JP2018130236A - 歩行訓練システム - Google Patents

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一哉 山本
優 佐々木
Masaru Sasaki
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Hiroki Izu
裕樹 伊豆
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心 星野
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Abstract

【課題】訓練者が歩行姿勢を崩したことをより的確に検知し、訓練者の転倒を防止することができる歩行訓練システムを提供する。【解決手段】歩行訓練システム1は、トレッドミル31と、訓練者Uの上方に設けられ訓練者Uをワイヤケーブル36を介して上方に引張する引張部33と、引張部33におけるワイヤケーブル36の引張力を制御する制御装置35と、ワイヤケーブル36の位置または変位を検出する検出手段とを備え、制御装置35は、検出手段によって連続的に検出されたワイヤケーブル36の位置または変位から求まるワイヤ間隔の変化を算出し、算出したワイヤ間隔の変化が、正常な歩行姿勢で歩行している場合に起こりうるワイヤ間隔の変化に対して大きい場合に、引張部33によるワイヤケーブル36の引張力を訓練者Uの転倒を防止するのに十分な引張力とする。【選択図】図1

Description

本発明は、歩行訓練システムに関するものである。
訓練者が歩行訓練を行うために用いられる歩行訓練システムが知られている。特許文献1には、各種センサにより、床面に対する訓練者の腰部の高さを算出し、算出された腰部の高さによって姿勢崩れを判定する歩行訓練システムが記載されている。さらに特許文献1には、歩行訓練システムにおいて、訓練者の姿勢が崩れる前には、算出された腰部の高さに基づいてワイヤケーブル(免荷ベルト)の長さ(垂れ下がり長さ)の目標値を算出し、訓練者の姿勢が崩れたと判定されたときには、ワイヤケーブルの長さが変化しないようにワイヤケーブルの長さの目標値を固定することが記載されている。これにより、訓練者が姿勢を崩した場合にワイヤケーブルが訓練者の上半身を支持することができるので、訓練者が、崩れた姿勢を立て直し、正常な姿勢に戻ることができるとしている。
特開2013−183863号公報
訓練中において、訓練者が正常な歩行姿勢で歩行を行っている間にも、若干の歩行姿勢の乱れやふらつきが生じるが、このような歩行姿勢の乱れやふらつきは転倒につながるものではない。しかしながら、特許文献1に記載の歩行訓練システムでは、訓練者が正常な歩行姿勢で歩行を行っている間の歩行姿勢の乱れやふらつきと、転倒につながる訓練者の姿勢崩れとを区別することができない。このため、例えば、正常な歩行姿勢で歩行を行っている間の歩行姿勢の乱れやふらつきが大きい訓練者の場合、転倒の恐れがないにもかかわらず、訓練者が、ワイヤケーブルによって強く引っ張られて腰部に衝撃を受けるおそれがあった。
本発明は、訓練者が歩行姿勢を崩したことをより的確に検知し、訓練者の転倒を防止することができる歩行訓練システムを提供することを目的とする。
本発明は、訓練者が歩行するための回転可能なベルトコンベアを有するトレッドミルと、前記訓練者の上方に設けられ、前記訓練者を、ワイヤケーブルを介して上方に引張する引張部と、前記引張部における前記ワイヤケーブルの引張力を制御する制御部と、を備え、前記ワイヤケーブルにおける、前記訓練者への直接的または間接的な取り付け位置から、前記ベルトコンベアの床面からの所定高さまで、の間隔であるワイヤ間隔が、前記訓練者の歩行に応じて変化するように構成された歩行訓練システムにおいて、前記ワイヤケーブルの位置または変位を検出する検出手段を更に備え、前記制御部は、前記検出手段によって連続的に検出された前記位置または変位から求まる前記ワイヤ間隔の変化を算出し、算出した前記ワイヤ間隔の変化が、正常な歩行姿勢で歩行している場合に起こりうる前記ワイヤ間隔の変化に対して大きい場合に、前記引張部による前記ワイヤケーブルの引張力を前記訓練者の転倒を防止するのに十分な引張力とするものである。
