JP2018138067A - 移動式電解水洗濯システム - Google Patents

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修一 永田
雄一 桑原
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Abstract

【課題】 自由に運搬・移動可能なの電解水洗濯システムを提供できる。【解決手段】本発明の移動式電解水洗濯システムは、原水を供給する原水供給部と、前記原水を電気分解することにより電解水を生成する電気分解部と、前記電解水を用いて被洗濯対象を洗浄する洗濯部とを有する電解水洗濯ユニットと、前記電解水洗濯ユニットを車両によって運搬可能にするための運搬設置部とを備えることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、電解水を用いて洗濯を行う移動式電解水洗濯システムに関するものである。
従来、洗濯機を設置した店舗であるコインランドリーが広く普及している。コインランドリーの需要は、人の多いところに限られることから、特定の場所に洗濯機を固定設置する店舗型が主流である。
一方、車両などに洗濯機を設置し、運搬可能になされた洗濯システムが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平5−185870号
ところで、かかる洗濯システムでは、洗剤を使用するため、すすぎを2回行わなければならず、水の使用量が多くなってしまうと共に時間を要してしまい、使い勝手が悪いという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的は、使い勝手の良い移動式電解水洗濯システムを提供するものである。
かかる課題を解決するため、本発明の移動式電解水洗濯システムでは、
原水を供給する原水供給部と、
前記原水を電気分解することにより電解水を生成する電気分解部と、
前記電解水を用いて被洗濯対象を洗浄する洗濯部と
を有する電解水洗濯ユニットと、
前記電解水洗濯ユニットを車両によって運搬可能にするための運搬設置部と
を備えることを特徴とする。
本発明は、使い勝手の良い移動式電解水洗濯システムを実現できる。
移動式電解水洗濯システムを示す略線図である。 洗濯機ユニットの設置を説明する略線図である。 洗濯処理を示すフローチャートである。 洗濯機ユニットの構成を示す略線図である。 排水タンクの構成を示す略線図である。 原水残量と電解水の生成の説明に供する略線図である。 他の実施の形態による移動式電解水洗濯システムを示す略線図である。
次に本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
<実施の形態>
図1に示す1は、移動又は運搬可能な移動式電解水洗濯システムを示している。図1では、軽トラック20の荷台21に洗濯機ユニット10及び乾燥機11を設置した例を示している。
軽トラック20における荷台21は切り離すことができないため、軽トラック20が移動式電解水洗濯システム1における運搬設置部を構成している。
図2に示すように、荷台21には、縦揺れ振動を吸収する振動吸収材23Aが設置された設置板23の上に、横揺れ振動を吸収する振動吸収材24Aが設置された設置板24とが設置された後、該設置板24上に洗濯機ユニット10及び乾燥機11が載置される。設置板23及び24により、軽トラック20の走行時の振動が吸収されるため、走行中の洗濯機稼働も可能となる。
図3に示すように、洗濯機ユニット10は、アルカリ性電解水を用いて洗い工程1を行った後、酸性電解水を用いて洗い工程2を行う。さらに、洗濯機ユニット10は、原水を用いてすすぎ工程を1回行ったあと、脱水工程を行う。すなわち、洗濯機ユニット10では、2回の洗い工程により念入りな洗浄を行ったあと、すすぎ工程を簡略化している。また、酸性電解水による洗い工程2を後段に有することにより、すすぎ工程により僅かに残る酸性電解水によって除菌効果を発現させることが可能となる。
被洗濯対象としては、衣類やカーテンなど、いわゆる繊維質で製造された種々の布製品(織布又は不織布を含む)が対象となる。材質には限定されず、天然繊維や化学繊維、若しくはこれらの混合繊維などの全てが対象となる。
アルカリ性電解水としては、pH9.0〜pH13.0(pH11.0以上pH13.0未満。以下、同様の意味で〜を使用する)、より好ましくはpH11.5〜pH12.5であることが好ましい。pHが大すぎると、被洗濯対象の繊維が痛んだり、変色を起こす可能性が生じるため好ましくない。また、pHが小さすぎると、十分な洗浄力が得られないため、好ましくない。
