JP2018129136A - 蓄電システム及び充電方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】充電の際の負極活物質層表面への電析の発生を抑制できる蓄電システム及び充電方法を提供する。【解決手段】本発明の一態様は、負極活物質層を有する負極板、非水電解質、及び上記非水電解質に接触した状態で配置される参照極を有する蓄電素子と、測定される上記参照極の電位から上記負極活物質層の表面の電位を推計する演算部とを備える蓄電システムである。本発明の他の一態様は、当該蓄電システムを用い、上記負極活物質層の表面の電位の推計値に基づき充電の停止又は充電電流の制御を行うことを備える充電方法である。【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電システム及び充電方法に関する。
リチウムイオン二次電池に代表される非水電解質二次電池は、パーソナルコンピュータ、通信端末等の電子機器、自動車等に多用されている。上記非水電解質二次電池は、一般的には、セパレータで電気的に隔離された一対の電極と、この電極間に介在する非水電解質とを有し、両電極間でイオンの受け渡しを行うことで充放電するよう構成される。また、非水電解質二次電池以外の蓄電素子として、リチウムイオンキャパシタや電気二重層キャパシタ等のキャパシタも広く普及している。
これらの蓄電素子における電極の電位を正確に測定する場合、参照極が必要とされる。特許文献1に記載のリチウムイオン二次電池においては、負極とセパレータとの間に負極用参照極が配置されている。特許文献2に記載の電池状態監視装置においては、絶縁部材を介して負極板に参照極が設けられている。
特開2016−143452号公報 特開2013−118090号公報
しかし、参照極が配置された従来の非水電解質蓄電装置において、負極活物質層の表面の電位を正確に測定することには限界がある。一方、充電の際に負極活物質層の表面の電位が所定値以下になると、非水溶媒に溶解していた金属(一般的にリチウム等)の電析が生じ、蓄電装置の劣化を進行させる原因となる。この電析は、大電流で充電を行う場合に特に生じやすくなる。従って、高速にかつ電析の発生を抑えながら充電を行うためには、負極活物質層の表面の電位をより正確に把握できる技術が必要となる。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、充電の際の負極活物質層表面への電析の発生を抑制できる蓄電システム及び充電方法を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様は、負極活物質層を有する負極板、非水電解質、及び上記非水電解質に接触した状態で配置される参照極を有する蓄電素子と、測定される上記参照極の電位から上記負極活物質層の表面の電位を推計する演算部とを備える蓄電システムである。
本発明の他の一態様は、当該蓄電システムを用い、上記負極活物質層の表面の電位の推計値に基づき充電の停止又は充電電流の制御を行うことを備える充電方法である。
本発明によれば、充電の際の負極活物質層表面への電析の発生を抑制できる蓄電システム及び充電方法を提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る蓄電システムを示す模式図である。 図2は、図1の蓄電システムの電極体を模式的に示す斜視図である。 図3は、図2の電極体のA−A矢視部分断面図である。 図4は、本発明の第2実施形態に係る蓄電システムの電極体の部分断面図である。 図5は、本発明の第3実施形態に係る蓄電システムの電極体の部分断面図である。 図6は、本発明の第4実施形態に係る蓄電システムの電極体の平面図である。 図7(a)は、図6の電極体の負極板の平面図である。図7(b)は、図6の電極体のセパレータ等の平面図である。図7(c)は、図6の電極体の正極板の平面図である。 図8は、本発明の第5実施形態に係る蓄電システムの電極体の平面図である。 図9(a)は、図8の電極体の正極板等の平面図である。図9(b)は、図8の電極体のセパレータの平面図である。図9(c)は、図8の電極体の負極板の平面図である。 図10は、本発明の第6実施形態に係る蓄電システムが備える蓄電素子の一部を模式的に示す斜視図である。 図11は、本発明の一実施形態に係る蓄電システムが備える蓄電装置を示す概略図である。
本発明の一態様に係る蓄電システムは、負極活物質層を有する負極板、非水電解質、及び上記非水電解質に接触した状態で配置される参照極を有する蓄電素子と、測定される上記参照極の電位から上記負極活物質層の表面の電位を推計する演算部とを備える蓄電システムである。
当該蓄電システムは、測定される上記参照極の電位から負極活物質層の表面の電位を推計する演算部を備えるため、負極活物質層の表面の電位を高精度で求めることができる。従って、当該蓄電システムによれば、充電の際、負極活物質層の表面の電位を正確性高く把握することができ、この電位に応じて充電の停止や充電電流の制御を行うことができるため、リチウム等の電析の発生を抑制することができる。なお、「リチウム等」とは、非水電解質に溶解する電解質塩を構成する金属であり、通常リチウムであるが、その他の金属であってよい。
