JP2018127187A - Alcキャリー - Google Patents

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Abstract

【課題】 ALC板等の板材の運搬を、一人で簡単に安全に運ぶことができるALC板等の運搬車を提供することを課題とする。【解決手段】 折り畳み可能に後輪用メインフレームと前輪用支えフレームで構成した運搬支持フレームと、前輪用支えフレームの下部に取り付け方向転換ができる前輪と、後輪用メインフレームの下部に取り付ける後輪と、後輪用メインフレームの下部に取り付けるALC板材上げ下ろし台座と、後輪用メインフレームの下部に取り付けるALC板材押し出しアームと、後輪用メインフレームの上部に取り付けるALC板材建て起こしアームと、ALC板材建て起こしアームの先端に取り付けるALC板材固定装置で構成したALC板材等の運搬車を提供する。【選択図】図1

Description

この発明は、ALC板等の板材を運ぶために使用する運搬車に関するものである。
建築現場で壁等に使用するALC板の板材を所定位置に運搬するには、従来は、一般的にはALC板専用の台車(ALC板用2輪運搬車等)に、少なくとも作業員2人でALC板を持ち上げて載せ、作業員が設置場所まで運搬していた。
設置場所まで運搬したALC板は、ALC板の一端にALC板用の布製バンドを巻き付け、階上の鉄骨や足場等に取り付けた小型吊下げ式巻上機(ベビーホイスト等)を使ってALC板の先端に巻き付けた1本の布製バンドで吊り上げ、ALC板の下端を作業員が所定の位置に移動させて建て込んでいた。
一般的な、厚さ100mm、巾600mm、長さ3mのALC板は重さが約117kgもあり、少なくとも作業員2名でALC板を台車に載せるための負担が重く、さらに建て込みの際にALC板が布製バンドから滑り落ちる危険もあり安全性が十分確保されているとはいえない状態にあった。
また、ALC板を現場に搬入する際は、各階で使用する量のALC板を6〜8枚重ね、まとめてクレーンで1日(クレーン作業を1日で行う理由は、費用対効果を高めるためです。)で各階に搬入するため、狭小地(10坪〜15坪)の施工現場では、床上に大量のALC板が置かれ、作業員が資材を運ぶための通路を確保するのも困難な現場も数多く見受けられた。
さらに市販されているALC板専用の台車(ALC用2輪運搬車等)ではALC板を横に寝かせた状態で荷積みして運搬するため、狭小地の施工現場では狭い通路を直角に曲がることができず、多大な手間を必要とするため効率が悪いといった問題があった。
本発明は、前記のような問題点を解消するものとして、ALC板等の板材の運搬を、一人で簡単に安全に運ぶことができるALC板材等の運搬車を提供するものである。
かかる課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、折り畳み可能に後輪用メインフレームと前輪用支えフレームで構成した運搬支持フレームと、前輪用支えフレームの下部に取り付け、方向転換することができる前輪と、後輪用メインフレームの下部に取り付ける後輪と、後輪用メインフレームの下部に取り付けるALC板材上げ下ろし台座と、後輪用メインフレームの下部に取り付けるALC板材押し出しアームと、後輪用メインフレームの上部に取り付けるALC板材建て起こしアームと、ALC板材建て起こしアームの先端に取り付けるALC板材固定装置で構成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構造に加え、運搬支持フレームは、2本の鋼管を梯子状に形成して下部に複数の後輪を取り付けた後輪用メインフレームと、その後輪用メインフレームの上部に2本の鋼管を梯子状に形成し、後輪用メインフレームに対して回動自在に軸支して取り付けられ下部に複数の前輪を取り付けた前輪用支えフレームで構成したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構造に加え、ALC板材上げ下ろし台座は、ALC板材を載せるための平板状のALC板材台座を後輪用メインフレームの下部のフレーム・後輪取付板に回動自在に軸支して取り付けられ、前記ALC板材台座の一端に台座操作棒を取り付けたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の構造に加え、ALC板材押し出しアームは、押し出し操作棒と後輪用メインフレームの下部に取り付けた逆L字形をしたフレーム・後輪取付板にリニアボール軸受のシャフトに取り付けた押板を複数のリンク機構で形成し、押し出し操作棒を操作