JP2007074016A - A/d変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 正確な較正が可能なA/D変換装置を提供する。
【解決手段】 A/D変換装置10は、複数の測定目標電圧値のそれぞれに対して、複数のアナログの基準電圧を発生する基準電圧発生部20と、基準電圧発生部20からの複数のアナログ基準電圧を受けて、対応する複数のデジタル信号を出力する第1アナログデジタル変換器11と、第1アナログデジタル変換器11からの複数のデジタル信号を基に、複数の測定目標電圧値のそれぞれに対応する測定目標デジタル信号を演算する第1演算部13と、測定用アナログ電圧を入力して対応するデジタル測定値を出力する第2アナログデジタル変換器12と、測定目標デジタル信号に基づいて、第2アナログデジタル変換器12の出力したデジタル測定値に対して、所定の補正のための演算を行なう第2演算部14とを含む。
【選択図】 図1

Description

この発明は、A/D変換装置に関し、特に、2個のA/D(アナログデジタル)変換器を有するA/D変換装置において、正確なA/D変換値が得られるA/D変換装置に関する。
従来の、A/D変換器が、たとえば、特開2004−304738号公報(特許文献1)に記載されている。特許文献1によれば、A/D変換器は、被検出アナログ信号を被検出のデジタル信号に変換する被検出用のアナログデジタル変換部と、基準アナログ信号を基準デジタル信号に変換する基準アナログデジタル変換部とを有し、精度の高い電源電圧を生成し、それを2つの抵抗器を用いて分圧して基準アナログ信号を生成し、それを基準デジタル信号に変換し、これを用いて被検出用のアナログデジタル変換部の出力した被検出のデジタル信号を補正している。
特開2004−304738号公報
従来のA/D変換器は上記のように構成されていた。基準アナログ信号は単一の値しか準備されていないため、所定の測定範囲全般に渡って基準値が正しいか否かが不明であるという問題があった。
また、従来は、測定用のアナログデジタル変換器と基準電圧用のアナログデジタル変換器とは、それぞれ専用であったため、両アナログデジタル変換器の特性が一致しているか否かを検証することはできなかった。
また、基準アナログ信号を抵抗器による分割で生成しているため、LSIにて回路を実現した場合に、抵抗器の抵抗値のばらつきにより、基準アナログ信号の電圧が期待通りの値とならず、正確に較正ができないという問題があった。
この発明は上記のような問題点に着目してなされたもので、正確な較正が可能なA/D変換装置を提供することを目的とする。
この発明に係るA/D変換装置は、複数の測定目標電圧値のそれぞれに対して、その電圧値に近似の複数のアナログの基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、基準電圧発生手段からの複数のアナログ基準電圧を受けて、対応する複数のデジタル信号を出力する第1アナログデジタル変換器と、第1アナログデジタル変換器からの複数のデジタル信号を基に、複数の測定目標電圧値のそれぞれに対応する測定目標デジタル信号を演算する第1演算手段と、測定用アナログ電圧を入力して対応するデジタル測定値を出力する第2アナログデジタル変換器と、測定目標デジタル信号に基づいて、第2アナログデジタル変換器の出力したデジタル測定値に対して、所定の補正のための演算を行なう第2演算手段とを含む。
この発明によれば、複数の測定目標電圧値のそれぞれに対して、複数のアナログの基準電圧を発生させ、これに対応する複数のデジタル信号を第1アナログデジタル変換器で出力し、この複数のデジタル信号を基に、複数の測定目標電圧値のそれぞれに対応する測定目標デジタル信号を演算する。一方、第2アナログデジタル変換器で測定用アナログ電圧に対応するデジタル測定値を出力し、演算された測定目標デジタル信号に基づいて、第2アナログデジタル変換器の出力したデジタル測定値に対して、所定の補正を行なう。
複数の測定目標電圧値のそれぞれに対応する複数の測定目標デジタル信号に基づいて、測定されたデジタル測定値を補正するため、広範囲にわたる補正が可能であるとともに、各々の目標電圧値に対するデジタル値を正確に較正できるA/D変換装置を提供できる。
基準電圧発生手段は、二つの異なる基準電位である基準電位1と基準電位2との間に接続されたほぼ同じ抵抗値を有する複数の抵抗と、複数の抵抗のそれぞれについての抵抗分割値をアナログの基準電圧として出力する基準電圧出力端子とを含み、複数の抵抗の各々は、間に接続端子を介して接続され、接続端子は、基準電位1、基準電位2、他の抵抗、または、基準電圧出力端子のいずれかに接続可能であってもよいし、基準電圧発生手段は、二つの異なる基準電位である基準電位1と基準電位2に接続され、一方電極が基準電位1に接続された、ほぼ同じ電流値を有する複数の定電流源を含み、数の定電流源の各々の他方電極は、スイッチを介して一つに結合された後、抵抗を通して、前記所定の基準電位2に接続されてもよい。
