JP2018133155A - 端子圧着装置 - Google Patents

端子圧着装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018133155A
JP2018133155A JP2017024658A JP2017024658A JP2018133155A JP 2018133155 A JP2018133155 A JP 2018133155A JP 2017024658 A JP2017024658 A JP 2017024658A JP 2017024658 A JP2017024658 A JP 2017024658A JP 2018133155 A JP2018133155 A JP 2018133155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crimper
crimping
height adjusting
anvil
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017024658A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6614177B2 (ja
Inventor
和郎 戸板
Kazuo Toita
和郎 戸板
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2017024658A priority Critical patent/JP6614177B2/ja
Publication of JP2018133155A publication Critical patent/JP2018133155A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6614177B2 publication Critical patent/JP6614177B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

【課題】複数のクリンパの上下位置の調整を、なるべくコンパクトな構成で実現できるようにすることを目的とする。
【解決手段】端子圧着装置は、第1アンビル32と、第1クリンパ40と、第2アンビル33と、第2クリンパ50と、クリンパ可動支持部70と、ハイト調整機構80と、クリンパ可動支持部70を昇降駆動する駆動機構部とを備える。ハイト調整機構80は、第1クリンパ40の上側で回転軸X周りに回転可能に支持され、回転軸X周りの回転により第1クリンパ40の上方への移動位置を調整するハイト調整用筒部材82と、ハイト調整用筒部材82を貫通すると共に一端が第2クリンパ50の上側でハイト調整用筒部材82の一端から突出した状態で回転軸X周りに回転可能に支持され、回転軸X周りの回転により第2クリンパ50の上方への移動位置を調整するハイト調整用軸部材84とを備える。
【選択図】図5

Description

この発明は、電線の端部に端子を圧着する技術に関する。
特許文献1は、2つの導体を有する電線の一方の導体を圧着端子の圧着部に圧着し、他方の導体を共圧着端子に圧着する技術を開示している。一方の導体及び他方の導体は、それぞれ別々の上型によって圧着される。
特開2010−15701号公報
ところで、電線の太さ、導体の太さ、端子の大きさ等が変ると、各上型の上下位置を調整する必要が生じる。上型の位置の調整は、例えば、当該上型の上方に設けられたダイヤル等を回転させることで行われる。
しかしながら、複数の上型の上下位置を調整するためには、複数のダイヤルを別々の位置に設けると、その設置領域が大きくなってしまう。
そこで、本発明は、複数のクリンパの上下位置の調整を、なるべくコンパクトな構成で実現できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様は、第1圧着部及び第2圧着部を有する圧着端子を電線端部に圧着する端子圧着装置であって、前記第1圧着部を載置可能な第1アンビルと、前記第1アンビルに対向配置され、前記第1アンビルへの接近移動により、前記第1アンビルとの間で前記第1アンビルに載置された第1圧着部を電線の端部に圧着する第1クリンパと、前記第2圧着部を載置可能な第2アンビルと、前記第2アンビルに対向配置され、前記第2アンビルへの接近移動により、前記第2アンビルとの間で前記第2アンビルに載置された第2圧着部を電線の端部に圧着する第2クリンパと、前記第1クリンパ及び前記第2クリンパを、上下移動可能に支持するクリンパ可動支持部と、前記第1クリンパの上側で前記クリンパ可動支持部に対して所定の回転軸周りに回転可能に支持され、前記所定の回転軸周りの回転により前記第1クリンパの上方への移動位置を調整するハイト調整用筒部材と、前記ハイト調整用筒部材を貫通すると共に一端が前記第2クリンパの上側で前記ハイト調整用筒部材の一端から突出した状態で前記クリンパ可動支持部に対して前記所定の回転軸周りに回転可能に支持され、前記所定の回転軸周りの回転により前記第2クリンパの上方への移動位置を調整するハイト調整用軸部材とを備えるハイト調整機構と、前記クリンパ可動支持部を昇降駆動する駆動機構部とを備える。
第2の態様は、第1の態様に係る端子圧着装置であって、前記ハイト調整用筒部材の外周部に前記第1クリンパに当接して前記第1クリンパの上方への移動を規制する第1規制面が前記所定の回転軸に対する距離を変えて複数形成され、前記ハイト調整用軸部材のうち前記ハイト調整用筒部材から突出する一端部分の外周部に前記第2クリンパに当接して前記第2クリンパの上方への移動を規制する第2規制面が前記所定の回転軸に対する距離を変えて複数形成されているものである。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係る端子圧着装置であって、前記ハイト調整用筒部材の他端に前記ハイト調整用筒部材を作業者の正面側から摘まんで回転させるための第1つまみ部が設けられ、前記ハイト調整用軸部材の他端に前記ハイト調整用筒部材の他端から突出して前記ハイト調整用軸部材を摘まんで回転させるための第2つまみ部が設けられているものである。
第4の態様は、第1から第3のいずれか1つの態様に係る端子圧着装置であって、前記ハイト調整用筒部材を前記ハイト調整用軸部材に向けて付勢する第1付勢部材が設けられ、前記ハイト調整用筒部材及び前記ハイト調整用軸部材の一方に第1回転規制凸部が設けられると共に他方に第1回転規制凹部が設けられ、前記第1付勢部材の付勢により前記ハイト調整用筒部材が前記ハイト調整用軸部材に押付けられた状態で、前記第1回転規制凸部が前記第1回転規制凹部に嵌り込んで前記ハイト調整用筒部材の回転を規制し、前記第1付勢部材の付勢力に抗して前記ハイト調整用筒部材が前記ハイト調整用軸部材から離間した状態で、前記第1回転規制凸部が前記第1回転規制凹部から抜けて前記ハイト調整用筒部材が回転可能になるものである。
第5の態様は、第1から第4のいずれか1つの態様に係る端子圧着装置であって、前記ハイト調整用軸部材を前記一端側に向けて付勢する第2付勢部材が設けられ、前記ハイト調整用軸部材及び前記クリンパ可動支持部の一方に第2回転規制凸部が設けられると共に他方に第2回転規制凹部が設けられ、前記第2付勢部材の付勢により前記ハイト調整用軸部材の一端が前記クリンパ可動支持部の対向部分に押付けられた状態で、前記第2回転規制凸部が前記第2回転規制凹部に嵌り込んで前記ハイト調整用軸部材の回転を規制し、前記第2付勢部材の付勢力に抗して前記ハイト調整用軸部材が前記クリンパ可動支持部の対向部分から離間した状態で、前記第2回転規制凸部が前記第2回転規制凹部から抜けて前記ハイト調整用軸部材が回転可能になるものである。