上記蓄電素子が、正極活物質層を有する正極板を有し、上記参照極が、上記正極活物質層と上記負極活物質層とが対向していない領域に配置されていることが好ましい。正極活物質層と負極活物質層との間に参照極が存在すると、参照極が存在する部分において活物質層間のイオンの流れが阻害される。このため、参照極の周囲の負極活物質層にイオンの流れが集中し、この部分に電析が生じやすくなる。そこで、正極活物質層と負極活物質層とが対向していない領域に参照極を配置することにより、イオンの流れの偏在化を抑え、電析の発生をより抑制することができる。
上記正極板が正極基材を有し、上記正極活物質層が上記正極基材の一部に積層されており、上記負極板が負極基材を有し、上記負極活物質層が上記負極基材の一部に積層されており、上記参照極が、上記正極基材又は負極基材の表面に配置されていることが好ましい。
上記参照極が、上記負極活物質層の表面に配置されていることも好ましい。
上記蓄電素子が、上記正極板と上記負極板との間に配設されるセパレータを有し、上記参照極が、上記セパレータの表面に配置されていることも好ましい。
上記参照極が、上記正極板又は上記負極板の端面に配置されていることも好ましい。
このように、正極基材、負極基材、正極活物質層、負極活物質層又はセパレータの表面、及び正極板及び負極板の端面のいずれの箇所にも参照極を好適に配置することができる。この参照極の配置箇所は、正極板、負極板等あるいは蓄電素子自体の形状などから、充放電反応への影響が小さく、かつ空いた空間を活用することができる。これにより、蓄電素子の大型化を抑制しつつ、負極活物質層の表面電位の推計精度を高めることができる。
上記正極板が、上記正極活物質層の積層されていない切欠部を有し、上記参照極が、上記切欠部に配置されていることも好ましい。この切欠部は正極活物質層に囲まれていることにより、イオンの浸潤濃度が高い。このような切欠部に参照極を配置することで、この浸潤濃度により電位変化を検出することができる。一方で、同形状を再現した数値解析モデル等により、切欠部の電位から、正極活物質層と対向している負極活物質層の表面の電位を求めることができる。このようにすることで、より高精度で負極活物質層の表面電位を推計することができ、電析の発生をより十分に抑制することができる。
上記参照極が、上記負極板と外部端子とを接続する接続体の表面に配置されていることも好ましい。このような接続体の表面も、充放電反応への影響が小さく、かつ空いた空間の一つであり、上記接続体の表面に参照極を配置することで、蓄電素子の大型化を抑制しつつ、電位の推計精度を高めることができる。
当該蓄電システムは、上記負極活物質層の表面の電位の推計値に基づき充電の停止又は充電電流の制御を行う制御部をさらに備えることが好ましい。当該蓄電システムがこのような制御部をさらに備えることで、求められた負極活物質層の表面の電位に応じて、充電の停止又は充電電流の制御を行うことができ、充電の際の負極活物質層表面への電析の発生をより効果的に抑制することができる。
本発明の一態様に係る充電方法は、当該蓄電システムを用い、上記負極活物質層の表面の電位の推計値に基づき充電の停止又は充電電流の制御を行うことを備える充電方法である。当該充電方法によれば、充電の際の負極活物質層の表面の電位を高精度で推計することができるため、充電電流の制御等により負極活物質層表面への電析の発生を抑制できる。
以下、本発明の実施形態に係る蓄電システム及びこれを用いた充電方法について詳説する。
<蓄電システム:第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る図1に示す蓄電システム10は、蓄電素子11及び充電装置12を備える。蓄電素子11は、外部端子として、正極端子11a、負極端子11b及び参照極端子11cを有する。充電装置12は、蓄電素子11のこれらの外部端子と接続される。
(蓄電素子)
蓄電素子11は、正極板、負極板及び非水電解質を有する。以下、蓄電素子11の一例として、非水電解質二次電池について説明する。上記正極板及び負極板は、通常、セパレータを介して積層又は巻回により交互に重畳された電極体を形成する。図2、3に第1実施形態における巻回型の電極体15の構造を示す。
図2の電極体15は、帯状の積層体である電極体15が巻回された状態を模式的に示す図である。図3に示すように、電極体15は、正極板16と負極板17と2つのセパレータ18、19とが積層された構造を有する。具体的には、それぞれ帯状の正極板16、第1のセパレータ18、負極板17及び第2のセパレータ19がこの順に積層されている。また、電極体15は、負極板17上に配置された参照極20をさらに有する。なお、図3においては、模式的に電極体15の各構成要素(正極板16、第1のセパレータ18、負極板17及び第2のセパレータ19)を離間して図示しているが、通常、隣り合う各構成要素は、接した状態となっている。
図2の巻回状態の電極体15は、ケースに収納され、このケース内に非水電解質が充填される。なお、図2の電極体15は、説明上先端部分が巻回されていない状態を示しているが、ケース内に収容される電極体15は先端部分まで巻回されている(図10の電極体92参照)。このように、蓄電素子11の電極体15を構成する正極板16、負極板17、セパレータ18、19及び参照極20は、非水電解質に接触した状態となっている。
