JP2018136052A - 蒸気発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蒸気発生装置において、蒸気発生容器から蒸気とともに湯が導出されないようにする。【解決手段】蒸気発生装置30は、所定の水位の水を貯えて蒸気を発生させる蒸気発生容器31と、蒸気発生容器31内の一方の側部に寄せて立設させて、蒸気発生容器31内の水を加熱する加熱器41と、蒸気発生容器31の他方の側部の上部に設けた蒸気の導出口31bとを備え、蒸気発生容器31内の他方の側部の上部には導出口31bの鉛直方向の下側を隙間を介して覆う遮蔽板35を設け、遮蔽板35は加熱器41側の一方側を閉塞させた状態とし、加熱器41と反対側となる他方側に蒸気の通路35bを設けた。【選択図】図4

Description

本発明は、スチームコンベクションオーブン等の加熱調理器に用いる蒸気発生装置に関する。
下記の特許文献1及び2には、蒸気を含んだ熱風により食材を加熱調理するスチームコンベクションオーブン等の加熱調理器に用いられる蒸気発生装置が開示されている。特許文献1の蒸気発生装置は、所定の水位の水を貯えて蒸気を発生させる筒形の蒸気発生容器と、蒸気発生容器の外周に巻回された誘導加熱コイルと、蒸気発生容器内に収容されて誘導加熱コイルに高周波電流を供給することで発熱する加熱体と、蒸気発生容器の上縁部に設けられて、蒸気発生容器から発生する蒸気を調理庫に送出する蒸気送出筒体とを備えている。この蒸気発生装置では、誘導加熱コイルに高周波電流を供給すると、蒸気発生容器内の加熱体に渦電流が流れるときの電気抵抗により発生するジュール熱によって発熱し、蒸気発生容器内の水は加熱体によって加熱されて蒸気となり、蒸気送出筒体を通って調理庫に送出される。
筒形の蒸気発生容器の上縁に蒸気の導出口を備えた蒸気発生装置は、加熱体の鉛直方向の上側に蒸気の導出口が配置されることになるので、蒸気発生容器内で加熱体によって加熱されて沸き上がった湯は蒸気とともに蒸気の導出口を越え、沸き上がった湯が蒸気とともに蒸気送出筒体から調理庫に送出される課題を有していた。この課題を解決するために、特許文献1の蒸気発生装置では、蒸気発生容器の上端部または蒸気送出筒体に複数の遮蔽板を上下に離間して配置し、複数の遮蔽板の各々に形成した蒸気通路孔を鉛直方向に重ならないように配置するようにして、沸き上がる湯を遮蔽板により上側に上昇するのを防ぐとともに、蒸気を蒸気通路孔から上側に通過させるようにしていた。
特許文献2の蒸気発生装置は、所定の水位の水を貯えて蒸気を発生させる略直方体形状の蒸気発生容器と、蒸気発生容器内の後側部に鉛直部を寄せて立設させて蒸気発生容器の水を加熱する筒形の加熱器と、加熱器の内部に燃焼ガスを発生させるバーナと、蒸気発生容器の上部に形成した蒸気の導出口から調理庫に蒸気を導出する蒸気導出パイプとを備えている。この蒸気発生装置では、バーナによって混合ガスを燃焼させて筒形の加熱器内に燃焼ガスを発生させると、蒸気発生容器内の水は加熱器を通過する燃焼ガスによって加熱されて蒸気となり、蒸気発生容器内の蒸気は蒸気導出パイプを通って加熱調理器の調理庫に送出される。
特開2010−121803号公報 特開2013−200111号公報
特許文献1のような蒸気発生装置では、蒸気発生容器の上端部または蒸気送出筒体に3枚の遮蔽板を上下に離間して配置し、3枚の遮蔽板の各々に形成した蒸気通路孔を鉛直方向に重ならないように配置するようにして、沸き上がる湯を遮蔽板により上側に上昇するのを防ぐとともに、蒸気を蒸気通路孔から上側に通過させるようにしているが、蒸気発生容器の上端部または蒸気送出筒体に遮蔽板を設けたときに、蒸気が遮蔽板によって妨げられて十分に送出できないことがあった。