第6の態様は、圧着端子の第3圧着部を電線端部に圧着する第1から第5のいずれか1つの態様に係る端子圧着装置であって、前記第3圧着部を載置可能な第3アンビルと、前記第3アンビルに対向配置され、前記第3アンビルへの接近移動により、前記第3アンビルとの間で前記第3アンビルに載置された第3圧着部を電線の端部に圧着する第3クリンパとを備え、前記第3クリンパが、前記クリンパ可動支持部に対して一定位置に支持されており、前記クリンパ可動支持部に対して前記所定の回転軸よりも上側の回転軸周りに回転可能に支持され、前記上側の回転軸周りの回転により、前記駆動機構部が前記クリンパ可動支持部を下降させる際の下死点位置を調整する全体ハイト調整用軸部材をさらに備える。
第7の態様は、電線に装着されたゴム栓に圧着可能なゴム栓圧着部、電線の被覆端部に圧着可能な被覆圧着部及び電線の芯線に圧着可能な芯線圧着部を有するゴム栓用圧着端子を電線端部に圧着する第1から第6のいずれか1つの態様に係る端子圧着装置であって、前記第1アンビルと前記第1クリンパとが前記ゴム栓圧着部、前記被覆圧着部及び前記芯線圧着部のいずれか1つを前記電線端部に圧着し、前記第2アンビルと前記第2クリンパとが前記ゴム栓圧着部、前記被覆圧着部及び前記芯線圧着部のいずれか他の1つを前記電線端部に圧着するものである。
第8の態様は、電線の被覆端部に圧着可能な被覆圧着部、電線の外側導体に圧着可能な外側導体圧着部及び電線の内側導体に圧着可能な内側導体圧着部を有する内外導体用圧着端子を電線端部に圧着する第1から第6のいずれか1つの態様に係る端子圧着装置であって、前記第1アンビルと前記第1クリンパとが前記被覆圧着部、前記外側導体圧着部及び前記内側導体圧着部のいずれか1つを前記電線端部に圧着し、前記第2アンビルと前記第2クリンパとが前記被覆圧着部、前記外側導体圧着部及び前記内側導体圧着部のいずれか他の1つを前記電線端部に圧着するものである。
第1の態様によると、ハイト調整用筒部材にハイト調整用軸部材が貫通して同軸上に配設されているため、複数の上型の上下位置の調整を、なるべくコンパクトな構成で実現できる。
第2の態様によると、ハイト調整用筒部材を回転させると、複数の第1規制面のなかから第1クリンパに当接するものが切替えられ、第1クリンパの上下位置を調整することができる。また、ハイト調整用軸部材を回転させると、複数の第2規制面のなかから第2クリンパに当接するものが切替えられ、第2クリンパの上下位置を調整することができる。
第3の態様によると、第1つまみ部を摘まんでハイト調整用筒部材を容易に回転させることができ、第2つまみ部を摘まんでハイト調整用軸部材を容易に回転させることができる。
第4の態様によると、第1付勢部材の付勢力に抗してハイト調整用筒部材をハイト調整用軸部材から離間させると、第1回転規制凸部が第1回転規制凹部から抜けてハイト調整用筒部材を回転させることができ、これにより、第1クリンパの上下位置を調整できる。また、第1付勢部材の付勢によりハイト調整用筒部材がハイト調整用軸部材に押付けられた状態で、第1回転規制凸部が第1回転規制凹部に嵌り込んでハイト調整用筒部材の回転を規制することができる。これにより、ハイト調整用筒部材の回転規制、回転可能状態を容易に切替えることができる。
第5の態様によると、第2付勢部材の付勢力に抗してハイト調整用軸部材をクリンパ可動支持部の対向部分から離間させると、第2回転規制凸部が第2回転規制凹部から抜けてハイト調整用軸部材を回転させることができ、これにより、第2クリンパの上下位置を調整できる。また、第2付勢部材の付勢によりハイト調整用軸部材がクリンパ可動支持部の対向部分に押付けられた状態で、第2回転規制凸部が第2回転規制凹部に嵌り込んでハイト調整用軸部材の回転を規制することができる。これにより、ハイト調整用軸部材の回転規制、回転可能状態を容易に切替えることができる。
第6の態様によると、前記所定の回転軸よりも上側の回転軸周りに回転可能に支持された全体ハイト調整用軸部材を回転させることによって、クリンパ可動支持部を下降させる際の下死点位置を調整することができる。これにより、第1クリンパ、第2クリンパ及び第3クリンパの下死点位置を調整することができる。また、第1クリンパ及び第2クリンパについては、ハイト調整用筒部材及びハイト調整用軸部材の回転によって上下位置を個別に調整することができる。結果、第3クリンパの下死点位置の個別調整も可能となる。
第7の態様によると、ゴム栓用圧着端子を電線端部に圧着できる。
第8の態様によると、内外導体用圧着端子を電線端部に圧着できる。
端子付電線を示す側面図である。 端子圧着装置を示す正面図である。 端子圧着装置を示す側面図である。 端子圧着装置の一部分解斜視図である。 端子圧着装置の部分概略断面図である。 図5のVI−VI線概略断面図である。 図5のVII−VII線概略断面図である。 ハイト調整用軸部材を回転させる様子を示す図である。 ハイト調整用筒部材を回転させる様子を示す図である。 内外導体用圧着端子を示す平面図である。 内外導体用圧着端子を圧着する様子を示す説明図である。
以下、実施形態に係る端子圧着装置について説明する。
まず、加工対象となる端子付電線について説明する。図1は端子付電線10を示す側面図である。
端子付電線10は、電線12と、端子20とを備える。
電線12は、芯線部13の外周に被覆部14が押出し被覆等によって被覆された構成とされている。芯線部13は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属線の単線又は撚り合わせ線によって構成されている。電線12の端部の被覆部14が皮剥され、電線12の延在方向の一部、ここでは、電線12の端部に露出芯線部13aが形成されている。また、電線12のうち被覆部14の端部にゴム栓16が装着されている。ゴム栓16は、ゴム等の弾性材料により形成された部材である。ゴム栓16には、電線12の被覆部14を挿通可能な挿通孔が形成されている。ゴム栓16が被覆部14の端部に装着された状態で、ゴム栓16は、被覆部14の端面よりも内側に位置しており、当該ゴム栓16よりも電線12の先端側に、被覆部14の端部が露出している。
端子20は、銅、銅合金等の金属板材を適宜プレス加工等することにより形成されている。端子20の表面には、スズ、ニッケル等のメッキ層が形成されていてもよい。
端子20は、相手側接続部22と、芯線圧着部24と、被覆圧着部26と、ゴム栓圧着部28とを備える。つまり、端子20は、ゴム栓16が装着された電線12の端部に圧着されるゴム栓用圧着端子20である。
相手側接続部22は、相手側の端子等と接続される部分であり、ここでは、略筒状の形状、いわゆるメス端子としての形状に形成されている。そして、この相手側接続部22に、ピン状或はタブ状の接続部を有する相手側端子(いわゆるオス端子)が挿入接続される。もっとも、相手側接続部22は、ピン状或はタブ状の形状、いわゆるオス端子としての形状に形成されていてもよく、また、ねじ等によって相手側の部材に接続可能な環状形状に形成されていてもよい。
芯線圧着部24は、露出芯線部13aに圧着可能に構成されている。ここでは、芯線圧着部24は、底板部24aと、当該底板部24aの両側部から一方側に立上がる一対の芯線圧着片24bとを備える。そして、底板部24a上に露出芯線部13aが配設された状態で、一対の芯線圧着片24bが露出芯線部13aを抱持するように内向きに曲げられることで、芯線圧着部24が露出芯線部13aに圧着される。
