JP2018136686A - 信号処理回路および信号処理方法 - Google Patents

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純一 武田
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真帆 桑原
政則 松田
Masanori Matsuda
政則 松田
昌和 柳沼
Masakazu Yaginuma
昌和 柳沼
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Abstract

【課題】一つの実施形態は、信号処理経路の特性のバラツキの影響を容易に抑制することが出来る信号処理回路および信号処理方法を提供することを目的とする。【解決手段】一つの実施形態によれば、信号処理回路は、入力信号が各々に供給される複数の入力端を有する。前記複数の入力端に対応して設けられた複数の信号処理経路を有する。前記複数の入力端と前記複数の信号処理経路の間に設けられ、前記複数の入力端と前記複数の信号処理経路の接続を切換える切換回路を有する。出力端を有する。前記切換回路による切換に応じて、前記複数の信号処理経路の出力信号を前記複数の入力端に供給された各々の入力信号に対応付けて前記出力端に供給する出力回路を有する。【選択図】図1

Description

本実施形態は、信号処理回路および信号処理方法に関する。
スマ−トフォンやタブレット等のタッチ検出に代表される装置においては、多数のセンサーからの入力信号を同時に、且つ信号間の誤差を小さくして処理する必要がある。しかし、各入力信号を処理する信号処理経路を構成する素子の特性のバラツキ等により、信号処理経路を同じ回路構成にした場合でも信号処理経路の利得、位相、あるいはオフセット等の特性にバラツキが生じる。キャリブレーションを行って信号処理経路間の特性のバラツキによる誤差を補正する手法があるが、温度変化や電圧変化等により測定環境が変化する為、測定環境の変化の都度キャリブレーションを行う必要が生じる。種々の条件でのキャリブレーションを行いその結果をテーブル化しておく構成では、記憶エリアが必要となりコストアップの要因となる。信号処理経路の特性のバラツキの影響をリアルタイムで、且つ、容易に抑制することが出来る信号処理回路および信号処理方法が望まれる。
特表2000−513433号公報 特開2010−44470号公報 特公昭63−62765号公報
一つの実施形態は、信号処理経路の特性のバラツキの影響を抑制することが出来る信号処理回路および信号処理方法を提供することを目的とする。
一つの実施形態によれば、信号処理回路は、入力信号が各々に供給される複数の入力端を有する。前記複数の入力端に対応して設けられた複数の信号処理経路を有する。前記複数の入力端と前記複数の信号処理経路の間に設けられ、前記複数の入力端と前記複数の信号処理経路の接続を切換える切換回路を有する。出力端を有する。前記切換回路による切換に応じて、前記複数の信号処理経路の出力信号を前記複数の入力端に供給された各々の入力信号に対応付けて前記出力端に供給する出力回路を有する。
図1は、第1の実施形態の信号処理回路の構成を示す図である。 図2は、信号処理経路の切換による入力と出力の対応関係の一つの例を説明する図である。 図3は、第2の実施形態の信号処理方法を説明する為の図である。 図4は、シミュレーション結果を示す図である。 図5は、信号処理経路の切換による入力と出力の対応関係の他の一つの例を説明する図である。 図6は、第3の実施形態の信号処理回路の構成を示す図である。 図7は、サンプリングの位相シフトを説明する為の図である。 図8は、第4の実施形態の信号処理方法を説明する為の図である。 図9は、第5の実施形態の信号処理回路の構成を示す図である。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる信号処理回路および信号処理方法を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の信号処理回路の構成を示す図である。本実施形態の信号処理回路は、複数の入力端(101〜105)を有する。各入力端(101〜105)には入力1〜入力5が各々供給される。入力1〜入力5は、例えば、タッチパネル(図示せず)から供給される信号である。
入力切換回路10を有する。入力切換回路10の出力は信号処理部20に供給される。