本発明によれば、訓練者が歩行姿勢を崩したことをより的確に検知し、訓練者の転倒を防止することができる。
本実施形態にかかる歩行訓練システムの概略構成を示す斜視図である。 本実施形態にかかる歩行訓練システムにおける歩行補助装置の概略構成を示す斜視図である。 本実施の形態にかかる歩行訓練システムのブロック図である。 訓練中において、訓練者が姿勢を崩した状態(異常歩行状態)を示す模式図である。 訓練開始からの経過時間とワイヤケーブルの長さとの関係の一例を示すグラフである。 訓練における、歩行訓練システムの処理の流れを示すフローチャートである。 訓練における、歩行訓練システムの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る歩行訓練システムの概略構成を示す斜視図である。本実施形態に係る歩行訓練システム1は、例えば、脳卒中片麻痺患者などの訓練者Uの歩行訓練を行うためのシステムである。図1に示すように、歩行訓練システム1は、訓練者Uの脚部に装着された歩行補助装置2と、訓練者Uの歩行訓練を行う訓練装置3と、を備えている。
歩行補助装置2は、例えば、歩行訓練を行う訓練者Uの患脚に装着され、訓練者Uの歩行を補助する。図2は、歩行補助装置2の概略構成を示す斜視図である。図2に示すように、歩行補助装置2は、上腿フレーム21と、上腿フレーム21に膝関節部22を介して連結された下腿フレーム23と、下腿フレーム23に足首関節部24を介して連結された足平フレーム25と、膝関節部22を回転駆動するモータユニット26と、足首関節部24の可動範囲を調整する調整機構27と、を有している。
上腿フレーム21は、訓練者Uの脚部の上腿部に取り付けられ、下腿フレーム23は訓練者Uの脚部の下腿部に取り付けられる。上腿フレーム21には、例えば、上腿部を固定するための上腿装具212が設けられている。上腿装具212は、例えば、固定バンドなどを用いて、上腿部に固定される。これにより、歩行補助装置2が訓練者Uの脚部から左右方向あるいは上下方向にずれるのを防止できる。
モータユニット26は、訓練者Uの歩行動作に応じて膝関節部22を回転駆動することで訓練者Uの歩行を補助する。足首関節部24においても膝関節部22と同様に、足首関節部24を回転駆動するモータユニットが設けられていてもよい。
なお、上述した歩行補助装置2の構成は一例であり、これに限られない。訓練者Uの脚部に装着され、その歩行を補助できる任意の歩行補助装置が適用可能である。
再び図1を参照し、訓練装置3は、トレッドミル31と、引張部33と、検出手段としてのワイヤケーブル長検出部41と、制御装置35と、を有している。トレッドミル31は、訓練者Uが歩行するための回転可能なリング状のベルトコンベア311を有し、設定速度Vsでベルトコンベア311を回転させる。訓練者Uは、ベルトコンベア311上に乗り、ベルトコンベア311の移動に応じて歩行を行う。
引張部33は、訓練者Uの上方に設けられている。引張部33は、例えば、フレーム本体32に固定されている。引張部33は、歩行補助装置2を装着した訓練者Uを、ワイヤケーブル36を介して上方に引張する。引張部33による引張力により、歩行補助装置2の重さを支える。引張部33は、例えば、ワイヤケーブル36を巻取り及び巻き戻すドラム等の巻取り機構、該巻取り機構を駆動するモータ、などから構成されている。
