JP2018139195A - 電極材料の検査方法、及び電極材料の検査装置 - Google Patents

電極材料の検査方法、及び電極材料の検査装置 Download PDF

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文隆 早川
Fumitaka Hayakawa
文隆 早川
木下 恭一
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Abstract

【課題】電極材料の撓みの有無を検査できる電極材料の検査方法及び電極材料の検査装置を提供する。【解決手段】金属箔及び金属箔の片面又は両面に存在する活物質層前駆体を有し、搬送方向X1に搬送される電極材料15を本ロールプレス装置によって本プレスする前に、電極材料15を仮ロールプレス装置51によって仮プレスする。電極材料15に撓みがある場合、撓みは仮プレスによってシワSとなる。シワSによる電極材料15の厚さ方向X2における仮ロールプレス装置51の仮プレスロール52の位置の変化から電極材料15のシワSの有無を判定することで、本プレス前に電極材料15の撓みの有無を検査できる。【選択図】図4

Description

本発明は、集電体及び該集電体の片面又は両面に存在する活物質層前駆体を有する電極材料の検査方法及び電極材料の検査装置に関する。
従来から、EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、例えばモータなどへの供給電力を蓄える蓄電装置として、リチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池などが搭載されている。蓄電装置に用いられる電極は、集電体としての金属箔と、金属箔の片面又は両面に存在する活物質層とを有する。
電極の製造工程における活物質層の形成工程は、塗工工程、乾燥工程、及びプレス工程を有する。塗工工程は、金属箔の片面又は両面に活物質ペーストを塗工する工程である。乾燥工程は、金属箔に塗工された活物質ペーストを乾燥させる工程である。乾燥した活物質ペーストは活物質層前駆体となり、活物質層前駆体が形成された金属箔は電極材料となる。プレス工程は、電極材料をプレスし、活物質層前駆体における活物質密度を上げる工程である。プレス工程には、電極材料を挟んで配置された一対のプレスロールから構成されたロールプレス装置が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−42789号公報
このようなロールプレス装置を用いたプレス工程において、プレス前の電極材料に意図しない局所的な撓みがあると、プレスした際に撓んだ部分が折り重なってシワとなる場合がある。このシワは、電極材料の不良となるだけでなく、大きなプレス圧によって電極材料をプレスするプレスロールの表面を損傷させるおそれもある。プレスロールが損傷すると製造ラインを停止してプレスロールを交換しなければならず、電極の生産性が低下してしまう。また、電極材料の撓みは決まった位置に発生するとは限らず、撓む位置を予測することは困難である。このため、プレス工程でシワが発生して初めて、電極材料が撓んでいたことが判明することもある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電極材料の撓みの有無を検査できる電極材料の検査方法及び電極材料の検査装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための電極材料の検査方法は、集電体及び該集電体の片面又は両面に存在する活物質層前駆体を有し、搬送方向に搬送される電極材料の撓みの有無を検査する電極材料の検査方法であって、前記電極材料を本ロールプレス装置によって本プレスする前に、前記電極材料を仮ロールプレス装置によって仮プレスするとともに、前記電極材料の厚さ方向における前記仮ロールプレス装置が備える仮プレスロールの位置の変化から前記電極材料のシワの有無を判定することを要旨とする。
