JP2003299689A - 使い捨ておむつ - Google Patents

使い捨ておむつ

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JP2003299689A JP2002108411A JP2002108411A JP2003299689A JP 2003299689 A JP2003299689 A JP 2003299689A JP 2002108411 A JP2002108411 A JP 2002108411A JP 2002108411 A JP2002108411 A JP 2002108411A JP 2003299689 A JP2003299689 A JP 2003299689A
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ひかり 河田
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典之 栗田
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一郎 和田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンドフラップとサイドフラップとからの排
泄物の漏れを確実に防ぐことができる使い捨ておむつを
提供する。 【解決手段】 透液性表面シート2と不透液性裏面シー
ト3との間に吸液性コア4が介在し、横方向へ延びるエ
ンドフラップ8と縦方向へ延びるサイドフラップ9とを
有する使い捨ておむつ1Aであり、排泄物を吸収可能な
帯状の伸縮性パネルP1,P2がエンドフラップ8とサ
イドフラップ9とに収縮可能に取り付けられ、パネルP
1,P2が伸縮性かつ透液性の上面シート14と伸縮性
かつ不透液性の下面シート15と上下面シート14,1
5の間に介在する多数の吸液性補助コア16とから形成
され、パネルP1,P2では、補助コア16の周縁の外
側に位置する上下面シート14,15の内面どうしが固
着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排泄物を吸収、保
持する使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11−128268号公報は、肌
当接側に位置する透液性表面シートと、肌非当接側に位
置する不透液性裏面シートと、表裏面シートの間に介在
する吸液性コアとから構成され、前胴周り域および後胴
周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域とを備
え、コアの両端縁の外側に横方向へ延びるエンドフラッ
プと、コアの両側縁の外側に縦方向へ延びるサイドフラ
ップとを有し、横方向へ延びる不透液性の第1防漏シー
トがエンドフラップに取り付けられ、縦方向へ延びる不
透液性の第2防漏シートと第2防漏シートの内側に位置
して縦方向へ延びる不透液性の第3防漏シートとがサイ
ドフラップに取り付けられた使い捨ておむつを開示して
いる。
【0003】第1防漏シートは、エンドフラップに固着
されて横方向へ延びる固定側部と、表面シートの上方へ
起立性向を有して横方向へ延びる自由側部と、おむつの
縦方向内方へ倒伏した状態でエンドフラップに固着され
た固定両端部とを有する。第1防漏シートの自由側部に
は、横方向へ延びる伸縮性弾性部材が収縮可能に取り付
けられている。第2および第3防漏シートは、サイドフ
ラップに固着されて縦方向へ延びる固定側部と、表面シ
ートの上方へ起立性向を有して縦方向へ延びる自由側部
と、おむつの横方向内方へ倒伏した状態でサイドフラッ
プに固着された固定両端部とを有する。第2および第3
防漏シートの自由側部には、縦方向へ延びる伸縮性弾性
部材が収縮可能に取り付けられている。
【0004】このおむつでは、それが表面シートを内側
にして横方向へ湾曲すると、弾性部材が横方向内方へ収
縮して第1防漏シートの自由側部が起立し、第1防漏シ
ートの自由側部がエンドフラップからの排泄物の漏れを
防ぐ障壁を形成する。また、このおむつでは、それが表
面シートを内側にして縦方向へ湾曲すると、弾性部材が
縦方向内方へ収縮して第2および第3防漏シートの自由
側部が起立し、第2および第3防漏シートの自由側部が
サイドフラップからの排泄物の漏れを防ぐ障壁を形成す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に開示のおむ
つでは、第1防漏シートの自由側部と第2および第3防
漏シートの自由側部とが起立して排泄物に対する障壁を
形成したとしても、おむつに着用者の体圧がかかると、
それら防漏シートの自由側部が容易に倒伏してしまい、
それら防漏シートの自由側部と着用者の肌との間に隙間
が生じる。それら防漏シートの自由側部が倒伏して着用
者の肌との間に隙間が生じると、自由側部が排泄物に対
する障壁として機能せず、表面シート上を拡散した排泄
物が自由側部を乗り越え、排泄物がエンドフラップとサ
イドフラップとからおむつの外側に漏れてしまう場合が
