JP2018128149A - 空気調和機の室内機およびこれを備えた空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】高効率で熱交換を行うことが可能な空気調和機の室内機および空気調和機を提供する。【解決手段】フィン31と、フィン31を貫通する断面形状が扁平な複数の扁平伝熱管32a,32b,32cと、を有する室内熱交換器8Aと、室内熱交換器8Aにおいて熱交換された空気を筐体11の外部に排出する送風機10と、を備え、複数の扁平伝熱管32a,32b,32cは、フィン31の長手方向s1に並んで配置され、一部の扁平伝熱管32a,32bの向きは、長手方向s1に対して直交する方向であり、他部の扁平伝熱管32cの向きは、一部の扁平伝熱管32a,32bの向きと異なり且つ一部の扁平伝熱管32b1を配置したと仮定した場合よりも通風抵抗を低減する方向を向いている。【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和機の室内機およびこれを備えた空気調和機に関する。
特許文献1には、メイン熱交換器に加えて、メイン熱交換器と形状が異なるサブ熱交換器を配置し、サブ熱交換器の伝熱管の段ピッチをメイン熱交換器よりも短くした空気調和機が記載されている。
特開2000−337652号公報
しかしながら、特許文献1に記載の空気調和機の熱交換器では、サブ熱交換器を設けることにより、サブ熱交換器の下部(空気流れ方向の上流側)にあるメイン熱交換器に空気が通り難くなり、熱交換効率が損なわれる課題がある。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、高効率で熱交換を行うことが可能な空気調和機の室内機およびこれを備えた空気調和機を提供することにある。
本発明は、複数のフィンと、前記複数のフィンを貫通する断面形状が扁平な複数の扁平伝熱管と、を有する熱交換器と、前記熱交換器において熱交換された空気を筐体の外部に排出する送風機と、を備え、前記複数の扁平伝熱管は、前記フィンの長手方向に並んで且つ複数列に配置され、空気導入側に配置される風上側扁平管および前記送風機側に配置される風下側扁平管から成り、前記風上側扁平管の角度と前記風下側扁平管の角度とが少なくとも一部において互いに異なることを特徴とする。
本発明によれば、高効率で熱交換を行うことが可能な空気調和機の室内機およびこれを備えた空気調和機を提供できる。
第1実施形態に係る空気調和機の冷媒回路を示す構成図である。 第1実施形態に係る空気調和機の室内機を示す断面図である。 比較例1に係る空気調和機の室内機を示す断面図である。 第2実施形態に係る空気調和機の室内機を示す断面図である。 第3実施形態に係る空気調和機の室内機を示す断面図である。 比較例2に係る空気調和機の室内機を示す断面図である。 第4実施形態に係る空気調和機の室内機を示す断面図である。 第5実施形態に係る空気調和機の室内機を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態にについて図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る空気調和機の冷媒回路を示す構成図である。
図1に示すように、空気調和機100は、熱源側で室外(非空調空間)に設置される室外機1と、利用側で室内(空調空間)に設置される室内機2(空気調和機の室内機)と、を備え、室外機1と室内機2とが冷媒配管3,3によって繋がれることで構成されている。
室外機1は、圧縮機4と、四方弁5と、室外熱交換器6と、室外ファン7と、膨張弁9と、を備えて構成されている。なお、室外ファン7は、通常、プロペラファンが用いられる。室内機2は、室内熱交換器8(8A,8B,8C,8D,8E)と、貫流ファンからなる送風機10と、を備えて構成されている。
次に、空気調和機100の基本的な動作について暖房運転、冷房運転に分けて説明する。
暖房運転の場合、圧縮機4により圧縮されたガス状態の冷媒が四方弁5を介して室内熱交換器8へ流れ、送風機10により発生した気流で室内空気と熱交換を行うことで冷媒はガス状態から凝縮して液状態に変化する。液状態となった冷媒は、膨張弁9を介して室外熱交換器6へと流れ、室外ファン7により発生した気流によって室外空気の熱を吸収し熱交換を行うことで、冷媒は液状態から蒸発してガス状態となり圧縮機4に流れる。
冷房運転の場合、四方弁5を切り替えることで冷媒の流れる方向が暖房運転と逆になる。圧縮機4により圧縮されたガス状態の冷媒は四方弁5を介して室外熱交換器6へと流れ込み、室外ファン7により発生した気流で室外空気に熱を放出し熱交換を行うことでガス状態から凝縮して液状態に変化する。液状態となった冷媒は、膨張弁9を介して室内熱交換器8へと流れ、送風機10により発生した気流で室内空気から熱を吸収し、蒸発することでガス状態となり圧縮機4に流れる。
なお、本実施形態の室内機2を備えた空気調和機100は、暖房運転モードと冷房運転モードの双方が搭載されたもの、冷房運転モードのみが搭載されたもの、暖房運転モードと冷房運転モードに加えて除湿運転モードが搭載されたものであってもよい。
図2は、第1実施形態に係る空気調和機を示す断面図である。
図2に示すように、室内機2は、室内熱交換器8Aと、送風機10と、を備えて構成されている。また、室内機2は、合成樹脂によって横長箱状に成形加工した筐体11を備え、室内熱交換器8Aおよび送風機10を収容している。
送風機10は、例えば貫流ファンで構成され、複数枚のファンブレード10aと円環状の支持板10bとを有し、支持板10bにファンブレード10aが周方向に等間隔に配置されることで構成されている。また、送風機10は、略筒形状を呈し、室内熱交換器8Aに沿って(図2の紙面垂直方向に沿って)延びている。また、送風機10は、軸方向の一端が筺体11側に回転自在に支持され、軸方向の他端が図示しないモータと接続されている。
筐体11は、上面と前面に室内空気を吸い込む空気吸込口11a,11bと、下面に熱交換により温度および湿度が調和された空気を吹き出す空気吹出口11cと、を備えている。空気吸込口11a,11bには、室内空気を清浄化して筺体11内に取り込むためのフィルタ12a,12bが取り付けられている。空気吹出口11cには、気流の左右方向を偏向させる図示しない左右風向板と、上下方向に偏向させる上下風向板13とが取り付けられている。
また、筐体11は、バックケーシング14およびフロントケーシング15を備えている。また、筐体11の前面には、図示しないモータの駆動力によって、フロントパネル16が空気吸込口11bを開閉するように回動自在に取り付けられている。
バックケーシング14は、送風機10の背面側に位置するとともに、空気吹出口11cに連続して形成され、空気の流路壁面としての湾曲面14aを有している。この湾曲面14aは、凹面が前方を向くように配設され、空気吹出口11cの縁部から送風機10に向けて徐々に近づくように湾曲している。
