JP2002224628A - 複合イオン水による洗浄装置 - Google Patents

複合イオン水による洗浄装置

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JP2002224628A
JP2002224628A JP2001023077A JP2001023077A JP2002224628A JP 2002224628 A JP2002224628 A JP 2002224628A JP 2001023077 A JP2001023077 A JP 2001023077A JP 2001023077 A JP2001023077 A JP 2001023077A JP 2002224628 A JP2002224628 A JP 2002224628A
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Nobuyuki Yamaji
信幸 山地
Hiroshi Yamakawa
博 山河
Kyozo Onishi
恭三 大西
Hiroyasu Murata
裕康 村田
Hideo Ishii
秀雄 石井
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Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
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Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
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    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
    • C02F1/46104Devices therefor; Their operating or servicing
    • C02F1/4618Devices therefor; Their operating or servicing for producing "ionised" acidic or basic water

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルカリ性イオン水と酸性イオン水との複合
イオン水を洗浄・洗濯液として用いる洗浄装置を提供す
る。 【解決手段】 イオン水生成手段7で生成されたアルカ
リ性イオン水と酸性イオン水とをアルカリ性イオン水貯
留タンク15および酸性イオン水貯留タンク17に各別
に貯留し、各貯留タンクに流量調整バルブ21a、21
bを介して結合された複合イオン水生成手段40により
アルカリ性イオン水と酸性イオン水とを所定の割合で取
り出して、被洗浄物に適した割合で上記アルカリ性イオ
ン水と酸性イオン水とを含む複合イオン水を生成し、生
成された複合イオン水を洗浄液として洗浄手段2に供給
して上記被洗浄物を洗浄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄・洗濯液とし
てアルカリ性イオン水と酸性イオン水とを所定の割合で
混合して生成された複合イオン水を用いた複合イオン水
による洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】洗浄・洗濯装置としては、例えば衣類や
リネン(シーツや枕カバー)を洗濯する洗濯機が広く使
用されているが、衣類やリネンの洗濯には所謂ドライク
リーニング溶剤を使用するドライクリーニングと、一般
の洗剤を使用する水洗いとがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ドライクリー
ニングでは特に石油系のドライクリーニング溶剤の乾燥
不十分により作業者が皮膚障害を受ける危険性があっ
た。この危険性を回避するために水洗いに移行する傾向
があるが、水洗いでは一般に洗剤が使用されるため、こ
の洗剤に含まれるある種の成分による環境汚染問題や公
