JP2018134679A - 生型砂の注水混練システム - Google Patents

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Abstract

【課題】生型砂への注水量をより適切に制御して、より安定した性状を有する混練砂を作成する注水混練システムを提供すること。【解決手段】生型砂の注水混練システムであって、計量された生型砂を貯留する計量ホッパと、生型砂と水とを混練する混練機と、計量ホッパ内の生型砂を混練機に放出し、又は、放出を遮断する砂投入手段と、混練機内の生型砂に対して注水を行う注水装置と、一対の電極で構成され、計量ホッパ内に貯留された生型砂の水分量を電極間の電位差を測定することにより測定する水分センサと、水分センサの出力に基づいて注水装置による注水量を制御し、砂投入手段を制御する混練制御装置と、を備えたこと、を特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、生型砂の注水混練システムに関する。
従来から、鋳物砂にベントナイト等の添加剤(粘結剤)が加えられた生型砂に水を注水し、混練する混練機が知られている(例えば、特許文献1参照)
特開2013−237086号公報
以前より、生型砂への注水量をより適切に制御して、より安定した性状を有する混練砂を作成する注水混練システムが望まれていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、生型砂への注水量をより適切に制御して、より安定した性状を有する混練砂を作成する注水混練システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明における注水混練システムは、計量された生型砂を貯留する計量ホッパと、生型砂と水とを混練する混練機と、前記計量ホッパ内の生型砂を前記混練機に放出し、又は、放出を遮断する砂投入手段と、前記混練機内の生型砂に対して注水を行う注水装置と、一対の電極で構成され、前記計量ホッパ内に貯留された生型砂の水分量を前記電極間の電位差を測定することにより測定する水分センサと、前記水分センサの出力に基づいて前記注水装置による注水量を制御し、砂投入手段を制御する混練制御装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、生型砂と水の割合を調整し、生型砂への注水量をより適切に制御して、より安定した性状を有する混練砂を作成することができるという効果を奏する。
本実施の形態に係る生型砂の注水混練システムの正面図である 生型砂の注水混練システムの機能構成を表すブロック図である。 混練制御装置と、計量ホッパ、砂投入シリンダ、注水ユニット、水分センサ、及び、温度センサとの関係を表すブロック図である。 注水ユニットを表す図である。 注水ユニットによる注水の仕組みを説明する図である。 図1のA−A矢視断面図である。 水分センサの電極の詳細を表す図である。 水分センサの一対の電極間の水平距離をAからBに変更することが可能なことを表す図である。 水分センサ(一対の電極)と水分量算出部の構成を表す図である。 調整を終了した直後と2週間稼働した後に水分センサが測定した水分電圧と実測水分の関係を示すグラフである。 水分センサが測定した水分電圧と実測水分の関係を示すグラフである。 一対の電極間の距離と水分電圧の関係を示すグラフである。 本実施の形態に係る注水混練システムを用いた生型砂の混練方法を示すフローチャートである。 砂計量方法を示すフローチャートである。 注水ユニットの操作方法を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明による生型砂の注水混練システムを実施するための形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態に係る生型砂の注水混練システムの正面図である。また、図2は、生型砂の注水混練システムの機能構成を表すブロック図である。注水混練システム1は、生型砂に粘結剤と水を加えて、それらを混合して一定の性状を有する混練砂を作製する。注水混練システム1は、混練ユニット2、計量ホッパ3、砂投入シリンダ4、粘結剤投入装置5、CBコントローラ6、注水ユニット7、水分センサ8、及び、温度センサ9を備えている。
混練ユニット2は、混練機10、及び、混練制御装置11を備えている。混練機10は、計量ホッパ3から投入された生型砂に、粘結剤投入装置5から放出された粘結剤と、注水ユニット7から注水された水とを加えて混練し、混練砂を作製する。
