JP2018137538A - 画像情報読取装置、複合機、画像情報読取方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿中のオブジェクトの数が多い場合であっても、読取後のオブジェクトが不鮮明とならないことを可能とした画像読取装置を提供する。【解決手段】原稿画像に含まれるオブジェクトの数に応じた解像度で読取りを行う画像情報読取装置の提供を可能とする。【選択図】図3

Description

本発明は、画像中のオブジェクトの個数に応じた解像度で読取りを行う画像情報読取装置、複合機、画像情報読取方法及びプログラムに関する。
スキャナによる原稿や写真等の読取りは、デフォルト値としての解像度、又はユーザによって個別に設定された解像度、かつ、予め設定されている白黒又はカラーのモードで行われる。例えば、文字が大きく鮮明な原稿の読取りの場合には、200dpiの解像度、かつ、白黒のモードで読取りを行い、例えば、カラー写真の読取りの場合には、600dpiの解像度、かつ、カラーのモードで読取りを行うというのが一般的である。
この、ユーザ自身が、読取りを行う原稿のタイプに応じて解像度を手動設定する方式に対し、解像度が自動設定されるスキャナが提案されている。
特許文献1には、原稿を予め読取り、その原稿が写真か、文字原稿かを認識し、その認識結果に応じて、最適な解像度に自動設定するスキャナが開示されている。
特開2000−307818号公報(2000年11月2日公開)
ところで、例えば被写体が人の写真の場合、1人の場合と大勢の場合では、1枚の写真の大きさの中に占める割合が異なってくる。
図5aに示すように、1枚の写真に1人が写っている場合に比べ、図5bに示すように、1枚の写真に多数の人が写っている場合は、1人あたりの写真に占める面積が、人数が増えるにしたがって小さくなってしまう。
特許文献1では、読取り対象の原稿が、写真か文字原稿かを自動認識し、写真と判断した場合には、文字原稿に比して高い解像度を設定するものであり、写真原稿が図5aに示す1人の場合でも、図5bに示す多数の場合でも、何れも写真と認識され、同一の解像度で読取りが実行される。
従って、図5bに示すような多数の人が写っている写真の読取り画像において、人物の顔が不鮮明になってしまう。
これを避けるために例えば数千dpiといった飛躍的に高い解像度のスキャナで読取りを行うことが考えられるが、読取り画像のデータ量が膨大となってしまい、コンピュータ等のメモリの容量を著しく使うこととなり、メモリオーバーフローや処理速度の著しい低下等、作業そのものにも甚大な影響が出る。
そこで、本発明は、写真に含まれている人の人数に応じた解像度での読取りを可能とする画像情報読取装置、複合機、画像情報読取方法及びプログラムを提供する、ことを目的とする。
本発明によれば、原稿画像に含まれるオブジェクトの数に応じた解像度で読取りを行うことを特微とする画像情報読取装置が提供される。
本発明によれば、原稿画像に含まれるオブジェクトの数に応じた解像度で読取りを行う画像情報読取装置を備えることを特微とする複合機が提供される。
本発明によれば、原稿画像に含まれるオブジェクトの数に応じた解像度で読取りを行うことを特微とする画像情報読取方法が提供される。
本発明によれば、コンピュータを、原稿画像に含まれるオブジェクトの数に応じた解像度で読取りを行うことを特微とする画像情報読取装置として機能させるための画像情報読取プログラムが提供される。
本発明によれば、原稿中のオブジェクトの数が多い場合であっても、読取後のオブジェクトが不鮮明とならない。
本発明の第1の実施の形態による複合機の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態による複合機の概念的断面図である。 本発明の第1の実施の形態による複合機の読取り制御機能及び記憶部に記憶される判定データの一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態による複合機の読取り制御動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態による複合機の読取り対象の写真の一例を示す説明図である。 複合機の外観図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態は、第1乃至第4の実施の形態による画像読取装置を含む複合機800に関するものである。図1及び図2は、複合機800の構成などを示すものである。
