JP2018133170A - ヤットコ挟持具付絶縁シート - Google Patents
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Abstract
【課題】シンプルな構造でありながら、間接活線工具(ホットスティック)による単純な作業の繰り返しにより電柱の周側面上に巻回して固定することができるヤットコ挟持具付絶縁シートを提供する。【解決手段】合成樹脂製で矩形状をなす絶縁シート2と、この絶縁シート2のいずれか一方の面における一対の辺に沿って設けられる帯状の固定部3と、この固定部3のそれぞれに着脱可能に取設される2本の固定用バンド4,4と、それぞれの固定用バンド4,4に着脱可能に取設される複数個のヤットコ挟持部5とを有し、固定部3は面ファスナであり、固定用バンド4は、帯状の面ファスナが互いに背合わせに一体化されてなり、ヤットコ挟持部5は、平板体を折り曲げてなる断面L字形の挟持部材5aと、この挟持部材5aの屈曲内側の面に固設されるオスタイプ又はメスタイプの面ファスナ5bとを備えていることを特徴とするヤットコ挟持具付絶縁シート1による。【選択図】図5
Description
本発明は、電柱に巻回して使用する電柱用絶縁シートに関する。
従来、電柱に巻回して使用する絶縁シートとして様々な形態のものが考えられてきた。
本発明の発明者は、過去に、特開2015−15857号(特許文献1)に開示されるような「絶縁シートの固定具」を発明している。
本発明の発明者は、過去に、特開2015−15857号(特許文献1)に開示されるような「絶縁シートの固定具」を発明している。
特許文献1には「絶縁シートの固定具」という名称で、絶縁シートの固定具に関し、特に、架空配電線において、間接活線工法により各種の作業を行う場合に、電柱、腕金等の絶縁対象物を覆うように取り付ける絶縁シートを、絶縁対象物を覆った状態に固定するのに有効な絶縁防具の固定具に関する発明が開示されている。
特許文献1に開示される発明は、文献中に記載される符号をそのまま用いて説明すると、絶縁シート25を絶縁対象物を覆った状態に固定する絶縁シートの固定具1であって、外側に膨出するように湾曲されるとともに、先端が外側に向けて湾曲される一対のアーム2、5と、前記両アーム2、5の一端間を回動可能に連結することにより、前記両アーム2、5の他端間を開閉可能とする連結部材12と、前記両アーム2、5を前記連結部材12を介して支持する支持部材7と、前記両アーム2、5の外面側に設けられる前記絶縁シート25の取付部材20と、前記両アーム2、5を閉じる方向に常時付勢する付勢部材と、前記支持部材7に設けられるとともに、間接活線工具で把持可能な把持部11と、前記各アーム2、5の内面の複数箇所に回転可能に設けられるとともに、一部が各アーム2、5の内面から内方に所定量突出する複数の案内部材とを備えていることを特徴とするものである。
上記構成の特許文献1に開示される発明によれば、絶縁対象物を覆うように取り付ける絶縁シートを、絶縁対象物を覆った状態に容易に、短時間で固定することができる。
特許文献1に開示される発明は、文献中に記載される符号をそのまま用いて説明すると、絶縁シート25を絶縁対象物を覆った状態に固定する絶縁シートの固定具1であって、外側に膨出するように湾曲されるとともに、先端が外側に向けて湾曲される一対のアーム2、5と、前記両アーム2、5の一端間を回動可能に連結することにより、前記両アーム2、5の他端間を開閉可能とする連結部材12と、前記両アーム2、5を前記連結部材12を介して支持する支持部材7と、前記両アーム2、5の外面側に設けられる前記絶縁シート25の取付部材20と、前記両アーム2、5を閉じる方向に常時付勢する付勢部材と、前記支持部材7に設けられるとともに、間接活線工具で把持可能な把持部11と、前記各アーム2、5の内面の複数箇所に回転可能に設けられるとともに、一部が各アーム2、5の内面から内方に所定量突出する複数の案内部材とを備えていることを特徴とするものである。
上記構成の特許文献1に開示される発明によれば、絶縁対象物を覆うように取り付ける絶縁シートを、絶縁対象物を覆った状態に容易に、短時間で固定することができる。
上述の特許文献1に開示される発明の場合、その構造上、電柱の周側面上に絶縁シートを接触させながら巻回することができなかった。
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものでありその目的は、その構造が極めてシンプルで、かつ、間接活線工具(ホットスティック)による取扱いが容易で、しかも、電柱の周側面上に接触させながら被覆することができるヤットコ挟持具付絶縁シートを提供することにある。
上記課題を解決するための第1の発明であるヤットコ挟持具付絶縁シートは、合成樹脂製で矩形状をなす絶縁シートと、この絶縁シートのいずれか一方の面における一対の辺に沿って設けられる帯状の固定部と、この固定部のそれぞれに着脱可能に取設される2本の固定用バンドと、それぞれの固定用バンドに着脱可能に取設される複数個のヤットコ挟持部とを有し、固定部は、メスタイプ又はオスタイプの面ファスナであり、固定用バンドは、帯状のメスタイプ及びオスタイプの面ファスナが互いに背合わせに一体化されてなり、ヤットコ挟持部は、平板体を折り曲げてなる断面L字形の挟持部材と、この挟持部材の屈曲内側の面に固設されるオスタイプ又はメスタイプの面ファスナとを備えていることを特徴とするものである。
