mをキーボード108Mの取り付け面502Cから取り外すことに移り得る。いくつかの例において、ユーザは、ノブ604を他の方向に回転させることにより磁気取り付け力を増大させ得る。例えば、ユーザは、コンピューティングデバイスをバックパックに格納する前に手動で磁力を増大させることを希望する場合がある。
分散された複数の磁気素子および取り付け機構の複数の磁気素子を平行移動し、および/または回転させる機能は、磁気引力の物理的性質から利益を得る固有の取り付けおよび/または取り外し動作を生成する機能をもたらす。いくつかの例において、あるユーザは、具体的な力の変位特性、または好ましい取り付けもしくは取り外し動作に好適な磁性コンポーネントの平行移動、斥力、および回転の具体的な複数の組み合わせを開発し得る。例えば、ユーザは、片手のみで2つの磁気素子を分離し得る。
図7Aは、複数の磁気素子102および104を分離するリニアアクチュエータ602および面取りエッジ機構を用いる、例示的な磁石取り付け機構の断面の正面斜視図のセットである。図7Aは、コンポーネントの2つのペアを含む。第1のペアはコンポーネント106Nおよびコンポーネント108Nを含み、第2のペアはコンポーネント106Oおよびコンポーネント108Oを含む。コンポーネント108N、108Oのヒンジ502D、502Eは、ばね負荷式キャリッジ702、リニアアクチュエータ602、および摺動面取りエッジ機構704に互いに保持される複数の磁気素子104も含む。面取りエッジ機構704は、2つの面取りエッジを含む。一方の面取りエッジは、ばね負荷式キャリッジ702に接続される。他方の面取りエッジは、リニアアクチュエータ602に接続される。リニアアクチュエータ602、ばね負荷式キャリッジ702、および面取りエッジ機構704を用いる具体的な実施形態は一般に、符号700Aにより参照される。
いくつかの例において、リニアアクチュエータ602は、矢印706により示されるように一方のエッジを他方のエッジへと押すことにより、一方の面取りエッジを他方の面取りエッジ全体にわたって摺動させ得る。矢印708により示されるように、面取りエッジ機構704における2つのエッジの相互作用により、ばね702に対する圧縮力を生成するが、複数の磁気素子104を磁気素子102から斥ける。従って、磁気素子104を磁気素子102から変位させる場合に、リニアアクチュエータは、磁気素子102と磁気素子104との間の磁力における低減を生じさせ得る。このように磁気素子102と磁気素子104との間の磁力を低くすることにより、リニアアクチュエータ602は、ユーザがタブレット106Oを取り付け面502Eから取り外すのを補助し得る。タブレットが取り外された後、複数のばね702は、リニアアクチュエータ702が面取りエッジを互いに離して摺動させるに従って、キャリッジを元の位置に再び戻すことができる。
いくつかの例において、磁気素子102および104を互いにより近くなるように移動することにより、リニアアクチュエータ602は、タブレット106Nが早期に落下することを阻止するのに役立ち得る。いくつかの例において、リニアアクチュエータ602は、タブレット106Nを取り付け面502Dにドッキングするときにユーザの役に立ち得る。例えば、コンピューティングデバイスがデバイスの具体的な向き等の取り付け前の条件を検出すると、リニアアクチュエータ602は、素子102と素子104との間の磁力を増大させ得る。
図7Bは、不良位置合わせを阻止する複数のラックおよびピニオン710を用いる、例示的な磁石取り付け機構の断面の正面斜視図のセットである。図7Bは、コンポーネントの2つのペアを含む。第1のペアはコンポーネント106Pおよびコンポーネント108Pを含み、第2のペアはコンポーネント106Qおよびコンポーネント108Qを含む。コンポーネント106P、106Qは、複数の磁気素子102を含む。コンポーネント108P、108Qは、ラック710およびピニオン712に連結させる複数の磁性コンポーネント104を含む。ラック710およびピニオン712を用いる具体的な実施形態は一般に、符号700Bにより参照される。
図7Bの例において、ラック710およびピニオン712は、基部108P、108Qにおける磁気素子104を複数の反対方向に平行移動して、コンポーネント106P、106Qの不良位置合わせを阻止する反作用力を提供する。ピニオンギア712が矢印714の方向に回転すると、ピニオン712は、各々のラック710を矢印716の方向に平行移動させる。いくつかの例において、磁気素子104は、ラック710に接続され、従って矢印716の方向にも平行移動され得る。例700Bにおいて、磁気素子104の全体としての位置は、どちらの方向にも平行移動しない。従って、例示的なコンポーネント106P、106Qは、コンポーネント108P、108Qに対する定位置にコンポーネント106P、106Qを保持するためのガイド(図示せず)をコンポーネント108P、108Q上に必要としない。
図7Cは、複数の磁気素子を変位させるクランクシャフト716を用いる、例示的な磁石取り付け機構の断面の側面図のセットである。図7Cは、磁性コンポーネント102、104の2つのペアを含む。磁性コンポーネント104は、クランクシャフト716に機械的に連結される。具体的な実施形態を用いる。
700Cの例において、クランクシャフト716が回転し、ピストン状の運動を生成して基部108Rにおける磁石104を変位させる。例えば、クランクシャフト716が矢印718の方向に回転すると、磁気素子104は、矢印720の方向に斥けられ得る。いくつかの実施形態において、機構は、複数のカムを含むシャフトを回転させるべく回転アクチュエータを用いることを伴い得る。複数のカムは、カムの半径方向の偏心により磁気素子104の変位をもたらす。
図6A、6B、および7A、7B、および7Cは、図1の平行移動112、114、および図3の斥力作用を用いる複数の調整機構を説明するが、図2の回転機構および図4A、4Bの電磁機構も取り付け面502に既に説明された複数の機械的機構に加えて、またはこれに代えて用いられてもよい。更に、図1〜4Bの複数の調整機構のいずれも、図8A〜8Dにおけるように第1のコンポーネント106を第2のコンポーネント108に磁気的に取り付け、もしくは取り外し、または一連の複数の離散角度により無摩擦回転移動を可能にするべく、下記の複数の無摩擦回転システムと共に用いられてもよい。
図8Aは、90、180、および205°の位置における例示的なバレルヒンジ802Aである。図8Aは、6つの概観804A、806A、808A、810A、812A、814Aを含む。概観804Aは、内部磁気素子102が可視状態であり、磁気素子816Aのペアが磁気的に取り付けられた、90°におけるバレルヒンジ802Aの図である。概観806Aは、90°におけるバレルヒンジ802Aの側面斜視図のクローズアップであり、内部磁気素子816Aが可視状態である。概観808Aは、180°におけるバレルヒンジ802Aの図であり、取り付けられた複数の内部磁気素子818Aが可視状態である。概観810Aは、180°におけるバレルヒンジ802Aの側面斜視図のクローズアップであり、複数の内部磁気素子818Aが可視状態である。概観812Aは、205°におけるバレルヒンジ802Aの図であり、複数の内部磁気素子820Aが可視状態である。概観814Aは、205°におけるバレルヒンジ802Aの側面斜視図のクローズアップであり、複数の内部磁気素子820Aが可視状態である。概観816A、818A、820Aに見られるように、バレルヒンジ802Aは、ヒンジ802Aの中心点の周囲に半径方向に配置された複数の磁気素子を含む。
ヒンジ802A内の複数の磁気素子は、ヒンジの複数の磁気素子の位置における磁力により、コンピューティングデバイスのコンポーネントを引っ張り状態に保持し得る。例えば、概観804A、806Aにおいて、2つの磁気素子816Aは、ヒンジ802Aを90°の角度で保持する。概観808A、810Aにおいて、2つの磁気素子818Aは、ヒンジ802Aを180°に保持する。概観812A、814Aにおいて、磁気素子820Aは、ヒンジ802Aを205°に保持する。磁気素子816A、818A、820Aの各ペアは、ヒンジの一方の側における複数の磁気素子102の対応するペアにより引っ張り状態に保持される。いくつかの例において、磁気素子102は、単一の強磁性ストリップであってもよい。いくつかの例において、2つの磁気素子間の磁力は、調整可能であってもよい。調整可能な磁力は、複数の角度における調整に用いられる可変トルクを可能にし得る。例えばユーザは、その嗜好性に応じて複数の角度において調整するのに必要なトルクを調整し得る。従って、本明細書において説明される複数の実施形態は、無摩擦可変トルクを提供するものといい得る。
図8Bは、無摩擦回転のための例示的なバレルヒンジ802Bである。バレルヒンジ802Bは、ロッド(図示せず)を保持し、ヒンジ802Bを互いに保持する複数のループ804Bを有する2つのコンポーネントを含む。ヒンジ802Bの内側のコンポーネントは、磁気素子806Bを含む。ヒンジ802Bの外側のコンポーネントは、磁気素子808Bを含む。いくつかの例において、磁気素子808Bは、比較的安価な鋼ストリップであってもよい。いくつかの例において、磁気素子808Bは、複数の磁気素子806Bが回転して磁気的に取り付けられるときに、磁気素子806Bの横方向の配置と並ぶ磁石の対応するセットであってもよい。
バレルヒンジ802Bを用いる場合、コンピューティング技術および複数のコンポーネントは、ヒンジのロッドまたはバレル内に配置され得る。例えば、無線技術は、バレルヒンジ802B内に含まれて、ヒンジ802Bを介して接続されたコンピューティングデバイスの2つのコンポーネントの間で無線通信を可能にし得る。いくつかの場合に、バレル設計は、大きすぎると考えられる可能性があり、よりスリムな設計が用いられてもよい。
図8Cは、複数の磁気素子102を有するスパイン802Cを用いる、タブレット106の無摩擦回転および取り外しのための例示的な磁石取り付け機構である。図8Cにおけるヒンジの具体的な構成は、概ね符号800Cにより参照され得る。
図8Cは、例示的なスパイン802Cの3つの概観804C、806C、808Cを含む。概観804Cにおいて、側面斜視図は、タブレット106がキーボード108から取り外し可能であり得ることを示す。概観806Cにおいて、スパイン802Cは、下方のキーボード108から切断された状態の上面図から示される。概観808Cにおいて、スパイン802Cのより大きなクローズアップ図は、スパイン802Cが中心線の周囲に半径方向に、かつスパイン802Cの長さに沿って配置された複数の磁気素子102を含むことを示す。
図8Cの例において、複数の磁気素子は、ヒンジの複数の磁気素子102の位置における磁力により、コンピューティングデバイスのタブレット106のコンポーネントを引っ張り状態に保持し得る。例えば、複数の磁気素子102は、タブレットが閉位置から90°、125°、および180°に位置付けられて磁気的に保持され得るように、スパイン802C上に配置され得る。閉位置は、タブレットがキーボード106に対して平坦になるときである。概観808Cにおいて、例えば複数の磁気素子がヒンジの長さに沿って、半径方向に複数の異なる角度で異なる地点に配置される。以下に検討され、図8Dに図示されるように、複数の磁気素子102は、ヒンジをコンピューティングデバイスのコンポーネントに取り付けるべく、磁気素子104の第2のセットにも固定され得る。例えば、第2の複数の磁気素子102における複数の磁石は各々、別のコンピューティングデバイスコンポーネントの磁気素子104に対して反対の極性を有し得る。800Cの例において、このコンピューティングデバイスコンポーネントは、タブレット106である。いくつかの例において、キーボード106は、スパイン802Cを表面上で回転させるローラ(図示せず)を有し得る。いくつかの例において、図1〜4Bにおいて説明された複数の調整機構のいずれも、タブレット106をキーボード108から取り外すのに役立つように用いられ得る。