害問題を起こすという欠点がある。このため、洗剤が不
要でしかも強い洗浄力の得られる水洗い用の洗浄・洗濯
装置が求められるようになってきた。
【0004】本発明は、アルカリ性イオン水と酸性イオ
ン水とを所定の割合で混合して得られた複合イオン水を
用いて洗浄・洗濯することにより、人体に無害で且つ環
境汚染問題や公害問題を引き起こすことがなく、しかも
強い洗浄力の得られる洗浄・洗濯装置を得ることを目的
とする。なお、特許請求の範囲および以下の説明では洗
浄・洗濯装置を「洗浄装置」の用語で総称する。同様
に、被洗浄物、被洗濯物を原則として「被洗浄物」の用
語で総称する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による洗浄装置
は、例えば食塩水を電気分解してアルカリ性イオン水と
酸性イオン水とを生成するイオン水生成手段と、該イオ
ン水生成手段に結合されていて、生成されたアルカリ性
イオン水と酸性イオン水をそれぞれ貯留するアルカリ性
イオン水貯留タンクおよび酸性イオン水貯留タンクと、
これらの各貯留タンクにそれぞれ流量調整バルブを介し
て接続されていて、該流量調整バルブの開閉を調整する
ことにより上記各貯留タンクからアルカリ性イオン水と
酸性イオン水を所定の割合で取り出して、被洗浄物の洗
浄に最適の混合比をもった複合イオン水を生成する複合
イオン水生成手段と、該複合イオン水生成手段から上記
複合イオン水が供給されて被洗浄物を洗浄する洗浄手
段、例えば洗濯機とを具備している。
【0006】複合イオン水生成手段は、アルカリ性イオ
ン水と酸性イオン水を体積比でほぼ1対1の比率で混合
された複合イオン水を生成する他、被洗浄物の材質によ
ってはその被洗浄物の洗浄に最適の比率でアルカリ性イ
オン水と酸性イオン水とを混合した複合イオン水を生成
することができる。アルカリ性イオン水と酸性イオン水
との混合比率は、アルカリ性イオン水流量調整バルブと
酸性イオン水流量調整バルブの開閉を調整することによ
って設定される。
【0007】洗浄手段は排水バルブおよび排水路を経て
排水用pH調整タンクに接続されている。このpH調整
タンクはpH調整バルブを介して上記の複合イオン生成
手段にも結合されている。pH調整バルブを操作するこ
とにより上記複合イオン水生成手段から上記排水路を経
て上記pH調整タンクに所定のpH値の複合イオン水が
供給されて洗浄排水を中和した後、排水する。従って、
洗浄排水によって環境汚染問題や公害問題が生ずるのが
可及的に防止される。
【0008】被洗浄物の材質によっては、被洗浄物を酸
性のイオン水に浸したのでは洗浄効果が激減することが
あるので、先ずアルカリ性イオン水を洗浄手段に供給し
た後、所定の混合比の複合イオン水を上記洗浄手段に供
給するようにアルカリ性イオン水流量調整バルブおよび
酸性イオン水流量調整バルブの開閉を調整するのが望ま
しい場合がある。
【0009】洗浄効果を一層向上させるために、洗浄手
段に添加剤供給手段を設けて、複合イオン水が被洗浄物
に浸透する時間の経過後、あるいは複合イオン水を洗浄
手段に供給するのと同時に上記添加剤供給手段によって
メタ珪酸ナトリウムまたは炭酸ナトリウム等の添加剤を
上記洗浄手段に供給するようにしてもよい。メタ珪酸ナ
トリウムおよび炭酸ナトリウムは強いアルカリイオンを
生成するもので、殆どの被洗浄物に対して強い洗浄力を
発揮することができる。
【0010】また、被洗浄物の材質によっては複合イオ
ン水の代わりにアルカリ性イオン水のみを用いて洗浄す
るのが大きな洗浄力を発揮することがあり、この場合は
イオン水生成手段によって効率的に大量の洗浄用アルカ
リ性イオン水を生成するのがよい。このため、イオン水
生成手段にアルカリ性無機塩、例えばメタ珪酸ナトリウ
ムまたは炭酸ナトリウムからなる添加剤を供給する添加
剤供給手段を設けて、これからイオン水生成手段に上記
の添加剤を供給するようにしてもよい。この場合は、生
成されたイオン水は強いアルカリ性であるから、アルカ
リ性イオン水貯留タンクにのみ供給されて貯留される。
酸性イオン水貯留タンクには、洗浄後の被洗浄物の殺
菌、中和、さらに洗浄排水の中和に使用される酸性イオ
ン水が予め貯留されている。
【0011】洗浄液の被洗浄物への浸透力を向上させて