図1及び図2に示すように、複合機800は、原稿の画像を読み取る原稿読取装置820と、シートに画像を形成する複合機本体(画像形成部本体)830と、原稿読取装置820及び複合機本体830を操作するための操作パネル部850と、操作パネル部850による操作に基づいて原稿読取装置820及び複合機本体830を制御する演算処理部840と、各種公衆回線を介して画像情報の送受信を行う送受信部860と、コンピュータとの有線又は無線接続を行うためのインターフェース870と、を備えている。
操作パネル部850は、表示部852と入力部854からなるタッチパネルディスプレイであり、複合機800のモードに応じた各種情報やボタンが表示される。
送受信部860は、原稿読取装置820により読み取られた画像や記憶装置に格納されている画像を送信することと、外部から画像を受信することができる。インターフェース部870は、ネットワークを介してパーソナルコンピュータと接続される。複合機800に接続されたパーソナルコンピュータは、これが管理できるデータについて複合機の機能を利用することができる。画像読取のために原稿読取装置820を単体で用いること、画像形成のために複合機本体830を単体で用いることの他に、画像を複写するためにこれらを連動させることもできる。
原稿読取装置820は、原稿を自動給送する原稿自動給送部SPF(Single Pass Feeder)824と、原稿の画像を読み取る読取装置本体822と、を備えている。なお、原稿読取装置820は、図2に示す構成要素の他に、図2は示されないが図1に示される構成要素も含む。また、図1に示すように、読取装置本体822には、原稿台826が備わる。
ここで、原稿読取装置820は、原稿台826にランダムに置かれた複数の原稿を認識する、マルチクロップ機能を有している。このマルチクロップ機能は、原稿台826に置かれた複数の原稿を、図示しない原稿カバーを閉じた状態と開けた状態の何れの状態でも、原稿カバーからの反射光(閉じた状態)、又は原稿からの反射光(開いた状態)の検出によって認識することができる。このマルチクロップ機能については、出願人のウエブサイト「http://www.sharp.co.jp/business/print/solution/scan/」に開示されている。
マルチクロップ機能によって認識された個々の原稿は、読取り画像中で認識され、それぞれ個別の画像として切り出しが可能となる。
複合機本体830は、シートを給送するシート給送部10と、シートを手差し給送可能な手差し給送部20と、シート給送部10又は手差し給送部20により給送されるシートに画像を形成する画像形成部30と、を備えている。
シート給送部10は、シートを積載するシート積載部11と、シート積載部11に積載されたシートを1枚ずつ分離給送する分離給送部12と、を備えている。シート積載部11は、回転軸13を中心に回動する中板14を備えており、中板14は、シートを給送する際に回動してシートを上方に持ち上げる。分離給送部12は、中板14により持ち上げられたシートを給送するピックアップローラ15と、ピックアップローラ15により給送されるシートを1枚ずつに分離する分離ローラ対16と、を備えている。
手差し給送部20は、シートを積載可能な手差しトレイ21と、手差しトレイ21に積載されたシートを1枚ずつ分離給送する分離給送部22と、を備えている。手差しトレイ21は、複合機本体830に回動自在に支持されており、手差し給送する際には、所定の角度に固定させることでシートを積載可能になる。分離給送部22は、手差しトレイ21に積載されたシートを給送するピックアップローラ23と、ピックアップローラ23により給送されるシートを1枚ずつに分離する分離ローラ24及び分離パッド25と、を備えている。
画像形成部30は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像を形成する4つのプロセスカートリッジ31Y〜31Kと、後述する感光体ドラム740Y〜740Kと、これらの表面を露光する露光装置32と、感光体ドラム740Y〜740Kの表面に形成されたトナー像をシートに転写する転写部(転写手段)33と、転写したトナー像をシートに定着させる定着部34と、を備えている。なお、符号の最後に付すアルファベット(Y、M、C、K)は、それぞれの色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)を示している。
