JP2018129938A - 回転電機 - Google Patents

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芳永 久保田
Yoshinaga Kubota
芳永 久保田
慎吾 相馬
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慎吾 相馬
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Abstract

【課題】永久磁石の減磁を抑制してトルクを向上させることができる回転電機を提供する。【解決手段】回転電機10は、ロータコア22に複数の磁石群24が埋設されている。磁石群24は、第1〜第3の磁石31〜33を備える。第1磁石31は、ロータコア22の外周面22b側の部位が外周面22bへ向けて膨出されている。すなわち、第1磁石31は膨出部45を有する。第3磁石33は、ロータコア22の外周面22b側の部位が外周面22bへ向けて膨出されている。すなわち、第3磁石33は膨出部55を有する。また、第2磁石32は、両端部に第1膨出部51および第2膨出部52を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、回転電機に関するものである。
従来から、回転電機のロータのなかにはロータコアに複数の永久磁石が埋設された永久磁石埋設型ロータが知られている。このロータコアにはフラックスバリアが形成されている。フラックスバリアは永久磁石の端部に接し、かつ、ロータコアの外周面に近接する位置まで延びている(例えば、特許文献1参照)。
ロータコアにフラックスバリアを設けることにより、磁石端部におけるパーミアンス係数の低下を抑制でき、回転電機の減磁耐力を上げることができる。
特開2011−199946号公報
しかし、永久磁石は断面が均等の矩形体に形成され、永久磁石は端部が減磁しやすい。このため、永久磁石の磁石磁束を効率よく取り出すことが難しく、そのことが、回転電機のトルクを向上させる妨げになっている。
そこで、この発明は、永久磁石の減磁を抑制してトルクを向上させることができる回転電機を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、ロータコア(例えば、実施形態のロータコア22)に複数の永久磁石(例えば、実施形態の第1〜第3の磁石31〜33)が埋設された回転電機において、前記永久磁石の端部(例えば、実施形態の一方端部31a,32a,33a,75a,90a,100a、および他方端部32b,75b,90b,100b)には、前記ロータコアの外周面(例えば、実施形態のロータコアの外周面22b)へ向けて膨出する膨出部(例えば、実施形態の膨出部45,55、第1膨出部51,81,91,101、第2膨出部52,82,92,102)が形成されていることを特徴とする。
このように、永久磁石の端部に膨出部を形成した。よって、永久磁石のうち減磁しやすい端部の厚さ寸法を大きくできる。これにより、永久磁石の端部の減磁を抑制でき、回転電機のトルクを向上させることができる。
また、永久磁石の端部に膨出部を形成することにより、永久磁石の端部のパーミアンス係数を、永久磁石の中央部のパーミアンス係数まで高めることができる。これにより、永久磁石のパーミアンス分布を均一化でき、磁石磁束を効率例に取り出すことができる。
ここで、ロータコアのフラックスバリアを利用して、ロータコアの外周面側のフラックスバリアに永久磁石の膨出部形成することも可能である。この場合、ロータコアの外周面側のフラックスバリアを小さくできる。これにより、磁気抵抗を小さく抑えることができ、磁石磁束を効率的に取り出すことができる。
請求項2に記載した発明は、前記永久磁石は、前記ロータコアの軸線方向から見てV字状に複数個配置され、複数個の永久磁石のうち、前記ロータコアの半径方向に対して傾斜状に配置された永久磁石(例えば、実施形態の第1、第3の磁石31,33)において、前記ロータコアの外周面に近い方の端部(例えば、実施形態の一方端部31a,33a)には、前記ロータコアの外周面へ向けて膨出する膨出部(例えば、実施形態の膨出部45,55)が形成されていることを特徴とする。
ここで、永久磁石の両端部のうちロータコアの外周面に近い方の端部が減磁しやすい。そこで、請求項2において、永久磁石の両端部のうちロータコアの外周面に近い方の端部に膨出部を形成した。これにより、永久磁石のうち減磁しやすい端部の厚さ寸法を大きくでき、永久磁石の端部の減磁を抑制できる。