被覆圧着部26は、底板部26aと、一対の被覆圧着片26bを備えている。そして、底板部26a上に被覆部14の端部が配設された状態で、一対の被覆圧着片26bが被覆部14を抱持するように内向きに曲げられることで、被覆圧着部26が被覆部14の端部に圧着される。底板部24aが底板部26aの一端部に連続的に連なる態様で、上記芯線圧着部24が、被覆圧着部26の一端部側に連なって設けられている。
ゴム栓圧着部28は、底板部28aと、一対のゴム栓圧着片28bを備えている。そして、底板部28a上にゴム栓16が配設された状態で、一対のゴム栓圧着片28bがゴム栓16を抱持するように内向きに曲げられることで、ゴム栓圧着部28がゴム栓16に圧着される。底板部26aが底板部28aの一端部に連続的に連なる態様で、上記被覆圧着部26が、ゴム栓圧着部28の一端部側に連なって設けられている。
端子20が圧着される電線12の太さ(直径)、ゴム栓16の太さ(直径)は一定とは限らず、異なる太さの電線12、異なる太さのゴム栓16に端子20が圧着される場合がある。また、電線12の太さ、ゴム栓16の太さが異なる場合、端子20のサイズも変更される可能性がある。このような場合、端子20を圧着する金型の圧着面の形状はそのままで、下金型であるアンビルの圧着面と上金型であるクリンパの圧着面との距離を変えれば、異なる太さの電線12に端子20を圧着することができる。
次に説明する端子圧着装置30は、共通するクリンパによって、電線12の太さの変更、ゴム栓16の太さの変更に対応して圧着するための構成を備えている。
<端子圧着装置>
端子圧着装置30について説明する。図2は端子圧着装置30を示す正面図であり、図3は端子圧着装置30を示す側面図であり、図4は端子圧着装置30の一部分解斜視図であり、図5は端子圧着装置30の部分概略断面図である。なお、図3において、端子圧着装置30のハイト調整機構80の一部が断面で示されている。
端子圧着装置30は、第1圧着部としてのゴム栓圧着部28と、第2圧着部としての被覆圧着部26を、電線12の端部に圧着するための装置である。ここでは、端子圧着装置30は、第3圧着部としての芯線圧着部24をも露出芯線部13aに圧着する。
端子圧着装置30は、第1アンビル32、第2アンビル33及び第3アンビル34と、第1クリンパ40と、第2クリンパ50と、第3クリンパ60と、クリンパ可動支持部70と、ハイト調整機構80と、駆動機構部98とを備える。
第1アンビル32は、ゴム栓圧着部28を載置可能に構成されている。より具体的には、第1アンビル32は、端子圧着装置30の基部31から上方に向けて突出する形状に形成されている。第1アンビル32の上面には、ゴム栓圧着部28の底板部28aを載置可能な断面弧状溝形状の第1下側圧着面が形成されている。
第2アンビル33は、被覆圧着部26を載置可能に構成されている。より具体的には、第2アンビル33は、第1アンビル32の隣の位置で端子圧着装置30の基部31から上方に向けて突出する形状に形成されている。第2アンビル33の上面には、被覆圧着部26の底板部26aを載置可能な断面弧状溝形状の第2下側圧着面が形成されている。
第3アンビル34は、芯線圧着部24を載置可能に構成されている。より具体的には、第3アンビル34は、第2アンビル33の隣の位置で端子圧着装置30の基部31から上方に向けて突出する形状に形成されている。第3アンビル34の上面には、芯線圧着部24の底板部24aを載置可能な断面弧状溝形状の第3下側圧着面が形成されている。
上記第1アンビル32、第2アンビル33及び第3アンビル34は、ゴム栓圧着部28、被覆圧着部26及び芯線圧着部24の配置関係に応じて、直線状に並ぶように配設されている。そして、第1アンビル32、第2アンビル33及び第3アンビル34のそれぞれの上に、ゴム栓圧着部28、被覆圧着部26及び芯線圧着部24を載置支持した状態で、ゴム栓圧着部28内にゴム栓16を、被覆圧着部26内に被覆部14の端部を、芯線圧着部24内に露出芯線部13aを配設できるようになっている。
上記第1アンビル32、第2アンビル33及び第3アンビル34は、一体的な構成であってもよいし、別体により構成されていてもよい。
第1クリンパ40は、第1アンビル32に対向する上方位置に配設されており、アンビル32への接近移動により、第1アンビル32との間で第1アンビル32上に載置されたゴム栓圧着部28をゴム栓16に圧着するように構成されている。
より具体的には、第1クリンパ40は、細長板状に形成されている。第1クリンパ40の上部の幅寸法は、下部の幅寸法よりも段部を介して幅広に形成されている。第1クリンパ40の上部の幅寸法は、後述するクリンパ可動支持部70の支持凹部75の幅寸法と同じであり、第1クリンパ40の下部の幅寸法は、支持凹部75の幅寸法よりも小さい。第1クリンパ40の上部の中央部には、ピン挿通孔40hが形成されている。ピン挿通孔40hは、上下方向に細長い長孔に形成されている。
第1クリンパ40の下部中央から上方に向う細長凹状の第1上側圧着面42が形成されている。第1上側圧着面42の最奥(上)部は、上向きに凸となる弧状周面に形成されており、第1上側圧着面42の先端(下)側両側面は、先端(下)側に向けて順次拡開する形状に形成されている。そして、第1アンビル32上にゴム栓圧着部28を載置し、この内部にゴム栓16を配設した状態で、第1クリンパ40を第1アンビル32に向けて接近移動させると、底板部28aが第1アンビル32上に支持された状態で、一対のゴム栓圧着片28bが第1上側圧着面42に摺接しつつ当該第1上側圧着面42に沿って内向きに湾曲変形する。これにより、一対のゴム栓圧着片28bがゴム栓16にかしめられる。
第2クリンパ50は、第1クリンパ40の隣の位置で、第2アンビル33に対向する上方位置に配設されており、第2アンビル33への接近移動により、第2アンビル33との間で第2アンビル33上に載置された被覆圧着部26を電線12の被覆部14の端部に圧着するように構成されている。
より具体的には、第2クリンパ50は、細長板状に形成されている。第2クリンパ50の上部の幅寸法は、下部の幅寸法よりも段部を介して幅広に形成されている。第2クリンパ50の上部の幅寸法は、支持凹部75の幅寸法と同じであり、第2クリンパ50の下部の幅寸法は、支持凹部75の幅寸法よりも小さい。第2クリンパ50の上部の中央部には、ピン挿通孔50hが形成されている。ピン挿通孔50hは、上下方向に細長い長孔に形成されている。
第2クリンパ50の下部中央から上方に向う細長凹状の第2上側圧着面52が形成されている。第2上側圧着面52の最奥(上)部は、上向きに凸となる弧状周面を2つ横並びにした形状に形成されており、第2上側圧着面52の先端側両側面は、先端側に向けて順次拡開する形状に形成されている。そして、第2アンビル33上に被覆圧着部26を載置し、この内部に被覆部14の端部を配設した状態で、第2クリンパ50を第2アンビル33に向けて接近移動させると、底板部26aが第2アンビル33上に支持された状態で、一対の被覆圧着片26bが第2上側圧着面52に摺接しつつ当該第2上側圧着面52に沿って内向きに湾曲変形する。これにより、一対の被覆圧着片26bが被覆部14の端部にかしめられる。
第3クリンパ60は、第2クリンパ50の隣の位置で、上記第3アンビル34に対向する上方位置に配設されており、第3アンビル34への接近移動により、第3アンビル34との間で第3アンビル34上に載置された芯線圧着部24を電線12の露出芯線部13aに圧着するように構成されている。
より具体的には、第3クリンパ60は、細長板状に形成されている。第3クリンパ60の上部の幅寸法は、下部の幅寸法よりも段部を介して幅広に形成されている。第3クリンパ60の上部の幅寸法は、支持凹部75の幅寸法と同じであり、第3クリンパ60の下部の幅寸法は、支持凹部75の幅寸法よりも大きい。第3クリンパ60の上部の中央部には、ピン挿通孔60hが形成されている。