洗浄効果を高めるために、洗浄手段(例えば洗濯機)に
アルキルエタノール系活性剤を添加してもよい。
【0012】アルカリ性イオン水流量調整バルブ、酸性
イオン水流量調整バルブ、複合イオン水を洗浄手段に供
給する複合イオン水バルブ、pH調整バルブ、イオン水
生成手段、洗浄手段等の動作は、マイクロコンピュータ
を含む制御手段によって予め設定されたプログラムに従
って制御することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の複合イオン水による洗浄
装置を図1に示す一実施形態について説明する。本発明
の洗浄装置で使用される洗浄手段は例えば衣類やリネン
等の被洗濯物を洗浄し、洗濯する洗濯機2が使用され
る。洗濯機2は洗濯槽2aと、該洗濯槽2a内に設けら
れた洗濯物を収容する洗濯かご2bとを有している。洗
濯槽2aには後程説明する複合イオン水生成手段40か
ら複合イオン水バルブ27を介して、アルカリ性イオン
水と酸性イオン水とが所定の割合で混合された複合イオ
ン水が洗濯液として供給される。
【0014】洗濯槽2aには排水バルブ4を介して排水
路5が結合されており、排水バルブ4を開くと洗濯排水
は上記排水路5を経て排水用pH調整タンク35に排水
される。pH調整タンク35でpH調整された洗濯排水
は中性の洗濯排水として排水バルブ36を経て排水され
る。
【0015】この実施形態では、洗濯槽2aに添加剤供
給手段31が添加剤供給バルブ33を介して設けられて
おり、必要に応じて洗濯槽2aにアルカリ性無機塩、例
えばメタ珪酸ナトリウムまたは炭酸ナトリウムのような
添加剤が供給されて洗濯槽2a内の洗濯液をアルカリ性
にして、洗浄力を向上させることができる。洗濯槽2a
には、また活性剤供給手段32が活性剤供給バルブ34
を介して設けられており、必要に応じて洗濯槽2aに例
えばアルキルエタノール系活性剤が供給される。アルキ
ルエタノール活性剤を洗濯液に添加すると、洗濯液の被
洗濯物への浸透力が向上すると共に、被洗濯物から剥離
した汚染物質が被洗濯物に再付着するのを防ぐ効果があ
り、洗濯効果がさらに向上する。
【0016】7は市販のイオン水生成器6を具えたイオ
ン水供給手段で、イオン水生成器6には給水栓8を経て
水道水が供給され、また塩水槽10より塩水または食塩
が供給されて、イオン交換膜を使用した電気分解により
アルカリ性イオン水と酸性イオン水とが生成される。生
成されたアルカリ性イオン水は通路12よりアルカリ性
イオン水貯留タンク15に供給されて貯留される。14
は貯留されたアルカリ性イオン水を示す。タンク15の
下方部には第1の液面センサ18が上方部には第2の液
面センサ19が設けられており、これら1対の液面セン
サの出力信号によりタンク15に貯留されるアルカリ性
イオン水のレベルを所定の範囲内に維持することができ
る。
【0017】イオン水生成器6で生成された酸性イオン
水は、通路13より3方弁50の一方の出力ポートに結
合された通路13aを経て酸性イオン水貯留タンク17
に供給されて貯留される。酸性イオン水貯留タンク17
にはアルカリ性イオン水貯留タンク15と同様に第1の
液面センサ38と第2の液面センサ39とが設けられて
おり、これら1対の液面センサの出力信号によりタンク
17に貯留される酸性イオン水16のレベルを所定の範
囲内に維持することができる。
【0018】3方弁50の他方の出力ポートは他方の通
路13bを経てアルカリ性イオン水貯留タンク15に結
合されている。これは、洗濯槽2aに収容された被洗濯
物をアルカリ性イオン水で洗浄または洗濯することが望
ましい場合に、イオン水生成器6に添加剤供給手段51
よりバルブ52を経てアルカリ性無機塩、例えばメタ珪
酸ナトリウムあるいは炭酸ナトリウムのような添加剤を
供給して、イオン水生成器6でアルカリ性イオン水のみ
を生成し、これをすべてアルカリ性イオン水貯留タンク
15に供給するために設けられたものである。
【0019】貯留タンク15、17に結合された配水管
14d、16dはそれぞれドレンバルブ22a、22b
を介して排水路5に結合されている。ドレンバルブ22
a、22bは各貯留タンク中の余分のイオン水を排出す
