JP5721277B2 - 絶縁シート及びその取付方法 - Google Patents

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本発明は、絶縁用防具として使用される絶縁シート及びその取付方法に関する。
間接活線作業においては、たとえば、絶縁操作棒の先端に取り付けられた先端工具が腕金等の充電部分(被防護対象)に接触すると地絡や短絡するため、充電部分に絶縁シートを巻いて作業を行っている。
このような絶縁シートの一例としては、絶縁テープより成る絶縁シートを螺旋状に腕金外面に連続して巻き付けることにより、腕金の要被覆部分を隠蔽する腕金用絶縁被覆シートが開示されている(特許文献1参照)。
一般に、絶縁シートは、被防護対象物に巻きつけて面状ファスナー等により端部を固定した後に、クリップで挟持したり、絶縁シートの外周をテープできつく巻きつけたりすることでその固定を強固にして取り付けている。
しかしながら、クリップの操作や、テープの巻き付けは、ヤットコなどの間接活線把持工具で行うため、絶縁シートを把持する際に滑ったりして取り付けし難い問題があり、また操作に熟練を要する問題もある。
そこで、クリップやテープなどの固定具を用いずに縁シートを固定するものとして、たとえば、絶縁シートの内部に一対の磁石を配置し、この磁石の磁力を利用して絶縁シートを固定する防護用絶縁シートが開示されている(特許文献2参照)。
特開2007−080591号公報 特開2006−340462号公報
しかしながら、特許文献2に記載の防護用絶縁シートは、磁石の位置を自由に変更することができないため、絶縁シートと被防護対象物との間に隙間が生じ、絶縁シートが固定位置からずれて被防護対象の一部が露出して地絡や短絡を招くおそれがある。
また、絶縁シートに磁石が設けられることにより重量が増すため、持ち運びに不便な問題がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、クリップやテープなどの固定具を用いずに、容易に被防護対象物に密着させて固定することが可能な絶縁シート及びその取付方法を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、本発明に係る絶縁シートは、間接活線作業において、充電部分である被防護対象物の外周を巻回可能にシート状に形成された絶縁シートであって、前記被防護対象物に巻回した際に内側となる面と、外側となる面と、に吸盤が設けられ、前記吸盤は、ミクロ吸盤であることを特徴としている。
被防護対象物に巻回した際に内側となる面に吸盤が設けられることで、絶縁シートと被防護対象物との間に隙間が形成されることなく絶縁シートを密着させて固定することができる。したがって、クリップやテープなどの固定具を使用せずに固定することが可能になるため、容易に絶縁シートを取り付けることができる。
また、シートの内側面とその裏側に位置する外側面とが隙間なく互いに密着するので、水が吸盤内に浸入することにより吸盤の負圧が弱まることを防止し被防護対象物から外れることを防止できる。
また、被防護対象物に巻回した際に内側となる面と、外側となる面の両方に吸盤が設けられることで、対峙する吸盤が互いに負圧が作用するように固定されるので、内側面と外側面との固定をより強力にすることができる。
吸盤の大きさは均一に形成されるようにしてもよい。
吸盤の大きさが均一に形成されることで、吸盤の成形にかかる製造コストを下げることが可能となる。
吸盤の大きさは不均一に形成されるようにしてもよい。
吸盤の大きさが不均一に形成されることで、例えば、電柱のようにコンクリートの気泡が多く形成されているため、大きな吸盤では隙間から空気が入るため固定することができないような被防護対象物でも、小さな吸盤によって気泡が形成されていないコンクリートの平滑面に固定することができるため、様々な形状や材質の被防護対象物に固定することができる。
また、絶縁シートの内側面と外側面とを固定するときには、内側面に設けられた吸盤の中心と、外側面に設けられた吸盤の中心とがずれた位置でも、大きい吸盤が小さい吸盤を覆うようにして負圧が作用するため、吸盤内に隙間が形成されることを防止し、任意の位置で互いの面を固定することが可能となる。
上述の絶縁シートを被防護対象物に取り付ける方法であって、間接活線把持工具で被防護対象物に前記絶縁シートの内側面を押し付けて固定する工程と、前記被防護対象物の周囲に巻回して前記絶縁シートの内側面と外側面とを密着固定する工程と、を有することを特徴としている。
クリップやテープによる絶縁シートを固定する作業工程が不要になるため、作業時間を短縮することが可能となる。
以上述べたように、本発明の絶縁シートによれば、被防護対象物に巻回した際に内側となる面(内側面)に吸盤が設けられることで、絶縁シートと被防護対象物との間に隙間が形成されることなく絶縁シートを密着させて固定することができる。したがって、クリップやテープなどの固定具を使用せずに固定することが可能になるため、容易に絶縁シートを取り付けることができ、作業員の安全を確保しつつ、作業時間の短縮を図ることが可能になる。
また、シートの内側面とその裏側に位置する外側面とが隙間なく互いに密着するので、水が吸盤内に浸入することにより吸盤の負圧が弱まることを防止し被防護対象物から外れることを防止できるため、長期に亘って絶縁シートを被防護対象物に固定することが可能となる。
図1は、絶縁シートの全体を示した斜視図である。 図2は、絶縁シートの構成を示した拡大斜視図であり、(a)は、内側面を表側に配置したものを示した斜視図である。(b)は、外側面を表側に配置したものを示した斜視図である。 図3は、絶縁シートの電線への取付手順を示した斜視図であり、(a)は、である。(b)は、絶縁シートを電線に巻きつけて固定した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の絶縁シートについて、添付図面を参照して説明する。なお、本実施例においては、電線を被防護対象物とした例を説明する。