第3クリンパ60の下部中央から上方に向う細長凹状の第3上側圧着面62が形成されている。第3上側圧着面62の最奥(上)部は、上向きに凸となる弧状周面を2つ横並びにした形状に形成されており、第3上側圧着面62の先端側両側面は、先端側に向けて順次拡開する形状に形成されている。そして、第3アンビル34上に芯線圧着部24を載置し、この内部に露出芯線部13aを配設した状態で、第3クリンパ60を第3アンビル34に向けて接近移動させると、底板部24aが第3アンビル34上に支持された状態で、一対の芯線圧着片24bが第3上側圧着面62に摺接しつつ当該第3上側圧着面62に沿って内向きに湾曲変形する。これにより、一対の芯線圧着片24bが露出芯線部13aにかしめられる。
クリンパ可動支持部70は、第1クリンパ40、第2クリンパ50及び第3クリンパ60を、第1アンビル32、第2アンビル33、第3アンビル34に対向させた位置で支持しており、特に、第1クリンパ40及び第2クリンパ50については上下移動可能に支持している。
より具体的には、クリンパ可動支持部70は、可動支持部本体72と、背板部74と、一対の側板部76と、固定ピン77とを備える。
可動支持部本体72は、方形ブロック状に形成されている。可動支持部本体72の幅方向中央には、前後方向に沿う規制部収容溝72a、規制部収容孔72bが形成されている。なお、アンビル32、33、34上に端子20及び電線12が配設された状態で、電線12の延在方向を前後方向といい、特に、電線12が外方に延出する側を前側、その反対側を後側ということにする。規制部収容溝72a、規制部収容孔72bの奥側は閉じられている。規制部収容溝72aは、可動支持部本体72の下部の幅方向中央部に形成されている。規制部収容溝72aは、可動支持部本体72の下部側にも開口しており、規制部収容溝72aを、その前後方向において観察すると、半円よりも大きい部分円形状として観察される。規制部収容孔72bは、規制部収容溝72aの上側に形成されており、規制部収容孔72bを、その前後方向において観察すると、円形状として観察される。
可動支持部本体72の上部には、後述する駆動機構部98のロッド99の先端部を嵌込可能なセット凹部73が形成されており、規制部収容孔72bは、当該セット凹部73内に部分的に開口している。
上記規制部収容溝72a及び規制部収容孔72bに、ハイト調整機構80が組込まれる。
可動支持部本体72の下側の後部に、背板部74が延出している。一対の側板部76が、背板部74の両側部にネジS等によって固定されている。これにより、可動支持部本体72の下側であって背板部74の前側に、一対の側板部76で囲まれる支持凹部75が形成される。支持凹部75は、可動支持部本体72の下方及び前方向に開口している。
そして、第1クリンパ40、第2クリンパ50及び第3クリンパ60を重ね合せた状態で、固定ピン77を、ピン挿通孔40h、50h、60hに挿通させて、固定ピン77の先端部を背板部74に形成されたねじ溝に螺合させると、第1クリンパ40、第2クリンパ50及び第3クリンパ60を、支持凹部75(図2参照)内に組込むことができる。この状態で、ピン挿通孔40h、50hは、上下方向に長い長孔に形成されているため、第1クリンパ40及び第2クリンパ50は、クリンパ可動支持部70に対して上下方向に移動することができる。
なお、第1クリンパ40、第2クリンパ50及び第3クリンパ60の重ね合せ体には、必要に応じて、スペーサ46、押え部材48等が重ね合された状態で、上記固定ピン77によって固定される。スペーサ46は、第1クリンパ40、第2クリンパ50及び第3クリンパ60の位置調整を行う介在部材である。押え部材48は、端子20の圧着を行う際に、端子20を押え付ける部材である。押え部材48は、バネ等の弾性部材48Sを介して下方に付勢されている。なお、固定ピン77の頭部に最も近い位置には、カバー部材49が設けられている。
基部31上であってアンビル32、33、34を囲む位置にガイドホルダ78が固定されている。ガイドホルダ78には、上下方向に貫通するガイド溝79が形成されている。ガイド溝79は、ガイドホルダ78の上下及び前側に開口している。アンビル32、33、34は、ガイド溝79の下方に近い位置で基部31上に固定されている。
ガイド溝79の内向き面間の寸法は、クリンパ可動支持部70の幅寸法と同じに設定されており、クリンパ可動支持部70の両側面がガイド溝79の内向き面に接触してガイドされた状態で、クリンパ可動支持部70がガイド溝79内に配設されている。これにより、クリンパ可動支持部70は、ガイドホルダ78によって、アンビル32、33、34の上方で昇降移動可能に支持される。
なお、ガイドホルダ78の前側の両側部には、ガイド溝79の開口両側部を部分的に塞ぐ押え片79PがネジS等によって固定されており、クリンパ可動支持部70は、押え片79Pによってガイド溝79内に押え付けられている。一対の押え片79Pの間には、電線12等を挿通可能な隙間が形成されている。
また、上記クリンパ可動支持部70のセット凹部73には、駆動機構部98が連結されている。駆動機構部98は、エアシリンダ、油圧シリンダ、リニアモータ等のアクチュエータにより構成されており、上下方向に沿って下向けに進退駆動されるロッド99を備える。ロッド99の先端部の幅広部分が上記セット凹部73内に嵌め込まれ、当該ロッド99の進退駆動によって、クリンパ可動支持部70が上下方向に昇降駆動される。
なお、基部31の側方部分には、連鎖端子の形態で複数の端子20をアンビル32、33、34上に向けて送る端子送り機構38が設けられている。
<ハイト調整機構80について>
ハイト調整機構80について説明する。図6は図5のVI−VI線概略断面図であり、図7は図5のVII−VII線概略断面図である。図2〜図7に示すように、ハイト調整機構80は、ハイト調整用筒部材82と、ハイト調整用軸部材84とを備える。ハイト調整用筒部材82は、クリンパ可動支持部70に対する第1クリンパ40の上方への移動位置を規制する部材であり、ハイト調整用軸部材84は、クリンパ可動支持部70に対する第2クリンパ50の上方への移動位置を規制する部材である。
ハイト調整用筒部材82は、筒形状に形成されており、第1クリンパ40の上側でクリンパ可動支持部70に対して所定の回転軸X周りに回転可能に支持され、所定の回転軸V周りの回転によりクリンパ可動支持部70に対する第1クリンパ40の上方への移動位置を調整する。
より具体的には、ハイト調整用筒部材82の一端の部分82pの外周は、規制部収容溝72aの前側開口部内に嵌め込まれる。このハイト調整用筒部材82の一端の部分82pは、規制部収容溝72aの下側の開口を通って下方に突出しており、第1クリンパ40の上部に当接可能に構成されている。また、ハイト調整用筒部材82の一端の部分82pには、第1クリンパ40の上部に当接して第1クリンパ40の上方への移動を規制する第1規制面82fが所定の回転軸Xに対する距離を変えて複数形成されている(図6参照)。ここでは、部分82pは、多角形状(ここでは、8角形状)に形成されており、周囲の複数の面が回転軸Xに対する距離を変えた第1規制面82fとして形成されている。
また、ハイト調整用筒部材82内には、挿通孔82hが形成されており、当該挿通孔82h内にハイト調整用軸部材84が挿通される。そして、ハイト調整用軸部材84がハイト調整用軸部材84の周りに回転できるようになっている。
