JP2018131849A - 蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易な操作により、蓋体が外枠に対して急激に開くことを確実に防止可能な蓋を提供する。【解決手段】天井90に形成される開口部Hに取り付けられる外枠20と、外枠20に対して開閉自在に取り付けられる蓋体30と、を備える蓋10であって、蓋体30は、外枠20に対して蓋体30が開くことを規制する蓋開き防止装置50を備え、蓋開き防止装置50は、外枠20に対して蓋体30を閉じた際に、外枠20に当接する当接部材54と、当接部材54が外枠20に当接することにより、外枠20に係止可能な係止部材55と、外枠20に対する係止部材55の係止を解除する係止解除部材56と、を備え、当接部材54と、係止部材55と、係止解除部材56と、が同軸上に形成されるものである。【選択図】図1

Description

本発明は、構造体に形成される開口部に取り付けられる外枠と、前記外枠に対して開閉自在に取り付けられる蓋体と、を備える蓋に関するものである。
従来、この種の蓋としては、例えば、特許文献1に示すような、天井に形成される天井点検口に開口自在に設けられる蓋がある。特許文献1の天井点検口に用いられる蓋は、天井に形成される開口部に取り付けられる外枠と、前記外枠に対して開閉自在に取り付けられる蓋体と、を備える。
このような蓋が用いられる天井点検口においては、蓋体を外枠に対して開くことで、天井点検口の開口部から天井裏の点検を行うことができる。この天井裏の点検の際に蓋体を開く作業は、脚立等に乗った作業者が蓋体を手で支えながら行う。そのため、作業者が蓋体から手を滑らす等により手の支えがなくなると、蓋体が外枠に対して急激に開くこととなる。
そこで、特許文献1の天井点検口に用いられる蓋には、蓋体が外枠に対して急激に開くことを防止する安全装置(蓋開き防止装置)が設けられている。特許文献1の安全装置(蓋開き防止装置)は、天井に固定される外枠と、この外枠に開閉自在な内枠とを備えた天井点検口の安全装置であって、上記外枠から外された上記内枠の落下を防止する掛止縦板材と、上記外枠に設けられて、上記掛止縦板材が挿通自在にされるとともに、当該掛止縦板材の上端部が掛け止めら得る外枠用受具と、上記内枠に設けられて、上記掛止縦板材が挿通自在にされるとともに、当該掛止縦板材の下端部が掛け止められ得る内枠用受具と、上記内枠に設けられて、上記掛止縦板材の下端部と内枠用受具との掛け止めを押圧により解除する掛止解除具とを具備し、上記掛止縦板材が上記内枠に対面して配置されるとともに、上記内枠用受具の設けられた位置が内枠の内側であるものである。特許文献1の天井点検口に用いられる蓋においては、安全装置(蓋開き防止装置)における掛止縦板材の掛け止めにより、蓋体が所定の高さより下に下がらないため、蓋体が外枠に対して急激に開くことを防止できる。
特開2015−67973号公報
しかしながら、特許文献1の天井点検口に用いられる蓋においては、安全装置(蓋開き防止装置)を機能させるために、天井裏の点検が終了して蓋体を閉じる際に、掛け止めが解除された掛止縦板材を、内枠用受け具に対して掛け止めする操作が必要である。そのため、操作が煩雑であるとともに、当該掛け止め操作を忘れることにより、結果的に安全装置(蓋開き防止装置)が機能しないという問題があった。
そこで、本発明は、容易な操作により、蓋体が外枠に対して急激に開くことを確実に防止可能な蓋を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上であり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明に係る蓋は、構造体に形成される開口部に取り付けられる外枠と、前記外枠に対して開閉自在に取り付けられる蓋体と、を備える蓋であって、前記蓋体は、前記外枠に対して前記蓋体が開くことを規制する蓋開き防止装置を備え、前記蓋開き防止装置は、前記外枠に対して前記蓋体を閉じた際に、前記外枠に当接する当接部と、前記当接部が前記外枠に当接することにより、前記外枠に係止可能な係止部と、前記外枠に対する前記係止部の係止を解除する係止解除部と、を備え、前記当接部と、前記係止部と、前記係止解除部と、が同軸上に形成されるものである。
