JP2018136731A - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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佑季子 横山
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Abstract

【課題】複数人で一取引の買い物を行った際に、会計処理に関わる顧客以外の行動を制限しない情報処理装置およびプログラムを提供する。【解決手段】チェックアウト領域の入口に位置する登録領域を撮像した、一取引に係る顧客が映る第1撮像画像と、出口領域を撮像した第2撮像画像とからそれぞれ算出した特徴量の類似性に基づいて、顧客特定部(特定手段)は、登録領域から出口領域まで移動した顧客を特定する。第1判断処理部は、特定手段が特定した顧客に関連付いた会計情報ID(識別情報)に、会計済を示す情報が付加されているかを判定する。さらに、第2判断処理部は、特定された顧客と同一の識別情報に関連付いた他の顧客が、特定手段で特定済かを判定して、識別情報に会計済を示す情報が付加されておらず、なおかつ、他の顧客が特定手段で特定済であることを条件として、報知部(報知手段)に対して、取引が未会計であることを報知させる。【選択図】図8

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置およびプログラムに関する。
従来、スーパーマーケット等の店舗では、店員がPOS(Point Of Sale)端末を操作することで、商品の登録と会計とを行っていた。また、店舗では、商品の登録を店員が行い、商品の会計を顧客自身が行うセミセルフ等と呼ばれるチェックアウト方式や、商品の登録および会計を顧客自身が行うセルフ等と呼ばれるチェックアウト方式も利用されている。
ところで、前記したセミセルフやセルフでは、商品の会計は顧客に委ねられている。したがって、会計を行わないまま店舗から出てしまう「カゴ抜け」等と呼ばれる不正行為が行われる可能性がある。従来、このような不正行為を未然に防ぐために、セミセルフにおいて、商品の登録を依頼した顧客を撮像する撮像装置と、店舗の出口近傍等を撮像する撮像装置とを設け、これらの撮像装置で撮像された顧客の撮像画像を照合することで、未会計の顧客が出口付近に存在するか否かを判定する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、このような従来のカゴ抜け防止方法にあっては、家族連れや友人連れ等の複数人のグループで一取引の買い物を行った際に、会計が完了する前に、同じグループに属する顧客の中の1人が店舗から退出しようとした場合に、未会計の顧客が退出しようとしているとして報知されてしまう可能性があった。すなわち、会計が完了するまで、同じグループに属する顧客は行動を制限されてしまっていた。
本発明が解決しようとする課題は、複数人のグループで一取引の買い物を行った際に、会計処理に関わる顧客以外の行動を制限することのない情報処理装置およびプログラムを提供することである。
実施形態の情報処理装置は、記憶手段と、付加手段と、特定手段と、第1の判定手段と、第2の判定手段と、報知手段とを備える。記憶手段は、商品の登録を行う第1領域で一取引分の商品が登録される毎に、当該一取引に係る各顧客を、第1領域で撮像した第1撮像画像に含まれる各顧客の特徴量と、一取引を識別する識別情報とを関連付けて記憶する。付加手段は、登録された商品の会計を行う第2領域で一取引分の会計が行われる毎に、記憶手段が記憶する識別情報に会計済を示す情報を付加する。特定手段は、記憶手段が記憶する特徴量と、顧客が退出する第3領域を撮像した第2撮像画像に含まれる顧客の特徴量との類似性に基づいて、第1領域から前記第3領域まで移動した顧客を特定する。第1の判定手段は、特定手段が特定した顧客に関連付けられた識別情報に、会計済を示す情報が付加されているかを判定する。第2の判定手段は、特定手段が特定した顧客と同一の識別情報に関連付けられた他の顧客が、特定手段で特定済かを判定する。報知手段は、識別情報に会計済を示す情報が付加されておらず、他の顧客が特定手段で特定済であることを条件として、取引が未会計であることを報知する。
図1は、実施形態に係る店舗のレイアウトの一例を模式的に示す図である。 図2は、実施形態に係る監視装置の構成の一例を模式的に示す図である。 図3は、実施形態に係る登録装置の構成の一例を示す図である。 図4は、第1撮像画像の一例を示す図である。 図5は、第1撮像画像に映っている顔領域の識別方法について説明する散布図の一例である。 図6は、実施形態の登録装置が実行する第1撮像画像の識別処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図7は、実施形態に係る会計装置の構成の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る監視サーバの構成の一例を示す図である。 図9は、顧客特定部が顧客を特定する際に使用するテーブルの一例を示す図であり、図9(a)は、判断テーブルのデータ構造の一例を示す図である。図9(b)は、退出者テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図10は、実施形態の監視サーバが実行する監視処理の流れの一例を示すフローチャートである。
(監視装置の全体構成の説明)
以下、添付図面を参照して、本発明に係る情報処理装置の一例である監視サーバを備えた監視装置100の実施形態を詳細に説明する。なお、本実施形態では、本発明を、スーパーマーケット等の店舗に適用した例について説明するが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る監視装置100が備えられた店舗Sのレイアウトの一例を模式的に示す図である。図1に示すように、店舗Sは、商品の登録および会計に係るチェックアウト領域A1を有する。チェックアウト領域A1は、登録領域A11と、会計領域A12と、出口領域A13とを含む。
登録領域A11は、チェックアウト領域A1の入口に位置する第1領域の一例であり、複数の登録装置10が設けられている。会計領域A12は、顧客が、登録が済んだ商品の会計を行う第2領域の一例であり、複数の会計装置20が設けられている。出口領域A13は、チェックアウト領域A1の出口に位置する第3領域の一例であり、チェックアウト領域A1の出口B11が設けられている。なお、図示しないが、店舗S内には販売対象の商品が陳列される陳列領域があるものとする(例えば、チェックアウト領域A1の上方等)。
