JP2018124386A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
1.第1の実施の形態
定着ベルトと加圧ベルトとがニップ部を形成するように対向配置された定着装置、およびそれを備えた画像形成装置。
2.第1の実施の形態の第1の変形例
3.第1の実施の形態の第2の変形例
4.第2の実施の形態
定着ベルトと加圧ローラとがニップ部を形成するように対向配置された定着装置。
5.その他の変形例
[画像形成装置1の概略構成]
図1Aは、本発明の第1の実施の形態に係る定着装置105を搭載した画像形成装置1の全体構成例を表す模式図である。図1Bは、図1Aに示した画像形成装置1の内部構成に対応するブロック図である。画像形成装置1は、例えば用紙などの記録媒体(印刷媒体、転写材ともいう。)に対して画像(例えばカラー画像)を形成する、電子写真方式のプリンタである。なお、本明細書では、記録媒体の搬送方向と直交する方向(図1Aでは紙面と直交するX軸方向)を幅方向という。また、後述するように、定着装置105の内部において記録媒体が搬送される方向をZ軸方向とし、X軸方向およびZ軸方向の双方と直交する高さ方向をY軸方向とする。なお、「記録媒体」は本発明の「媒体」の一具体例に対応する。
給紙部101は、例えば用紙カセット(給紙トレイ)24と、給紙ローラ11とを有する。用紙カセット24は記録媒体を収容するものである。給紙ローラ11は、用紙カセット24から1枚ずつ記録媒体を取り出し、その記録媒体を媒体搬送部102へ供給する部材である。
媒体搬送部102は、例えば上流から順に、位置センサ12と、対向配置された一対の搬送ローラ14,15と、位置センサ13とを有している。位置センサ12,13は、それぞれ、搬送経路P上を進行する記録媒体の位置を検出するものである。一対の搬送ローラ14,15は、給紙ローラ11により供給された記録媒体を下流の画像形成部103へ搬送するものである。
画像形成部103はトナー像(現像剤画像)を形成するものであり、転写部104は画像形成部103において形成されたトナー像を記録媒体に転写するものである。画像形成部103は、例えば4つの画像形成ユニット2K,2Y,2M,2Cを有している。画像形成ユニット2K,2Y,2M,2Cは、それぞれ、LED(Light Emitting Diode)ヘッド3K,3Y,3M,3Cと、感光体ドラム4K,4Y,4M,4Cと、帯電ローラ5K,5Y,5M,5Cと、現像ローラ6K,6Y,6M,6Cと、トナータンク7K,7Y,7M,7Cと、現像ブレード8K,8Y,8M,8Cと、トナー供給用スポンジローラ9K,9Y,9M,9Cと、感光体ブレード26K,26Y,26M,26Cとを有している。
転写部104は、例えば搬送ベルト18と、この搬送ベルト18を駆動する駆動ローラ17と、この駆動ローラ17に従動する従動ローラ16と、搬送ベルト18を挟んで感光体ドラム4K,4Y,4M,4Cと各々対向して配置された転写ローラ10K,10Y,10M,10Cと、ベルトブレード27と、廃トナーボックス28とを有している。
定着装置105は転写部104から搬送された記録媒体上に転写されたトナー像に対し熱および圧力を付与することで、そのトナー像を記録媒体上に定着させるための部材である。定着装置105は、ヒータ部791と、サーミスタ792と、定着モータ793と、カムモータ794とを有する。ヒータ部791には、ヒータ50B,50F,55L(いずれも後出)が含まれている。定着装置105については後に詳述する。
排出部106は、位置センサ21と、対向配置された排出ローラ22,23とを有している。位置センサ21は、定着装置105から排出されて搬送経路P上を進行する記録媒体の位置を検出するものである。排出ローラ22,23は、定着装置105から排出された記録媒体を外部へ排出する。
次に、図2A〜図12Bを参照して、定着装置105の詳細な構成について説明する。図2Aは、記録媒体の搬送方向の上流から眺めた定着装置105の外観を表す斜視図であり、図2Bは、記録媒体の搬送方向の下流から眺めた定着装置105の外観を表す斜視図である。図3Aは、図2Aに対応する定着装置105の分解斜視図であり、図3Bは、図2Bに対応する定着装置105の分解斜視図である。図4は、記録媒体の搬送方向の上流から眺めた定着装置105の正面図である。図5A〜図5Cは、それぞれ、図4に示したVA−VA線、VB−VB線およびVC−VC線に沿った矢視方向の断面図である。図6Aおよび図6Bは、それぞれ、定着パッド51(後出)の外観を表す斜視図である。図7Aおよび図7Bは、それぞれ、加圧パッド56の外観を表す斜視図である。
上部ユニット45は、Y軸方向において中間ユニット46と対向するように設けられている。上部ユニット45は、上部シャーシ59と、その上部シャーシに設けられた定着ユニット41とを有する(図5C)。定着ユニット41は、例えば移動体としての定着ベルト43と、定着ローラ19と、定着パッド51と、ガイドローラ48I,48Uと、2つのガイド部材49と、ヒータ50B,50Fと、反射板52とを有している。
