JP2018125926A - 電動機 - Google Patents

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【課題】加工が容易なシャフトを用いて、ロータコアがシャフトにカシメられた時に十分な接合強度を確保すること。【解決手段】回転子3は、環状の永久磁石31と円筒状のロータコア32とシャフト33を備え、ロータコア32は、永久磁石31の内径側に電磁鋼板が積層されるとともに中心軸Oの方向に貫通する貫通孔321が設けられ、シャフト33は、貫通孔321に挿通された電動機1であって、シャフト33は、ロータコア32の軸方向両端面322、323に臨む位置にあってシャフト33の外周面331の周方向に環状の抜け止め用溝332、333を備え、電磁鋼板が抜け止め用溝332、333に入り込んでいる。【選択図】図2

Description

本発明は、電磁鋼板が積層されたロータコアを有する回転子を備えた電動機に関する。
従来の電動機には、回転磁界を発生する固定子の内部に、永久磁石を有する回転子を回転可能に配置したインナーロータ型の電動機が知られている。この型の電動機には、例えば、空気調和機の室外機に搭載される送風ファンを回転駆動するためのブラシレスDCモータがある。
このような電動機の回転子は、複数の永久磁石片が等間隔に配置された環状の永久磁石と、永久磁石の内径側に位置する円筒状のロータコアと、ロータコアの中心軸の方向に貫通する貫通孔に固定されたシャフトを備えている。この回転子のロータコアは、例えば、積層された複数枚の電磁鋼板がシャフトに固定されている。そして、ロータコアとシャフトは、シャフトが挿入されたロータコアの貫通孔の周囲をカシメ治具を用いてカシメることにより、ロータコアのシャフトの軸方向に対する抜け防止および周方向に対する空回りが防止される。
しかしながら、このような回転子の構造では、電動機自体に衝撃や振動が加わる環境下、すなわち、空気調和機の室外機に搭載される送風ファンを回転駆動するような場面で使用された場合、特に軸方向の強度不足によりシャフトに固定されたロータコアがシャフトからズレたり、抜け落ちたりするおそれがあった。これは、複数枚の電磁鋼板が積層されたロータコアをカシメた場合、カシメ治具の先端部がシャフトの外周面に対し一定の傾斜角度を有することから、ロータコアの積層方向の表層と深層の位置によりカシメ代が不均一になることが原因の1つとして挙げられる。
このような強度不足を補う回転子としては、例えば、積層された複数枚の電磁鋼板からなるロータコアと、外周面に軸方向に延びる複数の抜け止め用溝が形成されたシャフトを有するものが提案されている。この回転子は、シャフトをロータコアの貫通孔に挿入し、シャフトが挿入されたロータコアの貫通孔の周囲をカシメ治具を用いてカシメることにより、ロータコアの貫通孔の一部が変形して複数の抜け止め用溝に入り込む構造になっている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第2596085号公報
しかしながら、特許文献1に開示された回転子では、シャフトの外周面に軸方向に延びる複数の抜け止め用溝を形成するため、加工が困難であった。
本発明は上記問題点に鑑み、加工が容易なシャフトを用いて、ロータコアがシャフトにカシメられた時に十分な接合強度を確保することができる電動機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電動機は、固定子と固定子の内部に配置された回転子を備え、回転子は、環状の永久磁石と円筒状のロータコアとシャフトを備えている。
そして、ロータコアは、永久磁石の内径側に電磁鋼板が積層されるとともに中心軸の方向に貫通する貫通孔が設けられ、シャフトは、前記貫通孔に挿通されている。
さらに、シャフトは、ロータコアの軸方向両端面に臨む位置にあってシャフトの外周面の周方向に環状の抜け止め用溝を備え、電磁鋼板が抜け止め用溝に入り込んでいることを特徴とする。