上記挿通孔82hのうち他端側部分は、一端側部分よりも径が大きい大径部分82haに形成されており、その大径部分82haの底部と後述する第2つまみ部84Dとの間に圧縮状態で介在するようにコイルバネ等の第1付勢部材82Sが設けられている。第1付勢部材82Sは、ハイト調整用軸部材84に外嵌めされている。この第1付勢部材82Sによって、ハイト調整用筒部材82がハイト調整用筒部材82に向けて(つまみ部82D、84Cとは反対側に向けて)付勢されている。
また、ハイト調整用筒部材82の先端部及びハイト調整用軸部材84のうち前記先端部と対向する部分の一方側に回転規制凸部(第1回転規制凸部)82aが設けられると共に他方に回転規制凹部(第1回転規制凹部)82bが設けられている。ここでは、ハイト調整用軸部材84のうちハイト調整用筒部材82の先端部と対向する部分に回転規制凸部82aが設けられ、ハイト調整用筒部材82に回転規制凹部82bが設けられている。より具体的には、ハイト調整用軸部材84のうちハイト調整用筒部材82の先端部と対向する部分に1つの回転規制凸部82aが設けられ、ハイト調整用筒部材82に複数の回転規制凹部82bが設けられている。複数の回転規制凹部82bは、回転軸Xの周りにおいて、回転対称となる複数(ここでは、第1規制面82fの数に応じて8つ)の位置に設けられている。
そして、上記第1付勢部材82Sによる付勢下、回転規制凸部82aが複数の回転規制凹部82bに選択的に嵌り込むことによって、ハイト調整用筒部材82の回転が規制される。
また、ハイト調整用筒部材82の他端にハイト調整用筒部材82を摘まんで回転させるための第1つまみ部82Dが設けられている。第1つまみ部82Dは、ハイト調整用筒部材82の他の部分と一体形成された部分であり、当該他の部分よりも大径な環状を呈するダイヤル状に形成されている。そして、作業者は、第1つまみ部82Dを摘まむことによって、ハイト調整用筒部材82を容易に引出したり、回転させたりすることができる。
ハイト調整用軸部材84は、規制部収容溝72aに嵌め込み可能な長尺形状に形成されている。ハイト調整用軸部材84のうち規制部収容溝72aの奥側部分は、円形外周面形状を呈しており、規制部収容溝72a内に嵌め込まれた状態で、第2クリンパ50の上側で所定の回転軸X周りに回転することができる。ハイト調整用軸部材84のうち長手方向中間部であって、ハイト調整用筒部材82よりも規制部収容溝72aの奥側に突出する部分84pは、第2クリンパ50の上側に配設される。この部分84pの外周部には、第2クリンパ50の上部に当接して第2クリンパ50の上方への移動を規制する第2規制面84fが前記回転軸Xに対する距離を変えて複数形成されている。ここでは、部分84pは、多角形状(ここでは、8角形状)に形成されており、周囲の複数の面が回転軸Xに対する距離を変えた第2規制面84fとして形成されている。
そして、ハイト調整用軸部材84を回転させると、複数の第2規制面84fのうちの1つが選択的に第2クリンパ50の上部に当接する。ハイト調整用軸部材84を回転させて、複数の第2規制面84fのうちのいずれを第2クリンパ50の上部に当接させるかを変更することによって、クリンパ可動支持部70に対して一定位置にある回転軸Xと、選択された第2規制面84fとの距離が調整されるため、クリンパ可動支持部70に対する第2クリンパ50の上方への移動位置が調整される。
また、ハイト調整用軸部材84には、前側から後ろ側に向う有底穴84hが形成されている。有底穴84hの底部には、より小さい孔が形成されている。そして、ネジSが上記有底穴84hに挿入されると共にその底部の孔に挿入されて、規制部収容溝72aの底のネジ孔に螺合固定されている。また、ネジSの頭部と有底穴84hの底との間に、ねじりコイルバネ等の第2付勢部材84Sが圧縮状態で装着されている。第2付勢部材84Sは、ハイト調整用軸部材84をその一端側、即ち、つまみ部82D、84Cとは反対側である規制部収容溝72aの奥側に付勢している。
ハイト調整用軸部材84の先端部及び規制部収容溝72aの底の一方側に回転規制凸部(第2回転規制凸部)84aが設けられると共に他方に回転規制凹部(第2回転規制凹部)84bが設けられている。ここでは、規制部収容溝72aの底部に1つの回転規制凸部84aが突設されている。また、ハイト調整用軸部材84の先端部に、複数の回転規制凹部84bが設けられている。複数の回転規制凹部84bは、回転軸Xの周りにおいて、回転対称となる複数(ここでは、第2規制面84fの数に応じて8つ)の位置に設けられている。
そして、通常状態では、第2付勢部材84Sによって、ハイト調整用軸部材84が奥側に付勢され、もって、回転規制凸部84aが複数の回転規制凹部84bに嵌った状態に保たれている。これにより、ハイト調整用軸部材84の回転が規制されている。
また、ハイト調整用軸部材84のうち第2規制面84fが形成された部分84pよりも他端側(前側)は、他の部分よりも細く形成されている。この部分に上記ハイト調整用筒部材82が回転可能に外嵌めされている。ハイト調整用軸部材84の他端部(前端部)は、ハイト調整用筒部材82の他端から突出すると共に規制部収容溝72aの前側の開口よりも外側に突出しており、この部分に第2つまみ部84Dが設けられている。第2つまみ部84Dは、環状のダイヤル状に形成されており、ハイト調整用軸部材84の他端部(前端部)に外嵌めされた状態で、ネジS等によって当該ハイト調整用軸部材84と一体的に回転するように固定されている。つまみ部82Dは、第1付勢部材82Sを介してハイト調整用筒部材82を抜け止する役割をも果す。
第2クリンパ50の高さ位置を調整する場合には、作業者が第2つまみ部84Dを摘まんで第2付勢部材84Sの付勢力に抗してハイト調整用軸部材84を引っ張り、回転規制凸部84aが回転規制凹部84bに嵌った状態を解除する(図8参照)。そして、この状態で、作業者が第2つまみ部84Dを摘まんでハイト調整用軸部材84を回転させる。複数の第2規制面84fのうち所望の第2規制面84fが下を向くまでハイト調整用軸部材84を回転させると、作業者が第2つまみ部84Dを摘まんでハイト調整用軸部材84を引っ張る力を解除する。すると、第2付勢部材84Sの付勢力によって、ハイト調整用軸部材84が奥側に移動し、回転規制凸部84aが回転規制凹部84bに嵌り込み、ハイト調整用軸部材84の回転が規制される。これにより、ハイト調整用軸部材84の回転によって、いずれの第2規制面84fが第1クリンパ40の上部に当接するかを調整でき、もって、クリンパ可動支持部70に対する第2クリンパ50の高さ位置を調整できる。
上記調整を行う際、ハイト調整用軸部材84も、ハイト調整用軸部材84と共に引出されて回転することになる。
そこで、第1クリンパ40の高さ位置を調整する場合には、作業者が第1つまみ部82Dを摘まんで第1付勢部材82Sの付勢力に抗してハイト調整用筒部材82を引っ張り、回転規制凸部82aが回転規制凹部82bに嵌った状態を解除する。そして、この状態で、作業者が第1つまみ部82Dを摘まんでハイト調整用筒部材82を回転させる。複数の第1規制面82fのうち所望の第1規制面82fが下を向くまでハイト調整用筒部材82を回転させると、作業者が第1つまみ部82Dを摘まんでハイト調整用筒部材82を引っ張る力を解除する。すると、第1付勢部材82Sの付勢力によって、ハイト調整用筒部材82が奥側に移動し、回転規制凸部82aが回転規制凹部82bに嵌り込み、ハイト調整用筒部材82の回転が規制される。これにより、ハイト調整用筒部材82の回転によって、いずれの第1規制面82fが第2クリンパ50の上部に当接するかを調整でき、もって、クリンパ可動支持部70に対する第1クリンパ40の高さ位置を調整できる(図9参照)。