することにより、前記押板をベース板の前方に移動自在に押し出すように構成したことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の構造に加え、ALC板材建て起こしアームは、2本の鋼管を梯子状に形成し先端にALC板材固定装置を取り付け、後輪用メインフレームの上端部に回動自在に軸支して取り付けたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の構造に加え、ALC板材固定装置は、ALC板材を両側から押えるためL形に形成した左右2個の伸縮自在爪と、前記左右2個の伸縮自在爪の固定と解除を行う固定解除レバーで構成したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、折り畳み可能に後輪用メインフレームと前輪用支えフレームで構成した運搬支持フレームと、前輪用支えフレームの下部に取り付け、方向転換することができる前輪と、後輪用メインフレームの下部に取り付ける後輪と、後輪用メインフレームの下部に取り付けるALC板材上げ下ろし台座と、後輪用メインフレームの下部に取り付けるALC板材押し出しアームと、後輪用メインフレームの上部に取り付けるALC板材建て起こしアームと、ALC板材建て起こしアームの先端に取り付けるALC板材固定装置で構成したことによりALC板材等を、一人で簡単に安全に運び、下ろすことが可能となった。
請求項2に記載の発明によれば、運搬支持フレームは、2本の鋼管を梯子状に形成して下部に複数の後輪を取り付けた後輪用メインフレームと、その後輪用メインフレームの上部に2本の鋼管を梯子状に形成し、後輪用メインフレームに対して回動自在に軸支して取り付けられ下部に複数の前輪を取り付けた前輪用支えフレームで構成したことによりALC板材等の運搬車を建築中の上下階等に移動する際、折り畳んで運ぶことができるようになり、作業員の労力を軽減することが可能となった。
請求項3に記載の発明によれば、ALC板材上げ下ろし台座は、ALC板材を載せるための平板状のALC板材台座を後輪用メインフレームの下部のフレーム・後輪取付板に回動自在に軸支して取り付けられ、前記ALC板材台座の一端に台座操作棒を取り付けたことによりALC板材等を運搬車に上げ下ろしする際、一人で簡単に安全に上げ下ろしすることが可能となった。
請求項4に記載の発明によれば、ALC板材押し出しアームは、押し出し操作棒と後輪用メインフレームの下部に取り付けた逆L字形をしたフレーム・後輪取付板にリニアボール軸受のシャフトに取り付けた押板を複数のリンク機構で形成し、押し出し操作棒を操作することにより、前記押板をベース板の前方に移動自在に押し出すように構成したことによりALC板材等を運搬車から下ろす際、一人で簡単に安全に下ろすことが可能となった。
請求項5に記載の発明によれば、ALC板材建て起こしアームは、2本の鋼管を梯子状に形成し先端にALC板材固定装置を取り付け、後輪用メインフレームの上端部に回動自在に軸支して取り付けたことによりALC板材等を運搬車から下ろす際、一人で簡単に安全にALC板材等を傾けることが可能となった。
請求項6に記載の発明によれば、ALC板材固定装置は、ALC板材を両側から押えるためL形に形成した左右2個の伸縮自在爪と、前記左右2個の伸縮自在爪の固定と解除を行う固定解除レバーで構成したことにより一人でALC板材等を運搬車に簡単に固定することが可能となった。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
[発明の実施の形態]
図1乃至図11には、この発明の実施の形態を示す。
図1と図2は、本発明のALC板材等の運搬車1を正面図と左側面図で示す。ALC板材等の運搬車1は、ALC板材2(点線で示す。)を壁に垂直に取り付ける際に現場を移動するための運搬車であり、施工現場で運搬車を方向転換させ移動させるため、厚さ3.2mmの平板鋼板をコの字形に折り曲げた回転式台座14に取り付けた2個の前輪12(車輪の直径100mm)と、厚さ3.2mmの平板鋼板を概ねL字形に折り曲げたフレーム・後輪取付板25に取り付けた2個の後輪21(車輪の直径200mm)で構成し、前輪12を取り付けた回転式台座14には前輪12の向きを変えることが出来るようにL字形をした2枚の操作棒取付板11が取り付けられ、前記2枚の操作棒取付板11の間に挟まれるように外形28.6mm、肉厚1.2mm、長さ80cmの鋼管で成形した前輪操作棒8がボルト10とナット(図示せず。)により回動自在に取り付けられる。