JP2018133082A - 入浴状態見守り装置 - Google Patents

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学 小平
Manabu Kodaira
学 小平
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Abstract

【課題】入浴中の人が浴室内で所定の時間の間に動かないでいることを、家人が迅速に知ることができる入浴状態見守り装置を提供する。【解決手段】浴室内に配備される親機と、家屋内の他の部屋に配備される子機とからなる入浴状態見守り装置1である。親機は、作動スイッチと、浴室内の入浴者の動作を感知するセンサと、センサで入浴者の動作が第一の所定時間連続して停止している状態を検知した場合に浴室内で警報を発報する親機側警報手段と、第一の所定時間経過後、引き続きセンサで入浴者の動作が第二の所定時間連続して停止している状態を検知した場合に入浴者の異常状態に関する情報を子機に通知する異常情報通知手段とを備えている。子機は、親機からの情報を受信する情報受信手段と、親機の作動状態を表示する親機作動状態表示手段と、親機から入浴者の異常状態に関する情報を取得して警報を発報する子機側警報手段とを備えている。【選択図】図1

Description

この発明は、家庭の浴室における入浴者の入浴状態を見守る装置に関する。
入浴する際の身体状況や入浴の環境によっては、入浴中に意識障害などを起こして溺水する、等の重大な事故につながることがある。このような重大な事故によって入浴中に浴槽に溺水する等して浴室で死亡する人の数は、今日、交通事故で亡くなる人より多い。
今日、年間の交通事故死は5000人を切っているが、入浴中に死亡する人は年間約1万9000人という報告がなされている(厚生労働科学研究費補助金 入浴関連事故の実態把握及び予防対策に関する研究 平成25年度 総括・分担研究報告書より)。
そこで、このような重大事故の発生を未然に防ぐ目的で、家庭の浴室における入浴者の入浴状態を見守る装置やシステムが種々提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2000−99855号公報
家庭の浴室での入浴中の死亡事故の75%程度は家族が居間、キッチン、等の家屋内の他の部屋に居るときに発生している。また、このような死亡事故は65歳以上の年齢層で増加している。
そこで、入浴中の人が浴室内で所定の時間の間に動かないでいることを、居間、キッチン、等の家屋内の他の部屋に居る家人が迅速に知ることができれば、入浴中の死亡事故発生をかなり高い確率で防止できる。
この発明は、入浴中の人が浴室内で所定の時間の間に動かないでいることを、居間、キッチン、等の家屋内の他の部屋に居る家人が迅速に知ることができる入浴状態見守り装置を簡易な構成・構造で、比較的低価格にて提供することを目的とする。
[1]
浴室内に配備される親機と、家屋内の他の部屋に配備される子機とからなり、前記親機から前記子機に対して無線で情報送信する入浴状態見守り装置であって、
前記親機は、
前記親機を作動させる作動スイッチと、
前記作動スイッチによって前記親機が作動した情報を前記子機に通知する親機作動情報通知手段と、
前記浴室内の入浴者の動作を感知するセンサと、
前記センサで前記入浴者の動作が第一の所定時間連続して停止している状態を検知した場合、前記浴室内で警報を発報する親機側警報手段と、
前記第一の所定時間経過後、引き続き前記センサで前記入浴者の動作が第二の所定時間連続して停止している状態を検知した場合、前記入浴者の異常状態に関する情報を前記子機に通知する異常情報通知手段と、を備え、
前記子機は、
前記親機からの情報を受信する情報受信手段と、
前記親機から前記作動スイッチによって前記親機が作動した情報を取得して、前記親機の作動状態を表示する親機作動状態表示手段と、
前記親機から前記入浴者の異常状態に関する情報を取得して警報を発報する子機側警報手段と、を備えている
入浴状態見守り装置。
[2]
前記親機は、更に、
