JP2018131892A - 床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スチールバーは、特定の位置に高くされ、且つ、作業者が床スラブセメントを注入する際のレベル指示の情報が提供され、全体構造の構築の正確性が強化される構成とする。【解決手段】床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置は、第1フレーム構造2および第2フレーム構造3を含む。第1フレーム構造は、第1本体部21と、第1支持部22とを含み、第1本体部は、少なくとも1組の第1切欠き211と、第1ベース210とを含む。第2フレーム構造は、第2本体部31と、第2支持部32とを含み、第2本体部は、少なくとも1組の第2切欠きと、第2ベースとを含む。使用状態において、第1ベースは、第2支持部と係合するか、あるいは、代替的に、第2ベースは、第1支持部と係合する。【選択図】図1
Description
本発明は、床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置に関し、より具体的には、セメント注入工事を補助するのに適する床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置に関する。
スチールバーは、床スラブ構造体にとって不可欠な材料である。従来、スチールバーの敷設作業は、スチールバーを床またはテンプレートの所定距離上方で支持するために、スチールバーを小石、レンガ、または、ブロック状の材料の間に介在させる等、スチールバーを特定の高さ位置に敷設することにより行われていた。複数のブロック状の材料は、スチールバーの部分が確実に特定の高さに維持されるように、互いに離間して配置される。これにより、セメント注入後に、床スラブの全体厚は、スチールバーおよびテンプレートを介して構築され、スチールバーはセメントによって完全に包囲される。
それにもかかわらず、小石やレンガによって構築された高くされた構造には欠点がある。すなわち、第1に、スチールバーを特定の高さに正確に設置することは不可能であり、誤差が頻繁に発生する。第2に、小石またはレンガに直接スチールバーを敷設する場合、セメント注入による振動によりスチールバーが元の位置からずれることがあり、その結果、スチールバーが露出したり強度が不足したりする。第3に、床レベルを示すための明確な根拠を得ることは難しく、作業者は自分自身の経験や他の測定機器に従ってセメント注入を止める時を推測することしかできず、床スラブの厚さの誤差が容易に発生する。
このような問題を解決するために、従来のスチールバー施工方法に代わる“床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置”の研究と実験が行われ、本発明の完成に至った。
本発明の目的は、床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置を提供して、スチールバーを特定の高さ位置に敷設し、セメント注入中に作業者に床スラブのレベルを指示する情報を提供することを可能にすることである。このようにして、スチールバー構造を配列する方法が確保され、また、その間に、床スラブ構造体の厚さ寸法が正確に形成され、全体構造の構築の正確性が強化される。
上述の目的を達成するために、床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置は、第1フレーム構造および第2フレーム構造を具備する。第1フレーム構造は、第1本体部および第1支持部を有し、第1本体部は、少なくとも1組の第1切欠きと、第1ベースとを含む。第2フレーム構造は、第2本体部および第2支持部を有し、第2本体部は、少なくとも1組の第2切欠きと、第2ベースとを含む。本発明によれば、使用状態において、第1ベースが第2支持部と係合するか、あるいは、代替的に、第2ベースが第1支持部と係合する。
本発明によれば、上述の組合せ関係により、床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する積層状の装置を形成することができ、スチールバーが切欠き中に敷設されている限りにおいて、セメント注入中にスチールバーが位置ずれして配置されたり傾いて配置されたりする懸念がない。これにより、構造全体の構築の正確性が強化される。
更に、本発明によれば、第1本体部は、複数のスチールバーをそれぞれ配置するための2組の第1切欠きを含んでいてもよく、また、第2本体部は、複数のスチールバーをそれぞれ配置するための2組の第2切欠きを含んでいてもよい。換言すれば、第1本体部および第2本体部は、それぞれが、様々な向きのスチールバーを配置するために2組の切欠きを使用することができ、床スラブの全体構造が強化され、耐久力のある応力配分の目的が達成される。
更に、本発明によれば、第1本体部および第1支持部は、1つの部材として一体的に形成されてもよく、また、第2本体部および第2支持部も、1つの部材として一体的に形成されてもよい。すなわち、第1フレーム構造および第2フレーム構造の両方について、支持部は、第1本体部または第2本体部の内側から径方向内側に延びる構造厚さによって形成され、第1フレーム構造と第2フレーム構造の組み合わせに際して、ストッパ効果を提供する。
本発明によれば、第1本体部および第2本体部の各々は中空体であってもよく、コストが1つの観点として考慮されており、加えて、作業者がスチールバーや配管をその中に配置して利便性を高めることができるように、使用のためのより多くの空間が提供される。