混練制御装置11は、砂投入シリンダ4の開く動作、注水ユニット7の注水動作、及び、混練機10の動作を制御する。混練制御装置11は、計量ホッパ3内に貯留された生型砂の量、計量ホッパ3内に設置された水分センサ8の水分測定値、及び、計量ホッパ3内に設置された温度センサ9の温度測定値に基づいて、注水ユニット7が注水する水の量を決定することにより、混練機10内の生型砂の水分量を制御する。混練制御装置11は、水分センサ8の測定値及び温度センサ9の測定値から生型砂の水分量を算出する水分量算出部12を備えている。水分量算出部12については、後ほど水分センサ8及び温度センサ9の説明時に詳細に説明する。混練制御装置11は、砂投入信号及び注水要求信号を発信する。
図3は、混練制御装置11と、計量ホッパ3、砂投入シリンダ4、注水ユニット7、水分センサ8、及び、温度センサ9との関係を表すブロック図である。混練制御装置11は、水分センサ8から水分測定値、温度センサ9から温度測定値、及び、計量ホッパ3から計量完了信号を受信する。また、混練制御装置11は、砂投入シリンダ4に、砂投入シリンダ4を開いて生型砂の混練機10への投入を指示する砂投入信号、及び、注水ユニット7に、注水及び注水量を指示する注水要求信号を送信する。混練制御装置11は、計量ホッパ3、砂投入シリンダ4、注水ユニット7、水分センサ8、及び、温度センサ9と電気的に接続された、例えば、コンピューター、又は、PLCである。
計量ホッパ3は、計量ホッパ3に備えられた砂計量手段(図示せず)で生型砂を計量し、貯留する。そして、計量ホッパ3は、生型砂の計量完了後、混練制御装置11に計量完了信号を発信する。なお、本実施の形態において生型砂の計量は、計量ホッパ3にて行っているが、別に砂計量を行う装置を備え、本計量ホッパ3を計量された生型砂の貯留のみに使用することも可能である。計量ホッパ3は、混練機10の上部に配置される。なお、砂計量手段は混練機10の起動信号を受けて作動するが、その他、作業者の手動信号での作動等もある。
砂投入シリンダ4は、混練制御装置11からの指示に基づき計量ホッパ3と混練機10の間を開き、タイマー制御により一定の時間が経過した後、計量ホッパ3と混練機10の間を閉じる。具体的には、砂投入シリンダ4を開くことにより計量ホッパ3内の生型砂を混練機10へ放出し、生型砂の混練機10への投入後に砂投入シリンダ4を閉じることにより、次の混練バッチ用に計量ホッパ3に新たに生型砂を計量したとき計量ホッパ3から混練機10へ生型砂が流入することを防ぐ。砂投入シリンダ4は、計量ホッパ3と混練機10との間に設置される。
粘結剤投入装置5は、混練制御装置11からの指示、又は、作業者からの指示により、粘結剤を混練機10内へ放出する。粘結剤投入装置5は、図示されていないが、混練機10の上部に配置される。なお、本実施の形態では、粘結剤としてベントナイトを用いる。
CBコントローラ6は、混練された砂の性状であるCB値(コンパクタビリティ値)を測定するとともに、混練された砂が所望のCB値か否かを判断し、混練砂が所望のCB値ではない場合、追加注水を指示する。CBコントローラ6は、コンピューター、又は、PLCを有している。
(注水ユニット)
注水ユニット7は、水を混練機10内に注水し、混練ユニット2内の生型砂と粘結剤に対して最適の注水量を添加する。図4は、注水ユニット7を表す図である。また、図5は、注水ユニット7による注水の仕組みを説明する図である。注水ユニット7は、注水装置13、及び、注水制御装置14を備えている。
注水装置13は、水源からの水を混練機10へ注水する。注水装置13は、注水タンク15、給水バルブ16、満レベル計17、加圧バルブ18、注水バルブ小19、注水バルブ大20、及び、デジタル流量計21を備えている。
注水タンク15は、水道管等の水源からの水を蓄える。給水バルブ16は、弁(バルブ)を開閉することにより注水タンク15へ供給する水の量を調整する。給水バルブ16は、水源と注水タンク15との間に設けられる。満レベル計17は、注水タンク15内の水の量が満杯の状態であるかを測定する。満レベル計17は、注水タンク15の、注水タンク15内の水が満杯になった時の水面と同じ高さの位置に設けられる。加圧バルブ18は、弁(バルブ)を開閉することにより注水タンク15内を加圧する圧縮空気の量を調整する。加圧バルブ18は、圧縮空気源と注水タンク15との間に設けられる。
注水バルブ小19及び注水バルブ大20は、弁(バルブ)を開閉することにより注水タンク15から混練機10へ流れる水の量を調整する。注水バルブ小19及び注水バルブ大20は、注水タンク15と混練機10の間で並列に接続される。デジタル流量計21は、注水タンク15から放出される水の流量を測定する。デジタル流量計21は、注水バルブ小19及び注水バルブ大20より下流の位置に配置される。そして、注水タンク15内の水は、注水バルブ小19及び注水バルブ大20、及び、デジタル流量計21を経由し、混練機10へ注水される。
ここで、弁が開いている時に、注水バルブ小19に流れる水の量が注水バルブ大20に流れる水の量より少なくなるように設定する。例えば、注水バルブ小19に流れる水の量と注水バルブ大20に流れる水の量の流量比を、1:2から1:10の間に設定する。