また、特許文献2に記載の蒸気発生装置では、略直方体形状の蒸気発生容器の後側部に加熱器の鉛直部を寄せて配置し、蒸気の導出口を蒸気発生容器の上壁前部に配置することで、蒸気の導出口の鉛直下に加熱器を配置しないようにしているものの、蒸気発生容器内の水は加熱器により加熱されて湯となって沸き上がり、沸き上がる湯が蒸気発生容器の上部で蒸気の導出口の近傍まで飛び散ることがある。この蒸気発生装置では、蒸気発生容器内には導出口から下方に延出する有底円筒形の蒸気導出パイプを設け、蒸気導出パイプの底壁及び周壁に貫通孔よりなる蒸気通路を形成して、沸き上がった湯が蒸気発生容器の蒸気の導出口から蒸気とともにできるだけ導出されないようにしている。しかし、蒸気導出筒体の底壁の蒸気通路が蒸気発生容器の蒸気の導出口と鉛直方向に一直線上に配置されているとともに、蒸気導出筒体の周壁の蒸気通路が加熱器の鉛直部側にも配置されているため、加熱器が配置されていない蒸気発生容器内の前側部で沸き上がる湯と、蒸気発生容器内の後側部にて加熱器の周囲で沸き上がる湯が、蒸気通路から蒸気導出筒体の内部を通って蒸気発生容器の導出口から導出され、湯が蒸気とともに蒸気送出筒体によって調理庫に送出されることもあった。本発明は、蒸気発生装置において、蒸気発生容器から蒸気とともに湯が導出されないようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、所定の水位の水を貯えて蒸気を発生させる蒸気発生容器と、蒸気発生容器内の一方の側部に寄せて立設させて、蒸気発生容器内の水を加熱する加熱器と、蒸気発生容器の他方の側部の上部に設けた蒸気の導出口とを備えた蒸気発生装置であって、蒸気発生容器内の他方の側部の上部には導出口の鉛直方向の下側を隙間を介して覆う遮蔽板を設け、遮蔽板は加熱器側の一方側を閉塞させた状態とし、加熱器と反対側となる他方側に蒸気の通路を設けたことを特徴とする蒸気発生装置を提供するものである。
上記のように構成した蒸気発生装置においては、蒸気発生容器内の他方の側部の上部には導出口の鉛直方向の下側を隙間を介して覆う遮蔽板を設け、遮蔽板は加熱器側の一方側を閉塞させた状態とし、加熱器と反対側となる他方側に蒸気の通路を設けた。蒸気発生容器内で加熱器により加熱されて発生した蒸気は、遮蔽板の加熱器と反対側となる他方側の蒸気の通路を通り、遮蔽板と蒸気発生容器の上部の蒸気の導出口との間に導かれ、蒸気の導出口から導出される。これに対し、蒸気発生容器内の加熱器の周囲で沸き上がった湯が加熱器の配置されてない他方の側部に飛び散っても、遮蔽板は加熱器側の一方側が閉塞されているため、湯が導出口に流入するのが妨げられる。また、蒸気発生容器内の蒸気の導出口の下側でも湯が沸き上がるものの、蒸気の導出口の鉛直方向の下側には遮蔽板が設けられているので、沸き上がった湯は遮蔽板によって導出口に流入するのが妨げられる。これにより、蒸気発生容器の蒸気の導出口から蒸気とともに湯が導出されないようにすることができた。
上記のように構成した蒸気発生装置においては、遮蔽板は一方側から他方側に向けて下側に傾斜させるのが好ましい。このようにしたときには、遮蔽板の加熱器と反対側となる他方側の蒸気の通路から湯が流入したとしても、傾斜した遮蔽板によって流入した湯が流れ落ちるようになり、遮蔽板の上側に湯が残りにくくすることができた。
本発明の蒸気発生装置を内蔵した加熱調理器の一実施形態の正面図である。 ハウジングの左側壁を取り外した状態の左側面図である。 図1のA−A断面図である。 図2の蒸気発生装置の縦方向に沿った断面図である。 図4のB−B断面図である。 制御装置のブロック図である
以下、本発明の蒸気発生装置をスチームコンベクションオーブンよりなる加熱調理器に適用した一実施形態を添付図面を参照して説明する。図1に示したように、加熱調理器10は、ハウジング11内に食材を加熱調理するための調理庫12と、ハウジング11内の調理庫12を除いた空間に機械室13とを備えている。