ワイヤケーブル36の一端は、引張部33から垂れ下がっており、訓練者Uに直接的または間接的に取り付けられる。例えば、ワイヤケーブル36の一端は、訓練者Uの腰部に取付けられている。ワイヤケーブル36の他端は、引張部33に支持され、巻取り機構に巻きつけられている。モータが巻取り機構を回転駆動させることにより、ワイヤケーブル36の巻き取り又は送り出しが行われる。これにより、ワイヤ間隔としてのワイヤケーブル36の長さを調節することができる。ここで、ワイヤ間隔としてのワイヤケーブル36の長さは、ワイヤケーブル36における、訓練者Uへの直接的または間接的な取り付け位置から、ベルトコンベア311の床面からの所定高さまでの間隔である。歩行訓練システム1において、ワイヤ間隔としてのワイヤケーブル36の長さは、訓練者Uの歩行に応じて変化するように構成されている。検出手段は、ワイヤケーブル36の位置または変位を検出する。ワイヤケーブル36の長さの変化は、検出手段によって連続的に検出された位置または変位から求めることができる。例えば、検出手段は、ワイヤケーブル長検出部41から構成される。ワイヤケーブル長検出部41は、例えば、引張部33の巻取機構の巻回軸に設けられ巻回軸の回転角(変位)を検出するロータリエンコーダなどのセンサである。ワイヤケーブル長検出部41の検出信号から、ワイヤケーブル36の長さの変化を検出する。なお、上記検出手段は、ワイヤケーブル長検出部41から構成されるものに限られない。ワイヤケーブル36の位置または変位を検出することができるものであれば、どのようなものであってもよい。例えば、ワイヤケーブルの外観情報(位置)を検出するカメラ等の撮像手段であってもよい。
図3は、歩行訓練システム1のブロック図である。図3に示すように、制御部としての制御装置35は、配線などを介して、歩行補助装置2、トレッドミル31、引張部33、ワイヤケーブル長検出部41と接続されている。制御装置35は、トレッドミル31の駆動と、歩行補助装置2の動作と、をそれぞれ制御する。また、制御装置35は、引張部33におけるワイヤケーブル36の引張力を制御する。制御装置35により、引張部33におけるワイヤケーブル36の引張力を制御する方法については後述する。
制御装置35は、例えば、演算処理、制御処理等と行うCPU(Central Processing Unit)、CPUによって実行される演算プログラム、制御プログラム等が記憶されたROM(Read Only Memory)、各種のデータなどを記憶するRAM(Random Access Memory)、外部と信号の入出力を行うインターフェイス部(I/F)、などからなるマイクロコンピュータを中心にして、ハードウェア構成されている。CPU、ROM、RAM及びインターフェイス部は、データバスなどを介して相互に接続されている。
図1に示す歩行訓練システム1の引張部33において、ワイヤケーブル36の長さは訓練者Uの訓練中の歩行姿勢に追随して変わる。図4は、訓練中において、訓練者Uが姿勢を崩した状態(異常歩行状態)を示す模式図である。ここで、比較のため、訓練者Uが正常な歩行姿勢で歩行している状態(正常歩行状態)を仮想線(二点鎖線)で示す。上述したように、ワイヤ間隔としてのワイヤケーブル36の長さは、ワイヤケーブル36における、訓練者Uの脚部への直接的または間接的な取り付け位置から、ベルトコンベア311の床面からの所定高さまでの間隔である。なお、本実施の形態にかかる歩行訓練システム1では、所定高さを、例えば、ベルトコンベア311の床面(歩行面)から引張部33までの高さHhとしている。正常歩行状態におけるワイヤケーブル36の長さをLp、異常歩行状態におけるワイヤケーブル36の長さをLqとする。図4に示すように、異常歩行状態におけるワイヤケーブル36の長さLqは、正常歩行状態におけるワイヤケーブル36の長さLpよりもずっと長くなる。すなわち、訓練中において、訓練者Uが姿勢を崩すと、姿勢を崩す前後においてワイヤケーブル36の長さが大きく変化する。