スパイン802Cを用いる利点は、バレルヒンジよりも小さいバルク設計、および取り外し可能なロッドを用いる必要がないことである。しかし、いくつかの場合に、タブレット106上で外側に向いた磁石が全くない設計が好ましいことがある。例えば、図8Dは、複数の磁気素子102がタブレット106上で内側を向いた実施形態をもたらす。
図8Dは、複数の磁気素子を有するタブレットの無摩擦回転のための例示的なヒンジのない取り付けおよび取り外し機構である。図8Dにおけるヒンジの具体的な構成は、概ね符号800Dにより参照され得る。
図8Dは、例示的なヒンジのない磁気取り付け機構の3つの概観804D、806D、808Dを含む。概観804Dにおいて、側面斜視図は、タブレット106がキーボード108から取り外し可能であり得、キーボード108の2つの端部で取り付けられることを示す。概観806Dにおいて、タブレット106は、下方のキーボード108から切断された状態の上部斜視図から示される。概観808Dにおいて、ヒンジのない接続部802Dのクローズアップは、接続部802Dがタブレット106の内側に配置された複数の磁気素子102を含むことを示す。磁気素子102のペアは、タブレット106の他方の取り付け側(図示せず)で磁気素子の別のペア102に横方向に対向し、磁気素子の別のペア102は、タブレット106の底面側で下方に向いている。
800Dの例において、複数の磁気素子102は、タブレット106が閉位置に対して90°、125°、または180°に保持されることを可能にし得る。ユーザが磁気取り付け軸に対してタブレット106を回転させると、キーボード108内の対応する複数の磁気素子は、タブレット106を磁気素子102に取り付け、磁気素子102から取り外し得る。追加の複数の磁気素子102は、タブレット106の底面側に沿って配置され得る。例えば、ヒンジのない接続部800Dにおいて、タブレット106の底面側の磁気素子102は、タブレットが閉位置から180°の角度で保持されることを可能にし得る。いくつかの例において、キーボード108において複数の磁気素子102を対応する複数の磁気素子に取り付ける磁力は、タブレット106をキーボード108から取り外すことを可能にするべく、低減または除去され得る。いくつかの例において、タブレット106は、電磁石により電子的に取り外され得る。いくつかの例において、タブレット106は、電気機械機構により電子的に取り外され得る。
図8Eは、複数の磁気素子を有するタブレットの無摩擦回転のためのヒンジのない取り付けおよび取り外し機構において用いる例示的な金属ストリップ802Eである。図8Eは、4つの概観804E、806E、808E、および810Eを含む。概観804Eにおいて、正面斜視図は、基部108へと埋め込まれた金属ストリップを示す。概観806Eにおいて、側面斜視図は、磁気素子102に取り付けられる金属ストリップ802Eを示す。概観808Eにおいて、上部斜視図は、コンピューティングデバイスコンポーネント108から取り外されるコンピューティングデバイスコンポーネント106を示す。概観810Eにおいて、クローズアップは、コンポーネント106をコンピューティングデバイスのコンポーネント108に取り付けるべく金属ストリップ802Eを用いる磁気ヒンジ800Cを示す。
800Eの例において、金属ストリップ802Eは、タブレット106が基部108に対して複数の異なる角度で保持されることを可能にし得る。例えば、タブレット106は、閉位置に対して90°、125°、または180°で保持され得る。ユーザが磁気取り付け軸に対してタブレット106を回転させると、基部108内の金属ストリップ802Eは、タブレット106を磁気素子102に取り付け、磁気素子102から取り外し得る。いくつかの例において、キーボード108において複数の磁気素子102を対応する複数の磁気素子に取り付ける磁力は、タブレット106をキーボード108から取り外すことを可能にするべく、低減または除去され得る。いくつかの例において、タブレット106は、磁気素子102の磁力を無効にする電磁石より電子的に取り外され得る。いくつかの例において、タブレット106は、電気機械機構により電子的に取り外され得る。
本明細書に説明される複数の実施形態から、様々利点が享受され得る。無摩擦ヒンジには、角度を確立する際の接触および磨滅がないので、ヒンジは、経時的に摩耗したり、消滅したりしない。更に、角度間隔および調整は、一定のままである。例えば、軽く突いても、角度間隔を90°から92°に変化させることはないであろう。他の利点は、ヒンジを作製するのにより少ない部品を用い、製造における時間および取り組みにおいて対応する節約を行うことから生じる。寸法における効率性は、より広い空間を他の複数の目的に使用し得るという利点を提供する。この空間は、追加の複数の機能およびコンポーネントを収納するべく用いられ得る。例えば、無線または光信号を用いる複数の無線技術が組み込まれ、複数の離散角度およびヒンジの端部への一定の接点を用いて適切に位置合わせされ得る。いくつかの例において、タブレット106は、そのような複数の無線技術によりキーボード108と通信し得る。更に、無摩擦可変トルクは、リアルタイムでユーザまたは相手先ブランド製造者(OEM)によりカスタマイズ可能であり得る。取り外しの容易さが、ユーザがコンポーネントを取り外したり、磁気ヒンジに取り付けたりするのに役立ち得るカスタマイズ可能な磁力から生じる他の利点である。いくつかの例において、以下に検討されるように、カスタマイズ可能な磁力は、ユーザにより、GUIを介して、または内部コンピューティングデバイスのロジックを介して自動的に複数の異なる状態に切り替えられ得る。
更に、キーボード108における対応する複数の素子に対する素子102の取り付け力および取り外し力、またはコンポーネント106をコンポーネント108に取り付け、コンポーネント108から取り外すことは、上記でより詳細に検討された図1〜4Bの複数の磁気調整機構のいずれによっても調整され得る。例えば、磁気素子102の平行移動は、ユーザが125°等のある離散角度から90°等の別の離散角度へとタブレット106を調整することを可能にするべく用いられ得る。更に、図1〜4Bの磁気調整機構は、以下の図9〜11においてより詳細に検討されるように、タブレット106をキーボード108に対して閉位置に保持するべく用いられ得る。
図9は、複数の磁気素子に適用される摺動変位機構を有する例示的なコンピューティングデバイスの側面斜視図である。コンピューティングデバイス900は、蓋902のような第1のコンポーネントと、基部904のような第2のコンポーネントを含む。コンピューティングデバイス900は、図9に図示されるように、ボタン906のような変位機構も含み得る。複数の実施形態において、コンピューティングデバイス900は、ヒンジ908を含む。ヒンジ908は、基部904に対する蓋902の回転移動を可能にし得る。図9、図10、および図11は、蓋および基部を有するラップトップコンピュータを図示するが、本明細書に説明される複数の技術は、複数の他のタイプのコンピューティングデバイスおよび他のタイプのコンピューティングデバイスコンポーネントで実装されてもよい。
図10は、コンピューティングデバイスの蓋を開けるべく複数の磁気素子に適用される摺動変位機構を有する例示的なコンピューティングデバイスの側面斜視図である。ボタン906は、矢印1002により示されるように移動可能であり得る。ボタン906は、図10に図示されるように、蓋902が開くことを可能にし得る。複数の実施形態において、コンピューティングデバイス900は、スプリングバックを示し得る。スプリングバックは、ヒンジ908における摩擦力であり得、ボタンが1002において移動されると、蓋が反発して少なくともわずかに開き得る。いくつかの実施形態において、スプリングバックは、蓋902の引っ張り力でもあり得、蓋が図9において閉じられた場合に、蓋は、蓋902の可撓性または曲げ可能性に起因する位置エネルギーを有し得る。いずれの実施形態においても、1002により示されるボタン906の移動により、蓋902が基部904に対して開くことを可能にする。上述のように、ボタン906の移動により、複数の磁気素子間の摺動運動を開始し、コンピューティングデバイスの複数の磁気素子間における磁力の低減または除去を生じさせる。
複数の実施形態において、複数の磁気素子を別々に移動させるのに必要とされる力は、等式1により示される。
Figure 2018142328
等式1において、適用される力は「F」により表され、式中、μは複数の磁気素子のうちの1つを移動させる摩擦係数であり、「P」は複数の磁気素子間の磁力であり、「Spring」は、機構が変位された後に、機構を特定の実装におけるその元の位置に戻すのに必要とされる力である。いくつかの実施形態において、複数の磁気素子を別々に移動させるのに必要とされる力は、移動に対する磁気抵抗、コンピューティングデバイスの複数の磁気素子および他の金属部品との間に生じる磁力等、更なる複数の要因を含み得る。いくつかの実施形態において、複数の磁気素子を移動する際の摩擦を低減するべく、複数の材料が用いられ得る。例えば、複数の磁気素子間の摩擦を低減するべく、複数の磁気素子間にプラスチック材料が用いられてもよい。
図11は、コンピューティングデバイスの蓋を開けるべく複数の磁気素子に適用される例示的な摺動変位機構の断面の側面斜視図である。コンピューティングデバイスの断面1100は、図1を参照した上述の第1の磁気コンポーネント102および第2の磁気コンポーネント104のような第1の磁気コンポーネントおよび第2の磁気コンポーネントを図示する。第1の磁気コンポーネント102は、コンピューティングデバイス900の蓋902の内部に配置されてもよく、第2の磁気コンポーネント104は、コンピューティングデバイス900の基部904に配置されてもよい。複数の実施形態において、コンピューティングデバイスは、ボタン906等の変位機構を含み得る。矢印1002により示されるように、ボタン906が矢印1002の方向に移動されるときに、第1の磁気コンポーネント102と第2の磁気コンポーネント104との間に変位力がもたらされ得る。上述のように、磁性コンポーネント102と磁性コンポーネント104との間に変位をもたらすことにより、磁性コンポーネント102と磁性コンポーネント104との間の磁力を最終的に低減し得、蓋902は、基部904に対して反発することができる。図11は変位機構をボタンとして図示するが、他の複数の機構が可能であり得る。例えば、変位機構は、ユーザが磁性コンポーネント102、104のうちの1または複数を横方向に、かつコンピューティングデバイス900のエッジに平行に移動させることを可能にするように構成されたスクロール機構であってもよい。
既に検討されたように、横方向変位機構の利点は、直交方向において空間を省き、および/またはより好ましい力の変位特性をもたらすことを伴い得る。しかし、図5A〜11における上記の複数の磁気取り付け機構のいずれも、磁力がユーザの嗜好性に対して適合可能であるように構成され得る。いくつかの例において、ユーザは、調整機構の構成により磁力を手動で調整することができ得る。いくつかの例において、調整機構は、図13においてより詳細に説明されるように、ユーザの使用に対して磁気素子102と磁気素子104との間の磁力を自動的に調整する自動調整機能を含む。これらの例において、電気機械または電磁の機構は、以下により詳細に検討される自動化を可能にすることが好ましい場合がある。