調理庫12は食材を収容し、収容した食材を加熱調理するためのものである。この実施形態では、調理庫12は10段のトレイを上下に収容可能な大きさとなっている。調理庫12の前面には食材を出し入れする開口部が設けられており、前面の開口部は扉14によって開閉される。調理庫12の外周面は断熱材により覆われており、調理庫12内の熱は機械室13及びハウジング11外に伝わりにくくなっている。
図2及び図3に示したように、加熱調理器10は、調理庫12内の空気を対流させる対流ファン15と、調理庫12内の温度を検出する温度センサ16と、調理庫12内を加熱する燃焼装置20と、調理庫12内に蒸気を発生させる蒸気発生装置30とを備えている。対流ファン15は調理庫12内の空気を対流させるものであり、調理庫12内に対流ファン15のファン羽根15aと機械室13に対流ファン15のファンモータ15bを備えている。ファン羽根15aはファンモータ15bの作動によって回転し、調理庫12の空気はファン羽根15aの回転よって対流する。
図2及び図3に示したように、燃焼装置20は、燃焼用空気と燃料ガスの混合ガスを燃焼させたときの燃焼ガスによって調理庫12内を加熱するものである。燃焼装置20は、機械室13内に主要な構成部品であるブロアファン21とガス供給管22と混合管23とを備え、調理庫12内にバーナ24と加熱管25とを備えている。
図2に示したように、ブロアファン21は燃焼用空気を供給するものであり、ブロアファン21の送風口は送風管21aによって混合管23に接続されている。ブロアファン21の吸気口から吸い込まれた燃焼用空気は送風管21aによって混合管23に供給される。混合管23にはガス供給源から燃料ガスが供給されるガス供給管22が接続されており、ガス供給源の燃料ガスはガス供給管22によって混合管23に供給される。ガス供給管22にはガスバルブ22aが介装されており、燃料ガスはガスバルブ22aを開放させたときにガス供給管22から混合管23に供給される。ガス供給管22には均圧弁22bが介装されており、均圧弁22bは圧力検出管22cによって送風管21aに接続されている。均圧弁22bはブロアファン21から送風管21aを通って混合管23に供給される空気の圧力に応じた開度で開放され、ガス供給管22から混合管23に供給される燃料ガスの風量(流量)は燃焼用空気の風量に応じて調整される。
混合管23には、上述したようにブロアファン21の送風口から送出された燃焼用空気と、ガス供給管22から送出された燃料ガスとが供給され、これら燃焼用空気と燃料用空気とが混合されて混合ガスとなる。混合管23には送風管21a及びガス供給管22が接続された一端側と反対の他端側にバーナ24が接続されており、混合管23から供給される混合ガスはバーナ24により燃焼して高温の燃焼ガスとなる。バーナ24は調理庫12内にて加熱管25の導入端部25a内に配置されており、バーナ24による燃焼ガスは加熱管25内を通過するようになっている。加熱管25はバーナ24による燃焼ガスを通過させることで調理庫12内を加熱するものである。加熱管25は対流ファン15のファン羽根15aを囲うように調理庫12の左側壁の周部に沿って配設されている。加熱管25の導出端部25bは調理庫12の後部天井壁に配設された煙突部26に接続されており、加熱管25を通過した燃焼ガスは煙突部26によってハウジング11の上側に排出される。
図2及び図4に示すように、機械室13の後部には、調理庫12内に蒸気を供給するための蒸気発生装置30が設けられている。蒸気発生装置30は、所定の水位(図4の2点鎖線にて示した)の水を貯える蒸気発生容器31を備えており、蒸気発生容器31は調理庫12の左側壁外側に固定されている。蒸気発生容器31は上下に長い箱形形状をし、蒸気発生容器31の上壁と前壁の角部は斜めに傾斜した傾斜部31aとなっている。
