JP2018127913A - 可搬式の送風装置 - Google Patents

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敬太 森本
Keita Morimoto
敬太 森本
淳 安部井
Atsushi Abei
淳 安部井
山本 敏博
Toshihiro Yamamoto
敏博 山本
浜田 浩
Hiroshi Hamada
浩 浜田
壽久 内藤
Toshihisa Naito
壽久 内藤
章太 茶谷
Shota Chatani
章太 茶谷
邦枝 中江
Kunie Nakae
邦枝 中江
亜弥 飯村
Aya Iimura
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Abstract

【課題】結露水に起因するファン装置の異常の発生を抑制することのできる可搬式の送風装置を提供する。【解決手段】可搬式の送風装置10は、筒状容器20と、ファン装置30とを備える。筒状容器20は、内部に蓄冷材50を収容する空間部24を有し、空気を吸入するための吸入口221、及び内部の空気が吹き出される吹出口214が形成されている。ファン装置30は、吸入口221に配置され、筒状容器20の外部から筒状容器20の空間部24に向かう方向に空気を送風する。【選択図】図1

Description

本開示は、可搬式の送風装置に関する。
従来、特許文献1に記載の可搬式の送風装置がある。特許文献1に記載の送風装置は、断熱性を有する保冷容器と、保冷容器の内部に収容される蓄冷材と、保冷容器内の空気を外部に排出するファンとを備えている。蓄冷材は、飲料が入った飲料容器を冷凍したものである。保冷容器の下部には、保冷容器の内部に空気を吸入するための吸気口が形成されている。保冷容器の上部には、保冷容器の内部を通過した空気を外部に吹き出す吹出口が形成されている。ファンは、吹出口に配置されている。ファンは、保冷容器の内部の空気を吸い込むとともに、吸い込んだ空気を吹出口を介して保冷容器の外部に流す。このファンにより生成される空気流により、保冷容器の吸気口から空気が吸い込まれるとともに、この空気が蓄冷材を通過した後、吹出口から吹き出される。この送風装置では、ファンにより送風される空気が保冷容器の内壁面と蓄冷材の外周面との間の隙間を通過する際に、蓄冷材と空気との間で熱交換が行われることにより、空気が冷却される。
実用新案登録第3115995号公報
ところで、特許文献1に記載の送風装置では、空気と蓄冷材との間の熱交換により蓄冷材の外面に結露水が生成される。特許文献1に記載の送風装置では、蓄冷材を通過した空気をファンが吸い込んでいるため、蓄冷材の外面に生成された結露水をファンが吸い込む可能性がある。その結果、結露水によりファンの電子部品にショート等の異常が生じるおそれがある。
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、結露水に起因するファン装置の異常の発生を抑制することのできる可搬式の送風装置を提供することにある。
上記課題を解決する可搬式の送風装置(10)は、筒状容器(20)と、ファン装置(30)と、を備える。筒状容器は、内部に蓄冷材(50)を収容する空間部を有し、空間部に空気を吸入するための吸入口(221)、及び空間部から空気が吹き出される吹出口(214)が形成されている。ファン装置は、吸入口に配置され、筒状容器の外部から筒状容器の空間部に向かう方向に空気を送風する。
この構成によれば、ファン装置が筒状容器の外部から筒状容器の内部に向かう方向に空気を送風するため、筒状容器の内部に蓄冷材を収容した状態で送風した際に蓄冷材に生成される結露水がファン装置に吸い込まれ難い。よって、結露水の付着に起因してファン装置にショート等の異常が生じることを抑制できる。
なお、上記手段、及び特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本開示によれば、結露水に起因するファン装置の異常の発生を抑制することのできる可搬式の送風装置を提供できる。