これによれば、電極材料に局所的な撓みがある場合、その撓みを本プレスの前に行われる仮プレスによりシワとし、シワによる電極材料の厚さ方向における仮プレスロールの位置の変化から電極材料のシワの有無を判定することで、本プレス前に電極材料の撓みの有無を検査することができる。
また、上記電極材料の検査方法について、前記電極材料の搬送方向及び厚さ方向と直交する方向を幅方向としたとき、前記仮ロールプレス装置は、前記搬送方向の上流側に配置され、かつ前記仮プレスロールを前記幅方向に複数備える第1仮ロールプレス装置と、前記搬送方向において前記第1仮ロールプレス装置よりも下流側に配置され、かつ前記仮プレスロールを前記幅方向に複数備える第2仮ロールプレス装置とから構成され、前記第2仮ロールプレス装置の仮プレスロールは、前記幅方向において隣り合う前記第1仮ロールプレス装置の仮プレスロール同士の間に配置されるのが好ましい。
これによれば、電極材料のシワによって仮プレスロールが損傷したとしても、損傷した部分の仮プレスロールのみの交換で済む。また、電極材料の幅方向において、第2仮ロールプレス装置の仮プレスロールは、隣り合う第1仮ロールプレス装置のプレスロール同士の間に配置されているため、電極材料の撓みの有無を幅方向全体で検査することができる。
上記問題点を解決するための電極材料の検査装置は、集電体及び該集電体の片面又は両面に存在する活物質層前駆体を有する電極材料を搬送方向に搬送しながら、前記電極材料の撓みの有無を検査する電極材料の検査装置であって、前記電極材料を本プレスする本ロールプレス装置よりも前記搬送方向において上流側に配置され、前記電極材料を仮プレスする仮ロールプレス装置と、前記電極材料の厚さ方向における前記仮ロールプレス装置が備える仮プレスロールの位置の変化から前記電極材料のシワの有無を判定する判定部を備えることを要旨とする。
これによれば、電極材料に局所的な撓みがある場合、その撓みを本プレスの前に行われる仮プレスによりシワとし、シワによる電極材料の厚さ方向における仮プレスロールの位置の変化から電極材料のシワの有無を判定することで、本プレス前に電極材料の撓みの有無を検査することができる。
また、上記電極材料の検査装置について、前記電極材料の搬送方向及び厚さ方向と直交する方向を幅方向としたとき、前記仮ロールプレス装置は、前記搬送方向の上流側に配置され、かつ前記仮プレスロールを前記幅方向に複数備える第1仮ロールプレス装置と、前記搬送方向において前記第1仮ロールプレス装置よりも下流側に配置され、かつ前記仮プレスロールを前記幅方向に複数備える第2仮ロールプレス装置とから構成され、前記第2仮ロールプレス装置の仮プレスロールは、前記幅方向において隣り合う前記第1仮ロールプレス装置の仮プレスロール同士の間に配置されているのが好ましい。
これによれば、電極材料のシワによって仮プレスロールが損傷したとしても、損傷した部分の仮プレスロールのみの交換で済む。また、電極材料の幅方向において、第2仮ロールプレス装置の仮プレスロールは、隣り合う第1仮ロールプレス装置の仮プレスロール同士の間に配置されているため、電極材料の撓みの有無を幅方向全体で検査することができる。
本発明によれば、電極材料の撓みの有無を検査できる。
電極の斜視図。 (a)は実施形態における活物質層形成工程を示す概略図、(b)は検査工程を示す拡大側面図。 実施形態における検査工程を示す概略平面図。 (a),(b)は仮プレスロールの位置を示す側面図。
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
蓄電装置としての二次電池は、図示しないが、外観が角型をなす角型電池であり、リチウムイオン電池である。二次電池は、ケース内に電極組立体を備える。電極組立体は、複数の正極の電極と、複数の負極の電極とが、両者の間をセパレータで絶縁した状態で交互に積層された積層タイプである。
図1に示すように、二次電池用の電極10は、矩形状の集電体としての金属箔11と、金属箔11の両面に設けられた矩形状の活物質層12とを備える。電極10は、その一辺に沿って、活物質層12が設けられず、金属箔11が露出した未塗工部13を有する。そして、電極10において、未塗工部13の一部には、集電タブ14が突出する状態に設けられている。