登録装置10は、店員により操作され、顧客が購入する商品の登録処理を行う商品販売データ処理装置である。会計装置20は、顧客により操作され、登録装置10で登録された商品の会計処理を行う商品販売データ処理装置である。つまり、登録装置10と会計装置20とは、協働することによって、セミセルフ等と呼ばれるチェックアウト方式を実現する。
図1に示した店舗Sにおいて、顧客が商品を購入する際の動作は以下のようになる。まず、顧客は、購入する商品を買い物カゴ等に入れて登録領域A11(登録装置10)に運ぶ。登録装置10では、店員が、商品に付与されたバーコードを、後述する読取部14(図3)に読み取らせることで商品の登録を行う。このとき、顧客は、登録装置10の近傍で登録処理の終了を待つ。一取引に係る全ての商品の登録が完了すると、店員は会計先となる会計装置20を一つ選択(指定)し、その会計装置20を顧客に通知することで会計先への案内を行う。また、登録装置10は、登録した各商品の単価や数量等の情報を含んだ会計情報を、指定された会計装置20に送信する。
顧客は商品の登録が完了すると、商品(買い物カゴ)を持って会計領域A12に移動し、店員により指定された会計装置20で、購入した商品の代金を決済する会計を行う。その際、会計装置20は、登録装置10から事前に送信された会計情報に基づき会計処理を実行する。そして、顧客は、会計が完了すると、購入した商品をレジ袋等に入れて、出口領域A13(出口B11)に移動する。その後、顧客は、出口B11を通過してチェックアウト領域A1から退出する。
このように、セミセルフ方式では、登録と会計とを分担するため、レジ待ち時間の短縮等、処理の効率化を図ることができる。しかしながら、セミセルフ方式では、会計が顧客自身に委ねられているため、商品を未会計のまま店舗外に持ち出すカゴ抜け等と呼ばれる不正行為が行われる可能性がある。
そこで、本実施形態の監視装置100では、登録領域A11および出口領域A13において、顧客の顔を含む映像をそれぞれ撮像し、監視サーバ40(図2)において、その撮像画像に基づいて不正行為の可能性がある顧客の検知および報知を行う。以下、本実施形態に係る監視装置100の構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る監視装置100の構成の一例を模式的に示す図である。同図に示すように、監視装置100は、前記した登録装置10および会計装置20とともに、第1カメラ31と、第2カメラ32と、監視サーバ40とを備える。登録装置10、会計装置20、第2カメラ32および監視サーバ40は、LAN(Local Area network)等のネットワークN1に接続される。
第1カメラ31は、第1領域の一例である登録領域A11(登録装置10)において、顧客の顔を撮像する撮像装置である。第1カメラ31は、登録装置10の各々に設けられる(図1)。より好ましくは、第1カメラ31は、登録装置10の各々において、顧客の顔を撮像可能な位置に設けられる。登録装置10と第1カメラ31は、接続線L1により接続される。なお、第1カメラ31の設置位置は特に問わず、登録装置10と一体的に設けられてもよいし、監視カメラ等の形態で店舗の天井等に設けられてもよい。
本実施形態にあっては、第1カメラ31は、登録装置10において、顧客と、当該顧客と一緒に店舗Sを訪れて登録装置10が行う登録処理に立ち会った、同伴者である他の顧客と、の顔を含む画像を、登録処理が行われている間に繰り返して撮像する。
登録装置10は、登録処理が完了した後、前記した会計情報、および当該会計情報を一意に特定する識別情報の一例である会計情報ID90(図9)を生成する。そして、登録装置10は、店員が指定した会計装置20に対して会計情報および会計情報ID90を送信する。さらに、登録装置10は、第1カメラ31と協働し、登録処理の間に繰り返して撮像された画像(以下、第1画像I1と呼ぶ)のうち、一取引に係る顧客の顔を含む画像を、会計情報ID90とともに、監視サーバ40に送信する。なお、第1画像I1は、第1撮像画像の一例であり、静止画および動画を含む。
会計装置20は、登録装置10から送信された会計情報に基づいて会計処理を行う。そして、会計装置20は、会計処理が完了した後で、会計情報に係る会計処理が済んだことを示す会計完了フラグ92を発行する。そして、会計装置20は、会計完了フラグ92を、会計情報ID90とともに監視サーバ40に送信する。
第2カメラ32は、第3領域の一例である出口領域A13に存在する顧客を撮像する撮像装置である。第2カメラ32は、出口B11を通過する顧客の顔を含む画像を撮像することが可能な位置に設けられる。第2カメラ32は、撮像した第2画像I2を監視サーバ40に送信する。第2画像I2は第2撮像画像の一例である。なお、第2カメラ32の設置位置は特に問わず、監視カメラ等の形態で店舗Sの天井等に設けられてもよい。
監視サーバ40は、第1カメラ31で撮像された第1画像I1と、第2カメラ32で撮像された第2画像I2とに基づき、チェックアウト領域A1内における顧客の動作を監視するサーバ装置である。監視サーバ40は、第1画像I1と第2画像I2とに基づき、未会計でチェックアウト領域A1を退出する顧客の検知と報知とを行う。なお、監視サーバ40は、一緒に店舗Sを訪れた複数の顧客(1グループの属する複数の顧客)に係る一取引が未会計である場合でも、当該複数の顧客のうち最後の退出者以外については報知を行わず、チェックアウト領域A1からの退出を許可する。
(登録装置の機能構成の説明)
図3は、本実施形態に係る登録装置10の構成の一例を示す図である。図3に示すように、登録装置10は、制御部11を備える。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)やSoC(System-on-a-Chip)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えた、一般的なコンピュータシステムの構成を有する。
制御部11には、バス等を介して、表示部12、操作部13、読取部14、記憶部15、接続インタフェース16および通信インタフェース17等が接続される。
表示部12は、液晶ディスプレイ等の表示デバイスを有する。表示部12は、制御部11の制御の下、登録された商品の商品名や商品コード等、各種の情報を表示する。操作部13は、各種の操作キーやポインティングデバイスを有し、オペレータ(店員)の操作を受け付ける。例えば、操作部13は、登録処理の開始や完了を指示する操作キーや、商品コードや商品の個数等を入力するための置数キー等を有する。なお、操作部13は、表示部12の表示画面上に設けられたタッチパネルであってもよい。