この発明の一実施の形態においては、第1アナログデジタル変換器と、第2アナログデジタル変換器はアナログ入力電圧をパルス信号の周波数に変換し、そのパルス数をカウントしてデジタル信号に変換する、V−Fアナログデジタル変換器である。第1アナログデジタル変換器と第2アナログデジタル変換器は、同じサンプリングクロックで動作し、所定の時間間隔を周期として、アナログ電圧を受けて、それぞれ、対応するデジタル信号を出力し、第2演算手段によって補正されたデジタル測定値を、前記第1アナログデジタル変換器のデジタル信号出力値に基づいて所定の時間間隔のばらつきを補正するための演算を行なう第3演算手段を含む。
第1アナログデジタル変換器を較正用、第2アナログデジタル変換器を測定用のV−Fアナログデジタル変換器とし、それぞれのアナログデジタル変換器を同じサンプリングクロックで動作し、所定の時間間隔を周期として、アナログ電圧を受けて、それぞれ、対応するデジタル信号を出力し、第2アナログデジタル変換器からのデジタル測定値を、第1アナログデジタル変換器のデジタル信号出力値に基づいて補正する。
その結果、V−F変換形式のA/D変換装置の欠点である、サンプリングクロックのジッタによる誤差を少なくできる。
この発明の他の実施の形態によれば、第2アナログデジタル変換器に対して、基準電圧発生手段の出力した複数のアナログの基準電圧または、測定用アナログ電圧のいずれかを選択的に入力させる第1切替手段と、第2アナログデジタル変換器の出力または第1アナログデジタル変換器の出力のいずれかを第1演算手段に選択的に入力させる第2切替手段と、第1演算手段の演算した測定目標電圧値に対応する、第1アナログデジタル変換器および第2アナログデジタル変換器からの測定目標デジタル信号に基づいて、第1アナログデジタル変換器および第2アナログデジタル変換器の特性の差を補正する補正手段とを含む。
第2アナログデジタル変換器に対して、基準電圧発生手段の出力した複数のアナログの基準電圧または、測定用アナログ電圧のいずれかを選択的に入力させるようにしたため、第1アナログデジタル変換器および第2アナログデジタル変換器の両方の特性を得ることができる。
したがって、第1アナログデジタル変換器を較正用の変換器とし、第2アナログデジタル変換器を測定用の変換器としたとき、較正用の変換器と測定用の変換器の特性の違いによる補正誤差を少なくすることができる。
さらに好ましくは、第1アナログデジタル変換器に対して、基準電圧発生手段の出力した複数のアナログの基準電圧または、測定用アナログ電圧のいずれかを選択的に入力させる第3切替手段と、第1アナログデジタル変換器および第2アナログデジタル変換器からのデジタル信号出力値に基づいて、第1アナログデジタル変換器および第2アナログデジタル変換器の特性の差を補正する補正手段とを含む。
なお、第1演算手段は、測定目標電圧値ごとに、第1アナログデジタル変換器からの複数のデジタル信号の平均値を演算して、測定目標デジタル信号としてもよい。
さらに好ましくは、第2演算手段は、第1演算手段の演算した、複数の測定目標電圧値に対応する複数の測定目標デジタル信号に基づいて、所定の補正として、直線性の補正、オフセットの補正、ゲインの補正または、温度特性の補正されたデジタル測定値を演算する。
この発明によれば、複数の測定目標電圧値のそれぞれに対応する複数の測定目標デジタル信号に基づいて、測定されたデジタル測定値を補正するため、広範囲にわたる補正が可能であるとともに、各々の目標電圧値に対するデジタル値を正確に較正できるA/D変換器を提供できる。
(1)第1実施の形態
以下この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施の形態に係るA/D変換装置の全体構成を示すブロック図である。図1を参照して、A/D変換装置10は、複数のアナログ基準電圧cを発生する基準電圧発生部20と、基準電圧発生部20の出力した複数のアナログ基準電圧cを入力し、対応する複数のデジタル信号を出力する、較正用の第1A/D変換器11と、第1A/D変換器11の出力した複数のデジタル信号dを入力して測定目標デジタル信号を演算する第1演算部13と、測定用アナログ信号Aを入力し、それを対応するデジタル信号bに変換する測定用の第2A/D変換器12と、第2A/D変換器12の出力したデジタル信号bに対して、第1演算部13の演算した測定目標デジタル信号eに基づいて、所定の演算を行なって、所定の補正を行なう第2演算部14と、第1および第2A/D変換器11,12の演算結果等を記憶する記憶部18とを含む。第2演算部14は、所定の補正が行なわれたデジタル値fを出力する。基準電圧発生部20、第1演算部13および第2演算部14、ならびに記憶部18は、CPU等を含む、制御部30によって制御されている。なお、基準電圧発生部20、第1演算部13、第2演算部14は、それぞれ、基準電圧発生手段、第1演算手段、第2演算手段として作動する。