本発明は、上記蓋において、前記外枠に対して前記蓋体を閉塞保持するロック装置を備え、前記蓋開き防止装置は、前記ロック装置と一体に設けられるものである。
本発明によれば、外枠に対して蓋体を閉じる操作を行うことにより、蓋体が外枠に対して係止可能な状態となるため、容易な操作により、蓋体が外枠に対して急激に開くことを確実に防止できる。
本発明に係る蓋を天井点検口に取り付けた場合の斜視図であり、(a)は、蓋を天井点検口に対して閉じた場合、(b)は、蓋を天井点検口に対して開いた場合、(c)は、蓋体が外枠に対して係止された場合である。 (a)は、本発明に係る蓋の蓋開き防止装置及びロック装置の正面図、(b)は、本発明に係る蓋の蓋開き防止装置及びロック装置の平面図である。 本発明に係る蓋の蓋開き防止装置の平面図であり、(a)は、外枠に対して蓋体を閉じようとする場合、(b)は、外枠に対して蓋体を閉じた場合、(c)は、外枠に対して蓋体を開こうとする場合、(d)は、外枠に対して蓋体を開いた場合である。 (a)は、図3(a)のA−A断面図、(b)は、図3(b)のB−B断面図、(c)は、図3(c)のC−C断面図、(d)は、図3(d)のD−D断面図、である。
まず、本発明に係る蓋10について説明する。なお、以下の説明において、蓋10の上下方向は、蓋10を天井点検口91に取り付けた際の上下方向とする。
図1に示すように、蓋10は、天井90(「構造体」の一例)の開口部Hに設けられる天井点検口91に取り付けられる。天井点検口91は、天井90の天井裏を点検するために用いられる開口部であり、蓋10によってその開口部Hが閉じられる。
蓋10は、天井90の開口部Hの開口周縁に取り付けられる四角形状の外枠20と、外枠20の内側に設けられ、外枠20に対して開閉自在に取り付けられる四角形状の蓋体30と、を備える。
外枠20は、隣接する金属製の外枠材同士を直角に枠組して形成される枠状体である。外枠20は、同一断面の4本の外枠材を四辺に配置し、当該外枠材の一端部と、その隣接する外枠材の他端部と、を接合することにより四角形状に形成される。外枠20は、蓋体30を外枠20に対して閉じた際に、その内側に蓋体30が収まるように構成されている。図4に示すように、外枠20は、上下方向に垂直に立設される外枠ウェブ板21と、外枠ウェブ板21の両端に設けられる外枠フランジ22、23と、から構成される枠材である。下側外枠フランジ22は、外枠ウェブ板21の一端(下端)から両方向(外枠20の内及び外方向)に外枠ウェブ板21に対して垂直に突出して延設される。上側外枠フランジ23は、外枠ウェブ板21の他端(上端)から一方向(内方向)に外枠ウェブ板21に対して垂直に突出して延設される。
図1に示すように、蓋体30は、外枠20の内側に取り付けられる内枠31と、内枠31の内側に取り付けられる蓋板35と、から主に構成されている。
内枠31は、蓋体30の縁部分を構成する枠状体である。内枠31は、隣接する金属製の内枠材同士を直角に枠組して構成されるものである。内枠31は、同一断面の4本の内枠材を四辺に配置し、内枠材の一端部と、その隣接する内枠材の他端部と、を接合することにより四角形状に形成される。内枠31は、蓋体30を外枠20に対して閉じた際に、外枠20の内側に収まるように構成される。図4に示すように、内枠31は、上下方向に垂直に立設される内枠ウェブ板32と、内枠ウェブ板32の両端に設けられた内枠フランジ33、34と、から構成される枠材である。下側内枠フランジ33は、内枠ウェブ板32の一端(下端)から両方向(内枠31の内及び外方向)に内枠ウェブ板32に対して垂直に突出して延設される。上側内枠フランジ34は、内枠ウェブ板32の他端(上端)を一方(内枠31の外方向)に折り曲げて形成される。上側内枠フランジ34は、蓋体30を外枠20に対して閉じた際に、外枠20の上側外枠フランジ23に当接する。
内枠31を構成する4本の内枠材のうちの1本の内枠材の下側内枠フランジ33には、外枠20の下側外枠フランジ22に引っ掛ける引っ掛かり部(図示せず)が設けられている。当該引っ掛かり部は、下側内枠フランジ33からフック状に突出する部分であり、外枠20の内側から下側外枠フランジ22に引っ掛ける。内枠31は、その四辺を構成する一辺の内枠材に上記引っ掛かり部を設けることで、当該一辺がヒンジとして機能し、この一辺に対向する辺が外枠20に対して開くように構成される。