るとき、あるいは貯留タンク15、17の清掃、修理、
その他の理由で各貯留タンク中のイオン水を排出すると
きに開かれる。
【0020】アルカリ性イオン水貯留タンク15、酸性
イオン水貯留タンク17には複合イオン水生成装置40
が結合されている。複合イオン水生成装置40はイオン
水混合ポンプ43を有し、該イオン水混合ポンプ43の
入力ポートはアルカリ性イオン水の流量調整バルブ21
aおよび通路20aを経てアルカリ性イオン水貯留タン
ク15に結合されており、また酸性イオン水の流量調整
バルブ21bおよび通路20bを経て酸性イオン水貯留
タンク17結合されている。
【0021】イオン水混合ポンプ43の出力ポートは複
合イオン水バルブ27および複合イオン水通路25を経
て洗濯槽2aに結合されている。イオン水混合ポンプ4
3の出力ポートは、また、pH調整用バルブ28および
pH調整通路26を経て排水路5に結合されている。
【0022】複合イオン水バルブ27を開、pH調整用
バルブ28を閉、各イオン水流量調整バルブ21a、2
1bをそれぞれ適量開にしてイオン水混合ポンプ43を
動作させると、アルカリ性イオン水貯留タンク15と酸
性イオン水貯留タンク17とから上記の各流量調整バル
ブ21a、21bの開度に応じた流量のイオン水14、
16が取り出されて複合イオン水が生成される。生成さ
れた複合イオン水は複合イオン水バルブ27および通路
25を経て洗濯槽2aに供給される。
【0023】流量調整バルブ21a、21bが等量のイ
オン水を流通させるようにそれぞれの開度が設定されて
いると、アルカリ性イオン水と酸性イオン水の体積比が
1対1の複合イオン水が生成されて洗濯槽2aに供給さ
れる。一般に、イオン化された水、すなわちイオン水は
水道水のような非イオン水に比して表面張力が小さく、
被洗浄物、被洗濯物に対する浸透力が大きいことから、
洗浄力が大きく、洗浄水、洗濯水として優れていること
が確かめられた。
【0024】各流量調整バルブ21a、21bの開度を
それぞれ各別に調整することにより、アルカリ性イオン
水と酸性イオン水の体積比が任意の複合イオン水を生成
することができ、被洗浄物、被洗濯物の材質に応じて最
適の洗浄力、洗浄効果の得られるpH値をもった複合イ
オン水を生成することができる。
【0025】被洗濯物を複合イオン水によって洗浄、洗
濯して排水した後、アルカリ性イオン水流量調整バルブ
21aを閉じると、複合イオン水生成装置40は酸性イ
オン水を洗濯槽2aに供給することになるから、洗濯後
に被洗濯物の殺菌、除菌を行うことができる。
【0026】被洗濯物の材質によっては、これを最初に
酸性のイオン水に浸したのでは洗浄効果が激減すること
があるので、先ずアルカリ性イオン水を洗濯槽2aに供
給した後、所定の混合比の複合イオン水を上記洗濯槽2
aに供給するようにアルカリ性イオン水流量調整バルブ
21a、酸性イオン水流量調整バルブ21bの開閉を調
整するのが望ましい。
【0027】洗浄、洗濯の終了後に洗濯機2から洗浄排
水、洗濯排水を排水するには、pH調整タンク35内で
洗濯排水のpH値が例えば7.3〜8.5の範囲の中性
になるように、pH調整用バルブ28および通路26を
経て供給される中和用の複合イオン水のpHが調整され
る。この場合、複合イオン水バルブ27は閉じられ、ア
ルカリ性イオン水流量調整バルブ21a、酸性イオン水
流量調整バルブ21bの開度がそれぞれ調整されて、p
H調整用バルブ28、pH調整通路26を経て排水路5
に洗濯排水を中和するのに適したpH値をもったpH調
整用複合イオン水が供給されるようにする。従って、中
和後の洗濯排水が排水バルブ36を経て排水されるの
で、洗濯排水による環境汚染問題や公害問題の発生を大
幅に防止することができる。
【0028】アルカリ性イオン水流量調整バルブ21
a、酸性イオン水流量調整バルブ21b、複合イオン水
バルブ27、pH調整用バルブ28、排水バルブ4、3
6、イオン水供給手段7、洗濯機2等の動作は、例えば
マイクロコンピュータを含む制御手段30によって所定
のプログラムに従って制御することができる。
【0029】図2は本発明の洗浄装置で使用される複合
イオン水をベースとした洗濯液と、水道水に市販の洗剤
1種類を加えた水をベースとした洗濯液の洗浄力を比較