注水制御装置14は、注水装置13を制御し、注水タンク15へ水を供給する。また、注水制御装置14は、混練制御装置11からの注水要求信号に基づいて注水装置13を制御し、注水タンク15から混練機10へ注水する水の量を調整する。具体的には、給水バルブ16の開閉を制御することにより、注水タンク15へ水を供給し、加圧バルブ18、注水バルブ小19、及び、注水バルブ大20の開閉を制御することにより、混練機10へ注水する水の量を調整する。
次に、注水ユニット7が水源から注水タンク15へ水を供給する仕組みを説明する。初めに、混練機10が起動すると、注水制御装置14は、満レベル計17により、注水タンク15内の水の量が満杯の状態であるかを測定する。そして、注水タンク15内の水の量が満杯の状態でない場合、注水制御装置14は、給水バルブ16を開くように指示し、その結果、給水バルブ16が開かれ、注水タンク15への水の供給が開始される。注水タンク15内の水の量が満杯の状態となると、注水制御装置14は、給水バルブ16を閉じるように指示し、その結果、給水バルブ16が閉じられ、注水タンク15への水の供給が終了する。なお、混練機10の起動時点で、注水タンク15内の水の量が満杯の状態である場合は、注水制御装置14は、特に何も指示をしない。
さらに、注水ユニット7が注水タンク15から混練機10へ水を注水した後にも、注水制御装置14は、満レベル計17により、注水タンク15内の水の量が満杯の状態であるかを監視する。混練機10の起動中は、注水制御装置14は、混練機10への水の注水時以外、常に、注水タンク15内の水の量が満杯の状態であるように、注水タンク15内の水の量を制御する。
次に、注水ユニット7が注水タンク15から混練機10へ水を注水する仕組みを説明する。初めに、注水制御装置14は、混練制御装置11から注水要求信号を受信すると、加圧バルブ18を開くように指示し、その結果、圧縮空気が注水タンク15へ供給され注水タンク15内部が加圧される。次に、注水制御装置14は、注水バルブ小19及び注水バルブ大20を開くように指示し、その結果、注水バルブ小19及び注水バルブ大20が開かれ、混練機10への注水が開始される。デジタル流量計21は、注水量を積算し、その値が当初予定した必要注水量に対する設定注水量に達した時、大流量が流れている注水バルブ大20が閉じられて、少流量が流れている注水バルブ小19だけで注水が継続される。
注水制御装置14が注水バルブ小19に対して閉信号を発信してから、注水バルブ小19による注水が止まるまでの水量は、予め把握されている。そして、積算された注水量が、目標水量からその注水が止まるまでの水量を減じた量になったときに、注水制御装置14は注水バルブ小19の閉信号を発信する。なお、注水が止まるまでの水量は必ずしも測定によって把握する必要は無く、目標水量に対する注水完了時のデジタル流量計21の計測値により加減してもよい。これらの工程により、注水装置13における水圧の変化や配管の詰まりが生じても正確な注水が可能になる。注水の完了後、注水制御装置14は、加圧バルブ18を閉じるように指示し、その結果、圧縮空気が注水タンク15から排出され、注水タンク15内部の圧力は加圧前の状態に戻る。
なお、本実施の形態では、デジタル流量計21は、注水バルブ小19及び注水バルブ大20の下流に配置されるが、注水バルブ小19及び注水バルブ大20から注水タンク15までの経路上に配置されても良い。すなわち、デジタル流量計21が注水タンク15から放出される水の流量を測定した後、注水バルブ小19及び注水バルブ大20に水が流れるようにしても良い。
(水分センサ及び温度センサ)
図6は、図1のA−A矢視断面図である。また、図7は、水分センサ8の電極の詳細を表す図である。水分センサ8は、計量ホッパ3内に投入された砂の水分量を測定する。水分センサ8は、一対の棒状の電極22からなり、これら一対の電極間の水分を測定する。
水分センサ8(一対の電極22)は、計量ホッパ3の上部に設けられた水分センサ支持装置23に絶縁物を介して計量ホッパ3内に取り付けられる。水分センサ支持装置23には長穴が切ってあり、横方法に移動することが可能であり、水分センサ8自体はパイプクランプで挟んでいるため上下方向に移動することも可能である。よって、水分センサ支持装置23は、水分センサ8(一対の電極22)の計量ホッパ3に対する設置の高さと水分センサ8(一対の電極22)間の水平距離を自由に調整可能な構成となっている。詳細すると、一対の前記電極は、水分センサ支持装置23により、水平方向に離間と接近が可能なように構成されるとともに、上下方向に上昇と下降が可能なように構成される。