図1に示すように、内枠31を構成する4本の内枠材のうちの1本の内枠材であって、上記引っ掛かり部が設けられている内枠材に対向する内枠材の内枠ウェブ板32には、外枠20に対して蓋体30を閉塞保持するためのロック装置40が設けられている。ロック装置40は、内枠31の内枠ウェブ板32の外側で軸芯が上下方向に向くように内枠31に回転自在に取り付けられるロック軸41と、ロック軸41の下端近傍に水平に突出するように設けた爪片42と、を備える。ロック装置40においては、ロック軸41を回転させることにより、外枠20の下側外枠フランジ22を、爪片42と内枠31の下側内枠フランジ33との間で挟むことで、外枠20に対して蓋体30を閉塞保持する。ロック軸41は、その一端(下端)が下側内枠フランジ33に形成される孔部33aを下方に貫通し、下側内枠フランジ33上で回転することにより爪片42を回転させる。ロック軸41は、内枠ウェブ板32の外側で支持部材43により内枠ウェブ板32の外面側に押さえ付けられた状態で鉛直軸芯の周りで回転自在となっている。ロック軸41は、その下端面41aに、コイン、ドライバー等で操作できるように溝が形成されている。支持部材43は板状の部材により構成され、後述する蓋開き防止装置50の基台51と一体に形成される。支持部材43は、その中央部が基台51に対して内枠31の外側方向に突出して形成される。支持部材43は、その中央部の突出部分(凸状部分)の内側においてロック軸41を包み込むことで、ロック軸41を回転可能に支持する。
蓋板35は、内枠31の内側の開口部分を塞ぐ板材である。蓋板35は、その周縁部が下側内枠フランジ33に接するように、内枠31の上側から嵌め込まれることで、内枠31に取り付けられる。
上述のように、蓋10は、ロック装置40を操作することにより、外枠20に対して蓋体30を閉じた状態で保持することができる。しかしながら、ロック装置40による蓋体30の保持を解除すると、蓋体30が外枠20に対して急激に開く。そこで、図1に示すように、蓋10においては、外枠20に対して蓋体30が開くことを規制する蓋開き防止装置50を蓋体30の内枠31の外側面に設けることで、蓋体30が外枠20に対して急激に開くことを防止している。
図1及び図2に示すように、蓋開き防止装置50は、内枠31を構成する4本の内枠材のうちの1本の内枠材であって、上記引っ掛かり部が設けられている内枠材に対向する内枠材の内枠ウェブ板32に設けられている。すなわち、蓋開き防止装置50は、ロック装置40が設けられる内枠材の内枠ウェブ板32に設けられる。蓋開き防止装置50は、内枠31の外側面(内枠ウェブ板32の外側面)に設けられる。
蓋開き防止装置50は、基台51と、基台51に支持される回動軸52と、回動軸52を受ける軸受53と、外枠20に当接する当接部材54(「当接部」の一例)と、外枠20に係止される係止部材55(「係止部」の一例)と、外枠20に対する係止部材55の係止を解除する係止解除部材56(「係止解除部」の一例)と、から主に構成されている。
基台51は、その内側が長方形状に開口した板部材により構成される。基台51は、内枠31の内枠ウェブ板32の外側面に、内枠ウェブ板32の長手方向(左右方向)に沿って設けられ、その上下端部が下側内枠フランジ33及び上側内枠フランジ34に嵌め込まれることで内枠31に取り付けられる。基台51は、その一端部(左側端部)の内側の開口部分に、回動軸52と、軸受53と、当接部材54と、係止部材55と、係止解除部材56と、が設けられる。基台51は、その他端部(右側端部)に、ロック装置40の支持部材43が一体に形成され、ロック装置40のロック軸41を回転可能に支持する。すなわち、蓋開き防止装置50は、ロック装置40と一体に設けられる。基台51とロック装置40の支持部材43とを一体に形成することで、下側内枠フランジ33を貫通して設けられるロック装置40のロック軸41が基台51の横ずれ(左右方向のずれ)を防止する支持部材として機能し、蓋開き防止装置50全体の横ずれが防止される。