信号処理部20は、各入力端(101〜105)に対応して設けられた信号処理経路(21〜25)を有する。入力切換回路10は、各入力端(101〜105)と各信号処理経路(21〜25)の接続を切換える。入力切換回路10は、各入力端(101〜105)の接続先を信号処理経路(21〜25)に切換えるマルチプレクサの構成とすることが出来る。例えば、入力端(101〜105)が5つで信号処理経路(21〜25)が5つの場合、各5つの入力端(101〜105)と信号処理経路(21〜25)に接続される5つの出力端との接続を切換えるマルチプレクサを有する構成とし、その接続関係を制御回路50の制御の下で切換える構成とすることが出来る。
各信号処理経路(21〜25)は、同じ構成要素(図示せず)を備える。例えば、増幅回路(図示せず)等を有する。各信号処理経路(21〜25)の出力は、出力切換回路30に供給される。
出力切換回路30は、入力切換回路10による入力端(101〜105)と信号処理経路(21〜25)の接続関係の切換に応じて、各信号処理経路(21〜25)の出力を各入力端(101〜105)に供給された各々の入力1〜入力5に対応付けて出力端(201〜205)に供給する。例えば、入力端101に供給された入力1を処理する信号処理経路を信号処理経路21から信号処理経路22に切換えた場合には、出力切換回路30は、信号処理経路22の出力を入力端101に対応付けられた出力端201に供給する。これにより、出力端201には入力端101に供給された入力1に対応付けられた出力が供給される。同様な切換を行うことにより、信号処理経路(21〜25)を切換えた場合において、各入力端(101)と各出力端(201〜205)の対応付けを行うことが出来る。尚、出力切換回路30は、入力切換回路20と同様、各信号処理経路(21〜25)の出力の供給先を各出力端(201〜205)に切換えて接続するマルチプレクサの構成とすることが出来る。
各出力端(201〜205)の出力は、演算回路40に供給される。演算回路40は、各出力端(201〜205)から供給される出力に所定の演算処理を行って出力端(301〜305)に供給する。制御回路50は、入力切換回路10、出力切換回路30、及び演算回路40を制御する。
第1の実施形態によれば、各入力端(101〜105)に供給された入力1〜入力5を処理する信号処理経路(21〜25)を順次切換えて、夫々対応する出力端(201〜205)に供給する。各入力1〜入力5を処理する信号処理経路(21〜25)を切換えることにより、各信号処理経路(21〜25)の特性にバラツキが有ってもそのバラツキが平均化され、信号処理経路(21〜25)の特性のバラツキによる誤差が抑制された出力を得ることが出来る。すなわち、信号処理経路(21〜25)の特性のバラツキの影響を抑制することが出来る。各入力1〜入力5に対する信号処理経路(21〜25)の切換を行う構成である為、リアルタイムで且つ容易に信号処理経路(21〜25)の特性のバラツキの影響を抑制することが出来る。
図2は、図1に示す第1の実施形態の信号処理回路における信号処理経路(21〜25)の切換方法の一つの例を説明する図である。入力1〜入力5と出力1〜出力5の対応関係を示す。左欄に示す入力1〜入力5は、図1の入力端(101〜105)に供給される入力を示す。
例えば、各出力1〜出力5を出力する迄に信号処理経路(21〜25)の切換を5回行う。1回目の信号処理においては、入力1はAで示す信号処理経路21に供給される。信号処理経路21で処理された入力1の出力が出力切換回路30を介して入力端101に対応して設けられた出力端201に供給される。同様に、入力2〜入力5はB〜Eで示す信号処理経路(22〜25)によって処理された後に、夫々対応する出力端(202〜205)に出力切換回路30を介して供給される。
2回目の信号処理においては、入力切換回路10による信号処理経路(21〜25)の切換が行われ、入力1はBで示す信号処理経路22に供給される。同様に、入力2〜入力5についても信号処理経路の切換が行われ、図2に示す対応関係の信号処理経路(21〜25)に供給される。
夫々の入力1〜入力5について、用意された信号処理経路(21〜25)の全てについての切換が行われる。信号処理経路(21〜25)の切換に応じて、出力切換回路30は信号処理経路(21〜25)の出力を各入力端(101〜105)に夫々対応して設けられた各出力端(201〜205)に供給する。すなわち、各信号処理経路(21〜25)により処理した入力1の処理信号が出力端子201に供給される様に出力する。同様に、他の入力2〜5についても、夫々信号処理経路(21〜25)により処理された信号が対応する出力端(202〜205)に供給される様に出力する。