次に、基準電圧発生部20について説明する。基準電圧発生部20は、較正用の第1A/D変換器11に入力する、複数のアナログ基準電圧を発生する。基準電圧発生部20は、所定の参照電位VREFと接地電位との間で、複数のアナログ基準電圧を発生する。図2(A)は、基準電圧発生部20の一例を示す模式図である。ここでは、基準電圧発生部20は、所定の参照電位VREFと接地電位との間に接続されたn個のほぼ同じ抵抗値を有する抵抗R1〜Rnと、n個の抵抗R1〜Rnの接続部からその位置の電位を取出す端子V(0,1)〜V(n−1,1)とを含む。参照電圧VREFがn個の抵抗R1〜Rnによって抵抗分割されているため、取出端子V(0,1)〜V(n−1,1)を選択することによって、VREF×(1/n)〜VREF×(n/n)の所望の電圧を取出すことができる。
ここで、ほぼ同じ抵抗値を有する抵抗R1〜Rnは、必ずしも同一の抵抗値を有するとは限らない。したがって、図2(A)に示した取出し端子V(0,1)〜V(n−1,1)のみからの基準電圧VREF×(1/n)〜VREF×(n/n)では、取出された各値が必ずしも正しくn分割されたものであるとは限らない。そこで、この実施の形態においては、複数の抵抗R1〜Rnの接続順をn通りに順に変えて、それぞれの接続部から電圧を取出す。その場合の図2(A)に対応する回路図を図2(B)〜(D)に示す。ここで図2(B)、(C)、(D)は、それぞれ2番目の抵抗から接続した状態、(n−1)番目の抵抗から接続した状態、n番目の抵抗から接続した状態に対応する。これらのアナログ基準電圧は較正用の第1A/D変換器11に入力される。第1A/D変換器11は、各値に対応するデジタル値を出力し、それを基に、第1演算部13において、それらを平均して、較正用の測定目標デジタル値eを演算する。
このように、複数の抵抗R1〜Rnの接続順をn通りに順に変えて、それぞれの接続部から電圧を取出し、その平均値を求めれば、各基準電圧のばらつきの影響を減らすことができる。
次に、基準電圧発生部20の具体的な構成について説明する。図3は、基準電圧発生部20として、4つの抵抗を用いた場合の具体的な構成を示す図である。図3を参照して、基準電圧発生部20は、4つの抵抗R1〜R4が、間に接続端子T1〜T4を介して接続され、各接続端子T1〜T4は、参照電位VREF、接地電位、他の抵抗、または、基準電圧出力端子21のいずれかに接続可能である。
具体的には、たとえば、接続端子T1は、参照電位VREFに接続するためのスイッチSWV(4,1)と、基準電圧出力端子21に接続するためのスイッチSWO(4,1)と、隣接する抵抗R4と接続するためのスイッチSWR(4,1)と、接地電位と接続するためのスイッチSWG(4,1)とを含む。他の接続端子T2〜T4についても同様である。
図4に、図3で示した構成での各スイッチの設定方法について示す。
図4(A)は、回路内部の接続状態を示す図であり、それぞれ、図2の(A)、(B)、(C)、(D)の各接続状態を実現するためのスイッチの設定方法を示している。例えば、図2(A)の接続状態を実現するには、接続端子T1でのスイッチSWV(4,1)とSWG(4,1)をオンすることで、参照電位VREFおよび接地電位への接続を行い、SWR(4,1)を除くスイッチSWR(1,2)、SWR(2,3)、SWR(3,4)をオンすることで、抵抗間の接続を行なう。
図4(B)は、各測定目標電圧値に対応した基準電圧出力値を選択するためのスイッチの設定方法を、図2の(A)、(B)、(C)、(D)の各接続状態について示している。例えば、図2(A)の接続状態で測定目標電圧値(1/4)VREFに対応する電圧を出力するには、SWO(3,4)をオンする。
次に較正用に用いる測定目標デジタル値eを求める方法について説明する。ここでは、図3に示した4つの抵抗を用いた場合について説明する。図5は、各測定目標電圧(1/4)VREF〜(4/4)VREFごとの基準電圧発生部20からのアナログ出力cの一例を示す図である。
上記したように、4つの抵抗はほぼ同一の特性を有しているとしても、全く同じというわけではないため、抵抗の接続順によって、アナログ出力cの電圧値はばらつく。図5にはこの様子を示している。すなわち、測定目標電圧(1/4)VREFにおいても、4つの抵抗の配列によって、アナログ基準電圧として、a1〜a4の4つの値を取りうる。このとき、接地電位(0V)および(4/4)VREFについては、抵抗を介さず接地電位または参照電位VREFそのものを出力するため、複数の値は取り得ない。このようにばらついたアナログ出力cを第1A/D変換器11に入力してデジタル値に変換し、その平均値を第1演算部13で演算して、0Vから各測定目標電圧(1/4)VREF〜(4/4)VREFに対応する測定目標デジタル値eを得る。
