JP2018126980A - 液体吐出装置、液体吐出ヘッド、弁装置、液体吐出装置の制御方法 - Google Patents
液体吐出装置、液体吐出ヘッド、弁装置、液体吐出装置の制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】液体を吐出する液体吐出ヘッド26と、液体吐出ヘッドに連通する流路に設けられ、液体の排出動作に応じて流路を開閉する弁体を備える弁装置70と、弁装置から流路へ液体が排出されない非排出時間に基づいて、弁体の開閉回数を算出する処理を行う制御装置20と、を備える。
【選択図】図1
Description
以上の課題を解決するために、本発明の好適な態様(態様1)に係る液体吐出装置は、液体を吐出する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドに連通する流路に設けられ、液体の排出動作に応じて流路を開閉する弁体を備える弁装置と、弁装置から流路へ液体が排出されない非排出時間に基づいて、弁体の開閉回数を算出する処理を行う制御装置と、を備える。以上の態様によれば、液体の排出動作(印刷ジョブやクリーニングなど)に応じて前記流路を開閉する弁体を備えるから、液体の排出動作が開始されると、弁体が開いて弁装置から流路へ液体が排出される。上記排出動作が終了すると、弁体が閉じて弁装置から流路へ液体が排出されなくなる。このような装置では、使用環境(例えば液体の粘度や温度)によっては、弁体が開状態から閉状態に遷移するまでの遷移時間が変わるため、弁装置から流路へ液体が排出されない非排出時間によっては、弁体が閉じないで開いてしまう場合や弁体が早く閉じてしまう場合がある。本態様によれば、上記非排出時間に基づいて弁体の開閉回数を算出するから、非排出時間の長さによって弁体の開閉回数をカウントするか否かを判定した上で、その判定結果に基づいて弁体の開閉回数を算出するということができる。これにより、使用環境によって、実際には弁体が閉じないで開いてしまう可能性が高い場合には弁体の開閉回数をカウントせず、弁体が早く閉じてしまう可能性が高い場合には弁体の開閉回数をカウントするということも可能となる。したがって、本態様では、単に印刷ジョブやクリーニングなどの回数などによって弁体の開閉回数を間接的に算出する場合に比較して、弁体の開閉回数の推定精度を向上させることができる。このように、弁体の開閉回数の推定精度を向上させることによって、弁体の閉塞不良の発生を的確に抑制できる。
態様1の好適例(態様2)において、制御装置は、液体の粘度または液体の温度と、非排出時間とに基づいて、弁体の開閉回数を算出する。以上の態様によれば、液体の粘度または液体の温度と、非排出時間とに基づいて、弁体の開閉回数を算出するから、弁体の開閉回数の推定精度を向上させることができる。液体の粘度または液体の温度によって弁体が開状態から閉状態に遷移するまでの遷移時間が変わるため、弁装置から流路へ液体が排出されない非排出時間によっては、液体の粘度または液体の温度が変わると、弁体が閉じないで開いてしまう場合や弁体が早く閉じてしまう場合がある。本態様によれば、例えば液体の粘度または液体の温度に応じて、弁体の開閉回数をカウントするか否かを判定するための非排出時間の閾値を変えるということができるので、弁体の開閉回数の推定精度を高めることができる。
本発明の好適な態様(態様3)に係る液体吐出装置は、液体を吐出する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドに連通する流路に設けられ、流路を開閉する弁体を備える弁装置と、液体の粘度または液体の温度に基づいて、弁体の開閉回数を算出する処理を行う制御装置と、を備える。以上の態様によれば、液体の粘度または液体の温度に基づいて弁体の開閉回数を算出する処理を行うから、液体の粘度または液体の温度によって弁体の遷移時間が変わった場合でも、それに応じて弁体の開閉回数を算出することができる。この構成によれば、液体の粘度または液体の温度によって、弁体が閉じないで開いてしまう場合には弁体の開閉回数をカウントせず、弁体が早く閉じてしまう場合には弁体の開閉回数をカウントするということが可能となる。したがって、本態様によれば、弁体の開閉回数の推定精度を向上させることができる。