また、図2の電極体15の軸方向における一端部15aは、図示しない接続体を介して図1の正極端子11aと接続される。一方、図2の電極体15の軸方向における他端部15bは、図示しない接続体を介して図1の負極端子11bと接続される。なお、上記ケースとしては、二次電池のケースとして通常用いられる公知のアルミニウムケース、樹脂ケース等を用いることができる。以下、主に図3を参照しつつ、電極体15について詳説する。
正極板16は、正極基材21、及びこの正極基材21の両面の一部にそれぞれ積層された正極活物質層22を有する。正極板16は、正極基材21と正極活物質層22との間に積層される図示しない中間層をさらに有していてもよい。
正極基材21は、帯状であり、導電性を有する。正極基材21の材質としては、アルミニウム、チタン、タンタル、ステンレス鋼等の金属又はそれらの合金が用いられる。正極基材21としてはアルミニウム箔等の金属箔を好適に用いることができる。
正極活物質層22は、正極基材21の一部に積層されている。具体的には、正極活物質層22は、正極基材21の長手方向に沿って、かつ一端側(図3における左端側)の両面を残して積層される。すなわち、電極体15の一端部15a(図2参照)は、正極基材21が露出した状態となっている。
正極活物質層22は、正極活物質を含むいわゆる正極合材から形成される。また、正極活物質層22を形成する正極合材は、必要に応じて導電剤、バインダー(結着剤)、増粘剤、フィラー等の任意成分を含む。
上記正極活物質としては、例えばLiMO(Mは少なくとも一種の遷移金属を表す)で表される複合酸化物(層状のα−NaFeO型結晶構造を有するLiCoO,LiNiO,LiMnO,LiNiαCo(1−α),LiNiαMnβCo(1−α−β)等、スピネル型結晶構造を有するLiMn,LiNiαMn(2−α)等)、LiMe(XO(Meは少なくとも一種の遷移金属を表し、Xは例えばP、Si、B、V等を表す)で表されるポリアニオン化合物(LiFePO,LiMnPO,LiNiPO,LiCoPO,Li(PO,LiMnSiO,LiCoPOF等)が挙げられる。これらの化合物中の元素又はポリアニオンは、他の元素又はアニオン種で一部が置換されていてもよい。正極活物質層においては、これら化合物の1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
負極板17は、負極基材23、及びこの負極基材23の両面の一部にそれぞれ積層された負極活物質層24を有する。なお、負極板17は、負極基材23と負極活物質層24との間に積層される図示しない中間層をさらに有していてもよい。
負極基材23は、正極基材21と同様の構成とすることができるが、材質としては、銅、ニッケル、ステンレス鋼、ニッケルメッキ鋼等の金属又はそれらの合金が用いられ、銅又は銅合金が好ましい。つまり、負極基材としては銅箔が好ましい。
負極活物質層24は、負極基材23の一部に積層されている。具体的には、負極活物質層24は、負極基材23の長手方向に沿って、かつ一端側(図3における右端側)の両面を残して積層される。すなわち、電極体15の他端部15b(図2参照)は、負極基材23が露出した状態となっている。
負極活物質層24は、負極活物質を含むいわゆる負極合材から形成される。また、負極活物質層24を形成する負極合材は、必要に応じて導電剤、バインダー(結着剤)、増粘剤、フィラー等の任意成分を含む。
負極活物質としては、例えばSi、Sn等の金属又は半金属;Si酸化物、Sn酸化物等の金属酸化物又は半金属酸化物;ポリリン酸化合物;黒鉛(グラファイト)、非晶質炭素(易黒鉛化性炭素又は難黒鉛化性炭素)等の炭素材料等が挙げられる。
セパレータ18、19は、絶縁性かつ多孔性を有する。セパレータ18、19の材質としては、例えば織布、不織布、多孔質樹脂フィルム等が用いられる。これらの中でも、強度の観点から多孔質樹脂フィルムが好ましく、非水電解質の保液性の観点から不織布が好ましい。セパレータ18、19の主成分としては、強度の観点から例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンが好ましく、耐酸化分解性の観点から例えばポリイミドやアラミド等が好ましい。また、これらの樹脂を複合してもよい。また、樹脂製の基材の表面に無機層が積層されたセパレータを用いることもできる。
参照極20は、負極基材23の表面に配置されている。具体的には、負極板17の端部における負極基材23の露出部分に、絶縁部材25を介して積層されている。
参照極20は、金属リチウムや、その他の参照極として公知の材料を用いることができる。参照極20の形状は特に限定されず、平面視で円形、矩形等、いずれの形状であってもよい。参照極20の形状は、例えば板状、棒状等であってよく、この場合、金属箔、金属線等を用いることができる。
また、参照極20のサイズも特に限定されるものではない。例えば、参照極20とこの参照極を被覆する絶縁部材25との合計の厚さを、負極活物質層24の厚さ以下とすることができる。このようにすることで、電極体15において、参照極20を配置した箇所が厚くなることを抑制することができる。