図4に示したように、蒸気発生容器31内には後述する燃焼装置40を構成する筒形の加熱器41が設けられており、蒸気発生容器31内の水は加熱器41を通過する燃焼ガスによって加熱される。加熱器41は蒸気発生容器31の下部にて前後に延びる水平部41aと、蒸気発生容器31の後部にて水平部41aから上方に延びる鉛直部41bとを備えている。加熱器41の鉛直部41bは蒸気発生容器31の後部(一方の側部)に寄せて立設している。蒸気発生容器31には加熱器41の水平部41aの上側に内側に凹んだ余剰水排除部32が設けられている。この余剰水排除部32は蒸気発生容器31内にて余分なスペースを排除することで蒸気発生容器31内の水の量を少なくし、蒸気発生容器31内の水の加熱の効率を高くしている。
蒸気発生容器31の左側には水位検出容器33が立設しており、水位検出容器33内にはフロートスイッチ(図示省略)が設けられている。水位検出容器33の下部は蒸気発生容器31の下部に接続されており、フロートスイッチは水位検出容器33内の所定の水位を検出することで蒸気発生容器31内の所定の水位を検出するものである。水位検出容器33の下部には水道等の給水源から導出された給水管33aが接続されており、給水管33aには給水弁33bが介装されている。給水弁33bを開放すると、水道等の給水源の水は給水管33aから水位検出容器33に送られ、水位検出容器33を介して蒸気発生容器31に送られる。
図4に示したように、蒸気発生容器31の前上部の傾斜部31aには蒸気の導出口31bが形成されており、導出口31bは蒸気発生容器31の加熱器41の鉛直部41bが立設した後側部(一方の側部)と反対側となる前側部(他方の側部)に形成されている。導出口31bには蒸気送出筒体34が接続されている。蒸気送出筒体34は蒸気発生容器31の上部から調理庫12に蒸気を送り出すものであり、斜め前上方から右方向に屈曲したエルボ形をした筒体である。
蒸気発生容器31の導出口31bの鉛直方向の下側には遮蔽板35が設けられており、遮蔽板35は蒸気発生容器31内で沸き上がる湯が導出口31bに流入するのを防ぐ機能を有している。遮蔽板35は導出口31bが形成された傾斜部31aの下側の少し離れた位置で傾斜部31aと同様に後側(一方側)から前側(他方側)に向けて下側に傾斜して配置されている。遮蔽板35の後部には上側に折り曲げた折曲部35aが形成されており、折曲部35aは蒸気発生容器31の上壁に当接した状態で固定されている。遮蔽板35は折曲部35aによって加熱器41の鉛直部41b側となる後側(一方側)が閉塞されたとなっている。図4に示したように、遮蔽板35の前側(前下縁)は蒸気発生容器31の前壁と離間しており、遮蔽板35の前側(他方側)に蒸気の通路35bが形成されている。この実施形態では、遮蔽板35の前下縁と蒸気発生容器31の前壁(周壁)との間に蒸気の通路35bが形成されている。また、図5に示したように、遮蔽板35の右側(右側縁)は蒸気発生容器31の右壁と離間しており、遮蔽板35の右側と蒸気発生容器31の右壁との間にも蒸気の通路35cが形成されている。蒸気発生容器31の下部には排水管36が設けられており、排水管36には排水バルブ37が介装されている。排水バルブ37を開放すると、蒸気発生容器31内の水は排水管36を通って排水される。