さらに回転式台座14の中央上部に回転軸13を取り付け、前記回転軸13には角形鋼管で成形したフレーム取付板9が回転自在に取り付けられ、さらにフレーム取付板9の上部には、厚さ1.6mm、縦50mm×横20mmの角形鋼管で逆ハの字形に成形した左右2本の斜めフレーム54と、斜めフレーム54の先端部には、厚さ1.6mm、縦50mm×横20mmの角形鋼管で成形した2本の前輪用支えフレーム7が、梯子状に厚さ1.6mm、縦50mm×横20mmの角形鋼管で成形した横フレーム53に取り付けられる。また、前記フレーム・後輪取付板25の上部には、厚さ1.6mm、縦50mm×横20mmの角形鋼管で成形した2本の後輪用メインフレーム27が厚さ1.6mm、縦50mm×横20mmの角形鋼管で成形した横フレーム57に梯子状に取り付けられる。
このように構成した2本の後輪用メインフレーム27の互いの上部外側側面に平板鋼板で成形した2枚の取付板32、33を取り付け、前期取付板32、33には鋼管で成形したスライド軸28を取り付けると共に、前輪用支えフレーム7の左右上端に、前記スライド軸28に対して上下に移動可能なスライド軸取付金具50を取り付けスライド軸取付金具50に挿入したスライド軸28が上下移動自在に形成することにより前輪用支えフレーム7と後輪用メインフレーム27がスライド軸取付金具50と前輪用支えフレーム7を固定するナット29を支点としてハの字形に折り畳むことが出来るように構成される。
さらにハの字形に構成した前輪用支えフレーム7と後輪用メインフレーム27の下側には、前輪用支えフレーム7と後輪用メインフレーム27をハの字形に開脚した際に、最大開脚位置で固定することが出来るように2本のL形鋼材で成形した第1の折り畳みフレーム15がボルト16により折り畳み自在に取り付けられ、同様に、上側にも前輪用支えフレーム7と後輪用メインフレーム27をハの字形に開脚した際に、最大開脚位置で固定することが出来るように2本のL形鋼材で成形した第2の折り畳みフレーム18がボルト19により折り畳み自在に取り付けられる。このように前輪用支えフレーム7と後輪用メインフレーム27をナット29を支点としてハの字形に開脚(最大開脚位置で固定。)した際の、前輪用支えフレーム7と後輪用メインフレーム27の角度は約40度、さらに前輪12と後輪21との車輪の床面34における中心間の長さは約750mmである。
さらに2本の後輪用メインフレーム27の上部には外形28.6mm、肉厚1.2mmの鋼管で成形した1本の回転支持フレーム52を後輪用メインフレーム27に対して回転自在にボルト30で取り付け、前期回転支持アーム52の後輪用メインフレーム27内側には厚さ1.6mm、縦50mm×横20mmの角形鋼管で形成した2本の建て起こしフレーム58を取り付けると共に、2本の建て起こしフレーム58の先端部には図3で示すように2枚の取付板75、78にボルト74とナット73でALC板材固定装置31が回動自在に取り付けられる。このように構成したALC板材建て起こしアーム3の回転支持フレーム52の中央部には、作業員がALC板材建て起こしアーム3を操作するための外形28.6mm、肉厚1.2mm、長さ40cmの鋼管で成形した建て起こし操作棒5を取り付けると共に、ALC板材建て起こしアーム3が倒れるのを防止するため2本の後輪用メインフレーム27の上端部の前輪12方向に角形鋼管で成形した押えフレーム4を取り付ける。このように前輪用支えフレーム7と後輪用メインフレーム27をナット29を支点としてハの字形に形成した際の、建て起こしフレーム58の先端部にALC板材固定装置31を取り付けるボルト74の中心部と床面34との距離は約1800mmである。
さらにフレーム・後輪取付板25の下端の左右にはALC板材上げ下ろし台座23の台座回転軸棒22を支えるための2個の台座軸受け55、56が取り付けられ、前記台座軸受け55、56に挿入した台座回転軸棒22の一端に、外形28.6mm、肉厚1.2mm、長さ80cmの鋼管で成形した台座操作棒17を取り付けると共に、台座回転軸棒22にはALC板材2を乗せるため、長方形に成形した平板鋼板の両端部の左右に、平板鋼板で概ねくさび形状をしたALC板材台座24を固定し、前記ALC板材台座24に穴(図示せず。)を開け、その穴に台座回転軸棒22を挿入して固定し、さらに台座回転軸棒22に台座操作棒17を取り付けることによりALC板材上げ下ろし台座23は台座回転軸棒22を支軸として回動することが出来るようになり、ALC板材2をALC板材台座24から上げ下ろしすることが出来るようになった。なお、ALC板材2をALC板材上げ下ろし台座23に乗せて台座操作棒17を操作してALC板材2を持ち上げた後、平鋼で成形した台座操作棒ストッパー26に空けた長穴(図示せず)に取り付けたボルト・ナット17を締め付け、緩めることにより台座操作棒ストッパー26を横スライドさせて台座操作棒ストッパー26を定位置に固定することが出来るようになった。