また、永久磁石の端部に膨出部を形成することにより、永久磁石の端部のパーミアンス係数を、永久磁石の中央部のパーミアンス係数まで高めることができる。これにより、永久磁石のパーミアンス分布を均一化でき、磁石磁束を効率例に取り出すことができる。
請求項3に記載した発明は、前記永久磁石(例えば、実施形態の永久磁石75,90,100)は、前記ロータコアの軸線方向から見て一文字状で、かつ、前記ロータコアの半径方向に対して直交するように配置され、前記永久磁石の両端部(例えば、実施形態の一方端部75a,90a,100a、他方端部75b,90b,100b)には、前記ロータコアの外周面へ向けて膨出する膨出部(例えば、実施形態の第1膨出部81,91,101、第2膨出部82,92,102)が形成されていることを特徴とする。
このように、永久磁石はロータコアの半径方向に対して直交する方向に一文字状に配置されている。よって、永久磁石の両端部がロータコアの外周面に近い位置に配置される。そこで、永久磁石の両端部に、ロータコアの外周面へ向けて膨出する膨出部を形成した。これにより、永久磁石のうち減磁しやすい両端部の厚さ寸法を大きくでき、永久磁石の両端部の減磁を抑制できる。
また、永久磁石の両端部を膨出させることにより、両端部のパーミアンス係数を、永久磁石の中央部のパーミアンス係数まで高めることができる。これにより、永久磁石のパーミアンス分布を均一化でき、磁石磁束を効率例に取り出すことができる。
さらに、永久磁石の両端部のパーミアンス係数を高くすることにより、永久磁石の両端部の減磁を防ぐためのフラックスバリアを除去、あるいは小さく抑えることができる。これにより、永久磁石の磁石磁束を最大限に活用することができる。
請求項4に記載した発明は、前記永久磁石は、前記ロータコアの外周面側の面の中央部(例えば、実施形態の中央部75c,90c,100c)に、前記外周面の反対側に凹む中央凹部(例えば、実施形態の中央凹部83,93,103)が形成され、または、前記外周面の反対側の面の中央部(例えば、実施形態の中央部31c,32c,33b)に、前記外周面側に凹む中央凹部(例えば、実施形態の中央凹部46,53,56)が形成されていることを特徴とする。
このように、永久磁石の中央部に中央凹部を形成した。すなわち、永久磁石の端部を膨出させた分だけ、永久磁石の中央部に中央凹部を形成することができる。これにより、永久磁石を矩形体に形成した場合と比べて、永久磁石の体積を増やすことなく、永久磁石の両端部を、永久磁石の中央部と同様に減磁を起こり難くすることができる。
また、永久磁石の中央部に中央凹部を形成することにより、永久磁石の中央部のパーミアンス係数を永久磁石の両端部のパーミアンス係数に一層近づけることができる。よって、永久磁石の全体のパーミアンス分布を一層均一化できる。これにより、永久磁石の動作点をBHmax(永久磁石の最大エネルギー積)に近づけることができ、回転電機のトルク密度(トルク)を向上させることができる。
この発明によれば、永久磁石の端部においてロータコアの外周面側の部位を外周面へ向けて膨出させた。よって、永久磁石のうち減磁しやすい端部の厚さ寸法を大きくできる。これにより、永久磁石の端部の減磁を抑制でき、回転電機のトルクを向上させることができる。
本発明の第1実施形態における回転電機を示す断面図である。 本発明の第1実施形態における回転電機を示す図1のII部拡大図である。 本発明の第1実施形態における回転電機のトルクと電流位相との関係を説明するグラフである。 本発明の第1実施形態における回転電機の誘導電圧低下率と磁石温度との関係を説明するグラフである。 本発明の第2実施形態における回転電機を示す断面図である。 本発明の第2実施形態における回転電機のパーミアンス係数を説明するグラフである。 本発明の第2実施形態における回転電機のトルクを説明するグラフである。 本発明の第3実施形態における永久磁石を示す平面図である。 本発明の第4実施形態における永久磁石を示す平面図である。
次に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1に示すように、回転電機10は、ステータ12と、ロータ14とを備えている。
ステータ12は、環状のステータコア16と、ステータコア16に複数配列されたコイル17とを備えている。