読取部14は、バーコードや二次元コード等のコードシンボルを読み取り可能なコードリーダである。例えば、読取部14は、商品に付与されたコードシンボルから、当該コードシンボルに保持された商品コードを読み取る。ここで、商品コードは、商品識別情報であって、商品の種別毎に固有の商品コードが付与されている。
記憶部15は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置である。記憶部15は、制御部11により実行されるプログラムおよび当該プログラムの実行に用いられる各種データを記憶する。例えば、記憶部15は、各商品の商品コードと、当該商品の商品名および単価等を含む商品情報とを対応付けた商品マスタ(図示せず)を予め記憶している。
接続インタフェース16は、第1カメラ31と接続可能なインタフェースである。接続インタフェース16は、接続線L1を介して、第1カメラ31から入力される第1撮像画像を受け付ける。通信インタフェース17は、ネットワークN1に接続可能な通信インタフェースである。通信インタフェース17は、ネットワークN1に接続された外部装置(例えば、会計装置20、監視サーバ40)との間で各種情報を送受信する。
前記構成の登録装置10において、店員の操作により購入対象の商品に付与されたコードシンボルの読み取りが行われると、制御部11は、読取部14で読み取られた商品コードをRAM等に記憶することで商品の登録を行う。また、制御部11は、商品の購入点数(個数)が入力されると、その点数を商品コードと対応付けて登録する。さらに、制御部11は、商品の登録処理が行われている間、第1カメラ31によって第1画像I1を撮像する。
一取引分の商品の登録が完了すると、制御部11は、それまでに登録された商品コードと購入点数とに基づき会計情報を生成する。会計情報は、例えば、各商品(商品コード)の商品名や金額、総支払額等を含む。なお、商品名や金額は、制御部11が、記憶部15が記憶している商品マスタに登録された商品情報に基づいて算出する。
また、制御部11は、操作部13等を介して、店員により特定の会計装置20が選択(指定)されると、その会計装置20宛に会計情報、および会計情報ID90を送信する。なお、会計装置20の選択は、会計装置20の空き状況等に基づいて、制御部11が自動で選択する構成としてもよい。さらに、制御部11は、登録処理中に取得した複数の第1画像I1のうち、顧客の顔を含む第1画像I1、および会計情報ID90を監視サーバ40に送信する。なお、監視サーバ40に送信する第1画像I1の枚数は特に問わないものとする。
第1カメラ31が撮像する第1画像I1は、後述する退出者特定処理において、一取引に係る顧客を識別する際の基準画像となる。そのため、制御部11は、第1画像I1の中から、各顧客の顔の特徴的な部分が撮像された第1画像I1のみを選定して、監視サーバ40に送信する。例えば、制御部11は、登録処理中に撮像された第1画像I1のうち、顔領域の面積や顔の向き等の状態に基づいて監視サーバ40に送信する画像を選定する構成、すなわち、各顧客の顔が、なるべく正面から大きく撮像された第1画像I1を選択して監視サーバ40に送信する構成とすることが好ましい。
図4に、第1画像I1の一例を示す。一取引に係る複数の顧客C、D、…は、通常は一緒に行動するため、登録処理を行っている間も隣り合っている可能性が高い。そのため、第1カメラ31には、例えば、図4に示すような、顧客Cと顧客Dの2名が映った第1画像I1が撮像される。そして、第1カメラ31による撮像は繰り返し行われるため、別の第1画像I1には、同じ取引に係る、顧客C、D以外の別の顧客が映る可能性が高い。
図4に示す第1画像I1が撮像された際に、登録装置10の制御部11は、顧客Cの顔領域I11と顧客Dの顔領域I12とをそれぞれ検出して、登録装置10のRAM等に一時記憶する。ここで、顔領域I11は、同一取引に係る1番目に検出された顔領域であることを示す。また、顔領域I12は、同一取引に係る2番目に検出された顔領域であることを示す。そして、第1画像I1は繰り返し撮像されるため、顧客C、D、…の顔領域が、それぞれ複数枚撮像される。すなわち、複数の顔領域I1i(i=1、2、…)が得られる。なお、顔領域I1iは、i番目に検出された顔領域を表すものとする。
次に、図5を用いて、登録装置10が行う、第1画像I1に映っている顔領域I1iが何人分の顔を含むかを識別する識別方法について説明する。図5は、第1画像I1に映っている顔領域I1iの識別方法について説明する散布図の一例である。特に、図5は、顧客C、Dの2人を含む複数の顔領域I1iからそれぞれ算出したm種類の特徴量のうち、2種類の特徴量Fa、Fbを、それぞれ横軸と縦軸にとった散布図の一例である。なお、m種類の特徴量とは、例えば、顔領域I1iの色相や色度、眼間距離、上瞼と下瞼で挟まれた領域の面積、両眼と鼻の位置関係、鼻と唇の位置関係等、顔認識で一般的に使用される特徴量である。
図5にプロットされた各点は、それぞれ、顔領域I1i(i=1、2、…)を示している。図5からわかるように、顔領域I11、I13、I16はひとつの塊(クラスタG1)を形成する。そして、顔領域I12、I17は別のクラスタG2を形成する。そして、クラスタG1の境界は、識別関数g1で区分されて、クラスタG2の境界は、識別関数g2で区分される。このように、特徴量Fa、Fbの値に基づいて、サンプル(この場合は顔領域I1i)をグルーピングする処理は、一般にクラスタリングと呼ばれている。なお、図5は、2種類の特徴量Fa、Fbを用いてクラスタリングを行った例であるが、実際には、m種類の特徴量Fa、…、Fmを用いたクラスタリングを行う。また、図5には、各クラスタの辺縁を表す楕円形状の識別関数g1、g2を示したが、識別関数g1、g2の形状は楕円形状に限定されるものではなく、例えば、直線状の識別関数g3としてもよい。
このようなクラスタリングによって、顔領域I1iから算出された特徴量Fa、Fbの値に基づいて、撮像された顔領域I1iが属するクラスタGa(a=1、2、…)を特定することができる。なお、同じクラスタGaに属する顔領域I1iは、いずれも同一の顧客Cまたは顧客Dを表している。但し、どのクラスタGaが顧客Cに対応するかは不明である。
(第1撮像画像の識別処理の説明)