図3は、ALC板材固定装置31を平面図で示す。ALC板材固定装置31はALC板材2をALC板材等の運搬車1に固定するための装置で、長方形の平板鋼板の底板の両端に厚さ1.6mmの平板鋼板で蒲鉾形をした固定カバー67、77を取り付け、この固定カバー67、77の上面に四角形をした2枚の取付板75、78を取り付け、2枚の取付板75、78の間に建て起こしフレーム58を挿入しボルト74、ナット73で建て起こしフレーム58を回動自在に固定することにより、ALC板材固定装置31は起こしフレーム58に対して回動自在に取り付けることが出来るようになった。
さらに固定カバー77には一方がALC板材2を掴むためL字形をして他方が二股形状に割れて軸棒72を挿入するための穴(図示せず。)を開けた伸縮自在爪76を固定カバー77に対して前後移動自在に挿入し、前記穴に軸棒72を挿入して固定すると共に、固定カバー67には一方がALC板材2を掴むためL字形をして他方が2枚の平板で軸棒68を挿入するための穴(図示せず。)を開けた伸縮自在爪66を固定カバー67に対して前後移動自在に挿入し、前記平板の穴(図示せず。)に、図4の斜視図で示すように逆への字形をして半円形状の嵌込半月穴80を開けた固定解除レバー71に軸棒68を挿入し、軸棒68に対して固定解除レバー71が回転自在になるように取り付けられる。
さらに図3bで示すようにALC板材固定装置31の伸縮自在爪66、76をALC板材2の側面に押し付け、固定解除レバー71を回転させて固定解除レバー71の嵌込半月穴80を軸棒72に嵌め込むことによりALC板材固定装置31がALC板材2に固定される。なお、このようにALC板材2をALC板材固定装置31で固定する場合、固定解除レバー71を回してネジ部70を長さ調整ネジ穴69にねじ込み又は緩めることにより固定解除レバー71の嵌込半月穴80と軸棒72との緩みを調整することが出来るようになるため、両端の伸縮自在爪66、76でALC板材2を強固に固定することが出来るようになると共に、さらにALC板材2の巾に合せて2個の伸縮自在爪66、76を新しく作成して全長を変えることにより何れの巾のALC板材にも対応することが可能となった。
図4は、図3で説明したALC板材固定装置31を斜視図で示す。
図5は、図1、2で説明したALC板材上げ下ろし台座23の台座操作棒17を操作(回動)してALC板材2を下ろすと共に、図1、2、3で説明したALC板材建て起こしアーム3の建て起こし操作棒5を操作してALC板材2を立てた状態を示す。なおALC板材建て起こしアーム3を操作してALC板材2を立てる際、ALC板材2が垂直に起き上がる直前で、建て起こし操作棒5が押えフレーム4に当接するように建て起こしフレーム58に対する建て起こし操作棒5の角度を決めることによりALC板材2が不用意に倒れることを防止することが出来るようになった。このようにALC板材上げ下ろし台座23とALC板材建て起こしアーム3を構成することにより、ALC板材2を安全に取り扱うことが簡単に出来るようになった。
図6ではALC板材上げ下ろし台座23の動作状態を明確に示すため、後輪21とALC板材2とALC板材押し出しアーム20を点線で示す。図1、図2で説明したALC板材上げ下ろし台座23の動作状態を示す。図6aがALC板材2を持ち上げた状態、図6bがALC板材2を下ろした状態を示す。
図7、図8はALC板材押し出しアーム20を示す。図7(後輪21とALC板材上げ下ろし台座23とALC板材2は点線で示す。)では後輪21とフレーム・後輪取付板25に取り付けたALC板材押し出しアーム20を正面図で示すと共に、図8ではALC板材押し出しアーム20を左側面図で示す。図7で示すようにALC板材押し出しアーム20はフレーム・後輪取付板25の上部に取り付けたL形をした2枚のリンク機構取付板86の間に押し出し操作棒85をボルト87とナット(図示せず。)で回動自在に固定すると共に、押し出し操作棒85にはリンク棒88、リンク板90、リンク棒96をボルト89、91とナット(図示せず。)で接続してリンク機構を構成し、このように構成したリンク機構の先端のリンク棒96に平鋼で長板状に形成したシャフト取付板95を取り付け、さらにシャフト取付板95には、フレーム・後輪取付板25に開けた2個の穴(図示せず)の前輪12方向に2個のリニアボール軸受93を取り付け、そのリニアボール軸受93に挿入した2本のシャフト92をシャフト取付板95に固定し、さらに2本のシャフト92の先端部に厚さ2.3mmの鋼板で長板状に形成した押板94を取り付け、図7bで示すように、このように構成したALC板材押し出しアーム20の押し出し操作棒85を操作(回動)することにより、リンク機構によりリニアボール軸受93に挿入されたシャフト92が前方に押し出され、シャフト92の先端に取り付けた厚さ3.2mmの平板鋼板で成形した押板94がALC板材2を押すことが出来るようになった。