ステータコア16は、例えば、プレス抜きされた複数枚の磁性体製の鋼板が積層されて構成されている。磁性体製の鋼板として珪素鋼板が挙げられる。ステータコア16は、内周壁16aに沿って複数配列されたティース18と、ティース18間に形成されたスロット19とを有する。
スロット19は、ステータコア16の内周壁16aに沿って等ピッチで配列されている。スロット19にステータコア16が取り付けられている。
ロータ14は、ロータコア22と、ロータコア22内にV字状に埋設された複数の磁石群24とを備えている。
ロータコア22は、例えば、プレス抜きされた複数枚の磁性体製の鋼板が積層されて構成されている。磁性体製の鋼板として珪素鋼板が挙げられる。ロータコア22は、磁石群24を収容する磁石収容部26を複数個有する。ロータコア22の中心部にはロータ軸孔22aが貫通されている。ロータ軸孔22aには出力軸(図示略)が貫通された状態で固定されている。
図2に示すように、磁石群24は、複数個の永久磁石として、第1磁石31と、第2磁石32と、第3磁石33とを備えている。また、磁石収容部26は、第1磁石31を収納する第1収納部35と、第2磁石32を収納する第2収納部36と、第3磁石33を収納する第3収納部37とを備えている。
第1磁石31は、第1収納部35に埋設されている。第2磁石32は、第2収納部36に埋設されている。第3磁石33は、第3収納部37に埋設されている。これにより、磁石群24(すなわち、第1磁石31と、第2磁石32と、第3磁石33)は、ロータ14の中心軸23を軸として回転対称に配置されている。また、磁石群24(すなわち、第1磁石31と、第2磁石32と、第3磁石33)は、ロータコア22の周方向に交互に異なる磁極となるようにロータコア22内に磁極として埋設されている。
第1磁石31は、ロータ14の中心軸23(図1参照)から半径方向外側に延びる直線41に対して第1磁石31が傾斜した状態に交差されている。具体的には、第1磁石31は、長手方向に延びる直線42が半径方向の直線41に対して傾斜角θ1だけ傾斜した状態に交差されている。第1磁石31は、両端部のうち、一方端部31aがロータコア22の外周面22bの近傍に配置され、他方端部31bが一方端部31aよりロータ14の内側に配置されている。
ここで、第1磁石31の一方端部31aと他方端部31bのうち、ロータコア22の外周面22bに近い方の端部(すなわち、一方端部31a)が減磁しやすいことが知られている。
よって、第1磁石31は、一方端部31aのうち、ロータコア22の外周面22b側の部位に膨出部45が形成されている。膨出部45は、ロータコア22の外周面22b側の部位から外周面22bへ向けて湾曲状に膨出されている。すなわち、第1磁石31は、減磁しやすい一方端部31aの厚さ寸法が大きく形成されている。これにより、第1磁石31の一方端部31aの減磁を抑制できる。
また、第1磁石31の一方端部31aを膨出させることにより、一方端部31aのパーミアンス係数を高くできる。一方、第1磁石31の中央部31cのパーミアンス係数は高く保たれている。これにより、第1磁石31のパーミアンス分布を均一化でき、磁石磁束を効率例に取り出すことができる。
さらに、第1磁石31の一方端部31aに膨出部45が形成されることにより、第1磁石31の中央部31cに中央凹部46を形成できる。具体的には、第1磁石31は、中央部31cのうち外周面22bの反対側の部位に中央凹部46が形成されている。中央凹部46は、中央部31cのうち外周面22bの反対側の部位(反対側の面)から外周面へ向けて凹状に形成されている。
これにより、第1磁石31を、矩形体に形成した場合と比べて体積を増やすことなく、第1磁石31の一方端部31aを、第1磁石31の中央部31cと同様に減磁を起こり難くすることができる。
また、第1磁石31の中央部31cに中央凹部46が形成されることにより、第1磁石31の全体のパーミアンスを一層均一化できる。
さらに、第1磁石31を、矩形体に形成した磁石と比べて同じ体積にできる。よって、第1磁石31の重量を増すことなく、第1磁石31の一方端部31aの減磁を抑制でき、第1磁石31のパーミアンス分布を均一化できる。
ここで、第1収納部35に形成されたフラックスバリア35aを利用して膨出部45を配置することも可能である。この場合、フラックスバリア35aを小さくできる。これにより、磁気抵抗を小さく抑えることができ、磁石磁束を効率的に取り出すことができる。