前記作動スイッチによる前記親機の作動開始以降の前記入浴状態見守り装置の作動状況を記録する記録手段を備える
[1]の入浴状態見守り装置。
[3]
前記親機は、更に、前記浴室内の浴槽に配備されている排水ポンプを作動開始させるポンプ作動手段を備えている[1]又は[2]の入浴状態見守り装置。
[4]
前記親機は、更に、緊急時対応者に通報する緊急時対応者通報手段を備えている[1]乃至[3]のいずれかの入浴状態見守り装置。
[5]
前記親機は、更に、前記家屋の玄関扉に配備されている電子錠を開錠する開錠指示情報を前記電子錠に対して送る玄関錠開錠指示手段を備えている[1]乃至[4]のいずれかの入浴状態見守り装置。
[6]
前記子機は、更に、緊急時対応者に通報する緊急時対応者通報手段を備えている[1]乃至[3]のいずれかの入浴状態見守り装置。
[7]
前記子機は、更に、前記家屋の玄関扉に配備されている電子錠を開錠する開錠指示情報を前記電子錠に対して送る玄関錠開錠指示手段を備えている[1]、[2]、[3]、[6]のいずれかの入浴状態見守り装置。
この発明によれば、入浴中の人が浴室内で所定の時間の間に動かないでいることを、居間、キッチン、等の家屋内の他の部屋に居る家人が迅速に知ることができる入浴状態見守り装置を簡易な構成・構造で、比較的低価格にて提供することができる。
本発明の入浴状態見守り装置の構成の一例を表す図である。 図1図示の構成の本発明の入浴状態見守り装置による入浴状態を見守る処理フローを表す。 本発明の入浴状態見守り装置の構成の他の例を表す図である。 図3図示の構成の本発明の入浴状態見守り装置による入浴状態を見守る処理フローを表す。 本発明の入浴状態見守り装置による入浴状態見守りが行われる浴室の一例を説明する概念図。 本発明の入浴状態見守り装置の構成の更に他の例を表す図である。 図6図示の構成の本発明の入浴状態見守り装置による入浴状態を見守る処理フローを表す。
(実施の形態1)
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態の一例を説明する。
この実施形態の入浴状態見守り装置1は、浴室内に配備される親機2と、家屋内の他の部屋に配備される子機10とからなる。親機2から子機10に対して、無線通信規格で定められている無線通信網を利用して所定の情報を送信する。
[親機の構成]
親機2は、図1図示のように、作動スイッチ3、親機作動情報通知手段4、センサ5、タイマー6、親機側警報手段7、異常情報通知手段8、記録手段9と、を備えている。
作動スイッチ3は親機2を作動させるためのものである。本実施形態では押しボタン、タッチパネルなどの入力装置としている。
親機作動情報通知手段4は、作動スイッチ3によって親機2が作動した情報を無線通信で子機10に通知する。
センサ5は、作動スイッチ3が操作されて親機2が作動すると、前記浴室内の入浴者の動作を感知する。
タイマー6は、センサ5が、前記入浴者が動作を停止したと認識した時点からその停止状態が続いている時間を計測する。
親機側警報手段7は、センサ5で前記入浴者の動作が第一の所定時間連続して停止している状態を検知した場合、前記浴室内で警報を発報する。例えば、センサ5が前記入浴者の動作が継続して40秒停止していると認識したときに、前記浴室内に聞こえる警報音を発報する。
前記入浴者が、たまたま、居眠りしていた等、動作を停止した場合、前記警報音で目覚めるので、センサ5は前記入浴者の動作があることを確認できる。そこで、前記入浴者の動作の有無を確認するセンサ5、タイマー6による40秒の計測処理は、前記入浴者の動作があったことを確認できた時点でリセットされ、ここからまた、40秒間の前記入浴者の動作の有無の確認が行われる。
タイマー6は、第一の所定時間(40秒)経過後、すなわち、親機側警報手段7が前記警報音を発報した後、引き続きセンサ5で入浴者の動作が連続して停止していると検知し続けているきには、第一の所定時間(40秒)経過後、すなわち、親機側警報手段7が前記警報音を発報した後の経過時間を引き続いて計測する。
そして、第一の所定時間(40秒)経過後、すなわち、親機側警報手段7が前記警報音を発報した後、引き続きセンサ5で入浴者の動作が連続して停止していると検知し続けている第二の所定時間(例えば10秒間)を計測する。