上記構成の第1の発明において、絶縁シートは、電柱の周側面と接触しながらこの周側面を被覆して絶縁するという作用を有する。また、固定部は、帯状の固定用バンドを着脱可能に装着させるという作用を有する。さらに、固定用バンドは、絶縁シートを電柱の周側面上に着脱可能に固定するという作用を有する。また、ヤットコ挟持部は、固定用バンドに着脱可能に取り付けられて、絶縁シートや固定用バンドの支持や移動等の操作を間接活線工具であるヤットコにより可能にするという作用を有する。
さらに、固定部及び固定用バンドを面ファスナにより構成することで、双方を面接触させる又は引き剥がすだけで双方を着脱させるという作用を有する。
このような第1の発明によれば、絶縁シートの固定部に固定用バンドを取り付け、さらに、この固定用バンドにヤットコ挟持部を取り付けることで、間接活線工具であるヤットコを用いて絶縁シート並びに固定用バンドを支持又は操作して、電柱の所望位置の周側面上に絶縁シートを巻回した状態で固定させるという作用を有する。
上記構成の第1の発明において、絶縁シートは、電柱の周側面と接触しながらこの周側面を被覆して絶縁するという作用を有する。また、固定部は、帯状の固定用バンドを着脱可能に装着させるという作用を有する。さらに、固定用バンドは、絶縁シートを電柱の周側面上に着脱可能に固定するという作用を有する。また、ヤットコ挟持部は、固定用バンドに着脱可能に取り付けられて、絶縁シートや固定用バンドの支持や移動等の操作を間接活線工具であるヤットコにより可能にするという作用を有する。
さらに、固定部及び固定用バンドを面ファスナにより構成することで、双方を面接触させる又は引き剥がすだけで双方を着脱させるという作用を有する。
このような第1の発明によれば、絶縁シートの固定部に固定用バンドを取り付け、さらに、この固定用バンドにヤットコ挟持部を取り付けることで、間接活線工具であるヤットコを用いて絶縁シート並びに固定用バンドを支持又は操作して、電柱の所望位置の周側面上に絶縁シートを巻回した状態で固定させるという作用を有する。
第2の発明であるヤットコ挟持具付絶縁シートは、上述の第1の発明において、挟持部材は、弾性変形材からなることを特徴とするものである。
上記構成の第2の発明は、上述の第1の発明による作用と同じ作用に加えて、挟持部材が弾性変形材により構成されることで、間接活線工具であるヤットコで挟持部材を挟持した際に、挟持部材自体が弾性変形する。これにより、挟持部材とヤットコの接触面において緩やかな嵌合構造が形成されて、ヤットコにより挟持部材を挟持した際の、滑り(挟持し損ない)が起きるのを妨げるという作用を有する。
上記構成の第2の発明は、上述の第1の発明による作用と同じ作用に加えて、挟持部材が弾性変形材により構成されることで、間接活線工具であるヤットコで挟持部材を挟持した際に、挟持部材自体が弾性変形する。これにより、挟持部材とヤットコの接触面において緩やかな嵌合構造が形成されて、ヤットコにより挟持部材を挟持した際の、滑り(挟持し損ない)が起きるのを妨げるという作用を有する。
第3の発明であるヤットコ挟持具付絶縁シートは、上述の第1の発明において、挟持部材は、固定用バンドに取り付けた際に、鉛直上方側に配される面及び/又は鉛直下方側に配される面に、弾性変形材を備えていることを特徴とするものである。
先の第2の発明は、挟持部材自体を弾性変形材により構成しているのに対して、第3の発明は、挟持部材に別体として弾性変形材を備えてなるものである。
したがって、第3の発明は、上述の第1の発明による作用と同じ作用に加えて、挟持部材が弾性変形材を備えていることで、間接活線工具であるヤットコで挟持部材を挟持した際に、弾性変形材の弾性変形が起こり、これにより、弾性変形材とヤットコの接触面において緩やかな嵌合構造が形成される。この結果、ヤットコにより挟持部材を挟持した際の、滑り(挟持し損ない)が起きるのを妨げるという作用を有する。
先の第2の発明は、挟持部材自体を弾性変形材により構成しているのに対して、第3の発明は、挟持部材に別体として弾性変形材を備えてなるものである。
したがって、第3の発明は、上述の第1の発明による作用と同じ作用に加えて、挟持部材が弾性変形材を備えていることで、間接活線工具であるヤットコで挟持部材を挟持した際に、弾性変形材の弾性変形が起こり、これにより、弾性変形材とヤットコの接触面において緩やかな嵌合構造が形成される。この結果、ヤットコにより挟持部材を挟持した際の、滑り(挟持し損ない)が起きるのを妨げるという作用を有する。
第4の発明であるヤットコ挟持具付絶縁シートは、上述の第1乃至第3のそれぞれの発明において、固定用バンドは、その長手方向の少なくとも一部又は全部における厚み部分に、固定用バンドの形状保持性を高める芯材を備えていることを特徴とするものである。
上記構成の第4の発明は、上述の第1乃至第3のそれぞれの発明による作用と同じ作用に加えて、固定用バンドがその長手方向の少なくとも一部又は全部における厚み部分に芯材を備えていることで、固定用バンドの長手方向の少なくとも一部又は全部に形状保持性を付与するという作用を有する。