本発明の電動機によれば、シャフトを加工が容易な構造にすることができる。また、ロータコアがシャフトにカシメられた時に十分な接合強度を確保することができる。
本発明による電動機の全体構成を示す説明図である。 本発明による電動機の回転子を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は部分断面を含む側面図である。 本発明による電動機の回転子を示す説明図であり、(a)は図2(b)のA矢視囲み部に相当し、ロータコアがシャフトにカシメられる前の状態を示す断面図、(b)は図2(b)のA矢視囲み部に相当し、ロータコアがシャフトにカシメられた状態を示す断面図、(c)は図2(b)のA矢視囲み部の他の実施例に相当し、ロータコアがシャフトにカシメられる前の状態を示す断面図、(d)は図2(b)のA矢視囲み部の他の実施例に相当し、ロータコアがシャフトにカシメられた状態を示す断面図である。
<電動機の全体構成>
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図1乃至図3は、本実施形態における電動機の構成を説明する図である。図1乃至図3に示すように、この電動機1は、例えば、ブラシレスDCモータであり、空気調和機の室外機に搭載される送風ファンを回転駆動するために用いられる。以下では、回転磁界を発生する固定子2の内部に、永久磁石31を有する回転子3を回転可能に配置したインナーロータ型の電動機1を例に説明する。本実施形態における電動機1は、図1に示すように、固定子2と、回転子3と、回路基板4と、第1軸受51と、第2軸受52と、モータ外郭6を備えている。
<固定子と回転子と回路基板>
固定子2は、円筒状のヨーク部とヨーク部から内径側に延びる複数のティース部とを有したステータコア21を備え、インシュレータ22を介してティース部に巻線23が巻回されている。回転子3は、環状の永久磁石31とシャフト33を有し、永久磁石31は、後述するロータコア32を介してシャフト33の周囲に一体的に配置されている。この回転子3は、固定子2のステータコア21の内周側(ティース部の内周面)に所定の空隙(ギャップ)をもって回転自在に配置されている。回路基板4は、回転磁界を発生させるための制御部が搭載され、固定子2の一方の端面側(図1において左側)に固定されている。
<第1軸受と第2軸受とモータ外郭>
第1軸受51は、回転子3のシャフト33の一端側(出力側)を支持している。第2軸受52は、回転子3のシャフト33の他端側(反出力側)を支持している。第1軸受51および第2軸受52は、例えば、ボールベアリングが用いられる。
モータ外郭6は、第1ブラケット61と第2ブラケット62を備えている。第1ブラケット61は、金属製(鋼板やアルミニウムなど)であり、固定子2の他方の端面側(図1において右側)と回転子3のシャフト33の出力側を覆っている。第1ブラケット61は、底面を有する円筒形状の第1ブラケット本体部611と、この底面に設けられ第1軸受51を収容するための第1軸受収容部612を有する。第1軸受収容部612は、底面を有する円筒形状に形成されており、この底面の中央に孔を有し、この孔からシャフト33の出力側が突出している。
第2ブラケット62は、金属製(鋼板やアルミニウムなど)であり、固定子2の一方の端面側(図1において左側)と回転子3のシャフト33の反出力側と回路基板4を覆っている。第2ブラケット62は、底面を有する円筒形状の第2ブラケット本体部621と、この底面に設けられ第2軸受52を収容するための第2軸受収容部622を有する。第2軸受収容部622は、底面を有する円筒形状に形成されている。
第1ブラケット61には、第1軸受51が第1軸受収容部612に収容され、固定子2のステータコア21の一方の端面側(図1において右側)が第1ブラケット本体部611に収容されている。第2ブラケット62には、第2軸受52が第2軸受収容部622に収容され、固定子2のステータコア21の他方の端面側(図1において左側)が第2ブラケット本体部621に収容されている。第1ブラケット61と第2ブラケット62が互いに固定されることで、モータ外郭6に対して固定子2と回転子3が一体化された電動機1となる。