次に、第1演算部13の演算した測定目標デジタル値eの一例について説明する。図6(A)は、各測定目標電圧0V、(1/4)VREF、(2/4)VREF、(3/4)VREF、(4/4)VREFと、その測定目標デジタル値eとの関係を示す図である。図6(A)に示すように、測定目標デジタル値eは、必ずしも直線ではなく、図のように折れ線となり、また、その端部も原点を通るとは限らない。
そこで、第2演算部14は、第1A/D変換器11および第2A/D変換器12との間に特性の差がないという前提で、図6(A)に示すような測定目標デジタル値eの情報を用いて、測定用アナログ信号Aとそれに対応するデジタル信号fの関係が、図6(B)に示すように、原点を通り所定のゲインを持つ直線となるように補正するための演算を行なう。
次に、第1および第2演算部13,14の具体的な動作例について説明する。図7は、制御部30が、第1演算部13に対して行なわせる動作を示すフローチャートであり、図8は、その内容を説明するための図である。図8は、測定目標アナログ電圧と、それに基づいてA/D変換器11で変換された測定目標デジタル値との関係を示す変換線51と、所定の較正直線(f)52とを示す図である。
図7および図8を参照して、第1演算部13は、図3に示すように4つの抵抗の接続を切替えて、図8に示す、測定目標電圧値0に対応する測定目標デジタル値D0、測定目標電圧値(1/4)VREFに対応する測定目標デジタル値D1、(2/4)VREFに対応する測定目標デジタル値D2、(3/4)VREFに対応する測定目標デジタル値D3および(4/4)VREFに対応する測定目標デジタル値D4を順に求める(図7においてステップS11〜S15、以下ステップを省略する)。各目標電圧値について、4つのアナログ基準電圧に対するデジタル変換値を求め、その4つのデジタル変換値の平均値を測定目標デジタル値とする。
このように、4つの平均値を演算すれば、構成するそれぞれの抵抗値のばらつきの影響を排除できる。
次にこの理由について説明する。たとえば、測定目標電圧(1/4)VREFに対応する4つのアナログ基準電圧値は以下の式(1)〜(4)で表わされる。
V(3,1)=(R4/(R1+R2+R3+R4))×VREF・・・(1)
V(3,2)=(R1/(R1+R2+R3+R4))×VREF・・・(2)
V(3,3)=(R2/(R1+R2+R3+R4))×VREF・・・(3)
V(3,4)=(R3/(R1+R2+R3+R4))×VREF・・・(4)

これら4つのアナログ基準電圧の平均値は、式(1)〜式(4)から
V(平均値)=(V(3,1)+V(3,2)+V(3,3)+V(3,4))/4
=((R1+R2+R3+R4)/(R1+R2+R3+R4))×VREF×(1/4)
=(1/4)VREF
となり、測定目標電圧値(1/4)VREFに一致する。他の測定目標電圧値に対しても同様に、対応する複数のアナログ基準電圧の平均値がその目標値に一致する。
さらに、ばらつく電圧値の各々に対するデジタル変換値の平均値が、測定目標電圧値に対するデジタル変換値にほぼ一致する、とみなせる。
図9は、その内容を説明するためのものである。測定目標電圧値aGに対して、基準電圧発生部20の出力する複数のアナログ基準電圧a1,a2,a3,a4(これは図5に示したものと同じである)はそれにほぼ近似の値であり、ばらつく範囲が狭いと考えられるため、そのばらつく範囲内において、A/D変換器の特性を直線とみなせる。すなわち、グラフ上の点P1、P2、P3、P4、PGは一直線上に並ぶとみなせる。a1,a2,a3,a4の平均値がaGに等しいこと、および、P1、P2、P3、P4、PGが一直線上に並ぶことから、デジタル変換値d1,d2,d3,d4の平均値が,測定電圧目標値aGに対応するデジタル変換値dGに等しいとみなせる。すなわち、ばらつくアナログ電圧値の各々に対するデジタル変換値の平均値が、測定目標電圧値に対するデジタル変換値に一致する、とみなせる。
次いで、得られた各平均値D0〜D4を結ぶ変換線51を求め、これと、A/D変換装置10の有する所定の較正直線52との差を求める(図7、S16)。具体的には、図8に示すΔd0〜Δd4を演算する。この求めた補正データ線53を表わすデータ(Δd0〜Δd4)、および、各平均値のデータ(D0〜D4)を記憶部18に格納する。この実施の形態においては、記憶部18は2面のデータテーブルAおよびBを有し、それを順に切替えて、補正データを格納する(図7、S17〜S19)。
これらの記憶部18に格納されたデータを用いて、第2演算部14において、第2A/D変換器により得られたデジタル値bを補正する。
図10は、第2演算部14にて行なう演算を示したフローチャートである。
