JP2018138036A - 癌のスクリーニング方法 - Google Patents
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1.材料
試験材料は、扁平上皮癌(squamous cell carcinoma、SCC)および腺癌(adenocarcinoma、AC)を含む子宮頸部病変の検体と、正常な子宮頸部の検体とを含むものである。子宮頸部検体(SCC+AC、n=20、normal、n=20)、卵巣検体(cancer of ovary、n=19、normal、n=14)、大腸検体(Ca of colon、n=18、normal、n=18)、肝臓組織検体(HCC、n=18、normal、n=18)、口腔検体(oral Ca、n=20、normal、n=19)、子宮内膜癌検体(endometrial Ca、n=20、normal、n=20)、乳房組織検体(cancer of breast、n=17、normal、n=17)、肉腫検体(sarcoma、n=18、normal、n=16)はすべて台北三軍総病院から採取した。各検体のゲノムDNA(genomic DNA)はQIAamp DNAキット(QIAGEN)により抽出し、その後Millipore社製のDNA修飾キット(CpGenomeTM DNA Modification Kit、Millipore、Temecula、CA)によりバイサルファイト処理を行い、全ゲノムにおけるDNAメチル化状態を比較解析している。
癌組織検体と正常な組織検体からそれぞれDNAを抽出し、抽出されたDNAをバイサルファイト処理(Bisulfite modification)した後、等濃度(ng/μl)に調整した。それぞれ等濃度とされた癌組織検体DNA又は正常な組織細胞検体DNAをそれぞれ2グループの検出用検体に混合し、Infinium HumanMethylation27メチル化チップ(Illumina,San Diego、CA)により全ゲノムのメチル化レベルを解析した。実験手順はメーカーの取扱説明書に従って行い、Illuminaチップスキャナー(Bead Array reader)及びGenomeStudioソフトウェア(Illumina)によりチップにおける各遺伝子のメチル化レベルを解析する。
Millipore社製のDNA修飾キット(CpGenomeTM DNA Modification Kit、Millipore、Temecula、CA)を使用してバイサルファイト処理を行う。検体として1μgのゲノムDNA(genomic DNA)を取り出し、亜硫酸水素ナトリウムでゲノムDNAに対する化学修飾を行った。単鎖DNAにおいて、非メチル化シトシンはすべて脱アミノ化反応を起こしてウラシルに変換されるが、メチル化されたシトシンは修飾されず、5−メチルシトシンの状態を維持する。最後に、反応後の検体DNAを55℃のTE緩衝液(TE buffer)70μlに溶解し、定量的メチル化特異的PCR(qMSP)を行う。
Infinium HumanMethylation27Kメチル化チップを用いて14,475個の遺伝子をスクリーニングする。
メチル化特異的PCR(MSP)によりこの9個の標的遺伝子の子宮頸扁平細胞癌検体におけるメチル化状態を解析した結果、正常の子宮頸検体(SCC N)におけるADRA1D、AJAP1、HS3ST2、MAGI2、POU4F2、POU4F3、PTGDR、SOX17及びSYT9のメチル化レベル(それぞれの中位数は0.34、0.18、0.19、2.58、7.62、0.77、0.16、0.17及び0.31)と、子宮頸癌検体(SCC T)におけるADRA1D、AJAP1、HS3ST2、MAGI2、POU4F2、POU4F3、PTGDR、SOX17及びSYT9のメチル化レベル(それぞれの中位数は911.37、1558.97、1088.65、713.92、535.01、1552.71、305.84、248.29及び551.84)とを示す。この2グループのデータをMann−Whitney testにより解析した結果、各グループの間はP<0.0001を満たし、その差は統計学的に有意であった。上記を、図1(A)、図2(A)、図3(A)、図4(A)、図5(A)、図6(A)、図7(A)、図8(A)及び図9(A)に示す。