蒸気発生装置30は蒸気発生容器31内の水を燃焼ガスによって加熱する燃焼装置40を備えている。燃焼装置40は、蒸気発生容器31内に筒形の加熱器41を備えている。加熱器41は蒸気発生容器31の下部にて前後に延びる水平部41aと、蒸気発生容器31の後部にて水平部41aから上方に延びる鉛直部41bとを備えている。水平部41aの前後方向の中間部及び鉛直部41bの上下方向の中間部及び上部には複数の屈曲部41a1,41b1,41b2が形成されており、これら屈曲部41a1,41b1,41b2は加熱器41を通過する燃焼ガスの熱膨張による歪みを抑えるとともに、加熱器41の表面積を増やして熱交換を高める機能を有している。また、上側の屈曲部41b2は蒸気発生容器31内にて所定の水位の水よりも高い位置に形成されており、屈曲部41b2は蒸気発生容器31内で発生した蒸気を更に過熱蒸気となるように加熱する機能を有している。鉛直部41bの上側には煙突部41cが接続されており、加熱器41を通過した燃焼ガスは煙突部41cによってハウジング11の上側に排出される。
加熱器41の水平部41a内にはバーナ42が設けられており、バーナ42は加熱器41の内部で混合ガスを燃焼させた高温の燃焼ガスを発生させる。バーナ42には混合管43が接続されており、混合管43には給気管44とガス供給管46とが接続されている。給気管44にはブロアファン45が接続されており、ブロアファン45は給気管44を介して混合管43に燃焼用空気を送るものである。なお、ブロアファン45のブラケット45aには温度センサ17が取り付けられており、機械室13の温度は温度センサ17によって検出される。
ガス供給管46には図示しない都市ガスの供給源またはプロパンガスの供給源が接続されている。ガス供給管46にはガスバルブ46aが介装されており、ガスバルブ46aの開閉により燃料用ガスの供給及び供給の遮断がされる。ガス供給管46には均圧弁46bが介装されており、均圧弁46bは圧力検出管46cによって接続された給気管44から供給される空気の供給圧力に応じて燃料用ガスの供給量を調整するものである。
筒形の加熱器41内にはバーナ42により発生させる燃焼ガスを加熱器41の内周面に沿って通過させる燃焼ガスガイド47が収容されている。燃焼ガスガイド47はアルミナ等の熱伝導率の低く耐熱性の高いセラミック材よりなり、上下が開口した略円筒形をした上側部47aと、下部が下方に向かって細くなる円錐形をした円錐部47cを有した略円筒形をした下側部47bとからなり、上側部47aと下側部47bは加熱器41の鉛直部41bに隙間を設けて挿通可能な径をしている。燃焼ガスガイド47の上側部47a及び下側部47bの円錐部47cを除いた外周面には外側に突出する4つの突条47dが軸線方向に延出して形成されており、これら突条47dは周方向に均等間隔に配置されている。燃焼ガスガイド47はこれら突条47dによって加熱器41の鉛直部41bに同心的に配置され、加熱器41の鉛直部41bの内周面と燃焼ガスガイド47の外周面との間には周方向に一定の幅の燃焼ガスの通路が形成されるようになる。下側部47bの円錐部47cには貫通孔47eが形成されており、貫通孔47eは燃焼ガスの一部を燃焼ガスガイド47内に導入して燃焼ガスガイド47の内部が外側と比べて負圧となるのを防ぐ機能を有している。
燃焼ガスガイド47の上側部47aの上縁部には防音キャップ48が設けられており、防音キャップ48は加熱器41の内周面と燃焼ガスガイド47の外周面に沿って上昇した燃焼ガスが燃焼ガスガイド47の内側に巻き込まれるのを防ぐ機能を有している。防音キャップ48は下縁部が燃焼ガスガイド47の上側部47aの上縁部に嵌合されており、防音キャップ48の下縁部より上側の外周面48aは上方に向けて細くなるようにした円錐台形をしている。防音キャップ48の水平方向の中央部には上下方向に延びる通気孔48bが形成されており、通気孔48bは燃焼ガスガイド47の円錐部47cから導入した燃焼ガスを防音キャップ48の上側に送り出するためのものである。