次に、登録装置10が行う、第1カメラ31が撮像した第1画像I1の中から、顔領域I1i(i=1、2、…)を検出して、さらに、検出された顔領域I1iを識別して監視サーバ40に送信する識別処理について説明する。図6は、本実施形態の登録装置10が実行する第1画像I1(第1撮像画像)の識別処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、本処理は、登録処理のバックグラウンドで実行される。また、本識別処理の中で実行される顔領域の検出や特徴量の算出は、いずれも公知の技術を用いて行うものとする。
まず、制御部11は、操作部13等を介した登録開始の指示があるかを判断する(ステップS10)。登録開始の指示があるとき(ステップS10:Yes)は、ステップS12に進む。一方、登録開始の指示がないとき(ステップS10:No)は、ステップS10を繰り返す。
制御部11は、第1カメラ31に撮像を行わせる(ステップS12)。
続いて、制御部11は、第1カメラ31から入力される第1画像I1から、顔領域I1iが検出されたかを判断する(ステップS14)。顔領域I1iが検出されたとき(ステップS14:Yes)はステップS16に進む。一方、顔領域I1iが検出されないとき(ステップS14:No)は、ステップS20に進む。なお、第1画像I1が複数の顔領域I1iを含む場合は、全ての顔領域I1iを検出する。
制御部11は、顔領域I1iから、予め決められた特徴量F1ij(j=1、2、…、m)を算出する(ステップS16)。ここで、特徴量F1ijとは、i番目に検出された顔領域I1iから算出したj番目の特徴量を示す。なお、m種類の特徴量は、予め決められているものとする。
次に、制御部11は、顔領域I1iを、その顔領域I1iから算出された特徴量F1ijと関連付けて、RAM等に一時記憶する(ステップS18)。このとき、第1画像I1の記憶容量を削減するために、第1画像I1全体ではなく、顔領域I1iのみを部分画像として切り出して記憶するのが望ましい。例えば、1枚の第1画像I1の中に複数の顔領域が映っている場合は、図4に示したように、複数の顔領域I11、I12をそれぞれ切り出して記憶する。
さらに、制御部11は、操作部13等を介して登録完了が指示されたか否かを判定する(ステップS20)。登録完了の指示がない場合(ステップS20:No)、制御部11は、ステップS12に処理を戻す。これにより、商品の登録が行われている間、第1カメラ31で撮像された顔領域I1iが、特徴量F1ijと関連付けられて一時記憶される。なお、図6には記載しないが、後述する退出者特定処理を容易に行うために、店員は、登録処理を行っている最中に、操作部13を介して、現在登録中の取引に係る顧客人数を示す付帯情報94(例えば、グループの人数、性別等)を入力し、入力した付帯情報94をRAM等に記憶してもよい。
ステップS20において登録完了が指示されると(ステップS20:Yes)、制御部11は、一時記憶された複数の顔領域I1i同士で特徴量F1ijを照合して、顔領域I1iを同一の顧客毎のクラスタに識別する(ステップS22)。具体的には、制御部11は、特徴量F1ijに基づいて、複数の顔領域I1iをクラスタリングする(図5)。なお、前記した付帯情報94が得られれば、クラスタリングを行った結果得られるクラスタ数が予めわかるので、ステップS22の処理を、より一層容易に実行することができる。ステップS22の処理による識別結果、すなわち、顧客毎に識別された顔領域I1iと特徴量F1ijとは、再度RAM等に一時記憶される。なお、記憶しておく顔領域I1iの数に制限はないが、顔領域I1iの面積が、所定の最低面積に比べて小さい場合には、その顔領域I1iから算出された特徴量F1ijの信頼性は低い可能性がある。したがって、監視サーバ40が行う後述する退出者特定処理の性能が低下する恐れがあるため、記憶対象から外すのが好ましい。
続いて、制御部11は、ステップS22で識別した顔領域I1iと特徴量F1ijとを関連付けて、会計情報ID90とともに、監視サーバ40に送信する(ステップS24)。そして、制御部11は、顔領域I1iの識別処理を終了する。
(会計装置の機能構成の説明)
図7は、本実施形態に係る会計装置20の構成の一例を示す図である。図7に示すように、会計装置20は、制御部21を備える。制御部21は、CPUやSoCや、ROM、RAM等を備えた、一般的なコンピュータシステムの構成を有する。
制御部21には、バス等を介して、表示部22、操作部23、印字部24、記憶部25および通信インタフェース26等が接続される。
表示部22は、液晶ディスプレイ等の表示デバイスを有する。表示部22は、制御部21の制御の下、会計情報等の各種の情報を表示する。操作部23は、各種の操作キーやポインティングデバイスを有し、オペレータ(顧客C、D、…)の操作を受け付ける。例えば、操作部23は、会計処理の開始や完了を指示する操作キー等を有する。なお、操作部23は、表示部22の表示面上に設けられたタッチパネルであってもよい。
印字部24は、サーマルプリンタ等の印字装置である。印字部24は、制御部21の制御の下、会計情報の内訳等をレシート用紙等の紙媒体に印字する。記憶部25は、HDDやフラッシュメモリ等の記憶装置である。記憶部25は、制御部21により実行されるプログラムおよび当該プログラムの実行に用いられる各種データを記憶する。
通信インタフェース26は、ネットワークN1に接続可能な通信インタフェースである。通信インタフェース26は、ネットワークN1に接続された外部装置(例えば、登録装置10、監視サーバ40)と各種情報を送受信する。
また、制御部21には、不図示の接続インタフェースを介して、硬貨や紙幣の入金を受け付ける金銭入金装置や、釣り銭等を払い出す金銭出金装置等が接続される(何れも図示せず)。
会計装置20において、制御部21は、登録装置10から送信された会計情報をRAM等に一時記憶し、当該会計情報に係る会計処理の開始を待機する。顧客C、D、…(もしくは、その中の少なくとも一人)は、登録装置10の店員が指示した会計装置20に移動すると、操作部23を介して会計処理の開始を指示する。制御部21は、会計処理の開始が指示されると、一時記憶された会計情報に基づき、商品代金の支払い(入金)を受け付ける。そして、制御部21は、支払いが完了すると、その内訳を印字したレシート用紙を印字部24から出力させ、会計処理を終了する。
なお、制御部21は、会計処理が終了した際に、会計処理の対象となった会計情報に対して、当該会計情報に係る会計処理が済んだことを示す会計完了フラグ92を発行する。そして、制御部21は、会計情報を特定する会計情報ID90と、会計完了フラグ92とを関連付けて、監視サーバ40に送信する。
(監視サーバの機能構成の説明)
図8は、本実施形態に係る監視サーバ40の構成の一例を示す図である。図8に示すように、監視サーバ40は、制御部41を備える。制御部41は、CPUやSoCや、ROM、RAM等を備えた、一般的なコンピュータシステムの構成を有する。