図5は、訓練開始からの経過時間とワイヤケーブル36の長さLとの関係の一例を示すグラフである。ここで、オフセット期間は、歩行訓練システム1が動作を開始してから所定の時間Tまでの期間である。所定の時間Tは、訓練者Uが数歩程度(例えば3歩)歩くのに要する時間である。オフセット期間は訓練を開始した直後の短い期間であるので、この期間において、訓練者Uが歩行姿勢を崩すことはほとんどなく、訓練者Uの歩行姿勢は正常である。ただし、図5に示すように、オフセット期間において、訓練者Uが正常な歩行姿勢で歩行を行っている間にも、若干の歩行姿勢の乱れやふらつきが生じるため、ワイヤケーブル36の長さLは変化する。オフセット期間におけるワイヤケーブル36の長さの平均値をLasとする。また、オフセット期間におけるワイヤケーブル36の長さの最大値をLmaxとする。最大値Lmaxと平均値Lasとの差分Ldsが、訓練中における訓練者Uの歩行姿勢の乱れ、ふらつきによって起こうるワイヤケーブル36の長さLの変化である。
オフセット期間に続く監視期では、訓練者Uが歩行姿勢を崩していないかどうかを監視する。訓練者Uが姿勢を崩した場合におけるワイヤケーブル36の長さLの変化は、訓練者Uが通常の歩行姿勢で歩行を行っている間のワイヤケーブル36の長さLの変化よりもずっと大きくなる。すなわち、監視期において、ワイヤケーブル36の長さLの変化が差分Ldsよりも大きい場合には、訓練者Uが歩行姿勢を崩したと判断することができる。
例えば、監視時刻t1および監視時刻t2における、訓練者Uの歩行状態の判断について説明する。まず、監視時刻t1については、監視時刻t1におけるワイヤケーブルの長さと、監視時刻t1よりも時間Twだけ前の時刻から監視時刻t1までの間の期間におけるワイヤケーブルの長さの平均との差分Ldは、差分Lds以下である(Ld≦Lds)。なお、時間Twは、例えば、オフセット期間における訓練者Uの歩行動作から割り出した訓練者Uの平均的な歩行周期であってもよい。ここで、歩行周期とは、訓練者Uが一歩を踏み出してから次の一歩を踏み出すまでに要する時間である。よって、監視時刻t1において、訓練者Uは歩行姿勢を崩していない(正常歩行状態)と判断することができる。
一方、監視時刻t2については、監視時刻t2におけるワイヤケーブルの長さと、監視時刻t2よりも時間Twだけ前の時刻から監視時刻t2までの間の期間におけるワイヤケーブルの長さの平均との差分Ldは、差分Lds以下である(Ld>Lds)。よって、監視時刻t2において、訓練者Uは歩行姿勢を崩している(異常歩行状態)と判断することができる。このようにすることで、訓練中において、訓練者Uが歩行姿勢を崩したことを的確に検知することができる。なお、差分Ldsとの比較において、現時刻におけるワイヤケーブルの長さと、現時刻t2よりも時間Twだけ前の時刻から現時刻までの間の期間におけるワイヤケーブルの長さの平均との差分Ldを用いる代わりに、現時刻において検出されたワイヤケーブル36の長さと現時刻の直前に検出されたワイヤケーブル36の長さとの差分を用いてもよい。ただし、差分Ldsとの比較において、現時刻におけるワイヤケーブルの長さと、現時刻t2よりも時間Twだけ前の時刻から現時刻までの間の期間におけるワイヤケーブルの長さの平均と、の差分Ldを用いる方が、訓練者Uが歩行姿勢を崩したことをより的確に検知することができる。
次に、制御装置35により、引張部33におけるワイヤケーブル36の引張力を制御する方法について説明する。なお、以下の説明では、図3および図5についても適宜参照する。