4つのプロセスカートリッジ31Y〜31Kのそれぞれは、複合機本体830から取り外し可能に構成されており、交換可能となっている。なお、4つのプロセスカートリッジ31Y〜31Kは、形成する画像の色が異なること以外は同様な構成であるため、イエロー(Y)の画像を形成するプロセスカートリッジ31Yの構成のみの説明し、プロセスカートリッジ31M〜31Kの説明は省略する。
プロセスカートリッジ31Yは、像担持体としての感光体ドラム740Yと、感光体ドラム740Yを帯電させる帯電器741Yと、感光体ドラム740Y上に形成された静電潜像を現像する現像装置742Yと、感光体ドラム740Yの表面に残留するトナーを除去するドラムクリーナと、を備えている。現像装置742Yは、感光体ドラム740Yを現像する現像装置本体(詳細には図示せず)と、現像装置本体にトナーを供給するトナーカートリッジ(詳細には図示せず)と、を備えている。トナーカートリッジは、現像装置本体に着脱可能に構成されており、収容されたトナーが無くなると、現像装置本体から取り外して、交換することができるようになっている。
露光装置32は、レーザ光を照射する光源(図示せず)と、レーザ光を感光体ドラム740Y〜740Kに導く複数のミラー(図示せず)等と、を備えている。転写部33は、感光体ドラム740Y〜740Kに形成されたトナー像を担持する中間転写ベルト35と、感光体ドラム740Y〜740Kに形成されたトナー像を中間転写ベルト35に一次転写する一次転写ローラ36Y〜36Kと、中間転写ベルト35に転写されたトナー像をシートに二次転写する二次転写ローラ37と、中間転写ベルト35に残留するトナーを除去するベルトクリーナ38と、を備えている。中間転写ベルト35は、駆動ローラ39a及び従動ローラ39bに掛け渡されており、一次転写ローラ36Y〜36Kによって感光体ドラム740Y〜740Kに押し付けられている。二次転写ローラ37は、駆動ローラ39aとで中間転写ベルト35をニップ(挟持)しており、ニップ部Nで中間転写ベルト35が担持するトナー像をシートに転写する。定着部34は、シートを加熱する加熱ローラ34aと、加熱ローラ34aに圧接する加圧ローラ34bと、を備えている。
操作パネル部850は、所定の情報を表示する表示部852と、利用者が原稿読取装置820及び複合機本体830への指示を入力する入力部854と、を備えている。本実施形態においては、操作パネル部850は、読取装置本体822の正面側に配設されている。なお、正面側は図1の紙面の手前側に対応し、裏面側は図1の背面側に対応する。
図2に示すように、演算処理部840は、シート給送部10、手差し給送部20、画像形成部30及び原稿読取装置820を駆動制御する制御部50と、制御部50を動作させるための各種プログラムと制御部50が用いる各種情報等を記憶する記憶部60と、を備えている。記憶部60は、原稿読取装置820により読み取られた画像や送受信部860により受信した画像を格納することができる。演算処理部840は、利用者による操作パネル部850への操作に基づいて、シート給送部10、手差し給送部20、画像形成部30及び原稿読取装置820の動作を統合して制御し、シートに画像を形成させる。
次に、上述のように構成された複合機800による画像形成動作(演算処理部840による画像形成制御)について説明する。本実施形態においては、原稿自動給送部824により給送され、読取装置本体822により読み取られた読取原稿の画像を、シート給送部10により給送されるシートに画像形成部30が形成する画像形成動作を例にとり説明する。
利用者による操作パネル部850の入力部854への入力により、画像形成開始信号が発信されると、利用者により原稿自動給送部824に載置された読取原稿が原稿読取位置に向けて自動給送され、原稿読取位置で読取装置本体822によって画像が読み取られる。なお、読取装置本体822は、
読取装置本体822により原稿の画像が読み取られると、読み取られた原稿の画像情報に基づいて、露光装置32が感光体ドラム740Y〜740Kに向けて、それぞれに対応する複数のレーザ光を照射する。このとき、感光体ドラム740Y〜740Kは、それぞれ、帯電器741Y〜741Kにより予め帯電されており、それぞれに対応するレーザ光が照射されることで感光体ドラム740Y〜740K上にそれぞれの静電潜像が形成される。その後、現像装置742Y〜742Kにより感光体ドラム740Y〜740K上にそれぞれ形成された静電潜像が現像され、感光体ドラム740Y〜740K上に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のトナー像が形成される。感光体ドラム740Y〜740K上に形成された各色のトナー像は、一次転写ローラ36Y〜36Kによって中間転写ベルト35に重畳転写され、重畳転写されたトナー像(フルカラーのトナー像)は、中間転写ベルト35に担持された状態でニップ部Nまで搬送される。