図1は、第1実施形態の可搬式の送風装置の断面構造を示す断面図である。 図2は、第1実施形態のファン装置の平面構造を示す平面図である。 図3は、第1実施形態のファン装置の斜視構造を示す斜視図である。 図4は、図1のIV−IV線に沿った断面構造を示す断面図である。 図5は、第1実施形態の固定部材の拡大構造を示す拡大図である。 図6は、第1実施形態の可搬式の送風装置の取り付け例を模式的に示す図である。 図7は、第1実施形態の可搬式の送風装置による冷風の吹き出し例を模式的に示す図である。 図8は、第1実施形態の可搬式の送風装置の取り付け例を模式的に示す図である。 図9は、第1実施形態の第1変形例の可搬式の送風装置の断面構造を示す断面図である。 図10は、第1実施形態の第2変形例の可搬式の送風装置の取り付け例を模式的に示す図である。 図11は、第1実施形態の第3変形例の可搬式の送風装置の拡大断面構造を示す断面図である。 図12は、第1実施形態の第4変形例の可搬式の送風装置の断面構造を示す断面図である。 図13は、第1実施形態の第4変形例の可搬式の送風装置の拡大断面構造を示す断面図である。 図14は、第1実施形態の第5変形例の可搬式の送風装置の断面構造を示す断面図である。 図15は、第1実施形態の第6変形例の可搬式の送風装置の断面構造を示す断面図である。 図16は、図15のXVI−XVI線に沿った断面構造を示す断面図である。 図17は、第1実施形態の第7変形例の可搬式の送風装置の断面構造を示す断面図である。 図18は、第1実施形態の第8変形例の可搬式の送風装置の断面構造を示す断面図である。 図19は、第1実施形態の第9変形例の可搬式の送風装置の断面構造を示す断面図である。 図20は、第1実施形態の第10変形例の可搬式の送風装置の断面構造を示す断面図である。 図21は、第1実施形態の第11変形例の可搬式の送風装置の断面構造を示す断面図である。 図22は、第1実施形態の第12変形例の可搬式の送風装置の断面構造を示す断面図である。 図23は、第2実施形態の可搬式の送風装置の断面構造を示す断面図である。 図24は、図23のXXIV−XXIV線に沿った断面構造を示す断面図である。 図25は、第2実施形態の変形例の可搬式の送風装置の断面構造を示す断面図である。
<第1実施形態>
以下、可搬式の送風装置の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1に示される本実施形態の送風装置10は、持ち運びの可能な可搬式の送風装置である。送風装置10は、筒状容器20と、ファン装置30と、台座40と、蓄冷材50と、支持部材60と、固定部材70と、ホース80とを備えている。
筒状容器20は、本体部21と、上蓋部22と、底蓋部23とを有している。筒状容器20は、例えば合成樹脂により形成される。
本体部21は、軸線mを中心に筒状に形成されている。本体部21の内部は、後述する蓄冷材50が収容される空間部24を有している。以下、軸線mに平行な方向を「筒状容器20の軸方向」とも称する。本体部21の内周面には、断熱材が被覆されている。なお、本体部21を含め、筒状容器20全体が断熱材により形成されていてもよい。
本体部21の上端部には、雄ねじからなるねじ山が外周面に形成された雄ねじ部210が設けられている。また、本体部21には、雄ねじ部210に対して本体部21の中央寄りに隣接して拡径部211が形成されている。拡径部211は、本体部21の中央部付近の部位よりも外径が大きく形成された部分である。本体部21には、その中央部から拡径部211に至る部分に段差部212が形成されている。送風装置10では、ユーザが段差部212に指等を引っ掛けることにより、ユーザが送風装置10を持ち易くなっている。
本体部21の下端部にも、雄ねじからなるねじ山が外周面に形成された雄ねじ部213が設けられている。また、本体部21における雄ねじ部213よりも本体部21の中央寄りの部位には、吹出口214が形成されている。吹出口214は、本体部21の内周面から外周面に貫通するように形成されている。筒状容器20の内部の空気は、この吹出口214から筒状容器20の外部に吹き出される。