出力端(301〜305)の出力1〜出力5は、例えば、各信号処理経路(21〜25)を介して得られた入力1〜入力5に対応する出力信号の夫々の合計値とすることが出来る。あるいは、その合計値を信号処理経路(21〜25)の切換回数で除した平均値とすることが出来る。夫々の演算は演算回路40によって行う構成とすることが出来る。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態の信号処理方法を説明する為の図である。本実施形態の信号処理方法は、例えば、図1に示す第1の実施形態の信号処理回路において実施される。N個の入力端(101〜105)に供給される入力1〜入力5を取得する(S301)。入力1〜入力5を、夫々の入力端(101〜105)に対応して設けられたN個の信号処理経路(21〜25)を介して出力する(S302)。夫々の信号処理経路(21〜25)の出力は、各入力端(101〜105)に対応して設けられた出力端(201〜205)に供給される。これにより、各信号処理経路(21〜25)による第1回目の信号処理が行なわれる。
信号処理経路(21〜25)の切換を行う(S303)。例えば、入力1を処理する信号処理経路を信号処理経路21から信号処理経路22に切換える。同様に、入力2〜入力5について、信号処理経路(21〜25)を切換える。
N個の各入力1〜入力5に対応して設けられたN個の信号処理経路(21〜25)の切換が行われたかを判断する(S304)。すなわち、入力1〜入力5を、全ての信号処理経路(21〜25)により処理して、対応する出力端(201〜205)に供給したか否かを判断する。
全ての信号処理経路(21〜25)への切換が行われた場合(S304:Yes)には、終了する。切換が行われていない場合には、信号処理経路(21〜25)の切換を続行する(S304:No)。
本実施形態による信号処理方法によれば、N個の各入力をN個の信号処理経路(21〜25)に順次切換えて供給し、信号処理を行って出力する。これにより、各信号処理経路(21〜25)に特性のバラツキが有ったとしてもそのバラツキの平均化が行われ、信号処理経路(21〜25)の特性のバラツキの影響を抑制することが出来る。
図4は、シミュレーション結果を示す。図4(A)は、信号処理経路(21〜25)の利得を示す。図1に示す実施形態の信号処理回路の各信号処理経路(21〜25)を、便宜的にA〜Eで示している。
図4(B)は、入力端(101〜105)に供給される入力1〜入力5を示す。このシミュレーションにおいては、1回目から5回目の信号処理のタイミングで供給される入力1〜入力5が変化する設定にしている。合計値は、1回目から5回目の信号処理、すなわち、信号処理経路(21〜25)の切換の間に供給される各入力1〜入力5の合計値を示す。正規化入力値は、入力3を基準にして正規化したもので、便宜的に、各入力値の合計値を、入力3の合計値の1/10の値、すなわち、5.07で除した値を示す。
図4(C)は、入力切換回路10と出力切換回路30による信号処理経路(21〜25)の切換を行わず、出力1が出力される出力端(201、301)には、信号処理経路21が常に接続された場合である。同様に、各出力端(202〜205、302〜305)には、夫々、特定の信号処理経路(22〜25)が、常に接続される。
従って、図4(C)の出力1としては、1回目から5回目の信号処理において、夫々のタイミングにおける入力1を信号処理経路21の利得「105」で乗じた信号が出力される。他の出力2〜5についても同様である。合計値は、1回目から5回目までの出力を合計した値である。正規化出力値は、出力3を基準にして正規化したもので、便宜的に、各出力値の合計値を、出力3の合計値の1/10の値である「507」で除した値を示す。
経路誤差は、各正規化出力を、夫々対応する正規化入力値で除した値を示す。誤差率は、「1」との差分をパーセント表示した値を示す。
図4(C)のシミュレーションにおいては、信号処理経路(22〜25)の切換を行っていない為、経路間誤差としては各信号処理経路(22〜25)の利得のバラツキがそのまま反映される。この為、信号処理経路(22〜25)間の誤差率は5%〜−5%となる。
図4(D)は、入力切換回路10により、1回目から5回目までの各信号処理において信号処理経路(21〜25)の切換を行った場合のシミュレーション結果を示す。このシミュレーションにおける信号処理経路(21〜25)の切換は、図2に示す切換方法に対応している。すなわち、1回目の信号処理においては、入力1は信号処理経路Aを介して出力され、2回目以降は信号処理経路がB→C→D→Eに切換えられて出力端(201、301)に出力される。同様に、他の入力2〜入力5に対しても信号処理経路(21〜25)が図2に示す対応関係で切換えられる。