本発明の好適な態様(態様4)に係る液体吐出装置は、液体を吐出する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドに連通する流路に設けられ、液体の排出動作に応じて流路を開閉する弁体を備える弁装置と、液体の粘度または液体の温度と、弁装置から流路へ液体が排出されない非排出時間とに基づいて、弁体の交換を促す処理と液体吐出ヘッドからの液体の吐出を停止する処理と弁体をクリーニングする処理とのうち少なくとも1つの処理を行う制御装置と、を備える。以上の態様によれば、弁体の交換を促す処理と液体吐出ヘッドからの液体の吐出を停止する処理と弁体をクリーニングする処理とのうち少なくとも1つの処理を行うから、弁体に付着する堆積物による閉塞不良を回避または解消できる。使用環境によって液体の粘度または液体の温度が変わるので、それによって弁体の遷移時間が変わることで、弁体の開閉回数が変わり、弁体に付着する堆積物を除去すべきタイミングも変わってしまう。本態様では、液体の粘度または液体の温度と、弁装置から流路へ液体が排出されない非排出時間とに基づいて、弁体のクリーニングなどの処理を行うことによって、液体の粘度または液体の温度が変わっても、それに応じて弁体のクリーニングなどの処理を行うタイミングを変えることができる。したがって、本態様によれば、弁体の閉塞不良の発生を的確に抑制できる。
態様2から態様4の何れかの好適例(態様5)において、液体の温度を検出するための温度センサーを備え、制御装置は、温度センサーによる検出結果に応じて処理を行う。以上の態様によれば、制御装置は、温度センサーによる検出結果に応じて、上述した処理(弁体の開閉回数の算出する処理や弁体をクリーニングする処理など)を行うから、液体の温度によって弁体の遷移時間が変わった場合でも、それに応じて弁体の閉塞不良の発生を的確に抑制できる。本態様において、温度センサーによって直接的に液体の温度を測定してもよく、また温度センサーによって測定した雰囲気温度から間接的に液体の温度を測定してもよい。
態様1から態様5の何れかの好適例(態様6)において、液体は、複数種類あり、制御装置は、液体の種類ごとに処理を行う。以上の態様によれば、制御装置は、液体の種類ごとに、上述した処理(弁体の開閉回数の算出する処理や弁体をクリーニングする処理など)を行うから、液体の種類によって弁体への堆積物の堆積量や堆積速度が異なる場合でも、それに応じて上記処理を行うタイミングを変えることができる。したがって、本態様によれば、弁体の閉塞不良の発生を的確に抑制できる。
態様1から態様3の何れかの好適例(態様7)において、制御装置は、液体が特定の種類の場合には、弁体の開閉回数を算出しない。以上の態様によれば、制御装置は、液体が特定の種類の場合には、弁体の開閉回数を算出しないから、例えば弁体に堆積物が付着するような成分が含まれない液体(洗浄液など)では、弁体の開閉回数がカウントされないようにすることができる。このような構成によれば、弁体の開閉回数が過多に算出されることを抑制できるので、弁体の閉塞不良の発生を的確に抑制できる。
態様6または態様7の好適例(態様8)において、制御装置は、液体の製造時からの経過時間に応じて処理を行う。以上の態様によれば、制御装置は、液体の製造時からの経過時間に応じて、上述した処理(弁体の開閉回数の算出する処理や弁体をクリーニングする処理など)を行うから、液体の製造時からの経過時間が長いほど堆積物が付着し易くなる場合でも、それに応じて前記処理を行うタイミングを変えることができる。したがって、本態様によれば、弁体の閉塞不良の発生を的確に抑制できる。
態様1から態様3の何れか好適例(態様9)において、制御装置は、弁体の交換または弁体のクリーニングにより弁体の開閉回数をリセットして、算出し直す。以上の態様によれば、弁体の交換または弁体のクリーニングから新たに弁体の開閉回数の算出を開始できる。したがって、本態様によれば、弁体の交換または弁体のクリーニングがされても、その後における弁体の閉塞不良の発生を的確に抑制できる。
態様1から態様3の何れかの好適例(態様10)において、弁体の開閉回数を弁体と関連付けて記憶する記憶装置を備える。以上の態様によれば、弁体が取り外されても、その弁体の開閉回数を弁体に関連付けて管理できる。このため、例えばメンテナンスなどによって、弁体が一時的に取り外されて、再び取り付けられた場合でも、開閉回数がリセットされずに継続して算出されるようにすることができる。したがって、弁体の開閉回数の推定精度を維持できるので、取り付け後においても弁体の閉塞不良の発生を的確に抑制できる。
本発明の好適な態様(態様11)は、液体吐出装置の弁装置であって、液体を吐出する液体吐出ヘッドに連通する流路に設けられ、弁座に対する接離動作によって流路を開閉する弁体と、弁体の開閉回数を弁装置に関連づけて記憶する記憶部と、を備える。以上の態様によれば、弁体の開閉回数を弁装置に関連づけて記憶することで、弁装置ごとに独立して管理することができる。このため、例えば弁装置が取り付けられていた流路に取り付け直す場合だけでなく、別の流路に取り付ける場合や別の液体吐出装置の流路に取り付ける場合であっても、弁体の開閉回数がリセットされずに継続して算出されるようにすることができる。したがって、弁体の開閉回数の推定精度を維持できるので、弁装置の取り付け後における弁体の閉塞不良の発生を的確に抑制できる。