なお、固定用バンドの長手方向の少なくとも一部に芯材を備える場合は、固定用バンドにおいて絶縁シートの固定部に接触しない領域に芯材を設けておくとよい。
これにより、固定用バンドの操作時に、固定用バンドが垂れ下がるのを抑制するという作用を有する。
上記構成の第4の発明は、上述の第1乃至第3のそれぞれの発明による作用と同じ作用に加えて、固定用バンドがその長手方向の少なくとも一部又は全部における厚み部分に芯材を備えていることで、固定用バンドの長手方向の少なくとも一部又は全部に形状保持性を付与するという作用を有する。
なお、固定用バンドの長手方向の少なくとも一部に芯材を備える場合は、固定用バンドにおいて絶縁シートの固定部に接触しない領域に芯材を設けておくとよい。
これにより、固定用バンドの操作時に、固定用バンドが垂れ下がるのを抑制するという作用を有する。
第1の発明によれば、電柱の任意の位置の周側面上に絶縁シートを接触させながら巻回してそのままその位置に絶縁シートを固定しておくことができる。
また、この時、第1の発明がヤットコ挟持部を備えていることで、電柱の周側面上に絶縁シートを巻回して固定する作業を、間接活線工具であるヤットコを用いて行うことができる。
さらに、第1の発明によれば、絶縁シートの固定部並びに固定用ベルトがともに面ファスナを備えていることで、絶縁シートへの固定用バンドの着脱、並びに、固定用バンドによる電柱の周側面の締付けとその解除を、面ファスナ同士の接触と剥離により容易に、かつ、固定用バンド状の任意の位置において行うことができる。
加えて、第1の発明では、固定用バンドへのヤットコ挟持部の着脱作業についても面ファスナ同士の接触と剥離により行うことができるので、固定用バンドの所望の位置にヤットコ挟持部を容易に着脱させることができる。
したがって、第1の発明によれば、間接活線工具であるヤットコによる取り扱い性に優れ、かつ、電柱の任意の位置の周側面上に絶縁シートを巻回してその位置でしっかりと絶縁シートを固定しておくことができるヤットコ挟持具付絶縁シートを製造して提供することができる。
また、この時、第1の発明がヤットコ挟持部を備えていることで、電柱の周側面上に絶縁シートを巻回して固定する作業を、間接活線工具であるヤットコを用いて行うことができる。
さらに、第1の発明によれば、絶縁シートの固定部並びに固定用ベルトがともに面ファスナを備えていることで、絶縁シートへの固定用バンドの着脱、並びに、固定用バンドによる電柱の周側面の締付けとその解除を、面ファスナ同士の接触と剥離により容易に、かつ、固定用バンド状の任意の位置において行うことができる。
加えて、第1の発明では、固定用バンドへのヤットコ挟持部の着脱作業についても面ファスナ同士の接触と剥離により行うことができるので、固定用バンドの所望の位置にヤットコ挟持部を容易に着脱させることができる。
したがって、第1の発明によれば、間接活線工具であるヤットコによる取り扱い性に優れ、かつ、電柱の任意の位置の周側面上に絶縁シートを巻回してその位置でしっかりと絶縁シートを固定しておくことができるヤットコ挟持具付絶縁シートを製造して提供することができる。
また、特に第2,第3の発明によれば、上述の第1の発明による効果と同じ効果に加えて、間接活線工具であるヤットコで挟持部材を挟持した際の滑りを好適に防止することができる。
これにより、ヤットコで挟持部材を挟持して絶縁シートや固定用バンドを操作する際の操作性並びに作業性を大幅に向上することができる。
これにより、ヤットコで挟持部材を挟持して絶縁シートや固定用バンドを操作する際の操作性並びに作業性を大幅に向上することができる。
さらに、第4の発明によれば、上述の第1乃至第3のそれぞれの発明による効果と同じ効果に加えて、固定用バンドの形状保持性を高めることができる。
この場合、固定用バンドを絶縁シートの固定部に取り付けた状態で電柱の胴部に固定用バンドを巻回する作業を行う際に、固定用バンドを垂れ下がり難くすることができる。この結果、電柱への第4の発明の着脱作業の作業効率を向上させることができる。
この場合、固定用バンドを絶縁シートの固定部に取り付けた状態で電柱の胴部に固定用バンドを巻回する作業を行う際に、固定用バンドを垂れ下がり難くすることができる。この結果、電柱への第4の発明の着脱作業の作業効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シートについて図1乃至図5を参照しながら詳細に説明する。
はじめに、図1乃至図3を参照しながら本発明の実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シートについて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シートにおける絶縁シートと固定用バンドを示す概念図である。また、図2は本発明の実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シートにおけるヤットコ挟持具の斜視図である。さらに、図3は本発明の実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シートにおけるヤットコ挟持具の取付け状態を示す断面概念図である(後段に示す図5中のA−A線矢視断面図である)。
