JP2018128349A - イミュニティ試験装置 - Google Patents

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【課題】試験工数を低減すると共に、誤作動が発生しやすい周波数(弱点周波数)を漏れなく評価可能とするイミュニティ試験装置を提供する。【解決手段】台111上にセットされた電子機器200を作動状態にして、電磁妨害波によるイミュニティ耐性を評価するイミュニティ試験装置において、電子機器に対して、電磁妨害波を出力する出力部120と、電磁妨害波によって電子機器に流入する流入電流の伝達特性を周波数分析する分析器130と、分析器によって得られた伝達特性に基づいて、イミュニティ耐性に対して不適合となり得る不適合疑義周波数域を判定すると共に、不適合疑義周波数域のみに絞って、電磁妨害波を出力部から出力させて、イミュニティ耐性の評価を実行する制御部140と、を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、電子製品のイミュニティ耐性を評価するためのイミュニティ試験装置に関するものである。
従来の電子製品のイミュニティ耐性を評価するイミュニティ試験装置として、例えば、非特許文献1に記載されているように、BCI試験やアンテナ照射試験等を行うものが記載されている。イミュニティ試験装置は、電流プローブやアンテナ等を用いて外部から電子製品に対して電磁ノイズ(電磁妨害波)を与え、電子製品のイミュニティ耐性を評価するものである。
イミュニティとは、パナソニックプロダクト解析センター、 平成29年1月23日検索、 インターネット<URL:http://www2.panasonic.co.jp/aec/emc/immunity.html>
しかしながら、非特許文献1のような試験装置によるイミュニティ試験では、電磁ノイズの周波数や、電子製品の動作条件等を変化させて試験するため、多大な評価工数が必要になり、製品開発コスト増大の一因となっている。
例えば、車載電子製品のBCI試験では、40端子ある製品を1〜400MHz(225ステップ)、10秒間隔で、電磁ノイズの注入位置として3か所を試験する場合、評価工数は約75時間必要になる。また、電磁ノイズによって電子製品に誤動作が発生した場合は、原因分析の為、都度、電磁ノイズのレベルに対する不具合状況の確認と実力把握が必要になるため、評価工数は場合により2倍以上になる事もある。
また一方で、イミュニティ試験は、規定の周波数ステップ(一般的に2%ステップ)で試験を実施するため、最も誤動作が発生し易い周波数(弱点周波数)を必ずしも評価できていないという問題もある。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、試験工数を低減すると共に、誤作動が発生しやすい周波数(弱点周波数)を漏れなく評価可能とするイミュニティ試験装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
本発明では、台(111)上にセットされた電子機器(200)を作動状態にして、電磁妨害波によるイミュニティ耐性を評価するイミュニティ試験装置において、
電子機器に対して、電磁妨害波を出力する出力部(120)と、
電磁妨害波によって電子機器に流入する流入電流の伝達特性を周波数分析する分析器(130)と、
分析器によって得られた伝達特性に基づいて、イミュニティ耐性に対して不適合となり得る不適合疑義周波数域を判定すると共に、不適合疑義周波数域のみに絞って、電磁妨害波を出力部から出力させて、イミュニティ耐性の評価を実行する制御部(140)と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、電子機器(200)のイミュニティ耐性は、流入電流の伝達特性で決まるため、制御部(140)は、分析器(130)によって得られた周波数分析の結果に基づいて、イミュニティ耐性に対して不適合となり得る不適合疑義周波数域を判定する。そして、制御部(140)は、不適合疑義周波数域のみに絞って、電磁妨害波を出力部(120)から出力させて、イミュニティ耐性の評価を実行することで、不適合と判定されない周波数域についてのイミュニティ耐性の評価を省略することができ、試験工数を低減することができる。
また、イミュニティ耐性評価の周波数域を不適合疑義周波数域のみに絞って行うので、不適合疑義周波数域内において、誤作動が発生しやすい周波数(弱点周波数)を漏れなく評価することが可能となる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
イミュニティ試験装置の全体構成を示す構成図である。 図1におけるII方向から見た矢視図(平面図)である。 第1実施形態における伝達特性を示すグラフである。 第1実施形態における制御内容を示すフローチャートである。 第2実施形態における伝達特性を示すグラフである。 第2実施形態における制御内容を示すフローチャートである。 第3実施形態における伝達特性を示すグラフである。 第2実施形態における制御内容を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態のイミュニティ試験装置100について、図1〜図4を用いて説明する。イミュニティ試験装置(以下、試験装置)100は、試験用の台111上にセットされた所定の電子機器200を作動状態にして、電磁妨害波によるイミュニティ耐性を評価する装置である。イミュニティ耐性とは、電子機器200が電気的ストレス(電界、磁界、電圧、電流等)に曝された際に耐えうる能力を示すものである。