図12は、コンピューティングデバイスの変位機構を形成する方法を図示するブロック図である。方法1200は、ブロック1202において、コンピューティングデバイスの第1の磁気素子と第2の磁気素子との間に適用される力を加えるコンピューティングデバイスの変位機構を形成する段階を含む。第1の磁気素子は、第1の磁気素子と第2の磁気素子との間の磁力により、第2の磁気素子に対する引っ張り状態に保持される。
方法1200は、複数の更なる実施形態を含み得る。いくつかの実施形態において、方法1200は、ブロック1204において、コンピューティングデバイスの第1のコンポーネント内に第1の磁気素子を形成する段階を含み得る。例えば、第1の磁気素子は、ラップトップのようなコンピューティングデバイスの蓋に配置されるように形成され得る。複数の実施形態において、方法1200は、ブロック1206において、コンピューティングデバイスの第2のコンポーネント内に第2の磁気素子を形成する段階を含み得る。例えば、第2の磁気素子は、コンピューティングデバイスの基部に配置されるように形成され得る。いずれかの実施形態において、第1の磁気素子および第2の磁気素子は、磁力により引っ張り状態に保持され、変位機構によりいずれかの磁気素子に適用される力によって分離可能である。上述のように、変位機構は一実施形態において、力をもたらすべく摺動可能に係合されるボタンであり得る。いくつかの実施形態において、複数の磁気素子の双方が磁石である。しかし、他の実施形態において、複数の磁気素子のうちの1つが磁石であるが、他の磁気素子は、鋼等の強磁性材料、またはフェリ磁性材料であるが、磁石ではない。なおも別の実施形態において、複数の磁気素子の双方が磁石であり、複数の磁気素子のうちの1または複数は、金属補強板を含み得る。本実施形態において、金属補強板は、他の実施形態に対して複数の磁気コンポーネント間の磁力を増大させ得る。
図13は、磁力を調整するコンピューティングデバイスのコンポーネントのブロック図である。例えば、コンピューティングデバイス1300は特に、ラップトップ、ツーインワンの取り外し可能なラップトップ、タブレットコンピュータ、またはコンバーチブル型コンピュータであり得る。コンピューティングデバイス1300は、複数の格納済み命令を実行するように構成される中央処理装置(CPU)1302、およびCPU1302により実行可能な複数の命令を格納するメモリデバイス1304を含み得る。CPUは、バス1306によりメモリデバイス1304に連結され得る。更にCPU1302は、シングルコアプロセッサ、マルチコアプロセッサ、コンピューティングクラスタ、または任意の数の他の構成であり得る。更にコンピューティングデバイス1300は、2つ以上のCPU1302を含み得る。メモリデバイス1304は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、フラッシュメモリ、またはその他の好適なメモリシステムを含み得る。例えばメモリデバイス1304は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)を含み得る。
コンピューティングデバイス1300は、グラフィックス処理装置(GPU)1308も含み得る。示されるように、CPU1302は、バス1306を介してGPU1308に結合され得る。GPU1308は、コンピューティングデバイス1300内で任意の数のグラフィックスオペレーションを実行するように構成され得る。例えばGPU1308は、コンピューティングデバイス1300のユーザに対して表示されるべきグラフィックス画像、グラフィックスフレーム、動画等をレンダリングまたは操作するように構成され得る。メモリデバイス1304は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、フラッシュメモリ、またはその他の好適なメモリシステムを含み得る。例えばメモリデバイス104は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)を含み得る。メモリデバイス1304は、磁気取り付け力および取り外し力を調整する複数の命令を実行するように構成されるデバイスドライバ1310を含み得る。デバイスドライバ110は、ソフトウェア、アプリケーションプログラム、アプリケーションコード等であり得る。
コンピューティングデバイス1300は、磁力調整機構1312を含む。複数の実施形態において、磁力調整機構1312は、図1〜4Bに説明される電気機械または電磁の機構である。例えば磁力調整機構1312は、モータ、圧電モータ、電磁コイル、リニアアクチュエータ、形状記憶合金アクチュエータ、またはこれらの任意の組み合わせを含み得るが、これらに限定されない。磁力調整機構1312は、ドック1315においてコンピューティングデバイス1300と別のコンピューティングコンポーネントとの間の取り付け力および取り外し力を変更するように用いられる。ドック1315は、コンピューティングデバイス1300の2つのコンポーネント間の磁気取り付けの磁気ヒンジ1315、またはその他の調整可能点であり得る。従ってコンピューティングデバイス1300は、1または複数の磁気素子1314も含む。例えば磁気素子1314は、磁石114であってもよい。いくつかの例において、磁気素子1314は、電磁石1314であってもよい。磁石1314は、ドック1315においてコンピューティングデバイス1300とコンピューティングデバイスの別のコンポーネントとの間の磁力を増大および低減する磁力調整機構1312により変位され得る。いくつかの実施形態において、ドライバ1310は、磁力調整機構1312を操作して磁気素子1314をシフトさせるべく用いられ得る。いくつかの例において、ドライバ1310は、磁力調整機構1312を操作して電磁素子1314に電力供給するべく用いられ得る。例えばドライバ1310は、電磁素子1314に電源をオンにさせて、取り外すためにドック1315において磁力を低減し得る。更に複数の例において、磁気素子1314は、複数の磁気素子であってもよい。いくつかの例において、磁気素子1314は、磁力調整機構1312により調整され得るキャリッジに配置され得る。いくつかの例において、複数の磁気素子1314は、個別に調整可能であり得る。デバイスドライバ110は、磁気素子の向きもしくは磁力を数で表し、またはユーザにアクセスできる取り付けの状態を表し得る。
また、CPU1302は、コンピューティングデバイス1300を1または複数のI/Oデバイス1318に接続するように構成された入力/出力(I/O)デバイスインターフェース1316に、バス1306を介して接続され得る。複数のI/Oデバイス1318としては、例えば、静電容量タッチ面、圧力センサ、加速度計、および/またはジャイロスコープが特に挙げられ得る。複数のI/Oデバイス1318は、コンピューティングデバイス1300の内蔵コンポーネントであってもよく、またはコンピューティングデバイス1300に外部接続されるデバイスであってもよい。いくつかの例において、複数の加速度計1318は、コンピューティングデバイスに内蔵される2またはそれより多い加速度計であってもよい。例えば、1つの加速度計が、取り外し可能なラップトップの各面に内蔵され得る。
CPU1302は、コンピューティングデバイス1300をディスプレイデバイス1322に接続するように構成されるディスプレイインターフェース1320にも、バス1306を介してリンクされ得る。ディスプレイデバイス1322は、コンピューティングデバイス1300の内蔵コンポーネントであるディスプレイスクリーンを含み得る。ディスプレイデバイス1322は、特にコンピューティングデバイス1300に外部接続されるコンピュータモニタ、テレビ、またはプロジェクタも含み得る。
コンピューティングデバイスは、ストレージデバイス1324も含む。ストレージデバイス1324は、ハードドライブ、光ドライブ、サムドライブ、複数のドライブのアレイ、またはこれらの任意の組み合わせ等の物理メモリである。ストレージデバイス1324は、遠隔のストレージドライブも含み得る。いくつかのアプリケーション1326は、ストレージデバイス1324に格納され得る。複数のアプリケーション1326は、取り付け力および取り外し力調整アプリケーションを含み得る。複数のアプリケーション1326は、磁気ヒンジ1315の複数の異なる角度の間でディスプレイを移動させるのに必要とされるトルクを調整するべく用いられ得る。いくつかの例において、デプスマップは、コンピューティングデバイス1300の画像取り込み機構1312により取り込まれた環境から形成され得る。いくつかの例において、アプリケーション1326は、磁力動作の複数の異なる状態を事前設定するべく用いられ得る。
いくつかの例において、ビームフォーミングは、目標とされるスピーカの方向および距離からマルチチャネルオーディオデータを取り込むべく、用いられる。また、マルチチャネルオーディオデータは、ブラインド信号源分離を用いて分離され得る。ブラインド信号源分離が実行された後、1または複数のチャネルがマルチチャネルオーディオデータから選択される場合に、ノイズキャンセルが実行され得る。更に、オートエコーキャンセルも1または複数の選択チャネルに実行され得る。
コンピューティングデバイス1300は、ネットワークインタフェースコントローラ(NIC)1328も含み得る。NIC1328は、バス1306を介してコンピューティングデバイス1300をネットワーク1330に接続するように構成され得る。ネットワーク1330は、特にワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、またはインターネットであってもよい。
図13のブロック図は、コンピューティングデバイス1300が図13に示される複数のコンポーネントの全てを含むことを示すものとは意図されない。むしろ、コンピューティングシステム1300は、図13に図示されないより少ないか、または更なるコンポーネント(例えば、センサ、電力管理集積回路、追加のネットワークインタフェース等)を含み得る。コンピューティングデバイス1300は、特定の実装の詳細に応じて図13に示されない任意の数の追加のコンポーネントを含み得る。更に、CPU1302の機能のいずれも、ハードウェアおよび/またはプロセッサに部分的に、または全体として実装され得る。例えば機能は、特定用途向け集積回路と共に、プロセッサに実装されるロジック、専用グラフィックス処理装置に実装されるロジック、またはその他のデバイスに実装され得る。
図14は、磁力を調整するコードを格納する有形機械可読媒体を示すブロック図である。有形機械可読媒体1400は、コンピュータバス1404を介してプロセッサ1402によりアクセスされ得る。更に有形機械可読媒体1400は、本明細書に説明される複数の方法を実行するようにプロセッサ1402に指示するように構成されたコードを含み得る。いくつかの実施形態において、有形機械可読媒体1400は、非一時的であってもよい。
本明細書において検討される様々なソフトウェアコンポーネントは、図14に示されるように、1または複数の有形機械可読媒体1400に格納され得る。例えば構成モジュール1406は、コンピューティングコンポーネントにおける磁力のカスタマイズを可能にするように構成され得る。いくつかの例において、追跡モジュール1406は、ユーザがGUIを介して磁気の取り付け力および取り外し力を変更することを可能にし得る。いくつかの例において、追跡モジュール1406は、ユーザがコンピューティングコンポーネント上のボタンを介して磁気の取り付け力および取り外し力を変更することを可能にし得る。適合モジュール1408は、複数の感覚入力をコンピューティングコンポーネントから受信するように構成され得る。いくつかの例において、適合モジュール1408は、感覚入力に基づいて磁気取り付け力を調整する。例えば、感覚入力がコンピューティングデバイスの別のコンポーネントからのコンピューティングコンポーネントの不注意の、または早期の取り外しを示す場合に、適合モジュール1408は、取り付け力を強くし得る。例えば、コンピューティングデバイスの別のコンピューティングコンポーネントからコンピューティングコンポーネントを取り外す1または複数の失敗した試みを感覚入力が示す場合、適合モジュール1408は、取り外し力を弱くし得る。緊急モジュール1410は、特定の条件下で磁力を一時的に変更するように構成され得る。いくつかの例において、コンピューティングデバイスが落下していることを感覚入力が示す場合、緊急モジュール1410は、取り付け力を一時的に強くし得る。