図1に示すように、絶縁シート1は、電線6の外周を巻回可能に方形のシート状に形成されている。
絶縁シート1は、ゴムやプラスチックなどの絶縁性を有する素材で形成され、好ましくは、ポリ塩化ビニル等の軽量素材を用いるとよく、使用する電圧環境に応じて素材を積層して形成するとよい。
また、図2に示すように、絶縁シート1は、電線6を巻回した際に内側となる面(内側面)2と、この内側面2の裏側に位置し電線を巻回した際に外側となる面(外側面)3と、内側面2と外側面3との間に形成される中間部4とを有して構成されている。
内側面2と、外側面3とには、全体に亘って多数の吸盤5が密集して形成されている。
この吸盤5は、先端が球状(楕円体含む)に形成された凸状の型を両面2,3に押し付けて孔を形成したミクロ吸盤である。各吸盤5の孔は、それぞれの形状が不均一に形成され、開口端の直径がそれぞれ1〜2ミリ程度に形成されている。
また、各吸盤5の孔の間隔は、電柱等のコンクリートに形成される気泡の間隔よりも密に形成されることが望ましい。
以上で説明した絶縁シート1を電線に取り付ける場合には、図3に示すように、まず、間接活線把持工具で電線6の上に絶縁シート1を被せ、電線6を中心として絶縁シート1が二つ折りになるように載置する。
次いで、間接活線把持工具で絶縁シート1を電線6の両側方から挟み込むようにして強く把持し、内側面2を電線6の被覆に押し付けて吸盤5内の空気を脱気して固定する。
さらに、電線6の周囲を重畳するように巻回しながら内側面2を外側面3に押し付けて、両面2,3に設けられた吸盤5内の空気を脱気して互いの面2,3を密着させる。
以上述べたように、本発明の絶縁シート1によれば、内側面2に吸盤5が設けられることで、絶縁シート1と電線6との間に隙間が形成されることなく絶縁シート1を密着させて固定させることができる。したがって、クリップやテープなどの固定具を使用せずに固定することが可能になるため、容易に絶縁シート1を取り付けることができ、作業員の安全を確保しつつ、作業時間の短縮を図ることが可能になる。
また、内側面2と外側面3とが隙間なく互いに密着するので、水が吸盤5内に浸入することにより吸盤5の負圧が弱まることを防止し、電線6から外れることを防止できるため、長期に亘って絶縁シート1を電線6に固定することが可能となる。
さらに、内側面2と外側面3との両面2,3に吸盤5が形成されることで、対峙する吸盤5が互いに負圧が作用するように固定されるので、内側面2と外側面3との固定をより強力にすることができる。
さらにまた、吸盤5の形状を不均一に形成することで、例えば、電柱のようにコンクリートの気泡が多く形成されているため、大きな吸盤5では隙間から空気が入るため固定することができないような被防護対象物でも、小さな吸盤5によって気泡が形成されていないコンクリートの平滑面に固定することができるため、様々な形状や材質の被防護対象物に固定することができる。
また、絶縁シート1の内側面2と外側面3とを固定するときには、内側面2に設けられた吸盤5の中心と、外側面3に設けられた吸盤5の中心とがずれた位置でも、大きい吸盤5が小さい吸盤5を覆うようにして負圧が作用するため、吸盤5内に隙間が形成されることを防止し、任意の位置で互いの面2,3を固定することが可能となる。
なお、本実施例においては、吸盤5は内側面2と外側面3の両方に形成されるものであったが、内側面2のみに形成されるものであってもよい。このように、内側面2のみに形成されることで生産コストの低減を図ることが可能となる。
また、本実施例においては、吸盤5の大きさが不均一に形成されるものであったが、吸盤5の大きさは均一に形成されているものであってもよい。このように、吸盤5の大きさが均一に形成されることで、吸盤5を形成する型の形状を均一にすることができるため生産コストの低減を図ることが可能となる。
さらに、各吸盤5の孔については、開口端の直径がそれぞれ1〜2ミリ程度に形成される旨を説明したが、これには限定されず、被防護対象物の素材や形状に応じて、吸盤5の固定時に隙間が形成されないように孔の形状を適宜調整して実施することができる。
1 絶縁シート
2 内側面
3 外側面
4 中間部
5 吸盤
6 電線

Claims (4)

  1. 間接活線作業において、充電部分である被防護対象物の外周を巻回可能にシート状に形成された絶縁シートであって、
    前記被防護対象物に巻回した際に内側となる面と、外側となる面と、に吸盤が設けられ、
    前記吸盤は、ミクロ吸盤であることを特徴とする絶縁シート。
  2. 前記吸盤の大きさは均一に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の絶縁シート。
  3. 前記吸盤の大きさは不均一に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の絶縁シート。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の絶縁シートを被防護対象物に取り付ける方法であって、
    間接活線把持工具で被防護対象物に前記絶縁シートの内側面を押し付けて固定する工程と、
    前記被防護対象物の周囲に巻回して前記絶縁シートの内側面と外側面とを密着固定する工程と、
    を有することを特徴とする絶縁シートの取付方法。
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