イミュニティ耐性を評価する試験(以下、イミュニティ試験)としては、例えば、BCI(Bulk Current Injection)試験、アンテナ照射試験、静電気試験等、種々のものがある。本実施形態では、例えば、BCI試験(プローブ126を用いたハーネスへの妨害波電流注入試験)を例にして説明する。そして、試験の対象となる電子機器200としては、例えば、車載用のコンビネーションメータを例として説明する。コンビネーションメータのイミュニティ試験では、例えば、無線電波による作動状態の良否(誤作動発生の有無)として、照明部位の明るさ、指針の動き、ウォーニングランプの作動状況等を確認するものとしている。
試験装置100は、図1、図2に示すように、作動部110、出力部120、分析器130、および制御部140等を備えている。
作動部110は、台111の上に、バッテリ112、疑似電源回路網113、シミュレータ114、ワイヤハーネス115、絶縁材116等が設けられて形成されている。台111は、例えば、金属製の台であり、接地(アース)処理が成されている。
バッテリ112は、ワイヤハーネス115に接続されて、電子機器200に対して作動用の電力を供給するものとなっている。疑似電源回路網113は、プローブ126からバッテリ112側に漏洩する電磁妨害波の端子電圧を測定する場合に使用する回路網となっている。疑似電源回路網113は、バッテリ112に対して、バッテリ112に混入する電磁妨害波を除去するフィルタの役割も果たすようになっている。
シミュレータ114は、実車搭載時と同様の条件で電子機器200を作動させる制御機器となっている。シミュレータ114と電子機器200は、ワイヤハーネス115によって接続されている。
絶縁材116は、例えば、板状の発砲スチロールによって形成されており、台111と電子機器200との間に介在されて、台111に対する電子機器200の絶縁状態が維持されるようになっている。
出力部120は、電子機器200に対して、電磁妨害波を出力するものであり、信号発生器121、第1スイッチ122、第2スイッチ123、増幅器124、第3スイッチ125、およびプローブ126等を有している。
信号発生器121は、電磁妨害波に相当する信号を発生させるものである。信号発生器121の出力側は、第1配線121a、および第2配線121bの2つの配線によって、プローブ126と接続されている。信号発生器121の作動は、制御部140によって制御されるようになっている。
第1スイッチ122は、第1配線121aを通して、信号発生器121の出力側に配設された開閉式のスイッチとなっている。第1スイッチ122の開閉状態は、制御部140によって制御されるようになっている。
第2スイッチ123は、第2配線121bを通して、信号発生器121の出力側に配設された開閉式のスイッチとなっている。第2スイッチ123の開閉状態は、制御部140によって制御されるようになっている。
増幅器124は、第2配線121bを通して、第2スイッチ123の出力側に配設されて、信号発生器から発生される電磁妨害波に相当する信号を増幅させるものとなっている。増幅器124の作動は、制御部140によって制御されるようになっている。
第3スイッチ125は、第2配線121bを通して、増幅器124の出力側に配設された開閉式のスイッチとなっている。第3スイッチ125の開閉状態は、制御部140によって制御されるようになっている。
プローブ(探針)126は、信号発生器121から発生される電磁妨害波をワイヤハーネス115に向けて、出力するようになっている。プローブ126は、ハーネス115の長手方向に対して、電子機器200から所定距離、離れた位置で、ワイヤハーネス115を周方向に取り巻くように(非接触状態で)近接配置される。所定距離は、イミュニティ試験の内容に応じて、予め定められた複数水準の値に変更設定される。
分析器130は、電磁妨害波によってワイヤハーネス115から電子機器200に流入する流入電流の伝達特性を周波数分析するものであり、センサ131、およびスペクトラムアナライザ132等を有している。センサ131とスペクトラムアナライザ132は、第3配線133によって接続されている。
センサ131は、電磁妨害波によって、ワイヤハーネス115に流入する流入電流の信号を検知するものであり、検知した流入電流の信号をスペクトラムアナライザ132に出力するようになっている。
スペクトラムアナライザ132は、図3に示すように、センサ131から出力される流入電流の信号の周波数に対する流入電流の大きさ(変化)を伝達特性として測定するものとなっている。スペクトラムアナライザ132は、測定した伝達特性を制御部140に出力するようになっている。電子機器200のイミュニティ耐性は、流入電流の伝達特性で決まる。つまり、伝達特性において、相対的に特性値(流入電流)の大きい部分(周波数域)が電子機器200への影響(誤動作)を及ぼすものとなる。