メチル化特異的PCR(MSP)により、7個の標的遺伝子の卵巣腫瘍検体におけるメチル化状態を解析した結果、良性卵巣腫瘍の検体(ovary N)におけるADRA1D、AJAP1、HS3ST2、MAGI2、POU4F2、POU4F3及びPTGDRのメチル化レベル(それぞれの中位数は4.25、5.19、0.00、10.91、2.06、3.60及び1.57)と、悪性卵巣腫瘍検体(ovary T)におけるADRA1D、AJAP1、HS3ST2、MAGI2、POU4F2、POU4F3及びPTGDRのメチル化レベル(それぞれの中位数は13.62、10.76、114.38、33.08、4.28、21.97及び28.40)とを示す。この2グループのデータをMann−Whitney testにより解析した結果、各グループの間はP<0.05を満たし、その差は統計学的に有意であった。上記を、図1(B)、図2(B)、図3(B)、図4(B)、図5(B)、図6(B)及び図7(B)に示す。
メチル化特異的PCR(MSP)により、5個の標的遺伝子の肝臓癌検体におけるメチル化状態を解析した結果、正常の肝臓組織の検体(HCC N)におけるADRA1D、POU4F2、PTGDR、SOX17及びSYT9のメチル化レベル(それぞれの中位数は35.29、6.25、49.30、20.15及び19.70)と、肝臓癌検体(HCC T)におけるADRA1D、POU4F2、PTGDR、SOX17及びSYT9のメチル化レベル(それぞれの中位数は202.10、53.73、275.76、111.25及び154.65)とを示す。この2グループのデータをMann−Whitney testにより解析した結果、各グループの間はP<0.0001を満たし、その差は統計学的に有意であった。上記を、図1(C)、図5(C)、図7(C)、図8(B)及び図9(B)に示す。
メチル化特異的PCR(MSP)により、8個の標的遺伝子の大腸癌検体におけるメチル化状態を解析した結果、正常の大腸組織の検体(colon N)におけるADRA1D、AJAP1、HS3ST2、MAGI2、POU4F2、POU4F3、SOX17及びSYT9のメチル化レベル(それぞれの中位数は59.21、228.97、292.95、123.44、591.64、249.72、80.12及び52.63)と、大腸癌検体(colon T)におけるADRA1D、AJAP1、HS3ST2、MAGI2、POU4F2、POU4F3、SOX17及びSYT9のメチル化レベル(それぞれの中位数は83.47、2312.91、2301.12、799.41、1615.48、1058.53、751.06及び601.65)とを示す。この2グループのデータをMann−Whitney testにより解析した結果、各グループの間はP<0.05を満たし、その差は統計学的に有意であった。上記を、図1(D)、図2(C)、図3(C)、図4(C)、図5(D)、図6(C)、図8(C)及び図9(C)に示す。
メチル化特異的PCR(MSP)により、9個の標的遺伝子の乳癌検体におけるメチル化状態を解析した結果、正常の乳癌組織の検体(breast Ca N)におけるADRA1D、AJAP1、HS3ST2、MAGI2、POU4F2、POU4F3、PTGDR、SOX17及びSYT9のメチル化レベル(それぞれの中位数は11.78、22.28、112.81、24.55、30.23、31.29、43.64、12.02及び5.53)と、乳癌検体(breast Ca T)におけるADRA1D、AJAP1、HS3ST2、MAGI2、POU4F2、POU4F3、PTGDR、SOX17及びSYT9のメチル化レベル(それぞれの中位数は57.19、260.96、281.64、193.70、77.06、310.34、341.97、77.05及び25.24)とを示す。この2グループのデータをMann−Whitney testにより解析した結果、各グループの間はP<0.01を満たし、その差は統計学的に有意であった。上記を、図1(E)、図2(D)、図3(D)、図4(D)、図5(E)、図6(D)、図7(D)、図8(D)及び図9(D)に示す。