本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1は、矩形状をなす絶縁シート2と、この絶縁シート2が図示しない電柱に巻回された際に電柱と接触する側の面で、かつ、この絶縁シート2の鉛直上下側に配される一対の辺(上辺2a,下辺2b)に沿って設けられる帯状の固定部3,3と、この固定部3,3のそれぞれに着脱可能に取設される2本の固定用バンド4,4と、それぞれの固定用バンド4,4に着脱可能に取設される複数個のヤットコ挟持部5(図2を参照)とにより構成されるものである。
図1は本発明の実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シートにおける絶縁シートと固定用バンドを示す概念図である。また、図2は本発明の実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シートにおけるヤットコ挟持具の斜視図である。さらに、図3は本発明の実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シートにおけるヤットコ挟持具の取付け状態を示す断面概念図である(後段に示す図5中のA−A線矢視断面図である)。
本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1は、矩形状をなす絶縁シート2と、この絶縁シート2が図示しない電柱に巻回された際に電柱と接触する側の面で、かつ、この絶縁シート2の鉛直上下側に配される一対の辺(上辺2a,下辺2b)に沿って設けられる帯状の固定部3,3と、この固定部3,3のそれぞれに着脱可能に取設される2本の固定用バンド4,4と、それぞれの固定用バンド4,4に着脱可能に取設される複数個のヤットコ挟持部5(図2を参照)とにより構成されるものである。
上述のような本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1では、例えば、合成樹脂製で可撓性を有するシート状の絶縁材を複数枚積層してなる絶縁シート2を用いることができる。
また、絶縁シート2の上辺2a,下辺2bのそれぞれに沿って設けられる帯状の固定部3はともに面ファスナ3aにより構成されている。なお、図1では、面ファスナ3aがメスタイプである場合を例に挙げて説明しているが、面ファスナ3aはオスタイプでもよい。
また、絶縁シート2の上辺2a,下辺2bのそれぞれに沿って設けられる帯状の固定部3はともに面ファスナ3aにより構成されている。なお、図1では、面ファスナ3aがメスタイプである場合を例に挙げて説明しているが、面ファスナ3aはオスタイプでもよい。
さらに、本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1の固定用バンド4は、例えば、帯状の芯材4aの表面と裏面のそれぞれに、面ファスナ4b及び面ファスナ4cを備えてなるものである。なお、図1では、面ファスナ4b,面ファスナ4cがそれぞれ、オスタイプ、メスタイプである場合を示している。
なお、固定用バンド4において、面ファスナ4bと面ファスナ4cのそれぞれの背面(接合面でない側の面)貼り合せる(又は縫合)するだけで十分な強度を発揮させることができる場合は、必ずしも芯材4aを備える必要はない。
なお、固定用バンド4において、面ファスナ4bと面ファスナ4cのそれぞれの背面(接合面でない側の面)貼り合せる(又は縫合)するだけで十分な強度を発揮させることができる場合は、必ずしも芯材4aを備える必要はない。
他方、固定用バンド4の長手方向における少なくとも一部又は全部における厚み部分に芯材4aを設けておくことで、固定用バンド4の長手方向における少なくとも一部又は全部における形状保持性を高めるという効果を発揮させることができる。この場合、本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1を使用する際の固定用バンド4の操作性を向上させることができる。
このように固定用バンド4の形状保持性の向上を目的として固定用バンド4の厚み部分に芯材4aを設ける場合、その材質としては、可撓性を有する合成樹脂製の帯状体や針金等を用いることができる。また、芯材4aは面ファスナ4b及び面ファスナ4cと一体に固設されていてもよいし、面ファスナ4b及び面ファスナ4cの間に分離可能に介設又は挿入されていてもよい。
このように固定用バンド4の形状保持性の向上を目的として固定用バンド4の厚み部分に芯材4aを設ける場合、その材質としては、可撓性を有する合成樹脂製の帯状体や針金等を用いることができる。また、芯材4aは面ファスナ4b及び面ファスナ4cと一体に固設されていてもよいし、面ファスナ4b及び面ファスナ4cの間に分離可能に介設又は挿入されていてもよい。