参照極20は図示しない接続体(表面が絶縁されたリード線等)を介して、外部端子である参照極端子11c(図1参照)と電気的に接続されている。
なお、参照極20は、正極活物質層22と負極活物質層24との対向領域Xには配置されていない。すなわち、参照極20は、正極活物質層22と負極活物質層24とが対向していない領域に配置されている。
絶縁部材25は、参照極20を被覆している。絶縁部材25は、絶縁性かつ多孔性を有する。すなわち、絶縁部材25は、非水電解質(イオン)は透過させるが、電気は絶縁する部材である。このような絶縁部材25を介して、参照極20を配置することで、配置箇所の正確な電位を測定することができる。なお、負極基材23と参照極20との電気的絶縁状態を確保することができれば、参照極20の一部は絶縁部材25に覆われずに露出していてもよい。また、例えば参照極20の表面が露出していれば、参照極20と負極基材23との間に配置される絶縁部材25は、多孔性を有さない部材であってもよい。
絶縁部材25は、例えば絶縁性粒子及びバインダーから形成することができる。絶縁部材25は、絶縁性粒子及びバインダー以外の他の成分が含有されていてもよい。
上記絶縁性粒子としては、無機粒子及び有機粒子のいずれであってもよいが、耐熱性などの点からは無機粒子が好ましい。無機粒子としては、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、マグネシア、セリア、イットリア、酸化亜鉛、酸化鉄等の無機酸化物、窒化ケイ素、窒化チタン、窒化ホウ素等の無機窒化物、その他、シリコンカーバイド、炭酸カルシウム、硫酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、チタン酸カリウム、タルク、カオリンクレー、カオリナイト、ベーマイト、ハロイサイト、パイロフィライト、モンモリロナイト、セリサイト、マイカ、アメサイト、ベントナイト、アスベスト、アルミノシリケート、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ藻土、ケイ砂、ガラス等を挙げることができる。
上記バインダーは、絶縁性粒子を固定でき、かつ使用範囲で電気化学的に安定であるものが、通常用いられる。上記バインダーとしては、フッ素樹脂(ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイミド等の熱可塑性樹脂;エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、スルホン化EPDM、スチレンブタジエンゴム(SBR)、フッ素ゴム等のエラストマー;多糖類高分子等が挙げられる。
その他、絶縁部材25は、セパレータ18、19と同様に、織布、不織布、多孔質樹脂フィルム等から形成されていてもよい。
上記非水電解質としては、非水電解質二次電池に通常用いられる公知の非水電解質が使用できる。上記非水電解質は、非水溶媒に電解質塩が溶解されたものを用いることができる。
上記非水溶媒としては、例えばエチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)等の環状カーボネート、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)等の鎖状カーボネートなどを挙げることができる。
上記電解質塩としては、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、オニウム塩等を挙げることができるが、リチウム塩が好ましい。上記リチウム塩としては、LiPF、LiPO、LiBF、LiClO、LiN(SOF)等の無機リチウム塩、LiSOCF、LiN(SOCF、LiN(SO、LiN(SOCF)(SO)、LiC(SOCF、LiC(SO等のフッ化炭化水素基を有するリチウム塩などを挙げることができる。
また、上記非水電解質として、常温溶融塩、イオン液体、ポリマー固体電解質などを用いることもできる。
(充電装置)
図1の充電装置12は、演算部13及び制御部14を有する。充電装置12は、さらに図示しない電圧計及び充電回路等を有する。
電圧計は、参照極20と電気的に接続している参照極端子11cの電位を測定する。電圧計は、正極端子11a(正極板16)、負極端子11b(負極板17)及び参照極端子11c(参照極20)の任意の2つの間の電位差(電圧)を測定するよう構成されていてよい。
演算部13は、上記測定される参照極20の電位から、蓄電素子11の負極活物質層24の表面Y(図3参照)の電位を推計する。この表面電位の推計は、例えばNewmanモデル等の公知のモデルに基づいて行うことができる。所定のモデルに基づいて推計する際、例えば負極基材23の電気伝導率及び厚さ、負極活物質層24の電気伝導率、厚さ、活物質径、空孔率、拡散係数、及び反応速度定数、非水電解質の拡散係数、電解質塩濃度及びイオン伝導度、並びに参照極20と負極活物質層24との位置関係(距離等)などのパラメータに基づいて行うことができる。これらのパラメータは、参照極の配置箇所等に基づいて適宜設定される。また、演算部13による表面電位の推計は、蓄電素子11における参照極20の電位とそのときの負極活物質層24の表面Yの電位との測定値等を蓄積したデータベースを用い、このデータベースに基づいて推計することなどもできる。また、任意のモデルに基づく計算値をデータベース化しておくこともできる。