このように、一対の電極22間の距離を調整することにより、水分の計測範囲を広くすることができる。図6をみると、一対の電極22が距離Aだけ離れた状態で計量ホッパ3の上方から下方に向けて設置され、その上端が計量ホッパ3の上面から露出している。図8は、水分センサ8の一対の電極22間の水平距離をAからBに変更することが可能なことを表す図である。
本実施の形態では、電極22は、上部と下部の2ヵ所で水分量を測定している。電極22は、上部電極配線接続部24、下部電極配線接続部25、上部電極配線接続部材26、下部電極配線接続部材27、上部電極部28、下部電極部29、上部電極導電部材30、下部電極導電部材(軸部品)31、絶縁部材32、及び、ナット33を備えている。
上部電極配線接続部24は、上部電極配線接続部材26と混練制御装置11(水分量算出部12)とを、電線等を介して電気的に接続する。下部電極配線接続部25は、下部電極配線接続部材27と混練制御装置11(水分量算出部12)とを、電線等を介して電気的に接続する。
上部電極部28は、計量ホッパ3の上層部分の生型砂と電気的に接触し、対向する一対の電極22の間に流れる電流値の測定に用いられる。下部電極部29は、計量ホッパ3の下層部分の生型砂と電気的に接触し、対向する一対の電極22の間に流れる電流値の測定に用いられる。
上部電極導電部材30は、上部電極配線接続部材26と上部電極部28とを電気的に接続する。下部電極導電部材(軸部品)31は、電極22の中心部に配置され、上部電極配線接続部材27と下部電極部29とを電気的に接続するとともに、電極22の軸となる部分である。
絶縁部材32は、上部電極配線接続部24、上部電極配線接続部材26、上部電極部28、及び、上部電極導電部材30で構成される、上部で水分量を測定するために必要な構成部材と、下部電極配線接続部25、下部電極配線接続部材27、下部電極部29、及び、下部電極導電部材(軸部品)31で構成される、下部で水分量を測定するために必要な構成部材とを電気的に絶縁する。
具体的には、電極22の中心部にある下部電極導電部材(軸部品)31の周囲に略管状体の絶縁部材32が配置され、さらに、絶縁部材32の周囲に略管状体の上部電極導電部材30が配置された構造となっている。従って、上部電極部28と下部電極部29は、絶縁部材32を境に上下別々の測定部を形成している。
なお、上部電極部28と下部電極部29と、その間に配置された絶縁部材32から構成される先端の部分は一体化されている。
ナット33は、電極22の各構成要素を固定している。そして、電極22は、ナット33を緩めることにより、前述した先端の部分を容易に取り外すことができる構造となっている。そのため、生型砂と接触して先端の部分が摩耗しても、その部分だけ新しい部品と交換することが可能である。ナット33を締めると、各構成要素が固定され、下部電極導電部材31を通じて下部電極配線接続部材27と下部電極部29が電気的に接続されるとともに、上部電極導電部材30を通じて上部電極配線接続部材26と上部電極部28が電気的に接続される。
図1に示すように、温度センサ9は、計量ホッパ3内に投入された生型砂の温度を測定する。温度センサ9は、計量ホッパ3の上部に設けられた温度センサ支持装置(図示せず)に取り付けられ、計量ホッパ3内に設置される。温度センサ支持装置には長穴が切ってあり、横方法に移動することが可能であり、温度センサ9自体はパイプクランプで挟んでいるため上下方向に移動することも可能である。よって、温度センサ9は、水分センサ8の設置された位置に対して自由に調整可能な構成となっている。通常、温度センサ9は、その測定部が、水分センサ8(一対の電極22)の上部電極部28及び下部電極部29に対応する位置になるように調整される。
次に、水分センサ8(一対の電極22)を制御して生型砂の水分量を算出する水分量算出部12について説明する。図9は、水分センサ8(一対の電極22)と水分量算出部12の構成を表す図である。一対の電極22は、水分量算出部12に電気的に接続されている。水分量算出部12は、矩形波定電流供給手段34、スイッチ35、電圧平滑測定手段36、電圧値補正手段37、及び、水分量換算手段38を備えている。
矩形波定電流供給手段34は、一対の電極22のそれぞれの上部電極部28及び下部電極部29に、上部電極配線接続部24及び下部電極配線接続部25を介して低周波矩形波定電流を供給する。スイッチ35は、矩形波定電流供給手段34から2つの電極22に供給する低周波矩形波定電流を、上部電極部28に供給するか、下部電極部29に供給するかを切り替える。よって、対向する上部電極部28の間に供給する低周波矩形波定電流、及び、対向する下部電極部29の間に供給する低周波矩形波定電流は、スイッチングにより供給タイミングをずらしているため、上部電極部28及び下部電極部29に同時に供給されることはない。
