JP2018135876A5 - - Google Patents

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上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
空気を吹き出す遠心送風機
回転軸(14)と、
回転軸に固定され、回転軸とともに回転するターボファン(18)とを備え、
ターボファンは、
回転軸のまわりに配置された複数枚の翼(52)と、
複数枚の翼のそれぞれの回転軸方向(DRa)の一方側に位置する一方側翼端部(521)に連結され、空気が吸い込まれる吸気孔(54a)が形成された環形状のシュラウドリング(54)と、
複数枚の翼のそれぞれの回転軸方向の他方側に位置する他方側翼端部(522)に連結され、回転軸に固定された主板(60、161)とを有し、
複数枚の翼のそれぞれの翼は、シュラウドリングよりもターボファンの径方向の内側に位置する縁部である前縁部(525)と、翼のうちターボファンの径方向の外側に位置する縁部である後縁部(526)とを有し、
前縁部は、前縁部のうち回転軸方向の他方側に位置する他方側領域(R1)と、前縁部のうち他方側領域よりも回転軸方向の一方側に位置する一方側領域(R2)とを有し、
一方側領域は、後縁部よりも回転軸方向の一方側に位置し、
前縁部のうち一部のみに、かつ、一方側領域と他方側領域とのうち少なくとも一方側領域に、数の段差部(53)が設けられており、
複数の段差部のそれぞれの段差部は、第1面(531)と、第2面(532)と、第3面(533)とを有し、
第1面は、径方向の外側から径方向の内側に向かって延びており、
第2面は、径方向の外側から径方向の内側に向かって延びており、第1面よりも回転軸方向の他方側に位置し、
第3面は、第1面と第2面とに段差を形成するように、第1面と第2面とをつないでおり、
第3面のうち第1面および第2面のそれぞれとつながる端部(533a、533b)を除く部分(533c)は、回転軸方向に平行に、または、回転軸方向の一方側から回転軸方向の他方側に向かうにつれて径方向の内側に位置するように、延びている。
また、請求項3に記載の発明では、
空気を吹き出す遠心送風機は、
回転軸(14)と、
回転軸に固定され、回転軸とともに回転するターボファン(18)とを備え、
ターボファンは、
回転軸のまわりに配置された複数枚の翼(52)と、
複数枚の翼のそれぞれの回転軸方向(DRa)の一方側に位置する一方側翼端部(521)に連結され、空気が吸い込まれる吸気孔(54a)が形成された環形状のシュラウドリング(54)と、
複数枚の翼のそれぞれの回転軸方向の他方側に位置する他方側翼端部(522)に連結され、回転軸に固定された主板(60、161)とを有し、
複数枚の翼のそれぞれの翼は、シュラウドリングよりもターボファンの径方向の内側に位置する縁部である前縁部(525)と、翼のうちターボファンの径方向の外側に位置する縁部である後縁部(526)とを有し、
前縁部は、前縁部のうち回転軸方向の他方側に位置する他方側領域(R1)と、前縁部のうち他方側領域よりも回転軸方向の一方側に位置する一方側領域(R2)とを有し、
一方側領域は、後縁部よりも回転軸方向の一方側に位置し、
前縁部のうち一部のみに、かつ、一方側領域と他方側領域とのうち少なくとも一方側領域に、1つまたは複数の段差部(53)が設けられており、
1つまたは複数の段差部のそれぞれの段差部は、第1面(531)と、第2面(532)と、第3面(533)とを有し、
第1面は、径方向の外側から径方向の内側に向かって延びており、
第2面は、径方向の外側から径方向の内側に向かって延びており、第1面よりも回転軸方向の他方側に位置し、
第3面は、第1面と第2面とに段差を形成するように、第1面と第2面とをつないでおり、
第3面のうち第1面および第2面のそれぞれとつながる端部(533a、533b)を除く部分(533c)は、回転軸方向に平行に、または、回転軸方向の一方側から回転軸方向の他方側に向かうにつれて径方向の内側に位置するように、延びており、
複数枚の翼のそれぞれの翼は、翼のうちターボファンの回転方向(DRf)の前方側に位置する正圧面(523)と、翼のうち回転方向の後方側に位置する負圧面(524)とを有し、
第2面は、正圧面側から負圧面側に向かうにつれて回転軸方向の他方側に位置するように、延びている。
また、請求項5に記載の発明では、
空気を吹き出す遠心送風機は、
回転軸(14)と、
回転軸に固定され、回転軸とともに回転するターボファン(18)とを備え、
ターボファンは、
回転軸のまわりに配置された複数枚の翼(52)と、
複数枚の翼のそれぞれの回転軸方向(DRa)の一方側に位置する一方側翼端部(521)に連結され、空気が吸い込まれる吸気孔(54a)が形成された環形状のシュラウドリング(54)と、
複数枚の翼のそれぞれの回転軸方向の他方側に位置する他方側翼端部(522)に連結され、回転軸に固定された主板(60、161)とを有し、