また、バックケーシング14は、送風機10と後記する後側熱交換器23との間に突出するバックノーズ部14b(リアガイダともいう)を有している。また、バックノーズ部14bの送風機10側の面14b1は、湾曲面14aと段差無くなだらかな連続面となるように延びている。また、バックノーズ部14bの先端は、後側熱交換器23の長手方向の略中央に位置する程度まで延びている。また、バックノーズ部14bの送風機10とは逆側の面14b2は、後側熱交換器23と略平行に形成されている。
なお、図示していないが、バックケーシング14の湾曲面14aおよびバックノーズ部14bは、送風機10の軸方向(紙面垂直方向)に沿って、送風機10の一端から他端まで対向するように延びている。
また、バックケーシング14は、バックノーズ部14bの後方に、鉛直方向上方に延びる流路壁面14cが形成されている。また、バックケーシング14は、バックノーズ部14bと流路壁面14cとの間に、後側熱交換器23の一部(下半分程)が挿入される凹部14dが形成されている。
フロントケーシング15は、送風機10の略前方に位置し、前側下部熱交換器22の下方近傍において、空気吹出口11cに連続して送風機10に向けて延びる壁面15aを有している。また、フロントケーシング15の先端には、略矩形状に曲げ形成されたフロントノーズ部15b(スタビライザともいう)が一体に形成されている。このフロントノーズ部15bは、図示していないが、送風機10の軸方向(紙面垂直方向)に沿って、送風機10の一端から他端まで対向するように延びている。
図2に示すように、室内熱交換器8Aは、送風機10と、空気吸込口11a、11bとの間で該送風機10の上流側に配置されている。また、室内熱交換器8Aは、筺体11の前後方向の略中央から前側に位置する前側上部熱交換器21Aと、この前側上部熱交換器21Aの下側に位置する前側下部熱交換器22と、筺体11の前後方向の略中央から後側に位置する後側熱交換器23と、を備えて構成されている。
前側上部熱交換器21Aと後側熱交換器23は、送風機10の上方で組み合わされて側面視において逆V字状に配置されている。また、前側上部熱交換器21Aと前側下部熱交換器22は、送風機10の前方で組み合わされて側面視においてブーメラン状(く字状)に構成されている。
前側上部熱交換器21Aは、例えば、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の薄板を板厚方向に複数枚並べて構成されたフィン31(複数のフィン)と、フィン31を貫通する断面形状が扁平なアルミニウム製、アルミニウム合金製などで形成された扁平管群32(複数の扁平伝熱管)と、によって構成されている。このように、アルミニウムは、従来の銅製に比べて材料費が安価であり、押出加工性に優れている。
フィン31は、送風機10の回転軸(回転中心O)方向からの側面視において、上端31aから下端31bに向けて細長い形状を有している。また、フィン31の前端31cおよび後端31dは、上端31aから下端31bまで前方に向けて傾斜するとともに、前端31cと後端31dとが互いに平行である。また、フィン31の上端31aおよび下端31bは、水平方向に延びるとともに、上端31aと下端31bとが互いに平行である。
扁平管群32は、室内熱交換器8Aの外側から送風機10の側に向けて(空気の流れ方向に向けて)、2列(複数列)に構成されている。すなわち、扁平管群32は、空気が導入される側(空気導入側)に配置される風上側扁平管32Aと、送風機10側に配置される風下側扁平管32Bと、を有している。風上側扁平管32Aは、フィン31の長手方向s1に沿って配置される複数の扁平伝熱管32aによって構成されている。風下側扁平管32Bは、フィン31の長手方向s1に沿って配置される複数の扁平伝熱管32b,32cによって構成されている。扁平伝熱管32cは、扁平伝熱管32b,32cの並び方向の上端側に位置するものである。
風上側扁平管32Aの扁平伝熱管32aおよび風下側扁平管32Bの扁平伝熱管32b,32cは、それぞれ、対向する平坦部(直線部)と、平坦部(直線部)の一端同士および他端同士を接続する湾曲部と、を備えて構成されている。また、扁平伝熱管32a,32b,32cの内部は、一方の平坦部の内壁面から他方の平坦部の内壁面に向けて延びる複数の隔壁によって複数の冷媒流路に区画されている。このように、扁平伝熱管32a,32b,32cの管内を隔壁で区画することで、管内の伝熱面積の拡大が図れ、伝熱性能の向上が図れる。
扁平伝熱管32aは、前側上部熱交換器21Aの外側に位置し、フィン31の長手方向s1に沿って並んで配置されている。また、複数の扁平伝熱管32aは、隣り合う扁平伝熱管32aの間隔がそれぞれ等しく形成されている。なお、隣り合う扁平伝熱管32aの間隔は、必ずしも等間隔でなくてもよい。また、複数の扁平伝熱管32aは、扁平伝熱管32aの長軸方向x1が長手方向s1に対して直交する方向を向いている。
扁平伝熱管32bは、前側上部熱交換器21Aの送風機10側に位置し、フィン31の長手方向s1に沿って並んで配置されている。また、複数の扁平伝熱管32bは、隣り合う扁平伝熱管32bの間隔が等しく形成されている。なお、隣り合う扁平伝熱管32bの間隔は、必ずしも等間隔でなくてもよい。また、複数の扁平伝熱管32bは、扁平伝熱管32bの長軸方向x1が長手方向s1に対して直交する方向を向いている。
扁平伝熱管32cは、前記した扁平伝熱管32aとは長軸方向x2の向きが異なっている。このように、前側上部熱交換器21Aにおける風上側扁平管32Aの扁平伝熱管32aの角度と、風下側扁平管32Bの扁平伝熱管32cの角度とが異なっている。さらに、前側上部熱交換器21Aでは、重力方向Gを0度とした場合、風上側扁平管32Aの扁平伝熱管32aの角度θ10が、風下側扁平管32Bの扁平伝熱管32cの角度θ20より大きく設定されている。なお、角度θ10は、重力方向Gと扁平伝熱管32aの長手方向x1とで成す角度を意味している。また、角度θ20は、重力方向Gと扁平伝熱管32cの長手方向x2とで成す角度を意味している。具体的には、風上側扁平管32Aの角度θ10は、45度以上、風下側扁平管32Bの扁平伝熱管32cの角度θ20は、45度未満に設定される。
これにより、扁平伝熱管32cの向き(長軸方向x2の向き)が前側上部熱交換器21A(フィン31の上端31a)の上方から導入される風の流れ方向(矢印A1参照)と略平行に近い向き(矢印A2参照)となるように配置され、空気の流れの曲がり(A1→A2)が小さくなることで抵抗がより小さくなるように構成されている。
また、白抜きの矢印A1,矢印A2および矢印A3で示すように、空気の流れ方向が大きく曲がることなく、前側上部熱交換器21Aを通過することができる。
また、扁平伝熱管32a,32b,32cは、フィン31に形成された扁平形状の孔に挿通し、ろう付けによってフィン31に接合される。また、扁平伝熱管32a,32b,32cを内側から機械的に拡管し、フィン31をかしめることによって、扁平伝熱管32a,32b,32cとフィン31を固定してもよい。なお、フィン31の長手方向s1の前端31cまたは後端31dにU字状に切り欠きを形成して、扁平伝熱管32a,32b,32cを差し込み、ろう付けによって接合する構成であってもよい。
前側下部熱交換器22は、例えば、前側上部熱交換器21Aと同様な材料で構成された、フィン33および扁平管群34によって構成されている。