制御部41には、バス等を介して記憶部42、報知部43および通信インタフェース44等が接続される。記憶部42は、HDDやフラッシュメモリ等の記憶装置である。記憶部42は、制御部41により実行されるプログラムおよび当該プログラムの実行に用いられる各種データを記憶する。また、記憶部42は、記憶手段の一例であり、チェックアウト領域A1の出口B11(図1)からの退出者について、会計処理の完了状態を監視するための判断テーブルT1(図9)を記憶する。
報知部43は、報知手段の一例であり、例えばブザーやチャイム等の鳴動装置を備える。この報知部43は、制御部41が備える、後述する第2判断処理部415の判断結果に基づいて警報音を発生させることにより、不正退出の報知を行う。
通信インタフェース44は、ネットワークN1に接続し、他の装置(登録装置10、会計装置20、第2カメラ32等)との間で各種情報を送受信する。
制御部41は、図8に示すように、画像取得部410、特徴量算出部411、会計完了情報付与部412、顧客特定部413、第1判断処理部414、および第2判断処理部415等の機能部を備える。これらの機能部は、記憶部42に記憶されたプログラムの実行によりソフトウェア的に、あるいは制御部41が備える専用プロセッサ等によりハードウェア的に実現される。
画像取得部410は、通信インタフェース44を介して、登録装置10から、第1カメラ31で撮像した第1画像I1から検出した顔領域I1iと、顔領域I1iが有する特徴量F1ijとを取得する。また、画像取得部410は、第2カメラ32で撮像された第2画像I2を取得する。
特徴量算出部411は、画像取得部410が取得した第2画像I2から、顔領域を検出する。このとき検出される顔領域を、以後顔領域I2pと呼ぶ。すなわち、顔領域I2pは、画像取得部410が取得した第2画像I2からp番目に検出された顔領域であるとする。そして、特徴量算出部411は、顔領域I2pが有する顔特徴を表す特徴量F2pjを算出する。特徴量F2pjは、前記した特徴量F1ijと同じm種類の特徴量である。特徴量算出部411は、検出された顔領域I2pと特徴量F2pjとを関連付けて、RAM等に一時記憶する。なお、画像取得部410は、登録装置10から、第1カメラ31で撮像した第1画像I1のみを取得して、特徴量算出部411において、顔領域I1iの検出と特徴量F1ijの算出を行う構成としてもよい。
会計完了情報付与部412は、付加手段の一例である。会計完了情報付与部412は、会計装置20が送信する、一取引分の会計が行われる毎に発行される会計完了フラグ92と、当該一取引を特定する会計情報ID90とを受信して、記憶部42が記憶する後述する判断テーブルT1(図9)に、受信した会計完了フラグ92を付加する。
顧客特定部413は、特定手段の一例であり、顔領域I1iと顔領域I2pとを照合する。具体的には、顧客特定部413は、顔領域I2pの特徴量F2pjと、顔領域I1iの特徴量F1ijとの類似度に基づいて、顔領域I2pに最も近い顔領域I1iを特定する。すなわち、顧客特定部413は、顔領域I2pが、図6のステップS22において識別されたどのクラスタに属するかを判断する退出者特定処理を行う。特徴量F2pjと特徴量F1ijとの類似度は、例えば、同じ特徴量F2pjと特徴量F1ijとの差分値の総和を求めることによって算出することができる。この場合、差分値の総和が小さいほど、類似度が高いと判断する。そして、顔領域I2pと最も類似祖が高い顔領域I1iを有する顧客を退出者であると特定する。あるいは、特徴量F2pjと、図5に示した識別関数g1、g2、g3とを比較することによって、特徴量F2pjがどのクラスタに属するかを求めることによって、退出者を特定してもよい。
この退出者特定処理によって、顧客特定部413は、一取引に係る顧客C、D、…の中の誰が、チェックアウト領域A1の出口B11から退出しようとしているか、あるいは、記憶された顔領域I1iの中に該当する顧客がいないかを特定する。なお、退出者特定処理によって特定できるのは、例えば、第nグループのa番目の顧客が退出しようとしているという情報である。すなわち、退出者がどの顧客C、D、…であるかを特定することができる訳ではない。また、特定された退出者がどの取引に係る顧客かは不明であるため、顧客特定部413は、顔領域I2pを、記憶部42が記憶している全ての顔領域I1iと照合する。
第1判断処理部414は、第1の判定手段の一例であり、退出者特定処理によって特定した顧客に関連付けられた会計情報ID90に、会計済を示す情報が付加されているかを判定する会計完了判断処理を行う。具体的には、第1判断処理部414は、後述する判断テーブルT1(図9)における、特定された退出者が属するグループの会計完了フラグ92の状態に基づいて、会計処理が完了しているかを判断する。詳しくは後述する。
第2判断処理部415は、第2の判定手段の一例であり、退出者特定処理によって特定した顧客と同一の会計情報ID90に関連付けられた他の顧客が、顧客特定部413で特定済かを判定する最終退出者判定処理を行う。具体的には、第2判断処理部415は、後述する判断テーブルT1(図9)における、特定された顧客が属するグループの退出者フラグ96の状態に基づいて、最後の退出者であるかを判断する。詳しくは後述する。
さらに、第2判断処理部415は、特定した顧客が係る一取引の会計処理が完了しておらず、なおかつ、特定した顧客が、当該一取引に係る最後の退出者であることを条件として、報知部43に対して、報知を行う指示を出す報知判断処理を行う。
なお、第2判断処理部415は、特定した退出者が係る一取引の会計処理が完了している場合には、当該一取引に係る顧客C、D、…の全員のデータ(顔領域I1iと特徴量F1ij)を、判断テーブルT1から無効とするグループデータ無効化処理を行う。このグループデータ無効化処理を行うことによって、次回以降の退出者特定処理を行う際の顔領域I1iの照合範囲を狭めることができるため、顧客特定部413の演算量を削減することができる。
また、第2判断処理部415は、特定した顧客が係る一取引の会計処理が完了しておらず、なおかつ、特定した顧客が、当該一取引に係る最後の退出者でない場合には、特定した退出者のデータ(顔領域I1iと特徴量F1ij)のみを、判断テーブルT1から無効とする特定データ無効化処理を行う。この特定データ無効化処理を行うことによって、次回以降の退出者特定処理を行う際の顔領域I1iの照合範囲を狭めることができるため、顧客特定部413の演算量を削減することができる。なお、グループデータ無効化処理および特定データ無効化処理は、該当するデータを無効とする以外に、該当するデータを判断テーブルT1から削除してもよい。