態様11の好適例(態様12)において、記憶部に記憶される弁体の開閉回数の情報を、液体吐出装置と有線または無線で通信する通信部を備える。以上の態様によれば、記憶部に記憶される弁体の開閉回数の情報を、液体吐出装置と有線または無線で通信する通信部を備えるから、液体吐出装置においては、弁装置の通信部からその弁体の開閉回数の情報を取得できる。したがって、本態様によれば、液体吐出装置側で弁体の開閉回数の情報を記憶しなくて済むので、弁装置と通信可能な液体吐出装置であればどのような液体吐出装置に弁装置を取り付けても、弁体の開閉回数の推定精度を維持できる。これにより、弁装置の取り付け後における弁体の閉塞不良の発生を的確に抑制できる。
態様12の好適例(態様13)において、液体吐出装置の外部に露出し、通信部に接続される電極を備え、電極は、所定の電位を有し、弁体または弁座に接続される。以上の態様によれば、液体吐出装置の外部に露出し、通信部に接続される電極を備えるから、通信部は電極を介して外部と通信することができる。また、本態様の電極は、所定の電位を有し、弁体または弁座に接続されるから、電極の所定の電位を変えることによって、弁体または弁座の電位を変えることができる。したがって、弁体または弁座に付着する液体の成分が、弁体または弁座が帯電により付着することを抑制できる。例えば、液体の成分のゼータ電位や弁体または弁座の帯電状態によっては、液体の成分が付着するのを防止するために、電極の所定の電位を最適値(例えば、−0.5Vなど)に変更してもよい。
態様13の好適例(態様14)において、電極の所定の電位は、接地電位である。以上の態様によれば、電極の所定の電位は、接地電位であるから、弁体または弁座も接地電位となる。したがって、弁体または弁座の帯電を防ぐことができるので、弁体または弁座が帯電により液体の成分が付着し易くなるのを効果的に抑制できる。
態様11から態様14の何れかの好適例(態様15)において、記憶部に記憶される弁体の開閉回数は、液体の粘度と、液体の温度と、弁装置から流路へ液体が排出されない非排出時間とのうちの少なくとも1つに基づいて算出されたものである。以上の態様によれば、液体の粘度と、液体の温度と、非排出時間とのうちの少なくとも1つに基づいて、弁体の開閉回数を算出することによって、弁体の開閉回数の推定精度を向上させることができる。したがって、弁体の閉塞不良の発生を的確に抑制できる。
本発明の好適な態様(態様16)は、弁装置に連通する流路内に流通する液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、弁装置に設けられて流路を開閉する弁体の開閉回数を弁装置に関連づけて記憶する記憶部と、液体供給源から弁装置を介して供給される液体を吐出するノズルと、を備える。以上の態様によれば、液体吐出ヘッドに備える記憶部に、弁体の開閉回数を弁装置に関連づけて記憶することで、弁装置を液体吐出ヘッド側で管理することができる。このため、例えば弁装置が取り付けられていた流路に取り付け直す場合だけでなく、液体吐出ヘッドの別の流路に取り付ける場合であっても、弁体の開閉回数がリセットされずに継続して算出されるようにすることができる。したがって、弁体の開閉回数の推定精度を維持できるので、弁装置の取り付け後における弁体の閉塞不良の発生を的確に抑制できる。
態様16の好適例(態様17)において、記憶部に記憶される弁体の開閉回数は、液体の粘度と、液体の温度と、弁装置から流路へ液体が排出されない非排出時間とのうちの少なくとも1つに基づいて算出されたものである。以上の態様によれば、液体の粘度と、液体の温度と、非排出時間とのうちに少なくとも1つに基づいて、弁体の開閉回数を算出することによって、弁体の開閉回数の推定精度を向上させることができる。したがって、弁体の閉塞不良の発生を的確に抑制できる。
本発明の好適な態様(態様18)は、液体吐出装置の制御方法であって、液体吐出装置は、液体を吐出する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドに連通する流路に設けられ、液体の排出動作に応じて流路を開閉する弁体を備える弁装置と、を備え、液体の粘度と、液体の温度と、弁装置から流路へ液体が排出されない非排出時間とのうちの少なくとも1つに基づいて、弁体の開閉回数を算出するか否かを判定する第1ステップと、第1ステップによる判定結果に基づいて、弁体の開閉回数を算出する第2ステップと、を備える。以上の態様によれば、第1ステップにおいて、液体の粘度などに基づいて弁体の開閉回数を算出するか否かを判定した上で、第2ステップにおいて、その判定結果に基づいて弁体の開閉回数を算出するから、弁体の開閉回数の推定精度を向上させることができる。したがって、弁体の閉塞不良の発生を的確に抑制できる。