フィン33は、送風機10の回転軸(回転中心O)の方向からの側面視において、上端33aから下端33bに向けて細長い形状を有している。また、フィン33の前端33cおよび後端33dは、上端33aから下端33bに向けて後方に傾斜するとともに、前端33cと後端33dとが互いに平行である。また、フィン33の上端33aおよび下端33bは、水平方向に延びるとともに、上端33aと下端33bとが互いに平行である。また、前記したフィン31の下端31bと、フィン33の上端33aとは、互いに線状に接するように組み合わされている。
扁平管群34は、室内熱交換器8Aの外側から送風機10の側に向けて(空気の流れ方向に向けて)、複数の扁平伝熱管34a,34bによって2列(複数列)に構成されている。すなわち、扁平管群34は、空気が導入される側(空気導入側)に配置される風上側扁平管34Aと、送風機10側に配置される風下側扁平管34Bと、を有している。風上側扁平管34Aは、フィン31の長手方向s2に沿って配置される複数の扁平伝熱管34aによって構成されている。風下側扁平管34Bは、フィン31の長手方向s2に沿って配置される複数の扁平伝熱管34bによって構成されている。なお、扁平伝熱管34a,34bは、前記した扁平伝熱管32a,32b,32cと同様に構成されている。
扁平伝熱管34aは、前側下部熱交換器22の外側の列に位置し、フィン33の長手方向s2に沿って並んで配置されている。また、隣り合う扁平伝熱管34aの間隔がそれぞれ等しく形成されている。なお、隣り合う扁平伝熱管34aの間隔は、必ずしも等間隔でなくてもよい。また、扁平伝熱管34aは、扁平伝熱管34aの長軸方向x3が長手方向s2に対して直交する方向を向いている。
扁平伝熱管34bは、前側下部熱交換器22の送風機10側に位置し、フィン33の長手方向s2に沿って並んで配置されている。また、隣り合う扁平伝熱管34bの間隔が等しく形成されている。なお、隣り合う扁平伝熱管34bの間隔は、必ずしも等間隔でなくてもよい。扁平伝熱管34bは、扁平伝熱管34bの長軸方向x3が長手方向s2に対して直交する方向を向いている。
後側熱交換器23は、例えば、前側上部熱交換器21Aおよび前側下部熱交換器22と同様な材料で構成された、フィン35および扁平管群36によって構成されている。すなわち、扁平管群36は、空気が導入される側(空気導入側)に配置される風上側扁平管36Aと、送風機10側に配置される風下側扁平管36Bと、を有している。風上側扁平管36Aは、フィン31の長手方向s3に沿って配置される複数の扁平伝熱管36aによって構成されている。風下側扁平管36Bは、フィン31の長手方向s3に沿って配置される複数の扁平伝熱管36bによって構成されている。なお、扁平伝熱管36a,36bは、前記した扁平伝熱管32a,32b,32cと同様に構成されている。
フィン35は、送風機10の回転軸(回転中心O)方向からの側面視において、上端35aから下端35bに向けて細長い形状を有している。また、フィン35の前端35cおよび後端35dは、上端35aから下端35bに向けて後方に傾斜するとともに、前端35cと後端35dとが互いに平行である。
扁平管群36は、室内熱交換器8Aの外側から送風機10の側に向けて(空気の流れ方向に向けて)、複数の扁平伝熱管36a,36bによって2列(複数列)に構成されている。
扁平伝熱管36aは、後側熱交換器23の外側に位置し、フィン35の長手方向s3に沿って並んで配置されている。また、隣り合う扁平伝熱管36aの間隔がそれぞれ等しく形成されている。なお、隣り合う扁平伝熱管36aの間隔は、必ずしも等間隔でなくてもよい。また、扁平伝熱管36aは、扁平伝熱管36aの長軸方向x4が長手方向s3に対して直交する方向を向いている。
扁平伝熱管36bは、後側熱交換器23の送風機10側に位置し、フィン35の長手方向s3に沿って並んで配置されている。また、複数の扁平伝熱管36bは、隣り合う扁平伝熱管36bの間隔が等しく形成されている。なお、隣り合う扁平伝熱管36bの間隔は、必ずしも等間隔でなくてもよい。また、扁平伝熱管36bは、扁平伝熱管36bの長軸方向x4が長手方向s3に対して直交する方向を向いている。
また、後側熱交換器23の上端35aと、前側上部熱交換器21Aの上端31aとは互いに平行であり、いずれも同じ高さ位置に配置されている。
このように構成された室内機2では、フロントパネル16が開いた状態において、送風機10が回転することによって、室内空気が空気吸込口11a,11bから導入され、フィルタ12a,12b、室内熱交換器8A、送風機10を通って、空気吹出口11cから吹き出される。
このとき、上部の空気吸込口11aでは、室内空気が上方から吸い込まれる。空気吸込口11aから吸い込まれた室内空気は、前側上部熱交換器21Aの前方から吸い込まれ、前側上部熱交換器21Aを通ることで、室内空気と扁平伝熱管32a,32b,32c内を通る冷媒との間で熱交換が行われる。また、空気吸込口11aから吸い込まれた室内空気は、前側下部熱交換器22の前方から吸い込まれ、前側下部熱交換器22を通ることで、室内空気と扁平伝熱管34a,34b内を通る冷媒との間で熱交換が行われる。また、空気吸込口11aから吸い込まれた室内空気は、後側熱交換器23の後方から後側熱交換器23内に吸い込まれ、室内空気と扁平伝熱管36a,36b内を通る冷媒との間で熱交換が行われる。
また、空気吸込口11bから吸い込まれた室内空気は、前側上部熱交換器21Aの前方から吸い込まれ、前側上部熱交換器21Aを通ることで、室内空気と扁平伝熱管32a,32b,32c内を通る冷媒との間で熱交換が行われる。また、空気吸込口11bから吸い込まれた室内空気は、前側下部熱交換器22の前方から吸い込まれ、前側下部熱交換器22を通ることで、室内空気と扁平伝熱管34a,34b内を通る冷媒との間で熱交換が行われる。
図3は、比較例1に係る空気調和機を示す断面図である。なお、図3は、第1実施形態、第3実施形態、第4実施形態および第5実施形態に対する比較例をまとめて示している。図3において、白抜きの矢印A200〜A220は第1実施形態に対応する比較例であり、矢印A230〜A260は第3実施形態に対応する比較例であり、矢印A270は第4実施形態に対応する比較例であり、矢印A280は第5実施形態に対応する比較例である。
図3に示す室内機200は、第1実施形態の前側上部熱交換器21Aの扁平伝熱管32c,32c(図2参照)に替えて、扁平伝熱管32b,32bを備えたものである。なお、扁平伝熱管32bは、第1実施形態における扁平伝熱管32bと同様な間隔および向きである。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
ところで、図3に示すように、比較例として示す室内熱交換器200では、前側上部熱交換器21の上方から吸い込まれた室内空気(白抜き矢印A200参照)が、白抜き矢印A210で示すように、扁平伝熱管32bと扁平伝熱管32bとの間を通るように向きを大きく変えて流れる。そして、前側上部熱交換器21から流出した室内空気は、白抜き矢印A220で示すように、送風機10側に向きを変えて流れる。