上述の画像形成動作に並行して、シート積載部11に積載されたシートが、分離給送部12によって1枚ずつに分離されながら、ピックアップローラ15によりシート搬送路26に給送される。そして、ニップ部Nのシート搬送方向上流にあるレジストローラ対27で、斜行が補正されると共に、所定の搬送タイミングでニップ部Nに搬送される。ニップ部Nに搬送されたシートは、二次転写ローラ37によって中間転写ベルト35が担持するフルカラーのトナー像が転写される。
トナー像が転写されたシートは、定着部34で加熱・加圧されることでトナー像が溶融定着され、排出ローラ対18により装置外に排出される。装置外に排出されたシートは、排出シート積載部19に積載される。
なお、シートの両面(第1面及び第2面)に画像を形成する場合には、第1面に画像が形成されたシートが装置外に排出される前に、排出ローラ対18を逆回転させて両面搬送路17に搬送し、両面搬送路17を介して画像形成部30に再搬送する。そして、第1面と同様に、第2面に画像を形成し、装置外に排出する。装置外に排出されたシートは、排出シート積載部19に積載される。
図3は、図1に示した制御部50の読取り制御機能、並びに記憶部60に記憶される判定データ50aを示すブロック図である。
制御部50の機能によって、写真中に含まれる人の数が認識され、認識された数に応じた解像度が設定され、設定解像度による読取制御が行われる。
この制御部50は、図1に示した読取装置本体822を制御して、画像情報の読み取りを実行させる画像情報読取り制御部51、読取装置本体822の原稿台に置かれた複数の原稿をそれぞれ認識し切り出すマルチクロップ処理部52、読取り対象の写真中の人の顔を認識する顔認識部53、認識した顔の数に応じた解像度を判定する解像度判定部54、各写真の判定データを生成する判定データ生成部55と、を備える。
ここで、顔認識部53による、顔認識処理は、周知のHaar−Like特徴を用いた物体検出によって行われる。このHaar−Likeは、下記文献に開示されている。
「Robust Real-time Object Detection (2001) by Paul Viola , Michael Jones International Journal of Computer Vision」
また、米国インテル社が開発、公開した(Open Source Computer Vision Library)のサイト「http://sourceforge.net/projects/opencvlibrary/」に、利用可能なソフトウエアライブラリとして公開されている。
また、マルチクロップ処理部52は、記憶された読取り画像情報から各原稿に対応した画像を個々に切り出し、原稿IDを添えて記憶部60に記憶する。尚、切り出しは、原稿に対応した画像を再読込して個別に記憶しても良い。この場合、原稿に対応しない不要画像の記憶容量を排除して記憶部60の容量を節約できる。さらに切り出しは、原稿に対応した画像の4隅の座標を記憶するようにしても良い。この場合、再読込しない分、処理が簡略化される。
記憶部60には、制御部50によるマルチクロップ処理、顔認識及び解像度の処理に基づき、判定データ生成部55によって生成される判定データ60aが記憶される。この判定データ60a−1、60a−2、・・・60a−nは、読取られた写真原稿毎に生成される。
各判定データ60a−1、60a−2、・・・60a−nは、原稿台に置かれた写真原稿の何れかを示す原稿ID、写真内の顔総数を示す顔総数データ、写真内の顔の数分生成される原稿ID及び各写真ID対応づけて記憶される判定データを有する。
次に、図4を参照して、第1の実施形態による写真の画像読取時の制御動作を示すフローチャートである。
ユーザが、入力部854を介して、写真中の人の顔が最適な解像度で読み取られるモード(以下、「スマートスキャン」と称する)が選択されたかを判断し(S100)、スマートスキャンが指定されたと判断した場合には、ユーザが、入力部854を通じて読取り開始を指示したかを判断し(ステップS200)、
スマートスキャンが指定されていない場合には、他の処理を行う(ステップS300)。読取り開始指示有りと判断した場合は、画像情報読取り制御部51が、読取装置本体822に読取り指示を送信する(ステップS400)。ここで、読取り解像度は低解像度であり、初期値である。読取装置本体822は、原稿台826に置かれた1又は複数の原稿の画像読取を実行する。読取られた画像情報は、読取装置本体から演算処理部840の記憶部30に記憶される。