監視期において、正常歩行状態と判断された場合、引張部33は通常の引張力Fpでワイヤケーブル36を引っ張る。ここで、通常の引張力Fpは、差分Laと差分Lasとの差(La−Las)に応じて変化させる。例えば、La−Lasが増加すると通常の引張力Fpが線形的に増加するようにする。一方、監視期において、異常歩行状態と判断された場合、引張部33は、訓練者Uの転倒を防止するのに十分な引張力Fqでワイヤケーブル36を引っ張る。これにより、訓練者Uの転倒を防止することができる。
図6および図7は、訓練における、歩行訓練システム1の処理の流れを示すフローチャートである。図6に示すように、まず、歩行訓練システム1が動作を開始する(ステップS1)。すなわち、制御装置35からの訓練開始の指令を受けて、トレッドミル31が、ベルトコンベア311の回転を開始させ、ワイヤケーブル長検出部41が、ワイヤケーブル36の長さの検出を開始する。ワイヤケーブル長検出部41により連続的に検出されたワイヤケーブル36の長さは、制御装置35に設けられたメモリなどの記憶手段に逐次格納される。次に、制御装置35が、歩行訓練システム1が動作を開始してから所定の時間Tが経過したか否かを判断する(ステップS2)。
ステップS2において歩行訓練システム1が動作を開始してから所定の時間Tが経過した場合、制御装置35が、歩行訓練システム1が動作を開始してから所定の時間Tが経過するまでの期間における、ワイヤケーブル36の長さの平均値Las、および、ワイヤケーブル36の長さの最大値Lmaxを求める(ステップS3)。続いて、制御装置35が、ワイヤケーブル36の長さの最大値Lmaxとワイヤケーブル36の長さの平均値Lasとの差分Ldsを算出する(ステップS4)。続いて、制御装置35が、歩行訓練システム1が動作を開始してから所定の時間Tが経過するまでの期間における訓練者Uの歩行動作から割り出した平均的な訓練者Uの歩行周期からTwを決定する(ステップS5)。ステップS1からステップS5までの処理がオフセット工程である。
ステップS5より先の工程は監視工程である。図7に示すように、制御装置35が、現時刻よりもTw前から現時刻までのワイヤケーブル36の長さの平均値Laを算出する(ステップS6)。続いて、現時刻のワイヤケーブル36の長さLと現時刻よりもTw前から現時刻までのワイヤケーブル36の長さの平均値Laとの差分Ld(=L−La)を算出する(ステップS7)。続いて、差分Ldが差分Ldsより大きいか否かを判断する(ステップS8)。ステップS8において、差分Ldが差分Ldsより大きい場合(Ld>Lds)、引張部33が訓練者Uの転倒を防止するのに十分な引張力Fqでワイヤケーブル36を引っ張り(ステップS9)、歩行訓練システム1の動作を停止させる(ステップS10)。ステップS8において、差分Ldが差分Lds以下である場合(Ld≦Lds)、引張部33が通常の引張力Fpでワイヤケーブル36を引っ張る(ステップ11)。ステップS11に続いて、訓練が終了したか否かを判断する(ステップS12)。ステップS12において、訓練が終了したと判断された場合(YESの場合)、歩行訓練システム1の動作を停止させる(ステップS10)。ステップS12において、訓練が終了していないと判断された場合(NOの場合)は処理をステップS6に戻す。
以上より、歩行訓練システム1における制御装置35は、ワイヤケーブル長検出部41により連続的に検出されたワイヤケーブル36の長さからワイヤケーブル36の長さの変化を算出する。そして、制御装置35は、算出したワイヤケーブル36の長さの変化が、正常な歩行姿勢で歩行している場合に起こりうるワイヤケーブル36の長さの変化に対して大きい場合に、引張部33によるワイヤケーブル36の引張力を訓練者Uの転倒を防止するのに十分な引張力とする。これにより、訓練者が歩行姿勢を崩したことをより的確に検知し、訓練者の転倒を防止することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上記実施の形態にかかる歩行訓練システム1は歩行補助装置2を備えているが、歩行訓練システムにおいて歩行補助装置を備えていない構成であってもよい。