図14のブロック図は、有形機械可読媒体1400が図14に示される複数のコンポーネントの全てを含むことを示すものとは意図されない。更に、有形機械可読媒体1400は、特定の実装の詳細に応じて図14に示されない任意の数の追加のコンポーネントを含み得る。
図15は、コンピューティングデバイスにおいて磁力を自動的に調整する方法を図示するブロック図である。方法1500は、ブロック1502において、ユーザが第1の磁気素子を含む第1のコンピューティングデバイスコンポーネントを、第2の磁気素子を含む第2のコンピューティングデバイスコンポーネントから取り外すことを意図する確率が高いことを検出する段階を含み得る。第1の磁気素子は、第1の磁気素子と第2の磁気素子との間の磁力により、第2の磁気素子に対する引っ張り状態に保持される。いくつかの例において、例えばコンポーネント上のボタンのタッチにより、取り外すことを意図する確率が高いことが感知され得る。例えば、ユーザは、特定の所要時間、ボタンを押し、またはボタンを押してそのまま保持してもよい。いくつかの例において、静電容量面は、取り外すことを意図する確率が高いことをトリガし得る。例えば、静電容量タッチスクリーンまたはタブレットの背面の静電容量面を指でタッチすることにより、取り外すことを意図する確率が高いことを示し得る。いくつかの例において、取り外すことを意図する確率は、コンピューティングデバイスの特定の向きを考慮し得る。例えば、ジャイロまたは加速度計は、取り外すことを意図する確率が高いことを示すような向きの移動を検出し得る。
ブロック1504において、方法は、コンピューティングデバイスの第1の磁気素子と第2の磁気素子との間の磁力を自動的に取り外し力まで低減する段階を含み得、第1の磁気素子は、第1の磁気素子と第2の磁気素子との間の磁力により、第2の磁気素子に対する引っ張り状態になおも保持される。取り外し力は、ユーザが第1のコンピューティングデバイスコンポーネントを第2のデバイスコンポーネントから容易に取り外すことを可能にし得る。複数の実施形態において、取り付け力は、既に上述された複数の機構のいずれかにより、取り外し力に変更され得る。いくつかの例において、取り外し力は、上記の図2および4に説明される斥力を含み得る。いくつかの例において、コンピューティングデバイス内のロジックは、ユーザがコンポーネントを取り外そうとしているとの表示を受信し得る。次にロジックは、ユーザの取り外すことを意図する確率が高いとの表示を受信すると、磁力を取り外し力に切り替えさせる。
ブロック1506において、方法は、ユーザが第1のコンピューティングデバイスコンポーネントを第2のコンピューティングデバイスコンポーネントに取り付ける確率が高いことを検出する段階を含み得る。取り付ける確率が高いことは、例えば運動センサ、磁界センサ等により感知され得る。いくつかの例において、センサは、ユーザがコンピューティングデバイスの第1のコンポーネントをコンピューティングデバイスの第2のコンポーネントに取り付けようとしていることを示すべく、コンピューティングシステムのロジックと通信し得る。例えばセンサは、ユーザ入力を受信し、これに応じて取り付け力および取り外し力を調整するべくコンピューティングデバイスの電力管理ロジックと通信し得る。
ブロック1508において、方法は、第1の磁気素子と第2の磁気素子との間の磁力を自動的に取り付け力まで増大させる段階を含み得る。複数の実施形態において、取り付け力は、詳述した上記の複数の機構のいずれかにより実現され得る。いくつかの例において、取り付け力は、コンピューティングシステム内のロジックにより事前設定済みの取り付け力に自動的に切り替えられ得る。いくつかの例において、事前設定済みの取り付け力は、ユーザにより構成可能であり、および/またはカスタマイズ可能であり得る。例えばユーザは、コンピューティングデバイスのオペレーティングシステムにおいて起動されるGUIを用いることにより取り付け力を調整し得る。
ブロック1510において、方法は、複数の失敗した取り外しの試みを検出する段階を含み得る。失敗した取り外しの試みは、例えば、磁界における変化、または加速度計のような移動センサにより測定される、ユーザがコンポーネントを取り外す試みであり得る。いくつかの例において、失敗した取り外しの試みを検出するべく、圧力センサまたは静電容量タッチセンサが用いられ得る。例えばセンサは、ユーザが静電容量面をタッチすることを検出し得、これは、複数の磁気素子において検出される力と組み合わされて、失敗した取り外しの試みとしてカウントしてもよい。
ブロック1512において、方法は、磁気取り外し力を自動的に弱める段階を含み得る。複数の実施形態において、取り外し力は、予め定められた数の失敗した取り外しの試みに応答して、コンピューティングデバイスのロジックにより低減され得る。いくつかの例において、このより弱い取り外し力の設定は、将来用いるべく格納されてもよい。例えば、より弱い取り外し力は、早期の取り外しが検出されるまで恒久的に弱くされ得る。いくつかの例において、取り外し力は、GUIまたは他のインターフェースを介してユーザにより再構成され得る。例えばGUIは、取り外し力を視覚的に調整し、またはリセットするべくユーザにスライドバーを提供し得る。
ブロック1514において、方法は、早期の取り外しを検出する段階を含み得る。早期の取り外しとは、対応するユーザ動作が検出されずに、一方のコンピューティングデバイスコンポーネントが他方のものから分離することである。ユーザ動作は、静電容量タッチスクリーン、近接センサ等により検出され得る。例えば、コンピューティングデバイスは、移動する車両またはバックパック内にある場合がある。コンピューティングデバイスは、突然の動きを受け、これにより一方のコンピューティングデバイスコンポーネントを他方のコンピューティングデバイスコンポーネントから取り外させ得る。ユーザによる相互作用が全く検出されない取り外しは、早期の取り外しとしてカウントされ得る。例えば早期の取り外しは、静電容量タッチが全く検出されずに一方のコンピューティングデバイスコンポーネントが別のものから取り外されるときにカウントされ得る。いくつかの例において、緊急事態が検出され得る。例えば緊急事態は、コンピューティングデバイスが落下しているとコンピューティングデバイスの加速度計が感知する場合に存在し得る。
ブロック1516において、方法は、取り付け力を自動的に強くする段階を含み得る。複数の実施形態において、取り付け力の設定は、早期の取り外しに応答して、コンピューティングデバイスのロジックにより増大され得る。いくつかの実施形態において、取り付け力は、早期の取り外しが検出されると、増大され得る。いくつかの実施形態において、取り付け力は、予め定められた数の早期の取り外しの後で増大され得る。いくつかの実施形態において、取り付け力は、一時的に強くされてもよい。いくつかの例において、緊急事態が検出され得、ロジックは、取り付け力の設定を一時的に強くし得る。例えば緊急事態は、コンピューティングデバイスが落下しているとコンピューティングデバイスの加速度計が感知する場合に存在し得る。加速度計から落下の表示を受信すると、ロジックは、取り付け力を一時的に増大させて、コンピューティングデバイスに対する損傷のリスクを低減し得る。
方法1500は、複数の更なる実施形態を含み得る。上記で言及されたように、デバイス内のロジックは、コンピューティングデバイスが磁力をユーザの嗜好性に適合させることも可能にし得る。いくつかの例において、このロジックは、調整機構を制御するハードウェアロジックを含み得る。例えば方法は、電力管理プロセッサに接続されたコントローラにより実装され得る。いくつかの実施形態において、コンピューティングデバイスは、失敗した複数の試みの履歴情報および早期の取り外し、ならびに他のユーザ動作を格納して分析することにより、用いられるデフォルトの取り付け力および取り外し力、または最大および最小の磁力を自動的に適合させ得る。いくつかの実施形態において、取り外し力および取り付け力を制御するロジックは、ユーザによりプログラム可能であり、および/またはカスタマイズ可能であり得る。例えばユーザは、失敗した取り外しの試み、早期の取り外し、または緊急事態に対する閾値を指定または変更し得る。また、ユーザは例えば、GUIスライドバーによりデフォルトの取り付け力または取り外し力を設定またはリセットし得る。
[例1]
調整可能な磁気連結のための装置が本明細書において説明される。装置は、磁力によりコンピューティングデバイスの第2のコンポーネントにおける第2の磁気素子に連結される、コンピューティングデバイスの第1のコンポーネントにおける取り付け面の第1の磁気素子を含む。装置は、磁気取り付け力を調整する調整機構を更に含む。装置の第1の磁気素子は、磁石であり得、調整機構は、第2の磁気素子に対して第1の磁気素子を変位させることにより磁力を調整する機械コンポーネントであり得る。装置は、上部に第1の磁気素子を配置したキャリッジに連結されるコンピューティングデバイスの第1のコンポーネント内にロッドを含み得る。機械コンポーネントは、ロッドの面取りエッジにおいて受けられる面取りエッジであり得る。第1の磁気素子は、ロッドの面取りエッジへと摺動する面取りエッジの力により第2の磁気素子に対して変位され得る。機械コンポーネントは、磁界引力と位置合わせされない方向を経由して第2の磁気素子に対して第1の磁気素子を変位することにより磁力を調整するべく係合されるリニアアクチュエータであり得る。機械コンポーネントは、磁界引力と位置合わせされない方向を経由して第2の磁気素子に対して第1の磁気素子を変位させることにより磁気取り付け力を調整するべく係合される手動調整ノブを含む。装置は、機械コンポーネントを移動させるモータを含み得る。機械コンポーネントは、第2の磁気素子から第1の磁気素子を磁力と平行に変位させる形状記憶合金アクチュエータを含み得る。機械コンポーネントは、第1の磁気素子に接続されたロッドを含み得る。ロッドは、第1の磁気素子の極性の向きにより、第2の磁気素子に対して磁力を調整するべく回転され得る。第2の磁気素子は、電磁石を含み得る。調整機構は、磁気取り付け力を一時的に低減し、または逆にするべく、電磁石に電力供給し得る。第1の磁気素子は、コンピューティングコンポーネントにおける磁気の不良位置合わせの力を無効にするべく複数の反対方向に機構を介して移動し得る複数の磁気コンポーネントを含み得る。
[例2]