機械室13には加熱調理器10の作動を制御する制御装置50が設けられており、図6に示したように、制御装置50は、対流ファン15(特にファンモータ15b)、温度センサ16、燃焼装置20、蒸気発生装置30に接続されている。制御装置50はマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続されたCPU、RAM、ROM及びタイマ(いずれも図示省略)を備えている。制御装置50は、ROMに調理庫12内の食材を加熱調理する調理プログラムを備えている。調理プログラムは、対流ファン15と燃焼装置20とを作動させて対流する熱風により食材を加熱調理するホットエアーモード調理プログラムと、対流ファン15と蒸気発生装置30を作動させて対流する蒸気により食材を加熱調理するスチームモード調理プログラムと、対流ファン15と燃焼装置20と蒸気発生装置30を作動させて対流する蒸気を含んだ熱風により食材を加熱調理するコンビモード調理プログラムとの3種類のモードよりなる調理プログラムを備えている。
この加熱調理器10でコンビモードの調理プログラムを実行させたときの作動について説明する。調理庫12の加熱のために、燃焼装置20を作動させるときには、先ずガスバルブ22aを開放させ、ブロアファン21のファンモータを作動させる。ブロアファン21の作動により燃焼用空気が送風管21aから混合管23に導入されるとともに、均圧弁22bにより送風管21aの燃焼用空気の供給圧力に応じて風量を調整された燃料ガスがガス供給管22から混合管23に導入される。燃焼用空気と燃料ガスの混合された混合ガスが混合管23からバーナ24に送られ、この混合ガスはバーナ24によって燃焼して燃焼ガスとなる。燃焼ガスは加熱管25を通ってハウジング11外に排気される。このとき、調理庫12内の加熱管25の周囲の空気は加熱管25内を通過する燃焼ガスと熱交換により加熱され、この加熱された空気は対流ファン15のファン羽根15aの回転によって熱風となって調理庫12内を対流する。
また、蒸気発生装置30では、燃焼装置20と同様に燃焼装置40を作動させると、混合ガスが加熱器41の水平部41a内でバーナ42によって燃焼されて高温の燃焼ガスとなり、燃焼ガスは加熱器41の水平部41aから鉛直部41bを上昇する。燃焼ガスは加熱器41の鉛直部41bの内周面と燃焼ガスガイド47の外周面との間を通過し、加熱器41の周囲の蒸気発生容器31内の水を加熱する。鉛直部41bを上昇した燃焼ガスは燃焼ガスガイド47の上縁部に設けた防音キャップ48により燃焼ガスガイド47の内側に巻き込まれることなく、防音キャップ48の円錐台形をした外周面48aに沿って上側に上昇し、煙突部41cを通ってハウジング11の上側に排出される。
蒸気発生容器31内の水は加熱器41を通過する燃焼ガスによって加熱されて湯となってさらに蒸気となる。蒸気発生容器31内で発生した蒸気は遮蔽板35の蒸気の通路35b,35cから遮蔽板35と蒸気発生容器31の傾斜部31aとの間に流入し、蒸気の導出口31bから蒸気送出筒体34によって調理庫12に送られる。蒸気発生容器31内の湯は液面から上側に沸き上がり、特に加熱器41の鉛直部41bの周囲で激しく沸き上がる。このとき、遮蔽板35の蒸気の通路35bは蒸気発生容器31内で湯が激しく沸き上がる加熱器41の鉛直部41bから離れた位置に設けられているので、沸き上がる湯は蒸気の通路35bから遮蔽板35の内側に流入しにくくなっている。また、遮蔽板35は加熱器41の鉛直部41b側となる後側(一方側)を閉塞させた状態としているので、加熱器41の鉛直部41bの周囲で沸き上がって周囲に飛び散る湯は遮蔽板35によって導出口31bに流入しない。また、蒸気発生容器31内の湯は蒸気の導出口31bの下側でも上方に沸き上がるが、蒸気の導出口31bの鉛直方向の下側には遮蔽板35が配置されているので、沸き上がった湯は遮蔽板35によって導出口31bに流入しない。さらに、蒸気の通路35b,35cから遮蔽板35の上側に湯が流入しても、遮蔽板35は後側から前側に向けて下側に傾斜しているため、遮蔽板35の上側の湯は滞留することなく流れ落ちて、遮蔽板35の上側の湯が蒸気とともに蒸気の導出口31bから導出されにくくなっている。