<回転子の詳細な構成>
以上のように構成された電動機1では、図2に示すように、ロータコア32がシャフト33にカシメられることで固定された回転子3を備えている。以下、この回転子3について説明する。回転子3は、図2に示すように、外径側から内径側に向って、永久磁石31と、ロータコア32と、シャフト33を備えている。
永久磁石31は、環状に形成されており、N極とS極が周方向に等間隔に交互に表れるように複数(例えば8個)の永久磁石片311が配置されている。なお、永久磁石31は、磁石粉末を樹脂で固めることで環状に形成されたプラスチックマグネットを用いてもよい。ロータコア32は、複数枚の電磁鋼板が積層された積層構造によって円筒状に形成されており、永久磁石31の内径側に配置されている。ロータコア32には、中心部に中心軸Oの方向に貫通する貫通孔321を備えている。シャフト33は、ロータコア32に備えた貫通孔321に挿入され、ロータコア32は、貫通孔321の近傍で軸方向両端面(軸方向一端面322、軸方向他端面323)をカシメ治具が有する環状の先端部によって環状にカシメることでシャフト33に圧接されている。これにより、ロータコア32のシャフト33の軸方向に対する抜け防止および周方向に対する空回り防止を図るようにしている。
<本発明の特徴となる回転子の構造、作用および効果>
次に、本実施形態における電動機1において、図2および図3を用いて、本発明の特徴となる回転子3の構造や、その作用および効果について説明する。上記した回転子3の構成では、背景技術の欄で述べたように、電動機1自体に衝撃や振動が加わる環境下となる、空気調和機の室外機に搭載される送風ファンを回転駆動するような場面で使用された場合、次のような問題がある。
屋外の環境下で使用される空気調和機の室外機に搭載された電動機1は、特に軸方向の強度不足によりシャフト33に固定されたロータコア32がシャフト33からズレたり、抜け落ちたりするおそれがあった。これは、複数枚の電磁鋼板が積層されたロータコア32をカシメ治具の先端部によって軸方向からカシメられた場合、カシメ治具の先端部がシャフト33の外周面331に対し一定の傾斜角度を有することから、ロータコア32の積層方向の表層と深層の位置によりカシメ代が不均一になることが、強度不足となる原因の1つとして挙げられる。
上記した回転子3の構成において、このような強度不足を補うため、背景技術の欄で述べた特許文献1に記載の回転子のように、外周面に軸方向に延びる複数の抜け止め用溝が形成されたシャフトを備え、シャフトをロータコアの貫通孔に挿入し、シャフトが挿入されたロータコアの貫通孔の周囲をカシメ治具を用いてカシメることにより、ロータコアの貫通孔の一部が変形して複数の抜け止め用溝に入り込む構造にすれば良いが、次のような問題がある。シャフトには、外周面に軸方向に延びる複数の抜け止め用溝を形成するため、加工が困難であった。
そこで、本実施形態による回転子3では、図2(b)に示すように、シャフト33は、ロータコア32の軸方向一端面322に臨む位置にあってシャフト33の外周面331の周方向に環状の抜け止め用溝332を備えるとともに、ロータコア32の軸方向他端面323に臨む位置にあってシャフト33の外周面331の周方向に環状の抜け止め用溝333を備えている。なお、抜け止め用溝332と抜け止め用溝333は同じ構造になっているので、以下の説明では、抜け止め用溝332のみを説明し、抜け止め用溝333の説明は省略する。
抜け止め用溝332は、図3(a)に示すように、断面が凹状に形成され、その底面332aが外周面331から一定の深さになるように形成されている。抜け止め用溝332の深さは、ロータコア32がカシメ治具Kでカシメられることで、ロータコア32の貫通孔321の内周側が変形し、抜け止め用溝332にロータコア32が入り込む長さに相当する深さになっている。抜け止め用溝332の軸方向の幅は、カシメ治具Kの先端部K1のカシメ深さに応じた幅になっている。カシメ深さは、ロータコア32の貫通孔321の内周側に変形が生じる電磁鋼板の積層方向の厚さに相当する深さになっている。