まず、第2A/D変換器12により得られたデジタル値から、測定用アナログ信号Aの電圧を推定するための演算を行なう(図10、S21)。図11はこの演算内容を示す図である。図11は、図8で示した、A/D変換器の特性を示す図である。図8において説明したように、D0〜D4のデータは、記憶部18に格納されている。このデータを用いて、A/D変換器12によって変換されたデジタル値を用いて入力されたアナログ電圧値がどの範囲にあるかを推定する。具体的には、図11に示すように、測定電圧Aからデジタル値に変換された変換値Dxを基にそれに対応するアナログ電圧Axの存在する範囲を推定する。ここでは、(1/4)VREFと(2/4)VREFとの間にあることがわかる。
次いで、推定したアナログ電圧Axの存在範囲において、その値が図11においてA/D変換装置10としての出力直線fに沿った値となるように補正値を計算する(図10、S22)。ここでは、補正値Δdxを、記憶部18にて保持しているΔd1、Δd2から、Dx−D1、D2−Dxの比を考慮した線形補間により求める。
次に、DxからΔdxを減じることにより、変換直線f上の点f(Ax)を求める演算を行なう(図10(A)、S23)。
この実施の形態においては、補間を行なう場合に線形補間を行なう例を示したが、これは、隣接する測定目標電圧値の間隔が十分狭い場合には、A/D変換器の特性は直線と見なせるためである。また、A/D変換器の特性が直線と見なせない場合は、それらの特性を予め考慮した補正をデジタル回路等で行なえばよい。
また、このように複数の特定の基準点の間を線形補間しているため、0〜(4/4)VREFの全ての電圧についてのデジタル変換値を得ることができる。
次にこの実施の形態におけるデータテーブルについて説明する。この実施の形態においては、記憶部18は2面のデータテーブルAおよびBを有し、それを順に切替えて、補正データを格納する。このようにデータテーブルを2面有し、これを切替えて使用するため、第2A/D変換器12で測定しながら、第1A/D変換器11で新たな補正データの作成が可能になる。したがって、第1A/D変換器11が新たな補正データを作成中は、第2演算部14は、その前に作成した補正データを記憶しているデータテーブルを参照して補正を行ない、対応するデジタル値fを出力する。
このように、補正用のデータテーブルを2面有するため、測定しながら、補正テーブルの作成が可能になる。また、補正テーブルの作成は短時間で可能であるため、温度変化の影響をほとんど受けない。すなわち、リアルタイムで、直線性、オフセット、ゲインおよび温度の補正が一度に可能になる。
本実施例においては、基準電圧発生部において、参照電位と接地電位の間の電圧を抵抗で分割するようにしたが、任意の異なる二つの所定の電位の間の電圧を抵抗で分割するようにしてもよい。
(2)第2実施の形態
次にこの発明の第2実施の形態について説明する。図12は、この発明の第2実施の形態に係るA/D変換装置50を示す図である。この実施の形態においては、第1A/D変換器16および第2A/D変換器17は、ともに、アナログ入力電圧をパルス信号の周波数に変換し、そのパルス数をカウントしてデジタル信号に変換する、V−Fアナログデジタル変換器である。
ここで、第1A/D変換器16と第2A/D変換器17は、同じサンプリングクロックで動作し、所定の時間間隔を周期として、アナログ電圧を受けて、それぞれ、対応するデジタル信号を出力する。
この実施の形態においては、第1演算部13および第2演算部14は、第1実施の形態と同じ動作を行なうが、第1実施の形態に対して、第2演算部14によって補正されたデジタル測定値hを、第1A/D変換器のデジタル信号出力値dに基づいて補正するための演算を行なう第3演算部15を含む。ここで、第3演算部15は、第3演算手段として作動する。
次にこの実施の形態における動作について説明する。この実施形態においては、第1A/D変換器16へのアナログ入力電圧は所定の電圧値に固定するものとする。
図13は、サンプリングタイミングとその時のパルスカウント値を示す図である。パルスカウント値においては、平均値も示している。図13を参照して、サンプリングクロックのジッタによりサンプリング時間間隔が変動することにより、第1A/D変換器16のパルスカウント値がサンプリング毎に変動する様子がわかる。第1A/D変換器16へのアナログ入力電圧が所定の値に固定されているため、パルスカウント値は、サンプリング時間間隔に比例するものと考えることができる。そのため、サンプリング時間間隔が長いほど、パルスカウント値は大きくなる。例えば、図13において、サンプリング時間間隔T2はT6より長いため、対応するパルスカウント値について,D2はD6よりも大きい。
そこで、この実施の形態においては、第1A/D変換器16と第2A/D変換器17とは同じサンプリング時間間隔でサンプリングを行なっていることから、第1A/D変換器16のパルスのカウントの増減割合は、第2A/D変換器17においても同じである、という考えに基づいて第2A/D変換器17のパルスカウント値の補正を行なう。