複数枚の翼のそれぞれの翼は、シュラウドリングよりもターボファンの径方向の内側に位置する縁部である前縁部(525)と、翼のうちターボファンの径方向の外側に位置する縁部である後縁部(526)とを有し、
前縁部は、前縁部のうち回転軸方向の他方側に位置する他方側領域(R1)と、前縁部のうち他方側領域よりも回転軸方向の一方側に位置する一方側領域(R2)とを有し、
一方側領域は、後縁部よりも回転軸方向の一方側に位置し、
前縁部のうち一部のみに、かつ、一方側領域と他方側領域とのうち少なくとも一方側領域に、1つまたは複数の段差部(53)が設けられており、
複数枚の翼のそれぞれの翼は、翼のうちターボファンの回転方向(DRf)の前方側に位置する正圧面(523)と、翼のうち回転方向の後方側に位置する負圧面(524)とを有し、
1つまたは複数の段差部のそれぞれの段差部は、段差部のうち負圧面側かつ径方向の内側に位置する負圧面側端部(536)を有し、
段差部のうち径方向の内側に最も位置する点(P1)を通り、かつ、回転軸の中心を円の中心とする仮想円(VC1)に対して、負圧面側端部は、仮想円上または仮想円よりも径方向の外側に位置する。
請求項1、3、5に記載の発明によれば、段差部が設けられていない場合と比較して、翼の負圧面側を流れる空気流れを負圧面に近づけることができる。このため、翼の負圧面のうちシュラウドリング側に生じる空気流れの剥離を抑制することができる。
これに対して、請求項1に記載の発明によれば、数の段差部は、前縁部のうち一部のみに設けられている。請求項3、5に記載の発明によれば、1つまたは複数の段差部は、前縁部のうち一部のみに設けられている。このため、請求項1、3、5に記載の発明によれば、複数の段差部が前縁部の全域にわたって設けられている場合と比較して、翼の仕事量の減少を抑制することができる。さらに、請求項1に記載の発明によれば、数の段差部は、一方側領域と他方側領域とのうち少なくとも一方側領域に設けられている。請求項3、5に記載の発明によれば、1つまたは複数の段差部は、一方側領域と他方側領域とのうち少なくとも一方側領域に設けられている。一方側領域は、後縁部よりも回転軸方向の一方側に位置する。すなわち、一方側領域は、前縁部のうちシュラウドリングに近い側に位置する。このため、請求項1、3、5に記載の発明によれば、シュラウドリング側に生じる空気流れの剥離を抑制する効果を十分に得ることができる。

Claims (6)

  1. 空気を吹き出す遠心送風機であって、
    回転軸(14)と、
    前記回転軸に固定され、前記回転軸とともに回転するターボファン(18)とを備え、
    前記ターボファンは、
    前記回転軸のまわりに配置された複数枚の翼(52)と、
    前記複数枚の翼のそれぞれの回転軸方向(DRa)の一方側に位置する一方側翼端部(521)に連結され、空気が吸い込まれる吸気孔(54a)が形成された環形状のシュラウドリング(54)と、
    前記複数枚の翼のそれぞれの前記回転軸方向の他方側に位置する他方側翼端部(522)に連結され、前記回転軸に固定された主板(60、161)とを有し、
    前記複数枚の翼のそれぞれの翼は、前記シュラウドリングよりも前記ターボファンの径方向の内側に位置する縁部である前縁部(525)と、前記翼のうち前記ターボファンの径方向の外側に位置する縁部である後縁部(526)とを有し、
    前記前縁部は、前記前縁部のうち前記回転軸方向の前記他方側に位置する他方側領域(R1)と、前記前縁部のうち前記他方側領域よりも前記回転軸方向の前記一方側に位置する一方側領域(R2)とを有し、
    前記一方側領域は、前記後縁部よりも前記回転軸方向の前記一方側に位置し、
    前記前縁部のうち一部のみに、かつ、前記一方側領域と前記他方側領域とのうち少なくとも前記一方側領域に、数の段差部(53)が設けられており、
    前記複数の段差部のそれぞれの段差部は、第1面(531)と、第2面(532)と、第3面(533)とを有し、
    前記第1面は、前記径方向の外側から前記径方向の内側に向かって延びており、
    前記第2面は、前記径方向の外側から前記径方向の内側に向かって延びており、前記第1面よりも前記回転軸方向の前記他方側に位置し、
    前記第3面は、前記第1面と前記第2面とに段差を形成するように、前記第1面と前記第2面とをつないでおり、
    前記第3面のうち前記第1面および前記第2面のそれぞれとつながる端部(533a、533b)を除く部分(533c)は、前記回転軸方向に平行に、または、前記回転軸方向の前記一方側から前記回転軸方向の前記他方側に向かうにつれて前記径方向の内側に位置するように、延びている遠心送風機。
  2. 前記数の段差部(53)は、前記一方側領域と前記他方側領域とのうち前記一方向側領域のみに設けられている請求項に記載の遠心送風機。
  3. 空気を吹き出す遠心送風機であって、
    回転軸(14)と、
    前記回転軸に固定され、前記回転軸とともに回転するターボファン(18)とを備え、
    前記ターボファンは、
    前記回転軸のまわりに配置された複数枚の翼(52)と、