次に、ロータコア32がシャフト33にカシメられる工程について、図3(a)および図3(b)を用いて説明する。なお、ロータコア32のカシメは、抜け止め用溝332と抜け止め用溝333に対して軸方向からそれぞれ同時に実施されるので、抜け止め用溝333の方は図示を省略する。また、ロータコア32がカシメられる前において、シャフト33がロータコア32の貫通孔321に挿入され、シャフト33とロータコア32の相対的な位置が固定されているものとする。
まず、図3(a)の状態において、ロータコア32の貫通孔321の近傍でロータコア32の軸方向両端面である軸方向一端面322と軸方向他端面323に対して、軸方向からカシメ治具Kが有する環状の先端部K1によってカシメ荷重が加えられる。この結果、図3(b)に示すように、ロータコア32の一部の貫通孔321の内周側が変形し、抜け止め用溝332の底面332aと抜け止め用溝333の底面333aに向かって、ロータコア32が抜け止め用溝332と抜け止め用溝333に入り込んだ状態となる。このときの貫通孔321の内周側の変形は、図3(b)に示すように、カシメ部が電磁鋼板の積層方向に深くなるにつれて変形量が小さくなるので、ロータコア32が変形量の大きい電磁鋼板の積層方向に浅い部分でシャフト33に圧接される。
以上説明してきた本実施例による電動機1によれば、シャフト33は、抜け止め用溝332と抜け止め用溝333が1個ずつ形成されるのでシャフト33の加工を容易にすることができる。さらに、電磁鋼板が積層されたロータコア32がシャフト33にカシメられた時にロータコア32の積層部分の一部が抜け止め用溝332と抜け止め用溝333にそれぞれ入り込み、底面332aと底面333aにそれぞれ圧接された状態になるので、シャフト33に対するロータコア32の十分な接合強度を確保することができる。そして、図3(b)に示すように、抜け止め用溝332の底面332aと抜け止め用溝333の底面333aには、ロータコア32がカシメられて貫通孔321の内周側の変形部が圧接されることで段差S1ができ、この段差S1にもロータコア32が食い込んだ状態になるので、ロータコア32のシャフト33の軸方向に対する抜け防止を強化することができる。また、抜け止め用溝332と抜け止め用溝333にはそれぞれ段差S2ができるため、点線で示すように、ロータコア32の軸方向一端面322と軸方向他端面323が段差S2の位置に合うように、ロータコア32と抜け止め用溝332と抜け止め用溝333の寸法を設定することで、段差S2がロータコア32の軸方向のストッパーになり、ロータコア32のシャフト33の軸方向に対する抜け防止を図ることができる。
<他の実施例の抜け止め用溝>
次に、シャフト33に備えられた抜け止め用溝332と抜け止め用溝333の他の実施例について、図3(c)および図3(d)を用いて説明する。なお、なお、抜け止め用溝332と抜け止め用溝333は同じ構造になっているので、以下の説明では、抜け止め用溝332のみを説明し、抜け止め用溝333の説明は省略する。また、上述の実施例と相違する部分である、抜け止め用溝332の底面332bを中心に説明する。
抜け止め用溝332は、図3(c)に示すように、断面が凹状に形成され、その底面332bがカシメ治具Kの先端部K1の傾斜と同じ傾斜方向に傾斜するように形成されている。なお、抜け止め用溝333の底面(図示省略)は、ロータコア32の軸方向他端面323に対し、カシメ治具Kの先端部K1によって軸方向からカシメられることから、抜け止め用溝332の底面332bの傾斜とは、ロータコア32の径方向に対称となるように傾斜している。