第2磁石32は、ロータ14の中心軸23(図1参照)から半径方向外側に延びる直線41に対して第1磁石31が直交した状態に配置されている。具体的には、第2磁石32は、長手方向に延びる直線43が半径方向の直線41に対して傾斜角θ2(すなわち、90°)の状態に配置されている。第2磁石32は、両端部(すなわち、一方端部32aおよび他方端部32b)がロータコア22の外周面22bの近傍に配置されている。
よって、第2磁石32のうち一方端部32aおよび他方端部32bが減磁しやすくなる。よって、第2磁石32は、一方端部32aのうち、ロータコア22の外周面22b側の部位に第1膨出部51が形成されている。第1膨出部51は、ロータコア22の外周面22b側の部位から外周面22bへ向けて湾曲状に膨出されている。
また、第2磁石32は、他方端部32bのうち、ロータコア22の外周面22b側の部位に第2膨出部52が形成されている。第2膨出部52は、ロータコア22の外周面22b側の部位から外周面22bへ向けて湾曲状に膨出されている。
すなわち、第2磁石32は、減磁しやすい一方端部32aおよび他方端部32bの厚さ寸法が大きく形成されている。これにより、第2磁石32の一方端部32aおよび他方端部32bの減磁を抑制できる。
また、第2磁石32の一方端部32aおよび他方端部32bを膨出させることにより、一方端部32aおよび他方端部32bのパーミアンス係数を高くできる。一方、第2磁石32の中央部32cのパーミアンス係数は高く保たれている。これにより、第2磁石32のパーミアンス分布を均一化でき、磁石磁束を効率例に取り出すことができる。
さらに、第2磁石32の一方端部32aに第1膨出部51が形成され、他方端部32bに第2膨出部52が形成されている。これにより、第2磁石32の中央部32cに中央凹部53を形成できる。具体的には、第2磁石32は、中央部32cのうちロータコア22の外周面22bの反対側の部位に中央凹部53が形成されている。中央凹部53は、中央部32cのうちロータコア22の外周面22bの反対側の部位(反対側の面)から外周面22bへ向けて凹状に形成されている。
これにより、第2磁石32を、矩形体に形成した場合と比べて体積を増やすことなく、第2磁石32の一方端部32aおよび他方端部32bを、第2磁石32の中央部32cと同様に減磁を起こり難くすることができる。
また、第2磁石32の中央部32cに中央凹部53が形成されることにより、第2磁石32の全体のパーミアンスを一層均一化できる。
さらに、第2磁石32を、矩形体に形成した磁石と比べて同じ体積にできる。よって、第2磁石32の重量を増すことなく、第2磁石32の一方端部32aおよび他方端部31bの減磁を抑制でき、第2磁石32のパーミアンス分布を均一化できる。
ここで、第2収納部36に形成された第1フラックスバリア36aを利用して第1膨出部51を配置することも可能である。また、第2収納部36に形成された第2フラックスバリア36bを利用して第2膨出部52を配置することも可能である。この場合、第1フラックスバリア36aおよび第2フラックスバリア36bを小さくできる。これにより、磁気抵抗を小さく抑えることができ、磁石磁束を効率的に取り出すことができる。
第3磁石33は、第2磁石32を中心にして第1磁石31と対象に配置されている。
すなわち、第3磁石33は、一方端部33aのうち、ロータコア22の外周面22b側の部位に膨出部55が形成されている。膨出部55は、ロータコア22の外周面22b側の部位から外周面22bへ向けて湾曲状に膨出されている。
また、第3磁石33は、中央部33cのうちロータコア22の外周面22bの反対側の部位に中央凹部56が形成されている。中央凹部56は、中央部33bのうちロータコア22の外周面22bの反対側の部位(反対側の面)から外周面22bへ向けて凹状に形成されている。
これにより、第3磁石33の一方端部33aの減磁を抑制できる。また、第3磁石33のパーミアンス分布を均一化でき、磁石磁束を効率例に取り出すことができる。さらに、第3磁石33の一方端部33aを、第3磁石33の中央部33bと同様に減磁を起こり難くすることができる。
また、第3磁石33の重量を増すことなく、第3磁石33の一方端部33aの減磁を抑制でき、第3磁石33のパーミアンス分布を均一化できる。
ここで、第3収納部37に形成されたフラックスバリア37aを利用して膨出部55を配置することも可能である。この場合、フラックスバリア37aを小さくできる。これにより、磁気抵抗を小さく抑えることができ、磁石磁束を効率的に取り出すことができる。