更に、本発明によれば、第1フレーム構造と第2フレーム構造とを組み合わせた後、第1フレーム構造と第2フレーム構造との加算高さは15cmである。こうして、本発明によれば、レベル指示の機能により、単層床スラブの厚さを、床スラブ構造の強度を確保するために、15cmに制限することができる。
更に、本発明によれば、第1フレーム構造と第2フレーム構造との組み合わせは、配管を受け入れる収容チャンバを含む。換言すれば、本発明によれば、床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置は、スチールバーが敷設される位置の位置決めのために提供されるだけでなく、配管の経路を床スラブ内に形成することができるように配管を収容チャンバ内に配置することもできる。
本発明の他の目的、利点および新規な特徴は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
図1の本発明における床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置を示す斜視図、および、図2の本発明における床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置をスチールバーとともに示す分解図が参照される。床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置1は、第1フレーム構造2および第2フレーム構造3を含む。本発明によれば、2つのフレーム構造2、3は、積層および支持の目的のため、限定されるものではないが、正方形柱状体、円筒状柱状体、または、多角形柱状体、あるいは、同様の輪郭を有する柱状体である。初期の状態では、第1フレーム構造2と第2フレーム構造3は別々の独立した個体である。本発明は、上述のような組み合わせ型の構造を介して建築作業に利便性を提供し、そして、スチールバー構造体は、スチールバーの構造上の自由度を高めるのに役立つような層状構築物に関連する。
本発明では、第1フレーム構造2は、第1本体部21および第1支持部22を含む。第1支持部22は、第1本体部21の内側から径方向内側に延びる構造厚さによって形成され、第1本体部21と一体的に形成され、十分な支持強度とストッパ効果とを提供し、第1フレーム構造2および第2フレーム構造3の組み合わせに対して支持要素として機能する。本発明によれば、第1本体部21は、スチールバーを配置するための2組の第1切欠き211、212と、支持力を提供するための第1ベース210とを含む。第1ベース210は、支持構造に関連し、限定されるものではないが、4本の支持脚からなる。しかし、第1ベースは、スチールバーの重量を支持可能である限りにおいてどのような構成であってもよい。更に、第1本体部21は中空体であり、コストが1つの観点として考慮されており、加えて、作業者がスチールバーや配管をその中に配置して利便性を高めることができるように、使用のためのより多くの空間が提供される。
同様に、第2フレーム構造3は、第2本体部31および第2支持部32を含む。第2支持部32は、第2本体部31の内側から径方向内側に延びる構造厚さによって形成され、第2本体部31と一体的に形成され、十分な支持強度とストッパ効果とを提供し、第2フレーム構造3および第1フレーム構造2の組み合わせに対して支持要素として機能する。本発明によれば、第2本体部31は、スチールバーを配置するための2組の第2切欠き311、312と、支持力を提供するための第2ベース310とを含む。第2ベース310は、支持構造に関連し、限定されるものではないが、4本の支持脚からなる。しかし、第2ベースは、スチールバーの重量を支持可能である限りにおいてどのような構成であってもよい。更に、第2本体部31は中空体である、コストが1つの観点として考慮されており、加えて、作業者がスチールバーや配管をその中に配置して利便性を高めることができるように、使用のためのより多くの空間が提供される。
また、本発明では、使用状態において、床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する積層状の装置1(図1を参照)を形成するために、第1ベース210が、第2支持部32に係合される。このように設計された構造により、図示されているように、スチールバーを特定の位置に均一に高くして、スチールバー構造を配列する方法が確保され、セメント注入中にスチールバーが位置ずれして配置されたり傾いて配置されたりする懸念がない。また、第1フレーム構造2および第2フレーム構造3は、高さが、床スラブ厚さの指示レベルになるように、重ねられている。このように、作業者は、床スラブの厚みレベルを指示する装置1のフレーム構造2、3の高さに従って、セメント注入をいつ止めるべきかを知ることができ、床スラブの寸法に必要な厚さが得られ、構造全体の構築の正確性が強化される。他方、設計上の異なる要請がある場合には、第2フレーム構造3と積層される第1フレーム構造2の位置が変更され得る。すなわち、図1に示される態様とは異なり、第2ベース310が、第1支持部22に係合されてもよい。
更に、本発明によれば、第1フレーム構造2と第2フレーム構造3との組み合わせは、配管を受け入れる収容チャンバ4を含む。換言すれば、本発明における床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置1は、スチールバーが敷設される位置の位置決めのために提供されるだけでなく、配管の経路を床スラブ内に形成することができるように配管を収容チャンバ4内に配置することもできる。