このように、本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1では、固定用バンド4が面ファスナ4b及び面ファスナ4cを備えていることで、図1に示す絶縁シート2の固定部3(メスタイプ面ファスナ3a)に固定用バンド4の面ファスナ4b(オスタイプ)を押し当てるだけで、絶縁シート2に固定用バンド4を着脱可能に固定することができる。
さらに、図2に示すように本実施の形態に係るヤットコ挟持具5は、平板体を折り曲げてなる断面L字形の挟持部材5aと、この挟持部材5aの折り曲げられた板体(挟持部材5a)の屈曲部6の内側6aの面に取設される面ファスナ5b(図2ではオスタイプ)とにより構成されている。
なお、図1に示す絶縁シート2に固定部3として取設される面ファスナ3aがオスタイプである場合は、ヤットコ挟持具5の挟持部材5aに取設される面ファスナ5bをメスタイプにしておく必要がある。
なお、図1に示す絶縁シート2に固定部3として取設される面ファスナ3aがオスタイプである場合は、ヤットコ挟持具5の挟持部材5aに取設される面ファスナ5bをメスタイプにしておく必要がある。
そして、図2に示すヤットコ挟持具5は、図1に示す絶縁シート2及び固定用バンド4に、図3に示すような状態で着脱可能に取り付けられる。
より具体的に説明すると、絶縁シート2の上辺2a又は下辺2bに設けられる固定部3の面ファスナ3a(図3ではメスタイプ)に、面ファスナ4b及び面ファスナ4cを備えてなる固定用バンド4における面ファスナ4b(図3ではオスタイプ)を押し付けて固定し、この後、固定用バンド4の面ファスナ4c(図3ではメスタイプ)にヤットコ挟持具5の面ファスナ5b(図3ではオスタイプ)を押し付けることで固定用バンド4にヤットコ挟持具5を固定することができる。
より具体的に説明すると、絶縁シート2の上辺2a又は下辺2bに設けられる固定部3の面ファスナ3a(図3ではメスタイプ)に、面ファスナ4b及び面ファスナ4cを備えてなる固定用バンド4における面ファスナ4b(図3ではオスタイプ)を押し付けて固定し、この後、固定用バンド4の面ファスナ4c(図3ではメスタイプ)にヤットコ挟持具5の面ファスナ5b(図3ではオスタイプ)を押し付けることで固定用バンド4にヤットコ挟持具5を固定することができる。
なお、ヤットコ挟持具5は、例えば図1中の塗りつぶした三角マーク部分に取付けておくとよい。そして、絶縁シート2の固定部3に取り付けられた固定用バンド4にさらにヤットコ挟持具5を取り付けると、図3に示すように、ヤットコ挟持具5を構成する挟持部材5aの面ファスナ5bを備えていない部分が、絶縁シート2の上辺2a又は下辺2bを乗り越えて、固定部3が設けられない側の面に迫り出した状態になる。そして、このように絶縁シート2の上辺2a又は下辺2bから迫り出したこの挟持部材5aを間接活線工具であるホットスティック(ヤットコ)で挟持することで、本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1を支持しながら操作することができる。
なお、1本の固定用バンド4に対して少なくとも2個のヤットコ挟持具5設けておくことで、本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1を間接活線工具(ホットスティック)で支持しながら操作することができる。また、図1に示すように1本の固定用バンド4に3個のヤットコ挟持具5を取り付ける場合は、電柱に対して本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1の巻回作業を容易に行うことができる。なお、この点については後段において図5を参照しながら詳細に説明する。
なお、1本の固定用バンド4に対して少なくとも2個のヤットコ挟持具5設けておくことで、本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1を間接活線工具(ホットスティック)で支持しながら操作することができる。また、図1に示すように1本の固定用バンド4に3個のヤットコ挟持具5を取り付ける場合は、電柱に対して本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1の巻回作業を容易に行うことができる。なお、この点については後段において図5を参照しながら詳細に説明する。
また、ヤットコ挟持具5を構成する挟持部材5aの材質としては、ホットスティックで挟持した場合や、挟持部材5aに絶縁シート2や固定用バンド4の荷重がかかった場合でも、その外形形状を維持できる程度の強度を有する合成樹脂製の板材を用いるとよい。
他方、挟持部材5aを、挟持部材5aに絶縁シート2や固定用バンド4の荷重がかかった場合に、その外形形状を維持できる程度の剛性を有する弾性変形材により構成してもよい。このような弾性変形材としては、硬いゴムや硬いシリコン樹脂を用いることができる。
この場合、ホットスティックで挟持部材5aを挟持した際に、ホットスティックと接触する部分の挟持部材5aが一時的に変形することで、ホットスティックと挟持部材5aとの接触部分に緩やかな嵌合構造を形成することができる。この結果、ホットスティックで挟持部材5aを挟持する際の滑り(挟持し損ない)を好適に抑制することができ、ホットスティックによるヤットコ挟持具付絶縁シート1の操作性を向上させることができる。