結果として、出力1としては、1回目の信号処理において入力1を信号処理経路21の利得「105」で乗じた信号が出力される。2回目の信号処理以降は、夫々の切換のタイミングで供給される入力1に夫々の切換に応じて経由する信号処理経路(22〜25)の利得を乗じた信号が出力される。
合計値は、信号処理経路(21〜25)の1回目から5回目までの信号処理に応じて得られた出力の合計値を示す。他の出力2〜5についても同様である。正規化出力値は、出力3を基準にして夫々の出力値を正規化したもので、便宜的に、各出力の合計値を、出力3の合計値の1/10の値、すなわち、「506.06」で除した値を示す。
経路誤差は、図4(A)に示す対応する各々の正規化入力値により各正規化出力を除した値である。すなわち、出力1については、正規化出力値「4.999」を正規化入力値「5」で除した値である。誤差率は、「1」との差分をパーセント表示した値を示す。
図4(D)のシミュレーション結果が示す様に、信号処理経路(21〜25)の切換を行うことにより信号処理経路間の誤差率は0.0011856%〜−0.01778%となり、図4(C)に示す信号処理経路(21〜25)を切換えない場合の信号処理経路間の誤差率5%〜−5%に比べて大幅に抑制されることが分かる。
尚、図4(D)で説明した各信号処理経路(21〜25)の切換において図4(B)で示される入力1〜入力5が、各タイミング(1回目から5回目)で同じ値の場合は、各入力1〜入力5に対して経路誤差は全て「1」となり、誤差率は0%となる。
例えば、図1に示す第1の実施形態において、入力端(101〜105)に供給される入力1〜入力5の変化が無視できる程信号処理経路(21〜25)の切換が早い場合、切換えられる各信号処理経路(21〜25)に対して実質的に同じ値の入力1〜入力5が供給される。タッチパネル(図示せず)を長押した場合の信号処理等の場合に生じる。
あるいは、図1に示す第1の実施形態において、各入力端(101〜105)と入力切換回路10との間、あるいは、入力切換回路10と各信号処理経路(21〜25)を有する信号処理部20との間に、各入力1〜入力5を一時的に保持する保持回路(図示せず)を設け、信号処理経路(21〜25)の所定の切換による処理が終わるまで、保持回路に一時的に保持した入力1〜入力5を各信号処理経路(21〜25)に供給する構成とすることで、各信号処理経路(21〜25)に同じ値、すなわち、一定の値の入力1〜入力5を供給する構成とすることが出来る。
図5は、図1に示す第1の実施形態の信号処理回路における信号処理経路(21〜25)の切換方法の他の一つの例を説明する図である。入力1〜入力5と出力1〜出力5の対応関係を示す。左欄に示す入力1〜入力5は、図1の入力端(101〜105)に供給される入力を示す。この例の場合、信号処理経路(21〜25)の切換を3回行って、夫々の入力1〜入力5に対応する1回目の出力1〜出力5を得る。すなわち、入力1に対しては、1回目の信号処理においてAで示す信号処理経路21による信号処理を行い、以降、2回目から3回目の信号処理においてB、Cで示す信号処理経路(22、23)への切換が行われる。同様に、各入力2〜5についても、3つの信号処理経路への切換を行って出力2〜出力5を得る。
右欄側に示す2回目の出力1〜出力5についても、夫々の入力1〜入力5に対して信号処理経路(21〜25)の切換を3回行って出力する。すなわち、図2の場合には、各出力1〜出力5を、全ての信号処理経路(21〜25)の切換を行った後に得たが、図5の処理方法の例においては、各入力1〜入力5に対して3つの信号処理経路への切換を行って出力を得る。各出力1〜出力5は、切換により経由した3つの信号処理経路から得られた出力の合計値とすることが出来る。あるいは、特定の出力を基準として正規化した値を演算して各出力1〜出力5としても良い。
各入力1〜入力5を処理する信号処理経路(21〜25)の切換を所定回数行って出力1〜出力5を得ることにより、信号処理経路(21〜25)間の特性のバラツキの影響を抑制することが出来る。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態の信号処理回路の構成を示す図である。既述の実施形態に対応する構成要素には同じ符号を付して、重複した記載は必要な場合にのみ行う。以下同様である。本実施形態の信号処理回路においては、各信号処理経路(21〜25)は、サンプリングホールド回路(211、221、231、241、251)とアナログデジタル変換回路(ADC)(212、222、232、242、252)を有する。すなわち、入力切換回路10を介して供給された入力1〜入力5を、デジタル信号に変換して出力切換回路30に供給する。