アルカリ性電解水としては、酸化還元電位が−500mV〜−1500mV、より好ましくは−700mV〜−1200mVであることが好ましい。酸化還元電位が小さすぎると、被洗濯対象の繊維が痛んだり、変色を起こす可能性が生じるため好ましくない。また、酸化還元電位が大きすぎると、十分な洗浄力が得られないため、好ましくない。
酸性電解水としては、pH2.0〜pH4.0(pH2.0以上pH4.0未満。以下、同様の意味で〜を使用する)、より好ましくはpH2.5〜pH3.5であることが好ましい。pHが小さすぎると、被洗濯対象の繊維が痛んだり、変色を起こす可能性が生じるため好ましくない。また、pHが大きすぎると、十分な洗浄力が得られないため、好ましくない。
酸性電解水としては、酸化還元電位が500mV〜1500mV、より好ましくは700mV〜1200mVであることが好ましい。酸化還元電位が大きすぎると、被洗濯対象の繊維が痛んだり、変色を起こす可能性が生じるため好ましくない。また、酸化還元電位が小さすぎると十分な洗浄力が得られないため、好ましくない。
電解水(アルカリ性電解水及び酸性電解水)として、ナノオーダー(10〜1000nm程度)の直径を有する、いわゆるファインバブルを含有させても良い。電解水を製造後、高速旋回方式や圧力解放方式によるファインバブル発生装置を用いることによって、電解水にファインバブルを含有させることができる。ファインバブル発生装置については、例えば非特許文献1(
https://staff.aist.go.jp/m.taka/takahashi2.pdf)や特許文献2(特願2015−34628号)に記載されている。ファインバブルとしては、十分な効果を得るため、0.2×10の8乗個/ml以上含有されることが好ましい。
これにより、酸性電解水としての表面張力を低下させ、繊維内にも入り込むことができ、洗浄力を向上させることができる。ファインバブルの材料としては、特に限定されないが、空気や特定のガスを適宜選択して使用することができる。また、ファインバブルとして、電解槽において陽極で発生した気体(酸素及び塩素など)を静置などにより一旦分離し、再び酸性電解水に混合することにより、酸性電解水としての効果を高めることも可能である。この電解水生成装置の構成は、特許文献3(特許登録5628403号)に記載されている。
水温については特に限定されないが、0℃〜80℃程度、より好ましくは20℃〜60℃程度のものが好適に使用される。使用される被洗濯対象の種類(材質及び汚れの種類)によって適宜選択される。
図4に洗濯機ユニット10の構成を示している。洗濯機ユニット10は、電解水を用いて洗濯を行うための装置を有している。洗濯機ユニット10は、原水タンク2と、電解水生成装置3と、洗濯機5と、排水タンク6とを有しており、配管などで互いに接続されていると共に、統括制御部4によって全体が制御されている。
統括制御部4は、図示しないMPU(Micro Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)から構成されるマイクロプロセッサ構成を有しており、電解水洗濯プログラムに従って洗濯機ユニット10の全体を統括的に制御するようになされている。この統括制御部4は、例えば外付け装置として設けられ、電解水生成装置3の制御部31や洗濯機5の制御部(図示しない)と連携して作動し、後述する洗濯処理を実行する。なお、統括制御部4は、電解水生成装置3の内部に設けられ、電解水生成装置3の制御部31と共通構成としても良い。
原水タンク2は、例えば300〜1000リットル程度の容量のタンクであり、例えば水道水や井戸水などが原水として貯留されている。原水タンク2は、電解水生成装置3と洗濯機5にそれぞれ接続されており、原水を供給可能になされている。また、原水タンク2の前段又は後段に各種フィルターを設置することにより、不純物などの不要成分を除去した水を使用しても良い。
電解水生成装置3は、図示しないMPU(Micro Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)から構成される制御部31により、電解水生成装置3の全体を統括制御する。電解水生成装置3には、原水タンク2と接続する配管上に開閉弁(図示しない)が設置されており、制御部31の制御によって開閉弁が開放されると、電気分解部32に原水が供給される。