ある。
【0006】本発明の課題は、エンドフラップとサイド
フラップとからの排泄物の漏れを確実に防ぐことができ
る使い捨ておむつを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の前提は、肌当接側に位置する透液性表面シー
トと、肌非当接側に位置する不透液性裏面シートと、前
記表裏面シートの間に介在する吸液性コアとから構成さ
れ、前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の
間に位置する股下域とを備え、前記コアの両端縁の外側
に横方向へ延びるエンドフラップと、前記コアの両側縁
の外側に縦方向へ延びるサイドフラップとを有する使い
捨ておむつである。
【0008】前記前提における本発明の特徴は、排泄物
を吸収可能な帯状の伸縮性パネルが前記おむつの肌当接
側に配置されて前記エンドフラップと前記サイドフラッ
プとのうちの少なくとも一方に収縮可能に取り付けられ
ていることにある。
【0009】本発明の実施の態様の一例としては、前記
パネルが、肌当接側に位置する透液性の上面シートと、
肌非当接側に位置する透液性または不透液性の下面シー
トと、前記上下面シートの間に介在するとともに前記パ
ネルの長さ方向へ延びる吸液性補助コアとから形成さ
れ、前記パネルでは、前記上面シートと前記下面シート
とのうちの少なくとも一方が弾性的な伸縮性を有し、前
記補助コアの周縁の外側に位置する前記上下面シートど
うしが固着されている。
【0010】本発明の実施の態様の他の一例としては、
前記パネルが、肌当接側に位置する透液性の上面シート
と、肌非当接側に位置する透液性または不透液性の下面
シートと、前記上下面シートの間に介在するとともに前
記パネルの長さ方向へ延びる吸液性補助コアとから形成
され、前記パネルでは、その長さ方向へ延びる複数条の
伸縮性弾性部材が前記上面シートと前記下面シートとの
うちの少なくとも一方に収縮可能に取り付けられ、前記
補助コアの周縁の外側に位置する前記上下面シートどう
しが固着されている。
【0011】本発明の実施の態様の他の一例としては、
前記補助コアが前記パネルの長さ方向に分割され、多数
の前記補助コアが前記パネルの長さ方向へ互いに離間対
向して並び、前記パネルでは、それら補助コアの周縁の
外側に位置する前記上下面シートどうしが固着されてい
る。
【0012】本発明の実施の態様の他の一例としては、
前記パネルの長さ方向へ互いに離間対向して並ぶ多数の
止着手段が前記下面シートの外面に形成され、前記パネ
ルが前記止着手段を介して前記おむつに着脱可能に取り
付けられている。
【0013】本発明の実施の態様の他の一例としては、
前記止着手段が前記下面シートの外面に取り付けられた
フック部材と前記下面シートの外面に塗布された粘着剤
とのうちのいずれか一方である。
【0014】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照し、本発明にか
かる使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおり
である。
【0015】図1,2は、一例として示すおむつ1Aの
部分破断斜視図と、図1のA−A線端面図とであり、図
3,4は、図1のB−B線矢視断面図と、図1のC−C
線矢視断面図とである。図1では、横方向を矢印Xで示
し、縦方向を矢印Yで示す。なお、表面シート2や裏面
シート3の内面とは、コア4に対向する面をいい、それ
らシート2,3の外面とは、コア4に非対向の面をい
う。また、上面シート14と下面シート15との内面と
は、補助コア16に対向する面をいい、それらシート1
4,15の外面とは、補助コア16に非対向の面をい
う。
【0016】おむつ1Aは、肌当接側に位置する透液性
表面シート2と、肌非当接側に位置する不透液性裏面シ
ート3と、表裏面シート2,3の間に介在してそれらシ
ート2,3のうちの少なくとも一方の内面に固着された
吸液性コア4とから構成されている。おむつ1Aは、縦
方向に前胴周り域5および後胴周り域7と、それら胴周
り域5,7の間に位置する股下域6とを有する。
【0017】おむつ1Aでは、表面シート2が親水性繊
維不織布f1から形成され、裏面シート3が疎水性繊維
不織布f2と通気不透液性プラスチックフィルムf3と
を重ね合わせた複合シートから形成されている。コア4
は、股下域6から前後胴周り域5,7へ向かって延び、
前後胴周り域5,7を横方向へ延びる両端縁4aと、両
端縁4aの間を縦方向へ延びる両側縁4bとを有する。
おむつ1Aは、コア4の両端縁4aの外側に位置する一
対のエンドフラップ8と、コア4の両側縁4bの外側に
位置する一対のサイドフラップ9とを有する。
【0018】エンドフラップ8は、前後胴周り域5,7
を横方向へ延びている。サイドフラップ9は、エンドフ
ラップ8の間を縦方向へ延びている。サイドフラップ9
は、股下域6においておむつ1Aの横方向内方へ向かっ
て弧を画いている。おむつ1Aは、その平面形状が実質
的に砂時計型を呈する。エンドフラップ8には、排泄物