上蓋部22は、軸線mを中心に筒状に形成されている。上蓋部22における下端部の内周面には、雌ねじからなるねじ山が形成された雌ねじ部220が設けられている。この雌ねじ部220が本体部21の雄ねじ部210に対してねじ作用により嵌め込まれている。すなわち、上蓋部22は、本体部21の上端部に着脱可能に組み付けられている。
上蓋部22の外周面は、本体部21の拡径部211の外周面と面一となっている。上蓋部22の上端部の開口部は、筒状容器20の外部の空気を筒状容器20の内部に吸入するための吸入口221である。上蓋部22の吸入口221には、その内部空間を格子状に区画するように網目部222が配置されている。網目部222は、上蓋部22の内壁面に一体的に形成されている。網目部222は、筒状容器20の外部から内部への空気の吸入を可能としつつ、その外部から内部への異物の進入を防ぐ部分として機能する。
上蓋部22の内周面には、その径方向内側に突出する突出部226が形成されている。この突出部226にファン装置30の係合部34が係合することにより、ファン装置30が上蓋部22に一体的に組み付けられている。ファン装置30は、吸入口221を有する上蓋部22に組み付けられており、後述する蓄冷材50よりも空気流れ上流側に配されている。また、突出部226には部分的に切り欠きが形成されている。軸線mを中心にファン装置30を回転させてファン装置30の係合部34を切り欠きに合わせることにより、突出部226とファン装置30との係合を解除することができる。突出部226とファン装置30との係合が解除されることで、上蓋部22からファン装置30を取り外すことができる。すなわち、ファン装置30は筒状容器20とは別体である。
図2及び図3に示されるように、ファン装置30は、ファンブレード30aと、モータ30bと、モータ支持部を兼ねるシュラウド30cと、スイッチ装置31と、電源30eとを有する。すなわち、ファン装置30を取り外したとき、電子部品を一括で筒状容器20から取り外すことができる。これは、本体の丸洗いを可能にし、衛生面の向上につながる。電源30eは、乾電池、もしくは外部電源にて充電されたバッテリー等である。なお、図3では、スイッチ装置31及び電源30eの図示が省略されている。ファン装置30は、スイッチ装置31がオン操作された際に、電源30eから供給される電力に基づき回転することにより、筒状容器20の外部の空気を吸入口221を介して筒状容器20の内部に吸入する。筒状容器20の内部に吸入された空気は、筒状容器20の吹出口214から筒状容器20の外部に吹き出される。
底蓋部23は、軸線mを中心に有底筒状に形成されている。底蓋部23の上端部における開口部の内周面には、雌ねじからなるねじ山が形成された雌ねじ部230が設けられている。この雌ねじ部230が本体部21の雄ねじ部213に対してねじ作用により嵌め込まれている。すなわち、底蓋部23は、本体部21の下端部に着脱可能に組み付けられている。
底蓋部23の内周面には、本体部21の径方向内側に突出する突出部232が一体的に形成されている。突出部232は、円環状に形成されている。突出部232には、台座40が着座している。突出部232の基端部には、軸線mに平行な方向に突出部232を貫通する複数の貫通孔233が形成されている。底蓋部23の底部231には、底蓋部23の内周面から外周面に貫通する排水口234が形成されている。
台座40は、その下端部から上端部に向かって先細りとなるように筒状に形成されている。台座40の底面は、突出部232に着座している。台座40の上面は、蓄冷材50を載せるための載置面となっている。台座40の下端部には、突出部232の貫通孔233に連通される貫通孔41が形成されている。
蓄冷材50は、例えば飲料水が内部に充填された飲料容器である。蓄冷材50は、ファン装置30により筒状容器20の内部に吸入される空気と熱交換することにより、空気を冷却する。筒状容器20の本体部21から上蓋部22が取り外されることにより、蓄冷材50を本体部21の内部に収容すること、及び蓄冷材50を本体部21の内部から取り出すことが可能となる。筒状容器20の吹出口214から冷風を吹き出すために、蓄冷材50としては、例えば内部に充填されている飲料水等が凍った状態となっている飲料容器が用いられる。蓄冷材50は、飲料水の飲み口を閉塞するキャップ51が上蓋部22を向くようにして筒状容器20の内部に収容されている。