次に、電極10の製造工程について説明する。電極10の製造工程は、長尺帯状の金属箔11の両面に活物質層12を形成する活物質層形成工程と、活物質層12が形成された金属箔11を電極10の形状に切断する切断工程とを含む。
図2(a)に示すように、活物質層形成工程は、塗工工程P1、乾燥工程P2、検査工程P3、及びプレス工程P4を含む。
塗工工程P1は、長尺帯状の金属箔11を搬送しながら金属箔11の片面に活物質ペースト12aを塗工する工程である。ただし、後に未塗工部13となる部分には活物質ペースト12aを塗工しない。塗工工程P1は、塗工装置30によって行われる。乾燥工程P2は、塗工された活物質ペースト12aを乾燥させる工程である。乾燥工程は、乾燥装置40によって行われる。乾燥工程にて乾燥した活物質ペースト12aは活物質層前駆体12bとなり、活物質層前駆体12bが形成された金属箔11は電極材料15となる。検査工程P3は、電極材料15の撓みの有無を検査する工程である。電極材料15の撓みは、例えば、図2(b)に示すように電極材料15の一部において面が盛り上がった部分をいう。検査工程P3は、検査装置50によって行われる。プレス工程P4は、電極材料15をプレスし、活物質層前駆体12bの活物質密度を上げる工程である。プレス工程P4は、本ロールプレス装置71によって行われる。本ロールプレス装置71は、電極材料15を挟むように配置された一対の本プレスロール72を備える。こうして帯状の金属箔11の一方の面には、所定の密度と厚みを有する活物質層12が形成される。なお、金属箔11の他方の面についても同様に活物質層12を形成する。
次に、活物質層形成工程に用いられる各種装置について説明する。
長尺帯状の金属箔11を搬送する搬送装置20は、供給リール21と、巻取リール22と、複数のガイドロール23とを備える。供給リール21は、塗工工程P1よりも上流側の場所に配置され、巻取リール22は、プレス工程P4よりも下流側の場所に配置されている。ガイドロール23は、供給リール21と巻取リール22の間の場所に配置されている。供給リール21、巻取リール22、及びガイドロール23は、図示しない支持装置によって回転可能に支持されている。長尺帯状の金属箔11は、供給リール21に巻回されている。そして、供給リール21から供給された金属箔11が巻取リール22に巻き取られることで、金属箔11は搬送される。以下、金属箔11が搬送される方向を搬送方向X1とし、金属箔11の厚みを構成する方向を厚さ方向X2とする。また、搬送方向X1及び厚さ方向X2と直交する方向を幅方向X3とする。なお、上述した電極材料15の撓みは、幅方向X3の一部に形成される。
塗工工程P1を行う塗工装置30は、スリットダイ31を備える。スリットダイ31は、活物質ペースト12aが貯留される貯留部32と、貯留部32に貯留された活物質ペースト12aが吐出される吐出口33とを備える。貯留部32には、活物質ペースト12aが図示しないタンクから図示しないポンプにより圧送され、吐出口33から吐出されるようになっている。スリットダイ31の吐出口33と対向する位置にはバックアップロール34が設けられている。バックアップロール34は、スリットダイ31に対して相対移動可能である。バックアップロール34は、金属箔11の片面に活物質ペースト12aを塗工するとき、スリットダイ31による塗工が可能な塗工位置に移動し、活物質ペースト12aを塗工しないとき、スリットダイ31による塗工が不能な退避位置に移動する。塗工装置30は、供給リール21から繰り出されてバックアップロール34に沿って移動する帯状の金属箔11の片面に活物質ペースト12aを塗工する。
図2(b)及び図3に示すように、検査工程P3を行う検査装置50は、仮ロールプレス装置51を備える。本実施形態の仮ロールプレス装置51は、搬送方向X1に並ぶ第1仮ロールプレス装置51a及び第2仮ロールプレス装置51bから構成されている。第1仮ロールプレス装置51aは、第2仮ロールプレス装置51bよりも搬送方向X1の上流側に配置される。