電気分解部32は、図示しないが、陰極を有するカソード室と、陽極を有するアノード室と、カソード室及びアノード室との中間に位置し隔膜によって隔てられた中間室とを有する3槽型の電解槽である。中間室に電解質水溶液が供給される一方、カソード室及びアノード室には原水が供給される。
電解質としては特に制限されず、水に溶解して電解質としての特性を示す既知の化合物を適宜使用することができる。便宜上、電解質として塩化ナトリウムを使用した場合について説明するが、これに限られない。
電気分解部32は、供給される原水を電気分解し、アノード室で生成されるアルカリ性電解水をアルカリ性電解水貯留部33に、カソード室で生成される酸性電解水を酸性電解水貯留部34にそれぞれ供給する。
アルカリ性電解水貯留部33は、アルカリ性電解水を貯留するタンクであり、例えば50〜300リットル程度の容量を有している。酸性電解水貯留部34は、酸性電解水を貯留するタンクであり、同じく50〜300リットル程度の容量を有している。
洗濯機5は、図示しないMPU(Micro Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)から構成される制御部(図示しない)により、洗濯機5の全体を統括制御する。
洗濯機5は、ユーザの操作入力に応じて洗濯を開始すると、洗濯機の内部に設置された開閉弁を開放する旨の開放要求信号を開閉弁に供給する。統括制御部4は、洗濯機5の制御部を開始し、開放要求信号及び閉鎖要求信号に応じて切替弁などでなる切替供給部7の状態を切り替える。
すなわち、洗い工程1における開放要求信号が発信されたことを認識すると、統括制御部4は、アルカリ性電解水貯留部33に接続される配管を開放するように切替供給部7の切替弁を切り替えると共に、洗濯機5と切替供給部7との間に接続されているポンプ36を稼動させる。この結果、アルカリ性電解水が洗濯機5に供給される。また、洗い工程1における閉鎖要求信号が発信されたことを認識すると、統括制御部4は、切替供給部7の切替弁を閉鎖すると共に、洗濯機5と切替供給部7との間に接続されているポンプ36を停止させる。
洗濯機5は、被洗濯対象が投入された洗濯槽(図示しない)に対するアルカリ性電解水の供給が終了すると、一定時間(例えば3〜10分間)洗濯槽を回転させて洗い工程1を実行する。そして洗濯機5は、排水弁を開放させて排水タンク6に排水を供給する。この結果、排水タンク6には排水が貯留される。排水が完了すると、洗濯機5は、洗濯槽を高速回転させて脱水を行った後、排水弁を閉鎖し、洗い工程2へと進む。
また、洗い工程2における開放要求信号が発信されたことを認識すると、統括制御部4は、酸性電解水貯留部34に接続される配管をを開放するように切替供給部7の切替弁を切り替える共に、ポンプ36を稼動させる。この結果、酸性電解水が洗濯機5に供給される。また、洗い工程2における閉鎖要求信号が発信されたことを認識すると、統括制御部4は、切替供給部7の切替弁を閉鎖すると共に、ポンプ36を停止させる。
洗濯機5は、被洗濯対象が投入された洗濯槽(図示しない)に対する酸性電解水の供給が終了すると、一定時間(例えば3〜10分間)洗濯槽を回転させて洗い工程2を実行する。そして洗濯機5は、排水弁を開放させて排水タンク6に排水を供給する。この結果、排水タンク6には排水が貯留される。排水が完了すると、洗濯機5は、洗濯槽を高速回転させて脱水を行った後、排水弁を閉鎖し、すすぎ工程へと進む。
さらに、すすぎ工程における開放要求信号が発信されたことを認識すると、統括制御部4は、原水タンク2に接続される配管をを開放するように切替供給部7の切替弁を切り替えると共に、ポンプ36を稼動させる。この結果、原水が洗濯機5に供給される。また、すすぎ工程における閉鎖要求信号が発信されたことを認識すると、統括制御部4は、切替供給部7の切替弁を閉鎖すると共に、ポンプ36を停止させる。
洗濯機5は、被洗濯対象が投入された洗濯槽(図示しない)に対する原水の供給が終了すると、一定時間(例えば3〜10分間)洗濯槽を回転させてすすぎ工程を実行する。そして洗濯機5は、排水弁を開放させて排水タンク6に排水を供給する。この結果、排水タンク6には排水が貯留される。排水が完了すると、洗濯機5は、洗濯槽を高速回転させて脱水を行った後、排水弁を閉鎖し、脱水工程へと進む。
そして洗濯機5は、洗濯槽を一定時間に亘って高速回転させることにより、被洗濯対象を脱水し、洗濯処理を終了する。
ここで、図5に示すように、排水タンク6は、配管61を介して排水が供給される一方、2つの排出経路(配管64,65)が設けられている。配管65は、手動式開閉弁であるコック63が開放されると、排水タンク6のほぼ全量を排出可能である。なお、コック63は、排水タンク6の側面における開口部が排水タンク6の底面より僅かに(2〜10cm、より好ましくは3〜5cm程度)高い位置に設けられており、繊維質を底に沈めて後段の配管が詰まりにくいようになされている。