支持部材60は、筒状容器20の内部に収容された蓄冷材50を弾性支持する。図4に示されるように、支持部材60は、軸材61a〜61cと、板材62a〜62cとを有している。支持部材60は、弾性変形可能であって、且つ伝熱性を有するアルミやステンレス鋼等の金属材料により形成されている。
軸材61a〜61cは、軸線mに平行な方向に延びるように棒状に形成されるとともに、軸線mを中心とする周方向に等角度に配置されている。軸材61a〜61cは筒状容器20の本体部21の内周面に固定されている。
板材62aは、軸材61aと軸材61bとの間に配置されるとともに、それらに一体的に接合されている。板材62bは、軸材61bと軸材61cとの間に配置されるとともに、それらに一体的に接合されている。板材62cは、軸材61cと軸材61aとの間に配置されるとともに、それらに一体的に接合されている。
支持部材60は、蓄冷材50が取り出されている状態において、筒状容器20の軸方向に直交する断面形状が三角筒状となるように形成されている。蓄冷材50が支持部材60の内部に収容された場合には、支持部材60は、図中に示されるように弾性変形する。すなわち、板材62a〜62cのそれぞれの内周面が蓄冷材50の外周面に接触することにより、板材62a〜62cが、軸線mを中心とする径方向外側、すなわち筒状容器20の径方向外側に弾性変形する。これにより、板材62a〜62cから蓄冷材50に弾性力が付与されるため、この弾性力により蓄冷材50が支持される。
図1に示されるように、固定部材70は、筒状容器20の外周面における排水口234が設けられている部位とは反対側の部位に、軸線mに平行な方向に2つ並べて固定して設けられている。固定部材70は、筒状容器20を別部材に対して脱着可能に固定する。具体的には、図5に示されるように、固定部材70は、円環状に形成された布等からなる。固定部材70は、面的に脱着の可能な面ファスナー71を有している。この面ファスナー71を一旦取り外した後、固定部材70を送風装置10とは別の部材に巻き付けて面ファスナー71を取り付けることにより、送風装置10を別部材に固定することができる。
図1に示されるように、ホース80は、筒状容器20の外周面における吹出口214の部分に固定して取り付けられている。よって、吹出口214から吹き出される冷風は、ホース80の内部を通過してホース80の先端部81から吹き出される。ホース80は蛇腹状に形成されている。
次に、本実施形態の送風装置10の動作例について説明する。
送風装置10をユーザが使用する前の時点では、筒状容器20の内部に蓄冷材50が収容されていない。そのため、送風装置10を使用するための準備として、ユーザは筒状容器20の内部に蓄冷材50を収容する必要がある。すなわち、ユーザは、筒状容器20の本体部21から上蓋部22を取り外した後、本体部21の内部に、より詳しくは支持部材60の内部に蓄冷材50を収容する。この際、支持部材60が図4に示されるように弾性変形することにより、蓄冷材50が支持部材60により弾性支持される。その後、ユーザが筒状容器20の本体部21に上蓋部22を組み付けることにより、送風装置10の使用準備が完了する。
送風装置10を実際に使用する際には、例えば図6に示されるように、固定部材70をベビーカー90の支柱91に巻き付けることにより、送風装置10をベビーカー90の支柱に固定する。その後、冷風を吹き出す際には、ユーザはスイッチ装置31をオン操作すればよい。スイッチ装置31がオン操作されると、ファン装置30により筒状容器20の吸入口221から筒状容器20の内部に空気が吸入される。この空気は、図4に示される蓄冷材50の外周面と支持部材60の内周面との間の隙間、及び支持部材60の外周面と筒状容器20の内周面との間の隙間を通過する。
ファン装置30から送風される空気が蓄冷材50の外周面を通過する際、空気と蓄冷材50との間で熱交換が行われることにより冷風が生成される。この冷風は筒状容器20の吹出口214からホース80を通じてホース80の先端部81から吹き出される。
また、支持部材60が蓄冷材50に接触しているため、蓄冷材50から支持部材60に冷熱が伝達される。よって、ファン装置30から送風される空気が支持部材60の内周面及び外周面を通過する際、空気と支持部材60との間で熱交換が行われることにより、空気が更に冷却される。