また、室内熱交換器200は、室内機の形状の制約から、板状の形状ではなく、湾曲したり、折れ曲がったりした形状である場合が多い。室内熱交換器200に扁平伝熱管を適用した場合、扁平伝熱管は、貫流ファン(送風機10)の回転中心Oを向くように角度を揃えて互いに平行に配置される場合が多い。しかし、このとき室内熱交換器200から貫流ファン(送風機10)への通風流路(矢印A220参照)は角度が大きく変わらないが、室内熱交換器200の外から室内熱交換器200に入る空気の通風流路は部位によって大きな角度がつき、これにより室内熱交換器200での通風抵抗が上昇する。さらに、これだけでなく、扁平伝熱管32bの一部に空気が澱む死水域(図3の○で囲む領域P)が生じ、熱交換効率が低下する可能性がある。
前記したように、室内空気が前側上部熱交換器21に入る前(矢印A200)、熱交換中(矢印A210)、前側上部熱交換器21Aから出た後(矢印A220)において、それぞれ空気の流れの向きが大きく変化している。矢印A200から矢印A210の部分、矢印A210から矢印A220の部分において、圧力損失が大きくなり、前側上部熱交換器21の性能低下につながるおそれがある。
そこで、第1実施形態では、図2において扁平伝熱管32c,32c(風下側扁平管32Bの一部)として示すように、扁平伝熱管32bとして配置した場合よりも通風抵抗が低減するように扁平伝熱管32c,32cの向きを扁平伝熱管32bに対して回転させることで変更している。すなわち、前側上部熱交換器21Aの手前の空気の流れ方向が矢印A1(A200と同様)である場合、扁平伝熱管32c,32c間を流れる空気の流れ方向が矢印A2となり、前側上部熱交換器21Aから出た後では、矢印A3なる。このように、前側上部熱交換器21A内を通る空気の流れ方向が、前側上部熱交換器21Aの手前における空気流れに略沿った方向となるように、扁平伝熱管32c,32cの向きを変更する。このように、そのままでは通風抵抗が高くなる場所である扁平伝熱管32c,32cの向きを、通風抵抗が低減するように向きを変えることで、前側上部熱交換器21Aにおける熱交換効率を向上させることができ、その結果として、室内熱交換器8Aの性能を向上した室内機2を実現できる。
以上説明したように、第1実施形態の空気調和機の室内機2は、フィン31,33,35と、フィン31,33,35を貫通する断面形状が扁平な複数の扁平伝熱管32a,32b,32c,34a,34b,36a,36bと、を有する室内熱交換器8Aと、室内熱交換器8Aにおいて熱交換された空気を筐体11の外部に排出する送風機10と、を備える。また、複数の扁平伝熱管32a,32b,32cは、フィン31の長手方向s1に並んで且つ複数列に配置され、空気導入側に配置される風上側扁平管32Aおよび送風機10側に配置される風下側扁平管32Bから成り、風上側扁平管32A(扁平伝熱管32a)の角度θ10と風下側扁平管32Bの一部(扁平伝熱管32c)の角度θ20とが異なる。これによれば、室内熱交換器8Aの上方からの空気の流れ抵抗を低減することが可能になり(図2の矢印A2参照)、前側上部熱交換器21Aにおける熱交換効率を向上できる。
また、第1実施形態では、前側上部熱交換器32Aは、重力方向Gを0度とした場合、風下側扁平管32Bの一部(扁平伝熱管32c)の角度θ20が風上側扁平管32Aの(扁平伝熱管32a)の角度より小さい。これにより、室内熱交換器8Aの上部における風下側扁平管32B(扁平伝熱管32c)を送風機10側に向けることが容易になるので、通風抵抗を低減することが可能になる。
また、第1実施形態では、風上側扁平管32Aの角度は45度以上、かつ、風下側扁平管32B(扁平伝熱管32c)の角度は45度未満である。これにより、室内熱交換器8Aの上部における風下側扁平管32B(扁平伝熱管32c)を送風機10側に向けることが容易になるので、通風抵抗を低減し易くなる。
また、第1実施形態の室内機2を空気調和機100に適用することにより、運転効率に優れた空気調和機100を実現できる。
なお、第1実施形態では、前側上部熱交換器21Aの送風機10側の列の扁平伝熱管32b(風下側扁平管32B)の向きを変えた場合(向きを変えて32c,32cとした場合)を例に挙げて説明したが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、前側上部熱交換器21Aの外側の列の一番上の扁平伝熱管32a(風上側扁平管32A)の向きを、通風抵抗が低減するように向きを変えてもよく、または後側熱交換器23の送風機10側の列の扁平伝熱管36b(風下側扁平管36B)の一番上の扁平伝熱管36bの向きを、扁平伝熱管32cと同様に通風抵抗が低減するように向きを変えてもよい。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態に係る空気調和機を示す断面図である。
図4に示すように、第2実施形態の室内機2は、室内熱交換器8Bと送風機10とを備えている。室内熱交換器8Bは、前側上部熱交換器21、前側下部熱交換器22Aおよび後側熱交換器23を備えている。前側下部熱交換器22Aは、例えば、前側上部熱交換器21Aと同様な材料で構成された、フィン33および扁平管群34によって構成されている。
扁平管群34は、室内熱交換器8Bの外側から送風機10の側に向けて(空気の流れ方向に向けて)、複数の扁平伝熱管34b,34cによって2列(複数列)で構成されている。すなわち、扁平管群34は、空気が導入される側(空気導入側)に配置される風上側扁平管34Aと、送風機10側に配置される風下側扁平管34Bと、を有している。風上側扁平管34Aは、フィン33の長手方向s2に沿って配置される複数の扁平伝熱管34cによって構成されている。風下側扁平管34Bは、フィン33の長手方向s2に沿って配置される複数の扁平伝熱管34bによって構成されている。なお、扁平伝熱管34b,34cは、前記した扁平伝熱管32a,32b,32cと同様に構成されている。
扁平伝熱管34cの長軸方向x3aは、扁平伝熱管34bの長軸方向x3の向きと異なっている。このように、前側下部熱交換器22Aにおける風上側扁平管34Aの扁平伝熱管34cの角度θ30と、風下側扁平管34Bの扁平伝熱管34bの角度θ40とが異なっている。さらに、前側下部熱交換器22Aは、重力方向Gを0度とした場合、風上側扁平管34Aの扁平伝熱管34cの角度θ30が、風下側扁平管34Bの扁平伝熱管34bの角度θ40より小さい。なお、角度θ30は、重力方向Gと扁平伝熱管34cの長手方向x3aとで成す角度を意味している。また、角度θ40は、重力方向Gと扁平伝熱管34bの長手方向x3とで成す角度を意味している。具体的には、風上側扁平管34Aの角度θ30は、90度未満、風下側扁平管34Bの扁平伝熱管34bの角度θ40は、90度以上に設定される。
扁平伝熱管34cは、前側下部熱交換器22Aの外側の列に位置し、フィン33の長手方向s2に沿って並んで配置されている。また、隣り合う扁平伝熱管34cの間隔がそれぞれ等しく形成されている。また、扁平伝熱管34cは、扁平伝熱管34bと向きが異なり、かつ、扁平伝熱管34bを配置したと仮定した場合(破線で示す扁平伝熱管34a1参照)よりも通風抵抗が低減する方向を向いている。すなわち、図4に示すように、前側下部熱交換器22Aの手前側の空気の流れ方向が矢印A4である場合、扁平伝熱管34c,34c間を流れる空気の流れ方向が矢印A5であり、扁平伝熱管34b,34b間を流れる空気の流れ方向が矢印A6である。