異常情報通知手段8は、前記第一の所定時間経過後、引き続きセンサ5で前記入浴者の動作が前記第二の所定時間停止している状態を検知した場合、前記入浴者の異常状態に関する情報を前記無線通信で子機10に通知する。子機10は前記入浴者の異常状態に関する情報を取得すると、後述する子機側警報手段13が警報を発報する。
例えば、第一の所定時間である40秒間継続して前記入浴者の動作をセンサ5が確認できず、親機側警報手段7が前記浴室内に聞こえる前記警報音を発報しても、引き続き第二の所定時間である10秒間(すなわち、40秒の最初からの時間では50秒)センサ5が前記入浴者の動作を確認できない場合には、異常情報通知手段8が子機3に前記入浴者の異常状態に関する情報を通知する。
子機3では、子機側警報手段13が警報を発報するので、家人は前記浴室で異常が起こったことを把握でき、前記浴室に駆けつけることができる。
このように、前記浴室内で前記入浴者の動作が停止してから、第一の所定時間(40秒)とこれに引き続く第二の所定時間(10秒間)連続してセンサ5で入浴者の動作が停止していると検知し続けたならば、入浴者の動作が停止してから50秒後に子機10の子機側警報手段13が警報を発報する。
そこで、たとえ浴槽で水の中に顔をつけて前記入浴者の動作が停止した場合でも50秒後には子機10の子機側警報手段13が警報を発報し、家人が駆けつけてくることができる。これによって重大事故が発生する危険を少なくすることができる。
この実施形態では、親機2が記録手段9を備えている場合、記録手段9は、作動スイッチ3による親機2の作動開始以降の入浴状態見守り装置1の作動状況を記録する。例えば、作動スイッチ3による親機2の作動開始600秒後に浴室内警報を発報した、610秒後に子機警報を発報した等の情報を所定の記憶部(不図示)に記録する。
[子機の構成]
子機10は、図1図示のように、情報受信手段11と、親機作動状態表示手段12と、子機側警報手段13と、を備えている。
情報受信手段11は、親機2から前記無線通信で送信された作動スイッチ3によって親機2が作動した情報や、前記入浴者の異常状態に関する情報を受信する。
親機作動状態表示手段12は、親機2から作動スイッチ3によって親機2が作動した情報を取得して、親機2の作動状態を表示する。例えば、表示ランプを点灯状態にする、液晶ディスプレイ等の表示装置に親機2が作動したことを表示する、等が行われる。
前記入浴者が前記浴室に配備されている親機2の作動スイッチ3を操作することで、居間、キッチン、等の家屋内の他の部屋に居る家人は親機2が作動開始したことを確認できる。
前記入浴者が前記浴室に入っていったにもかかわらず、子機10の親機作動状態表示手段12が親機2の作動状態を表示しない場合には、前記家人は作動スイッチ3が操作されていないと判断し、前記浴室に行き作動スイッチ3を操作すればよい。
子機側警報手段13は、親機2から前記入浴者の異常状態に関する情報を取得して、前記家屋内の他の部屋で警報を発報する。
上述したように、親機2側で、40秒間継続して前記入浴者の動作をセンサ5が確認できず、親機側警報手段7が前記浴室内に聞こえる前記警報音を発報しても、引き続き10秒間(すなわち、40秒の最初からの時間では50秒)センサ5が前記入浴者の動作を確認できない場合には、異常情報通知手段8が子機3に前記入浴者の異常状態に関する情報を通知する。
子機3では、子機側警報手段13が警報を発報し、家人は前記浴室で異常が起こったことを把握でき、前記浴室に駆けつけることができるので、重大事故が発生する危険を少なくすることができる。
[入浴状態見守り処理フロー]
図2を参照して、本発明の入浴状態見守り処理フローを説明する。
(S101)
入浴者は浴室内で親機2の作動スイッチ3を操作して親機2を作動させる。
(S102)
親機2の親機作動情報通知手段4は、作動スイッチ3によって親機2が作動した情報を無線通信で子機10に通知する。子機10の親機作動状態表示手段12は、親機2から作動スイッチ3によって親機2が作動した情報を取得して、子機10が備える表示ランプを点灯状態にして親機2の作動状態を表示する。