図6に示されるように、例えばベビーカー90のフード92の内部までホース80の先端部を延ばせば、図7に示されるように、温度の上昇し易いフード92の上部に冷風を吹き出すことができる。よって、風速を抑えつつ、温度上昇し安い部位をより的確に冷却することができる。また、フード92の上部に冷風を吹き出すことにより、自然流によりフード92の下部に冷風が移動するため、冷風が外部に吹き出ることによる冷却損失を抑制することができる。
また、例えば図8に示されるように、ホース80をベビーカー90の支柱91に沿って上方に延ばせば、ベビーカー90を押しているユーザに向かって冷風を吹き出すこともできる。
一方、空気との熱交換により蓄冷材50の外周面には結露水が生成される。この結露水は、蓄冷材50の外周面を下方に向かって流れるとともに、台座40の貫通孔41及び突出部232の貫通孔233を通過して筒状容器20の底部231に貯留されるとともに、排水口234から排出される。よって、ホース80に結露水が流れ込むことに起因するユーザの被水が発生し難い。
以上説明した本実施形態の送風装置10によれば、以下の(1)〜(4)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)ファン装置30が筒状容器20の外部から筒状容器20の内部に向かう方向に空気を送風するため、蓄冷材50に生成される結露水がファン装置30に吸い込まれ難い。よって、結露水の付着に起因してファン装置30にショート等の異常が生じることを抑制できる。
(2)送風装置10は、筒状容器20の吹出口214に接続されるホース80を備える。ホース80は、吹出口214から吹き出される冷風の吹き出し方向を任意に変更可能である。これにより、ユーザは任意の場所に冷風を吹き出すことができるため、利便性を向上させることができる。
(3)送風装置10は、筒状容器20の外周面に設けられる固定部材70を備える。固定部材70は、筒状容器20を、それとは別の部材に脱着可能に固定する。これにより、ユーザは任意の部材に送風装置10を固定することができるため、利便性を向上させることができる。
(4)ファン装置30は筒状容器20とは別体である。すなわち、ファン装置30を筒状容器20から取り外すことができるため、ファン装置30の清掃等を容易に行うことができる。また、本発明はベビーカー用に限ったものではなく、屋内外での作業者の衣服に付けることで快適性を向上させる目的で使用することや、ユーザが所望する場所(例えば、机の上など)に持ち運んでスポットクーラーとして使用することもできる。
(第1変形例)
次に、第1実施形態の送風装置10の第1変形例について説明する。
図9に示されるように、上蓋部22の吸入口221の中央部には、ファン装置30が装着される装着部223が形成されている。詳しくは、装着部223は、有底円筒状に形成されている。装着部223の開口部の内周面には、その内部に突出する突出爪224が形成されている。この突出爪224にファン装置30の係合部32が係合することにより、ファン装置30が上蓋部22に一体的に組み付けられている。また、突出爪224には部分的に切り欠きが形成されている。軸線mを中心にファン装置30を回転させてファン装置30の係合部32を切り欠きに合わせることにより、突出爪224とファン装置30との係合を解除することができる。突出爪224とファン装置30との係合が解除されることで、装着部223からファン装置30を取り外すことができる。
上蓋部22の内周面には、スイッチ装置31が一体的に設けられている。スイッチ装置31は、ファン装置30の駆動及び停止を切り替えるためのものである。すなわち、ユーザは、網目部222の隙間に指を差し込んでスイッチ装置31をオン/オフさせることにより、ファン装置30の駆動及び停止を切り替えることができる。
本変形例の送風装置10の本体部21には、複数の吹出口214が形成されている。複数の吹出口214のそれぞれには、ホース80が接続されている。
このような構成によれば、送風装置10から複数の箇所に冷風を吹き出すことができるため、利便性を向上させることができる。