このように、第2実施形態では、前側下部熱交換器22Aの手前における空気流れに沿う方向(矢印A4)が、扁平伝熱管34c,34cを通る空気の流れ方向(矢印A5)になることで、扁平伝熱管34cが破線で示す扁平伝熱管34a1の場合よりも、矢印A4から矢印A5に向きを変えるときの角度が小さくなる。これにより、通風抵抗が低減されるので、死水域(すなわち、熱交換器として効率の悪い部分)の発生を抑えることができ、前側下部熱交換器22Aにおける熱交換効率を向上できる。このように、そのままでは通風抵抗が高くなる場所である扁平伝熱管34c,34cの向きを、通風抵抗が低減するように向きを変えることで、前側下部熱交換器22Aにおける熱交換効率を向上させることができ、その結果として、室内熱交換器8Bの性能を向上した室内機2を実現できる。
ところで、図4において矢印A4で示すように、ここでの風の流れは、前側下部熱交換器22Aの長手方向s2を向き易い。特に、室内機2の筐体11(図2参照)の形状の制限により、室内機2の正面から空気が供給されない場合は、空気が室内機2の上部からのみ供給される形となるため、特に風の流れが前側下部熱交換器22Aの長手方向s2を向き易くなる。そこで、図4に示すように、前側下部熱交換器22Aにおいて、外側の列の扁平伝熱管34cの一列すべてを同じ方向を向くように構成したものである。
このように、第2実施形態では、同一列の扁平伝熱管34cのすべてが長手方向s2に対して同じ方向を向いている。これによれば、隣り合う扁平伝熱管34c,34cのすべてにおいて、前側下部熱交換器22Aの手前から扁平伝熱管34cに向かう風向きの角度変化が小さくなるので、通風抵抗を低減することができる。その結果、前側下部熱交換器22Aにおける熱交換効率をさらに向上でき、室内熱交換器8Bの性能を向上した室内機2を実現できる。
また、角度θ30が90度以上、角度θ40が90度未満になると、通風抵抗が増加するだけでなく、風向きの変化により、前記したように死水域(図3参照)が発生し、熱交換効率の低下を引き起こすおそれがある。そこで、角度θ30を90度未満、角度θ40を90度以上にすることが好ましい。これにより、死水域の発生を抑えつつ、通風抵抗を低減することができる。これにより、前側下部熱交換器22Aにおける熱交換効率を向上でき、その結果として、室内熱交換器8Bの性能を向上した室内機2を実現できる。
なお、第2実施形態では、前側下部熱交換器22Aの一列すべての扁平伝熱管34cの向きを変えた場合を例に挙げて説明したが、後側熱交換器23の外側の列の扁平伝熱管36aの一列すべての向きを、後側熱交換器23の手前を通る風向きから扁平伝熱管36aを通る風向きとなる抵抗を低減するように変更してもよい。
(第3実施形態)
図5は、第3実施形態に係る空気調和機を示す断面図である。
図5に示すように、第3実施形態の室内機2は、室内熱交換器8Cおよび送風機10を備えている。室内熱交換器8Cは、前側上部熱交換器21、前側下部熱交換器22および後側熱交換器23Aを備えて構成されている。後側熱交換器23Aは、例えば、前側上部熱交換器21Aと同様な材料で構成された、フィン33および扁平管群36によって構成されている。
扁平管群36は、後側熱交換器23Aの外側から内側(送風機10の側)に向けて(空気の流れ方向に向けて)、複数の扁平伝熱管36a,36b,36c,36dによって2列(複数列)に構成されている。すなわち、扁平管群36は、空気が導入される側(空気導入側)に配置される風上側扁平管36Aと、送風機10側に配置される風下側扁平管36Bと、を有している。風上側扁平管36Aは、フィン33の長手方向s3に沿って配置される複数の扁平伝熱管36a,36cによって構成されている。風下側扁平管36Bは、フィン33の長手方向s3に沿って配置される複数の扁平伝熱管36b,36dによって構成されている。なお、扁平伝熱管36a,36b,36c,36dは、前記した扁平伝熱管32a,32b,32cと同様に構成されている。なお、後側熱交換器23Aの外側の列は、5本の扁平伝熱管36aと4本の扁平伝熱管36cとで構成されている。後側熱交換器23Aの内側の列(送風機10側の列)は、6本の扁平伝熱管36bと3本の扁平伝熱管36dとで構成されている。
扁平伝熱管36aの長軸方向x4は、扁平伝熱管36cの長軸方向x4aの向きと異なっている。また、扁平伝熱管36bの長軸方向x4は、扁平伝熱管36dの長軸方向x4bの向きと異なっている。また、扁平伝熱管36aと扁平伝熱管36bは、長軸方向x4が一致している。このように、後側熱交換器23Aにおける風上側扁平管36A(扁平伝熱管36c)の角度θ70と、風下側扁平管36B(扁平伝熱管36d)の角度θ80とが異なっている。さらに、後側熱交換器23Aは、重力方向を0度とした場合、風上側扁平管36Aの扁平伝熱管36cの角度θ70より風下側扁平管36Bの扁平伝熱管36dの角度θ80が大きく設定されている。なお、角度θ70は、重力方向Gと扁平伝熱管36cの長手方向x4aとで成す角度を意味している。また、角度θ80は、重力方向Gと扁平伝熱管36dの長手方向x4bとで成す角度を意味している。具体的には、風上側扁平管34Aの角度θ30は、45度未満、風下側扁平管34Bの角度θ80は、45度以上に設定される。
扁平伝熱管36aは、後側熱交換器23Aの外側の列に位置し、フィン35の長手方向s3に沿って並んで配置されている。扁平伝熱管36cは、後側熱交換器23Aの外側の列に位置し、フィン35の長手方向s3に沿って並んで配置されている。扁平伝熱管36aは、後側熱交換器23Aの上部に配置され、扁平伝熱管36cは、後側熱交換器23Aの下部に配置されている。また、扁平伝熱管36cは、バックノーズ部14bと流路壁面14cとの間に位置している。隣り合う扁平伝熱管36aの間隔が等しく形成され、隣り合う扁平伝熱管36cの間隔が等しく形成されている。なお、扁平伝熱管36a,36cの間隔は、必ずしも等間隔に限定されない。
扁平伝熱管36bは、後側熱交換器23Aの内側(送風機10側)の列に位置し、フィン35の長手方向s3に沿って並んで配置されている。扁平伝熱管36dは、後側熱交換器23Aの内側(送風機10側)の列に位置し、フィン35の長手方向s3に沿って並んで配置されている。扁平伝熱管36bは、後側熱交換器23Aの上部に配置され、扁平伝熱管36dは、後側熱交換器23Aの下部に配置されている。また、扁平伝熱管36dは、バックノーズ部14bと流路壁面14cとの間に位置している。隣り合う扁平伝熱管36bの間隔が等しく形成され、隣り合う扁平伝熱管36dの間隔が等しく形成されている。なお、扁平伝熱管36b,36dの間隔は、必ずしも等間隔に限定されない。
また、扁平伝熱管36aは、扁平伝熱管36aの長軸方向x4がフィン35の長手方向s3に対して直交する方向を向いている。また、重力方向を0度とした場合、扁平伝熱管36aの角度θ50は、45度に設定されている。なお、角度θ50は、45度に限定されるものではなく、45度未満であってもよい。また、扁平伝熱管36cは、扁平伝熱管36aと向きが異なり、かつ、扁平伝熱管36aを配置したと仮定した場合よりも通風抵抗を低減する方向を向いている。