次に、マルチクロップ処理部52は、記憶された画像情報から各原稿に対応した画像を個々に切り出し、原稿IDを添えて記憶する(ステップS500)。
次に、顔認識部53が、原稿中に含まれる顔を検出する顔認識処理を実行する(ステップS600)。ここで、1原稿中に含まれる顔の数がカウントされ、顔変数Nとして保持される。
次に、顔数変数Nが基準顔数変数Mより小さいかを判断し(ステップS700)、顔数変数Nが基準顔数変数Mより小さい場合には、全原稿に対する処理が終了したかを判断し(ステップS800)、全原稿に対する処理が終了したと判断した場合には、出力処理を行い(ステップS900)、終了する。
ここで、「顔数変数Nが基準顔数変数Mより小さい」とは、図5aに示すように、例えば1写真原稿中に人が1人しか写っていない場合である。尚、基準顔数変数Mは、読取り後の顔の画像の鮮明さの許容範囲となる数値である。
ここで、出力処理は、各原稿のファイル化、印刷、データ転送等の何れかで、ユーザの指定により選択可能である。全原稿に対する処理が終了していないと判断した場合には、再び顔認識処理を行う(ステップS600)。
顔数変数Nが基準顔数変数Mより大きいと判断した場合には、初期値の低解像度から高解像度へ、読取り解像度の変更を行う(ステップS1000)。
次に、画像情報読取り制御部51が、読取装置本体822に読取り指示を送信する(ステップS1100)。ここで、読取り解像度は初期値から変更された高解像度である。読取装置本体822は、原稿台826に置かれた1又は複数の原稿の画像読取を実行する。読取られた画像情報は、読取装置本体から演算処理部840の記憶部30に記憶される。(ステップS1100)。
次に、原稿データの入替を行う(ステップS1200)。ここで、原稿の入替とは、高い解像度で読取るべき原稿の画像のみを、元の画像と入れ替えることを意味する。高い解像度で読取るべき原稿の画像とは、ステップS700において、顔数変数Nが基準顔数変数Mより大きい、すなわち、図5bに示すように、例えば1写真原稿中に大勢の人が写っている原稿である。
以上のフローにより、人物が写されている写真の画像読取を行ったときに、図5aに示す、写っている人が1人の場合には、低解像度で画像読取が行われ、図5bに示す、写っている人が多数の場合には、高解像度で読取りが行われるので、図5bに示す、写っている人が多数の場合であっても、顔が鮮明な読取り画像を得ることができる。しかも、解像度の設定は、1つの写真内の人の数によって自動で行われるので、ユーザにとって効率の良い作業環境提供することができる。また、大勢の人が写っている場合にのみ高解像度での読取りを行うようにしているので、写真全てに高解像度指定読取りを行う方法に比して、記憶容量を節約することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施形態による画像読取方法について説明をする。
第1の実施の形態においては、ステップS400及びS1100でそれぞれ1回ずつ、合計2回の読取りを行うが、ステップS400だけを実行、すなわち、読取りを合計1回としても良い。この場合、低解像度で読取り、ステップS700において、顔数変数Nが基準顔数変数Mよりも大きいときに、その原稿の読取り画像データを高解像度で読取った場合と同じ画素数となるように、各画素の近傍の画素を参照して生成した画素によって補間処理を行えば良い。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施形態による画像読取方法について説明をする。
第1の実施の形態においては、ステップS400及びS1100でそれぞれ1回ずつ、合計2回の読取りを行うが、ステップS400だけを実行、すなわち、読取りを合計1回としても良い。この場合、高解像度で読取り、ステップS700において、顔数変数Nが基準顔数変数Mよりも小さいときに、その原稿の読取り画像データを低解像度で読取った場合と同じ画素数となるよう例えば市松模様状に均等に画素データを間引く処理を行えば良い。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施形態による画像読取方法について説明をする。