を吸収可能な横方向へ長い帯状の伸縮性パネルP1が収
縮可能に取り付けられている。サイドフラップ9には、
排泄物を吸収可能な縦方向へ長い帯状の伸縮性パネルP
2が収縮可能に取り付けられている。
【0019】パネルP1は、横方向へ延びる両側縁部1
0と、縦方向へ延びる両端縁部11とを有する。パネル
P2は、縦方向へ延びる両側縁部12と、横方向へ延び
る両端縁部13とを有する。それらパネルP1,P2
は、肌当接側に位置する透液性の上面シート14と、肌
非当接側に位置する不透液性の下面シート15と、上下
面シート14,15の間に介在する多数の吸液性補助コ
ア16とから形成されている。
【0020】パネルP1では、補助コア16が横方向
(パネルP1の長さ方向)へ互いに離間対向して間欠的
に並んでいる。パネルP2では、補助コア16が縦方向
(パネルP2の長さ方向)へ互いに離間対向して間欠的
に並んでいる。それらパネルP1,P2では、上面シー
ト14と下面シート15とが弾性的な伸縮性を有し、補
助コア16の周縁の外側に位置する上下面シート14,
15の内面どうしが固着されている。隣り合う補助コア
16どうしの間では、上面シート14が下面シート15
の側へ陥入している。補助コア16は、上下面シート1
4,15に固着されていない。
【0021】上面シート14は、伸縮性かつ親水性繊維
不織布f4から形成されている。下面シート15は、伸
縮性かつ疎水性繊維不織布f5と伸縮性かつ不透液性プ
ラスチックフィルムf6とを重ね合わせた複合シートか
ら形成されている。下面シート15では、不織布f5が
補助コア16に対向し、フィルムf6が表面シート2に
対向している。パネルP1の下面シート15の外面に
は、横方向(パネルP1の長さ方向)へ互いに離間対向
して間欠的に並ぶ多数のフック部材17(止着手段)が
ホットメルト型接着剤(図示せず)を介して取り付けら
れている。パネルP2の下面シート15の外面には、縦
方向(パネルP2の長さ方向)へ互いに離間対向して間
欠的に並ぶ多数のフック部材17(止着手段)がホット
メルト型接着剤(図示せず)を介して取り付けられてい
る。
【0022】それらパネルP1,P2は、フック部材1
7を介して表面シート2の外面に着脱可能に止着されて
いる。フック部材17は、表面シート2を形成する不織
布f1の繊維に引っかかっている。パネルP1は、その
収縮力に抗してそれを横方向へ伸長させた状態でエンド
フラップ8に取り付けられている。パネルP2は、その
収縮力に抗してそれを縦方向へ伸長させた状態でサイド
フラップ9に取り付けられている。エンドフラップ8で
は、パネルP1が横方向内方へ収縮し、そこに多数のギ
ャザーが形成されている。サイドフラップ9では、パネ
ルP2が縦方向内方へ収縮し、そこに多数のギャザーが
形成されている。
【0023】エンドフラップ8では、コア4の端縁4a
から縦方向外方へ表面シート2の端部2aと裏面シート
3の端部3aとが延び、それらシート2,3の端部2
a,3a内面どうしが固着されている。サイドフラップ
9では、コア4の側縁4bから横方向外方へ表面シート
2の側部2bと裏面シート3の側部3bとが延び、それ
らシート2,3の側部2b,3b内面どうしが固着され
ている。
【0024】後胴周り域7には、サイドフラップ9から
横方向外方へ延びるテープファスナ18が取り付けられ
ている。テープファスナ18の自由端部には、フック部
材19が取り付けられている。前胴周り域5における裏
面シート3の外面には、テープファスナ18を着脱可能
に止着する横方向へ長い矩形のターゲットテープ20が
取り付けられている。ターゲットテープ20は、ループ
部材21から形成されている。
【0025】おむつ1Aを着用するには、後胴周り域7
のサイドフラップ9を前胴周り域5のサイドフラップ9
の外側に重ね合わせ、フック部材19とループ部材21
とを係合させてテープファスナ18の自由端部をターゲ
ットテープ20に止着し、前胴周り域5と後胴周り域7
とを連結する。前後胴周り域5,6が連結されたおむつ
1Aには、胴周り開口とその下方に一対の脚周り開口と
が形成される(図示せず)。
【0026】おむつ1Aでは、それらパネルP1,P2
を形成する補助コア16が所定の厚みを有するので、エ
ンドフラップ8とサイドフラップ9とに取り付けられた
パネルP1,P2が表面シート2から上方へ隆起する障
壁を形成する。おむつ1Aでは、それらパネルP1,P
2が排泄物に対する障壁を形成するとともに、補助コア
16が排泄物を吸収するので、おむつ1Aに排泄された
排泄物が表面シート2上を拡散してエンドフラップ8と
サイドフラップ9とに流動したとしても、排泄物の流動
がそれらパネルP1,P2によって阻止される。ゆえ
に、おむつ1Aでは、排泄物がエンドフラップ8とサイ
ドフラップ9とからおむつ1Aの外側に漏れてしまうこ
とを防ぐことができる。
【0027】おむつ1Aでは、それに着用者の体圧がか
かって補助コア16が潰れたとしても、パネルP1,P
2と着用者の肌との間に隙間が生じることはない。ま
た、着用者の体圧が解除されると、補助コア16が弾性
変形し、パネルP1,P2が再び表面シート2の上方へ