(退出者特定処理の説明)
次に、図9を用いて、顧客特定部413が行う退出者特定処理の具体的な方法について説明する。図9(a)は、記憶部42が記憶する判断テーブルT1のデータ構造の一例を示す図である。
判断テーブルT1は、ともに前記した、登録処理後に登録装置10から監視サーバ40に送信される情報と、会計処理後に会計装置20から監視サーバ40に送信される情報とを格納する。すなわち、判断テーブルT1は、図9(a)に示すように、登録装置10から送信された、第1画像I1からi番目に検出された顔領域I1i(i=1、2、…)と、顔領域I1iから算出されたm個の特徴量F1ij(j=1、2、…、m)とを格納する。また、判断テーブルT1は、会計装置20から送信された、会計情報ID90と会計完了フラグ92と、登録装置10から送信された、店員が入力した付帯情報94と、各グループに属する顧客がチェックアウト領域A1の出口B11から退出したことを示す退出者フラグ96とを格納する。
このとき、会計情報ID90は、一取引毎に付与されて、登録装置10と会計装置20の双方から監視サーバ40に送信される。監視サーバ40の制御部41は、会計情報ID90に基づいて、登録装置10から送信された、各顧客の顔領域I1iおよび特徴量F1ijを、登録装置10から送信された、会計完了フラグ92および付帯情報94と関連付けて、判断テーブルT1に格納する。例えば、図9に示すように、グループ1の取引には、会計情報ID90として、番号90aが付与されて、別のグループ2の取引には会計情報ID90として、番号90bが付与される。したがって、同じ会計情報ID90が付与されていることに基づいて、登録装置10から送信された情報と、会計装置20から送信された情報とを関連付けることができる。
なお、顔領域I1iについては、必ずしも判断テーブルT1に格納しておく必要はない。しかし、顔領域I1iを格納しておくことによって、例えば、特定の顧客が識別できない状況が発生した際に、記憶された顔領域I1iを分析することによって、新たな特徴量F1ijの設定を行うことができる。
ここで、以後の説明を簡単にするため、取引を行った各グループK(K=1、2、…)に属する各顧客を、符号Kh(K=1、2、…、h=1、2、…)で表すものとする。すなわち、グループ1には、顧客11、顧客12、顧客13、…が属して、グループ2には、顧客21、顧客22、…が属しているものとする。
一方、監視サーバ40の画像取得部410は、前記したように、第2カメラ32から所定の時間間隔で第2画像I2を取得する。そして、特徴量算出部411は、取得された第2画像I2の中から、p番目の顔領域I2p(p=1、2、…)を検出して、検出された顔領域I2pの特徴量F2pj(j=1、2、…m)を算出する。この処理によって、特徴量算出部411は、図9(b)に示す退出者テーブルT2を取得する。退出者テーブルT2は、顔領域I2pと特徴量F2pjとを関連付けて格納する。
顧客特定部413は、退出者テーブルT2の顔領域I2pが有する特徴量F2pjに基づいて、顔領域I2pが、判断テーブルT1に登録された、いずれの顔領域I1i(i=1、2、…)に類似しているか、あるいは、いずれの顔領域I1iにも類似しないかを特定する。このとき、判断テーブルT1には、全ての取引に係る顧客Khの顔領域I1iが登録されており、退出者テーブルT2の顔領域I2pは、どの取引に係る顧客Khの情報であるかは不明であるため、顧客特定部413は、顔領域I2pと、判断テーブルT1に登録された全ての顔領域I1iとの照合を行う。
顧客特定部413が行う照合は、前記したように、特徴量の類似性を算出することによって行ってもよいし、図5で説明した識別関数g1、g2を用いて、顔領域I2pが属するクラスタを特定することによって行ってもよい。そして、顔領域I2pが、取引とは無関係な顔領域(判断テーブルT1に格納されていない顔領域)であった場合には、顧客特定部413は、顔領域I2pに該当する顧客は存在しないと判断して、顔領域I2pを棄却する。
(報知判断処理の説明)
次に、第1判断処理部414および第2判断処理部415が行う報知判断処理の内容について説明する。顧客特定部413が、顔領域I2pと顔領域I1iとの類似性を判断した後で、第1判断処理部414は、特定された顔領域I1iを有する顧客Khに係る会計処理が完了しているかを判断する。具体的には、第1判断処理部414は、判断テーブルT1において、特定された顧客Khが属するグループについて、会計完了フラグ92を参照する。そして、会計完了フラグ92が会計完了になっていることを条件として、第1判断処理部414は、特定された顧客Khが属するグループの会計処理が完了していると判断する。
次に、第2判断処理部415は、特定された顧客Khが、当該顧客Khが属するグループの最後の退出者であるかを判断する。具体的には、第2判断処理部415は、退出する顧客Khを特定する毎に、退出者フラグ96欄に、当該顧客Khが退出したことを示すチェックマーク96iを付与する。さらに、第2判断処理部415は、顧客特定部413が顧客Khを特定する毎に、退出者フラグ96欄の顧客Khに対応する欄を参照して、同じグループに属する別の顧客Khに対応する退出者フラグ96欄の全てにチェックマーク96iが付与されていることを条件として、特定された顧客Khは、グループの中で最後の退出者であると判断する。例えば、図9の判断テーブルT1は、グループ1の顧客11と顧客13は、既に退出済みであることを示している。
そして、第2判断処理部415は、顔領域I2pから特定された顧客Khに係る一取引の会計処理が完了しておらず、なおかつ、顧客Khが、当該顧客Khに係る一取引に属する顧客のうち、最後の退出者であることを条件として、報知部43に警報音を発生させることにより、不正退出の報知を行う。すなわち、顧客Khと同じ会計情報ID90を付与された別の顧客の全てが、既に顧客特定部413で特定されて、退出者フラグ96欄にチェックマーク96iが付与されていることを条件として、第2判断処理部415は、報知部43に警報音を発生させる。
また、第2判断処理部415は、前記した条件に当てはまらない場合には、報知部43に警報音を発生させない。すなわち、第2判断処理部415は、顔領域I2pから特定された顧客Khに係る一取引の会計処理が完了している場合には、報知部43に警報音を発生させない。さらに、第2判断処理部415は、顔領域I2pから特定された顧客Khに係る一取引の会計処理が完了しておらず、なおかつ、顧客Khが、当該顧客Khに係る一取引に属する顧客のうち、最後の退出者でない場合には、報知部43に警報音を発生させない。