メチル化特異的PCR(MSP)により、7個の標的遺伝子の口腔癌検体におけるメチル化状態を解析した結果、正常の口腔組織の検体(oral Ca N)におけるADRA1D、AJAP1、HS3ST2、MAGI2、POU4F2、PTGDR及びSYT9のメチル化レベル(それぞれの中位数は10.25、0.0065、115.98、0.00、30.23、10.47及び0.00)と、口腔癌検体(oral Ca T)におけるADRA1D、AJAP1、HS3ST2、MAGI2、POU4F2、PTGDR及びSYT9のメチル化レベル(それぞれの中位数は26.44、0.0107、381.49、54.59、77.06、32.78及び10.85)とを示す。この2グループのデータをMann−Whitney testにより解析した結果、各グループの間はP<0.05を満たし、その差は統計学的に有意であった。上記を、図1(F)、図2(E)、図3(E)、図4(E)、図5(F)、図7(E)及び図9(E)に示す。
メチル化特異的PCR(MSP)により、7個の標的遺伝子の子宮内膜癌検体におけるメチル化状態を解析した結果、正常の子宮内膜組織の検体(Em N)におけるAJAP1、HS3ST2、MAGI2、POU4F2、POU4F3、PTGDR及びSYT9のメチル化レベル(それぞれの中位数は0.00、0.00、0.00、16.42、0.31、0.00及び0.63)と、子宮内膜癌検体(Em T)におけるAJAP1、HS3ST2、MAGI2、POU4F2、POU4F3、PTGDR及びSYT9のメチル化レベル(それぞれの中位数は535.78、1456.23、504.15、248.83、89.86、148.19及び0.43)とを示す。この2グループのデータをMann−Whitney testにより解析した結果、各グループの間はP<0.05を満たし、その差は統計学的に有意であった。上記を、図2(F)、図3(F)、図4(F)、図5(G)、図6(E)、図7(F)及び図9(F)に示す。
メチル化特異的PCR(MSP)により、2個の標的遺伝子の肉腫検体におけるメチル化状態を解析した結果、良性腫瘍の検体(sar N)におけるMAGI2及びPOU4F3のメチル化レベル(それぞれの中位数は0.00及び0.31)と、肉腫検体(sar T)におけるMAGI2及びPOU4F3のメチル化レベル(それぞれの中位数は5.20及び89.86)とを示す。この2グループのデータをMann−Whitney testにより解析した結果、各グループの間はP<0.05を満たし、その差は統計学的に有意であった。上記を、図4(G)及び図6(F)に示す。
Claims (32)
- 被験者から得られたサンプル細胞における標的遺伝子のメチル化状態を子宮頸癌の有無のスクリーニング指標として検出する子宮頸癌のスクリーニング方法であって、
前記サンプルのゲノムDNAにおけるPOU4F3を標的遺伝子として前記標的遺伝子のCpG配列のメチル化状態を検出するステップ1と、
前記標的遺伝子のメチル化状態のレベルが正常なサンプルと比較して高い場合に、前記サンプルが子宮頸癌又は子宮頸部の前癌病変を有すると判定するステップ2と、
を含むことを特徴とする子宮頸癌のスクリーニング方法。 - 前記サンプルはパパニコロウ塗抹標本、血液、尿、子宮頸部上皮細胞、又は手術後の癌組織のインビトロサンプルであることを特徴とする請求項1に記載の子宮頸癌のスクリーニング方法。
- 前記サンプルは異常パパニコロウ塗抹標本であることを特徴とする請求項1に記載の子宮頸癌のスクリーニング方法。
- 前記サンプルはヒトパピローマウイルス検査結果が陽性である子宮頸部細胞サンプルであることを特徴とする請求項1に記載の子宮頸癌のスクリーニング方法。
- 前記標的遺伝子におけるCpG配列のメチル化状態の検出方法は、メチル化特異的ポリメラーゼ連鎖反応、定量的メチル化特異的ポリメラーゼ連鎖反応、バイサルファイトシーケンス、マイクロアレイ、質量分析、変性高速液体クロマトグラフィー、又はパイロシーケンスであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の子宮頸癌のスクリーニング方法。
- 前記標的遺伝子POU4F3はSEQ ID No:6に示すヌクレオチド配列を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の子宮頸癌のスクリーニング方法。
- 前記標的遺伝子POU4F3のメチル化状態はSEQ ID No:20−21に示すヌクレオチド配列のプライマー対により検出されたものであり、前記プライマーは少なくとも80%の配列同一性、相補性、又は少なくとも10個連続する同じヌクレオチドを有する配列を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の子宮頸癌のスクリーニング方法。