隆起して障壁を形成するので、パネルP1,P2と着用
者の肌との密着状態を維持することができ、エンドフラ
ップ8とサイドフラップ9とからの排泄物の漏れを確実
に防ぐことができる。
【0028】おむつ1Aでは、伸縮性を有するそれらパ
ネルP1,P2がエンドフラップ8とサイドフラップ9
とに収縮可能に取り付けられることで、おむつ1Aを着
用したときに、それらパネルP1,P2の収縮力を利用
して着用者の胴部と脚部とを締め付けることができ、お
むつ1Aが着用者の胴部から不用意にずれ下がってしま
うことを防ぐことができる。
【0029】パネルP1,P2に達した排泄物は、上面
シート14を透過して補助コア16に吸収される。パネ
ルP1,P2では、それに滲入した排泄物が上面シート
14を形成する不織布f4と下面シート15を形成する
不織布f5との毛細管現象によってパネルP1,P2全
域に拡散するので、補助コア16の全てに排泄物を吸収
させることができる。
【0030】このおむつ1Aでは、パネルがエンドフラ
ップ8とサイドフラップ9とのうちのいずれか一方に取
り付けられていてもよく、パネルP1,P2がホットメ
ルト型接着剤を介してエンドフラップ8とサイドフラッ
プ9とに収縮可能に固着されていてもよい。
【0031】図5,6は、他の一例として示すおむつ1
Bの部分破断斜視図と、図5のD−D線矢視断面図とで
あり、図7は、図5のE−E線矢視断面図である。図5
では、横方向を矢印Xで示し、縦方向を矢印Yで示す。
【0032】おむつ1Bは、透液性表面シート2と、不
透液性裏面シート3と、表裏面シート2,3の間に介在
する吸液性コア4とから構成され、前後胴周り域5,7
と、それら胴周り域5,7の間に位置する股下域6とを
有する。おむつ1Bでは、表面シート2が親水性繊維不
織布f1から形成され、裏面シート3が疎水性繊維不織
布f2を重ね合わせた複合不織布から形成されている。
おむつ1Bは、コア4の両端縁4aの外側に横方向へ延
びるエンドフラップ8と、コア4の両側縁4bの外側に
縦方向へ延びるサイドフラップ9とを有する。
【0033】エンドフラップ8には、横方向へ延びる帯
状の胴周り用弾性部材22が収縮可能に取り付けられて
いる。胴周り用弾性部材22は、表面シート2の端部2
aと裏面シート3の端部3aとの間に介在し、それらシ
ート2,3の端部2a,3a内面に固着されている。サ
イドフラップ9には、排泄物を吸収可能な縦方向へ長い
帯状の伸縮性パネルP2が収縮可能に取り付けられてい
る。サイドフラップ9には、パネルP2の内側に位置し
て縦方向へ延びる一対の不透液性防漏シート23が取り
付けられている。
【0034】パネルP2は、両側縁部12および両端縁
部13を有し、実質的に非伸縮性かつ透液性の上面シー
ト14と、弾性的な伸縮性を有する透液性の下面シート
15と、上下面シート14,15の間に介在する多数の
吸液性補助コア16とから形成されている。補助コア1
6は、縦方向(パネルP2の長さ方向)へ互いに離間対
向して間欠的に並んでいる。パネルP2では、下面シー
ト15を縦方向へ伸長させた状態で、補助コア16の周
縁の外側に位置する上面シート14の内面と下面シート
15の内面とが固着されている。隣り合う補助コア16
どうしの間では、上面シート14が下面シート15の側
へ陥入している。補助コア16は、上下面シート14,
15に固着されていない。
【0035】上面シート14は、非伸縮性かつ親水性繊
維不織布f7から形成されている。下面シート15は、
伸縮性かつ疎水性繊維不織布f5から形成されている。
下面シート15の外面には、縦方向(パネルP2の長さ
方向)へ互いに離間対向して間欠的に並ぶ多数の粘着剤
24(止着手段)が塗布されている。
【0036】防漏シート23は、非伸縮性かつ疎水性繊
維不織布f8から形成され、股下域6から前後胴周り域
5,7へ向かって延びている。防漏シート23は、サイ
ドフラップ9に固着されて縦方向へ延びる固定側部23
aと、表面シート2の上方へ起立性向を有して縦方向へ
延びる自由側部23bと、おむつ1Bの横方向内方へ倒
伏した状態でエンドフラップ8に固着された固定両端部
23cとを有する。自由側部23bには、縦方向へ延び
る伸縮性弾性部材25が収縮可能に取り付けられてい
る。弾性部材25は、自由側部23bの一部に被覆され
ている。
【0037】パネルP2は、防漏シート23の外側に配
置され、粘着剤24を介して防漏シート23の固定側部
23aに着脱可能に止着されている。パネルP2は、そ
の収縮力に抗してそれを縦方向へ伸長させた状態でサイ
ドフラップ9に取り付けられている。エンドフラップ8
では、胴周り用弾性部材22が横方向内方へ収縮し、そ
こに多数のギャザーが形成されている。サイドフラップ
9では、パネルP2が縦方向内方へ収縮し、そこに多数
のギャザーが形成されている。
【0038】サイドフラップ9では、コア4の側縁4b
から横方向外方へ表面シート2の側部2bがわずかに延
び、表面シート2の側部2bからさらに横方向外方へ裏
面シート3の側部3bと防漏シート23の固定側部23
aとが延びている。表面シート2の側部2bは、裏面シ