また、ハイト調整機構80は、全体ハイト調整用軸部材90を備える。全体ハイト調整用軸部材90は、駆動機構部98により昇降駆動されるクリンパ可動支持部70の下死点位置を規制する部材である。
すなわち、第3クリンパ60は、クリンパ可動支持部70に対して一定位置に支持されているため、クリンパ可動支持部70の下死点位置を調整することで、第3クリンパ60が圧着を行う際の下死点位置を調整する。
全体ハイト調整用軸部材90は、太さ等を除いて上記ハイト調整用軸部材84と同様構成とされており、上記規制部収容孔72b内に嵌め込まれている(図2〜図4参照)。そして、全体ハイト調整用軸部材90が第2の回転軸Y周りに回転することによって、複数の第3規制面90fが選択的にセット凹部73内に突出する。これにより、ロッド99に対するクリンパ可動支持部70の支持位置が調整される。これにより、駆動機構部98がクリンパ可動支持部70を下降させる際の下死点位置が調整され、もって、第3クリンパ60の下死点位置、即ち、圧着を行う位置が調整される。全体ハイト調整用軸部材90の回転によりクリンパ可動支持部70の下死点位置を調整すると、第1クリンパ40及び第2クリンパ50の位置も変動するため、これに応じて、ハイト調整用筒部材82及びハイト調整用軸部材84を用いて、第1クリンパ40及び第2クリンパ50の位置を調整するとよい。
以上のように構成された端子圧着装置30によると、第1クリンパ40の上側でクリンパ可動支持部70に対して回転軸X周りに回転可能に支持され、回転軸X周りの回転により第1クリンパ40の上方への移動位置を規制するハイト調整用筒部材82と、ハイト調整用筒部材82を貫通すると共に一端が第2クリンパ50の上側でハイト調整用筒部材82の一端から突出した状態でクリンパ可動支持部70に対して回転軸X周りに回転可能に支持され、回転軸X周りの回転により第2クリンパ50の上方への移動位置を調整するハイト調整用軸部材84を備えるため、ハイト調整用筒部材82とハイト調整用軸部材84とを同軸上に配設することができる。これにより、複数のクリンパ40、50の上下位置の調整をなるべくコンパクトな構成で実現できる。また、圧着高さを調整する方法としては、クリンパ自体を交換する方法もあるが、上記構成によると、クリンパを交換しなくても、複数箇所のクリンパの高さを調整することができる。
また、ハイト調整用筒部材82の外周部に第1クリンパ40に当接して第1クリンパ40の上方への移動を規制する第1規制面82fが回転軸Xに対する距離を変えて複数形成され、ハイト調整用軸部材84のうちハイト調整用筒部材82から突出する一端部分の外周部に第2クリンパ50に当接して第2クリンパ50の上方への移動を規制する第2規制面84fが回転軸Xに対する距離を変えて複数形成されている。このため、ハイト調整用筒部材82を回転させると、複数の第1規制面82fのなかから第1クリンパ40に当接するものが切替えられ、もって、第1クリンパ40の上下位置を調整できる。また、ハイト調整用軸部材84を回転させると、複数の第2規制面84fのなかから第2クリンパ50に当接するものが切替えられ、もって、第2クリンパ50の上下位置を調整することができる。
また、ハイト調整用筒部材82の他端にハイト調整用筒部材82を摘まんで回転させるための第1つまみ部82Dが設けられ、ハイト調整用軸部材84の他端にハイト調整用筒部材82の他端から突出してハイト調整用軸部材84を摘まんで回転させるための第2つまみ部84Dが設けられているため、第1つまみ部82Dを摘まんでハイト調整用筒部材82を容易に回転させることができ、第2つまみ部84Dを摘まんでハイト調整用軸部材84を容易に回転させることができる。
また、ハイト調整用筒部材82をハイト調整用軸部材84に向けて付勢する第1付勢部材82Sが設けられ、ハイト調整用筒部材82及びハイト調整用軸部材84の一方に回転規制凸部82aが設けられると共に他方に回転規制凹部82bが設けられている。そして、第1付勢部材82Sの付勢によりハイト調整用筒部材82がハイト調整用軸部材84に押付けられた状態で、回転規制凸部82aが回転規制凹部82bに嵌り込んでハイト調整用筒部材82の回転を規制し、第1付勢部材82Sの付勢力に抗してハイト調整用筒部材82がハイト調整用軸部材84から離間した状態で、回転規制凸部82aが回転規制凹部82bから抜けてハイト調整用筒部材82が回転可能になる。このため、ハイト調整用筒部材82の回転規制及び回転可能な状態を容易に切替えることができる。
また、ハイト調整用軸部材84を一端側に向けて付勢する第2付勢部材84Sが設けられ、ハイト調整用軸部材84及びクリンパ可動支持部70の一方に回転規制凸部84aが設けられると共に他方に回転規制凹部84bが設けられている。そして、第2付勢部材84Sの付勢によりハイト調整用軸部材84の一端がクリンパ可動支持部70の対向部分に押付けられた状態で、回転規制凸部84aが回転規制凹部84bに嵌り込んでハイト調整用軸部材84の回転を規制し、第2付勢部材84Sの付勢力に抗してハイト調整用軸部材84がクリンパ可動支持部70の対向部分から離間した状態で、回転規制凸部84aが回転規制凹部84bから抜けてハイト調整用軸部材84が回転可能になる。このため、ハイト調整用軸部材84の回転規制及び回転可能な状態を容易に切替えることができる。
また、端子圧着装置30は、クリンパ40、50、60を3つ備えているところ、第3クリンパ60が、クリンパ可動支持部70に対して一定位置に支持されており、クリンパ可動支持部70に対して所定の回転軸Xよりも上側の回転軸Y周りに回転可能に支持され、上側の回転軸Y周りの回転により、駆動機構部98がクリンパ可動支持部70を下降させる際の下死点位置を調整する全体ハイト調整用軸部材90をさらに備えているため、全体ハイト調整用軸部材90を回転させることによって、クリンパ可動支持部70を下降させる際の下死点位置を調整することができる。これにより、第1クリンパ40、第2クリンパ50及び第3クリンパ60の下死点位置を調整することができる。また、第1クリンパ40及び第2クリンパ50については、ハイト調整用筒部材82及びハイト調整用軸部材84の回転によって上下位置を個別に調整することができる。結果、第3クリンパの下死点位置の個別調整も可能となる。
本端子圧着装置30によって、上記ゴム栓用圧着端子20のように、3つ以上の圧着箇所を有する場合であっても、サイズ変更等に容易に対応して圧着を行うことができる。
なお、上記実施形態では、端子圧着装置30がゴム栓用圧着端子20を圧着することを前提として説明したが、図10及び図11に示すように、内外導体用圧着端子120を電線110に圧着する場合にも好適である。
すなわち、電線110は、ここでは、同軸電線110である。同軸電線110は、中心導体(内側導体)111と、絶縁樹脂等で形成され中心導体111の外周囲を被う絶縁内皮層112と、絶縁内皮層112の外周囲を被う編組層(外周側導体)113と、絶縁樹脂等で形成され編組層113のさらに外周囲を被う外皮層(被覆部)114とを備えている。
この同軸電線110先端部から順次中心導体111、絶縁内皮層112、編組層113が順次露出している。
内外導体用圧着端子120は、外側導体端子122と、その外側導体端子122に組込まれた内側導体圧着部130及びキャパシタ部品134とを有している。
外側導体端子122は、金属板を適宜打抜き屈曲加工することにより形成されたものであり、接続部124と端子中間部126と外側導体圧着部128と被覆圧着部129とが直線状に連設された構成とされている。