制御部140は、分析器130によって得られた伝達特性に基づいて、イミュニティ耐性に対して不適合となり得る不適合疑義周波数域を判定すると共に、不適合疑義周波数域のみに絞って、電磁妨害波を出力部120から電子機器200(ワイヤハーネス115)に出力させて、イミュニティ耐性の評価を実行するものとなっている(詳細後述)。制御部140は、例えば、CPU、ROM、RAM等を有するパーソナルコンピュータ(PC)が使用されている。
本実施形態の試験装置100の構成は、以上のようになっており、以下、図4を加えて、制御部140による作動(制御内容)、およびその作用効果について説明する。
制御部140は、まず、ステップS100において、出力部120および分析器130を作動させて、ワイヤハーネス115への流入電流の伝達特性を測定する。具体的には、制御部140は、第1スイッチ122を閉状態とし、第2、第3スイッチ123、125を開状態とし、信号発生器121を作動させる。すると、信号発生器121によって発生された電磁妨害波は、第1スイッチ122を介して、プローブ126からワイヤハーネス115に出力される。
電磁妨害波によってワイヤハーネス115に流入した流入電流は、センサ131によって検知され、検知された流入電流は、スペクトラムアナライザ132に出力される。スペクトラムアナライザ132は、流入電流の周波数分析を行い、伝達特性(図3)として制御部140に出力する。このようにして、伝達特性の測定が行われる。
次に、ステップS110で、制御部140は、イミュニティ試験実施を判定するための閾値Iaを用いて、伝達特性との比較を行う。図3に示すように、閾値Iaは、予め、制御部140に設けられた(記憶された)比較用の数値であり、以下の不適合疑義周波数域を特定(判定)するものとなっている。
次に、ステップS120で、制御部140は、閾値Iaよりも流入電流I(fn)が大きく発生する周波数域を、不適合疑義周波数域(図3中の試験対象周波数)として抽出する(判定する)。不適合疑義周波数域は、伝達特性において相対的に流入電流I(fn)が大きく発生する周波数域であり、電子機器200において不適合(誤作動)となり得る周波数域である。制御部140は、具体的には、予め所定の周波数間隔で設定した各周波数fn(n=1〜max)に対する流入電流I(fn)の値と、閾値Iaとを比較する。
制御部140は、ステップS120で肯定判定すると、その周波数での流入電流I(fn)が閾値Iaよりも大きく、電磁妨害波の影響を受ける可能性が大きいことから、イミュニティ試験実施のための対象周波数域と設定する。そして、ステップS130で、制御部140は、その周波数域での試験を実施する。
一方、制御部140は、ステップS120で否定判定すると、その周波数での流入電流I(fn)が閾値Iaよりも小さく、電磁妨害波の影響を受ける可能性がないことから、試験は行わずに、ステップS140で、n=n+1に変更する。
そして、ステップS150で、制御部140は、周波数fnが、まだf(max)より小さい場合は、ステップS120に移動して、ステップS120〜ステップS140を繰り返す。このステップS120〜ステップS140の繰り返しにより、各周波数fnにおいて、流入電流I(fn)が閾値Iaよりも大きいときは、イミュニティ試験が実施されることになる。
そして、繰り返しを行う中で、ステップS150における判定で、周波数fnが、fmax以上となると、制御部140は、本制御を終了する。
以上のように本実施形態では、電子機器200のイミュニティ耐性は、流入電流の伝達特性で決まるため、制御部140は、分析器130によって得られた周波数分析の結果に基づいて、イミュニティ耐性に対して不適合となり得る不適合疑義周波数域を判定する。不適合疑義周波数域を判定するにあたっては閾値Iaを使用している。
そして、制御部140は、不適合疑義周波数域のみに絞って、電磁妨害波を出力部120から出力させて、イミュニティ試験を実行するようにしているので、不適合と判定されない周波数域についてのイミュニティ試験を省略することができ、試験工数を低減することができる。
また、イミュニティ試験を行う周波数域を不適合疑義周波数域のみに絞って行うので、不適合疑義周波数域内において、誤作動が発生しやすい周波数(弱点周波数)を漏れなく評価することが可能となる。つまり、各周波数fnの周波数間隔を適宜決めて、対応すればよい。
(第2実施形態)
第2実施形態を図5、図6に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対して、不適合疑義周波数域(試験実施エリア)の特定(判定)方法、および具体的なイミュニティ試験の要領を変更したものである。
制御部140は、まず、ステップS200において、上記第1実施形態と同様に、出力部120および分析器130を作動させて、ワイヤハーネス115への流入電流の伝達特性を測定する。
次に、制御部140は、ステップS210〜ステップS250で、伝達特性における不適合疑義周波数域を判定して、不適合疑義周波数域のみに絞って、イミュニティ試験を行っていく。
具体的には、ステップS210で、制御部140は、伝達特性において発生するピークを挟む周波数f1とf2、f3とf4、・・・f(m−1)とfm(m=周波数の数)を抽出する。ピークを挟む周波数とは、図5に示すように、例えば、各ピークにおいて、ピークの谷から頂点までの振幅の1/2程度の位置でピークを挟む周波数としている。