ート3の側部3bと防漏シート23の固定側部23aと
の間に介在し、それら側部3b,23a内面に固着され
ている。裏面シート3の側部3bと防漏シート23の固
定側部23aとは、それら側部3b,23aの互いに重
なり合う部分が固着されている。防漏シート23の固定
両端部23cは、表面シート2の外面に固着されてい
る。
【0039】おむつ1Bでは、パネルP2が排泄物に対
する障壁を形成するので、排泄物が表面シート2上を拡
散してサイドフラップ9に流動したとしても、排泄物が
サイドフラップ9からおむつ1Bの外側に漏れてしまう
ことを防ぐことができる。おむつ1Bは、それに着用者
の体圧がかかって補助コア16が潰れたとしても、パネ
ルP2と着用者の肌との間に隙間が生じることはなく、
着用者の体圧が解除されると、パネルP2が再び隆起し
て障壁を形成するので、パネルP2と着用者の肌との密
着状態を維持することができ、サイドフラップ9からの
排泄物の漏れを確実に防ぐことができる。
【0040】おむつ1Bでは、伸縮性を有するパネルP
2がサイドフラップ9に収縮可能に取り付けられること
で、おむつ1Bを着用したときに、パネルP2の収縮力
を利用して着用者の脚部を締め付けることができる。パ
ネルP2に達した排泄物は、上面シート14と下面シー
ト15とを透過して補助コア16に吸収される。パネル
P2では、排泄物が上面シート14のみならず下面シー
ト15を透過して補助コア16に吸収されるので、補助
コア16に排泄物を効率よく吸収させることができる。
【0041】おむつ1Bでは、それが表面シート2を内
側にして縦方向へ湾曲すると、弾性部材25が縦方向へ
収縮して防漏シート23の自由側部23bが表面シート
2の上方へ起立し、防漏シート23の自由側部23bが
排泄物に対する障壁を形成する。おむつ1Bでは、それ
に着用者の体圧がかかり、防漏シート23の起立した自
由側部23bが倒伏したとしても、パネルP2によって
自由側部23bを乗り越えた排泄物の流動を阻止するこ
とができる。
【0042】このおむつ1Bでは、パネルがサイドフラ
ップ9のみならず、エンドフラップ8に取り付けられて
いてもよく、パネルP2がホットメルト型接着剤を介し
てサイドフラップ9に収縮可能に固着されていてもよ
い。
【0043】図8,9は、他の一例として示すおむつ1
Cの斜視図と、前後胴周り域の連結を解除した状態で示
す図8のおむつ1Cの部分破断展開平面図であり、図1
0は、図8のF−F線矢視断面図である。図8では、横
方向を矢印Xで示し、縦方向を矢印Yで示す。
【0044】おむつ1Cは、透液性表面シート2と、不
透液性裏面シート3と、表裏面シート2,3の間に介在
する吸液性コア4とから構成され、前後胴周り域5,7
と、それら胴周り域5,7の間に位置する股下域6とを
有する。おむつ1Cでは、表面シート2が親水性繊維不
織布f1から形成され、裏面シート3が互いに重なり合
う2枚の通気不透液性プラスチックフィルムf3から形
成されている。
【0045】おむつ1Cは、コア4の両端縁4aの外側
に横方向へ延びるエンドフラップ8と、コア4の両側縁
4bの外側に縦方向へ延びるサイドフラップ9とを有す
る。おむつ1Cでは、前胴周り域5のサイドフラップ9
と後胴周り域7のサイドフラップ9とが合掌状に重なり
合い、それら胴周り域5,7のサイドフラップ9どうし
が縦方向へ間欠的に並ぶ多数の熱融着線26を介して固
着されている。おむつ1Cには、胴周り開口27とその
下方に一対の脚周り開口28とが形成されている。エン
ドフラップ8には、排泄物を吸収可能な帯状の伸縮性パ
ネルP1が収縮可能に取り付けられている。サイドフラ
ップ9には、排泄物を吸収可能な帯状の伸縮性パネルP
2が収縮可能に取り付けられている。
【0046】パネルP1は、図8に示すように、エンド
フラップ8を横方向へ延びている。パネルP2は、サイ
ドフラップ9を縦方向へ延びている。それらパネルP
1,P2は、両側縁部10,12および両端縁部11,
13を有し、透液性の上面シート14と、不透液性の下
面シート15と、上下面シート14,15の間に介在す
る多数の吸液性補助コア16とから形成されている。
【0047】パネルP1では、補助コア16が横方向
(パネルP1の長さ方向)へ互いに離間対向して間欠的
に並んでいる。パネルP2では、補助コア16が縦方向
(パネルP2の長さ方向)へ互いに離間対向して間欠的
に並んでいる。パネルP1には、横方向(パネルP1の
長さ方向)へ延びる複数条の伸縮性弾性部材29が収縮
可能に取り付けられている。パネルP2には、縦方向
(パネルP2の長さ方向)へ延びる複数条の伸縮性弾性
部材30が収縮可能に取り付けられている。パネルP
1,P2では、それら補助コア16の周縁の外側に位置
する上下面シート14,15の内面どうしが固着されて
いる。隣り合う補助コア16どうしの間では、上面シー
ト14が下面シート15の側へ陥入している。補助コア
16は、上下面シート14,15に固着されていない。
【0048】上面シート14は、非伸縮性かつ親水性繊
維不織布f8から形成されている。下面シート15は、