接続部124は、筒状に形成されている。接続部124内に、相手側端子に接続される相手側接続部及びキャパシタ部品134が樹脂等の絶縁部材を介して収容されている。この接続部124から端子中間部126側に向けて、キャパシタ部品134のリード134aが延出している。
外側導体圧着部128は、電線110の編組層113に圧着される部分であり、底部128aの両側部に一対の圧着片128bが設けられた構成とされている。
被覆圧着部129は、電線110の外皮層114に圧着される部分であり、底部129aの両側部に一対の圧着片129bが設けられた構成とされている。
端子中間部126は、接続部124と外側導体圧着部128とを繋ぐ一対の側片126aを有しており、この一対の側片126a間に、内側導体圧着部130を用いてキャパシタ部品134のリード134aと中心導体111とを接続するための空間が形成されている。また、端子中間部126の上方は開口すると共に、その底部は圧着作業用孔135hを通じて開口している。そして、端子中間部126の上方開口及び圧着作業用孔135hを通じて内側導体圧着部130の圧着がなされる。
内側導体圧着部130は、底部130aの両側部に圧着片130bが設けられた端子構造を有しており、中心導体111及びリード134aに圧着される部分である。
上記内外導体用圧着端子120を、電線110の端部に圧着する際には、第1アンビル32上に被覆圧着部129を載置し、第2アンビル33上に外側導体圧着部128を載置し、第3アンビル34上に内側導体圧着部130を載置する。そして、被覆圧着部129内に電線110の外皮層114の端部を配設し、外側導体圧着部128内に編組層113を配設し、内側導体圧着部130内に中心導体111及びリード134aを配設する。この状態で、第1クリンパ40、第2クリンパ50及び第3クリンパ60を下降させると、第1アンビル32と第1クリンパ40との間で、被覆圧着部129が外皮層114の端部に圧着され、第2アンビル33と第2クリンパ50との間で外側導体圧着部128が編組層113に圧着され、第3アンビル34と第2クリンパ50との間で内側導体圧着部130が中心導体111及びリード134aに圧着される。なお、各圧着部129、128、130の位置に応じて、クリンパ40、50、60の間にスペーサ等を配設して、それらの相互の位置関係を調整するとよい。
このように、上記端子圧着装置30は、内外導体用圧着端子120を電線110に圧着する場合にも好適である。
{変形例}
なお、上記実施形態において、第1クリンパ40及び第2クリンパ50が圧着を行う箇所は、例示である。例えば、上記実施形態において、被覆圧着部26を圧着するクリンパを第1クリンパ、芯線圧着部24を圧着するクリンパを第2圧着部として、ハイト調整用筒部材及びハイト調整用軸部材によって高さ調整を行うようにしてもよい。
また、ハイト調整用筒部材及びハイト調整用軸部材によるクリンパの高さ調整機構は、2つの圧着部を備える端子を圧着する端子圧着装置、例えば、被覆圧着部及び芯線圧着部のみを備える端子を電線に圧着する端子圧着装置にも適用可能である。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 端子付電線
12 電線
13 芯線部
14 被覆部
16 ゴム栓
20 ゴム栓用圧着端子
24 芯線圧着部
26 被覆圧着部
28 ゴム栓圧着部
30 端子圧着装置
32 第1アンビル
33 第2アンビル
34 第3アンビル
40 第1クリンパ
50 第2クリンパ
60 第3クリンパ
70 クリンパ可動支持部
72a 規制部収容溝
72b 規制部収容孔
73 セット凹部
78 ガイドホルダ
80 ハイト調整機構
82 ハイト調整用筒部材
84D 第1つまみ部
82S 第1付勢部材
82a 回転規制凸部
82b 回転規制凹部
82f 第1規制面
82h 挿通孔
84 ハイト調整用軸部材
84D 第2つまみ部
84S 第2付勢部材
84a 回転規制凸部
84b 回転規制凹部
84f 第2規制面
90 全体ハイト調整用軸部材
90f 第3規制面
98 駆動機構部
99 ロッド
110 同軸電線
111 中心導体
112 絶縁内皮層
113 編組層
114 外皮層
120 内外導体用圧着端子
122 外側導体端子
128 外側導体圧着部
129 被覆圧着部
130 内側導体圧着部
X、Y 回転軸

Claims (8)

  1. 第1圧着部及び第2圧着部を有する圧着端子を電線端部に圧着する端子圧着装置であって、
    前記第1圧着部を載置可能な第1アンビルと、
    前記第1アンビルに対向配置され、前記第1アンビルへの接近移動により、前記第1アンビルとの間で前記第1アンビルに載置された前記第1圧着部を電線の端部に圧着する第1クリンパと、
    前記第2圧着部を載置可能な第2アンビルと、
    前記第2アンビルに対向配置され、前記第2アンビルへの接近移動により、前記第2アンビルとの間で前記第2アンビルに載置された前記第2圧着部を電線の端部に圧着する第2クリンパと、
    前記第1クリンパ及び前記第2クリンパを、上下移動可能に支持するクリンパ可動支持部と、
    前記第1クリンパの上側で前記クリンパ可動支持部に対して所定の回転軸周りに回転可能に支持され、前記所定の回転軸周りの回転により前記第1クリンパの上方への移動位置を調整するハイト調整用筒部材と、前記ハイト調整用筒部材を貫通すると共に一端が前記第2クリンパの上側で前記ハイト調整用筒部材の一端から突出した状態で前記クリンパ可動支持部に対して前記所定の回転軸周りに回転可能に支持され、前記所定の回転軸周りの回転により前記第2クリンパの上方への移動位置を調整するハイト調整用軸部材とを備えるハイト調整機構と、
    前記クリンパ可動支持部を昇降駆動する駆動機構部と、
    を備える端子圧着装置。
  2. 請求項1に記載の端子圧着装置であって、
    前記ハイト調整用筒部材の外周部に前記第1クリンパに当接して前記第1クリンパの上方への移動を規制する第1規制面が前記所定の回転軸に対する距離を変えて複数形成され、前記ハイト調整用軸部材のうち前記ハイト調整用筒部材から突出する一端部分の外周部に前記第2クリンパに当接して前記第2クリンパの上方への移動を規制する第2規制面が前記所定の回転軸に対する距離を変えて複数形成されている、端子圧着装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の端子圧着装置であって、
    前記ハイト調整用筒部材の他端に前記ハイト調整用筒部材を摘まんで回転させるための第1つまみ部が設けられ、
    前記ハイト調整用軸部材の他端に前記ハイト調整用筒部材の他端から突出して前記ハイト調整用軸部材を摘まんで回転させるための第2つまみ部が設けられている、端子圧着装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の端子圧着装置であって、
    前記ハイト調整用筒部材を前記ハイト調整用軸部材に向けて付勢する第1付勢部材が設けられ、
    前記ハイト調整用筒部材及び前記ハイト調整用軸部材の一方に第1回転規制凸部が設けられると共に他方に第1回転規制凹部が設けられ、
    前記第1付勢部材の付勢により前記ハイト調整用筒部材が前記ハイト調整用軸部材に押付けられた状態で、前記第1回転規制凸部が前記第1回転規制凹部に嵌り込んで前記ハイト調整用筒部材の回転を規制し、前記第1付勢部材の付勢力に抗して前記ハイト調整用筒部材が前記ハイト調整用軸部材から離間した状態で、前記第1回転規制凸部が前記第1回転規制凹部から抜けて前記ハイト調整用筒部材が回転可能になる、端子圧着装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の端子圧着装置であって、