磁気連結のためのヒンジが本明細書において説明される。ヒンジは、ヒンジの中心点の周囲に半径方向に配置された複数の磁気素子を含む。ヒンジは、コンピューティングデバイスの第1のコンポーネントに内蔵される。複数の磁気素子は、複数の磁気素子のサブセットとコンピューティングデバイスの第2のコンポーネントの磁気素子との間の磁力により、コンピューティングデバイスの第2のコンポーネントに対する第1の磁気素子の複数の角度間隔位置における引っ張り状態に第1のコンポーネントを保持し得る。ヒンジの複数の磁気素子は、ヒンジの長さに沿った異なる複数の地点に配置され得る。ヒンジの複数の磁気素子は、ヒンジの複数の端部に複数の角度間隔で配置され得る。ヒンジの複数の磁気素子は、第1の複数の磁気素子であり得、第2のコンポーネントの磁気素子は、第2のコンポーネントの第1の磁気素子であり得る。ヒンジは、第1のコンポーネントのヒンジを第2のコンポーネントに取り付ける第2の複数の磁気素子を含み得る。第2の複数の磁気素子は、各々、コンピューティングデバイスの第2のコンポーネントの第2の磁気素子に対して反対の極性を有し得る。第1のコンポーネントの第2の複数の磁気素子と第2のコンポーネントの第2の磁気素子との間の磁力は、電磁または電気機械調整機構による取り外しのために低減され得る。コンピューティングデバイスのコンポーネントは、複数の離散角度でヒンジの複数の磁気素子と第2のコンポーネントの磁気素子との間の複数の磁力により保持され得る。複数の磁力は、電気機械または電磁の機構によりカスタマイズ可能であり得る。ヒンジは、無線技術が収納され得るヒンジ内の空間も含み得る。第1のコンポーネントおよび第2のコンポーネントは、無線通信可能に連結され得る。ヒンジは、スパインを含み得、複数の磁気素子は、スパインに取り付けられる。ヒンジは、バレルを含み得、磁気素子は、バレルに取り付けられる。バレルは、取り外し可能なロッドにより第2のコンポーネントの1または複数のループに接続され得る。コンピューティングデバイスの第2のコンポーネントにおける磁気素子は、金属ストリップであり得る。
[例3]
複数の磁気引っ張り力を調整するための方法が本明細書において説明される。方法は、ユーザが第1の磁気素子を含む第1のコンピューティングデバイスコンポーネントを、第2の磁気素子を含む第2のコンピューティングデバイスコンポーネントから取り外すことを意図する確率が高いことを検出する段階を含む。方法は、コンピューティングデバイスの第1の磁気素子と第2の磁気素子との間の磁力を自動的に取り外し力まで低減する段階を更に含む。第1の磁気素子は、磁力により第2の磁気素子に対する引っ張り状態に保持される。方法は、ユーザが第1のコンピューティングデバイスコンポーネントを第2のコンピューティングデバイスコンポーネントに取り付けることを意図する確率が高いことを検出する段階を含み得る。方法は、第1の磁気素子と第2の磁気素子との間の磁力を自動的に取り付け力まで増大させる段階も含み得る。方法は、複数の失敗した取り外しの試みを検出する段階を含み得る。方法は、磁気取り外し力を自動的に弱める段階を更に含み得る。方法は、早期の取り外しまたは緊急事態を検出する段階を含み得る。緊急事態は、加速度計により検出される落下であり得る。方法は、取り付け力を自動的に増大させる段階も含み得る。取り外し力および取り付け力は、ユーザによりプログラム可能であり得る。取り外し力および取り付け力は、ユーザの複数の嗜好性に自動的に適合し得る。取り外し力は、予め定められた所要時間後にリセットされて、再び取り付け力になり得る。取り付け力および取り外し力は、電力管理ロジックにより制御され得る。取り付け力および取り外し力は、GUIを介して調整可能であり得る。
[例4]
複数の磁気連結力を調整するためのシステムが本明細書において説明される。システムは、コンピューティングデバイスの第1のコンポーネント内に第1の磁気素子を含む。システムは、コンピューティングデバイスの第2のコンポーネント内に第2の磁気素子を含む。第1のコンポーネントおよび第2のコンポーネントは、磁力により引っ張り状態に保持される。システムは、複数の磁気素子を分離するのに必要とされる力を調整する調整機構を更に含む。システムは、調整機構を制御するハードウェアロジックを少なくとも部分的に有するロジックを備え得る。コンピューティングデバイスの第1のコンポーネントは、軸を含み得、第1の磁気素子は、軸の周囲を自由に揺動し得る。コンピューティングデバイスの第2のコンポーネントは、少なくとも2つのローラを含み得、コンピューティングデバイスの第1のコンポーネントの磁気側は、少なくとも2つのローラ上で回転し得る。調整機構は、電磁石を含み得る。電磁石は、取り外しのためにコンピューティングデバイスの第1のコンポーネントとコンピューティングデバイスの第2のコンポーネントとの間の磁力を一時的に低減し得る。調整機構は、第1のコンポーネントと第2のコンポーネントとの間の磁力を調整するべく、第1のコンポーネントにおける第1の磁気素子を平行移動させ得るリニアアクチュエータを含み得る。調整機構は、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)スイッチにより制御され得る。調整機構は、磁力の複数の構成可能な状態の間で自動的に切り替わり得る。複数のコンポーネントのうちの一方は、タブレットであり得、他方のコンポーネントは、コンピューティングデバイスの基部であり得る。タブレットは、複数の磁気素子により基部に対する磁気引っ張り状態に保持され得る。また、タブレットは、基部に対して少なくとも120°まで曲げられ得る。第1の磁気素子は、永久磁石であり得、第2の磁気素子は、「U」字形状に形成された電磁石であり得る。調整機構は、電力管理ロジックにより制御され得る。
[例5]
複数の磁気素子を変位させるための装置が本明細書において説明される。装置は、コンピューティングデバイスの第1の磁気素子と第2の磁気素子との間に適用される力を加えるためのコンピューティングデバイスの変位機構を形成することを含む。第1の磁気素子は、第1の磁気素子と第2の磁気素子との間の磁力により、第2の磁気素子に対する引っ張り状態に保持される。装置は、第1の磁気素子を収納するコンピューティングデバイスの第1のコンポーネントと、第2の磁気素子を収納するコンピューティングデバイスの第2のコンポーネントとを含み得る。第1の磁気素子および第2の磁気素子は、磁力により引っ張り状態に保持され得、変位機構により加えられる力により分離可能であり得る。複数のコンポーネントのうちの一方は、蓋であり得、他方のコンポーネントは、コンピューティングデバイスの基部であり得る。蓋は、変位機構により分離されると、反発することができる。変位機構は、力をもたらすべく摺動可能に係合されるボタンであり得る。複数の磁気素子のうちの一方は、磁石であり得、他方の磁気素子は、強磁性材料またはフェリ磁性材料で構成され得るが、磁石ではない。複数の磁気素子の双方は、磁石でもあり得る。適用される力は、磁力に対して垂直であり得る。適用される力は、磁力よりも小さくなり得る。装置は、第1の磁気素子と第2の磁気素子との間に摩擦を低減する材料を含み得る。材料は、プラスチック製であり得る。
[例6]
複数の磁気素子を分離するためのシステムが本明細書において説明される。システムは、コンピューティングデバイスの第1のコンポーネント内に第1の磁気素子を含む。システムは、コンピューティングデバイスの第2のコンポーネント内に第2の磁気素子を含む。第1の磁気コンポーネントおよび第2の磁気コンポーネントは、磁力により引っ張り状態に保持される。システムは、いずれかの磁気素子に適用される力を加えて複数の磁気素子を分離するコンピューティングデバイスの変位機構を含む。変位機構は、力を加えるべく摺動可能に係合されるコンピューティングデバイスのボタンであり得る。複数の磁気素子のうちの一方は、磁石であり得、他方の磁気素子は、強磁性材料またはフェリ磁性材料で構成され得るが、磁石ではない。複数の磁気素子の双方は、磁石であり得る。加えられる力は、磁力に対して垂直になり得る。加えられる力は、磁力よりも小さくなり得る。複数のコンポーネントのうちの一方は、蓋であり得る。蓋は、変位機構により分離されると、反発することができる。他方のコンポーネントは、コンピューティングデバイスの基部であり得る。システムは、第1の磁気素子と第2の磁気素子との間に摩擦を低減する材料を含み得る。材料は、プラスチック製であり得る。コンピューティングデバイスは、ラップトップであり得る。
[例7]
複数の磁気引っ張り力を調整するための少なくとも1つの有形機械可読媒体が本明細書において説明される。機械可読媒体は、コンピューティングデバイス上で実行されることに応答してコンピューティングデバイスに、ユーザが第1の磁気素子を含む第1のコンピューティングデバイスコンポーネントを、第2の磁気素子を含む第2のコンピューティングデバイスコンポーネントから取り外すことを意図する確率が高いことを検出させる、格納された複数の命令を内部に含む。また、複数の命令は、コンピューティングデバイスに、コンピューティングデバイスの第1の磁気素子と第2の磁気素子との間の磁力を自動的に取り外し力まで低減する。第1の磁気素子は、第1の磁気素子と第2の磁気素子との間の磁力により、第2の磁気素子に対する引っ張り状態に保持される。機械可読媒体は、コンピューティングデバイスに更に、ユーザが第1のコンピューティングデバイスコンポーネントを第2のコンピューティングデバイスコンポーネントに取り付けることを意図する確率が高いことを検出させる命令も含み得る。複数の命令は、コンピューティングデバイスに更に、第1の磁気素子と第2の磁気素子との間の磁力を自動的に取り付け力まで増大させ得る。機械可読媒体は、コンピューティングデバイスに更に、複数の失敗した取り外しの試みを検出させる命令を更に含み得る。複数の命令は、コンピューティングデバイスに、磁気取り外し力を自動的に弱くさせ得る。機械可読媒体は、コンピューティングデバイスに更に、早期の取り外しまたは緊急事態を検出させる命令も含み得る。複数の命令は、コンピューティングデバイスに、取り付け力を自動的に増大させ得る。取り外し力および取り付け力は、ユーザによりプログラム可能であり得る。取り外し力および取り付け力は、ユーザの複数の嗜好性に自動的に適合し得る。取り外し力は、予め定められた所要時間後にリセットされて、再び取り付け力になる。取り付け力および取り外し力は、電力管理ロジックにより制御され得る。取り付け力および取り外し力は、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)を介して調整可能であり得る。
[例8]
調整可能な磁気連結のための装置が本明細書において説明される。装置は、磁気取り付け力により、コンピューティングデバイスの第1のコンポーネントをコンピューティングデバイスの第2のコンポーネントに磁気的に連結するための手段を含む。装置は、磁気取り付け力を調整するための手段も含む。装置は、斥力を生成するための手段を含み得る。装置は、第1のコンポーネントにおける複数の磁気の不良位置合わせの力を無効にするための手段を更に含み得る。
[例9]
磁気連結のためのヒンジが本明細書において説明される。ヒンジは、磁力により、複数の角度間隔位置でコンピューティングデバイスの第1のコンポーネントをコンピューティングデバイスの第2のコンポーネントに対して保持するための手段を含む。ヒンジは、第1のコンポーネントを第2のコンポーネントに磁気的に取り付けるための手段を含み得る。ヒンジは、取り外しのために磁力を低減するための手段を含み得る。ヒンジは、第1のコンポーネントと第2のコンポーネントとの間の磁力をカスタマイズするための手段を更に含み得る。ヒンジは、第1のコンポーネントおよび第2のコンポーネントを無線で通信可能に連結するための手段も含み得る。
実施形態は、実装または例である。本明細書において「実施形態」、「一実施形態」、「いくつかの実施形態」、「様々な実施形態」、または「他の複数の実施形態」に参照する場合、複数の実施形態に関して説明される本技術の具体的な機能、構造、または特性が少なくともいくつかの実施形態に含まれることを意味するが、必ずしも全ての実施形態というわけではない。「実施形態」、「一実施形態」、または「いくつかの実施形態」が様々な形で現れても、全てが同一の実施形態を必ずしも指しているわけではない。
本明細書において説明され、図示される全ての構成要素、機能、構造、特性等が、特定の一実施形態または複数の実施形態に含まれている必要はない。例えば、本明細書が構成要素、機能、構造、または特性が含まれ得る(「may」、「might」、「can」、または「could」)ことを記載する場合、当該特定の構成要素、機能、構造、または特性は、含まれることを要求されていない。本明細書または特許請求の範囲は、1つ(「a」または「an」)の要素に言及する場合、複数の要素のうちの1つのみが存在することを意味するものではない。本明細書または特許請求の範囲が「追加の」要素に言及する場合、2つ以上の追加の要素が存在することを除外するものではない。