第1仮ロールプレス装置51aは、厚さ方向X2に対をなす円筒状の仮プレスロール52を備える。仮プレスロール52は、回転軸53によって回転可能に支持されている。一対の回転軸53は、軸線L1が幅方向X3と一致するように配置されている。各回転軸53は、厚さ方向X2における軸線L1の位置、すなわち電極材料15に対する距離が変化しないように、図示しない固定部材によって固定されている。一対の仮プレスロール52は、厚さ方向X2において電極材料15を挟むように配置されている。仮プレスロール52は、セラミック製である。本実施形態の仮プレスロール52の軸方向の長さは、回転軸53の軸方向の長さよりも短い。仮プレスロール52の外径は、上述の本プレスロール72の外径よりも十分小さい。また、仮プレスロール52の内径は、回転軸53の直径よりも大きい。よって、仮プレスロール52は、内径の範囲で回転軸53に対して移動可能である。本実施形態の第1仮ロールプレス装置51aは、このような仮プレスロール52を幅方向X3に8セット備える。第1仮ロールプレス装置51aの仮プレスロール52は、幅方向X3で等間隔おきに配置されている。
第2仮ロールプレス装置51bは、厚さ方向X2に対をなす円筒状の仮プレスロール54を備える。仮プレスロール54は、回転軸55によって回転可能に支持されている。一対の回転軸55は、軸線L2が幅方向X3と一致するように配置されている。各回転軸55は、厚さ方向X2における軸線L2の位置、すなわち電極材料15に対する距離が変化しないように、図示しない固定部材によって固定されている。一対の仮プレスロール54は、厚さ方向X2において電極材料15を挟むように配置されている。仮プレスロール54は、セラミック製である。本実施形態の仮プレスロール54の軸方向の長さは、回転軸55の軸方向の長さよりも短い。仮プレスロール54の外径は、上述の本プレスロール72の外径よりも十分小さい。また、仮プレスロール54の内径は、回転軸55の直径よりも大きい。よって、仮プレスロール54は、内径の範囲で回転軸55に対して移動可能である。本実施形態の第2仮ロールプレス装置51bは、このような仮プレスロール54を幅方向X3に8セット備える。第2仮ロールプレス装置51bの仮プレスロール54は、幅方向X3で等間隔おきに配置されている。また、第2仮ロールプレス装置51bの仮プレスロール54は、幅方向X3に隣り合う第1仮ロールプレス装置51aの仮プレスロール52同士の間に配置される(図3参照)。
検査装置50は、各仮プレスロール52,54を個別に加圧する加圧機構60を備える。加圧機構60は、円筒状のトップロール61と、トップロール61を保持するロールホルダ62と、ロールホルダ62に連結されたプランジャ63とから構成される。本実施形態では、1つの仮プレスロール52,54に対して2つのトップロール61が用いられる。2つのトップロール61は、1つのロールホルダ62によって回転可能に支持される。プランジャ63は、厚さ方向X2に往復移動可能である。プランジャ63が電極材料15側へ加圧されると、プランジャ63に連結されたロールホルダ62及びロールホルダ62に支持されたトップロール61も電極材料15側へ移動する。これにより、電極材料15は、仮ロールプレス装置51の仮プレスロール52,54によってプレスされる。以下、検査工程P3での仮ロールプレス装置51の仮プレスロール52,54による電極材料15のプレスを仮プレスといい、プレス工程P4での本ロールプレス装置71の本プレスロール72による電極材料15のプレスを本プレスという。なお、仮プレスでのプレス圧は、本プレスでのプレス圧よりも小さい。
加圧機構60は、トップロール61による仮プレスロール52,54の加圧が可能な加圧位置と、トップロール61による仮プレスロール52,54の加圧が不能な退避位置とで移動可能である。したがって、仮プレスロール52,54を交換する際には、加圧機構60を退避位置に移動させることで容易に交換することができる。
検査装置50は、仮プレスロール52,54に接続された位置検出センサ56を備える。本実施形態の位置検出センサ56は、厚さ方向X2に対をなす仮プレスロール52,54のうち、一方の仮プレスロール52,54の厚さ方向X2の位置を検出する。また、検査装置50は、位置検出センサ56に接続された判定部57を備える。判定部57は、仮プレスロール52,54の厚さ方向X2における位置の変化から、電極材料15のシワSの有無を判定する。判定部57は、図示しないアラーム58に接続されている。