- 被験者から得られたサンプル細胞における標的遺伝子のメチル化状態を卵巣癌の有無のスクリーニング指標として検出する卵巣癌のスクリーニング方法であって、
前記サンプルのゲノムDNAにおけるPOU4F3を標的遺伝子として前記標的遺伝子のCpG配列のメチル化状態を検出するステップ1と、
前記標的遺伝子のメチル化状態のレベルが正常なサンプルと比較して高い場合に、前記サンプルが卵巣癌を有すると判定するステップ2と、
を含むことを特徴とする卵巣癌のスクリーニング方法。 - 前記サンプルは卵巣癌組織、腹水、血液、尿、又は手術後の癌組織のインビトロサンプルであることを特徴とする請求項8に記載の卵巣癌のスクリーニング方法。
- 前記標的遺伝子におけるCpG配列のメチル化状態の検出方法は、メチル化特異的ポリメラーゼ連鎖反応、定量的メチル化特異的ポリメラーゼ連鎖反応、バイサルファイトシーケンス、マイクロアレイ、質量分析、変性高速液体クロマトグラフィー、又はパイロシーケンスであることを特徴とする請求項8または9に記載の卵巣癌のスクリーニング方法。
- 前記標的遺伝子POU4F3はSEQ ID No:6に示すヌクレオチド配列を有することを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の卵巣癌のスクリーニング方法。
- 前記標的遺伝子POU4F3のメチル化状態はSEQ ID No:20−21に示すヌクレオチド配列のプライマー対により検出されたものであり、前記プライマーは少なくとも80%の配列同一性、相補性、又は少なくとも10個連続する同じヌクレオチドを有する配列を含むことを特徴とする請求項8〜11のいずれか一項に記載の卵巣癌のスクリーニング方法。
- 被験者から得られたサンプル細胞における標的遺伝子のメチル化状態を大腸癌の有無のスクリーニング指標として検出する大腸癌のスクリーニング方法であって、
前記サンプルのゲノムDNAにおけるPOU4F3を標的遺伝子として前記標的遺伝子のCpG配列のメチル化状態を検出するステップ1と、
前記標的遺伝子のメチル化状態のレベルが正常なサンプルと比較して高い場合に、前記サンプルが大腸癌又は大腸の前癌病変を有すると判定するステップ2と、
を含むことを特徴とする大腸癌のスクリーニング方法。 - 前記サンプルは大腸組織、腹水、血液、尿、便、又は手術後の癌組織のインビトロサンプルであることを特徴とする請求項13に記載の大腸癌のスクリーニング方法。
- 前記標的遺伝子におけるCpG配列のメチル化状態の検出方法は、メチル化特異的ポリメラーゼ連鎖反応、定量的メチル化特異的ポリメラーゼ連鎖反応、バイサルファイトシーケンス、マイクロアレイ、質量分析、変性高速液体クロマトグラフィー、又はパイロシーケンスであることを特徴とする請求項13または14に記載の大腸癌のスクリーニング方法。
- 前記標的遺伝子POU4F3はSEQ ID No:6に示すヌクレオチド配列を有することを特徴とする請求項13〜15のいずれか一項に記載の大腸癌のスクリーニング方法。
- 前記標的遺伝子POU4F3のメチル化状態はSEQ ID No:20−21に示すヌクレオチド配列のプライマー対により検出されたものであり、前記プライマーは少なくとも80%の配列同一性、相補性、又は少なくとも10個連続する同じヌクレオチドを有する配列を含むことを特徴とする請求項13〜16のいずれか一項に記載の大腸癌のスクリーニング方法。
- 被験者から得られたサンプル細胞における標的遺伝子のメチル化状態を乳癌の有無のスクリーニング指標として検出する乳癌のスクリーニング方法であって、
前記サンプルのゲノムDNAにおけるPOU4F3を標的遺伝子として前記標的遺伝子のCpG配列のメチル化状態を検出するステップ1と、
前記標的遺伝子のメチル化状態のレベルが正常なサンプルと比較して高い場合に、前記サンプルが乳癌を有すると判定するステップ2と、
を含むことを特徴とする乳癌のスクリーニング方法。 - 前記サンプルは血液、尿、乳汁、乳頭分泌物、嚢胞、穿刺及び生検検体、又は手術後の癌組織のインビトロサンプルであることを特徴とする請求項18に記載の乳癌のスクリーニング方法。