いくつかの実施形態は、特定の実装を参照して説明されるが、いくつかの実施形態によれば、他の実装が可能であることに留意されたい。更に、図面に図示され、および/または本明細書に説明される回路要素または他の機能の配置および/または順序は、図示され、説明される特定の態様で配置される必要はない。いくつかの実施形態によれば、他の多くの配置が可能である。
図面に示される各システムにおいて、いくつかの場合における要素は各々、表される素子が異なり、および/または類似であることを示唆するべく、同一の符号または異なる符号を有し得る。しかし、要素は異なる実装を有するに十分なほどに柔軟であり、本明細書において示され、または説明されるシステムのいくつかまたは全てと共に動作し得る。図面に示される様々な素子は、同一であるか、または異なる場合がある。どれが第1の要素と称され、どれが第2の要素と呼ばれるかは、任意である。
上記の例における具体的な事柄は、1または複数の実施形態におけるいずれの箇所においても用いられ得ることを理解されたい。例えば、上記のコンピューティングデバイスの全ての任意選択の機能は、本明細書に説明される方法またはコンピュータ可読媒体のいずれかに対しても実装され得る。更に、実施形態を説明するべく、フロー図および/または状態図が本明細書において用いられる場合があるが、技術は、これらの図面または本明細書における対応する説明に限定されない。例えば、フローは、図示される各ボックスもしくは状態を通して、または本明細書に図示され、説明されるのと全く同一の順序で進む必要はない。
本技術は、本明細書に列挙される具体的な詳細に限定されない。現に、本開示の利益を有する当業者は、本技術の範囲内で、前述の説明および図面から他の多くの改変が行われ得ることを理解するであろう。従って、本技術の範囲を規定するのは、任意の補正を含む以下の特許請求の範囲である。本明細書によれば、以下の各項目に記載の事項もまた開示される。
[項目1]
調整可能な磁気連結のための装置であって、
磁力によりコンピューティングデバイスの第2のコンポーネントにおける第2の磁気素子に連結される、前記コンピューティングデバイスの第1のコンポーネントにおける取り付け面の第1の磁気素子と、
磁気取り付け力を調整する調整機構とを備える、装置。
[項目2]
前記装置の前記第1の磁気素子は、磁石を有し、
前記調整機構は、前記第2の磁気素子に対して前記第1の磁気素子を変位させることにより前記磁力を調整する機械コンポーネントを有する、項目1に記載の装置。
[項目3]
上部に前記第1の磁気素子を配置したキャリッジに連結されるコンピューティングデバイスの前記第1のコンポーネント内にロッドを更に備え、
前記機械コンポーネントは、前記ロッドの面取りエッジにおいて受けられる面取りエッジを含み、
前記第1の磁気素子は、前記ロッドの前記面取りエッジへと摺動する前記面取りエッジの力により前記第2の磁気素子に対して変位される、項目2に記載の装置。
[項目4]
前記機械コンポーネントは、磁界引力と位置合わせされない方向を経由して前記第2の磁気素子に対して前記第1の磁気素子を変位することにより前記磁力を調整するべく係合されるリニアアクチュエータを含む、項目2に記載の装置。
[項目5]
前記機械コンポーネントは、磁界引力と位置合わせされない方向を経由して前記第2の磁気素子に対して前記第1の磁気素子を変位させることにより前記磁気取り付け力を調整するべく係合される手動調整ノブを含む、項目2に記載の装置。
[項目6]
前記機械コンポーネントを移動させるモータを更に備える、項目2に記載の装置。
[項目7]
前記機械コンポーネントは、前記第2の磁気素子から前記第1の磁気素子を前記磁力と平行に変位させる形状記憶合金アクチュエータを含む、項目2に記載の装置。
[項目8]
前記機械コンポーネントは、前記第1の磁気素子に接続されたロッドを含み、
前記ロッドは、前記第1の磁気素子の極性の向きにより、前記第2の磁気素子に対して前記磁力を調整するべく回転される、項目2に記載の装置。
[項目9]
前記第2の磁気素子は、電磁石を含み、
前記調整機構は、前記磁気取り付け力を一時的に低減し、または逆にするべく、前記電磁石に電力供給する、項目1に記載の装置。
[項目10]
前記第1の磁気素子は、前記第1のコンポーネントにおける磁気の不良位置合わせの力を無効にするべく複数の反対方向に機構を介して移動する複数の磁気コンポーネントを有する、項目1、4、5、または6のいずれか1項に記載の装置。
[項目11]
磁気連結のためのヒンジであって、
前記ヒンジの中心点の周囲に半径方向に配置された複数の磁気素子を備え、
前記ヒンジは、コンピューティングデバイスの第1のコンポーネントに内蔵され、
前記複数の磁気素子は、前記複数の磁気素子のサブセットと前記コンピューティングデバイスの第2のコンポーネントの磁気素子との間の磁力により、前記コンピューティングデバイスの前記第2のコンポーネントに対する第1の磁気素子の複数の角度間隔位置における引っ張り状態に前記第1のコンポーネントを保持する、ヒンジ。
[項目12]
前記ヒンジの前記複数の磁気素子は、前記ヒンジの長さに沿った異なる複数の地点に配置される、項目11に記載のヒンジ。
[項目13]
前記ヒンジの前記複数の磁気素子は、前記ヒンジの複数の端部に複数の角度間隔で配置される、項目11に記載のヒンジ。
[項目14]
前記ヒンジの前記複数の磁気素子は、第1の複数の磁気素子であり、
前記第2のコンポーネントの前記磁気素子は、前記第2のコンポーネントの第1の磁気素子であり、前記第1のコンポーネントの前記ヒンジを前記第2のコンポーネントに取り付ける第2の複数の磁気素子を更に備え、
前記第2の複数の磁気素子は、各々、前記コンピューティングデバイスの前記第2のコンポーネントの第2の磁気素子に対して反対の極性を有する、項目11〜13のいずれか1項に記載のヒンジ。
[項目15]
前記第1のコンポーネントの前記第2の複数の磁気素子と前記第2のコンポーネントの前記第2の磁気素子との間の磁力は、電磁または電気機械調整機構による取り外しのために低減される、項目14に記載のヒンジ。
[項目16]
前記コンピューティングデバイスの前記複数のコンポーネントは、複数の離散角度で前記ヒンジの前記複数の磁気素子と前記第2のコンポーネントの前記磁気素子との間の複数の磁力により保持され、
前記複数の磁力は、電気機械または電磁の機構によりカスタマイズ可能である、項目11〜13のいずれか1項に記載のヒンジ。
[項目17]
無線技術が収納され得る前記ヒンジ内の空間を更に備え、
前記第1のコンポーネントおよび前記第2のコンポーネントは、無線通信可能に連結される、項目11〜16のいずれか1項に記載のヒンジ。
[項目18]
前記ヒンジは、スパインを備え、
前記複数の磁気素子は、前記スパインに取り付けられる、項目11または12に記載のヒンジ。
[項目19]
前記ヒンジは、バレルを備え、
前記複数の磁気素子は、前記バレルに取り付けられ、
前記バレルは、取り外し可能なロッドにより前記第2のコンポーネントの1または複数のループに接続される、項目11または12に記載のヒンジ。
[項目20]
前記コンピューティングデバイスの前記第2のコンポーネントにおける前記磁気素子は、金属ストリップを含む、項目11または12に記載のヒンジ。
[項目21]
複数の磁気引っ張り力を調整するための方法であって、
ユーザが第1の磁気素子を含む第1のコンピューティングデバイスコンポーネントを、第2の磁気素子を含む第2のコンピューティングデバイスコンポーネントから取り外すことを意図する確率が高いことを検出する段階と、
前記コンピューティングデバイスの前記第1の磁気素子と前記第2の磁気素子との間の磁力を自動的に取り外し力まで低減する段階とを備え、
前記第1の磁気素子は、前記磁力により前記第2の磁気素子に対する引っ張り状態に保持される、方法。
[項目22]
ユーザが前記第1のコンピューティングデバイスコンポーネントを前記第2のコンピューティングデバイスコンポーネントに取り付けることを意図する確率が高いことを検出する段階と、
前記第1の磁気素子と前記第2の磁気素子との間の前記磁力を自動的に取り付け力まで増大させる段階とを更に備える、項目21に記載の方法。
[項目23]
複数の失敗した取り外しの試みを検出する段階と、
磁気取り外し力を自動的に弱くする段階とを更に備える、項目21または22に記載の方法。
[項目24]
早期の取り外しまたは緊急事態を検出する段階と、
前記取り付け力を自動的に増大させる段階とを更に備える、項目21〜23のいずれか1項に記載の方法。
[項目25]
前記取り外し力および前記取り付け力は、ユーザによりプログラム可能である、項目22〜24のいずれか1項に記載の方法。
[項目26]
前記取り外し力および前記取り付け力は、ユーザの複数の嗜好性に自動的に適合する、項目22〜25のいずれか1項に記載の方法。
[項目27]
複数の磁気連結力を調整するためのシステムであって、
コンピューティングデバイスの第1のコンポーネントにおける第1の磁気素子と、
前記コンピューティングデバイスの第2のコンポーネントにおける第2の磁気素子と、
前記第1の磁気素子および前記第2の磁気素子を分離するのに必要とされる力を調整する調整機構とを備え、
前記第1のコンポーネントおよび前記第2のコンポーネントは、磁力により引っ張り状態に保持される、システム。
[項目28]
前記調整機構を制御するハードウェアロジックを少なくとも部分的に有するロジックを更に備える、項目27に記載のシステム。
[項目29]
前記コンピューティングデバイスの前記第1のコンポーネントは、軸を更に含み、前記第1の磁気素子は、前記軸の周囲を自由に揺動し、
コンピューティングデバイスの前記第2のコンポーネントは、少なくとも2つのローラを含み、
コンピューティングデバイスの前記第1のコンポーネントの磁気側は、前記少なくとも2つのローラ上で回転し得る、項目27または28に記載のシステム。
[項目30]
前記調整機構は、電磁石を有し、
前記電磁石は、取り外しのために前記コンピューティングデバイスの前記第1のコンポーネントと前記コンピューティングデバイスの前記第2のコンポーネントとの間の前記磁力を一時的に低減する、項目27または28に記載のシステム。
[項目31]
前記調整機構は、前記第1のコンポーネントと前記第2のコンポーネントとの間の前記磁力を調整するべく、前記第1のコンポーネントにおける前記第1の磁気素子を平行移動させるリニアアクチュエータを有する、項目27または28に記載のシステム。
[項目32]
前記調整機構は、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)スイッチにより制御される、項目27または28に記載のシステム。
[項目33]
前記調整機構は、磁力の複数の構成可能な状態の間で自動的に切り替わる、項目27または28に記載のシステム。
[項目34]
前記第1のコンポーネントおよび前記第2のコンポーネントのうちの一方は、タブレットであり、
他方のコンポーネントは、前記コンピューティングデバイスの基部であり、
前記タブレットは、前記第1の磁気素子および前記第2の磁気素子により前記基部に対する磁気引っ張り状態に保持され、
前記タブレットは、前記基部に対して少なくとも120°まで曲げられ得る、項目27または28に記載のシステム。
[項目35]
前記第1の磁気素子は、永久磁石であり、
前記第2の磁気素子は、「U」字形状に形成された電磁石である、項目30に記載のシステム。
[項目36]
複数の磁気素子を変位させるための装置であって、
コンピューティングデバイスの第1の磁気素子と第2の磁気素子との間に適用される力を加えるための前記コンピューティングデバイスの変位機構を備え、