上記のように構成した蒸気発生装置30においては、蒸気発生容器31内に後側部(一方の側部)に加熱器41の鉛直部41bを寄せて立設させ、蒸気発生容器31内の前側部の上部(他方の側部の上部)には蒸気の導出口31bを備え、蒸気発生容器31の導出口31bの鉛直方向の下側には隙間を介して遮蔽板35を設けた。遮蔽板35は加熱器41側の後側(一方側)を閉塞させた状態とし、加熱器41と反対側となる少なくとも前側(他方側)として、遮蔽板35の前下縁と蒸気発生容器31の前壁との間に蒸気の通路35bを設けた。
蒸気発生容器31内で加熱器41の特に鉛直部41bにより加熱されて発生した蒸気は、遮蔽板35の加熱器41の鉛直部41bと反対側となる前側(他方側)と蒸気発生容器31の前壁(周壁)との間の蒸気の通路35bと、遮蔽板35の右側縁と蒸気発生容器31の右壁との間の蒸気の通路35cを通り、遮蔽板35と蒸気発生容器31の上部の蒸気の導出口31bとの間に導かれ、蒸気の導出口31bから導出される。これに対し、蒸気発生容器31内の加熱器41の鉛直部41bの周囲で湯が沸き上がり、沸き上がった湯が加熱器41の鉛直部41bの配置されてない前側部(他方の側部)に飛び散っても、湯が遮蔽板45により導出口31bに流入するのが妨げられる。また、蒸気発生容器31内の加熱器41の鉛直部41bと反対側の前側(他方側で)でも湯が沸き上がるものの、蒸気の導出口31bの鉛直方向の下側には遮蔽板35が設けられているので、沸き上がった湯は遮蔽板35によって導出口31bに流入するのが妨げられる。これにより、蒸気発生容器31の蒸気の導出口31bから蒸気とともに湯が導出されないようにすることができた。また、遮蔽板35は加熱器41の鉛直部41bを立設させた側(一方側であり本実施形態では後部側)から反対側(他方側であり本実施形態では前部側)に向けて下側に傾斜させた。このようにしたことで、蒸気の通路35bから遮蔽板35の上側に湯が流入したとしても、流入した湯は遮蔽板35から流れ落ちるようになり、遮蔽板35の上側に湯が残りにくくすることができた。
この実施形態の蒸気発生装置においては、蒸気発生容器31の一方の側部を後側部とし、他方の側部を前側部としたが、本発明はこれに限られるものでなく、蒸気発生容器31の一方の側部を前側部、左側部まはた右側部とし、他方の側部を後側部、右側部または左側部としてもよい。
この実施形態の蒸気発生装置においては、加熱器41は燃焼ガスを通過させることにより蒸気発生容器31内の水を加熱するものであるが、本発明はこれに限られるものでなく、加熱器に電気抵抗により発熱させる電熱線を用いたもの、誘導加熱により発熱させる加熱体を用いたものであってもよい。
30…蒸気発生装置、31…蒸気発生容器、31b…蒸気の導出口、35…遮蔽板、35b…蒸気の通路、41…加熱器。

Claims (2)

  1. 所定の水位の水を貯えて蒸気を発生させる蒸気発生容器と、
    前記蒸気発生容器内の一方の側部に寄せて立設させて、前記蒸気発生容器内の水を加熱する加熱器と、
    前記蒸気発生容器の他方の側部の上部に設けた蒸気の導出口とを備えた蒸気発生装置であって、
    前記蒸気発生容器内の他方の側部の上部には前記導出口の鉛直方向の下側を隙間を介して覆う遮蔽板を設け、
    前記遮蔽板は前記加熱器側の一方側を閉塞させた状態とし、前記加熱器と反対側となる他方側に蒸気の通路を設けたことを特徴とする蒸気発生装置。
  2. 請求項1に記載の蒸気発生装置において、
    前記遮蔽板は前記一方側から前記他方側に向けて下側に傾斜させたことを特徴とする蒸気発生装置。
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