(S103)
センサ5は、作動スイッチ3が操作されて親機2が作動すると、前記浴室内の前記入浴者の動作感知を開始する。
(S104、S105)
タイマー6は、センサ5が、前記入浴者が動作を停止したと認識した時点からその停止状態が続いている時間を、例えば、40秒計測する。
(S106)
センサ5が前記40秒間継続して前記入浴者の動作を確認できなかった場合、親機側警報手段7は、前記浴室内に聞こえる警報音を発報する。
(S107)
センサ5は、前記警報音の発報後、前記入浴者の動作の有無を確認する。センサ5が前記入浴者の動作があることを確認した場合、上記S103〜S105にしたがって、引き続き前記入浴者の動作を感知する。
例えば、前記入浴者が、たまたま、居眠りしていた等、動作を停止した場合、前記警報音で目覚めるので、センサ5は前記入浴者の動作があることを確認できる。そこで、前記入浴者の動作の有無を確認するセンサ5、タイマー6による40秒の計測処理は、前記入浴者の動作があったことを確認できた時点でリセットされ、ここからまた、上記S103〜S105にしたがって40秒間の前記入浴者の動作の有無の確認が行われる。
(S108)
タイマー6は、親機側警報手段7が前記警報音を発報した後、センサ5が前記入浴者が依然として動作を停止していると認識しているならばその停止状態が続いている時間を例えば10秒計測する。
(S109)
センサ5は、タイマー6が計測している10秒の間に、前記入浴者の動作の有無を確認する。センサ5が前記入浴者の動作があることを確認した場合、上記S103〜S105にしたがって、引き続き前記入浴者の動作を感知する。
(S110)
前記10秒間継続して前記入浴者の動作をセンサ5が確認できず、親機側警報手段7が前記浴室内に聞こえる前記警報音を発報しても、引き続き10秒間(すなわち、40秒の最初からの時間では50秒)センサ5が前記入浴者の動作を確認できない場合には、異常情報通知手段8が子機3に前記入浴者の異常状態に関する情報を通知する。
(S111)
子機側警報手段13は、親機2から前記入浴者の異常状態に関する情報を取得して、前記家屋内の他の部屋で警報を発報する。
前記他の部屋に居る家人は前記浴室で異常が起こったことを把握でき、前記浴室に駆けつけることができるので、重大事故が発生する危険を少なくすることができる。
このように、本実施形態では、浴室内に設置される「親機」と、居間などに配置される「子機」だけで「入浴状態見守り装置」を構成することができる。
ここで、「親機」は、入浴者の動作状況を感知するセンサ、子機に無線通信手段で情報提供する通信手段、作動スイッチ、作動スイッチによって親機が作動したことを子機に連絡する手段、センサで入浴者の動作が停止したと認識した時点からその状態が続いている時間を計測するタイマ、動作の停止状態が40秒(第一の所定時間)続いた時に浴室内で警報発報する手段、その後10秒(第二の所定時間)動作の停止状態が継続したときに子機に連絡する手段を備えていれば十分である。
また、「子機」は、浴室内に配備されている親機から無線通信手段で送信されてくる情報を取得する手段、作動スイッチによって親機が作動したことを知らせる手段、50秒間(第一の所定時間とこれに引き続く第二の所定時間)連続して動きが無いという情報を取得したときに警報を発報する警報手段を備えていれば十分である。
そして、浴室内に配備されている親機から、居間やキッチンなどに配置される子機に、無線通信で、情報が届く構成なので、浴室と居間、等の間に配線する必要が無く、子機は無線通信情報を取得できるだけでよい。
そこで、簡易な構成・構造の入浴状態見守り装置にすることができ、装置を設置する作業も簡便で済む。したがって、低価格で提供することができる。
更に、この実施形態では、親機2に備えられている記録手段9が、作動スイッチ3による親機2の作動開始以降の入浴状態見守り装置1の作動状況を記録している。例えば、作動スイッチ3による親機2の作動開始600秒後に浴室内警報を発報した、610秒後に子機警報を発報した等の情報が所定の記憶部(不図示)に記録されている。