回動軸52は、内枠ウェブ板32の幅方向(上下方向)に沿って配置される。回動軸52は、その両端部が基台51の開口部分の周縁部に、当該周縁部間に架け渡されるように固定される。
軸受53は、断面視略U字状の部材により構成される。軸受53は、左右一対の側壁部を有する凹み部分の内側で回動軸52を受けるように、内枠ウェブ板32の外側面(基台51の開口部分)と、回動軸52と、の間の隙間に、内枠ウェブ板32の幅方向(上下方向)に沿って配置される。すなわち、軸受53は、内枠ウェブ板32の外側面(基台51の開口部分)と、回動軸52と、により挟持され、回動軸52に対して回動可能に支持される。
当接部材54は、小片状の部材により構成される。当接部材54は、軸受53の下端部であって、軸受53の凹み部分における一方(左側)の側壁部の端面に軸受53と一体に形成されている。当接部材54は、当該一方(左側)の側壁部の端面から軸受53の外側方向(左側方向)に、当該一方(左側)の側壁部の端面と略同一平面上で突出して形成される。当接部材54は、外枠20に対して蓋体30を閉じた際に、外枠20の下側外枠フランジ22が当接する。
係止部材55は、板状の部材により構成される。係止部材55は、軸受53の上端部であって、軸受53の凹み部分における他方(右側)の側壁部の端面に軸受53と一体に形成されている。すなわち、係止部材55は、回動軸52(軸受53)に対して当接部材54の反対側であって、当接部材54より上側に設けられる。係止部材55は、当該他方(右側)の側壁部の端面から軸受53の外側方向(右側方向)に、当該他方(右側)の側壁部の端面に対して所定の角度を有して突出して形成される。係止部材55は、外枠20に対して蓋体30を閉じた際に、当接部材54が外枠20に当接することにより、その下部側面において外枠20の内側の下側外枠フランジ22を係止可能な状態となる。また、係止部材55は、外枠20に対して蓋体30を開いた際に、その下部側面において外枠20の内側の下側外枠フランジ22を係止する。
係止解除部材56は、板状の部材により構成される。係止解除部材56は、軸受53の下端部であって、軸受53の凹み部分における他方(右側)の側壁部の端面に軸受53と一体に形成されている。すなわち、係止解除部材56は、回動軸52(軸受53)に対して当接部材54の反対側であって、係止部材55より下側に設けられる。係止解除部材56は、当該他方(右側)の側壁部の端面から軸受53の外側方向(右側方向)に、当該他方(右側)の側壁部の端面と略同一平面上で突出して形成される。係止解除部材56は、その板状の本体部分を、内枠ウェブ板32の外側面の方向に押圧することにより、外枠20の下側外枠フランジ22に対する係止部材55の係止が解除される。
次に、蓋開き防止装置50の動作について説明する。
上述のように、蓋開き防止装置50は、当接部材54と、係止部材55と、係止解除部材56と、が回動軸52に対して回動可能な軸受53と一体に形成されている。すなわち、当接部材54と、係止部材55と、係止解除部材56と、は、同軸(回動軸52)上に形成される。そのため、軸受53が回動軸52に対して回動することで、当接部材54と、係止部材55と、係止解除部材56と、が一体で動作する。具体的には、当接部材54が、内枠31の内側方向(内枠ウェブ板32の外側面の方向)に回動すると、係止部材55及び係止解除部材56は、内枠31の外側方向(内枠ウェブ板32の外側面と反対方向)に回動し、当接部材54が、内枠31の外側方向(内枠ウェブ板32の外側面と反対方向)に回動すると、係止部材55及び係止解除部材56は、内枠31の内側方向(内枠ウェブ板32の外側面の方向)に回動する。
図3(a)及び図4(a)に示すように、外枠20に対して蓋体30を閉じようとすると、当接部材54が外枠20の下側外枠フランジ22の内側端部22aに当接する。これにより、当接部材54が内枠31の内側方向(内枠ウェブ板32の外側面の方向)に押され、それとともに、軸受53が回動軸52を中心に回動する。この軸受53の回動により、軸受53と一体に形成される係止部材55及び係止解除部材56が、回動軸52を中心に、内枠31の外側方向(内枠ウェブ板32の外側面と反対方向)へ回動する。これにより、図3(b)及び図4(b)に示すように、係止部材55の下端部が下側外枠フランジ22の内側端部22aに係合する位置まで突き出される。すなわち、蓋10においては、外枠20に対して蓋体30を閉じる動作を行うことにより、蓋体30が外枠20に対して係止可能な状態(蓋体30が外枠20に対して急激に開くことを防止可能な状態)となる。