電圧平滑測定手段36は、生型砂を介して一対の電極22の上部電極部28の間に流れる電流により、一対の電極22の上部電極配線接続部24間に生じる電圧を平滑化するとともに測定する。同様に、電圧平滑測定手段36は、生型砂を介して一対の電極22の下部電極部29の間に流れる電流により、一対の電極22の下部電極配線接続部25間に生じる電圧を平滑化するとともに測定する。
電圧値補正手段37は、電圧平滑測定手段36から得た平滑電圧値を温度センサ9からの温度の測定結果に基づき補正する。水分量換算手段38は、電圧値補正手段37によって補正された平滑電圧値に基づき生型砂の水分量を換算する。
水分量を測定すべき生型砂の中に水分センサ8(一対の電極22)を配置した後、矩形波定電流供給手段34により一対の電極22の上部電極部28及び下部電極部29に低周波矩形波定電流を供給して一対の電極22の上部電極部28の間、及び、一対の電極22の下部電極部29の間に生型砂を介して電流を流すとともに、2つの上部電極配線接続部24の間に生じる電圧、及び、2つの下部電極配線接続部25の間に生じる電圧を電圧平滑測定手段36によって平滑化するとともに測定する。
次いで、温度センサ9の測定結果に基づき、電圧値補正手段37が電圧平滑測定手段36から得た平滑電圧値を補正し、この補正した平滑電圧値に基づき水分量換算手段38が生型砂の水分量を換算する。これにより、実際の生型砂の水分量が算出される。なお、電極22の上部電極部28による測定と、電極22の下部電極部29による測定は、交互に行われる。
大容量のホッパを用いる場合、生型砂層の上下層を上部電極部28及び下部電極部29でそれぞれ計測して値を平均化することにより測定精度が向上させることが可能である。一方、少容量のホッパを用いる場合、上部電極部28及び下部電極部29のいずれかの測定のみで必要な測定精度を得ることが可能である。
従来は、生型砂が計量ホッパ3に貯留される前のベルトコンベア上に平行板電極式の水分センサを設置し、ベルトコンベア上を流れてくる生型砂の水分の量を測定していた。しかしながら、水分センサが生型砂層中に一定の深さで埋まっていないと同じ条件で水分の量を測定することができないため、生型砂を定量切り出す定量切り出し用ホッパが必要であり、また、レイアウトによっては混練直前の水分を測定することはできないという問題があった。また、ベルトコンベア上を流れてくる生型砂に対して測定を行うため、測定精度が安定しないという問題があった。
一方、本実施の形態に係る水分センサ8は、一対の棒状の電極22であるため、上述した以外にも、以下のような利点を有する。
・設置に際しベルトコンベアや定量切り出し用ホッパが必要なく既設設備への導入が容易である。
・生型砂投入直前の水分量を測定することが可能である。
・ベルトコンベアに設置し、流れてくる生型砂を測定する平行板電極式の水分センサと比べて、センサ自身の生型砂の摩擦が小さく、摩耗しにくい。
・貯留された生型砂の水分量を測定するので、測定精度が安定している。
・水分センサ8(及び温度センサ9)は、計量ホッパ3に水分センサ支持装置23(及び温度センサ支持装置)を取り付けることにより、容易に取り付けることが可能であるので、既設の設備に追加改造する際にも、改造が少なく容易に導入できる。
・計量ホッパ3内に水分センサ8(及び温度センサ9)を設置することができるので、水分センサ8(及び温度センサ9)を設置するための特別な場所を取らない。
・計量ホッパ3から水分センサ8(及び温度センサ9)が露出しているため外から容易に水分センサ8間の距離と水分センサ8(及び温度センサ9)の挿入深さを変更することが可能である。
本実施の形態の注水混練システム1を実際に稼働させ、水分センサ8の測定精度を評価した。
実験1:調整を終了した直後に水分センサ8で測定した生型砂の水分量と、調整終了後、注水混練システム1を2週間稼働した後に水分センサ8で測定した生型砂の水分量とを測定した。なお、注水混練システム1の稼働中に水分センサ8の清掃は一切行わなかった。図10は、調整を終了した直後と2週間稼働した後に水分センサ8が測定した水分電圧と実測水分の関係を示すグラフである。従来のセンサは、注水混練システム1を1日稼働しただけで、センサの測定部に生型砂が付着し測定が不安定となることがあった。一方、本実施の形態の水分センサ8は、注水混練システム1を稼働後、2週間経過しても測定精度は低下しなかった。
実験2:水分センサ8が測定可能な生型砂の水分量の範囲の確認を行った。図11は、水分センサ8が測定した水分電圧と実測水分の関係を示すグラフである。従来のセンサは、生型砂の水分量が3%程度の高水分域は測定不能であった。一方、本実施の形態の水分センサ8は、生型砂の水分量が3%程度でも測定可能であった。
実験3:生型砂の水分量を一定の状態にして、一対の電極22間の距離を離していき、その時の水分電圧を測定した。測定は、生型砂の水分量が、2.2%、1.9%、及び、1.4%の場合でそれぞれ行った。図12は、一対の電極22間の距離と水分電圧の関係を示すグラフである。本実施の形態の水分センサ8は、同じ水分量の生型砂を測定しても電極22間の距離を離すと水分電圧が低下した。よって測定する生型砂の水分量が高くても、電極22間の距離を離すことで測定範囲を広げることが可能である。