非伸縮性かつ疎水性繊維不織布f9と非伸縮性かつ不透
液性プラスチックフィルムf10とを重ね合わせた複合
シートから形成されている。下面シート15では、不織
布f9が補助コア16に対向し、フィルムf10が表面
シート2に対向している。弾性部材29,30は、下面
シート15を形成する不織布f9とプラスチックフィル
ムf10との間に介在し、それらに固着されている。
【0049】それらパネルP1,P2は、下面シート1
5の外面に塗布されたホットメルト型接着剤(図示せ
ず)を介して表面シート2の外面に固着されている。パ
ネルP1は、その収縮力に抗してそれを横方向へ伸長さ
せた状態でエンドフラップ8に取り付けられている。パ
ネルP2は、その収縮力に抗してそれを縦方向へ伸長さ
せた状態でサイドフラップ9に取り付けられている。エ
ンドフラップ8では、パネルP1が横方向内方へ収縮
し、そこに多数のギャザーが形成されている。サイドフ
ラップ9では、パネルP2が縦方向内方へ収縮し、そこ
に多数のギャザーが形成されている。
【0050】おむつ1Cでは、パネルP1,P2が排泄
物に対する障壁を形成するので、排泄物が表面シート2
上を拡散してエンドフラップ8とサイドフラップ9とに
流動したとしても、排泄物がそれらフラップ8,9から
おむつ1Cの外側に漏れてしまうことを防ぐことができ
る。おむつ1Cは、それに着用者の体圧がかかって補助
コア16が潰れたとしても、パネルP1,P2と着用者
の肌との間に隙間が生じることはなく、着用者の体圧が
解除されると、パネルP1,P2が再び隆起して障壁を
形成するので、パネルP1,P2と着用者の肌との密着
状態を維持することができ、エンドフラップ8とサイド
フラップ9とからの排泄物の漏れを確実に防ぐことがで
きる。
【0051】おむつ1Cでは、伸縮性を有するそれらパ
ネルP1,P2がエンドフラップ8とサイドフラップ9
とに収縮可能に固着されているので、おむつ1Cを着用
したときに、パネルP1,P2の収縮力を利用して着用
者の胴部と脚部とを締め付けることができる。
【0052】パネルP1,P2に達した排泄物は、上面
シート14を透過して補助コア16に吸収される。パネ
ルP1,P2では、それに滲入した排泄物が上面シート
14を形成する不織布f8と下面シート15を形成する
不織布f9との毛細管現象によってパネルP1,P2全
域に拡散するので、補助コア16の全てに排泄物を吸収
させることができる。
【0053】このおむつ1Cでは、パネルがエンドフラ
ップ8とサイドフラップ9とのうちのいずれか一方に取
り付けられていてもよく、弾性部材が上面シート14と
補助コア16との間に介在し、上面シート14の内面に
固着されていてもよい。
【0054】図11,12は、他の一例として示すおむ
つ1Dの斜視図と、図11のG−G線端面図とである。
【0055】おむつ1Dは、透液性表面シート2と、不
透液性裏面シート3と、表裏面シート2,3の間に介在
する吸液性コア4とから構成され、前後胴周り域5,7
と、それら胴周り域5,7の間に位置する股下域6とを
有する。おむつ1Dでは、表面シートが親水性繊維不織
布f1から形成され、裏面シート3が疎水性繊維不織布
f2と通気不透液性プラスチックフィルムf3とを重ね
合わせた複合シートから形成されている。おむつ1D
は、コア4の両端縁4aの外側に横方向へ延びるエンド
フラップ8と、コア4の両側縁4bの外側に縦方向へ延
びるサイドフラップ9とを有する。
【0056】エンドフラップ8には、排泄物を吸収可能
な横方向へ長い帯状の伸縮性パネルP1が収縮可能に取
り付けられている。サイドフラップ9には、縦方向へ延
びる複数条の脚周り用弾性部材31が収縮可能に取り付
けられている。脚周り用弾性部材31は、表面シート2
の側部2bと裏面シート3の側部3bとの間に介在し、
それらシート2,3の側部2b,3b内面に固着されて
いる。
【0057】パネルP1は、両側縁部10および両端縁
部11を有し、伸縮性かつ透液性の上面シート14と、
伸縮性かつ不透液性の下面シート15と、上下面シート
14,15の間に介在する吸液性補助コア16とから形
成されている。補助コア16は、横方向(パネルP1の
長さ方向)へ一連に延びている。パネルP1では、補助
コア16の周縁の外側に位置する上下面シート14,1
5の内面どうしが固着されている。補助コア16は、上
下面シート14,15に固着されていない。上面シート
14は、伸縮性かつ親水性繊維不織布f4から形成され
ている。下面シート15は、伸縮性かつ疎水性繊維不織
布f5から形成されている。
【0058】パネルP1は、下面シート15の外面に塗
布されたホットメルト型接着剤(図示せず)を介して表
面シート2の外面に固着されている。パネルP1は、そ
の収縮力に抗してそれを横方向へ伸長させた状態でエン
ドフラップ8に取り付けられている。エンドフラップ8
では、パネルP1が横方向内方へ収縮し、そこに多数の
ギャザーが形成されている。サイドフラップ9では、脚
周り用弾性部材31が縦方向内方へ収縮し、そこに多数
のギャザーが形成されている。
【0059】おむつ1Dでは、パネルP1が排泄物に対
する障壁を形成するので、排泄物が表面シート2上を拡