して示した図で、横軸にそれぞれの洗濯液に添加される
メタ珪酸ナトリウムの量を0%から1%の範囲で示し、
縦軸に洗浄力として洗濯率を示す。洗濯される汚染布
は、反射率が76.1%の白布を図2中の試験条件で汚
したものである。洗濯液として本発明の複合イオン水を
使用した場合、添加されるメタ珪酸ナトリウムの量が約
0.3%を越えると、洗濯率は水道水に洗剤を加えた洗
濯液に上記メタ珪酸ナトリウムを添加した場合に比して
遙かに良くなることが確かめられた。メタ珪酸ナトリウ
ムの添加量が0.3%以下のときは、洗剤を加えた水道
水を洗濯液として使用した場合よりも洗濯率は低下した
が、実用上許容できる洗濯率を示し、しかも洗剤を使用
していないので、洗濯排水による環境汚染問題や公害問
題を生じさせることはない。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、洗浄液
あるいは洗濯液として使用される複合イオン水は表面張
力が小さく、繊維等に浸透しやすいから、従来の水道水
を使用した場合に比して洗浄、洗濯力が大きく、しかも
石油系溶剤を含むドライクリーニング溶剤や洗剤類を必
要としないので、洗濯排水による環境汚染問題や公害問
題が生ずるのを防止することができる。
【0031】また、本発明の洗浄装置で使用される複合
イオン水は本質的に中性に近く、衣類の被洗濯物をいた
める心配もない。被洗浄物、被洗濯物の性質によって
は、これを最初アルカリ性イオン水に浸すか、アルカリ
性イオン水で洗浄することがあるが、その後複合イオン
水により洗浄、洗濯、濯ぎが行なわれるので、洗浄排水
または洗濯排水の中和処理が簡単になるか、不要になる
という効果がある。
【0032】複合イオン水としては、アルカリ性イオン
水と酸性イオン水とを体積比が1対1になるように混合
したものの他に、被洗浄物、被洗濯物の材質または性質
に応じて最適の洗浄効果、洗濯効果が得られるようにア
ルカリ性イオン水と酸性イオン水とを任意の割合で混合
したものを使用することができる。この洗浄装置は、衣
類やリネンのような繊維性の被洗浄物あるいは被洗濯物
の他に食器、調理用具(包丁等)、調理用容器等の洗浄
にも適用できることは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の複合イオン水による洗浄
装置の全体の構成を概略的に示した図である。
【図2】本発明による洗浄装置による複合イオン水を使
用した場合の洗浄力と従来の水道水に洗剤を加えた場合
の洗浄力を比較して示した図である。
【符号の説明】
2 洗濯機(洗浄手段) 4 排水バルブ 5 排水路 6 イオン水生成器 7 イオン水供給手段 15 アルカリ性イオン水貯留タンク 17 酸性イオン水貯留タンク 20a アルカリ性イオン水通路 20b 酸性イオン水 21a アルカリ性イオン水流量調整バルブ 21b 酸性イオン水流量調整バルブ 25 複合イオン水通路 26 pH調整通路 27 複合イオン水バルブ 28 pH調整用バルブ 30 制御手段 31 添加剤供給手段 32 活性剤供給手段 35 pH調整タンク 40 複合イオン水生成装置 43 イオン水混合ポンプ 51 添加剤供給手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 1/72 C11D 1/72 3/04 3/04 7/10 7/10 17/08 17/08 D06F 39/08 301 D06F 39/08 301Z (72)発明者 大西 恭三 大阪府大阪市東淀川区西淡路3丁目1番56 号 株式会社三社電機製作所内 (72)発明者 村田 裕康 大阪府大阪市東淀川区西淡路3丁目1番56 号 株式会社三社電機製作所内 (72)発明者 石井 秀雄 大阪府大阪市東淀川区西淡路3丁目1番56 号 株式会社三社電機製作所内 Fターム(参考) 3B082 BD01 3B155 AA01 AA15 BA06 BB08 BB14 CB39 FA04 GA25 HB05 HB06 KA13 KA18 LB29 LC28 MA08 3B201 AA46 AB01 BB03 BB05 BB89 BB92 CC01 4D061 DA03 DB07 DB08 EA01 EA02 EB02 EB04 EB13 EB37 EB39 ED12 ED13 GA18 GC18 4H003 AC08 DA01 DA17 EA15 EA16 FA02 FA03 FA28