(顧客特定部および判断処理部が行う処理の流れの説明)
次に、図10を用いて、監視サーバ40が行う監視処理について説明する。図10は、本実施形態の監視サーバ40が実行する監視処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図10の処理に先立って、監視サーバ40は、登録装置10から、顔領域I1iと、特徴量F1ijと、会計情報ID90と、付帯情報94とを受信して、会計装置20から、会計情報ID90と、会計完了フラグ92とを受信して、前記した判断テーブルT1(図9)の作成を完了しているとする。
画像取得部410は、第2カメラ32から第2画像I2を取得する(ステップS30)。
特徴量算出部411は、第2カメラ32から入力される第2画像I2の中から、顔領域I2pを検出する(ステップS32)。
特徴量算出部411は、顔領域I2pから、特徴量F2pj(j=1、2、…、m)を算出する(ステップS34)。
顧客特定部413は、退出者特定処理を行い、顔領域I2pが該当する顧客Khを特定する(ステップS36)。なお、退出者特定処理の具体的な内容は、前記した通りである。
第1判断処理部414は、会計完了判断処理を行って、退出者に係る一取引の会計処理が完了しているかを判断する(ステップS38)。なお、会計完了判断処理の具体的な内容は、前記した通りである。退出者特定処理によって特定した顧客Khに係る一取引の会計処理が完了していると判断された場合(ステップS38:Yes)は、ステップS40の処理に移行する。一方、退出者特定処理によって特定した顧客Khに係る一取引の会計処理が完了していないと判断された場合(ステップS38:No)は、ステップS44の処理に移行する。
退出者特定処理によって特定した顧客Khに係る一取引の会計処理が完了していると判断された場合(ステップS38:Yes)は、第2判断処理部415は、最終退出者判定処理を行って、顧客Khは、当該顧客Khが属するグループの最終退出者かを判断する(ステップS40)。なお、最終退出者判定処理の具体的な内容は、前記した通りである。ステップS40において、顧客Khが最終退出者である場合(ステップS40:Yes)は、監視サーバ40は、図10の監視処理を終了する。一方、顧客Khが最終退出者でない場合(ステップS40:No)は、ステップS42に移行する。
退出者特定処理によって特定した顧客Khが係る一取引の会計処理が完了していないと判断された場合(ステップS38:No)は、第2判断処理部415は、最終退出者判定処理を行って、顧客Khは、当該顧客Khが属するグループの最終退出者かを判断する(ステップS44)。ステップS44において、顧客Khが最終退出者である場合(ステップS44:Yes)は、ステップS46に移行する。一方、顧客Khが最終退出者でない場合(ステップS44:No)は、ステップS42に移行する。
第2判断処理部415は、報知部43に対して警報音を発生させることにより、不正退出の報知を行わせる(ステップS46)。その後、監視サーバ40は、図10の監視処理を終了する。
第2判断処理部415は、顧客Khを退出者として記憶する(ステップS42)。具体的には、第2判断処理部415は、判断テーブルT1の退出者フラグ96欄に、顧客Khが退出したことを示すチェックマーク96iを付与する。その後、監視サーバ40は、ステップS30に移行して、前記した処理を繰り返す。
以上説明したように、実施形態に係る情報処理装置の一例である監視サーバ40によれば、記憶部42(記憶手段)が記憶する、チェックアウト領域A1の入口に位置する登録領域A11(第1領域)の撮像画像のうち、一取引に係る顧客が映る第1画像I1(第1撮像画像)から算出した特徴量F1ijと、出口領域A13(第3領域)を撮像した第2画像I2(第2撮像画像)から算出した特徴量F2pjとの類似性に基づいて、顧客特定部413(特定手段)は、登録領域A11から出口領域A13まで移動した顧客Khを特定する。そして、第1判断処理部414(第1の判断手段)は、顧客特定部413が特定した顧客Khに関連付けられた会計情報ID90(識別情報)に、会計完了フラグ92(会計済を示す情報)が付加されているかを判定する。さらに、第2判断処理部415(第2の判断手段)は、顧客特定部413が特定した顧客Khと同一の会計情報ID90に関連付けられた他の顧客が、顧客特定部413で特定済かを判定する。そして、第2判断処理部415は、会計情報ID90に会計済を示す情報が付加されておらず、なおかつ、他の顧客が顧客特定部413で特定済であることを条件として、報知部43(報知手段)に対して、取引が未会計であることを報知させる。したがって、複数人のグループで一取引の買い物を行った際に、会計処理に関わる顧客以外の行動を制限することがない。
また、実施形態に係る監視サーバ40によれば、登録領域A11(第1領域)には、一取引分の商品の登録を店員が行うための登録装置10が設置されて、会計領域A12(第2領域)には、登録装置10で登録された商品の会計を、一取引に係る顧客が行うための会計装置20が設置される。そして、第1画像I1(第1撮像画像)は、登録装置10において、一取引に係る顧客の顔を含むように撮像された画像であり、第2画像I2(第2撮像画像)は、出口領域A13(第3領域)において、前記顧客の顔を含むように撮像された画像である。したがって、登録処理を行っている間、および出口領域A13を退出する際に、一取引に係る顧客の顔を含む画像を確実に撮像することができる。
さらに、実施形態に係る監視サーバ40によれば、記憶部42(記憶手段)は、第1画像I1(第1撮像画像)に映った、一取引に係る各顧客の複数の顔領域I1iからそれぞれ算出された特徴量F1ijを記憶する。したがって、各顧客に対して、それぞれ複数の特徴量F1ijが記憶されるため、顔の向きや顔の大きさが変化した場合であっても、顧客を確実に識別して特定することができる。
そして、実施形態に係る監視サーバ40によれば、第2判断処理部415(第2の判定手段)は、特定した顧客Khに関連付けられた会計情報ID90(識別情報)に会計済を示す情報が付加されておらず、なおかつ、顧客Khと同一の識別情報に関連付けられた他の顧客の全てが顧客特定部413で特定済でないことを条件として、記憶部42(記憶手段)が記憶する、顧客Khの顔領域I1iの特徴量F1ijを無効にする。したがって、次回以降の退出者特定処理を行う際の顔領域I1iの照合範囲を狭めることができるため、顧客特定部413(特定手段)の演算量を削減することができる。