次に、制御部140は、ステップS220でn=1と設定し、ステップS230で周波数fn〜f(n+1)の周波数域におけるイミュニティ試験を実施する。
次に、制御部140は、ステップS240でn=n+2と設定し、ステップS250で、nがmより小さいか否かを判定し、nがmより小さいと判定すると、ステップS230〜ステップS250を繰り返す。このステップS230〜ステップS250の繰り返しによって、f3〜f4の周波数域、f5〜f6の周波数域・・・f(m−1)〜fmの周波数域のイミュニティ試験が順番に実施されていくことになる。
そして、繰り返しを行う中で、ステップS250における判定で、nがm以上となると、制御部140は、本制御を終了する。
本実施形態では、流入電流の伝達特性におけるピークに着目して、不適合疑義周波数域を判定すると共に、判定した不適合疑義周波数域のみに絞ってイミュニティ試験を実施することで、第1実施形態と同様に、試験工数を低減すると共に、誤動作の発生しやすい周波数(弱点周波数)を漏れなく評価することが可能となる。
(第3実施形態)
第3実施形態を図7、図8に示す。第3実施形態は、上記第1実施形態に対して、不適合疑義周波数域(試験実施エリア)の特定(判定)方法、および具体的なイミュニティ試験の要領を変更したものである。
制御部140は、まず、ステップS300において、上記第1実施形態と同様に、出力部120および分析器130を作動させて、ワイヤハーネス115への流入電流の伝達特性を測定する。
次に、制御部140は、ステップS310〜ステップS350で、伝達特性における不適合疑義周波数域を判定して、不適合疑義周波数域のみに絞って、イミュニティ試験を行っていく。
具体的には、ステップS310で、制御部140は、伝達特性において分析したそれぞれの周波数に対して特性値(流入電流)の高い順にf1、f2、f3・・・を定義する。
次に、制御部140は、ステップS320でn=1と設定し、ステップS330でその周波数(f1)でイミュニティ試験を実施する。
ステップS340で誤動作有りと判定すると、制御部140は、ステップS350でn=n+1と設定し、ステップS330〜S350を繰り返す。このステップS330〜ステップS350の繰り返しによって、誤動作ありと判定された特性値の高い順にイミュニティ試験が実施されていくことになる。ここでは、誤作動ありと判定された場合の周波数が、不適合疑義周波数域に対応している。
そして、繰り返しを行う中で、ステップS340における判定で、誤動作の発生無しと判定すると、制御部140は、本制御を終了する。
本実施形態では、伝達特性において、分析したそれぞれの周波数(fn)に対して特性値の高い順に見たときに、誤動作がある場合にそのときの周波数(fn)を不適合疑義周波数域と見なして、イミュニティ試験を行うようにしている。よって、第1実施形態と同様に、試験工数を低減すると共に、誤動作の発生しやすい周波数(弱点周波数)を漏れなく評価することが可能となる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、試験装置100として、プローブ126を用いたBCI試験を実施するものとして説明したが、これに限定されることなく、アンテナを用いたアンテナ照射試験等、他のイミュニティ耐性評価に適用することができる。
また、電子機器200として、車載用のコンビネーションメータを試験するものとして説明したが、これに限定されることなく、他の、オーディオ機器、空調装置等の電子機器にも適用可能である。
100 イミュニティ試験装置
111 台
120 出力部
130 分析器
140 制御部
200 電子機器

Claims (4)

  1. 台(111)上にセットされた電子機器(200)を作動状態にして、電磁妨害波によるイミュニティ耐性を評価するイミュニティ試験装置において、
    前記電子機器に対して、前記電磁妨害波を出力する出力部(120)と、
    前記電磁妨害波によって前記電子機器に流入する流入電流の伝達特性を周波数分析する分析器(130)と、
    前記分析器によって得られた前記伝達特性に基づいて、前記イミュニティ耐性に対して不適合となり得る不適合疑義周波数域を判定すると共に、前記不適合疑義周波数域のみに絞って、前記電磁妨害波を前記出力部から出力させて、前記イミュニティ耐性の評価を実行する制御部(140)と、を備えるイミュニティ試験装置。
  2. 前記制御部は、前記伝達特性に対する所定の閾値を予め有しており、前記伝達特性において、前記閾値を超える周波数域を前記不適合疑義周波数域として判定する請求項1に記載のイミュニティ試験装置。
  3. 前記制御部は、前記伝達特性において、ピークの発生する周波数域を前記不適合疑義周波数域として判定する請求項1に記載のイミュニティ試験装置。
  4. 前記制御部は、前記伝達特性において、分析したそれぞれの周波数に対して特性値の高い順に見たときに、前記不適合を伴う周波数域を前記不適合疑義周波数域として判定する請求項1に記載のイミュニティ試験装置。
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