第1の実施の形態においては、写真中の人の数によって解像度を自動変更して読取りを行うとしたが、写真中の人の顔の大きさによって解像度を自動変更しても良い。この場合、図4のステップS600における顔認識処理に加え、周知のラプラシアンフィルタ処理を行ってエッジを検出し、そのエッジ間の距離を測定すれば良い。そして、測定した距離と、基準距離と比較して、測定した距離が小さければ、高い解像度で読取りを行うようにすれば良い。
なお、上記の画像読取装置は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合せにより実現することができる。また、上記の画像読取装置により行なわれる画像読取方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらに組合せにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(Tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable ROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(Transitory computer Readable Medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
本発明は、受信した画像の提供に対しセキュリティ保護をかけるために利用することができる。
10 シート給送部
20 手差し給送部
30 画像形成部
50 制御部
51 画像情報読取り手段
52 顔認識手段
53 解像度判定手段
54 判定データ生成手段
60 記憶部
60a 判定データ
800 複合機
820 原稿読取装置
822 読取装置本体
824 原稿自動給送部
840 演算処理部
850 操作パネル部
852 表示部
854 入力部
860 送受信部
870 インターフェース

Claims (12)

  1. 原稿画像に含まれるオブジェクトの数に応じた解像度で読取りを行うことを特微とする画像情報読取装置。
  2. 請求項1記載の画像情報読取装置であって、
    原稿画像に含まれるオブジェクトの数と閾値を比較する比較手段と、
    オブジェクトの数が閾値よりも小さい場合に、第1の解像度を設定し、オブジェクトの数が閾値よりも大きい場合に、第2の解像度を設定する制御手段と、を有することを特徴とする画像情報読取装置。
  3. 請求項2に記載の画像読取装置であって、
    第1の解像度で第1の読取処理を実行したときに、原稿画像に含まれるオブジェクトの数が閾値より大きい場合には、第2の解像度で第2の読取処理を実行する制御手段、を有することを特徴とする画像情報読取装置。
  4. 請求項2乃至3の何れか1項に記載の画像読取装置であって、
    第1の解像度が第2の解像度よりも高いことを特徴とする画像情報読取装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像読取装置であって、
    読取るべき原稿を認識する原稿認識手段、を有することを特微とする画像情報読取装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像情報読取装置であって、
    原稿中のオブジェクトを認識するオブジェクト認識手段、を有することを特徴とする画像情報読取装置。
  7. 請求項1に記載の画像情報読取装置であって、
    原稿画像に含まれるオブジェクトの数が閾値よりも大きい場合に、読取画像の画素数を増加させる補間手段、を有することを特微とする画像情報読取装置。
  8. 請求項1に記載の画像情報読取装置であって、
    原稿画像に含まれるオブジェクトの数が閾値よりも小さい場合に、読取画像の画素数を減少させる間引手段、を有することを特微とする画像情報読取装置。
  9. 原稿画像に含まれるオブジェクトの大きさに応じた解像度で読取りを行うことを特徴とする画像情報読取装置。
  10. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像読取装置を備えることを特微とする複合機。
  11. 原稿画像に含まれるオブジェクトの数に応じた解像度で読取りを行うことを特微とする画像情報読取方法。
  12. コンピュータを、請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像読取装置として機能させるための画像情報読取プログラム。
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