また、実施形態に係る監視サーバ40によれば、第2判断処理部415(第2の判定手段)は、特定した顧客Khに関連付けられた会計情報ID90(識別情報)に会計済を示す情報が付加されていることを条件として、記憶部42(記憶手段)が記憶する、会計情報ID90に関連付けられた特徴量F1ijを全て無効にする。したがって、次回以降の退出者特定処理を行う際の顔領域I1iの照合範囲を狭めることができるため、顧客特定部413(特定手段)の演算量をより一層削減することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、前記した実施形態では、登録装置10が、第1画像I1の中から検出された顔領域I1iの識別処理を行うものとして説明したが、識別処理は、監視サーバ40で行う構成としてもよい。すなわち、登録装置10は、撮像した第1画像I1のみを監視サーバ40に送信して、監視サーバ40が、受信した第1画像I1から、顔領域I1iの検出と、特徴量F1ijの算出と、顔領域I1iの識別処理とを行う構成としてもよい。あるいは、登録装置10は、撮像した第1画像I1から検出した顔領域I1iのみを監視サーバ40に送信して、監視サーバ40が、受信した顔領域I1iから、特徴量F1ijの算出と、顔領域I1iの識別処理とを行う構成としてもよい。
10 登録装置
20 会計装置
31 第1カメラ
32 第2カメラ
40 監視サーバ(情報処理装置)
42 記憶部(記憶手段)
43 報知部(報知手段)
90 会計情報ID(識別情報)
92 会計完了フラグ
94 付帯情報
96 退出者フラグ
100 監視装置
413 顧客特定部(特定手段)
414 第1判断処理部(第1の判定手段)
415 第2判断処理部(第2の判定手段)
A11 登録領域(第1領域)
A12 会計領域(第2領域)
A13 出口領域(第3領域)
F1ij、F2pj 特徴量
I1 第1画像(第1撮像画像)
I2 第2画像(第2撮像画像)
I1i、I2p 顔領域
C、D、Kh 顧客
T1 判断テーブル
T2 退出者テーブル
特開2016−103212号公報

Claims (6)

  1. 商品の登録を行う第1領域と、登録された商品の会計を行う第2領域と、会計を済ませた顧客が退出する第3領域とを含むチェックアウト領域の顧客を監視する情報処理装置であって、
    前記第1領域で一取引分の商品が登録される毎に、当該一取引に係る各顧客を、前記第1領域で撮像した第1撮像画像に含まれる前記各顧客の特徴量と、前記一取引を識別する識別情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記第2領域で一取引分の会計が行われる毎に、前記記憶手段が記憶する前記識別情報に会計済を示す情報を付加する付加手段と、
    前記記憶手段が記憶する前記特徴量と、前記第3領域を撮像した第2撮像画像に含まれる顧客の特徴量との類似性に基づいて、前記第1領域から前記第3領域まで移動した顧客を特定する特定手段と、
    前記特定手段が特定した前記顧客に関連付けられた前記識別情報に、会計済を示す情報が付加されているかを判定する第1の判定手段と、
    前記特定手段が特定した前記顧客と同一の識別情報に関連付けられた他の顧客が、前記特定手段で特定済かを判定する第2の判定手段と、
    前記識別情報に会計済を示す情報が付加されておらず、前記他の顧客が前記特定手段で特定済であることを条件として、前記取引が未会計であることを報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1領域には、前記一取引分の商品の登録を店員が行うための登録装置が設置され、
    前記第2領域には、前記登録装置で登録された商品の会計を、前記一取引に係る顧客が行うための会計装置が設置され、
    前記第1撮像画像は、前記登録装置において、前記一取引に係る顧客の顔を含むように撮像された画像であり、
    前記第2撮像画像は、前記第3領域において、前記顧客の顔を含むように撮像された画像である
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記記憶手段は、前記第1撮像画像に映った、前記一取引に係る顧客の複数の顔領域からそれぞれ算出した特徴量を記憶する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2の判定手段は、特定した前記顧客に関連付けられた前記識別情報に会計済を示す情報が付加されておらず、なおかつ、前記顧客と同一の識別情報に関連付けられた他の顧客の全てが前記特定手段で特定済でないことを条件として、前記記憶手段が記憶する、前記顧客の特徴量を無効にする
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2の判定手段は、特定した前記顧客に関連付けられた前記識別情報に会計済を示す情報が付加されていることを条件として、前記記憶手段が記憶する、前記識別情報に関連付けられた前記特徴量を全て無効にする
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 商品の登録を行う第1領域と、登録された商品の会計を行う第2領域と、会計を済ませた顧客が退出する第3領域とを含むチェックアウト領域の顧客を監視する情報処理装置で動作するプログラムあって、
    コンピュータを、
    前記第1領域で一取引分の商品が登録される毎に、当該一取引に係る各顧客を、前記第1領域で撮像した第1撮像画像に含まれる前記各顧客の特徴量と、前記一取引を識別する識別情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記第2領域で一取引分の会計が行われる毎に、前記記憶手段が記憶する前記識別情報に会計済を示す情報を付加する付加手段と、
    前記記憶手段が記憶する前記特徴量と、前記第3領域を撮像した第2撮像画像に含まれる顧客の特徴量との類似性に基づいて、前記第1領域から前記第3領域まで移動した顧客を特定する特定手段と、
    前記特定手段が特定した前記顧客に関連付けられた前記識別情報に、会計済を示す情報が付加されているかを判定する第1の判定手段と、
    前記特定手段が特定した前記顧客と同一の識別情報に関連付けられた他の顧客が、前記特定手段で特定済かを判定する第2の判定手段と、
    前記識別情報に会計済を示す情報が付加されておらず、前記他の顧客が前記特定手段で特定済であることを条件として、前記取引が未会計であることを報知する報知手段と、
    して機能させるためのプログラム。
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