これに対して、コック62は、排水タンク6の側面における開口部が排水タンク6の底面より大きく離れた排水位置(排水タンク6の高さの1/4〜10/10程度)に設けられており、排水が一定量貯留され、排水の貯水量が排水位置を超えた分しか排水されないようになされている。
上述したように、洗濯機ユニット10では、アルカリ性電解水及び酸性電解水を使用する。一旦排水を排水タンク6に一定量貯留してから排水することにより、排水が中和されpHが中性に近づくため、排水に触れたことによる手荒れを防止したり配管の耐久性を高めることができる。また、静置により繊維質を底に沈めて後段の配管の詰まりを防止することもできる。
さらに、洗濯機ユニット10では、原水タンク2の貯留量に基づいて、洗濯処理を最大の回数だけ行うことができるように電解水の生成を実行する。
統括制御部4には、例えば事前の設定などによって原水タンク2、アルカリ性電解水貯留部33及び酸性電解水貯留部34のタンク容量、1回の洗濯処理で使用される水(原水、アルカリ性電解水及び酸性電解水)の量が記憶されている。例えばユーザは、原水タンク2を容量一杯まで原水を貯留すると、統括制御部4における所定の操作入力部(図示しない)を操作する。
例えば図6(A)に示すように、原水タンク2、アルカリ性電解水貯留部33及び酸性電解水貯留部34のタンク容量がそれぞれ600リットル、200リットル、200リットルであり、1回の洗濯処理における使用量がそれぞれ100リットルであった場合、1回目の洗濯処理後における水の残量は、それぞれ500リットル、100リットル、100リットルとなる。
図6(B)に示すように、統括制御部4は、1回目の洗濯処理後(洗濯処理中でも可)に合計200リットルの原水を使用して電解水を100リットルずつ生成する。このときの水の残量は、それぞれ300リットル、200リットル、200リットルである。2回目の洗濯処理により、水をそれぞれ100リットル使用すると、2回目の洗濯処理後における水の残量は、それぞれ200リットル、100リットル、100リットルとなる。
ここで、仮にアルカリ性電解水貯留部33及び酸性電解水貯留部34が常に容量一杯になるように電解水を生成してしまうと、原水タンク2の残量がゼロとなってしまい、3回目の洗濯処理を実行することができない。また、アルカリ性電解水貯留部33及び酸性電解水貯留部34の残量と使用量が同一であると、ほんのわずかな電解水の不足によってエラーとなり、洗濯処理がストップしてしまう恐れがある。
そこで、統括制御部4は、各20リットルだけ電解水を生成し、アルカリ性電解水貯留部33及び酸性電解水貯留部34の使用量より僅かに(5〜30%程度、図では20%)多い量の電解水が貯留されるように電解水を生成する。この結果、3回目の洗濯処理前の水の残量は、それぞれ160リットル、120リットル、120リットルとなる。そして3回目の洗濯処理後の水の残量はそれぞれ60リットル、20リットル、20リットルとなる。
このように、洗濯機ユニット10では、各タンク(原水タンク2、アルカリ性電解水貯留部33及び酸性電解水貯留部34)と水(原水、アルカリ性電解水及び酸性電解水)の使用量との関係から、原水タンク2において使用される最大の回数だけ洗濯処理が実行できるように、電解水の生成量を調整する。なお各タンク内の残量は、水位センサ(図示しない)や満量からの使用量を差分した残量として認識される。
すなわち、統括制御部4は、原水タンク2の残量から残りのすすぎ工程可能回数を算出し、アルカリ性電解水貯留部33及び酸性電解水貯留部34の残量から残りの洗い工程の回数を算出し、すすぎ工程の回数が各洗い工程の回数を下回らないように電解水を生成する。このとき、回数は整数とし、端数(小数点以下)については自由に配分できる。
以下、上記した実施形態から抽出される発明群の特徴について、必要に応じて課題及び効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、上記各実施形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。また、各特徴に記載した用語の意味や例示等は、同一の文言にて記載した他の特徴に記載した用語の意味や例示として適用しても良い。
本発明の移動式電解水洗濯システム(移動式電解水洗濯システム1)では、
原水を供給する原水供給部(原水タンク2)と、