充電装置12は、電源からの電力を制御部14の制御に基づいて、充電回路で充電に適した電力に変換し、正極端子11a及び負極端子11b間に出力する。これにより、蓄電素子11は充電される。また、制御部14は、演算部13による負極活物質層24の表面Yの電位の推計値に基づき充電の停止又は充電電流の制御を行う。
演算部13及び制御部14は、コンピュータ及びコンピュータプログラムで構成することができる。演算部13及び制御部14においては、一部又は全部が半導体チップからなるプロセッサで構成されていてもよい。また、演算部13及び制御部14は、それぞれ分離した別々の部品であってもよいし、一体化した部品であってもよく、その他の充電装置12を構成する部品と一体化されていてもよい。
(蓄電システムを用いた充電方法及び蓄電システムの利点)
本発明の一実施形態に係る充電方法は、当該蓄電システム10を用い、負極活物質層24の表面Yの電位の推計値に基づき充電の停止又は充電電流の制御を行うことを備える充電方法である。当該充電方法は、参照極20の電位を測定すること、及び測定された参照極20の電位に基づき、負極活物質層24の表面Yの電位を推計することをさらに備えることができる。
当該蓄電システム10は、測定される参照極20の電位から、演算部13により負極活物質層24の表面Yの電位を推計することができるため、負極活物質層24の表面Yの電位を高精度で求めることができる。すなわち、当該蓄電システム10によれば、充電の際、負極活物質層24の表面Yの電位を正確性高く把握することができ、制御部14によりこの電位に応じて充電の停止や充電電流の制御を行うことができるため、リチウム等の電析の発生を抑制することができる。例えば、非水電解質に含まれる電解質塩がリチウム塩である場合、推計される負極活物質層24の表面Yの電位が0V(vs.Li/Li)以下とならないように充電電流を制御することができる。
また、当該蓄電システム10においては、正極活物質層22と負極活物質層24とが対向していない領域に参照極20を配置しているため、イオン(非水電解質)の流れの偏在化を抑え、電析の発生をより抑制することができる。
さらに図3に示す形態においては、参照極20は、負極基材23の表面におけるセパレータ18との非対向領域に配置されている。正極板、負極板及びセパレータを備える電極体は、セパレータと対向していない正極板及び負極板の基材部分、すなわち先端部分が露出するように巻回され、露出した基材部分が束ねられて接続体と接合される(図10参照)。すなわち、このように電極体と接続体とを接合した構造において、負極基材23におけるセパレータ18との非対向領域は、露出した状態となっている。従って、接続体を電極体と接合した後においても、このような基材(負極基材23)の露出部分に参照極20を容易に配置することができる。すなわち、参照極を基材(正極基材又は負極基材)の表面に配置する構成とすることで、取付け作業性等を高めることができる。
一方、参照極20は、負極基材23の表面におけるセパレータ18との対向領域に配置されていても良い。この場合、負極活物質層24に対してより近接した位置に参照極20を配置することができるため、精度高く負極活物質層24の表面の電位を推計することができる。この場合、例えば参照極20とこの参照極を被覆する絶縁部材25との合計の厚さを負極活物質層24の厚さ以下とすることにより、電極体15において、参照極20を配置した箇所が厚くなることを抑制することができる。
なお、当該蓄電システム10においては、参照極20を負極基材23の表面に配置したが、参照極20を正極基材21の表面に配置してもよい。このような場合であっても、参照極20の電位から、演算部13によって負極活物質層24の表面電位を推計することができる。但し、図3のように、負極活物質層24に近い負極基材23の表面に参照極20を配置することで、推計する負極活物質層24の表面電位の精度を高めることができる。
<第2実施形態>
図4に、第2実施形態に係る蓄電システムに備わる電極体30を示す。第2実施形態に係る蓄電システムにおける他の構成は、上述した第1実施形態を参照することができる。
図4の電極体30においては、参照極31が負極活物質層24の表面に配置されている。具体的には、負極活物質層24の端部表面に、絶縁部材32を介して積層されている。図4の電極体30は、この参照極31及び絶縁部材32の配置箇所以外は、第1実施形態の図3の電極体15と同様であるので、他の構成部材については、図3の電極体15と同一符号を付して説明を省略する。
このように、第2実施形態の電極体30においては、参照極31が負極活物質層24の表面に配置されている。参照極31及び絶縁部材32の配置箇所以外、すなわち材質等は、第1実施形態の電極体15に備わるものと同様とすることができる。また、第2実施形態の電極体においても、第1実施形態と同様、正極板、負極板及び参照極は、それぞれ接続体によって対応する外部端子に電気的に接続されている(以降の他の実施形態についても同様である)。また、参照極31は、正極活物質層22と負極活物質層24との対向領域Xには配置されていない。すなわち、参照極31は、正極活物質層22と負極活物質層24とが対向していない領域に配置されている。