本発明の好適な態様(態様19)は、液体吐出装置の制御方法であって、液体吐出装置は、液体を吐出する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドに連通する流路に設けられ、液体の排出動作に応じて流路を開閉する弁体を備える弁装置と、を備え、液体の粘度または液体の温度と、弁装置から流路へ液体が排出されない非排出時間とに基づいて、弁体の交換を促す処理と液体吐出ヘッドからの液体の吐出を停止する処理と弁体をクリーニングする処理とのうち少なくとも1つの処理を行う。以上の態様によれば、弁体の交換を促す処理と液体吐出ヘッドからの液体の吐出を停止する処理と弁体をクリーニングする処理とのうち少なくとも1つの処理を行うから、弁体に付着する堆積物による閉塞不良を回避または解消できる。使用環境によって液体の粘度または液体の温度が変わるので、それによって弁体の遷移時間が変わることで、弁体の開閉回数が変わり、弁体に付着する堆積物を除去すべきタイミングも変わってしまう。本態様では、液体の粘度または液体の温度と、弁装置から流路へ液体が排出されない非排出時間とに基づいて上記処理を行うことで、液体の粘度または液体の温度が変わっても、それに応じて上記処理を行うタイミングを変えることができる。したがって、本態様によれば、弁体の閉塞不良の発生を的確に抑制できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る液体吐出装置10の部分的な構成図である。本実施形態の液体吐出装置10は、液体の例示であるインクを印刷用紙等の媒体12に吐出するインクジェット方式の印刷装置である。図1に示す液体吐出装置10は、制御装置20と記憶装置21と搬送機構22とキャリッジ24と液体吐出ヘッド26とメンテナンスユニット30を備える。図1では、1個の液体吐出ヘッド26をキャリッジ24に搭載した場合を例示しているが、これに限られず、複数個の液体吐出ヘッド26をキャリッジ24に搭載してもよい。液体吐出装置10にはインクを貯留する液体容器(カートリッジ)14が装着される。
本発明の第2実施形態について説明する。以下に例示する各形態において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。図8は、第2実施形態における第1閾値Pのデータテーブル212の構成を示す図である。図8のデータテーブル212は、インクの種類ごとに第1閾値Pを記憶した場合を例示したものである。
本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態では、制御装置20がインクの製造時からの経過時間に応じて、弁体82の開閉回数の算出する処理や弁体82をクリーニングなどの処理を行う場合を例示する。図9は、第3実施形態における第2閾値Qのデータテーブル212’を示す図である。図9のデータテーブル212’は、インクの製造時(製造年月日など)からの経過時間tと第2閾値Qとを関連付けたものであり、記憶装置21に記憶される。インクの製造時からの経過時間tは、所定の範囲(t1<t≦t2、t2<t≦t3、…tn<t≦tn+1)ごとに、第2閾値Q1、Q2、…Qnが対応するように関連づけられている。インクの製造時からの経過時間が長いほどインク成分が凝集し、堆積物が付着し易くなるので、データテーブル212’においては、インクの製造時からの経過時間tが長いほど、第2閾値Qが小さくなるようにする。
以上に例示した態様および実施形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示や上述の態様から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
Claims (19)
- 液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドに連通する流路に設けられ、前記液体の排出動作に応じて前記流路を開閉する弁体を備える弁装置と、
前記弁装置から前記流路へ前記液体が排出されない非排出時間に基づいて、前記弁体の開閉回数を算出する処理を行う制御装置と、を備える
液体吐出装置。 - 前記制御装置は、前記液体の粘度または前記液体の温度と、前記非排出時間とに基づいて、前記弁体の開閉回数を算出する
請求項1に記載の液体吐出装置。 - 液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドに連通する流路に設けられ、前記流路を開閉する弁体を備える弁装置と、
前記液体の粘度または前記液体の温度に基づいて、前記弁体の開閉回数を算出する処理を行う制御装置と、を備える