サンプリング位相制御回路60は、クロック信号CLKからサンプリング信号(φ1〜φ5)を生成し、各サンプリングホールド回路(211、221、231、241、251)に供給する。各サンプリングホールド回路(211、221、231、241、251)は、サンプリング位相制御回路60から供給されるサンプリング信号(φ1〜φ5)に同期して入力切換回路10から供給される信号をサンプリングする。
制御回路50は、入力切換回路10、サンプリング位相制御回路60、出力切換回路30、及び演算回路40を制御する。例えば、制御回路50は、入力切換回路10の切換動作に応じてサンプリング位相制御回路60が出力するサンプリング信号(φ1〜φ5)の位相をシフトする。
図7は、サンプリング信号(φ1〜φ5)の位相シフトとその効果を説明する為の図である。入力Sのサンプリング信号φ1の位相をφ1からφ12、φ13へとシフトすることで、入力Sの検出位置(P〜P)が変化する。これにより、入力Sを量子化する信号レベル(L〜L)が変化する。
サンプリング信号φ1の位相をシフトすることにより入力Sを検出する信号レベル(L〜L)を変化させて量子化し、その出力を平均化することで全体としての量子化誤差を軽減できることが知られている。各々の入力を処理する信号処理経路(21〜25)を順次切換えることにより信号処理経路(21〜25)間の特性のバラツキの影響を抑制し、また、信号処理経路(21〜25)の切換に応じてサンプリング信号(φ1〜φ5)の位相をシフトすることにより信号処理経路(21〜25)のADC(212、222、232、242、252)の量子化誤差を軽減することが出来る。すなわち、量子化誤差を軽減し、且つ、信号処理経路(21〜25)の特性のバラツキの影響も抑制することが出来る。
各信号処理経路(21〜25)に供給されるサンプリング信号(φ1〜φ5)の位相は同じであっても良いし、異なる位相としても良い。サンプリング信号(φ1〜φ5)の位相を同じにする場合には、信号処理経路(21〜25)の切換に応じて、各サンプリング信号(φ1〜φ5)の位相を同じ様にシフトする構成とすることが出来る。各サンプリング信号(φ1〜φ5)が異なる位相の場合には、信号処理経路(21〜25)を切換えることによりサンプリング信号の位相シフトを行ったことと同様の効果を得ることが出来る。尚、サンプリング信号(φ1〜φ5)の位相が異なる場合においても、信号処理経路(21〜25)の切換に応じて夫々のサンプリング信号(φ1〜φ5)の位相をシフトする構成としても良い。
(第4の実施形態)
図8は、第4の実施形態の信号処理方法を説明する為の図である。本実施形態の信号処理方法は、例えば、図7に示す第3の実施形態の信号処理回路において実施される。入力端(101〜105)に供給されるN個の入力1〜入力5をサンプリングする(S801)。例えば、信号処理経路(21〜25)のサンプリングホールド回路(211、221、231、241、251)がサンプリング信号(φ1〜φ5)に同期して入力1〜入力5をサンプリングする。
サンプリングした入力1〜入力5を、ADC(212、222、232、242、252)を有する信号処理経路(21〜25)を介して出力する(S802)。この際、入力1〜入力5は、各信号処理経路(21〜25)のADC(212、222、232、242、252)によりデジタル信号に変換される。
サンプリングの位相をシフトして信号処理経路を切換える(S803)。すなわち、既述した実施形態と同様に、例えば、各入力端(101〜105)に接続される信号処理経路(21〜25)の接続先を入力切換回路10により切換える。これにより、信号処理経路(21〜25)の特性のバラツキの影響を抑制することが出来る。
サンプリングの位相シフトは、例えば、サンプリング位相制御回路60から供給される所定周期のサンプリング信号(φ1〜φ5)の位相を相対的にシフトすることで行う。サンプリング信号(φ1〜φ5)の位相をシフトすることで、量子化誤差の影響を抑制することが出来る。結果として、信号処理経路(21〜25)の切換による信号処理経路の特性のバラツキの影響の抑制と、ADCを含む信号処理経路(21〜25)の量子化誤差の抑制の両方を同時に行うことが出来る。
N個の入力1〜入力5に対応して設けられたN個の信号処理経路(21〜25)の切換が行われたかを判断する(S804)。N個の信号処理経路(21〜25)切換が行われた場合(S804:Yes)には終了する。N個の信号処理経路(21〜25)の切換が行われていない場合(S804:No)には、サンプリングの位相のシフトと信号処理経路(21〜25)の切換を継続する。
本実施形態の信号処理方法においては、信号処理経路(21〜25)の切換により、信号処理経路(21〜25)の特性のバラツキの影響を抑制することが出来る。また、ADCを含む信号処理経路(21〜25)のサンプリング信号(φ1〜φ5)の位相をシフトすることにより、量子化誤差を軽減することが出来る。