図9は、図1で説明した第1の折り畳みフレーム15と第2の折り畳みフレーム18を折り畳み、ALC板材等の運搬車1をコンパクトに折り畳んだ状態を示す。
図10、図11は、後輪用メインフレーム27に取り付けたスライド軸28と、前輪用支えフレーム7に取り付けられたスライド軸取付金具50に、前記スライド軸28を挿入し、スライド軸取付金具50がスライド軸28を上下に移動する状態を図10a、図10bで示す。さらに図9で説明した第1の折り畳みフレーム15と第2の折り畳みフレーム18を広げてALC板材等の運搬車1をハの字形に広げた際に、スライド軸28に取り付けたスライド軸取付金具50を固定するためのスライド軸ロック機構118を示す。図10aは、図1で説明したように前輪用支えフレーム7と後輪用メインフレーム27をハの字形に開いた際に、ロック・解除レバー121のスライド軸固定用半月穴122(図11bで示す。)をスライド軸28に嵌め込むことによりスライド軸取付金具50がロック・解除レバー121に当接し、図9で説明したようにハの字形に開いた前輪用支えフレーム7と後輪用メインフレーム27に取り付けた第1の折り畳みフレーム15と第2の折り畳みフレーム18が折れ曲るような危険な状態を防止することが出来るようになった。図10bは、ロック・解除レバー121のスライド軸固定用半月穴122(図11bで示す。)がスライド軸28から解除され、図9で説明したように第1の折り畳みフレーム15と第2の折り畳みフレーム18を折り畳み、ALC板材等の運搬車1をコンパクトに折り畳んだ場合の折り畳みスライド装置51を示す。
図11は、図1で説明した折り畳みスライド装置51と、その前記折り畳みスライド装置51をロックするためのスライド軸ロック機構118を、A−B断面(平面断面図)で図11a、図11bで示す。スライド軸ロック機構118は、後輪用メインフレーム27に取り付けた2枚のロック・解除レバー取付板120、124(図10aで示す。)にボルト123とナット125で、略への字形に形成して先端部にはスライド軸28に嵌め込むための半円形状をしたスライド軸固定用半月穴122を形成したロック・解除レバー121を取り付け、このように構成したロック・解除レバー121を、前輪用支えフレーム7と後輪用メインフレーム27をハの字形に開いた際には、図10a、図11aで示すようにロック・解除レバー121のスライド軸固定用半月穴122をスライド軸28に嵌め込むことによりスライド軸取付金具50がロック・解除レバー121に当接することにより、図9で示したようにハの字形に開いた前輪用支えフレーム7と後輪用メインフレーム27に取り付けた第1の折り畳みフレーム15と第2の折り畳みフレーム18が折れ曲るような危険な状態を防止することが出来るようになり不慮の事故を防止することが可能となった。
以上、実施の形態に基づいて、本発明に係るALCキャリーについて詳細に説明してきたが、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において各種の改変をなしても、本発明の技術的範囲に属するのはもちろんである。
本発明の実施の形態に係る、ALC板材等の運搬車を正面図で示す。 同実施の形態に係る、ALC板材等の運搬車を左側面図で示す。 同実施の形態に係る、ALC板材固定装置を平面図で示す。 同実施の形態に係る、ALC板材固定装置を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図1で示したALC板材固定装置を起こしてALC板材を立て起こした状態を示す。 同実施の形態に係る、図1で示したALC板材上げ下ろし台座を動作させた状態を示す。 同実施の形態に係る、図1で示したALC板材押し出しアームを動作させた状態を示す。 同実施の形態に係る、図7で示したALC板材押し出しアームを左側面図で示す。 同実施の形態に係る、図1で示したALC板材等の運搬車を折り畳んだ状態を示す。 同実施の形態に係る、図2、図9で示した折り畳みスライド装置をスライドさせALC板材等の運搬車を折り畳んだ状態を示す。 同実施の形態に係る、図10で示した折り畳みスライド装置のスライド軸のスライド軸ロック機構を断面図で示す。
A−B 断面図