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ性イオン水と酸性イオン水とを
    生成するイオン水生成手段と、 上記イオン水生成手段に結合されていて、生成されたア
    ルカリ性イオン水と酸性イオン水とを各別に貯留するア
    ルカリ性イオン水貯留タンクおよび酸性イオン水貯留タ
    ンクと、 上記の各貯留タンクに流量調整バルブを介して結合され
    ていて、アルカリ性イオン水と酸性イオン水を所定の割
    合で取り出して、被洗浄物に適した割合でアルカリ性イ
    オン水と酸性イオン水とを含む複合イオン水を生成する
    複合イオン水生成手段と、 上記複合イオン水生成手段から洗浄液として上記複合イ
    オン水が供給されて、上記被洗浄物を洗浄する洗浄手段
    と、を含む複合イオン水による洗浄装置。
  2. 【請求項2】 複合イオン水生成手段は、アルカリ性イ
    オン水と酸性イオン水とを体積比でほぼ1対1の割合で
    混合した複合イオン水を生成して、これを洗浄液として
    洗浄手段に供給することを特徴とする、請求項1に記載
    の複合イオン水による洗浄装置。
  3. 【請求項3】 複合イオン水生成手段は、洗浄液として
    アルカリ性イオン水を洗浄手段に供給した後、アルカリ
    性イオン水と酸性イオン水とを所定の割合で混合して生
    成された複合イオン水を上記洗浄手段に供給することを
    特徴とする、請求項1に記載の複合イオン水による洗浄
    装置。
  4. 【請求項4】 イオン水生成手段、複合イオン水生成手
    段、洗浄手段の各動作、各流量調整バルブの開閉操作が
    制御手段により所定のプログラムに従って制御されるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の複合イオン水による
    洗浄装置。
  5. 【請求項5】 洗浄手段には添加剤供給手段が設けられ
    ており、該添加剤供給手段は、洗浄液が被洗浄物に浸透
    する時間経過した後、または洗浄液を洗浄手段に供給す
    ると同時にアルカリ性無機塩からなる添加剤を上記洗浄
    手段に供給することを特徴とする、請求項1乃至4のい
    ずれかに記載の複合イオン水による洗浄装置。
  6. 【請求項6】 アルカリ性無機塩はメタ珪酸ナトリウム
    または炭酸ナトリウムのいずれかであることを特徴とす
    る、請求項5に記載の複合イオン水による洗浄装置。
  7. 【請求項7】 洗浄手段に活性剤供給手段が設けられて
    おり、該活性剤供給手段はアルキルエタノール系非イオ
    ン活性剤を上記洗浄手段に供給することを特徴とする、
    請求項1乃至6のいずれかに記載の複合イオン水による
    洗浄装置。
  8. 【請求項8】 イオン生成手段にはメタ珪酸ナトリウム
    または炭酸ナトリウムからなる添加剤を供給する添加剤
    供給手段が設けられており、該添加剤供給手段が上記添
    加剤を上記イオン生成手段に供給したときは、該イオン
    生成手段により生成されたイオン水はアルカリ性イオン
    水としてアルカリ性イオン水貯留タンクに貯留されるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の複合イオン水による
    洗浄装置。
  9. 【請求項9】 洗浄手段の洗浄排水は排水用pH調整タ
    ンクに収容され、該pH調整タンクに複合イオン水生成
    手段より上記洗浄排水を中和するのに必要なpH値をも
    った中和用pH調整水が供給され、これによって上記洗
    浄排水は中和されて排水されることを特徴とする、請求
    項1乃至8のいずれかに記載の複合イオン水による洗浄
    装置。
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