尚、サンプリングの位相シフトと信号処理経路の切換(S803)は、各信号処理経路(21〜25)の切換と同時にサンプリング信号(φ1〜φ5)の夫々の位相をシフトし、両方を同時に行う制御方法でも良い。
(第5の実施形態)
図9は、第5の実施形態の信号処理回路の構成を示す図である。本実施形態は、各信号処理経路(21〜25)の出力が供給されるマイクロコントロールユニット(MCU)70を有する。
MCU70は、入力切換回路10による信号処理経路(21〜25)の切換に応じて、信号処理経路(21〜25)の出力信号を入力端(101〜105)に供給された各々の入力1〜入力5に対応付けて出力端300に供給する。例えば、各入力1〜入力5が供給される信号処理経路(21〜25)の切換に応じて夫々の信号処理経路(21〜25)からの出力が入力1〜入力5のいずれに対応するかを関連付けして出力端300に供給する。MCU70が出力する順番による関連付け、あるいは、MCU70により所定の識別信号を付与して出力することにより、各入力1〜入力5と出力端300に供給される出力との対応付けを行うことが出来る。各入力1〜入力5と対応付けて出力する為、MCU70の出力が供給される出力端300は1個で良い。MCU70は、入力切換回路10とサンプリング位相制御回路60を制御する。
各信号処理経路(21〜25)は、夫々、ADC(212、222、232、242、252)によりデジタル化した信号を出力する。MCU70に演算機能を持たせることにより、各信号処理経路(21〜25)を介して得られた出力の合計値、あるいは、信号処理経路(21〜25)の切換により得られた出力の平均値を出力する構成とすることが出来る。
本実施形態は、信号処理経路(21〜25)の切換を制御し、各信号処理経路(21〜25)の出力を入力端(101〜105)に供給された各入力1〜入力5に対応付けて出力端300に供給するMCU70を備える。これにより、図1の実施形態の出力切換回路30と制御回路50、更には演算回路40を省略することが出来る為、信号処理回路の構成を簡略化することが出来る。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 入力切換回路、20 信号処理部、21〜25 信号処理経路、30 出力切換回路、40 演算回路、50 制御回路、60 サンプリング位相制御回路、70 MCU、101〜105 入力端、201〜205及び300〜305 出力端。

Claims (6)

  1. 入力信号が各々に供給される複数の入力端と、
    前記複数の入力端に対応して設けられた複数の信号処理経路と、
    前記複数の入力端と前記複数の信号処理経路の間に設けられ、前記複数の入力端と前記複数の信号処理経路の接続を切換える切換回路と、
    出力端と、
    前記切換回路による切換に応じて、前記複数の信号処理経路の出力信号を前記複数の入力端に供給された各々の入力信号に対応付けて前記出力端に供給する出力回路と、
    を具備することを特徴とする信号処理回路。
  2. 前記複数の信号処理経路は所定のサンプリング信号に応答してサンプリングした信号をデジタル信号に変換するADコンバータを備え、前記切換回路による前記信号処理経路の切換に応じて前記サンプリング信号の位相をシフトする位相シフト回路を備えることを特徴とする請求項1に記載の信号処理回路。
  3. 前記切換回路による切換は前記出力回路により制御されることを特徴とする請求項1または2に記載の信号処理回路。
  4. 前記複数の信号処理経路に各々対応して設けられた複数の出力端を備え、前記信号処理経路が順次切換えられた場合に、各々の入力端に入力された入力信号に対応する出力信号は前記入力信号が入力された入力端に対応付けられた出力端に供給されることを特徴とする請求項1または2に記載の信号処理回路。
  5. 複数の入力端に入力信号を各々供給し、
    前記複数の入力端に供給された入力信号を前記複数の入力端に対応して設けられた複数の信号処理経路に順次切換えて供給し、
    前記複数の信号処理経路の出力信号を前記複数の入力端に供給された各々の入力信号に対応付けて出力することを特徴とする信号処理方法。
  6. 前記信号処理経路において前記入力信号を所定のサンプリング信号に同期させてデジタル信号に変換し、
    前記信号処理経路の切換に応じて前記サンプリング信号の位相をシフトすることを特徴とする請求項5に記載の信号処理方法。
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