この第2実施形態の電極体30を備える蓄電システムにおいても、第1実施形態の蓄電システムと同様に、測定される参照極31の電位から負極活物質層24の表面Yの電位を推計し、充電の際の負極活物質層表面への電析の発生を抑制できる。また、第2実施形態の電極体30において、参照極31を正極活物質層22の表面に配置することもできる。但し、図4のように配置箇所を負極活物質層24の表面とすることで、正極活物質層22と負極活物質層24とが対向していない領域に参照極31を配置することができる。また、配置箇所を負極活物質層24の表面とした場合、電位を推計する負極活物質層24の表面Yの非常に近傍に参照極31が配置されることとなるため、負極活物質層24の表面Yの電位の推計精度を特に高めることができる。
<第3実施形態>
図5に、第3実施形態に係る蓄電システムに備わる電極体40を示す。第3実施形態に係る蓄電システムにおける他の構成は、上述した第1実施形態を参照することができる。
図5の電極体40においては、参照極41が正極板16の端面に配置されている。具体的には、正極板16において、正極基材21が表面に露出していない側の端面(図5における右側端面)に、絶縁部材42を介して積層されている。図5の電極体40は、この参照極41及び絶縁部材42の配置箇所以外は、第1実施形態の図3の電極体15と同様であるので、他の構成部材については、図3の電極体15と同一符号を付して説明を省略する。
このように、第3実施形態の電極体40においては、参照極41が正極板16の端面に配置されている。参照極41及び絶縁部材42の配置箇所以外、すなわち材質等は、第1実施形態の電極体15に備わるものと同様とすることができる。また、図5の形態とは異なり、参照極41の全面を絶縁部材42で被覆してもよい。また、参照極41は、正極活物質層22と負極活物質層24との対向領域Xには配置されていない。すなわち、参照極41は、正極活物質層22と負極活物質層24とが対向していない領域に配置されている。
この第3実施形態の電極体40を備える蓄電システムにおいても、第1実施形態の蓄電システムと同様に、測定される参照極41の電位から負極活物質層24の表面Yの電位を推計し、充電の際の負極活物質層表面への電析の発生を抑制できる。また、図5のように、負極板17よりも幅の狭い正極板16の端面に参照極41を配置することで、空いた空間を有効に活用することができ、参照極41を配置することに伴う蓄電素子の大型化を抑制することができる。また、負極板17よりも幅の狭い正極板16においては、端面の正極活物質までが利用されている状態であるため、精度の高い断面平均電位を測定することができ、その結果、負極活物質層24の表面Yの電位の推計精度を高めることができる。なお、第3実施形態の電極体40において、参照極41を負極板17の端面に配置してもよい。
<第4実施形態>
図6、7に、第4実施形態に係る蓄電システムに備わる電極体50を示す。電極体50は、巻回状態の第1〜3実施形態の電極体と異なり、積層状態の構造を有する。第4実施形態に係る蓄電システムにおける他の構成は、上述した第1実施形態を参照することができる。
電極体50は、図7に示す負極板51とセパレータ52と正極板53とがこの順に積層されてなる。すなわち、セパレータ52は、負極板51と正極板53との間に配設されている。
図7(a)に示す負極板51は、板状の負極基材54と、この負極基材54の両面に積層される負極活物質層55とを備える。負極基材54は、略矩形状の基材本体56と、基材本体56の一端縁(図7(a)における上側端面の左側)に設けられるタブ部57とを有する。負極活物質層55は、基材本体56の両面に略矩形状に積層されている。
図7(b)に示すセパレータ52は、板状である。セパレータ52は、略矩形状のセパレータ本体58と、セパレータ本体58の一端縁(図7(b)における上側端面の左側)に設けられるタブ部59とを有する。負極板51のタブ部57と、セパレータ52のタブ部59とは、積層状態で重なるように、同位置に設けられている。但し、セパレータ52のタブ部59の長さ(図7における上下方向の長さ)は、負極板51のタブ部57の長さよりも短く設けられている。セパレータ52のタブ部59の一方の面には、参照極60が設けられている。
図7(c)に示す正極板53は、板状の正極基材61と、この正極基材61の両面に積層される正極活物質層62とを備える。正極基材61は、略矩形状の基材本体63と、基材本体63の一端縁(図7(c)における上側端面の右側)に設けられるタブ部64とを有する。正極活物質層62は、基材本体63の両面に略矩形状に積層されている。
このような負極板51とセパレータ52と正極板53とがこの順に積層されてなる電極体50においては、図6に示すように、負極基材54の表面に、絶縁部材であるセパレータ52を介して、参照極60が配置された構造となっている。参照極60は、正極活物質層62と負極活物質層55とが対向していない領域に配置されている。