続いて、図3の本発明における床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置を単層のスチールバーとともに示す斜視図、および、図4の本発明における床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置を二層のスチールバーとともに示す斜視図が参照される。図3に示されるように、第2切欠き311、312の中には、それぞれ、横スチールバーと縦スチールバーとが敷設され、単層スチールバーの床スラブ構造が構築されている。図4に示されるように、第1切欠き211、212の中には、それぞれ、横スチールバーと縦スチールバーとが敷設され、第2切欠き311、312の中には、それぞれ、横スチールバーと縦スチールバーとが敷設されている。本発明によれば、組み合わせの後、第1フレーム構造2と第2フレーム構造3との加算高さは15cmであり、第2フレーム構造3の底部から下層のスチールバーまでには、3cmの保護間隔が存在する。これにより、床スラブの構造強度を確保することができるだけでなく、スチールバーの露出や表面割れなどの状況を回避することができる。
本発明は、その好ましい実施形態に関連して説明されたが、以下に請求される本発明の範囲から逸脱することなく他の多くの可能な修正および変形が可能であることが理解されるべきである。
1 床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置
2 第1フレーム構造
21 第1本体部
210 第1ベース
211 第1切欠き
212 第1切欠き
22 第1支持部
3 第2フレーム構造
31 第2本体部
310 第2ベース
311 第2切欠き
312 第2切欠き
32 第2支持部
4 収容チャンバ
2 第1フレーム構造
21 第1本体部
210 第1ベース
211 第1切欠き
212 第1切欠き
22 第1支持部
3 第2フレーム構造
31 第2本体部
310 第2ベース
311 第2切欠き
312 第2切欠き
32 第2支持部
4 収容チャンバ
Claims (9)
- 第1本体部および第1支持部を有する第1フレーム構造であって、前記第1本体部は、少なくとも1組の第1切欠きと、第1ベースとを含む前記第1フレーム構造と、
使用状態において、前記第1ベースが第2支持部と係合するか、あるいは、代替的に、第2ベースが前記第1支持部と係合するように、第2本体部および前記第2支持部を有する第2フレーム構造であって、前記第2本体部は、少なくとも1組の第2切欠きと、前記第2ベースとを含む前記第2フレーム構造と
を具備する
床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置。 - 前記第1本体部は、複数のスチールバーをそれぞれ配置するための2組の前記第1切欠きを含むことを特徴とする
請求項1に記載の床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置。 - 前記第2本体部は、複数のスチールバーをそれぞれ配置するための2組の前記第2切欠きを含むことを特徴とする
請求項1に記載の床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置。 - 前記第1本体部および前記第1支持部は、1つの部材として一体的に形成されていることを特徴とする
請求項1に記載の床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置。 - 前記第2本体部および前記第2支持部は、1つの部材として一体的に形成されていることを特徴とする
請求項1に記載の床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置。 - 前記第1本体部は、中空体であることを特徴とする
請求項1に記載の床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置。 - 前記第2本体部は、中空体であることを特徴とする
請求項1に記載の床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置。 - 前記第1フレーム構造と前記第2フレーム構造とを組み合わせた後、前記第1フレーム構造と前記第2フレーム構造との加算高さは15cmであることを特徴とする
請求項1に記載の床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置。 - 前記第1フレーム構造と前記第2フレーム構造との組み合わせは、配管を受け入れる収容チャンバを含むことを特徴とする
請求項1に記載の床スラブスチールバーを高くし、且つ、床スラブの厚みレベルを指示する装置。
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- 2017-02-18 TW TW106202354U patent/TWM543264U/zh unknown
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- 2017-11-06 JP JP2017213458A patent/JP2018131892A/ja active Pending
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A02 | Decision of refusal |
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