次に、検査工程P3及びプレス工程P4について作用とともに詳述する。
検査工程P3において、加圧機構60により加圧された仮プレスロール52,54は、電極材料15を搬送しながら仮プレスする。このとき、図4(a)に示すように、仮プレスされる電極材料15に撓みがない場合、回転軸53の軸線L1から一方の仮プレスロール52の内周面までの距離A1はほとんど変化しない。つまり、電極材料15の厚さ方向X2における仮プレスロール52,54の位置はほぼ一定に保たれる。仮プレスされる電極材料15に局所的な撓みがある場合、その撓みは、仮ロールプレス装置51の仮プレスロール52,54によって仮プレスされることで図4(b)に示すようなシワSとなる。このとき、回転軸53の軸線L1から一方の仮プレスロール52の内周面までの距離A2は、撓みがない場合の距離A1よりも長くなる。つまり、電極材料15の厚さ方向X2における仮プレスロール52,54の位置は、シワSの分だけ変化する。
電極材料15の厚さ方向X2における仮プレスロール52,54の位置は、一定時間おきに位置検出センサ56によって検出され、位置検出センサ56は検出結果を判定部57に送信する。判定部57は、仮プレスロール52,54の厚さ方向X2の位置が所定の範囲内にある場合、電極材料15にシワSがないと判定する。一方、仮プレスロール52,54の厚さ方向X2の位置が所定の範囲内にない場合、判定部57は電極材料15にシワSがあると判定する。判定部57は、電極材料15にシワSがあると判定するとアラーム58に信号を送信する。アラーム58は、信号を受信するとアラーム音を発することで、電極材料15にシワSがあることを作業者に警告する。警告を受けた作業者は、例えば、搬送装置20を一時停止させ、電極材料15からシワSのある部分を除去した後、搬送装置20を再び作動させる。これにより、シワSが除去された電極材料15、すなわち撓みのない電極材料15がプレス工程P4へ搬送される。
プレス工程P4では、本ロールプレス装置71の本プレスロール72は、撓みのない電極材料15を本プレスするため、撓みによって発生するシワSによる本プレスロール72の損傷が抑制される。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)検査装置50による検査工程P3は、本ロールプレス装置71の本プレスロール72による本プレス工程P4の前に行われる。検査工程P3では、電極材料15に局所的な撓みがある場合、その撓みを検査装置50の仮ロールプレス装置51の仮プレスロール52,54によって仮プレスしてシワSとし、シワSによる電極材料15の厚さ方向X2における仮プレスロール52,54の位置の変化からシワSの有無を判定することで、本プレス前に電極材料15の撓みの有無を物理的に検査できる。また、仮ロールプレス装置51によって電極材料15を仮プレスしているため、本ロールプレス装置71によるプレス圧を小さくでき、本プレスロール72の径を小さくできる。
(2)第1及び第2仮ロールプレス装置51a,51bは、幅方向X3に8セットの仮プレスロール52,54を備える。このため、電極材料15のシワSによって仮プレスロール52,54が損傷したとしても、損傷した部分のロールのみの交換で済む。また、電極材料15の幅方向X3において、第2仮ロールプレス装置51bの仮プレスロール54は、隣り合う第1仮ロールプレス装置51aの仮プレスロール52同士の間に配置されているため、電極材料15の撓みの有無を幅方向X3全体で検査することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
○ 電極10は、金属箔11の片面だけに活物質層12を有するものであってもよい。
○ 集電体は、活物質層12が形成できるものであれば、金属箔11に限定されるものではない。例えば、織物状や網状のシートを用いてもよい。
○ 第1及び第2仮ロールプレス装置51a,51bにおいて、電極材料15の幅方向X3に配置される仮プレスロール52,54の個数は、適宜変更してもよい。また、仮ロールプレス装置51は、幅方向X3全体に亘って延び、かつ電極材料15の厚さ方向X2に対をなす一対のプレスロールであってもよい。