上記実施の形態では、ワイヤケーブル36の長さの増加に対して通常の引張力Fpを線形的に増加するようにしているが、これに限るものではない。例えば、ワイヤケーブル36の長さの増加に対して通常の引張力Fpを対数的に増加するようにしてもよい。このようにすると、訓練者は歩行姿勢の乱れが小さい段階から強めの力で引っ張られることになり、訓練中において訓練者は大きな違和感を受ける。また、ワイヤケーブル36の長さの増加に対して通常の引張力Fpを指数関数的に増加するようにしてもよい。このようにすると、歩行姿勢の乱れが小さい段階ではワイヤケーブル36による引張力が弱いため、訓練者が違和感(ワイヤケーブルによって引っ張られる感じ)を受けることが少なくなる。しかしながら、正常歩行状態において歩行姿勢の乱れが大きい訓練者の場合には、訓練中において訓練者は大きな違和感を受ける。
上記実施の形態では、現時刻のワイヤケーブル36の長さLと現時刻よりもTw前から現時刻までのワイヤケーブル36の長さの平均値Laとの差分Ldが、差分Ldsよりも大きいか否かによって、訓練者が、正常歩行状態であるか、異常歩行状態であるかを判断する。上記実施の形態において、差分Ldsは、オフセット期間における、ワイヤケーブル36の長さの平均値Lasとワイヤケーブル36の長さの最大値Lmaxとの差分としたが、代わりに、基準位置において訓練者が直立状態であるときのワイヤケーブル36の長さとオフセット期間におけるワイヤケーブル36の長さの最大値Lmaxとの差分としてもよい。
上記実施の形態では、ワイヤケーブル長検出部41によって検出されたワイヤケーブルの長さを記憶させる記憶手段を制御装置35に設けたが、これに限るものではない。検出されたワイヤケーブルの長さを記憶させる記憶手段を制御装置35とは別体として設け、制御装置35が当該記憶手段にアクセスするようにしてもよい。
上記実施の形態では、訓練中におけるワイヤケーブルの長さの変化に基づいて、訓練者Uが歩行姿勢を崩したことを検知したが、この検知において、カメラによる訓練者の撮影画像の解析結果等を併せて用いるようにしてもよい。
1 歩行訓練システム
2 歩行補助装置
3 訓練装置
21 上腿フレーム
22 膝関節部
23 下腿フレーム
24 足首関節部
25 足平フレーム
26 モータユニット
27 調整機構
31 トレッドミル
32 フレーム本体
33 引張部
35 制御装置
36 ワイヤケーブル
41 ワイヤケーブル長検出部
212 上腿装具
311 ベルトコンベア
U 訓練者

Claims (1)

  1. 訓練者が歩行するための回転可能なベルトコンベアを有するトレッドミルと、
    前記訓練者の上方に設けられ、前記訓練者を、ワイヤケーブルを介して上方に引張する引張部と、
    前記引張部における前記ワイヤケーブルの引張力を制御する制御部と、を備え、
    前記ワイヤケーブルにおける、前記訓練者への直接的または間接的な取り付け位置から、前記ベルトコンベアの床面からの所定高さまで、の間隔であるワイヤ間隔が、前記訓練者の歩行に応じて変化するように構成された歩行訓練システムにおいて、
    前記ワイヤケーブルの位置または変位を検出する検出手段を更に備え、
    前記制御部は、前記検出手段によって連続的に検出された前記位置または変位から求まる前記ワイヤ間隔の変化を算出し、算出した前記ワイヤ間隔の変化が、正常な歩行姿勢で歩行している場合に起こりうる前記ワイヤ間隔の変化に対して大きい場合に、前記引張部による前記ワイヤケーブルの引張力を前記訓練者の転倒を防止するのに十分な引張力とする、歩行訓練システム。
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