まず、スタートアップ時などの、A/D変換装置50がアナログ信号入力に対するA/D変換を行わない時点において、第1A/D変換器16のパルスカウント値の平均値を基準値として記憶する。例えば、図10に示す各パルスカウント値D0〜D8の平均値が10であるものとすると、記憶部18は、この値10を記憶する。
次に、A/D変換装置50がアナログ信号入力に対するA/D変換を行なう際、各サンプリングタイミングにおいて、記憶部18に記憶したそのパルスカウント値の平均値を用いて、その値を補正する。例えば、あるサンプリングタイミングにおいて、第1A/D変換器16のパルスカウント値が11、第2演算部14によって補正されたデジタル測定値hが12であったとする。このとき、第3演算部15は、第2演算部14によって補正されたデジタル測定値hを、第1A/D変換器16の測定値を記憶部18に格納された平均パルスカウント値10で割った値で除算して補正を行なう。測定値12を、第1A/D変換器16の測定値である11を平均値10で割った、1.1で除算した値を補正値として演算する。すなわち、12/(11/10)=10.9をデジタル変換値とする。
(3)第3実施の形態
次に、この発明の第3実施の形態について説明する。図14は、第3実施の形態のA/D変換装置60の構成を示すブロック図である。上記した実施の形態においては、第1A/D変換器と第2A/D変換器とは同一の仕様を有していることを前提としていた。しかしながら、実際に同一の仕様を有しているかは確認できなかった。そこで、この実施の形態においては、両A/D変換器の特性を比較可能にした。
そのために、この実施の形態においては、第1A/D変換器11だけでなく、第2A/D変換器12の特性を知るために、図1に示した第1実施の形態における構成に、基準電圧発生部20からの基準アナログ信号を第2A/D変換器12に入力するための第1切替部33と、第2A/D変換器12のデジタル変換値を第1演算部13に入力するための第2切替部34と、第1演算部13の演算した第1A/D変換器11の特性と、第2A/D変換器12の特性とを比較するためにその差を演算する第4演算部19とを設けた。この切替部の切替は制御部30が行なう。なお、この比較のための第1A/D変換器11の特性と、第2A/D変換器12の特性データは、記憶部18に格納され、必要に応じて、第4演算部が取出すものとする。ここで、第1切替部33、第2切替部34、第4演算部19は、それぞれ、第1切替手段、第2切替手段および補正手段として作動する。
また、この特性の比較は、第2A/D変換器12が使用される前のスタートアップ時や、測定を行なっていないときに行なうのが好ましい。
この実施の形態において、第1および第2切替部33,34、および第4演算部19以外については、先の実施の形態と同様であるので、その説明は省略する。
(4)第4実施の形態
次に、この発明の第4実施の形態について説明する。図15は、第4実施の形態のA/D変換装置70の構成を示すブロック図である。この実施の形態においても、両A/D変換器の特性を比較可能にした。
この実施の形態においては、第3実施の形態と異なり、第1A/D変換器11が測定用アナログ信号またはアナログ基準電圧のいずれかを入力するための第3切替部が設けられるとともに、第1演算部13の演算した第1A/D変換器11の特性と、第2A/D変換器12の特性とを比較するためにその差を演算する第5演算部とを設けた。この第3切替部の切替は制御部30が行なう。
また、この特性の比較は、測定用アナログ信号に対するA/D変換時に行なう。
次に、第5演算部にて行なう演算の例について説明する。まず、第2A/D変換器12からのデジタル値jと第1A/D変換器11からのデジタル値kとの差を求める。次いで、その差を第2演算部14からのデジタル値lから減じた値を、デジタル値mとして出力する。
この実施の形態において、第3切替部35、および第5演算部36以外については、先の実施の形態と同様であるので、その説明は省略する。
また、ここで、第3切替部35、第5演算部36は、それぞれ、第3切替手段、補正手段として作動する。
(5)第5実施の形態
次に、この発明のさらに他の実施の形態について説明する。上記実施の形態においては、基準電圧発生部として、ほぼ同一の抵抗値を有する複数の抵抗を直列接続し、所定の電圧を任意の位置で抵抗分割して、所定のアナログ基準電圧を取出したが、この実施の形態においては、基準電圧発生部22は、一方電極が所定の基準電位または接地電位のいずれか一方に接続された、ほぼ同じ電流値を有する複数の定電流源で構成される。複数の定電流源の各々の他方電極は、スイッチを介して一つに結合された後、抵抗を通して、所定の基準電位または接地電位のいずれか他方に接続される。
図16(A)は、この実施の形態における基準電圧発生部22の構成例を示す回路図である。図16(A)を参照して、この実施の形態に係る基準電圧発生部22は、所定の参照電位VREFと接地電位との間に電源を介して接続された複数の定電流源として、ほぼ同じ特性を有するpチャネル電界効果トランジスタ(FET)を含む。