前記原水を電気分解することにより電解水を生成する電気分解部(電気分解部32)と、
前記電解水を用いて被洗濯対象を洗浄する洗濯部(洗濯機5)と
を有する電解水洗濯ユニット(洗濯機ユニット10)と、
前記電解水洗濯ユニットを車両によって運搬可能にするための運搬設置部(軽トラック20)と
を備えることを特徴とする移動式電解水洗濯システム。
これにより、移動式電解水洗濯システムでは、電解水を用いて洗濯処理を実行することができ、洗剤を使用せずに済むため排水の環境負荷を低減することができ、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
移動式電解水洗濯システムにおいて、前記電解水洗濯ユニットは、
前記洗濯部から排出される排出水を貯留する排水貯留部(排水タンク6)を有することを特徴とする。
これにより、排水を一時貯留することができるため、排水路があるときだけ排水を行えば良く、使い勝手を向上させることができる。
移動式電解水洗濯システムにおいて、前記排水貯留部は、
所定の貯留量を超える排水のみが排出される排出抑止部(コック62)を有することを特徴とする。
これにより、排水貯留部において電解水を中和できるため、排水の環境負荷を著しく低減させると共に、排出経路における設備の耐久性や排水の生物に対する安全性を向上させることができる。
移動式電解水洗濯システムにおいて、前記電気分解部は、
アルカリ性電解水と酸性電解水を生成し、
前記洗濯部は、
前記洗浄として、前記アルカリ性電解水及び前記酸性電解水をそれぞれ用いた2段階の洗い工程の後、前記原水を用いたすすぎ工程を行うことを特徴とする。
これにより、2回に亘る電解水を用いた念入りな洗い工程の後、1回のみのすすぎ工程を行えば良く、洗い時間を長く、すすぎ時間を短くすることができ、洗濯の効果を高めつつ全体の時間を短縮する事が可能となる。また、アルカリ性電解水及び酸性電解水の両方を使用できるため、生成された電解水を無駄なく使用でき、水の使用量を低減できる。
移動式電解水洗濯システムにおいて、前記原水の前記電解水生成部及び前記洗濯部への供給、前記電解水の生成及び前記洗濯部への供給を制御する統括制御部を有することを特徴とする。これにより、統括制御部により、安定的かつ合理的な洗濯処理が可能となる。
移動式電解水洗濯システムにおいて、前記統括制御部は、
前記原水の残量、前記電解水の残量との関係から、
できるだけ多い回数だけ前記洗浄が実行できるように前記電気分解部に対して前記原水を供給することを特徴とする。
これにより、原水の補給が困難な場合であっても、洗濯処理をできるだけ多くできる他、原水の補給回数を低減できる。なお、例えば複数台の洗濯機と1台の電解水生成装置とを使用する場合には、現在の各電解水の残量と、原水の残量とを比較し、電解水の残量に対する洗濯処理(洗い工程)の可能回数と、原水の残量に対する洗濯処理(すすぎ工程)の可能回数とが同等になるように電解水を生成することにより、できるだけ多い回数だけ前記洗浄が実行できるように前記電気分解部に対して前記原水を供給することができる。
<他の実施の形態>
上述実施形態では、電解水生成装置3の内部にアルカリ性電解水貯留部33及び酸性電解水貯留部34を有するようにしたが、本発明はこれに限らず、電解水生成装置3の外部にあっても良い。また、アルカリ性電解水貯留部33及び酸性電解水貯留部34とは別構成の電解水貯留タンクを外部に有するようにしても良い。
また上述実施形態では電気分解部32が3槽型であるようにしたが、電解槽の構成に制限はなく、1槽型・2槽型・3槽型の電解槽など、種々の構成の電解槽を使用することが可能である。
上述実施形態では、運搬設置部としての軽トラック20に洗濯機ユニット10が設置されるようにしたが、本発明はこれに限らず、例えば運搬設置部としてのトレーラやタイヤ付架台などに洗濯機ユニット10を設置して車両で牽引又は運搬するようにしても良い。その場合、また、コンテナに洗濯機ユニット10を設置し、車両から下ろして駐車場などに仮固定することにより、仮店舗としての運営も可能である。この場合、原水として水道などを接続することにより、原水タンク2を不要にできる。排水タンク6も必ずしも必要ではなく、直接排水を排水溝などに接続してもよい。なお、排水溝と接続が可能であっても、排水抑止部を有する排水タンクを使用することにより、排水の中和が可能である。この場合、タンクから溢れた分を排水溝に排水することにより、ムダのない簡単な中和処理が可能となる。例えば図7では、複数の洗濯機ユニット10を1台のトレーラ120に設置している。この場合、複数台の洗濯機5に対して1つの電解水生成装置3があればよい。図7のトレーラでは、コンテナの両横が大きく開くことにより、洗濯機5や乾燥機11が並ぶ面が顧客に接するようにできる。トレーラ120では、原水供給部として水道を直接接続し、トラックの外に排水タンク6を設置して一時貯留して中和後に排水することを想定している。洗濯機5台に対して1台の電解水生成装置5となっているため、内部に有するアルカリ性電解水貯留部33及び酸性電解水貯留部34に加えて外付けのアルカリ性電解水貯留部33X及び酸性電解水貯留部34Xを設置している。