ロータコア32がシャフト33にカシメられる工程は、まず、上述の実施例と同様に、図3(c)の状態において、ロータコア32の貫通孔321の近傍でロータコア32の軸方向両端面である軸方向一端面322と軸方向他端面323に対して、軸方向からカシメ治具Kが有する環状の先端部K1によってカシメ荷重が加えられる。この結果、図3(d)に示すように、ロータコア32の一部の貫通孔321の内周側が変形し、抜け止め用溝332の底面332bと抜け止め用溝333の底面(図示省略)に向かって、ロータコア32が抜け止め用溝332と抜け止め用溝333に入り込んだ状態となる。このときの貫通孔321の内周側の変形は、図3(d)に示すように、上述の実施例と同様に、カシメ部が電磁鋼板の積層方向に深くなるにつれて変形量が小さくなるが、抜け止め用溝332の底面332bと抜け止め用溝333の底面(図示省略)がそれぞれ、カシメ治具Kの先端部K1の傾斜と同じ傾斜方向に傾斜しているので、抜け止め用溝332の底面332bと抜け止め用溝333の底面(図示省略)に圧接される面積が増える。
以上説明してきた他の実施例による電動機1によれば、上述の実施例と同様に、シャフト33は、抜け止め用溝332と抜け止め用溝333が1個ずつ形成されるのでシャフト33の加工を容易にすることができる。さらに、シャフト33は、抜け止め用溝332の底面332bと抜け止め用溝333の底面(図示省略)がそれぞれ、カシメ治具Kの先端部K1の傾斜と同じ傾斜方向に傾斜するように形成されているため、電磁鋼板が積層されたロータコア32がシャフト33にカシメられた時にロータコア32の積層部分の一部が抜け止め用溝332と抜け止め用溝333にそれぞれ入り込み、抜け止め用溝332の底面332bと抜け止め用溝333の底面(図示省略)に圧接される面積が増えるので、さらに、シャフト33に対するロータコア32の接合強度を強化することができる。そして、上述の実施例と同様に、図3(d)に示すように、抜け止め用溝332の底面332bと抜け止め用溝333の底面(図示省略)には、ロータコア32がカシメられて貫通孔321の内周側の変形部が圧接されることで段差S3ができ、この段差S3にもロータコア32が食い込んだ状態になるので、ロータコア32のシャフト33の軸方向に対する抜け防止を強化することができる。また、上述の実施例と同様に、抜け止め用溝332と抜け止め用溝333にはそれぞれ段差S4ができるため、点線で示すように、ロータコア32の軸方向一端面322と軸方向他端面323が段差S4の位置に合うように、ロータコア32と抜け止め用溝332と抜け止め用溝333の寸法を設定することで、段差S4がロータコア32の軸方向のストッパーになり、ロータコア32のシャフト33の軸方向に対する抜け防止を図ることができる。
1 電動機
2 固定子
21 ステータコア
22 インシュレータ
23 巻線
3 回転子
31 永久磁石
311 永久磁石片
32 ロータコア
321 貫通孔
322 軸方向一端面
323 軸方向他端面
33 シャフト
331 外周面
332、333 抜け止め用溝
332a、333a、332b 底面
4 回路基板
51 第1軸受
52 第2軸受
6 モータ外郭
61 第1ブラケット
611 第1ブラケット本体部
612 第1軸受収容部
62 第2ブラケット
621 第2ブラケット本体部
622 第2軸受収容部
O 中心軸
K カシメ治具
K1 先端部
S1、S2、S3、S4 段差

Claims (2)

  1. 固定子と前記固定子の内部に配置された回転子を備え、
    前記回転子は、環状の永久磁石と円筒状のロータコアとシャフトを備え、
    前記ロータコアは、前記永久磁石の内径側に電磁鋼板が積層されるとともに中心軸の方向に貫通する貫通孔が設けられ、前記シャフトは、前記貫通孔に挿通された電動機であって、
    前記シャフトは、前記ロータコアの軸方向両端面に臨む位置にあって前記シャフトの外周面の周方向に環状の抜け止め用溝を備え、
    前記電磁鋼板が前記抜け止め用溝に入り込んでいることを特徴とする電動機。
  2. 前記抜け止め用溝は、前記抜け止め用溝の底面が前記軸方向両端面をカシメるためのカシメ治具の先端部の傾斜と同じ傾斜方向に傾斜するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動機。
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