この第4実施形態の電極体50を備える蓄電システムにおいても、第1実施形態の蓄電システムと同様に、測定される参照極60の電位から負極活物質層55の表面の電位を推計し、充電の際の負極活物質層表面への電析の発生を抑制できる。また、多孔性のセパレータ52にタブ部59を設け、このタブ部59に参照極60を配置することで、タブ部59が毛細管現象により濡れ性を維持することができる。従って、タブ部59が非水電解質に完全に浸かっていない状態であっても、非水電解質に対する参照極60の電位を得ることができる。また、セパレータ52のタブ部59に参照極60を配置することで、参照極60を配置することに伴う電極体の厚みの増加を抑制することができる。
<第5実施形態>
図8、9に、第5実施形態に係る蓄電システムに備わる電極体70を示す。電極体70は、第4実施形態の電極体50と同様に積層状態の構造を有する。第5実施形態に係る蓄電システムにおける他の構成は、上述した第1実施形態を参照することができる。
電極体70は、正極板71とセパレータ72と負極板73とがこの順に積層されてなる。すなわち、セパレータ72は、正極板71と負極板73との間に配設されている。
図9(a)に示す正極板71は、板状の正極基材74と、この正極基材74の両面に積層される正極活物質層75とを備える。正極基材74は、略矩形状の基材本体76と、基材本体76の一端縁(図9(a)における上側端面の左側)に設けられるタブ部77とを有する。正極活物質層75は、基材本体76の両面に略矩形状に積層されている。但し、正極板71は、正極活物質層75が積層されていない切欠部88を有する。
この切欠部88には、参照極80が配置されている。具体的には、正極基材74の表面におけるこの切欠部88に、図示しない絶縁部材で被覆された参照極80が配置されている。参照極80は、図示しない絶縁部材を介して正極基材74の表面に配置されているため、正極基材74と参照極80とは電気的に絶縁されている。なお、多孔性の絶縁部材を用いることで、絶縁部材のイオン(非水電解質)の伝導性は確保される。
図9(b)に示すセパレータ72は、板状である。また、セパレータ72は、平面視略矩形状である。
図9(c)に示す負極板73は、板状の負極基材81と、この負極基材81の両面に積層される負極活物質層82とを備える。負極基材81は、略矩形状の基材本体83と、基材本体83の一端縁(図9(c)における上側端面の右側)に設けられるタブ部84とを有する。
このような正極板71とセパレータ72と負極板73とがこの順に積層されてなる電極体70においては、参照極80は、正極活物質層75と負極活物質層82とが対向していない領域に配置されている。
この第5実施形態の電極体70を備える蓄電システムにおいても、第1実施形態の蓄電システムと同様に、測定される参照極80の電位から負極活物質層82の表面の電位を推計し、充電の際の負極活物質層表面への電析の発生を抑制できる。また、切欠部88は正極活物質層75に囲まれていることにより、イオンの浸潤濃度が高いため、このような切欠部88に参照極80を配置することで、この浸潤濃度により電位変化を検出することができる。このため、第5実施形態の電極体70を備える蓄電システムによれば、より高精度で負極活物質層の表面電位を推計することができる。また、切欠部88に参照極80を配置することで、参照極80を配置することに伴う電極体の厚みの増加を抑制することができる。
なお、平面視で参照極80の周囲の半分超が正極活物質層75に囲まれていることが好ましく、2/3以上が正極活物質層75に囲まれていることがより好ましい。また、図9(a)において、切欠部88は、略矩形状の正極活物質層75の端縁部分に形成しているが、他の部分に切欠部を設けることもできる。例えば、略矩形状の正極活物質層75の角部分を切り欠いてもよいし、中央部分に穴状に切り欠かれていてもよい。
<第6実施形態>
図10に、第6実施形態に係る蓄電システムに備わる蓄電素子91の一部を示す。第6実施形態は、負極板と外部端子(負極端子)とを接続する接続体の表面に参照極を配置した形態である。図10は、蓄電素子91における電極体92、外部端子としての正極端子93、負極端子94及び参照極端子95、正極接続体96、負極接続体97、並びに参照極98を図示している。蓄電素子91は、その他にケース、非水電解質等を有するが、これらの記載は省略する。電極体92等は、ケースに収容され、このケースには非水電解質が注入されている。
電極体92は、参照極が配置されていないこと以外は、第1実施形態の電極体15と同様である。正極端子93、負極端子94及び参照極端子95は、蓋体99の外面にそれぞれ配置されている。
正極接続体96は、電極体92の一端である正極板の正極基材100と、正極端子93とを電気的に接続している。負極接続体97は、電極体92の他端である負極板の負極基材101と、負極端子94とを電気的に接続している。正極接続体96及び負極接続体97は、金属製の板状部材を用いることができる。
参照極98は、図示しない多孔性の絶縁部材で被覆された状態で、負極接続体97の表面に配置されている。参照極98は、図示しない絶縁部材を介して負極接続体97の表面に配置されているため、負極接続体97と参照極98とは電気的に絶縁されている。なお、多孔性の絶縁部材を用いることで、絶縁部材のイオン(非水電解質)の伝導性は確保される。すなわち、参照極98は、非水電解質に接触した状態で配置される。また、参照極98は、リード線102(参照極接続体)を介して、参照極端子95と電気的に接続されている。リード線102の周面は、絶縁部材で被覆されている。
