JP2018139787A - 吸収性補助パッド及びその使用方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1及び図2は、山折り形状を形成する前の本発明の吸収性補助パッド1の平面図、図3及び図4は、山折り形状に固定した本発明の吸収性補助パッド1の使用例を示す図面、図5は図3及び図4のA1−A1断面図である。本発明の吸収性補助パッド1は、紙おむつ50や大型の尿取りパッド60等の吸収性物品に下記の態様で配置されることで、吸収性物品からの軟便等の漏れを防止することができる。
トップシート20は、吸収体30に向けて体液を速やかに通過させるものであり、吸収体30を挟んで、バックシート40に対向して配置される。トップシート20は、肌と当接するシートとなることから、柔らかな感触で、肌に刺激を与えないような性質を有する、親水性不織布、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム又はこれらを積層した複合シートから形成される。なお、トップシート20は、単層であっても、複数層積層していてもよく、ドライタッチ性を付与するために多数の透孔が形成されていてもよい。
吸収体30は、基材としての吸収性繊維と、高吸収性ポリマー(SAP)と、を含有することが好ましい。吸収性繊維は、一般に生理用ナプキンや紙おむつ、尿取りパッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、コットン、レーヨン、アセテート、ティッシュ、吸収紙、親水性不織布等を挙げることができる。これらの中でも、吸収性の観点から、フラッフパルプを使用することが好ましい。斯かるフラッフパルプとしては、木材パルプ、合成繊維、ポリマー繊維、非木材パルプ等を綿状に解繊したものを挙げることができる。吸収体30の吸収性繊維量は、吸収性能及び肌触りを損なわないよう、100g/m2以上800g/m2以下の坪量とすることが好ましい。
吸収体30には、短手方向中央部において、長手方向に延在する折曲補助溝31を少なくとも1本備えている。このため、折曲補助溝31を用いて身体側に凸となるように折り曲げることにより山折り形状を形成することができる。なお、折曲補助溝31の本数は、山折り形状を形成する際の作業性及び山折り形状の安定性の観点から、1本であることが好ましい。
本発明に用いるバックシート40としては、液不透過性又は液透過性のいずれの性質でもよいが、液不透過性であるほうが、軟便等の漏れをより防止することができるため、好ましい。また、バックシート40の坪量は、加工性及び強度の点から、15g/m2以上200g/m2以下であることが好ましい。
バックシート40の衣類側表面には、短手方向中央部において、長手方向に延在する帯状の固定部材41を備えている。このため、折曲補助溝31を用いて形成された山折り形状を固定することができる。また、山折り形状を形成する前の吸収性補助パッド1の長手方向及び短手方向の寸法よりも小さいことを前提として、山折り形状を形成する前の、固定部材41の長手方向の寸法は、20mm以上750mm以下であり、短手方向の寸法は、10mm以上100mm以下であることが好ましい。固定部材41の寸法をこのような範囲にすることにより、吸収性補助パッド1の山折り形状を固定しやすく、又、安定させることができる。固定部材41の基材としては、特に限定されないが、メカニカルフックテープ又は粘着剤であることが好ましい。また、固定部材41を保護するための剥離シートを有していてもよい。
本発明の吸収性補助パッド1の使用方法について説明する。まず、本発明の吸収性補助パッド1を、図5に示すように、折曲補助溝31を用いて身体側に凸となるように折り曲げることにより山折り形状を形成し、さらに、固定部材41により山折り形状を固定する。そして、図3から図5に示すように、このように山折り形状を固定した吸収性補助パッド1を、紙おむつ50や大型の尿取りパッド60等の吸収性物品の股部bに位置する排便領域を股部bから後部cにかけて囲い、かつ、吸収性物品の立体ギャザー70の内側に沿うように、吸収性物品のトップシート80の身体側表面に、略U字状に配置する。このように、吸収性補助パッド1を配置することにより、吸収性補助パッド1が軟便等を堰き止め、紙おむつ50や大型の尿取りパッド60等の吸収性物品への軟便等の漏れを防止することができる。また、本発明の吸収性補助パッド1は、山折り形状を形成せずに、尿取りパッドのように吸収性物品の身体側に積層して用いることもできる。
20 トップシート
21 吸収性補助パッドの立体ギャザー
22 吸収性補助パッドのサイドギャザー
30 吸収体
31 折曲補助溝
40 バックシート
41 固定部材
50 吸収性物品(紙おむつ)
60 吸収性物品(大型の尿取りパッド)
70 吸収性物品の立体ギャザー
80 吸収性物品のトップシート
a 前部
b 股部
c 後部
Claims (8)
- 液透過性のトップシートと、液不透過性又は液透過性のバックシートと、前記トップシート及び前記バックシートの間に配置された吸収体と、を有する吸収性補助パッドであって、
前記吸収体には、短手方向中央部において、長手方向に延在する折曲補助溝を少なくとも1本備えており、
前記バックシートの衣類側表面には、短手方向中央部において、長手方向に延在する帯状の固定部材を備えており、
前記折曲補助溝を用いて身体側に凸となるように折り曲げることにより山折り形状を形成し、さらに、前記固定部材により山折り形状を固定した後に、吸収性物品の股部に位置する排便領域を股部から後部にかけて囲い、かつ、吸収性物品の立体ギャザーの内側に沿うように、略U字状に配置することにより、吸収性物品からの軟便等の漏れを防止することができる吸収性補助パッド。 - 山折り形状を形成する前の、長手方向の寸法が、200mm以上800mm以下であり、短手方向の寸法が、50mm以上300mm以下である請求項1に記載の吸収性補助パッド。
- 前記固定部材により山折り形状に固定された吸収性補助パッドの高さが、20mm以上100mm以下である、請求項1又は2に記載の吸収性補助パッド。
- 前記折曲補助溝が、前記吸収体に設けられたスリットであり、前記スリットが前記バックシートを貫通しない、請求項1から3のいずれかに記載の吸収性補助パッド。
- 前記折曲補助溝が、前記トップシートから前記吸収体にかけて設けられたエンボス溝であり、前記エンボス溝が前記バックシートに到達しない、請求項1から3のいずれかに記載の吸収性補助パッド。
- 前記固定部材が、メカニカルフックテープ又は粘着剤である、請求項1から5のいずれかに記載の吸収性補助パッド。
- 山折り形状を形成せずに、吸収性物品の身体側に積層することにより、吸収性物品からの軟便等の漏れを防止することもできる請求項1から6のいずれかに記載の吸収性補助パッド。
- 前記折曲補助溝を用いて身体側に凸となるように折り曲げることにより山折り形状を形成し、さらに、前記固定部材により山折り形状を固定した請求項1から7のいずれかに記載の吸収性補助パッドを、吸収性物品の股部に位置する排便領域を股部から後部にかけて囲い、かつ、吸収性物品の立体ギャザーの内側に沿うように、略U字状に配置し、吸収性物品からの軟便等の漏れを防止するができる吸収性補助パッドの使用方法。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114651448A (zh) * | 2019-11-15 | 2022-06-21 | 索尼集团公司 | 信息处理系统、信息处理方法和程序 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003299689A (ja) * | 2002-04-10 | 2003-10-21 | Uni Charm Corp | 使い捨ておむつ |
JP2009136309A (ja) * | 2007-12-03 | 2009-06-25 | Oji Nepia Kk | 吸収性物品 |
JP2010104658A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Oji Nepia Co Ltd | 尿パッド |
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2017
- 2017-02-27 JP JP2017035442A patent/JP6946600B2/ja active Active
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