(第2変形例)
次に、第1実施形態の送風装置10の第2変形例について説明する。
図10に示されるように、本変形例の送風装置10の固定部材70は、本体部21の底面に取り付けられている。
このような構成によれば、送風装置10をベビーカー90に対して図中に示される姿勢で固定することが可能となる。
(第3変形例)
次に、第1実施形態の送風装置10の第3変形例について説明する。
図11に示されるように、本変形例の支持部材60の内周面には、フィン63が形成されている。フィン63は、蓄冷材50におけるキャップ51近傍の外周面と支持部材60の内周面から蓄冷材50に向かって突出するように形成されている。
このような構成によれば、フィン63により支持部材60の伝熱面積を増加させることができるため、結果的に蓄冷材50の伝熱面積を増加させることができる。よって、送風空気を冷却し易くなる。なお、この構成の場合には、本体部21の内部への蓄冷材50の収容、及び本体部21の内部からの蓄冷材50の取り出しは、底蓋部23の側から行う必要がある。
(第4変形例)
次に、第1実施形態の送風装置10の第3変形例について説明する。
図12に示されるように、本変形例の送風装置10の蓄冷材50は、キャップ51が底蓋部23を向くようにして筒状容器20の内部に収容されている。
このような構成によれば、図中に示されるように、蓄冷材50のキャップ51周辺の外形に合わせて、筒状容器20の下端部を細くすることができるため、筒状容器20を小型化することができる。また、図13に示されるように、筒状容器20の下端部を細くするという方法に代えて、支持部材60の内周面にフィン64を形成すれば、支持部材60の伝熱面積を増加させることができるため、結果的に蓄冷材50の伝熱面積を増加させることができる。よって、送風空気を冷却し易くなる。
(第5変形例)
次に、第1実施形態の送風装置10の第4変形例について説明する。
図14に示されるように、本変形例のファン装置30には、軸線mに平行な方向に延びる突出爪33が形成されている。上蓋部22の装着部223には、ファン装置30の突出爪33が係合される係合穴225が形成されている。すなわち、ファン装置30の突出爪33が装着部223の係合穴225に係合することにより、ファン装置30が上蓋部22に一体的に組み付けられている。また、装着部223の係合穴225に対するファン装置30の突出爪33の係合を解除することにより、装着部223からファン装置30を取り外すことができる。
このような構成であっても、第1実施形態の送風装置10による上記の(4)に示される作用及び効果を同様に得ることができる。
(第6変形例)
次に、第1実施形態の送風装置10の第6変形例について説明する。
図15に示されるように、本変形例の筒状容器20の底蓋部23の側面には、ミスト発生装置100が取り付けられている。ミスト発生装置100は、筒状容器20の排水口234から排出される結露水を利用してミストを生成するとともに、生成したミストを外部に放出する。
図15及び図16に示されるように、筒状容器20の内周面と蓄冷材50の外周面との間の隙間には、支持部材60に代えて、誘導部材110が設けられている。誘導部材110は、支持部材60と同様に、蓄冷材50を筒状容器20に対して支持している。誘導部材110は、例えばポーラス体により構成されており、軸線mを中心とする径方向に延びる複数の細い通路111を有している。この通路111により、蓄冷材50の外周面に生成される結露水が、毛細管現象により筒状容器20の内周面に誘導される。筒状容器20の内周面に誘導された結露水は、筒状容器20の内周面から下方に向かって流れるとともに、台座40の貫通孔41及び突出部232の貫通孔233を通過して筒状容器20の底部231に貯留される。
このような構成によれば、蓄冷材50の外周面を結露水が流れる場合と比較すると、結露水の流量を安定化させることができるため、ミスト発生装置100から継続的にミストを放出することができる。また、ミスト発生装置100からミストが放出されることにより、送風装置10の周囲を、より効率的に冷却することができる。
(第7変形例)