さらに、第1磁石31、第2磁石32および第3磁石33(すなわち、磁石群24)は、ロータ14の中心軸23方向(すなわち、軸線方向)から見てV字状に配置されている。
磁石群24のうち、第1磁石31の一方端部31aに膨出部45が形成され、第3磁石33の一方端部33aに膨出部55が形成されている。よって、磁石群24は、第1磁石31の一方端部31aおよび第3磁石33の一方端部33aの減磁を抑制でき、パーミアンス分布を均一化できる。
ところで、第1磁石31、第2磁石32および第3磁石33は、次の方法で形成が可能である。
すなわち、第1磁石31、第2磁石32および第3磁石33の型を用意し、この型を用いて、第1磁石31、第2磁石32および第3磁石33を熱間加工する。
または、第1磁石31、第2磁石32および第3磁石33をボンド磁石により形成する。
さらに、第1磁石31、第2磁石32および第3磁石33を機械加工により形成する。
つぎに、回転電機10のトルク(Nm)および誘導電圧低下率(%)について図3、図4のグラフに基づいて説明する。
まず、回転電機10のトルク(Nm)と電流位相(角度)との関係を図3に基づいて説明する。図3のグラフにおいて、縦軸はトルク(Nm)を示し、横軸は電流位相(角度)を示す。実線で示すグラフG1は第1実施形態の回転電機10を示し、破線で示すグラフG2は第1比較例の回転電機を示す。第1比較例は、第1実施形態の磁石群24を変えたもので、その他の構成は第1実施形態と同様である。第1比較例の磁石群は、第1磁石、第2磁石および第3磁石が矩形体に形成されている。
図3に示すように、第1実施形態のグラフG1は、第1比較例のグラフG2に比べてトルクが大きいことがわかる。
ついで、回転電機10の誘導電圧低下率(%)と磁石温度(℃)との関係を図4に基づいて説明する。図4のグラフにおいて、縦軸は誘導電圧低下率(%)を示し、横軸は磁石温度(℃)を示す。実線で示すグラフG4は第1実施形態の回転電機10を示し、破線で示すグラフG5は第1比較例の回転電機を示す。第1比較例は、前述したように、磁石群の第1磁石、第2磁石および第3磁石が矩形体に形成されている。
図4に示すように、第1実施形態のグラフG4は、第1比較例のグラフG5に比べて誘導電圧低下率(%)が小さいことがわかる。
つぎに、第2実施形態の回転電機70、第3実施形態の永久磁石90および第4実施形態の永久磁石100を図5〜図9に基づいて説明する。なお、第2実施形態〜第4実施形態において第1実施形態の回転電機10と同一類似部材については同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
[第2実施形態]
図5に示すように、回転電機70は、第1実施形態の磁石群24および磁石収容部26を単一の永久磁石75および磁石収容部77に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の回転電機10と同様である。
永久磁石75は、磁石収容部77に埋設されている。永久磁石75は、ロータ72の軸線方向から見て一文字状に配置されている。
永久磁石75は、ロータ14の中心軸23(図1参照)から半径方向外側に延びる直線41に対して永久磁石75の長手方向が直交した状態に配置されている。永久磁石75は、一方端部75aおよび他方端部75bがロータコア22の外周面22bの近傍に配置されている。
よって、永久磁石75のうち一方端部75aおよび他方端部75bが減磁しやすくなる。よって、永久磁石75は、一方端部75aのうち、ロータコア22の外周面22b側の部位に第1膨出部81が形成されている。第1膨出部81は、ロータコア22の外周面22b側の部位から外周面22bへ向けて湾曲状に膨出されている。
また、永久磁石75は、他方端部75bのうち、ロータコア22の外周面22b側の部位に第2膨出部82が形成されている。第2膨出部82は、ロータコア22の外周面22b側の部位から外周面22bへ向けて湾曲状に膨出されている。
すなわち、永久磁石75は、減磁しやすい一方端部75aおよび他方端部75bの厚さ寸法d1が大きく形成されている。これにより、永久磁石75の一方端部75aおよび他方端部75bの減磁を抑制できる。
また、永久磁石75の一方端部75aおよび他方端部75bを膨出させることにより、一方端部75aおよび他方端部75bのパーミアンス係数を高くできる。一方、永久磁石75の中央部75cのパーミアンス係数は高く保たれている。これにより、永久磁石75のパーミアンス分布を均一化でき、磁石磁束を効率例に取り出すことができる。