    前記ハイト調整用軸部材を前記一端側に向けて付勢する第2付勢部材が設けられ、
    前記ハイト調整用軸部材及び前記クリンパ可動支持部の一方に第2回転規制凸部が設けられると共に他方に第2回転規制凹部が設けられ、
    前記第2付勢部材の付勢により前記ハイト調整用軸部材の一端が前記クリンパ可動支持部の対向部分に押付けられた状態で、前記第2回転規制凸部が前記第2回転規制凹部に嵌り込んで前記ハイト調整用軸部材の回転を規制し、前記第2付勢部材の付勢力に抗して前記ハイト調整用軸部材が前記クリンパ可動支持部の対向部分から離間した状態で、前記第2回転規制凸部が前記第2回転規制凹部から抜けて前記ハイト調整用軸部材が回転可能になる、端子圧着装置。
  6. 圧着端子の第3圧着部を電線端部に圧着する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の端子圧着装置であって、
    前記第3圧着部を載置可能な第3アンビルと、
    前記第3アンビルに対向配置され、前記第3アンビルへの接近移動により、前記第3アンビルとの間で前記第3アンビルに載置された第3圧着部を電線の端部に圧着する第3クリンパとを備え、
    前記第3クリンパが、前記クリンパ可動支持部に対して一定位置に支持されており、
    前記クリンパ可動支持部に対して前記所定の回転軸よりも上側の回転軸周りに回転可能に支持され、前記上側の回転軸周りの回転により、前記駆動機構部が前記クリンパ可動支持部を下降させる際の下死点位置を調整する全体ハイト調整用軸部材をさらに備える端子圧着装置。
  7. 電線に装着されたゴム栓に圧着可能なゴム栓圧着部、電線の被覆端部に圧着可能な被覆圧着部及び電線の芯線に圧着可能な芯線圧着部を有するゴム栓用圧着端子を電線端部に圧着する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の端子圧着装置であって、
    前記第1アンビルと前記第1クリンパとが前記ゴム栓圧着部、前記被覆圧着部及び前記芯線圧着部のいずれか1つを前記電線端部に圧着し、
    前記第2アンビルと前記第2クリンパとが前記ゴム栓圧着部、前記被覆圧着部及び前記芯線圧着部のいずれか他の1つを前記電線端部に圧着する、端子圧着装置。
  8. 電線の被覆端部に圧着可能な被覆圧着部、電線の外側導体に圧着可能な外側導体圧着部及び電線の内側導体に圧着可能な内側導体圧着部を有する内外導体用圧着端子を電線端部に圧着する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の端子圧着装置であって、
    前記第1アンビルと前記第1クリンパとが前記被覆圧着部、前記外側導体圧着部及び前記内側導体圧着部のいずれか1つを前記電線端部に圧着し、
    前記第2アンビルと前記第2クリンパとが前記被覆圧着部、前記外側導体圧着部及び前記内側導体圧着部のいずれか他の1つを前記電線端部に圧着する、端子圧着装置。
JP2017024658A 2017-02-14 2017-02-14 端子圧着装置 Active JP6614177B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017024658A JP6614177B2 (ja) 2017-02-14 2017-02-14 端子圧着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017024658A JP6614177B2 (ja) 2017-02-14 2017-02-14 端子圧着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018133155A true JP2018133155A (ja) 2018-08-23
JP6614177B2 JP6614177B2 (ja) 2019-12-04

Family

ID=63249747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017024658A Active JP6614177B2 (ja) 2017-02-14 2017-02-14 端子圧着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6614177B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP6614177B2 (ja) 2019-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4636013B2 (ja) 端子圧着装置
US7870667B2 (en) Terminal crimping apparatus and method of crimping a terminal
US8316539B2 (en) Method of crimping a terminal to an electric wire
US11355893B2 (en) Terminal crimping method
US11152718B2 (en) Electrical cable including terminal having pressing portion that presses holding portion
JP6100138B2 (ja) 端子送り装置、端子圧着機用アプリケータ、端子圧着機及び端子圧着電線の製造方法
JP2008177032A (ja) 端子圧着装置
WO2013057970A1 (ja) 端子付き電線、端子付き電線の製造方法および端子圧着装置
JP2016149196A (ja) 端子圧着装置
JP6614177B2 (ja) 端子圧着装置
WO2017141866A1 (ja) 端子圧着装置、端子圧着用治具、および端子圧着電線の製造方法
JP5722088B2 (ja) ケーブル組立装置及びケーブル組立方法
JP2010015701A (ja) 端子圧着装置
JP2018081758A (ja) 端子圧着装置及び端子付電線の製造方法
JP2018088351A (ja) 端子保持具、端子圧着装置および端子付きのツイスト電線の製造方法
CN115912005A (zh) 端子压接装置以及端子压接方法
JP2004288524A (ja) 端子圧着装置
JP6614181B2 (ja) 圧着加工物の製造方法
JP5193008B2 (ja) ハーネス接続部材用組立用具
JP5051090B2 (ja) 端子圧着装置
JP5603220B2 (ja) 電線接続装置の位置決め機構
WO2013061633A1 (ja) 端子圧着装置
JP2019200968A (ja) 端子付き電線製造方法及び端子圧着装置
JP2017152179A (ja) 端子圧着装置
JP2016143502A (ja) 端子圧着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190305

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190312

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190416

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6614177

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150