次に、第1実施形態の送風装置10の第7変形例について説明する。
図17に示されるように、本変形例の底蓋部23には、排水口234が形成されていない。また、底蓋部23の内部には、乾燥剤120が収容されている。乾燥剤120は、底蓋部23に流れ込む結露水を吸収する。このような乾燥剤120としては、例えばシリカゲルを用いることができる。
底蓋部23の側壁には、本体部21の吹出口214が形成されている。吹出口214には、ホース80が接続されている。ホース80における吹出口214との接続部分には、フィルタ132が設けられている。フィルタ132は、ホース80の内部への乾燥剤120の進入を防止している。
このような構成によれば、筒状容器20の内部に結露水が液状のまま貯留し難くなるため、ホース80に結露水が流れ込むことに起因するユーザの被水が発生し難くなる。また、本体部21から底蓋部23を取り外すことにより、乾燥剤120を容易に交換することができる。
(第8変形例)
次に、第1実施形態の送風装置10の第8変形例について説明する。
図18に示されるように、本変形例の底蓋部23には、吹出口214の下方にあたる位置に排水口234が形成されている。送風装置10は、排水口234に挿入されるL字状のストロー130と、ストロー130の先端部が挿入されるとともにベビーカー90の支柱91に沿って延びるドレインホース131とを備えている。
このような構成によれば、底蓋部23に貯留される結露水がサイフォン現象によってストロー130により吸い上げられるとともに、吸い上げられた結露水がドレインホース131を通じて外部に排出される。よって、ユーザが結露水に被水し難くなる。
(第9変形例)
次に、第1実施形態の送風装置10の第9変形例について説明する。
図19に示されるように、本変形例の底蓋部23には、排水口234が形成されていない。また、底蓋部23の内部には、タオル140が収容されている。
このような構成によれば、タオル140が凝縮水を吸収した後に筒状容器20からタオル140を取り出すことにより、タオル140をおしぼりとして利用することができる。
(第10変形例)
次に、第1実施形態の送風装置10の第10変形例について説明する。
図20に示されるように、本実施形態の送風装置10では、ファン装置30が蓄冷材50に一体的に組み付けられている。すなわち、ファン装置30は、筒状容器20とは別体となっている。
このような構成であっても、第1実施形態の送風装置10による上記の(4)に示される作用及び効果を同様に得ることができる。
(第11変形例)
次に、第1実施形態の送風装置10の第11変形例について説明する。
図21に示されるように、支持部材60において三角形の一辺をなす板材62a〜62cのそれぞれの外面に、複数のフィン部63が所定の間隔をおいて形成されている。各フィン部63は、筒状容器20の軸方向に延び、且つ筒状容器20の外側に突出するように形成されている。複数のフィン部63のそれぞれの突出量は、各板材62a〜62cの中央部に配置されているものほど大きくなっており、支持部材60の内部に蓄冷材50が収容された際に、フィン部63の先端部と筒状容器20の内周面との干渉を抑制しつつ、支持部材60の外周面と本体部21の内周面との間の隙間、すなわち空気通路にフィン部63を配置することができる。フィン部63によって伝熱面積を更に増加させることができ、送風空気の熱交換量を更に増加させることができる。
(第12変形例)
次に、第1実施形態の送風装置10の第12変形例について説明する。
図22に示されるように、蓄冷材50の支持部材60として、板材を波形状に成形し、弾性変形可能な支持部材60としてもよい。支持部材60の内側に、蓄冷材50が収容されると、支持部材60の内周面60aが蓄冷材50の外周面に接触することにより、支持部材60が本体部21の径方向外側に弾性変形する。これにより、支持部材60から蓄冷材50に弾性力が付与され、支持部材の最外周部60bが本体部21の内周面に当接し、弾性力により蓄冷材50が支持される。また、支持部材60として、波状に成形された板材を用いることにより、支持部材6の内周面60aと支持部材6の最外周部60bとの間に形成された壁面60cを、空気通路に配されたフィン部として機能させることができ、伝熱面積を更に増加させることができる。