また、扁平伝熱管36bは、扁平伝熱管36bの長軸方向x4がフィン35の長手方向s3に対して直交する方向を向いている。また、重力方向を0度とした場合、扁平伝熱管36bの角度θ60は、45度に設定されている。なお、角度θ60は、45度に限定されるものではなく、45度未満であってもよい。また、扁平伝熱管36dは、扁平伝熱管36bと向きが異なり、かつ、扁平伝熱管36bを配置したと仮定した場合よりも通風抵抗を低減する方向を向いている。
ところで、図3の比較例1に示すように、室内熱交換器200の背面側には、壁(流路壁面14c)が存在する。これにより、室内熱交換器200の外側の空気の流路が制限され、さらに、送風機10(貫流ファン)による気流を発生させるためのバックノーズ部14bが存在することにより、送風機10側の空気も制限され易い。図3に示す室内熱交換器200の後側熱交換器23は、複数の扁平伝熱管36a,36bを備え、すべての扁平伝熱管36a,36bがフィン35の長手方向s3に対して直交する方向を向いている。このため、図3の白抜きの矢印A230と矢印A260で示すように、後側熱交換器23に入る前後で風向きがほぼ逆方向を向くので、後側熱交換器23に流入して流出するまでの間に、空気の流れの向きが大きく変化する。
仮に、後側熱交換器23に流入する前の風向き(矢印A230)と、後側熱交換器23の外側の列の扁平伝熱管36aを通過するときの風向き(矢印A240)とが成す角度(変化する角度)をθ100とする。また、後側熱交換器23の外側の列の扁平伝熱管36aを通過するときの風向き(矢印A240)と、後側熱交換器23の送風機10の側の扁平伝熱管36bを通過するときの風向き(矢印A250)とが成す角度(変化する角度)をθ200とする。また、送風機10の側の扁平伝熱管36bを通過するときの風向き(矢印A250)と、後側熱交換器23から流出した後の風向き(矢印A260)とが成す角度(変化する角度)をθ300とする。このとき、角度θ100≒90度、角度θ200≒0度、角度θ300≒90度となる。ここで、後側熱交換器23の外側の列の扁平伝熱管36aの向きを変えることで、角度θ100を小さくすることができるが、角度θ200が増大する。また、角度θ300は、後側熱交換器23の外側の列の扁平伝熱管36aの向きを変えても変化しない。
そこで、このような場合には、後側熱交換器23の外側の列の扁平伝熱管36aの向きを変えるだけではなく、送風機10側の列の扁平伝熱管36bの向きを変えることで、空気の流れの向きが成す角度を小さくでき、通風抵抗を低減することができる。
すなわち、図5に示すように、後側熱交換器23Aにおける風上側扁平管36A(扁平伝熱管36c)の角度θ70と、風下側扁平管36B(扁平伝熱管36d)の角度θ80とを異ならせる。さらに、重力方向を0度とした場合、風上側扁平管36Aの扁平伝熱管36cの角度θ70より風下側扁平管36Bの扁平伝熱管36dの角度θ80を大きくする。具体的には、風上側扁平管34Aの角度θ70を45度未満、風下側扁平管34Bの角度θ80を45度以上に設定する。
これにより、風向き(矢印A7)から風向き(矢印A8)に向かう際の通風抵抗を低減することができる。また、風向き(矢印A9)から風向き(矢印A10)に向かう際の通風抵抗を低減することができる。よって、後前熱交換器23Aにおける熱交換効率をさらに向上でき、その結果として、室内熱交換器8Cの性能を向上した室内機2を実現できる。
なお、第3実施形態では、それぞれの扁平伝熱管36cが同じ方向を向いているが、扁平伝熱管36cが異なる方向を向いていてもよい(扁平伝熱管36dについても同様)。
図6は、比較例2に係る空気調和機を示す断面図である。
図6に比較例として示す室内熱交換器300は、前側下部熱交換器22の外側の列の扁平伝熱管340を水平方向(略水平方向)に向くように構成したものである。ところで、このような向きの扁平伝熱管340を備えたものである場合、空気調和機100(図1参照)を冷房運転させた際に、扁平伝熱管340の上部(平坦部)に凝縮水が溜まり易くなる。凝縮水が溜まり易くなると、冷房運転時に室内機の空気吹出口11cから水滴が放出され易くなり、いわゆる「水とび」の原因となる。
そこで、第1実施形態の室内熱交換器8Aでは、扁平伝熱管34aの向き、第2実施形態の室内熱交換器8Bでは、扁平伝熱管34cの向き、第3実施形態の室内熱交換器8Cでは、扁平伝熱管34aの向きが、水平方向(略水平方向)を向かないようにしている。また、扁平伝熱管34a,34cだけではなく、室内熱交換器8Aの扁平伝熱管32a,32b,34b,36a,36bの向き、室内熱交換器8Bの扁平伝熱管32a,32b,34b,36a,36bの向き、室内熱交換器8Cの扁平伝熱管32a,32b,34b,36a,36b,36c,36dの向きが、それぞれ水平方向(略水平方向)を向かないようにすることが好ましい。これにより、扁平伝熱管32a,32b,34a〜34c,36a〜36dに凝縮水が溜り難くなり、「水とび」を抑制することが可能になる。
ところで、図3では、比較例として示す室内熱交換器200において、前側上部熱交換器21と前側下部熱交換器22とが組み合わされた部位における空気の流れを白抜き矢印A270において、前側上部熱交換器21と後側熱交換器23とが組み合わされた部位における空気の流れを白抜き矢印A280において示している。矢印A270,A280で示す部位では、通風抵抗が小さくなるので、ここに空気の流れが集中すると、他の部位の室内熱交換器200に流れる空気の量が減少し、室内熱交換器200の性能が低下するおそれがある。そこで、第4実施形態および第5実施形態では、このように空気の流れが集中し易い部位の扁平伝熱管の一部の向きを、空気の流れを妨げるような向きにすることで、空気の流れの集中を防ぎ、熱交換器としての性能を向上させることができるようにしている。
(第4実施形態)
図7は、第4実施形態に係る空気調和機を示す断面図である。
図7に示すように、第4実施形態の室内機2は、室内熱交換器8Dと、送風機10とを備えている。室内熱交換器8Dは、前側上部熱交換器21B、前側下部熱交換器22Bおよび後側熱交換器23を備えている。
前側上部熱交換器21Bは、フィン31(複数のフィン)および扁平管群32によって構成されている。すなわち、扁平管群32は、空気が導入される側(空気導入側)に配置される風上側扁平管32Aと、送風機10側に配置される風下側扁平管32Bと、を有している。風上側扁平管32Aは、フィン31の長手方向s1に沿って配置される複数の扁平伝熱管32a,32dによって構成されている。風下側扁平管32Bは、フィン31の長手方向s1に沿って配置される複数の扁平伝熱管32bによって構成されている。
複数の扁平伝熱管32a,32dは、フィン31の長手方向s1に並んで配置されている。扁平伝熱管32aの長軸方向x1の向きは、長手方向s1に対して直交する方向を向いている。扁平伝熱管32dの長軸方向x5の向きは、扁平伝熱管32aの向きと異なり、かつ、扁平伝熱管32aを配置したと仮定した場合(破線で示す扁平伝熱管32a1参照)よりも通風抵抗を高める方向を向いている。換言すると、扁平伝熱管32dは、空気の流れ(矢印A270、図3参照)に対して直交する方向に近づく向きとなるように構成されている。