前記第1の磁気素子は、前記第1の磁気素子と前記第2の磁気素子との間の磁力により前記第2の磁気素子に対する引っ張り状態に保持される、装置。
[項目37]
前記第1の磁気素子を収納する前記コンピューティングデバイスの第1のコンポーネントと、
前記第2の磁気素子を収納する前記コンピューティングデバイスの第2のコンポーネントとを備え、
前記第1の磁気素子および前記第2の磁気素子は、前記磁力により引っ張り状態に保持され、前記変位機構により加えられる前記力により分離可能である、項目36に記載の装置。
[項目38]
前記複数のコンポーネントのうちの一方は、蓋であり、
他方のコンポーネントは、前記コンピューティングデバイスの基部である、項目37に記載の装置。
[項目39]
前記変位機構は、前記力をもたらすべく摺動可能に係合されるボタンである、項目36〜39のいずれか1項に記載の装置。
[項目40]
前記複数の磁気素子のうちの一方は、磁石であり、
他方の磁気素子は、強磁性材料またはフェリ磁性材料で構成されるが、磁石ではない、項目36〜39のいずれか1項に記載の装置。
[項目41]
前記複数の磁気素子の双方は、磁石である、項目36〜40のいずれか1項に記載の装置。
[項目42]
適用される前記力は、前記磁力に対して垂直であり、前記磁力よりも小さい、項目36に記載の装置。
[項目43]
複数の磁気素子を分離するためのシステムであって、
コンピューティングデバイスの第1のコンポーネントにおける第1の磁気素子と、
前記コンピューティングデバイスの第2のコンポーネントにおける第2の磁気素子と、
いずれかの磁気素子に適用される力を加えて前記複数の磁気素子を分離する前記コンピューティングデバイスの変位機構とを備え、
前記第1の磁気コンポーネントおよび前記第2の磁気コンポーネントは、磁力により引っ張り状態に保持される、システム。
[項目44]
前記変位機構は、前記力を加えるべく摺動可能に係合される前記コンピューティングデバイスのボタンである、項目43に記載のシステム。
[項目45]
前記複数の磁気素子のうちの一方は、磁石であり、
他方の磁気素子は、強磁性材料またはフェリ磁性材料で構成されるが、磁石ではない、項目43または44に記載のシステム。
[項目46]
前記複数の磁気素子の双方は、磁石である、項目43または44に記載のシステム。
[項目47]
前記力は、前記磁力に対して垂直であり、前記磁力よりも小さい、項目43〜46のいずれか1項に記載のシステム。
[項目48]
前記複数のコンポーネントのうちの一方は、蓋であり、
他方のコンポーネントは、前記コンピューティングデバイスの基部である、項目43〜47のいずれか1項に記載のシステム。
[項目49]
調整可能な磁気連結のための装置であって、
磁気取り付け力により、コンピューティングデバイスの第1のコンポーネントを前記コンピューティングデバイスの第2のコンポーネントに磁気的に連結するための手段と、
前記磁気取り付け力を調整するための手段とを備える、装置。
[項目50]
斥力を生成するための手段を更に備える、項目49に記載の装置。
[項目51]
前記第1のコンポーネントにおける複数の磁気の不良位置合わせの力を無効にするための手段を更に備える、項目49または50に記載の装置。
[項目52]
磁気連結のためのヒンジであって、
磁力により、複数の角度間隔位置でコンピューティングデバイスの第1のコンポーネントを前記コンピューティングデバイスの第2のコンポーネントに対して保持するための手段を備える、ヒンジ。
[項目53]
前記第1のコンポーネントを前記第2のコンポーネントに磁気的に取り付けるための手段を更に備える、項目52に記載のヒンジ。
[項目54]
取り外しのために前記磁力を低減するための手段を更に備える、項目52または53に記載のヒンジ。
[項目55]
前記第1のコンポーネントと前記第2のコンポーネントとの間の前記磁力をカスタマイズするための手段を更に備える、項目52〜54のいずれか1項に記載のヒンジ。
[項目56]
前記第1のコンポーネントおよび前記第2のコンポーネントを無線通信可能に連結するための手段を更に備える、項目52〜55のいずれか1項に記載のヒンジ。
[項目57]
複数の磁気引っ張り力を調整するための少なくとも1つの有形機械可読媒体であって、
コンピューティングデバイス上で実行されることに応答して前記コンピューティングデバイスに、
ユーザが第1の磁気素子を含む第1のコンピューティングデバイスコンポーネントを、第2の磁気素子を含む第2のコンピューティングデバイスコンポーネントから取り外すことを意図する確率が高いことを検出させ、
コンピューティングデバイスの前記第1の磁気素子と前記第2の磁気素子との間の磁力を自動的に取り外し力まで低減する、内部に格納された複数の命令を有し、
前記第1の磁気素子は、前記第1の磁気素子と前記第2の磁気素子との間の磁力により前記第2の磁気素子に対する引っ張り状態に保持される、少なくとも1つの有形機械可読媒体。
[項目58]
前記複数の命令は、前記コンピューティングデバイスに更に、
ユーザが前記第1のコンピューティングデバイスコンポーネントを前記第2のコンピューティングデバイスコンポーネントに取り付けることを意図する確率が高いことを検出させ、
前記第1の磁気素子と前記第2の磁気素子との間の前記磁力を自動的に取り付け力まで増大させる、項目57に記載の少なくとも1つの有形機械可読媒体。
[項目59]
前記複数の命令は、前記コンピューティングデバイスに更に、
複数の失敗した取り外しの試みを検出させ、
前記磁気取り外し力を自動的に弱くさせる、項目57または58に記載の少なくとも1つの有形機械可読媒体。
[項目60]
前記複数の命令は、前記コンピューティングデバイスに更に、
早期の取り外しまたは緊急事態を検出させ、
前記取り付け力を自動的に増大させる、項目57〜59のいずれか1項に記載の少なくとも1つの有形機械可読媒体。

Claims (53)

  1. 調整可能な磁気連結のための装置であって、
    磁力によりコンピューティングデバイスの第2のコンポーネントにおける第2の磁気素子に連結される、前記コンピューティングデバイスの第1のコンポーネントにおける取り付け面の第1の磁気素子と、
    磁気取り付け力を調整する調整機構とを備え、
    前記第1の磁気素子は、前記第1のコンポーネントにおける磁気の不良位置合わせの力を無効にするべく複数の反対方向に機構を介して移動する複数の磁気コンポーネントを有する、装置。
  2. 前記装置の前記第1の磁気素子は、磁石を有し、
    前記調整機構は、前記第2の磁気素子に対して前記第1の磁気素子を変位させることにより前記磁力を調整する機械コンポーネントを有する、請求項1に記載の装置。
  3. 上部に前記第1の磁気素子を配置したキャリッジに連結されるコンピューティングデバイスの前記第1のコンポーネント内にロッドを更に備え、
    前記機械コンポーネントは、前記ロッドの面取りエッジにおいて受けられる面取りエッジを含み、
    前記第1の磁気素子は、前記ロッドの前記面取りエッジへと摺動する前記面取りエッジの力により前記第2の磁気素子に対して変位される、請求項2に記載の装置。
  4. 前記機械コンポーネントは、磁界引力に沿わない方向を通って前記第2の磁気素子に対して前記第1の磁気素子を変位することにより前記磁力を調整するべく係合されるリニアアクチュエータを含む、請求項2に記載の装置。
  5. 前記機械コンポーネントは、磁界引力に沿わない方向を通って前記第2の磁気素子に対して前記第1の磁気素子を変位させることにより前記磁気取り付け力を調整するべく係合される手動調整ノブを含む、請求項2に記載の装置。
  6. 前記機械コンポーネントを移動させるモータを更に備える、請求項2に記載の装置。
  7. 前記機械コンポーネントは、前記第2の磁気素子から前記第1の磁気素子を前記磁力と平行に変位させる形状記憶合金アクチュエータを含む、請求項2に記載の装置。
  8. 前記機械コンポーネントは、前記第1の磁気素子に接続されたロッドを含み、
    前記ロッドは、前記第1の磁気素子の極性の向きにより、前記第2の磁気素子に対して前記磁力を調整するべく回転される、請求項2に記載の装置。
  9. 前記第2の磁気素子は、電磁石を含み、
    前記調整機構は、前記磁気取り付け力を一時的に低減し、または逆にするべく、前記電磁石に電力供給する、請求項1に記載の装置。
  10. 磁気連結のためのヒンジであって、
    前記ヒンジの中心点の周囲に半径方向に配置された複数の磁気素子を備え、
    前記ヒンジは、コンピューティングデバイスの第1のコンポーネントに内蔵され、
    前記複数の磁気素子は、前記複数の磁気素子のサブセットと前記コンピューティングデバイスの第2のコンポーネントの磁気素子との間の磁力により、前記コンピューティングデバイスの前記第2のコンポーネントに対する第1の磁気素子の複数の角度間隔位置における引っ張り状態に前記第1のコンポーネントを保持し、
    前記ヒンジの前記複数の磁気素子は、第1の複数の磁気素子であり、
    前記第2のコンポーネントの前記磁気素子は、前記第2のコンポーネントの第1の磁気素子であり、
    前記第1のコンポーネントを前記第2のコンポーネントに取り付ける第2の複数の磁気素子を更に備え、
    前記第2の複数の磁気素子は、各々、前記コンピューティングデバイスの前記第2のコンポーネントの第2の磁気素子に対して反対の極性を有し、
    前記第1のコンポーネントの前記第2の複数の磁気素子と前記第2のコンポーネントの前記第2の磁気素子との間の磁力は、電磁または電気機械調整機構により取り外しのために低減される、ヒンジ。
  11. 磁気連結のためのヒンジであって、
    前記ヒンジの中心点の周囲に半径方向に配置された複数の磁気素子を備え、
    前記ヒンジは、コンピューティングデバイスの第1のコンポーネントに内蔵され、
    前記複数の磁気素子は、前記複数の磁気素子のサブセットと前記コンピューティングデバイスの第2のコンポーネントの磁気素子との間の磁力により、前記コンピューティングデバイスの前記第2のコンポーネントに対する第1の磁気素子の複数の角度間隔位置における引っ張り状態に前記第1のコンポーネントを保持し、
    前記コンピューティングデバイスの前記第1のコンポーネントおよび前記第2のコンポーネントは、複数の離散角度で前記ヒンジの前記複数の磁気素子と前記第2のコンポーネントの前記磁気素子との間の複数の磁力により保持され、
    前記複数の磁力は、電気機械または電磁調整機構によりカスタマイズ可能である、ヒンジ。
  12. 磁気連結のためのヒンジであって、
    前記ヒンジの中心点の周囲に半径方向に配置された複数の磁気素子を備え、
    前記ヒンジは、コンピューティングデバイスの第1のコンポーネントに内蔵され、
    前記複数の磁気素子は、前記複数の磁気素子のサブセットと前記コンピューティングデバイスの第2のコンポーネントの磁気素子との間の磁力により、前記コンピューティングデバイスの前記第2のコンポーネントに対する第1の磁気素子の複数の角度間隔位置における引っ張り状態に前記第1のコンポーネントを保持し、
    前記ヒンジは、バレルを備え、
    前記複数の磁気素子は、前記バレルに取り付けられ、
    前記バレルは、取り外し可能なロッドにより前記第2のコンポーネントの1または複数のループに接続される、ヒンジ。
  13. 前記ヒンジの前記複数の磁気素子は、前記ヒンジの長さに沿った異なる複数の地点に配置される、請求項10〜12のいずれか1項に記載のヒンジ。
  14. 前記ヒンジの前記複数の磁気素子は、前記ヒンジの複数の端部に複数の角度間隔で配置される、請求項10〜12のいずれか1項に記載のヒンジ。
  15. 無線技術が収納され得る前記ヒンジ内の空間を更に備え、