そこで、例えば、無償、等、極めて低価格で「入浴状態見守り装置」を家庭に導入してもらい、導入後、所定の期間(例えば、1カ月あるいは、3カ月経過後)に作動状況を確認し、子機側で警報が発報されていたことを確認できたときに、「入浴状態見守り装置」を導入した意義があった、として導入価格の支払いを受けるようにすることができる。
あるいは、家庭での導入後、所定の間隔(例えば、1カ月ごと、3カ月ごと、等)で作動状況を確認し、各期間で、子機側で警報が発報された回数に応じて使用料金の支払いを受ける、等にすることもできる。
これらによって低価格での家庭への「入浴状態見守り装置」導入を促進させ、入浴中の死亡事故発生防止につなげることができる。
(実施の形態2)
図3〜図5図示の実施の形態は、上述した図1図示の実施の形態において、親機2が、更に、ポンプ作動手段14、緊急時対応者通報手段15、玄関錠開錠指示手段16を備えているものである。
ポンプ作動手段14は、浴室20内の浴槽21に配備されている排水ポンプ23を作動開始させる処理動作を行い、緊急時対応者通報手段15は、緊急時対応者に通報する処理動作を行い、玄関錠開錠指示手段16は、家屋の玄関扉に配備されている電子錠を開錠する開錠指示情報を電子錠に対して送る処理動作を行う。
その他の処理動作、入浴状態見守り処理フローに関しては、上述した実施の形態1で説明したものと同一であるので、共通している部分には共通する符号を付してその説明を省略し、親機2がポンプ作動手段14、緊急時対応者通報手段15、玄関錠開錠指示手段16を備えていることによるこの実施形態特有の処理動作、入浴状態見守り処理フローについてのみ説明する。
上述した実施の形態1で異常情報通知手段8が子機3に入浴者の異常状態に関する情報を通知した際(S110)、引き続いて、ポンプ作動手段14が、浴室20内の浴槽21に配備されている排水ポンプ23を作動開始させる処理動作を行う(S112)。
これによって、排水ポンプ23は、浴槽21のお湯22を、吸引パイプ24、排水パイプ25を介して、浴槽21の外側に矢印26、27で示すように排水する作業を開始する(S113)。
上述した実施の形態1で異常情報通知手段8が子機3に入浴者の異常状態に関する情報を通知した(S110)時点で入浴者が浴槽21内のお湯22内に顔を付けている、等で溺れてしまう危険があるときに、これを未然に防止することができる。
親機2から排水ポンプ23への作動開始指示は、親機2と排水ポンプ23とを有線接続して、あるいは、無線で、親機2から排水ポンプ23へ、作動開始指示情報が伝えられるようにすることができる。
ポンプ作動手段14が、浴室20内の浴槽21に配備されている排水ポンプ23を作動開始させる前述した処理動作(S112)は、上述した実施の形態1で異常情報通知手段8が子機3に入浴者の異常状態に関する情報を通知する(S110)と同時に開始されるようにすることができる。
また、異常情報通知手段8が子機3に入浴者の異常状態に関する情報を通知(S110)した後、所定の時間内に家人が浴室に駆けつけるであろうことを考慮して、上述した実施の形態1で異常情報通知手段8が子機3に入浴者の異常状態に関する情報を通知(S110)した後、所定時間(例えば、10秒)経過してから、ポンプ作動手段14が、浴室20内の浴槽21に配備されている排水ポンプ23を作動開始させる前述した処理動作(S112)を行うようにすることもできる。
緊急時対応者通報手段15は、上述した実施の形態1で異常情報通知手段8が子機3に入浴者の異常状態に関する情報を通知した際(S110)、引き続いて、緊急時対応者に通報する処理動作を行う(S114)。
ここで、緊急時対応者としては、あらかじめ契約している介護者、あらかじめ契約している警備会社、消防署などがあげられる。これらの者が使用している電話などの通信機器、端末に対して、親機2から無線で通報を行うようにすることができる。あるいは、親機2からの無線での通報が子機10に通知され、子機10を介して、前述した、緊急時対応者が使用している電話などの通信機器、端末に対して有線の電話回線を介して、あるいは、無線の電話回線を介する、等して、通報が行われる形態にすることができる。