○ 位置検出センサ56は、電極材料15の厚さ方向X2における仮プレスロール52,54の位置を連続的に検出してもよい。
○ 上記実施形態の位置検出センサ56は、厚さ方向X2に対をなす仮プレスロール52,54のうち、一方の仮プレスロール52,54の厚さ方向X2の位置を検出していたが、他方の仮プレスロール52,54の厚さ方向X2の位置を検出してもよいし、両方の仮プレスロール52,54の厚さ方向X2の位置を検出してもよい。
○ 上記実施形態では、判定部57が電極材料15にシワSがあると判定すると、アラーム58に信号を送信し、アラーム58はアラーム音を発していた。他の例として、例えば、判定部57は、電極材料15にシワSがあると判定すると、搬送装置20を制御する制御部に信号を送信してもよい。制御部は、信号を受信すると、搬送装置20による金属箔11(電極材料15)の搬送を停止する。また、例えば、判定部57は、電極材料15にシワSがあると判定すると、本ロールプレス装置71を制御する制御部に信号を送ってもよい。制御部は、信号を受信すると、電極材料15のうちシワSがある部分が本ロールプレス装置71の位置まで搬送されてきた際に、本プレスロール72を電極材料15から遠ざかるように後退させる。これにより、電極材料15のうちシワSがある部分は、本プレスされず、本プレスロール72の損傷が抑制される。
10…電極、11…集電体としての金属箔、12…活物質層、12b…活物質層前駆体、15…電極材料、50…検査装置、51…仮ロールプレス装置、51a…第1仮ロールプレス装置、51b…第2仮ロールプレス装置、52,54…仮プレスロール、57…判定部、71…本ロールプレス装置、X1…搬送方向、X2…厚さ方向、X3…幅方向、S…シワ。

Claims (4)

  1. 集電体及び該集電体の片面又は両面に存在する活物質層前駆体を有し、搬送方向に搬送される電極材料の撓みの有無を検査する電極材料の検査方法であって、
    前記電極材料を本ロールプレス装置によって本プレスする前に、前記電極材料を仮ロールプレス装置によって仮プレスするとともに、前記電極材料の厚さ方向における前記仮ロールプレス装置が備える仮プレスロールの位置の変化から前記電極材料のシワの有無を判定することを特徴とする電極材料の検査方法。
  2. 前記電極材料の搬送方向及び厚さ方向と直交する方向を幅方向としたとき、
    前記仮ロールプレス装置は、前記搬送方向の上流側に配置され、かつ前記仮プレスロールを前記幅方向に複数備える第1仮ロールプレス装置と、前記搬送方向において前記第1仮ロールプレス装置よりも下流側に配置され、かつ前記仮プレスロールを前記幅方向に複数備える第2仮ロールプレス装置とから構成され、
    前記第2仮ロールプレス装置の仮プレスロールは、前記幅方向において隣り合う前記第1仮ロールプレス装置の仮プレスロール同士の間に配置される請求項1に記載の電極材料の検査方法。
  3. 集電体及び該集電体の片面又は両面に存在する活物質層前駆体を有する電極材料を搬送方向に搬送しながら、前記電極材料の撓みの有無を検査する電極材料の検査装置であって、
    前記電極材料を本プレスする本ロールプレス装置よりも前記搬送方向において上流側に配置され、前記電極材料を仮プレスする仮ロールプレス装置と、
    前記電極材料の厚さ方向における前記仮ロールプレス装置が備える仮プレスロールの位置の変化から前記電極材料のシワの有無を判定する判定部を備えることを特徴とする電極材料の検査装置。
  4. 前記電極材料の搬送方向及び厚さ方向と直交する方向を幅方向としたとき、
    前記仮ロールプレス装置は、前記搬送方向の上流側に配置され、かつ前記仮プレスロールを前記幅方向に複数備える第1仮ロールプレス装置と、前記搬送方向において前記第1仮ロールプレス装置よりも下流側に配置され、かつ前記仮プレスロールを前記幅方向に複数備える第2仮ロールプレス装置とから構成され、
    前記第2仮ロールプレス装置の仮プレスロールは、前記幅方向において隣り合う前記第1仮ロールプレス装置の仮プレスロール同士の間に配置されている請求項3に記載の電極材料の検査装置。
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