具体的には、参照電位VREFと接地電位の間に、所定の定電流源を介して接続されたpチャネルFETF0と、参照電位VREFと、出力端子25との間に並列に接続された、pチャネルFETF1〜Fnと、n個のpチャネルFETF1〜Fnを個別にオンオフするためのスイッチング用のトランジスタI1〜Inとを含む。n個のpチャネルFETF1〜Fnの各々のドレイン電極は、スイッチング用のトランジスタI1〜Inを介して一つに結合された後、抵抗Rを通して、接地電位に接続されている。また、pチャネルFETF0〜Fnのゲート電極は相互に接続されてFETF0のドレイン電極に接続されている。
この基準電圧発生部22においては、全てのスイッチング用トランジスタI1〜Inをオンしたときに抵抗Rに表れる電圧(=最大値)が所定の目標値(VREF)になるように、抵抗Rの値は定められている。
このような構成においては、FETF0〜FETFnの各トランジスタの特性がほぼ同じであり、且つ、ゲート−ソース間にかかる電圧が同じために、各トランジスタにほぼ同じ電流が流れる。したがって、上記したように、全てのトランジスタを同時にオンすれば、最大の電流が抵抗Rを介して流れることになる。
同様に、n個のFETF1〜Fnのいずれか1個又は所定の個数を選択的にオンすることによって、出力端子25には、異なる組合せの1/n〜n/n等分された電流による出力が得られる。
すなわち、この実施の形態においては、n個のFETを用い、電流を用いて複数の基準電圧を発生させることができる。
図17は、4個のFETF1〜F4およびそれをオン/オフする4個のスイッチング用トランジスタI1〜I4を用いた場合の、スイッチング用トランジスタI1〜I4のオン/オフの設定方法を示す図である。(A)は測定目標電圧値が(1/4)VREFの場合を示し、(B)は測定目標電圧値が(2/4)VREFの場合を示し、(C)は測定目標電圧値が(3/4)VREFの場合を示し、(D)は測定目標電圧値が(4/4)VREFの場合を示す。
各図において、接続(A)〜(D)は、図2の(A)、(B)、(C)、(D)の各接続状態に対応している。
図16(A)において各スイッチを示す測定目標電圧値が(1/4)VREFの場合、1個のトランジスタのみをオンし、順に切り替える。他の測定目標電圧値に対しても同様に切り替えを行なうことで、それらの電圧のばらつきを排除する。
各測定目標電圧値に対する複数のアナログ基準電圧について、それら電圧のばらつきの範囲があまり大きくない場合、そのばらつきの範囲内で、A/D変換器の変換特性は直線とみなされるため、A/D変換後のデジタル値の平均値は、目標値に対するA/D変換後のデジタル値の値にほぼ等しいとみなせる。
なお、上記実施の形態においては、複数のpチャネルFETを用いて電流源を構成した場合について説明したが、これに限らず、nチャネルFETを用いて電流源を構成してもよいし、バイポーラトランジスタを用いて構成してもよい。nチャネルFETを用いて電流源を構成した例を図16(B)に示す。
図面を参照してこの発明の一実施形態を説明したが、本発明は、図示した実施形態に限定されるものではない。本発明と同一の範囲内において、または均等の範囲内において、図示した実施形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
この発明にかかるA/D変換装置は、正確な較正が可能なA/D変換装置として、有利に利用される。
この発明の第1実施の形態に係るA/D変換装置を示すブロック図である。 基準電圧発生部の一例を示す模式図である。 4つの抵抗を用いた基準電圧発生部の具体的な構成を示す図である。 図3に示した基準電圧発生部における、基準出力電圧ごとの各スイッチの接続状態を示す図である。 各基準電圧(1/4)VREF〜(4/4)VREFごとの基準電圧発生部からのアナログ出力の一例を示す図である。 各基準電圧とその較正用基準デジタル値との関係を示す図である。 制御部が第1演算部に対して行なわせる動作を示すフローチャートである。 第1演算部が行なう動作内容を説明する図である。 ばらつく電圧値の各々に対するデジタル変換値の平均値が、測定目標電圧値に対するデジタル変換値にほぼ一致するとみなせる理由を示す図である。 第2演算部14にて行なう演算を示したフローチャートである。 補正手順を示す図である。 この発明の第2実施の形態に係るA/D変換装置を示すブロック図である。 サンプリングクロックのジッタによるパルスのカウント値の変動を示す図である。 この発明の第3実施の形態に係るA/D変換装置を示すブロック図である。 この発明の第4実施の形態に係るA/D変換装置を示すブロック図である。 電流源を用いた基準電圧発生部の構成を示す回路図である。 電流源を用いた基準電圧発生部のスイッチの接続状態を示す図である。