前側下部熱交換器22Bは、フィン33(複数のフィン)および伝熱管群34によって構成されている。すなわち、扁平管群34は、空気が導入される側(空気導入側)に配置される風上側扁平管34Aと、送風機10側に配置される風下側扁平管34Bと、を有している。風上側扁平管34Aは、フィン33の長手方向s2に沿って配置される複数の扁平伝熱管34a,34dによって構成されている。風下側扁平管34Bは、フィン33の長手方向s2に沿って配置される複数の扁平伝熱管34bによって構成されている。
複数の扁平伝熱管34a,34dは、フィン33の長手方向s2に並んで配置されている。扁平伝熱管34aの長軸方向x3の向きは、長手方向s2に対して直交する方向を向いている。扁平伝熱管32dの長軸方向x6の向きは、扁平伝熱管34aの向きと異なり、かつ、扁平伝熱管34aを配置したと仮定した場合(破線で示す扁平伝熱管34a1参照)よりも通風抵抗を高める方向を向いている。換言すると、扁平伝熱管34dは、空気の流れ(矢印A270、図3参照)に対して直交する方向に近づく向きとなるように構成されている。
このように、前側上部熱交換器21Bと前側下部熱交換器22Bとの境界における風上側扁平管32Aの扁平伝熱管32dの角度θ91と風下側扁平管32Bの扁平伝熱管32bの角度θ10とが異なっている。また、前側上部熱交換器21Bと前側下部熱交換器22Bとの境界における風上側扁平管34Aの扁平伝熱管34dの角度θ92と風下側扁平管34Bの扁平伝熱管34bの角度θ40とが異なっている。また、重力方向Gを0度とした場合、風上側扁平管32Aの扁平伝熱管32dの角度θ91より風下側扁平管32Bの扁平伝熱管32bの角度θ10が大きい。さらに、風上側扁平管32A(扁平伝熱管32d)の角度θ91は、45度未満、風下側扁平管32B(扁平伝熱管32b)の角度は、45度以上である。また、重力方向Gを0度とした場合、風上側扁平管34Aの扁平伝熱管34dの角度θ92より風下側扁平管34Bの扁平伝熱管34bの角度θ40が大きい。さらに、風上側扁平管34A(扁平伝熱管34d)の角度θ92は、45度未満、風下側扁平管34B(扁平伝熱管34b)の角度は、45度以上である。
第4実施形態によれば、そのままでは通風抵抗が低く、熱交換効率が低くなる場所である前側上部熱交換器21Bと前側下部熱交換器22Bとの曲げ部(組み合わせ部)の境界において、扁平伝熱管32d,34dの向きを、通風抵抗が逆に高まるように向きを変えている。これにより、前側上部熱交換器21Bおよび前側下部熱交換器22Bにおける熱交換効率の低下を抑制することができ、その結果として、室内熱交換器8Dの性能を向上した室内機2を実現できる。
(第5実施形態)
図8は、第5実施形態に係る空気調和機を示す断面図である。
図8に示すように、第5実施形態の室内機2は、室内熱交換器8Eと、送風機10とを備えている。室内熱交換器8Eは、前側上部熱交換器21C、前側下部熱交換器22および後側熱交換器23Bを備えている。前側上部熱交換器21Cは、例えば、前側上部熱交換器21Aと同様な材料で構成された、フィン31および扁平管群32によって構成されている。
前側上部熱交換器21Cは、フィン31(複数のフィン)および扁平管群32によって構成されている。すなわち、扁平管群32は、空気が導入される側(空気導入側)に配置される風上側扁平管32Aと、送風機10側に配置される風下側扁平管32Bと、を有している。風上側扁平管32Aは、フィン31の長手方向s1に沿って配置される複数の扁平伝熱管32aによって構成されている。風下側扁平管32Bは、フィン31の長手方向s1に沿って配置される複数の扁平伝熱管32b,32eによって構成されている。
また、前側上部熱交換器21Cは、フィン31(複数のフィン)と、複数の扁平伝熱管32a・・・,32b・・・,32eと、を有し、前側上部熱交換器21Cの外側から内側(送風機10側)に向けて2列で構成されている。扁平伝熱管32b,32eは、フィン31の長手方向s1に並んで配置されている。扁平伝熱管32a,32bの長軸方向x1の向きは、長手方向s1に対して直交する方向を向いている。扁平伝熱管32eの長軸方向x7の向きは、扁平伝熱管32bの向きと異なり、かつ、扁平伝熱管32bを配置したと仮定した場合(仮想線で示す扁平伝熱管32b1参照)よりも通風抵抗を高める方向を向いている。換言すると、図3の矢印A280で示す空気の流れに対して直交する方向を向いている。
すなわち、扁平伝熱管32eは、まず扁平伝熱管32bを基準として、破線において扁平伝熱管32b1で示すように通風抵抗が高まるように回転させて向きを変え、さらに、破線において扁平伝熱管32b2で示すように、通風抵抗がさらに高まるように平行移動したものである。
後側熱交換器23Bは、フィン35(複数のフィン)および扁平管群36によって構成されている。すなわち、扁平管群36は、空気が導入される側(空気導入側)に配置される風上側扁平管36Aと、送風機10側に配置される風下側扁平管36Bと、を有している。風上側扁平管36Aは、フィン35の長手方向s3に沿って配置される複数の扁平伝熱管36aによって構成されている。風下側扁平管36Bは、フィン35の長手方向s3に沿って配置される複数の扁平伝熱管36b,36eによって構成されている。
また、後側熱交換器23Bは、フィン35(複数のフィン)と、複数の扁平伝熱管36a・・・,36b・・・,36eと、を有し、後前熱交換器23Bの外側から内側(送風機10側)に向けて2列で構成されている。扁平伝熱管36aは、フィン33の長手方向s3に並んで配置されている。扁平伝熱管36a,36bの長軸方向x4の向きは、長手方向s3に対して直交する方向を向いている。扁平伝熱管36eの長軸方向x8の向きは、扁平伝熱管36a,36bの向きと異なり、かつ、扁平伝熱管36bを配置したと仮定した場合(破線で示す扁平伝熱管36b1参照)よりも通風抵抗を高める方向を向いている。換言すると、図3の矢印A280で示す空気の流れに対して直交する方向を向いている。
扁平伝熱管36eは、扁平伝熱管32eと同様に、扁平伝熱管36bを基準として、破線において扁平伝熱管36b1で示すように通風抵抗が高まるように回転させて向きを変え、さらに、破線において扁平伝熱管36b2で示すように、通風抵抗がさらに高まるように平行移動したものである。
第5実施形態によれば、そのままでは通風抵抗が低く、熱交換効率が低くなる場所である前側上部熱交換器21Cと後側熱交換器23Bとの組み合わせ部の境界において、上端の扁平伝熱管32e,34gの向きを、通風抵抗が高まるように向き(回転および平行移動)を変えている。これにより、前側上部熱交換器21Cと後側熱交換器23Bとの組み合わせ部における熱交換効率の低下を抑制することができ、その結果として、室内熱交換器8Eの性能を向上した室内機2を実現できる。
なお、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、第1ないし第5実施形態では、室内熱交換器8A〜8Eとして、一部の扁平伝熱管32a,32bの向きをフィン31の長手方向s1に直交する方向、一部の扁平伝熱管34a,34bの向きをフィン33の長手方向s2に直交する方向、一部の扁平伝熱管36a,36bの向きをフィン35に長手方向s3に直交する方向としたが、厳密な直交でなくとも、本発明の効果を奏する範囲において、直交からずれていてもよい。