(注水混練方法)
次に、本実施の形態に係る注水混練システム1を用いた生型砂の混練方法について説明する。図13は、本実施の形態に係る注水混練システム1を用いた生型砂の混練方法を示すフローチャートである。
初めに、混練機10を起動する(ステップS1)。混練機10の起動と同時に混練機10に投入する生型砂を計量する砂計量を開始する(ステップS2)。次に、砂計量が完了し、混練制御装置11から砂投入信号を砂投入シリンダ4へ送信する。砂投入信号を受信すると砂投入シリンダ4が開き、生型砂が計量ホッパ3から混練機10に投入される(ステップS3)。砂投入シリンダ4は、タイマー制御により一定の時間が経過した後、計量ホッパ3と混練機10の間を閉じる。
次に、混練制御装置11の指示により、粘結剤が粘結剤投入装置5から混練機10に投入される(ステップS4)。次に、混練制御装置11は、混練機10に指示をし、混練機10による混練が開始される(ステップS5)。
次に、混練制御装置11は、注水要求信号を注水ユニット7の注水制御装置14へ送信する。注水ユニット7の注水制御装置14は、注水要求信号を受信すると、注水操作を開始する(ステップS6)。そして、注水ユニット7の注水タンク15から水が混練機10に注水される。なお、注水ユニット7による注水操作については、後ほど詳細に説明する。
次に、CBコントローラ6は、CB値を測定し(ステップS7)、混練砂が所望のCB値か否かを判断する(ステップS8)。CBコントローラ6が、混練砂が所望のCB値ではないと判断した場合(ステップS8:No)、CBコントローラ6は、必要な注水量を計算し(ステップS9)、計算した量の水を再び混練機11に注水するように混練制御装置11を通じて注水ユニット7に指示をする(注水要求信号を送信する)。そして、ステップS6に戻り、注水ユニット7の注水制御装置14が、再び注水操作を開始する。
CBコントローラ6が、混練砂が所望のCB値であると判断した場合(ステップS8:Yes)、混練砂を混練機10から排出する(ステップS10)。
次に、混練制御装置11は、混練する予定の生型砂の量から、連続して混練作業を行うか否かを判断する(ステップS11)。混練制御装置11は、連続して混練作業を行うと判断した場合(ステップS11:Yes)、ステップS3へ戻り、砂計量(ステップS2)の完了を待ってステップS3以降の工程を繰り返す。また、混練制御装置11は、連続して混練作業を行わないと判断した場合(ステップS11:No)、混練機10を停止させ(ステップS12)、混練作業が終了する。なお、注水量とCB値の変化量を次回の注水量にフィードバックし、次回以降の注水量の精度を高めていく。
(砂計量)
次に、砂の計量方法について詳細に説明する。図14は、砂計量方法を示すフローチャートである。初めに混練機10の起動と同時に、計量ホッパ3に備えられた砂計量手段(図示せず)により計量ホッパ3内の生型砂の重量を計測し、計量ホッパ3内が空であることを確認する(ステップS101)。計量ホッパ3より空信号を受けた混練制御装置11は、計量ホッパ3に備えられた砂投入手段(図示せず)を作動して計量ホッパ3に生型砂を投入する(ステップS102)。次に、砂計量手段は、生型砂を計量し、貯留する(ステップS103)。なお、生型砂の計量方法としては、ロードセルによる計量、タイマー計量、レベル計による計量等がある。計量ホッパ3は、生型砂の計量完了後、混練制御装置11に計量完了信号を発信する。
次に、混練制御装置11は、計量ホッパ3から計量完了信号を受信すると、水分センサ8で投入された生型砂の水分量を測定するとともに、温度センサ9で投入された生型砂の温度を測定する(ステップS104)。次に、混練制御装置11は、水分センサ8で測定された水分測定値と温度センサ9で測定された温度測定値、及び、計量ホッパ3内に貯留された生型砂の量をもとに注水量を計算する(ステップS105)。注水量の計算が終了すると砂計量の一工程が完了する(ステップ106)。
次に、混練制御装置11は、次の砂計量を継続するか否かを判断する(ステップS107)。混練制御装置11は、砂計量を継続すると判断した場合(ステップS107:Yes)、ステップS101に戻り、以降の工程を繰り返す。混練制御装置11は、砂計量を継続しないと判断した場合(ステップS107:No)、砂計量を終了する。
(注水ユニット操作)