- 前記標的遺伝子におけるCpG配列のメチル化状態の検出方法は、メチル化特異的ポリメラーゼ連鎖反応、定量的メチル化特異的ポリメラーゼ連鎖反応、バイサルファイトシーケンス、マイクロアレイ、質量分析、変性高速液体クロマトグラフィー、又はパイロシーケンスであることを特徴とする請求項18または19に記載の乳癌のスクリーニング方法。
- 前記標的遺伝子POU4F3はSEQ ID No:6に示すヌクレオチド配列を有することを特徴とする請求項18〜20のいずれか一項に記載の乳癌のスクリーニング方法。
- 前記標的遺伝子POU4F3のメチル化状態はSEQ ID No:20−21に示すヌクレオチド配列のプライマー対により検出されたものであり、前記プライマーは少なくとも80%の配列同一性、相補性、又は少なくとも10個連続する同じヌクレオチドを有する配列を含むことを特徴とする請求項18〜21のいずれか一項に記載の乳癌のスクリーニング方法。
- 被験者から得られたサンプル細胞における標的遺伝子のメチル化状態を子宮内膜癌の有無のスクリーニング指標として検出する子宮内膜癌のスクリーニング方法であって、
前記サンプルのゲノムDNAにおけるPOU4F3を標的遺伝子として前記標的遺伝子のCpG配列のメチル化状態を検出するステップ1と、
前記標的遺伝子のメチル化状態のレベルが正常なサンプルと比較して高い場合に、前記サンプルが子宮内膜癌を有すると判定するステップ2と、
を含むことを特徴とする子宮内膜癌のスクリーニング方法。 - 前記サンプルは血液、尿、膣洗浄物、月経血、子宮内膜掻爬組織、又は手術後の癌組織のインビトロサンプルであることを特徴とする請求項23に記載の子宮内膜癌のスクリーニング方法。
- 前記標的遺伝子におけるCpG配列のメチル化状態の検出方法は、メチル化特異的ポリメラーゼ連鎖反応、定量的メチル化特異的ポリメラーゼ連鎖反応、バイサルファイトシーケンス、マイクロアレイ、質量分析、変性高速液体クロマトグラフィー又はパイロシーケンスであることを特徴とする請求項23または24に記載の子宮内膜癌のスクリーニング方法。
- 前記標的遺伝子POU4F3はSEQ ID No:6に示すヌクレオチド配列を有することを特徴とする請求項23〜25のいずれか一項に記載の子宮内膜癌のスクリーニング方法。
- 前記標的遺伝子POU4F3のメチル化状態はSEQ ID No:20−21に示すヌクレオチド配列のプライマー対により検出されたものであり、前記プライマーは少なくとも80%の配列同一性、相補性、又は少なくとも10個連続する同じヌクレオチドを有する配列を含むことを特徴とする請求項23〜26のいずれか一項に記載の子宮内膜癌のスクリーニング方法。
- 被験者から得られたサンプル細胞における標的遺伝子のメチル化状態を肉腫有無のスクリーニング指標として検出する肉腫のスクリーニング方法であって、
前記サンプルのゲノムDNAにおけるPOU4F3を標的遺伝子として前記標的遺伝子のCpG配列のメチル化状態を検出するステップ1と、
前記標的遺伝子のメチル化状態のレベルが正常なサンプルと比較して高い場合に、前記サンプルが肉腫を有すると判定するステップ2と、
を含むことを特徴とする肉腫のスクリーニング方法。 - 前記サンプルは血液、尿、又は手術後の癌組織のインビトロサンプルであることを特徴とする請求項28に記載の肉腫のスクリーニング方法。
- 前記標的遺伝子におけるCpG配列のメチル化状態の検出方法は、メチル化特異的ポリメラーゼ連鎖反応、定量的メチル化特異的ポリメラーゼ連鎖反応、バイサルファイトシーケンス、マイクロアレイ、質量分析、変性高速液体クロマトグラフィー又はパイロシーケンスであることを特徴とする請求項28または29に記載の肉腫のスクリーニング方法。
- 前記標的遺伝子POU4F3はSEQ ID No:6に示すヌクレオチド配列を有することを特徴とする請求項28〜30のいずれか一項に記載の肉腫のスクリーニング方法。
- 前記標的遺伝子POU4F3のメチル化状態はSEQ ID No:20−21に示すヌクレオチド配列のプライマー対により検出されたものであり、前記プライマーは少なくとも80%の配列同一性、相補性、又は少なくとも10個連続する同じヌクレオチドを有する配列を含むことを特徴とする請求項28〜31のいずれか一項に記載の肉腫のスクリーニング方法。
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