なお、挟持部材5a自体を弾性変形材により構成する代わりに、弾性変形しない材質からなる挟持部材5aにおけるホットスティックとの接触面に、別体からなる弾性変形材を貼設するなどにより設けておいてもよい。この場合、挟持部材5aの上面と下面の両方がホットスティックとの接触面になるが、別体からなる弾性変形材を貼設するのは、挟持部材5aの上面と下面のいずれか一方でもよいし両方でもよい。この場合、挟持部材5a自体を弾性変形材により構成する場合と同様の効果を発揮させることができる。
他方、挟持部材5aを、挟持部材5aに絶縁シート2や固定用バンド4の荷重がかかった場合に、その外形形状を維持できる程度の剛性を有する弾性変形材により構成してもよい。このような弾性変形材としては、硬いゴムや硬いシリコン樹脂を用いることができる。
この場合、ホットスティックで挟持部材5aを挟持した際に、ホットスティックと接触する部分の挟持部材5aが一時的に変形することで、ホットスティックと挟持部材5aとの接触部分に緩やかな嵌合構造を形成することができる。この結果、ホットスティックで挟持部材5aを挟持する際の滑り(挟持し損ない)を好適に抑制することができ、ホットスティックによるヤットコ挟持具付絶縁シート1の操作性を向上させることができる。
なお、挟持部材5a自体を弾性変形材により構成する代わりに、弾性変形しない材質からなる挟持部材5aにおけるホットスティックとの接触面に、別体からなる弾性変形材を貼設するなどにより設けておいてもよい。この場合、挟持部材5aの上面と下面の両方がホットスティックとの接触面になるが、別体からなる弾性変形材を貼設するのは、挟持部材5aの上面と下面のいずれか一方でもよいし両方でもよい。この場合、挟持部材5a自体を弾性変形材により構成する場合と同様の効果を発揮させることができる。
続いて、図1乃至図3に示すような本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1を間接活線工具(ホットスティック)により保持した状態について図4を参照にしながら説明する。
図4は本発明の実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シートにおけるヤットコ挟持具をホットスティックで挟持して保持する様子を示す断面概念図である。なお、図1乃至図3に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1を間接活線工具(ホットスティック)で保持するには、先の図4に示すようにヤットコ挟持具付絶縁シート1を構成する各パーツを互いに固定して一体化した後、絶縁シート2の上辺2aを超えて絶縁シート2から突出するヤットコ挟持具5の挟持部材5a(面ファスナ5bを備えない部分)をホットスティック7の挟持部7aで挟持すればよい。
この時、ヤットコ挟持具5に固定用バンド4を介して着脱可能に取り付けられる絶縁シート2がヤットコ挟持具5の下に吊り下げられた状態になる。
図4は本発明の実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シートにおけるヤットコ挟持具をホットスティックで挟持して保持する様子を示す断面概念図である。なお、図1乃至図3に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1を間接活線工具(ホットスティック)で保持するには、先の図4に示すようにヤットコ挟持具付絶縁シート1を構成する各パーツを互いに固定して一体化した後、絶縁シート2の上辺2aを超えて絶縁シート2から突出するヤットコ挟持具5の挟持部材5a(面ファスナ5bを備えない部分)をホットスティック7の挟持部7aで挟持すればよい。
この時、ヤットコ挟持具5に固定用バンド4を介して着脱可能に取り付けられる絶縁シート2がヤットコ挟持具5の下に吊り下げられた状態になる。
このような本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1によれば、固定用バンド4の所望の位置にヤットコ挟持具5を着脱可能に取設することができる。
本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1を電柱に巻回する場合は、固定用バンド4上の最も作業し易い位置を選んで、そこにヤットコ挟持具5を取り付けてヤットコ挟持具付絶縁シート1の取付け作業を行うことにより、電柱への絶縁シート2の巻回及び固定作業を効率良く行うことができる。
本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1を電柱に巻回する場合は、固定用バンド4上の最も作業し易い位置を選んで、そこにヤットコ挟持具5を取り付けてヤットコ挟持具付絶縁シート1の取付け作業を行うことにより、電柱への絶縁シート2の巻回及び固定作業を効率良く行うことができる。
最後に図5を参照しながら電柱への本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1の取付け手順について説明する。