散してエンドフラップ8に流動したとしても、排泄物が
フラップ8からおむつ1Dの外側に漏れてしまうことを
防ぐことができる。おむつ1Dは、それに着用者の体圧
がかかって補助コア16が潰れたとしても、パネルP1
と着用者の肌との間に隙間が生じることはなく、着用者
の体圧が解除されると、パネルP1が再び隆起して障壁
を形成するので、パネルP1と着用者の肌との密着状態
を維持することができ、エンドフラップ8からの排泄物
の漏れを確実に防ぐことができる。
【0060】おむつ1Dでは、伸縮性を有するパネルP
1がエンドフラップ8に収縮可能に固着されているの
で、おむつ1Dを着用したときに、パネルP1の収縮力
を利用して着用者の胴部を締め付けることができる。パ
ネルP1に達した排泄物は、上面シート14を透過して
補助コア16に吸収される。
【0061】このおむつ1Dでは、パネルがエンドフラ
ップ8のみならず、サイドフラップ9に取り付けられて
いてもよく、パネルP1が止着手段を介してエンドフラ
ップ8に着脱可能かつ収縮可能に止着されていてもよ
い。
【0062】表面シート2には、多数の開孔を有する疎
水性繊維不織布、微細な多数の開孔を有する透液性プラ
スチックフィルムのいずれかを使用することもできる。
裏面シート3には、疎水性繊維不織布を使用することも
できる。裏面シート3には、高い耐水性を有するメルト
ブローン法による繊維不織布を、高い強度と良好な柔軟
性とを有するスパンボンド法による繊維不織布で挟んだ
複合不織布を使用することもできる。
【0063】不織布f1,f2,f7,f8,f9とし
ては、スパンレース、ニードルパンチ、メルトブロー
ン、サーマルボンド、スパンポンド、ケミカルボンド、
エアースルー、の各製法により製造されたものを使用す
ることができる。不織布f1,f2,f7,f8,f9
の構成繊維としては、ポリオレフィン系、ポリエステル
系、ポリアミド系、の各繊維、ポリエチレン/ポリプロ
ピレンやポリエチレン/ポリエステルからなる芯鞘型複
合繊維または並列型複合繊維を使用することができる。
【0064】下面シート15には、伸縮性かつ不透液性
プラスチックフィルムを使用することもできる。伸縮性
繊維不織布f4,f5には、メルトブローンやスパンボ
ンドの各製法により製造されたものを使用することがで
きる。伸縮性不織布f4,f5の構成繊維には、熱可塑
性エラストマー樹脂を溶融、紡糸した伸縮性繊維を使用
することができる。
【0065】また、上下面シート14,15には、熱可
塑性エラストマー樹脂繊維からなる伸縮性かつ疎水性繊
維不織布の少なくとも片面に、ポリプロピレン、ポリエ
チレン、ポリエステル、のいずれかの熱可塑性合成樹脂
を溶融、紡糸した捲縮繊維からなる疎水性繊維不織布を
重ね合わせた複合不織布を使用することもできる。
【0066】コア4と補助コア16とは、フラッフパル
プと高吸収性ポリマー粒子との混合物、または、フラッ
フパルプと高吸収性ポリマー粒子と熱可塑性合成樹脂繊
維との混合物であり、所与厚みに圧縮されている。ゆえ
に、それらコア4,16は、弾力性を有する。それらコ
ア4,16は、それの型崩れやポリマー粒子の脱落を防
止するため、全体がティッシュペーパーや親水性繊維不
織布等の透液性シートに被覆されていることが好まし
い。ポリマー粒子としては、デンプン系、セルロース
系、合成ポリマー系のものを使用することができる。
【0067】表裏面シート2,3どうしの固着、表裏面
シート2,3に対するコア4の固着や防漏シート23の
固着、表裏シート2,3に対する弾性部材22,31の
固着、上下面シート14,15どうしの固着、上下面シ
ート14,15に対する弾性部材29,30の固着に
は、ホットメルト型接着剤、または、ヒートシールやソ
ニックシール等の熱による溶着手段を利用することがで
きる。
【0068】
【発明の効果】本発明にかかる使い捨ておむつによれ
ば、エンドフラップとサイドフラップとのうちの少なく
とも一方に排泄物を吸収可能な帯状の伸縮性パネルが収
縮可能に取り付けられ、パネルが排泄物に対する障壁を
形成する。このおむつでは、それに排泄された排泄物が
表面シート上を拡散してエンドフラップとサイドフラッ
プとに流動したとしても、排泄物の流動がパネルによっ
て阻止され、排泄物がエンドフラップとサイドフラップ
とからおむつの外側に漏れてしまうことを防ぐことがで
きる。このおむつでは、それに着用者の体圧がかかって
それらパネルが潰れてたとしても、着用者の肌とパネル
との間に隙間が生じることはなく、着用者の体圧が解除
されると、それらパネルが弾性変形し、パネルが再び隆
起して障壁を形成するので、パネルと着用者の肌との密
着状態を維持することができ、エンドフラップとサイド
フラップとからの排泄物の漏れを確実に防ぐことができ
る。このおむつでは、パネルが伸縮性を有するので、お
むつを着用したときに、それらパネルの収縮力を利用し
て着用者の胴部と脚部とを締め付けることができる。
【0069】パネルが止着手段を介して表面シートの外
面に着脱可能なおむつでは、市販のおむつにパネルを着
脱可能に取り付けることができ、おむつのエンドフラッ