符号の説明
10、50,60,70 A/D変換装置、11,16 第1A/D変換器、12,17 第2A/D変換器、13 第1演算部、14 第2演算部、15 第3演算部、18 記憶部、19 第4演算部、20,22 基準電圧発生部、21,25 基準電位出力端子、30 制御部、33 第1切替部、34 第2切替部、35 第3切替部、36 第5演算部、51 変換線、52 較正直線。

Claims (8)

  1. 複数の測定目標電圧値のそれぞれに対して、その電圧値に近似の複数のアナログの基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、
    前記基準電圧発生手段からの複数のアナログ基準電圧を受けて、対応する複数のデジタル信号を出力する第1アナログデジタル変換器と、
    前記第1アナログデジタル変換器からの複数のデジタル信号を基に、前記複数の測定目標電圧値のそれぞれに対応する測定目標デジタル信号を演算する第1演算手段と、
    測定用アナログ電圧を入力して対応するデジタル測定値を出力する第2アナログデジタル変換器と、
    前記測定目標デジタル信号に基づいて、第2アナログデジタル変換器の出力したデジタル測定値に対して、所定の補正のための演算を行なう第2演算手段とを含む、A/D変換装置。
  2. 前記基準電圧発生手段は、二つの異なる基準電位である基準電位1と基準電位2との間に接続されたほぼ同じ抵抗値を有する複数の抵抗と、
    前記複数の抵抗のそれぞれについての抵抗分割値をアナログの基準電圧として出力する基準電圧出力端子とを含み、
    前記複数の抵抗の各々は、間に接続端子を介して接続され、
    前記接続端子は、前記基準電位1、前記基準電位2、他の抵抗、または、前記基準電圧出力端子のいずれかに接続可能である、請求項1に記載のA/D変換装置。
  3. 前記基準電圧発生手段は、二つの異なる基準電位である基準電位1と基準電位2との間に接続され、
    一方電極が前記基準電位1に接続された、ほぼ同じ電流値を有する複数の定電流源を含み、
    前記複数の定電流源の各々の他方電極は、スイッチを介して一つに結合された後、抵抗を通して、前記所定の基準電位2に接続される、請求項1に記載のA/D変換装置。
  4. 前記第1アナログデジタル変換器と、前記第2アナログデジタル変換器はアナログ入力電圧をパルス信号の周波数に変換し、そのパルス数をカウントしてデジタル信号に変換する、V−Fアナログデジタル変換器であって、
    前記第1アナログデジタル変換器と前記第2アナログデジタル変換器は、同じサンプリングクロックで動作し、所定の時間間隔を周期として、前記アナログ電圧を受けて、それぞれ、対応するデジタル信号を出力し、
    前記第2演算手段によって補正されたデジタル測定値を、前記第1アナログデジタル変換器のデジタル信号出力値に基づいて所定の時間間隔のばらつきを補正するための演算を行なう第3演算手段を含む、請求項1に記載のA/D変換装置。
  5. 前記第2アナログデジタル変換器に対して、前記基準電圧発生手段の出力した複数のアナログの基準電圧または、前記測定用アナログ電圧のいずれかを選択的に入力させる第1切替手段と、
    前記第2アナログデジタル変換器の出力または第1アナログデジタル変換器の出力のいずれかを前記第1演算手段に選択的に入力させる第2切替手段と、
    前記第1演算手段の演算した前記測定目標電圧値に対応する、前記第1アナログデジタル変換器および前記第2アナログデジタル変換器からの測定目標デジタル信号に基づいて、前記第1アナログデジタル変換器および前記第2アナログデジタル変換器の特性の差を補正する補正手段とを含む、請求項1に記載のA/D変換装置。
  6. 前記第1アナログデジタル変換器に対して、前記基準電圧発生手段の出力した複数のアナログの基準電圧または、前記測定用アナログ電圧のいずれかを選択的に入力させる第3切替手段と、
    前記第1アナログデジタル変換器および前記第2アナログデジタル変換器からのデジタル信号出力値に基づいて、前記第1アナログデジタル変換器および前記第2アナログデジタル変換器の特性の差を補正する補正手段とを含む、請求項1に記載のA/D変換装置。
  7. 前記第1演算手段は、前記測定目標電圧値ごとに、前記第1アナログデジタル変換器からの複数のデジタル信号の平均値を演算して、前記測定目標デジタル信号とする、請求項1に記載のA/D変換装置。
  8. 前記第2演算手段は、前記第1演算手段の演算した、前記複数の測定目標電圧値に対応する複数の測定目標デジタル信号に基づいて、前記所定の補正として、直線性の補正、オフセットの補正、ゲインの補正または、温度特性の補正されたデジタル測定値を演算する、請求項1に記載のA/D変換装置。
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