図5は本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シートを電柱に巻回する様子を示す概念図である。なお、図1乃至図4に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
電柱8に本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1を取り付けるには、ヤットコ挟持具付絶縁シート1を構成する各パーツを、先の図4に示すような状態になるようにそれぞれ固定した後、複数の間接活線工具(ホットスティック)によりヤットコ挟持具5を個別に挟持してヤットコ挟持具付絶縁シート1を電柱8の周りに保持し(図5ではホットスティックの記載は省略している)、この状態から絶縁シート2を電柱8の周側面に接触させながら巻き付けて行く。
より具体的には、絶縁シート2及び固定用バンド4により電柱8の周りを囲んで、固定用バンド4同士の重なり部を形成してから、この重なり部を互いに接触させて、その部分の面ファスナ同士を接合させることで、柱8の周側面上にヤットコ挟持具付絶縁シート1が仮固定される。
図5は本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シートを電柱に巻回する様子を示す概念図である。なお、図1乃至図4に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
電柱8に本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1を取り付けるには、ヤットコ挟持具付絶縁シート1を構成する各パーツを、先の図4に示すような状態になるようにそれぞれ固定した後、複数の間接活線工具(ホットスティック)によりヤットコ挟持具5を個別に挟持してヤットコ挟持具付絶縁シート1を電柱8の周りに保持し(図5ではホットスティックの記載は省略している)、この状態から絶縁シート2を電柱8の周側面に接触させながら巻き付けて行く。
より具体的には、絶縁シート2及び固定用バンド4により電柱8の周りを囲んで、固定用バンド4同士の重なり部を形成してから、この重なり部を互いに接触させて、その部分の面ファスナ同士を接合させることで、柱8の周側面上にヤットコ挟持具付絶縁シート1が仮固定される。
なお、この状態では、電柱8からヤットコ挟持具付絶縁シート1が外れない程度にしっかりと固定されているとは言えないため、ヤットコ挟持具5からホットスティック7を取り外すとヤットコ挟持具付絶縁シート1は落下してしまう。
このため、電柱8の周囲にヤットコ挟持具付絶縁シート1を仮止めした後に、図5中の符号Bで示す絶縁シート2の側縁2cを、固定用バンド4への着脱を繰り返しながら徐々に図5中の符号Cで示す絶縁シート2の他の側縁2cに近づけていき、最終的に、絶縁シート2の角部同士(図5中の符号B,Cで示す部分)を可能な限り接近させて、絶縁シート2を電柱8にしっかりと固定してやる必要がある。
なお、この絶縁シート2の角部同士を接近させる作業は、ヤットコ挟持具付絶縁シート1を構成する絶縁シート2の上辺2a側と、下辺2b側の両方で行う必要がある。
このため、電柱8の周囲にヤットコ挟持具付絶縁シート1を仮止めした後に、図5中の符号Bで示す絶縁シート2の側縁2cを、固定用バンド4への着脱を繰り返しながら徐々に図5中の符号Cで示す絶縁シート2の他の側縁2cに近づけていき、最終的に、絶縁シート2の角部同士(図5中の符号B,Cで示す部分)を可能な限り接近させて、絶縁シート2を電柱8にしっかりと固定してやる必要がある。
なお、この絶縁シート2の角部同士を接近させる作業は、ヤットコ挟持具付絶縁シート1を構成する絶縁シート2の上辺2a側と、下辺2b側の両方で行う必要がある。
この点をより詳細に説明すると、電柱8にヤットコ挟持具付絶縁シート1を仮固定した状態において、図5中の符号Bで示される角部近傍に取設されるヤットコ挟持具5では、その面ファスナ5b上に固定用バンド4と絶縁シート2が積層された状態で取り付けられている(図3を参照)。このため、このヤットコ挟持具5の挟持部材5aを間接活線工具(ホットスティック7、図4を参照)で挟持して電柱8の表面から離れる方向に引っ張ると、挟持部材5aとともに面ファスナ5b上に積層される固定用バンド4及び絶縁シート2がともに電柱8の表面から離れる方向に移動して、固定用バンド4同士の重なり部の接合状態が解除される(作業A)。
そして、固定用バンド4同士の重なり部の接合状態が解除された挟持部材5aと固定用バンド4及び絶縁シート2からなる積層体を、ホットスティック7で図5中の符号Cで示される方向に可能なだけ移動させた後、再び、固定用バンド4同士の重なり部を接合状態にして再度仮固定する(作業B)。
そして、絶縁シート2の上辺2a側と下辺2b側とにおいて上述のような作業Aと作業Bを交互に繰り返すことで、固定用バンド4による電柱8の締付け度合いを高めていき、最終的に、ヤットコ挟持具5からホットスティック7を離しても電柱8の周側面上からヤットコ挟持具付絶縁シート1が滑り落ちない状態にすればよい。