    前記第1のコンポーネントおよび前記第2のコンポーネントは、無線通信可能に連結される、請求項10〜14のいずれか1項に記載のヒンジ。
  16. 前記ヒンジは、スパインを備え、
    前記複数の磁気素子は、前記スパインに取り付けられる、請求項10または11に記載のヒンジ。
  17. 前記コンピューティングデバイスの前記第2のコンポーネントにおける前記磁気素子は、金属ストリップを含む、請求項10〜16のいずれか1項に記載のヒンジ。
  18. 複数の磁気引っ張り力を調整するための方法であって、
    ユーザが第1の磁気素子を含む第1のコンピューティングデバイスコンポーネントを、第2の磁気素子を含む第2のコンピューティングデバイスコンポーネントから取り外すことを意図する確率が高いことを検出する段階と、
    前記第1のコンピューティングデバイスコンポーネントの前記第1の磁気素子と前記第2のコンピューティングデバイスコンポーネントの前記第2の磁気素子との間の磁力を自動的に取り外し力まで低減する段階と、
    複数の失敗した取り外しの試みを検出する段階と、
    磁気取り外し力を自動的に弱くする段階とを備え、
    前記第1の磁気素子は、前記磁力により前記第2の磁気素子に対する引っ張り状態に保持される、方法。
  19. ユーザが前記第1のコンピューティングデバイスコンポーネントを前記第2のコンピューティングデバイスコンポーネントに取り付けることを意図する確率が高いことを検出する段階と、
    前記第1の磁気素子と前記第2の磁気素子との間の前記磁力を自動的に取り付け力まで増大させる段階とを更に備える、請求項18に記載の方法。
  20. 早期の取り外しまたは緊急事態を検出する段階と、
    前記取り付け力を自動的に増大させる段階とを更に備える、請求項19に記載の方法。
  21. 前記取り外し力および前記取り付け力は、ユーザによりプログラム可能である、請求項19または20に記載の方法。
  22. 前記取り外し力および前記取り付け力は、ユーザの複数の嗜好性に自動的に適合する、請求項19〜21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 複数の磁気連結力を調整するためのシステムであって、
    コンピューティングデバイスの第1のコンポーネントにおける第1の磁気素子と、
    前記コンピューティングデバイスの第2のコンポーネントにおける第2の磁気素子と、
    前記第1の磁気素子および前記第2の磁気素子を分離するのに必要とされる力を調整する調整機構とを備え、
    前記第1のコンポーネントおよび前記第2のコンポーネントは、磁力により引っ張り状態に保持され、
    前記コンピューティングデバイスの前記第1のコンポーネントは、軸を更に含み、前記第1の磁気素子は、前記軸の周囲を揺動し、
    前記コンピューティングデバイスの前記第2のコンポーネントは、少なくとも2つのローラを含み、
    前記コンピューティングデバイスの前記第1のコンポーネントの磁気側は、前記少なくとも2つのローラ上で回転し得る、システム。
  24. 前記調整機構を制御するハードウェアロジックを少なくとも部分的に有するロジックを更に備える、請求項23に記載のシステム。
  25. 前記調整機構は、電磁石を有し、
    前記電磁石は、取り外しのために前記コンピューティングデバイスの前記第1のコンポーネントと前記コンピューティングデバイスの前記第2のコンポーネントとの間の前記磁力を一時的に低減する、請求項23または24に記載のシステム。
  26. 前記調整機構は、前記第1のコンポーネントと前記第2のコンポーネントとの間の前記磁力を調整するべく、前記第1のコンポーネントにおける前記第1の磁気素子を平行移動させるリニアアクチュエータを有する、請求項23または24に記載のシステム。
  27. 前記調整機構は、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)スイッチにより制御される、請求項23または24に記載のシステム。
  28. 前記調整機構は、磁力の複数の構成可能な状態の間で自動的に切り替わる、請求項23または24に記載のシステム。
  29. 前記第1のコンポーネントおよび前記第2のコンポーネントのうちの一方は、タブレットであり、
    他方のコンポーネントは、前記コンピューティングデバイスの基部であり、
    前記タブレットは、前記第1の磁気素子および前記第2の磁気素子により前記基部に対する磁気引っ張り状態に保持され、
    前記タブレットは、前記基部に対して少なくとも120°まで曲げられ得る、請求項23または24に記載のシステム。
  30. 前記第1の磁気素子は、永久磁石であり、
    前記第2の磁気素子は、「U」字形状に形成された電磁石である、請求項25に記載のシステム。
  31. 複数の磁気素子を変位させるための装置であって、
    コンピューティングデバイスの第1の磁気素子と第2の磁気素子との間に適用される力を加えるための前記コンピューティングデバイスの変位機構を備え、
    前記第1の磁気素子は、前記第1の磁気素子と前記第2の磁気素子との間の磁力により前記第2の磁気素子に対する引っ張り状態に保持され、
    前記第1の磁気素子は、磁気の不良位置合わせの力を無効にするべく複数の反対方向に機構を介して移動する複数の磁気コンポーネントを有する、装置。
  32. 前記第1の磁気素子を収納する前記コンピューティングデバイスの第1のコンポーネントと、
    前記第2の磁気素子を収納する前記コンピューティングデバイスの第2のコンポーネントとを備え、
    前記第1の磁気素子および前記第2の磁気素子は、前記磁力により引っ張り状態に保持され、前記変位機構により加えられる前記力により分離可能である、請求項31に記載の装置。
  33. 前記第1のコンポーネントおよび前記第2のコンポーネントのうちの一方は、蓋であり、
    他方のコンポーネントは、前記コンピューティングデバイスの基部である、請求項32に記載の装置。
  34. 前記変位機構は、前記力をもたらすべく摺動可能に係合されるボタンである、請求項31〜33のいずれか1項に記載の装置。
  35. 前記第1の磁気素子および前記第2の磁気素子のうちの一方は、磁石であり、
    他方の磁気素子は、強磁性材料またはフェリ磁性材料で構成されるが、磁石ではない、請求項31〜34のいずれか1項に記載の装置。
  36. 前記第1の磁気素子および前記第2の磁気素子の双方は、磁石である、請求項31〜35のいずれか1項に記載の装置。
  37. 適用される前記力は、前記磁力に対して垂直であり、前記磁力よりも小さい、請求項31に記載の装置。
  38. 複数の磁気素子を分離するためのシステムであって、
    コンピューティングデバイスの第1の磁気コンポーネントにおける第1の磁気素子と、
    前記コンピューティングデバイスの第2の磁気コンポーネントにおける第2の磁気素子と、
    いずれかの磁気素子に適用される力を加えて前記第1の磁気素子および前記第2の磁気素子を分離する前記コンピューティングデバイスの変位機構とを備え、
    前記第1の磁気コンポーネントおよび前記第2の磁気コンポーネントは、磁力により引っ張り状態に保持され、
    前記コンピューティングデバイスの前記第1の磁気コンポーネントは、軸を更に含み、前記第1の磁気素子は、前記軸の周囲を自由に揺動し、
    前記コンピューティングデバイスの前記第2の磁気コンポーネントは、少なくとも2つのローラを含み、
    前記コンピューティングデバイスの前記第1の磁気コンポーネントの磁気側は、前記少なくとも2つのローラ上で回転し得る、システム。
  39. 前記変位機構は、前記力を加えるべく摺動可能に係合される前記コンピューティングデバイスのボタンである、請求項38に記載のシステム。
  40. 前記第1の磁気素子および前記第2の磁気素子のうちの一方は、磁石であり、
    他方の磁気素子は、強磁性材料またはフェリ磁性材料で構成されるが、磁石ではない、請求項38または39に記載のシステム。
  41. 前記第1の磁気素子および前記第2の磁気素子の双方は、磁石である、請求項38または39に記載のシステム。
  42. 前記力は、前記磁力に対して垂直であり、前記磁力よりも小さい、請求項38〜41のいずれか1項に記載のシステム。
  43. 前記第1の磁気コンポーネントおよび前記第2の磁気コンポーネントのうちの一方は、蓋であり、
    他方のコンポーネントは、前記コンピューティングデバイスの基部である、請求項38〜42のいずれか1項に記載のシステム。
  44. 調整可能な磁気連結のための装置であって、
    磁気取り付け力により、コンピューティングデバイスの第1のコンポーネントを前記コンピューティングデバイスの第2のコンポーネントに磁気的に連結するための手段と、
    前記磁気取り付け力を調整するための手段と、
    前記第1のコンポーネントにおける複数の磁気の不良位置合わせの力を無効にするための手段とを備える、装置。
  45. 斥力を生成するための手段を更に備える、請求項44に記載の装置。
  46. 磁気連結のためのヒンジであって、
    磁力により、複数の角度間隔位置でコンピューティングデバイスの第1のコンポーネントを前記コンピューティングデバイスの第2のコンポーネントに対して保持するための手段と、
    取り外しのために前記磁力を低減するための手段とを備える、ヒンジ。
  47. 磁気連結のためのヒンジであって、
    磁力により、複数の角度間隔位置でコンピューティングデバイスの第1のコンポーネントを前記コンピューティングデバイスの第2のコンポーネントに対して保持するための手段と、
    前記第1のコンポーネントと前記第2のコンポーネントとの間の前記磁力をカスタマイズするための手段とを備える、ヒンジ。
  48. 前記第1のコンポーネントを前記第2のコンポーネントに磁気的に取り付けるための手段を更に備える、請求項46または47に記載のヒンジ。
  49. 前記第1のコンポーネントおよび前記第2のコンポーネントを無線通信可能に連結するための手段を更に備える、請求項46〜48のいずれか1項に記載のヒンジ。
  50. 実行されると、コンピュータに、
    ユーザが第1の磁気素子を含む第1のコンピューティングデバイスコンポーネントを、第2の磁気素子を含む第2のコンピューティングデバイスコンポーネントから取り外すことを意図する確率が高いことを検出する手順と、
    コンピューティングデバイスの前記第1の磁気素子と前記第2の磁気素子との間の磁力を自動的に取り外し力まで低減する手順と、
    複数の失敗した取り外しの試みを検出する手順と、
    磁気取り外し力を自動的に弱くする手順とを実行させ、
    前記第1の磁気素子は、前記第1の磁気素子と前記第2の磁気素子との間の磁力により前記第2の磁気素子に対する引っ張り状態に保持される、コンピュータプログラム。
  51. 前記コンピュータに更に、
    ユーザが前記第1のコンピューティングデバイスコンポーネントを前記第2のコンピューティングデバイスコンポーネントに取り付けることを意図する確率が高いことを検出する手順と、
    前記第1の磁気素子と前記第2の磁気素子との間の前記磁力を自動的に取り付け力まで増大させる手順とを実行させる、請求項50に記載のコンピュータプログラム。
  52. 前記コンピュータに更に、
    早期の取り外しまたは緊急事態を検出する手順と、
    前記取り付け力を自動的に増大させる手順とを実行させる、請求項51に記載のコンピュータプログラム。
  53. 請求項50〜52のいずれか1項に記載のコンピュータプログラムを格納する、コンピュータ可読記録媒体。
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