あらかじめ契約している介護者、警備会社や、消防署などは、通報を受けることでただちに緊急対応(S115)を行うことができる。
緊急時対応者通報手段15が行う緊急時対応者に通報する処理動作(S114)は、上述した実施の形態1で異常情報通知手段8が子機3に入浴者の異常状態に関する情報を通知する(S110)と同時に行われるようにすることができる。
また、異常情報通知手段8が子機3に入浴者の異常状態に関する情報を通知(S110)した後、所定の時間内に家人が浴室に駆けつけるであろうことを考慮して、上述した実施の形態1で異常情報通知手段8が子機3に入浴者の異常状態に関する情報を通知(S110)した後、所定時間(例えば、20秒)経過してから、緊急時対応者通報手段15が緊急時対応者に通報する処理動作(S114)を行うようにすることもできる。
この場合、浴室に駆けつけた家人は、自らの判断で緊急時対応者に通報するときには、親機2からの通報は行われないようにした上で、家人自ら、電話、等を介して、あらかじめ契約している介護者、警備会社や、消防署などへ通報することができる。
玄関錠開錠指示手段16は、緊急時対応者通報手段15が緊急時対応者に通報する処理動作(S114)を行った後、所定の時間(例えば、180秒)が経過した時点で、家屋の玄関扉に配備されている電子錠を開錠する開錠指示情報を電子錠に対して送る処理動作を行う(S116)。
これによって、家屋の玄関扉に配備されている電子錠が開錠され(S117)、前述した緊急時対応者が駆けつけてきたときに、玄関扉を開けて家屋内に入り、必用な救急措置を講じることができる。
(実施の形態3)
図6、図7図示の実施の形態は、上述した図1図示の実施の形態において、親機2が、更に、ポンプ作動手段14を備えていて、子機10が、更に、緊急時対応者通報手段15a、玄関錠開錠指示手段16aを備えているものである。
ポンプ作動手段14は、実施の形態2で説明したのと同じく、浴室20内の浴槽21に配備されている排水ポンプ23を作動開始させる処理動作を行う。
緊急時対応者通報手段15aは、実施の形態2で説明した緊急時対応者通報手段15と同様に、緊急時対応者に通報する処理動作を行う。玄関錠開錠指示手段16aは、実施の形態2で説明した玄関錠開錠指示手段16と同様に、家屋の玄関扉に配備されている電子錠を開錠する開錠指示情報を電子錠に対して送る処理動作を行う。
その他の処理動作、入浴状態見守り処理フローに関しては、上述した実施の形態1、2で説明したものと同一であるので、共通している部分には共通する符号を付してその説明を省略する。
この実施形態では、子機10が備えている緊急時対応者通報手段15a、玄関錠開錠指示手段16aによって、実施の形態2で説明した緊急時対応者への通報、玄関錠開錠指示が行われる点が実施の形態2と相違しているだけである。
上述した実施の形態1で異常情報通知手段8が子機3に入浴者の異常状態に関する情報を通知し(S110)、子機10の子機側警報手段13が親機2から前記入浴者の異常状態に関する情報を取得して家屋内の他の部屋で警報を発報する(S111)と、引き続いて、緊急時対応者通報手段15aが、緊急時対応者に通報する処理動作を行う(S118)。
あらかじめ契約している介護者、警備会社や、消防署などの緊急時対応者は、通報を受けることでただちに緊急対応(S119)を行うことができる。
緊急時対応者通報手段15aが行う緊急時対応者に通報する処理動作(S118)は、上述した実施の形態1で子機10の子機側警報手段13が親機2から入浴者の異常状態に関する情報を取得して家屋内の他の部屋で警報を発報する(S111)と同時に行われるようにすることができる。
また、子機10の子機側警報手段13が親機2から入浴者の異常状態に関する情報を取得して家屋内の他の部屋で警報を発報(S111)した後、所定の時間内に家人が浴室に駆けつけるであろうことを考慮して、上述した実施の形態1で子機10の子機側警報手段13が親機2から入浴者の異常状態に関する情報を取得して家屋内の他の部屋で警報を発報(S111)した後、所定時間(例えば、20秒)経過してから、緊急時対応者通報手段15aが緊急時対応者に通報する処理動作(S118)を行うようにすることもできる。