さらに、永久磁石75の一方端部75aに第1膨出部81が形成され、他方端部75bに第2膨出部82が形成されている。これにより、永久磁石75の中央部75cに中央凹部83を形成できる。中央凹部83は、中央部75cのうちロータコア22の外周面22b側の部位(外周面22b側の面)に形成されている。中央凹部83は、中央部75cのうちロータコア22の外周面22b側の部位から外周面22bの反対側へ向けて湾曲凹状に形成されている。
よって、永久磁石75は、減磁し難い中央部75cの厚さ寸法d2が、厚さ寸法d1より小さく形成されている。
すなわち、永久磁石75は、中央凹部83から第1膨出部81まで中央凹部83の表面83aおよび第1膨出部81の表面81aが湾曲状に連続して形成されている。また、中央凹部83から第2膨出部82まで中央凹部83の表面83aおよび第2膨出部82の表面82aが湾曲状に連続して形成されている。
これにより、永久磁石75の全体を、矩形体に形成した場合と比べて体積を増やすことなく、永久磁石75の一方端部75aおよび他方端部75bを、永久磁石75の中央部75cと同様に減磁を起こり難くすることができる。
また、永久磁石75の中央部75cに中央凹部83が形成されることにより、永久磁石75の全体のパーミアンスを一層均一化できる。
さらに、永久磁石75を、矩形体に形成した磁石と比べて同じ体積にできる。よって、永久磁石75の重量を増すことなく、永久磁石75の一方端部75aおよび他方端部75bの減磁を抑制でき、永久磁石75のパーミアンス分布を均一化できる。
つぎに、回転電機70のパーミアンス係数およびトルク(Nm)について図6、図7のグラフに基づいて説明する。
まず、回転電機70のパーミアンス係数を図6に基づいて説明する。図6のグラフにおいて、縦軸はパーミアンス係数を示す。グラフG5は第2実施形態の一方端部75aおよび他方端部75bのパーミアンス係数を示す。グラフG6は第2実施形態の中央部75cのパーミアンス係数を示す。また、グラフG7は第2比較例の一方端部75aおよび他方端部75bのパーミアンス係数を示す。グラフG8は第2比較例の中央部75cのパーミアンス係数を示す。
第2比較例は、第2実施形態の永久磁石75を矩形体の永久磁石に代えたものでその他の構成は第2実施形態と同様である。
図6に示すように、第2比較例の回転電機は、永久磁石の一方端部および他方端部のパーミアンス係数が中央部のパーミアンス係数と比べて小さいことがわかる。
一方、第2実施形態の回転電機70は、永久磁石75の一方端部75aおよび他方端部75bのパーミアンス係数と、中央部75cのパーミアンス係数とが略同じ大きさに保たれていることがわかる。
つぎに、回転電機70のトルク(Nm)を図7に基づいて説明する。図7のグラフにおいて、縦軸はトルク(Nm)を示す。グラフG9は第2実施形態のトルクを示す。グラフG10は第2比較例のトルクを示す。
第2比較例は、第2実施形態の永久磁石75を矩形体の永久磁石に代えたものでその他の構成は第2実施形態と同様である。
図7に示すように、第2比較例の回転電機は、第2実施形態の回転電機70と比べて小さいことがわかる。
[第3実施形態]
図8に示すように、永久磁石90は、一方端部90aのうち、ロータコア22の外周面22b(図5参照)側の部位に第1膨出部91が形成されている。第1膨出部91は、ロータコア22の外周面22b側の部位から外周面22bへ向けて膨出されている。第1膨出部91は、頂面91a、一方端面91bおよび傾斜面91cで台形状に形成されている。
また、永久磁石90は、他方端部90bのうち、ロータコア22の外周面22b(図5参照)側の部位に第2膨出部92が形成されている。第2膨出部92は、ロータコア22の外周面22b側の部位から外周面22bへ向けて膨出されている。第2膨出部92は、頂面92a、一方端面92bおよび傾斜面92cで台形状に形成されている。
すなわち、永久磁石90は、減磁しやすい一方端部90aおよび他方端部90bの厚さ寸法d1が大きく形成されている。
永久磁石90は、一方端部90aに第1膨出部91が形成され、他方端部90bに第2膨出部92が形成されることにより、中央部90cに中央凹部93が形成されている。中央凹部93は、表面93aが傾斜面91cの基端と傾斜面92cの基端との間で直線状に形成されている。よって、永久磁石90は、減磁し難い中央部90cの厚さ寸法d2が、厚さ寸法d1より小さく形成されている。