次に、注水ユニット7による注水ユニット操作について詳細に説明する。図15は、注水ユニット7の操作方法を示すフローチャートである。初めに、混練機10が起動すると、注水制御装置14は、満レベル計17により、注水タンク15内の水の量が満杯の状態であるか否かを判断する(ステップS1001)。注水制御装置14は、注水タンク15内の水の量が満杯の状態でないと判断した場合(ステップS1001:No)、給水バルブ16を開くように指示し、給水バルブ16が開かれ、注水タンク15への水の供給が開始される(ステップS1002)。次に、注水タンク15内の水の量が満杯の状態となると(ステップS1003)、注水制御装置14は、給水バルブ16を閉じるように指示し、給水バルブ16が閉じられ(ステップS1004)、ステップS1005へ進む。
注水制御装置14は、注水タンク15内の水の量が満杯の状態であると判断した場合(S1001:Yes)、ステップS1005へ進む。
ステップS1005において、注水ユニット7の注水制御装置14は、注水要求信号を受信すると、注水操作を開始する。従って、図15におけるステップS1001〜S1004までのステップは、図13におけるステップS1〜S5の間に注水ユニット7で実際に行われる動作であり、図15におけるステップS1005以降のステップが図13のステップS6で行われる動作に相当する。
ステップS1005において、注水制御装置14は、注水要求信号を受信すると、加圧バルブ18を開くように指示し、圧縮空気が注水タンク15へ供給され注水タンク15内部が加圧される(ステップS1006)。次に、注水制御装置14は、注水バルブ小19及び注水バルブ大20を開くように指示し、注水バルブ小19及び注水バルブ大20が開かれ、混練機10への注水が開始される(ステップS1007)。
デジタル流量計21により積算された注水量が計算された所定量になると(ステップS1008)、注水制御装置14は、注水バルブ小19及び注水バルブ大20を閉じるように指示し、注水バルブ小19及び注水バルブ大20が閉じられ、混練機10への注水が終了する(ステップS1009)。注水操作の完了後、注水制御装置14は、加圧バルブ18を閉じるように指示し、圧縮空気が注水タンク15から排出され、注水タンク15内部の圧力は加圧前の状態に戻る(ステップS1010)。
次に、注水制御装置14は、混練機10が運転中であるか否かを判断する(ステップS1011)。注水制御装置14は、混練機10が運転中であると判断した場合(ステップS1011:Yes)、ステップS1001へ戻り、引き続き、注水ユニット7の操作を行う。注水制御装置14は、混練機10が運転中でないと判断した場合(ステップS1011:No)、注水ユニット7の操作を終了する。
(変形例)
水分センサ支持装置23が混練制御装置11からの指示により、水分センサ8(一対の電極22)の設置の高さと水分センサ8(一対の電極22)間の水平距離を駆動装置等を使用して自動で調整するように設計しても良い。同様に、温度センサ支持装置が混練制御装置11からの指示により、温度センサ9の上下位置、及び、水平位置を駆動装置等を使用して自動で調整するように設計しても良い。混練制御装置11が水分センサ8で測定された水分測定値を考慮して、水分センサ支持装置23及び温度センサ支持装置へ的確な指示をすることが可能である。
また、本実施の形態では、電極22は上部電極部28と下部電極部29の2ヵ所の測定部を有しているが、2ヵ所に限定されない。例えば、計量ホッパ3に投入される生型砂の量や、計量ホッパ3の大きさ、形状等に合わせて、電極22の先端の部分の長さも変わるため、測定部の箇所を1ヵ所だけにしたり、3ヵ所以上設けるようにしても良い。
また、混練機10内に、水分センサを別に設け、CBコントローラ6と接続するように構成するようにしても良い。このように構成することにより、混練機11内の混練砂の水分量を測定し、水分量が大きい場合は、CBコントローラ6に接続された混練制御装置11から混練ユニット2へ生型砂を追加投入するように指示し、水分量が少ない場合は、CBコントローラ6に接続された混練制御装置11から注水ユニット7へ水を追加注入するように指示することが可能となる。さらに、混練完了後の水分を測定し、その結果を次回以降のバッチの注水量にフィードバックすることも可能となる。
また、注水混練システムにCBコントローラ6が備えられていなくても良い。その場合は、作業者がCB値を直接測定する。その結果、混練砂が所望のCB値ではなかった場合、混練機10に付加された追加注水ボタンを手動で押すことにより注水バルブ小19及び/又は注水バルブ大20を再度開き追加注水を行う。
このように、本実施の形態に係る注水混練システムによれば、混練制御装置が注水混練システムを制御することにより、生型砂への注水量をより適切に制御して、より安定した性状を有する混練砂を作成することが可能となる。
また、本実施の形態に係る注水混練システムによれば、混練制御装置だけで生型砂と水の割合を制御することができるので、既設設備を大幅に改造することなく、導入することが可能となる。
1 注水混練システム
2 混練ユニット
3 計量ホッパ
4 砂投入シリンダ
5 粘結剤投入装置
6 CBコントローラ