また、前記した第1ないし第5実施形態では、室内熱交換器8A〜8Eとして、扁平伝熱管が2列で構成されたものを例に挙げて説明したが、1列であってもよく、3列以上であってもよい。
また、第1ないし第3実施形態の複数の実施形態の室内熱交換器8A〜8Cを組み合わせて構成してもよい。また、第1ないし第3実施形態と、第4,5実施形態を組み合わせて構成してもよい。
また、第1ないし第5実施形態では、前側上部熱交換器と前側下部熱交換器が別体で構成された場合を例に挙げて説明したが、ブーメラン状(くの字状)で一体に構成されたものでもよい。また、前側上部熱交換器と後側熱交換器とが一体の構成であってもよい。
また、送風機10としては、貫流ファンを例に挙げたが、プロペラファンなどの他の種類の送風機であってもよい。
また、第1ないし第5実施形態では、前側上部熱交換器と後側熱交換器とが上下方向において重なっていない場合を例に挙げて説明したが、例えば、前側上部熱交換器21の後端31dと後側熱交換器23の上端35aとが線状に接して重なる構成であってもよい。
2 室内機(空気調和機の室内機)
8,8A,8B,8C,8D,8E 室内熱交換器(熱交換器)
10 送風機
14b バックノーズ部
21A,21B,21C 前側上部熱交換器
22A,22B 前側下部熱交換器
23A,23B 後側熱交換器
32A,34A,36A 風上側扁平管
32B,34B,36B 風下側扁平管
100 空気調和機
s1,s2,s3 長手方向
x1,x2,x3,x3a,x4,x4a,x4b,x5,x6,x7,x8 長軸方向

Claims (18)

  1. 複数のフィンと、前記複数のフィンを貫通する断面形状が扁平な複数の扁平伝熱管と、を有する熱交換器と、
    前記熱交換器において熱交換された空気を筐体の外部に排出する送風機と、を備え、
    前記複数の扁平伝熱管は、前記フィンの長手方向に並んで且つ複数列に配置され、空気導入側に配置される風上側扁平管および前記送風機側に配置される風下側扁平管から成り、
    前記風上側扁平管の角度と前記風下側扁平管の角度とが少なくとも一部において異なることを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機の室内機において、
    前記熱交換器は、前記送風機の前側に配置される前側上部熱交換器と、前記前側上部熱交換器の下側に配置される前側下部熱交換器と、を備え、
    前記前側上部熱交換器における、前記風上側扁平管の角度と、前記風下側扁平管の一部の角度とが異なることを特徴とする空気調和機の室内機。
  3. 請求項2に記載の空気調和機の室内機において、
    前記前側上部熱交換器は、重力方向を0度とした場合、前記風下側扁平管の一部の角度が、前記風下側扁平管の角度より小さいことを特徴とする空気調和機の室内機。
  4. 請求項3に記載の空気調和機の室内機において、
    前記風下側扁平管の一部の角度は、45度未満であることを特徴とする空気調和機の室内機。
  5. 請求項1に記載の空気調和機の室内機において、
    前記熱交換器は、前記送風機の前側に配置される前側上部熱交換器と、前記前側上部熱交換器の下方に配置される前側下部熱交換器と、を備え、
    前記前側下部熱交換器における前記風上側扁平管の少なくとも一部の角度と前記風下側扁平管の角度とが異なることを特徴とする空気調和機の室内機。
  6. 請求項5に記載の空気調和機の室内機において、
    前記前側下部熱交換器は、重力方向を0度とした場合、前記風上側扁平管の少なくとも一部の角度より前記風下側扁平管の角度が大きいことを特徴とする空気調和機の室内機。
  7. 請求項6に記載の空気調和機の室内機において、
    前記風上側扁平管の角度は90度未満、前記風下側扁平管の角度は90度以上であることを特徴とする空気調和機の室内機。
  8. 請求項1に記載の空気調和機の室内機において、
    前記熱交換器は、前記送風機の後側に配置され、一部がバックノーズ部に沿って配置される後側熱交換器を備え、
    前記後側熱交換器における前記バックノーズ部に対向する前記風上側扁平管の角度と前記風下側扁平管の角度とが互いに異なることを特徴とする空気調和機の室内機。
  9. 請求項8に記載の空気調和機の室内機において、
    前記後側熱交換器は、重力方向を0度とした場合、前記風上側扁平管の角度より前記風下側扁平管の方が角度が大きいことを特徴とする空気調和機の室内機。
  10. 請求項9に記載の空気調和機の室内機において、
    前記風上側扁平管の角度は45度未満、前記風下側扁平管の角度は45度以上であることを特徴とする空気調和機の室内機。
  11. 請求項1に記載の空気調和機の室内機において、
    前記熱交換器は、前記送風機の前側に配置される前側上部熱交換器と、前記前側上部熱交換器の下側に配置される前側下部熱交換器と、を備え、
    前記前側上部熱交換器と前記前側下部熱交換器との境界における前記風上側扁平管の一部の角度と前記風下側扁平管の角度とが異なることを特徴とする空気調和機の室内機。
  12. 請求項11に記載の空気調和機の室内機において、
    重力方向を0度とした場合、前記風上側扁平管の一部の角度より前記風下側扁平管の角度が大きいことを特徴とする空気調和機の室内機。
  13. 請求項12に記載の空気調和機の室内機において、
    前記風上側扁平管の角度は45度未満、前記風下側扁平管の角度は45度以上であることを特徴とする空気調和機の室内機。
  14. 請求項1に記載の空気調和機の室内機において、
    前記熱交換器は、前記送風機の前側上部に配置される前側上部熱交換器と、前記送風機の後側上部に配置される後側熱交換器と、を備え、
    前記前側上部熱交換器と前記後側熱交換器との境界における前記風下側扁平管の一部の角度と前記風上側扁平管の角度とが異なることを特徴とする空気調和機の室内機。
  15. 請求項14に記載の空気調和機の室内機において、
    重力方向を0度とした場合、前記風上側扁平管の角度より前記風下側扁平管の一部の角度が大きいことを特徴とする空気調和機の室内機。
  16. 請求項15に記載の空気調和機の室内機において、
    前記前側上部熱交換器および前記後側熱交換器のそれぞれの前記風下側扁平管の一部は、互いに近づく方向に移動していることを特徴とする空気調和機の室内機。
  17. 請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の空気調和機の室内機において、
    前記扁平伝熱管の向きは、いずれも水平方向ではないことを特徴とする空気調和機の室内機。
  18. 請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の空気調和機の室内機を備えることを特徴とする空気調和機。
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