上述実施形態では、アルカリ性電解水及び酸性電解水の両方を用いた2つの洗い工程を有するようにしたが、本発明はこれに限らず、少なくとも1種類以上を使用すればよい。汚れの特性や種類、若しくは被洗濯対象の材質などに応じて適宜選択することが可能である。また、例えば1回の洗い工程+2回のすすぎ工程など、洗濯処理における洗い工程とすすぎ工程の組み合わせに特に制限はない。例えば、微酸性の電解水を用いてすすぎ工程を行うことも可能である。
上述実施形態では、できるだけ多い回数だけ洗濯処理が実行できるように電解水を生成するようにしたが、本発明はこれに限らず、例えば原水の補給が比較的容易な場合には、電解水貯留部を常に一杯にしておくことで、電解水を生成する時間を節約することが可能である。
本発明は、例えば移動式のコインランドリーや移動式のクリーニング店舗、仮店舗などに適用することができる。
1 :移動式電解水洗濯システム
2 :原水タンク
3 :電解水生成装置
4 :統括制御部
5 :洗濯機
6 :排水タンク
7 :切替供給部
10 :洗濯機ユニット
11 :乾燥機
20 :軽トラック
21 :荷台
23,24 :設置板
23A,24A :振動吸収材
31 :制御部
32 :電気分解部
33 :アルカリ性電解水貯留部
34 :酸性電解水貯留部
36 :ポンプ
61,64,65:配管
62,63:コック

Claims (6)

  1. 原水を供給する原水供給部と、
    前記原水を電気分解することにより電解水を生成する電気分解部と、
    前記電解水を用いて被洗濯対象を洗浄する洗濯部と
    を有する電解水洗濯ユニットと、
    前記電解水洗濯ユニットを車両によって運搬可能にするための運搬設置部と
    を備えることを特徴とする移動式電解水洗濯システム。
  2. 前記電解水洗濯ユニットは、
    前記洗濯部から排出される排出水を貯留する排水貯留部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動式電解水洗濯システム。
  3. 前記排水貯留部は、
    所定の貯留量を超える排水のみが排出される排出抑止部を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の移動式電解水洗濯システム。
  4. 前記電気分解部は、
    アルカリ性電解水と酸性電解水を生成し、
    前記洗濯部は、
    前記洗浄として、前記アルカリ性電解水及び前記酸性電解水をそれぞれ用いた2段階の洗い工程の後、前記原水を用いたすすぎ工程を行う
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の移動式電解水洗濯システム。
  5. 前記原水の前記電気分解部及び前記洗濯部への供給、前記電解水の生成及び前記洗濯部への供給を制御する統括制御部を有する
    ことを特徴とする請求項4に記載の移動式電解水洗濯システム。
  6. 前記原水の前記電気分解部及び前記洗濯部への供給、前記電解水の生成及び前記洗濯部への供給を制御し、
    前記原水の残量、前記電解水の残量との関係から、できるだけ多い回数だけ前記洗浄が実行できるように前記電気分解部に対して前記原水を供給する統括制御部を有する
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の移動式電解水洗濯システム。


JP2017033048A 2017-02-24 2017-02-24 移動式電解水洗濯システム Pending JP2018138067A (ja)

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JP2019144938A (ja) * 2018-02-22 2019-08-29 トヨタ自動車株式会社 サーバ装置、車両及びサービス提供システム
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