第6実施形態に係る蓄電システムにおける他の構成は、上述した第1実施形態を参照することができる。この第6実施形態の蓄電素子91を備える蓄電システムにおいても、第1実施形態の蓄電システムと同様に、測定される参照極98の電位から負極活物質層の表面の電位を推計し、充電の際の負極活物質層表面への電析の発生を抑制できる。また、接続体(負極接続体97)は、正極板、負極板及びセパレータと比べて硬い、すなわち剛性が高い。従って、参照極98を接続体の表面に配置することにより、参照極98の配置を容易に行うことができる。また、接続体は、正極板、負極板及びセパレータと比較して、経時変化がほとんど無い。従って、参照極98を接続体に配置することにより、安定性高く参照極が配置され、安定性高く電位測定をすることができる。
<その他の実施形態>
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、上記態様の他、種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。例えば、上記各実施形態を組み合わせたような蓄電システムであってもよい。また、上記実施の形態においては、蓄電素子が非水電解質二次電池である形態を中心に説明したが、その他の蓄電素子であってもよい。その他の蓄電素子としては、キャパシタ(電気二重層キャパシタ、リチウムイオンキャパシタ)等が挙げられる。
本発明に係る蓄電システムにおける蓄電素子の構成については特に限定されるものではなく、円筒型電池、角型電池(矩形状の電池)、扁平型電池等が一例として挙げられる。本発明は、上記の蓄電素子を複数有する蓄電装置を備える蓄電システムとしても実現することができる。蓄電装置の一実施形態を図11に示す。図11において、蓄電装置110は、複数の蓄電ユニット120を備えている。それぞれの蓄電ユニット120は、複数の蓄電素子130を備えている。
本発明は、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)等の自動車用電源等における蓄電システム及び充電方法として好適に用いることができる。
10 蓄電システム
11、91 蓄電素子
11a、93 正極端子
11b、94 負極端子
11c、95 参照極端子
12 充電装置
13 演算部
14 制御部
15、30、40、50、70、92 電極体
15a 一端部
15b 他端部
16、53、71 正極板
17、51、73 負極板
18、19、52、72 セパレータ
20、31、41、60、80、98 参照極
21、61、74、100 正極基材
22、62、75 正極活物質層
23、54、81、101 負極基材
24、55、82 負極活物質層
25、32、42 絶縁部材
56、63、76、83 基材本体
57、59、64、77、84 タブ部
58 セパレータ本体
88 切欠部
96 正極接続体
97 負極接続体
99 蓋体
102 リード線(参照極接続体)
110 蓄電装置
120 蓄電ユニット
130 蓄電素子
X 対向領域
Y 負極活物質層の表面

Claims (10)

  1. 負極活物質層を有する負極板、非水電解質、及び上記非水電解質に接触した状態で配置される参照極を有する蓄電素子と、
    測定される上記参照極の電位から上記負極活物質層の表面の電位を推計する演算部と
    を備える蓄電システム。
  2. 上記蓄電素子が、正極活物質層を有する正極板を有し、
    上記参照極が、上記正極活物質層と上記負極活物質層とが対向していない領域に配置されている請求項1の蓄電システム。
  3. 上記正極板が正極基材を有し、上記正極活物質層が上記正極基材の一部に積層されており、
    上記負極板が負極基材を有し、上記負極活物質層が上記負極基材の一部に積層されており、
    上記参照極が、上記正極基材又は負極基材の表面に配置されている請求項2の蓄電システム。
  4. 上記参照極が、上記負極活物質層の表面に配置されている請求項2の蓄電システム。
  5. 上記蓄電素子が、上記正極板と上記負極板との間に配設されるセパレータを有し、
    上記参照極が、上記セパレータの表面に配置されている請求項2の蓄電システム。
  6. 上記参照極が、上記正極板又は上記負極板の端面に配置されている請求項2の蓄電システム。
  7. 上記正極板が、上記正極活物質層の積層されていない切欠部を有し、
    上記参照極が、上記切欠部に配置されている請求項2の蓄電システム。
  8. 上記参照極が、上記負極板と外部端子とを接続する接続体の表面に配置されている請求項1又は請求項2の蓄電システム。
  9. 上記負極活物質層の表面の電位の推計値に基づき充電の停止又は充電電流の制御を行う制御部をさらに備える請求項1から請求項8のいずれか1項の蓄電システム。
  10. 上記請求項1から請求項9のいずれか1の蓄電システムを用い、上記負極活物質層の表面の電位の推計値に基づき充電の停止又は充電電流の制御を行うことを備える充電方法。
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