    前記複数枚の翼のそれぞれの回転軸方向(DRa)の一方側に位置する一方側翼端部(521)に連結され、空気が吸い込まれる吸気孔(54a)が形成された環形状のシュラウドリング(54)と、
    前記複数枚の翼のそれぞれの前記回転軸方向の他方側に位置する他方側翼端部(522)に連結され、前記回転軸に固定された主板(60、161)とを有し、
    前記複数枚の翼のそれぞれの翼は、前記シュラウドリングよりも前記ターボファンの径方向の内側に位置する縁部である前縁部(525)と、前記翼のうち前記ターボファンの径方向の外側に位置する縁部である後縁部(526)とを有し、
    前記前縁部は、前記前縁部のうち前記回転軸方向の前記他方側に位置する他方側領域(R1)と、前記前縁部のうち前記他方側領域よりも前記回転軸方向の前記一方側に位置する一方側領域(R2)とを有し、
    前記一方側領域は、前記後縁部よりも前記回転軸方向の前記一方側に位置し、
    前記前縁部のうち一部のみに、かつ、前記一方側領域と前記他方側領域とのうち少なくとも前記一方側領域に、1つまたは複数の段差部(53)が設けられており、
    前記1つまたは複数の段差部のそれぞれの段差部は、第1面(531)と、第2面(532)と、第3面(533)とを有し、
    前記第1面は、前記径方向の外側から前記径方向の内側に向かって延びており、
    前記第2面は、前記径方向の外側から前記径方向の内側に向かって延びており、前記第1面よりも前記回転軸方向の前記他方側に位置し、
    前記第3面は、前記第1面と前記第2面とに段差を形成するように、前記第1面と前記第2面とをつないでおり、
    前記第3面のうち前記第1面および前記第2面のそれぞれとつながる端部(533a、533b)を除く部分(533c)は、前記回転軸方向に平行に、または、前記回転軸方向の前記一方側から前記回転軸方向の前記他方側に向かうにつれて前記径方向の内側に位置するように、延びており、
    前記複数枚の翼のそれぞれの翼は、前記翼のうち前記ターボファンの回転方向(DRf)の前方側に位置する正圧面(523)と、前記翼のうち前記回転方向の後方側に位置する負圧面(524)とを有し、
    前記第2面は、前記正圧面側から前記負圧面側に向かうにつれて前記回転軸方向の前記他方側に位置するように、延びている遠心送風機。
  4. 前記1つまたは複数の段差部(53)は、前記一方側領域と前記他方側領域とのうち前記一方向側領域のみに設けられている請求項に記載の遠心送風機。
  5. 空気を吹き出す遠心送風機であって、
    回転軸(14)と、
    前記回転軸に固定され、前記回転軸とともに回転するターボファン(18)とを備え、
    前記ターボファンは、
    前記回転軸のまわりに配置された複数枚の翼(52)と、
    前記複数枚の翼のそれぞれの回転軸方向(DRa)の一方側に位置する一方側翼端部(521)に連結され、空気が吸い込まれる吸気孔(54a)が形成された環形状のシュラウドリング(54)と、
    前記複数枚の翼のそれぞれの前記回転軸方向の他方側に位置する他方側翼端部(522)に連結され、前記回転軸に固定された主板(60、161)とを有し、
    前記複数枚の翼のそれぞれの翼は、前記シュラウドリングよりも前記ターボファンの径方向の内側に位置する縁部である前縁部(525)と、前記翼のうち前記ターボファンの径方向の外側に位置する縁部である後縁部(526)とを有し、
    前記前縁部は、前記前縁部のうち前記回転軸方向の前記他方側に位置する他方側領域(R1)と、前記前縁部のうち前記他方側領域よりも前記回転軸方向の前記一方側に位置する一方側領域(R2)とを有し、
    前記一方側領域は、前記後縁部よりも前記回転軸方向の前記一方側に位置し、
    前記前縁部のうち一部のみに、かつ、前記一方側領域と前記他方側領域とのうち少なくとも前記一方側領域に、1つまたは複数の段差部(53)が設けられており、
    前記複数枚の翼のそれぞれの翼は、前記翼のうち前記ターボファンの回転方向(DRf)の前方側に位置する正圧面(523)と、前記翼のうち前記回転方向の後方側に位置する負圧面(524)とを有し、
    前記1つまたは複数の段差部のそれぞれの段差部は、前記段差部のうち前記負圧面側かつ前記径方向の内側に位置する負圧面側端部(536)を有し、
    前記段差部のうち前記径方向の内側に最も位置する点(P1)を通り、かつ、前記回転軸の中心を円の中心とする仮想円(VC1)に対して、前記負圧面側端部は、前記仮想円上または前記仮想円よりも前記径方向の外側に位置する遠心送風機。
  6. 前記1つまたは数の段差部のそれぞれの段差部は、前記段差部のうち前記正圧面側かつ前記径方向の内側に位置する正圧面側端部(535)を有し、
    前記正圧面側端部と前記負圧面側端部とのそれぞれは湾曲しており、
    前記負圧面側端部の曲がり具合は、前記正圧面側端部の曲がり具合よりも緩やかである請求項5に記載の遠心送風機。
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