<第2実施形態>
次に、送風装置10の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図23に示されるように、本実施形態の本体部21には、複数の吹出口214が形成されている。具体的には、吹出口214は、筒状容器20の軸方向に複数並べて配置されている。また、図24に示されるように、吹出口214は、筒状容器20の周方向に複数並べて配置されている。
以上説明した本実施形態の送風装置10によれば、以下の(5)に示される作用及び効果を更に得ることができる。
(5)筒状容器20の全周から冷風を吹き出すことができるため、送風装置10の取り付け姿勢によらず、ユーザに冷風を供給することができる。
(変形例)
次に、第2実施形態の送風装置10の変形例について説明する。
図25に示されるように、本変形例の送風装置10は、筒状容器20の本体部21の外周面に取り付けられる閉塞部材150を備えている。閉塞部材150は、複数の吹出口214のうちの一部を閉塞する。これにより、冷風を吹き出す必要のない吹出口214をユーザが選択的に閉塞することができるため、冷風の風速の低下を抑制することができる。
<他の実施形態>
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・固定部材70としては、布に限らず、適宜の材料により形成されていてもよい。要は、固定部材70は、筒状容器20を、それとは別の部材に着脱可能に固定するものであればよい。
・筒状容器20の本体部21と上蓋部22との組み付け、及び本体部21と底蓋部23との組み付けは、蝶番等を利用した組み付け構造であってもよい。
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10:可搬式の送風装置
20:筒状容器
21:本体部
23:底蓋部
30:ファン装置
50:蓄冷材
70:固定部材
80:ホース
150:閉塞部材
214:吹出口
221:吸入口

Claims (7)

  1. 内部に蓄冷材(50)を収容する空間部を有し、前記空間部に空気を吸入するための吸入口(221)、及び前記空間部から空気が吹き出される吹出口(214)が形成された筒状容器(20)と、
    前記吸入口に配置され、前記筒状容器の外部から前記筒状容器の前記空間部に向かう方向に空気を送風するファン装置(30)と、
    を備える可搬式の送風装置。
  2. 前記吹出口に接続され、前記吹出口から吹き出される冷風の吹き出し方向を変更可能なホース(80)を更に備える
    請求項1に記載の可搬式の送風装置。
  3. 前記筒状容器の外周面に設けられ、前記筒状容器を別部材に対して脱着可能に固定する固定部材(70)を更に備える
    請求項1又は2に記載の可搬式の送風装置。
  4. 前記ファン装置は、前記筒状容器とは別体である
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の可搬式の送風装置。
  5. 前記吹出口は、前記筒状容器の外周面に複数形成されている
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の可搬式の送風装置。
  6. 複数の前記吹出口のうちの一部を閉塞する閉塞部材(150)を更に備える
    請求項5に記載の可搬式の送風装置。
  7. 前記筒状容器は、
    前記蓄冷材を内部に収容する筒状の本体部(21)と、
    前記本体部の一端部に脱着可能に組み付けられ、前記蓄冷材に生成される結露水を貯留する底蓋部(23)と、を有する
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の可搬式の送風装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113503600A (zh) * 2020-08-24 2021-10-15 金美善 提高空气冷却效率的冷风机

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