この場合、浴室に駆けつける家人は、自らの判断で緊急時対応者に通報するときには、子機10からの通報は行われないようにした上で、家人自ら、電話、等を介して、あらかじめ契約している介護者、警備会社や、消防署などへ通報することができる。
玄関錠開錠指示手段16aは、緊急時対応者通報手段15aが緊急時対応者に通報する処理動作(S118)を行った後、所定の時間(例えば、180秒)が経過した時点で、家屋の玄関扉に配備されている電子錠を開錠する開錠指示情報を電子錠に対して送る処理動作を行う(S120)。
これによって、家屋の玄関扉に配備されている電子錠が開錠され(S121)、前述した緊急時対応者が駆けつけてきたときに、玄関扉を開けて家屋内に入り、必用な救急措置を講じることができる。
以上、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述した実施形態に限られることなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々に変更可能である。
例えば、上述した実施形態で説明した親機2が、ポンプ作動手段14に替えて、浴槽栓開放指示手段(不図示)を備えている構成にすることもできる。
上述した実施の形態1で異常情報通知手段8が子機3に入浴者の異常状態に関する情報を通知した際(S110)、引き続いて、浴槽栓開放指示手段(不図示)が、浴室20内の浴槽21に配備されている浴槽栓解除手段28に対して、浴槽栓開放指示を送り、浴槽栓29を開放する処理動作を実行させる。
これによって、浴槽21のお湯22は排水パイプ30を介して、浴槽21の外側に矢印31で示すように排水されていく。
上述した実施の形態1で異常情報通知手段8が子機3に入浴者の異常状態に関する情報を通知した(S110)時点で入浴者が浴槽21内のお湯22内に顔を付けている、等で溺れてしまう危険があるときに、これを未然に防止することができる。
親機2の浴槽栓開放指示手段(不図示)から浴槽栓解除手段28への作動開始指示は、親機2と浴槽栓解除手段28とを有線接続して、あるいは、無線で、親機2から浴槽栓解除手段28へ、浴槽栓開放指示情報が伝えられるようにすることができる。
浴槽栓開放指示手段(不図示)が、浴室20内の浴槽21に配備されている浴槽栓解除手段28を作動開始させる前述した処理動作は、上述した実施の形態1で異常情報通知手段8が子機3に入浴者の異常状態に関する情報を通知する(S110)と同時に開始されるようにすることができる。
また、異常情報通知手段8が子機3に入浴者の異常状態に関する情報を通知(S110)した後、所定の時間内に家人が浴室に駆けつけるであろうことを考慮して、上述した実施の形態1で異常情報通知手段8が子機3に入浴者の異常状態に関する情報を通知(S110)した後、所定時間(例えば、10秒)経過してから、浴槽栓開放指示手段(不図示)が、浴室20内の浴槽21に配備されている浴槽栓解除手段28を作動開始させる前述した処理動作を行うようにすることもできる。
更に、親機2が、ポンプ作動手段14と、上述した浴槽栓開放指示手段(不図示)との双方を備えている構成にすることもできる。
上述した実施の形態では、浴室20内に配備される親機2が、作動スイッチ3、親機作動情報通知手段4、センサ5、タイマー6、親機側警報手段7、異常情報通知手段8、記録手段9、ポンプ作動手段14、緊急時対応者通報手段15、玄関錠開錠指示手段16、浴槽栓開放指示手段(不図示)を備えていて、これが浴室20内に配備されている構成で説明した。
この親機2を、浴室20内に配備される第一の親機と、浴室20外で浴室20に隣接している部屋(例えば、脱衣所)に配備される第二の親機とに分け、浴室20及び浴室20外で浴室20に隣接している部屋(例えば、脱衣所)以外の家屋内の部屋(例えば、居間など)に配備される子機10に対して、第二の親機が、無線通信規格で定められている無線通信網を利用して所定の情報を送信可能になっていて、第一の親機と第二の親機との間は無線で、あるいは、有線で情報交信可能にしておくことも可能である。