図3(c)及び図4(c)に示すように、ロック装置40による蓋体30の保持が解除され、蓋体30が外枠20に対して開こうとして降下すると、係止部材55の下端部が外枠20の下側外枠フランジ22の内側端部22aに引っ掛かる。これにより、蓋体30が外枠20に係止され、外枠20に対して蓋体30が開く動作が規制される。この時、蓋体30は、係止解除部材56が外枠20の内部から露出する程度に外枠20に対して半開きの状態となる。すなわち、係止部材55が係止解除部材56より内枠ウェブ板32の外側面の上部(蓋体30が外枠20に嵌め込まれる側)に設けられることで、係止解除部材56が外枠20の内部から露出した位置で、蓋体30が外枠20に係止される。
図3(c)及び図4(c)に示すように、蓋体30が外枠20に対して半開きの状態で、係止解除部材56の板状部分を内枠31の内側方向(内枠ウェブ板32の外側面の方向)に押圧すると、軸受53が回動軸52を中心に回動する。この軸受53の回動により、軸受53と一体に形成される係止部材55が、回動軸52を中心に、内枠31の内側方向(内枠ウェブ板32の外側面の方向)へ回動する。このため、図3(d)及び図4(d)に示すように、係止部材55の下端部と、下側外枠フランジ22の内側端部22aとの引っ掛かりが外れ(外枠20に対する蓋体30の係止が解除され)、蓋体30が外枠20に対して降下可能な状態となる(蓋体30が外枠20に対して開く状態となる。)
以上のように、蓋10においては、外枠20に対して蓋体30を閉じる操作を行うことにより、蓋体30が外枠20に対して係止可能な状態となるため、容易な操作により、蓋体30が外枠20に対して急激に開くことを確実に防止できる。
なお、本実施の形態においては、蓋10を天井点検口91に対して取り付けているが、これに限定されるものではなく、例えば、自重により降下する扉に用いても構わない。また、蓋10は、蓋体30が外枠20に対して上下方向に開閉するものであるが、これに限定されるものではなく、蓋体30が外枠20に対して左右方向に開閉するものであっても構わない。すなわち、蓋10は、天井90に取り付けられる場合に限定されるものではなく、例えば、天井以外の壁に取り付けても構わない。
本実施の形態においては、蓋開き防止装置50が、内枠31を構成する4本の内枠材のうちの1本の内枠材であって、前記引っ掛かり部が設けられている内枠材に対向する内枠材の内枠ウェブ板32に設けられているが、これに限定されるものではなく、前記引っ掛かり部が設けられている内枠材に隣接する内枠材の内枠ウェブ板32に設けても構わない。
本実施の形態においては、ロック装置40と、蓋開き防止装置50と、を一体に形成しているが、これに限定されるものではなく、ロック装置40と、蓋開き防止装置50と、を独立して設けても構わない。
10 蓋
20 外枠
30 蓋体
50 蓋開き防止装置
54 当接部材(当接部)
55 係止部材(係止部)
56 係止解除部材(係止解除部)
90 天井(構造体)
H 開口部

Claims (2)

  1. 構造体に形成される開口部に取り付けられる外枠と、前記外枠に対して開閉自在に取り付けられる蓋体と、を備える蓋であって、
    前記蓋体は、前記外枠に対して前記蓋体が開くことを規制する蓋開き防止装置を備え、
    前記蓋開き防止装置は、
    前記外枠に対して前記蓋体を閉じた際に、前記外枠に当接する当接部と、
    前記当接部が前記外枠に当接することにより、前記外枠に係止可能な係止部と、
    前記外枠に対する前記係止部の係止を解除する係止解除部と、
    を備え、
    前記当接部と、前記係止部と、前記係止解除部と、が同軸上に形成されること
    を特徴とする蓋。
  2. 前記外枠に対して前記蓋体を閉塞保持するロック装置を備え、
    前記蓋開き防止装置は、前記ロック装置と一体に設けられること
    を特徴とする請求項1に記載の蓋。
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