1 ALC板材等の運搬車
2 ALC板材
3 ALC板材建て起こしアーム
4 押えフレーム
5 建て起こし操作棒
6 運搬支持フレーム
7 前輪用支えフレーム
8 前輪操作棒
9 フレーム取付板
10 ボルト
11 操作棒取付板
12 前輪
13 回転軸
14 回転式台座
15 第1の折り畳みフレーム
16 ボルト
17 台座操作棒
18 第2の折り畳みフレーム
19 ボルト
20 ALC板材押し出しアーム
21 後輪
22 台座回転軸棒
23 ALC板材上げ下ろし台座
24 ALC板材台座
25 フレーム・後輪取付板
26 台座操作棒ストッパー
27 後輪用メインフレーム
28 スライド軸
29 ナット
30 ボルト
31 ALC板材固定装置
32 スライド軸取付板
33 スライド軸取付板
34 床面
49 ボルト・ナット
50 スライド軸取付金具
51 折り畳みスライド装置
52 回転支持フレーム
53 横フレーム
54 斜めフレーム
55 台座軸受け
56 台座軸受け
57 横フレーム
58 建て起こしフレーム
64 底板
65 側板
66 伸縮自在爪
67 固定カバー
68 軸棒
69 長さ調整ネジ穴
70 ネジ部
71 固定解除レバー
72 軸棒
73 ナット
74 ボルト
75 取付板
76 伸縮自在爪
77 固定カバー
78 取付板
80 嵌込半月穴
83 矢印
84 矢印
85 押し出し操作棒
86 リンク機構取付板
87 ボルト
88 リンク棒
89 ボルト
90 リンク板
91 ボルト
92 シャフト
93 リニアボール軸受
94 押板
95 シャフト取付板
96 リンク棒
111 Dフレーム
112 Cフレーム
113 Aフレーム
114 Bフレーム
118 スライド軸ロック機構
120 ロック・解除レバー取付板
121 ロック・解除レバー
122 スライド軸固定用半月穴
123 ボルト
124 ロック・解除レバー取付板
125 ナット

Claims (6)

  1. 折り畳み可能に後輪用メインフレームと前輪用支えフレームで構成した運搬支持フレームと、
    前輪用支えフレームの下部に取り付け、方向転換することができる前輪と、
    後輪用メインフレームの下部に取り付ける後輪と、
    後輪用メインフレームの下部に取り付けるALC板材上げ下ろし台座と、
    後輪用メインフレームの下部に取り付けるALC板材押し出しアームと、
    後輪用メインフレームの上部に取り付けるALC板材建て起こしアームと、
    ALC板材建て起こしアームの先端に取り付けるALC板材固定装置で構成したことを特徴とするALCキャリー。
  2. 運搬支持フレームは、2本の鋼管を梯子状に形成して下部に複数の後輪を取り付けた後輪用メインフレームと、
    その後輪用メインフレームの上部に2本の鋼管を梯子状に形成し、後輪用メインフレームに対して回動自在に軸支して取り付けられ下部に複数の前輪を取り付けた前輪用支えフレームで構成したことを特徴とする請求項1に記載のALCキャリー。
  3. ALC板材上げ下ろし台座は、ALC板材を載せるための平板状のALC板材台座を後輪用メインフレームの下部のフレーム・後輪取付板に回動自在に軸支して取り付けられ、前記ALC板材台座の一端に台座操作棒を取り付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のALCキャリー。
  4. ALC板材押し出しアームは、押し出し操作棒と後輪用メインフレームの下部に取り付けた逆L字形をしたフレーム・後輪取付板にリニアボール軸受のシャフトに取り付けた押板を複数のリンク機構で形成し、押し出し操作棒を操作することにより、前記押板をベース板の前方に移動自在に押し出すように構成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のALCキャリー。
  5. ALC板材建て起こしアームは、2本の鋼管を梯子状に形成し先端にALC板材固定装置を取り付け、後輪用メインフレームの上端部に回動自在に軸支して取り付けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のALCキャリー。
  6. ALC板材固定装置は、ALC板材を両側から押えるためL形に形成した左右2個の伸縮自在爪と、前記左右2個の伸縮自在爪の固定と解除を行う固定解除レバーで構成したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のALCキャリー。
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