この場合、浴室20内に配備される第一の親機は、例えば、センサ5、親機側警報手段7、ポンプ作動手段14、浴槽栓開放指示手段(不図示)を備えていて、浴室20外で浴室20に隣接している部屋(例えば、脱衣所)に配備される第二の親機が、例えば、作動スイッチ3、親機作動情報通知手段4、タイマー6、異常情報通知手段8、記録手段9、緊急時対応者通報手段15、玄関錠開錠指示手段16を備えている、等、上述した実施形態で説明した親機2が備えている機能を、第一の親機と、第二の親機とで分け持っている構成にするものである。
この実施形態における「浴室20内に配備される親機2」という概念には、上述したように、無線で、あるいは、有線で情報交信可能に接続されている、浴室20内に配備される第一の親機と、浴室20外で浴室20に隣接している部屋(例えば、脱衣所)に配備される第二の親機との構成の全体で、上述した実施形態で説明した親機2の機能を発揮するものが含まれる。
1 入浴状態見守り装置
2 親機
3 作動スイッチ
4 親機作動情報通知手段
5 センサ
6 タイマー
7 親機側警報手段
8 異常情報通知手段
9 記録手段
10 子機
11 情報受信手段
12 親機作動状態表示手段
13 子機側警報手段
14 ポンプ作動手段
15、15a 緊急時対応者通報手段
16、16a 玄関錠開錠指示手段
20 浴室
21 浴槽
23 排水ポンプ

Claims (7)

  1. 浴室内に配備される親機と、家屋内の他の部屋に配備される子機とからなり、前記親機から前記子機に対して無線で情報送信する入浴状態見守り装置であって、
    前記親機は、
    前記親機を作動させる作動スイッチと、
    前記作動スイッチによって前記親機が作動した情報を前記子機に通知する親機作動情報通知手段と、
    前記浴室内の入浴者の動作を感知するセンサと、
    前記センサで前記入浴者の動作が第一の所定時間連続して停止している状態を検知した場合、前記浴室内で警報を発報する親機側警報手段と、
    前記第一の所定時間経過後、引き続き前記センサで前記入浴者の動作が第二の所定時間連続して停止している状態を検知した場合、前記入浴者の異常状態に関する情報を前記子機に通知する異常情報通知手段と、を備え、
    前記子機は、
    前記親機からの情報を受信する情報受信手段と、
    前記親機から前記作動スイッチによって前記親機が作動した情報を取得して、前記親機の作動状態を表示する親機作動状態表示手段と、
    前記親機から前記入浴者の異常状態に関する情報を取得して警報を発報する子機側警報手段と、を備えている
    入浴状態見守り装置。
  2. 前記親機は、更に、
    前記作動スイッチによる前記親機の作動開始以降の前記入浴状態見守り装置の作動状況を記録する記録手段を備える
    請求項1記載の入浴状態見守り装置。
  3. 前記親機は、更に、前記浴室内の浴槽に配備されている排水ポンプを作動開始させるポンプ作動手段を備えている請求項1又は2記載の入浴状態見守り装置。
  4. 前記親機は、更に、緊急時対応者に通報する緊急時対応者通報手段を備えている請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の入浴状態見守り装置。
  5. 前記親機は、更に、前記家屋の玄関扉に配備されている電子錠を開錠する開錠指示情報を前記電子錠に対して送る玄関錠開錠指示手段を備えている請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の入浴状態見守り装置。
  6. 前記子機は、更に、緊急時対応者に通報する緊急時対応者通報手段を備えている請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の入浴状態見守り装置。
  7. 前記子機は、更に、前記家屋の玄関扉に配備されている電子錠を開錠する開錠指示情報を前記電子錠に対して送る玄関錠開錠指示手段を備えている請求項1、2、3、6のいずれか一項に記載の入浴状態見守り装置。
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