7 注水ユニット
8 水分センサ
9 温度センサ
10 混練機
11 混練制御装置
12 水分量算出部
13 注水装置
14 注水制御装置
15 注水タンク
16 給水バルブ
17 満レベル計
18 加圧バルブ
19 注水バルブ小
20 注水バルブ大
21 デジタル流量計
22 電極
23 水分センサ支持装置
24 上部電極配線接続部
25 下部電極配線接続部
26 上部電極配線接続部材
27 下部電極配線接続部材
28 上部電極部
29 下部電極部
30 上部電極導電部材
31 下部電極導電部材(軸部品)
32 絶縁部材
33 ナット
34 矩形波定電流供給手段
35 スイッチ
36 電圧平滑測定手段
37 電圧値補正手段
38 水分量換算手段

Claims (14)

  1. 生型砂の注水混練システムであって、
    計量された生型砂を貯留する計量ホッパと、
    生型砂と水とを混練する混練機と、
    前記計量ホッパ内の生型砂を前記混練機に放出し、又は、放出を遮断する砂投入手段と、
    前記混練機内の生型砂に対して注水を行う注水装置と、
    一対の電極で構成され、前記計量ホッパ内に貯留された生型砂の水分量を前記電極間の電位差を測定することにより測定する水分センサと、
    前記水分センサの出力に基づいて前記注水装置による注水量を制御し、砂投入手段を制御する混練制御装置と、を備えたこと
    を特徴とする生型砂の注水混練システム。
  2. 前記注水装置を制御する注水制御装置をさらに備え、前記混練制御装置は、前記砂投入手段に開くことを指示する砂投入信号、及び、前記注水制御装置に注水及び注水量を指示する注水要求信号を少なくとも送信すること、
    を特徴とする請求項1に記載の生型砂の注水混練システム。
  3. 前記電極は棒状であり、生型砂と電気的に接触する測定部を備えること、を特徴とする請求項1又は2に記載の生型砂の注水混練システム。
  4. 前記測定部が複数箇所設けられていること、を特徴とする請求項3に記載の生型砂の注水混練システム。
  5. 前記電極は、前記測定部と絶縁部とからなる先端の部分が取り外し可能であること、を特徴とする請求項3又は4に記載の生型砂の注水混練システム。
  6. 前記水分センサが、前記計量ホッパ内の複数箇所に設けられていること、を特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の生型砂の注水混練システム。
  7. 前記計量ホッパの上部には、水分センサ支持装置が設けられ、一対の前記電極は前記水分センサ支持装置に水平方向に離間した状態でそれぞれ生型砂内部へ埋設されるように下方へ吊下されていること、を特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の生型砂の注水混練システム。
  8. 一対の前記電極は、水平方向に離間、接近自在、及び、上下方向に上昇、下降自在とされていること、を特徴とする請求項7に記載の生型砂の注水混練システム。
  9. 前記計量ホッパに貯留された生型砂の温度を測定する温度センサをさらに備えたこと、を特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の生型砂の注水混練システム。
  10. 前記混練制御装置は、前記水分センサの測定値、及び、前記温度センサの測定値から生型砂の水分量を算出する水分量算出部をさらに備えたこと、を特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の生型砂の注水混練システム。
  11. 前記注水装置は、デジタル流量計、及び、大流量と小流量の2つの注水系統を備えたこと、を特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の生型砂の注水混練システム。
  12. 前記注水装置は、水が蓄えられている注水タンクをさらに備えたこと、を特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の生型砂の注水混練システム。
  13. 混練された砂のCB値を測定するCBコントローラをさらに備え、前記混練制御装置が前記CBコントローラの測定値に基づいて、前記注水制御装置に追加注水の指示をすること、を特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の生型砂の注水混練システム。
  14. 粘結剤を前記混練機内へ放出する粘結剤投入装置をさらに備えたこと、を特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の生型砂の注水混練システム。
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