したがって、上述のような本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1によれば、シンプルな構造でありながら、間接活線工具(ホットスティック7)を用いた単純な作業の繰り返しにより、電柱8の周側面上にしっかりと絶縁シート2を巻き付けて固定することができる。
そして、固定用バンド4同士の重なり部の接合状態が解除された挟持部材5aと固定用バンド4及び絶縁シート2からなる積層体を、ホットスティック7で図5中の符号Cで示される方向に可能なだけ移動させた後、再び、固定用バンド4同士の重なり部を接合状態にして再度仮固定する(作業B)。
そして、絶縁シート2の上辺2a側と下辺2b側とにおいて上述のような作業Aと作業Bを交互に繰り返すことで、固定用バンド4による電柱8の締付け度合いを高めていき、最終的に、ヤットコ挟持具5からホットスティック7を離しても電柱8の周側面上からヤットコ挟持具付絶縁シート1が滑り落ちない状態にすればよい。
したがって、上述のような本実施の形態に係るヤットコ挟持具付絶縁シート1によれば、シンプルな構造でありながら、間接活線工具(ホットスティック7)を用いた単純な作業の繰り返しにより、電柱8の周側面上にしっかりと絶縁シート2を巻き付けて固定することができる。
また、特に図示しないが、絶縁シート2の上辺2a側と下辺2b側の間に、既存の固定用バンド4,4とは別の固定用バンド4を備えていてもよい。この場合でも、電柱8へのヤットコ挟持具付絶縁シート1の固定は、主に絶縁シート2の上辺2a側と下辺2b側に配される固定用バンド4によって行われ、追加される固定用バンド4による絶縁シート2の固定効果はあくまでも補助的なものになる。
なお、このような追加される固定用バンド4は、絶縁シート2の電柱8と接触する側の面に設けられてもよいし、その反対側の面に設けられてもよい。また、追加される固定用バンド4は、絶縁シート2に着脱可能に固定されていてもよいし、絶縁シート2に一体に固設されていてもよい。
なお、このような追加される固定用バンド4は、絶縁シート2の電柱8と接触する側の面に設けられてもよいし、その反対側の面に設けられてもよい。また、追加される固定用バンド4は、絶縁シート2に着脱可能に固定されていてもよいし、絶縁シート2に一体に固設されていてもよい。
以上説明したように本発明は、シンプルな構造でありながら、間接活線工具(ホットスティック)による単純な作業の繰り返しにより、電柱の周側面上に巻回して固定することができるヤットコ挟持具付絶縁シートであり、配電設備の保守点検に関する技術分野において利用可能である。
1…ヤットコ挟持具付絶縁シート 2…絶縁シート 2a…上辺 2b…下辺 2c…側縁 3…固定部 3a…面ファスナ(メスタイプ) 4…固定用バンド 4a…芯材 4b…面ファスナ(オスタイプ) 4c…面ファスナ(メスタイプ) 5…ヤットコ挟持具 5a…挟持部材 5b…面ファスナ(オスタイプ) 6…屈曲部 6a…内側 7…ホットスティック 7a…挟持部 8…電柱
Claims (4)
- 合成樹脂製で矩形状をなす絶縁シートと、この絶縁シートのいずれか一方の面の一対の辺に沿って設けられる帯状の固定部と、この固定部のそれぞれに着脱可能に取設される2本の固定用バンドと、それぞれの前記固定用バンドに着脱可能に取設される複数個のヤットコ挟持部とを有し、
前記固定部は、メスタイプ又はオスタイプの面ファスナであり、
前記固定用バンドは、帯状のメスタイプ及びオスタイプの面ファスナが互いに背合わせに一体化されてなり、
前記ヤットコ挟持部は、平板体を折り曲げてなる断面L字形の挟持部材と、この挟持部材の屈曲内側の面に固設されるオスタイプ又はメスタイプの面ファスナとを備えていることを特徴とするヤットコ挟持具付絶縁シート。 - 前記挟持部材は、弾性変形材からなることを特徴とする請求項1に記載のヤットコ挟持具付絶縁シート。
- 前記挟持部材は、前記固定用バンドに取り付けた際に、鉛直上方側に配される面及び/又は鉛直下方側に配される面に、弾性変形材を備えていることを特徴とする請求項1に記載のヤットコ挟持具付絶縁シート。
- 前記固定用バンドは、その長手方向の少なくとも一部又は全部における厚み部分に、前記固定用バンドの形状保持性を高める芯材を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のヤットコ挟持具付絶縁シート。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2017025067A JP2018133170A (ja) | 2017-02-14 | 2017-02-14 | ヤットコ挟持具付絶縁シート |
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Country | Link |
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-
2017
- 2017-02-14 JP JP2017025067A patent/JP2018133170A/ja active Pending
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