第3実施形態の永久磁石90によれば、第2実施形態の永久磁石75と同様に、一方端部90aおよび他方端部90bの減磁を抑制できる。
また、永久磁石90の中央部90cに中央凹部93が形成されることにより、永久磁石90の全体のパーミアンスを一層均一化できる。
[第4実施形態]
図9に示すように、永久磁石100は、一方端部100aのうち、ロータコア22の外周面22b(図5参照)側の部位に第1膨出部101が形成されている。第1膨出部101は、ロータコア22の外周面22b側の部位から外周面22bへ向けて膨出されている。第1膨出部101は、頂面101a、一方端面101bおよび他方端面101cで矩形状に形成されている。
また、永久磁石100は、他方端部100bのうち、ロータコア22の外周面22b(図5参照)側の部位に第2膨出部102が形成されている。第2膨出部102は、ロータコア22の外周面22b側の部位から外周面22bへ向けて膨出されている。第2膨出部102は、頂面102a、一方端面102bおよび他方端面102cで矩形状に形成されている。
すなわち、永久磁石100は、減磁しやすい一方端部100aおよび他方端部1お0aの厚さ寸法d1が大きく形成されている。
永久磁石100は、一方端部100aに第1膨出部101が形成され、他方端部100bに第2膨出部102が形成されることにより、中央部10cに中央凹部103が形成されている。中央凹部103は、表面103aが他方端面101cの基端と他方端面102cの基端との間で直線状に形成されている。よって、永久磁石100は、減磁し難い中央部100cの厚さ寸法d2が、厚さ寸法d1より小さく形成されている。
第4実施形態の永久磁石100によれば、第2実施形態の永久磁石75と同様に、一方端部100aおよび他方端部100bの減磁を抑制できる。
また、永久磁石100の中央部100cに中央凹部103が形成されることにより、永久磁石100の全体のパーミアンスを一層均一化できる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、第1実施形態では、膨出部45,55、第1膨出部51、および第2膨出部52を湾曲状に形成した例について説明したが、これに限定するものではない。その他の例として、各膨出部を台形状や矩形状などの他の形状に形成することも可能である。
10…回転電機
12…ステータ
14…ロータ
22…ロータコア
22b…ロータコアの外周面(ロータコアの外周面)
24…磁石群
31〜33…第1〜第3の磁石(永久磁石)
31a,32a,33a,75a,90a,100a…一方端部(端部)
31b,32b,75b,90b,100b…他方端部(端部)
31c,32c,33b,75c,90c,100c…中央部
45,55…膨出部
46,53,56,83,93,103…中央凹部
51,81,91,101…第1膨出部(膨出部)
52,82,92,102…第2膨出部(膨出部)
75,90,100…永久磁石

Claims (4)

  1. ロータコアに複数の永久磁石が埋設された回転電機において、
    前記永久磁石の端部には、前記ロータコアの外周面へ向けて膨出する膨出部が形成されていることを特徴とする回転電機。
  2. 前記永久磁石は、前記ロータコアの軸線方向から見てV字状に複数個配置され、
    複数個の永久磁石のうち、前記ロータコアの半径方向に対して傾斜状に配置された永久磁石において、前記ロータコアの外周面に近い方の端部には、前記ロータコアの外周面へ向けて膨出する膨出部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記永久磁石は、前記ロータコアの軸線方向から見て一文字状で、かつ、前記ロータコアの半径方向に対して直交するように配置され、
    前記永久磁石の両端部には、前記ロータコアの外周面へ向けて膨出する膨出部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  4. 前記永久磁石は、
    前記ロータコアの外周面側の面の中央部に、前記外周面の反対側に凹む中央凹部が形成され、または、前記外周面の反対側の面の中央部に、前記外周面側に凹む中央凹部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機。
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