液体吐出装置。 - 液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドに連通する流路に設けられ、前記液体の排出動作に応じて前記流路を開閉する弁体を備える弁装置と、
前記液体の粘度または前記液体の温度と、前記弁装置から前記流路へ前記液体が排出されない非排出時間とに基づいて、前記弁体の交換を促す処理と前記液体吐出ヘッドからの液体の吐出を停止する処理と前記弁体をクリーニングする処理とのうち少なくとも1つの処理を行う制御装置と、を備える
液体吐出装置。 - 前記液体の温度を検出するための温度センサーを備え、
前記制御装置は、前記温度センサーによる検出結果に応じて前記処理を行う
請求項2から請求項4の何れかに記載の液体吐出装置。 - 前記液体は、複数種類あり、
前記制御装置は、前記液体の種類ごとに前記処理を行う
請求項1から請求項5の何れかに記載の液体吐出装置。 - 前記制御装置は、前記液体が特定の種類の場合には、前記弁体の開閉回数を算出しない
請求項1から請求項3の何れかに記載の液体吐出装置。 - 前記制御装置は、前記液体の製造時からの経過時間に応じて前記処理を行う
請求項6または請求項7に記載の液体吐出装置。 - 前記制御装置は、前記弁体の交換または前記弁体のクリーニングにより前記弁体の開閉回数をリセットして、算出し直す
請求項1から請求項3の何れかに記載の液体吐出装置。 - 前記弁体の開閉回数を前記弁体と関連付けて記憶する記憶装置を備える
請求項1から請求項3の何れかに記載の液体吐出装置。 - 液体吐出装置の弁装置であって、
液体を吐出する液体吐出ヘッドに連通する流路に設けられ、弁座に対する接離動作によって前記流路を開閉する弁体と、
前記弁体の開閉回数を前記弁装置に関連づけて記憶する記憶部と、を備える
弁装置。 - 前記記憶部に記憶される弁体の開閉回数の情報を、前記液体吐出装置と有線または無線で通信する通信部を備える
請求項11に記載の弁装置。 - 前記液体吐出装置の外部に露出し、前記通信部に接続される電極を備え、
前記電極は、所定の電位を有し、前記弁体または前記弁座に接続される
請求項12に記載の弁装置。 - 前記電極の所定の電位は、接地電位である
請求項13に記載の弁装置。 - 前記記憶部に記憶される前記弁体の開閉回数は、前記液体の粘度と、前記液体の温度と、前記弁装置から前記流路へ前記液体が排出されない非排出時間とのうちの少なくとも1つに基づいて算出されたものである
請求項11から請求項14の何れかに記載の弁装置。 - 弁装置に連通する流路内に流通する液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、
前記弁装置に設けられて前記流路を開閉する弁体の開閉回数を前記弁装置に関連づけて記憶する記憶部と、
液体供給源から前記弁装置を介して供給される前記液体を吐出するノズルと、を備える
液体吐出ヘッド。 - 前記記憶部に記憶される前記弁体の開閉回数は、前記液体の粘度と、前記液体の温度と、前記弁装置から前記流路へ前記液体が排出されない非排出時間とのうちの少なくとも1つに基づいて算出されたものである
請求項16に記載の液体吐出ヘッド。 - 液体吐出装置の制御方法であって、
前記液体吐出装置は、
液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドに連通する流路に設けられ、前記液体の排出動作に応じて前記流路を開閉する弁体を備える弁装置と、を備え、
前記液体の粘度と、前記液体の温度と、前記弁装置から前記流路へ前記液体が排出されない非排出時間とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記弁体の開閉回数を算出するか否かを判定する第1ステップと、
前記第1ステップによる判定結果に基づいて、前記弁体の開閉回数を算出する第2ステップと、を備える
液体吐出装置の制御方法。 - 液体吐出装置の制御方法であって、
前記液体吐出装置は、
液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドに連通する流路に設けられ、前記液体の排出動作に応じて前記流路を開閉する弁体を備える弁装置と、を備え、
前記液体の粘度または前記液体の温度と、前記弁装置から前記流路へ前記液体が排出されない非排出時間とに基づいて、前記弁体の交換を促す処理と前記液体吐出ヘッドからの液体の吐出を停止する処理と前記弁体をクリーニングする処理とのうち少なくとも1つの処理を行う
液体吐出装置の制御方法。
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2017
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