プとサイドフラップとのうちの少なくとも一方に排泄物
に対する障壁を容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一例として示すおむつの部分破断斜視図。
【図2】図1のA−A線端面図。
【図3】図1のB−B線矢視断面図。
【図4】図1のC−C線矢視断面図。
【図5】他の一例として示すおむつの部分破断斜視図。
【図6】図5のD−D線矢視断面図。
【図7】図5のE−E線矢視断面図。
【図8】他の一例として示すおむつの斜視図。
【図9】前後胴周り域の連結を解除した状態で示す図8
のおむつの部分破断展開平面図。
【図10】図7のF−F線矢視断面図。
【図11】他の一例として示すおむつ1Dの斜視図。
【図12】図11のG−G線端面図。
【符号の説明】
1A 使い捨ておむつ 1B 使い捨ておむつ 1C 使い捨ておむつ 1D 使い捨ておむつ 2 透液性表面シート 3 不透液性裏面シート 4 吸液性コア 5 前胴周り域 6 股下域 7 後胴周り域 8 エンドフラップ 9 サイドフラップ 14 上面シート 15 下面シート 16 補助コア 17 フック部材(止着手段) 22 伸縮性弾性部材 24 粘着剤(止着手段) P1 伸縮性パネル P2 伸縮性パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗田 典之 香川県三豊郡豊浜町和田浜高須賀1531−7 ユニ・チャーム株式会社テクニカルセン ター内 (72)発明者 和田 一郎 香川県三豊郡豊浜町和田浜高須賀1531−7 ユニ・チャーム株式会社テクニカルセン ター内 Fターム(参考) 3B029 BD10 BD13 BD17 BD19 4C098 AA09 CC03 CC05 CC08 CC10 CC12 CC16 CE07 CE09 DD02 DD03 DD10 DD12 DD23 DD24 DD25 DD26 DD28 DD30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肌当接側に位置する透液性表面シート
    と、肌非当接側に位置する不透液性裏面シートと、前記
    表裏面シートの間に介在する吸液性コアとから構成さ
    れ、前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の
    間に位置する股下域とを備え、前記コアの両端縁の外側
    に横方向へ延びるエンドフラップと、前記コアの両側縁
    の外側に縦方向へ延びるサイドフラップとを有する使い
    捨ておむつにおいて、 排泄物を吸収可能な帯状の伸縮性パネルが、前記おむつ
    の肌当接側に配置されて前記エンドフラップと前記サイ
    ドフラップとのうちの少なくとも一方に収縮可能に取り
    付けられていることを特徴とする前記おむつ。
  2. 【請求項2】 前記パネルが、肌当接側に位置する透液
    性の上面シートと、肌非当接側に位置する透液性または
    不透液性の下面シートと、前記上下面シートの間に介在
    するとともに前記パネルの長さ方向へ延びる吸液性補助
    コアとから形成され、 前記パネルでは、前記上面シートと前記下面シートとの
    うちの少なくとも一方が弾性的な伸縮性を有し、前記補
    助コアの周縁の外側に位置する前記上下面シートどうし
    が固着されている請求項1記載のおむつ。
  3. 【請求項3】 前記パネルが、肌当接側に位置する透液
    性の上面シートと、肌非当接側に位置する透液性または
    不透液性の下面シートと、前記上下面シートの間に介在
    するとともに前記パネルの長さ方向へ延びる吸液性補助
    コアとから形成され、 前記パネルでは、その長さ方向へ延びる複数条の伸縮性
    弾性部材が前記上面シートと前記下面シートとのうちの
    少なくとも一方に収縮可能に取り付けられ、前記補助コ
    アの周縁の外側に位置する前記上下面シートどうしが固
    着されている請求項1記載のおむつ。
  4. 【請求項4】 前記補助コアが、前記パネルの長さ方向
    に分割され、多数の前記補助コアが、前記パネルの長さ
    方向へ互いに離間対向して並び、前記パネルでは、それ
    ら補助コアの周縁の外側に位置する前記上下面シートど
    うしが固着されている請求項2または請求項3に記載の
    おむつ。
  5. 【請求項5】 前記パネルの長さ方向へ互いに離間対向
    して並ぶ多数の止着手段が、前記下面シートの外面に形
    成され、前記パネルが、前記止着手段を介して前記おむ
    つに着脱可能に取り付けられている請求項2ないし請求
    項4いずれかに記載のおむつ。
  6. 【請求項6】 前記止着手段が、前記下面シートの外面
    に取り付けられたフック部材と前記下面シートの外面に
    塗布された粘着剤とのうちのいずれか一方である請求項
    5記載のおむつ。
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