中間ユニット46は、Y軸方向において上部ユニット45と対向するように設けられている。中間ユニット46は、中間シャーシ65と、その中間シャーシ65に設けられた加圧ユニット42とを有する(図5C)。加圧ユニット42は、例えば加圧ベルト44と、加圧ローラ20と、加圧パッド56と、ガイドローラ53I,53Lと、2つのガイド部材54と、ヒータ55Lと、反射板57とを有している。なお、中間ユニット46の内部構造をより明確化するため、加圧ベルト44およびガイド部材54を省略した状態の中間ユニット46の外観を図8Aおよび図8Bに示す。さらに、加圧ローラ20およびガイドローラ53I,53Lをも省略した状態の中間ユニット46の外観を図9Aおよび図9Bに示す。
なお、加圧パッド56は本発明の「第1の押圧部材」に対応する一具体例であり、押圧面56Tは本発明の「第1の押圧面」に対応する一具体例である。
図1から図9Bに加え、さらに図11〜13Bを参照して、下部ユニット47の詳細な構成について説明する。図11は、下部ユニット47の外観を上流側から眺めた正面図である。図12Aおよび図12Bは、それぞれ、通常圧状態における定着装置105の一部を、図11に示した矢印dの方向および矢印eの方向から眺めた側面図である。図13Aおよび図13Bは、それぞれ、減圧状態および離間状態における定着装置105の一部を、矢印dの方向から眺めた側面図である。
(A.基本動作)
この画像形成装置では、以下のようにして、記録媒体に対してトナー像が転写される。
定着装置105の動作は、第1カムL1,R1および第2カムL2,R2の姿勢(回転位置)に応じて、通常印刷モード(通常圧モード)、特殊印刷モード(減圧モード)、および待機モード(離間モード)の3つのモードに分類される。
図14Aおよび図14Bを参照して、通常印刷モードについて説明する。印刷制御部700は、記録媒体の種類を判別し、記録媒体が通常の媒体(しわが生じやすい封筒や薄紙、薬包などの特殊媒体でないもの)であった場合には以下の動作を行う。具体的には、定着制御部790によりカムモータ794を駆動し、第1カムギヤLG1,RG1および第2カムギヤLG2,RG2を連動して回転させ、第1カムL1,R1および第2カムL2,R2を図12Aおよび図12Bに示した姿勢で保持する。すなわち通常印刷モードでは、当接突起板93L,93R,94L,94Rが第1カムL1,R1のカム面AL1,AR1および第2カムL2,R2のカム面AL2,AR2とそれぞれ当接した状態となる位置で第1カムギヤLG1,RG1および第2カムギヤLG2,RG2の回転を停止する。よって、当接突起板93L,93R,94L,94Rが軸87J,89Jから距離Aの位置で保持されるので、中間シャーシ65が3つのモードのうち最も高い位置で保持されることとなる。さらに、保持アーム68L,68Rは、第1の付勢部材74L,74Rの付勢力により回転軸部72L,72Rを中心として上方へ回動するので、加圧ローラ20は加圧ベルト44および定着ベルト43を介して定着ローラ19に付勢される。このとき、保持アーム68L,68Rの延在方向はZ軸方向とほぼ一致しており、保持アーム68L,68Rのストッパ73L,73Rの上端が、中間シャーシ65の係止部75L,75Rの下端から離間した状態となっている。一方、保持アーム70L,70Rは、第2の付勢部材78L,78Rの付勢力により回転軸部72L,72Rを中心として上方へ回動するので、加圧パッド56の押圧面56Tは加圧ベルト44および定着ベルト43を介して定着パッド51の押圧面51Tに付勢される。その結果、加圧ベルト44と定着ベルト43との境界にニップ部Nが形成される(図5C)。
次に、図15Aおよび図15Bを参照して、特殊印刷モードについて説明する。特殊印刷モードとは、記録媒体が、しわが生じやすい封筒や薄紙、薬包などの特殊媒体に対して定着動作を行うモードである。この場合、通常印刷モードよりも低いニップ圧で定着動作を行う。記録媒体が特殊媒体であると印刷制御部700が判断した場合には以下の動作を行う。具体的には定着制御部790によりカムモータ794を駆動し、第1カムギヤLG1,RG1および第2カムギヤLG2,RG2を連動して回転させ、第1カムL1,R1および第2カムL2,R2を図13Aに示した姿勢で保持する。すなわち特殊印刷モードでは、当接突起板93L,93R,94L,94Rが第1カムL1,R1のカム面BL1,BR1および第2カムL2,R2のカム面BL2,BR2とそれぞれ当接した状態となる位置で第1カムギヤLG1,RG1および第2カムギヤLG2,RG2の回転を停止する。よって、当接突起板93L,93R,94L,94Rが軸87J,89Jから距離Bの位置で保持されるので、Y軸方向において中間シャーシ65が通常印刷モードよりも少し低い位置で保持されることとなる。したがって、図15Bに示したように、保持アーム68L,68Rは第1の付勢部材74L,74Rの付勢力により回転軸部72L,72Rを中心として上方へより大きな回転角で回動する。このとき、保持アーム68L,68Rは通常印刷モードと比較してやや傾斜した状態となるので、保持アーム68L,68Rのストッパ73L,73Rの上端が、中間シャーシ65の係止部75L,75Rの下端と当接することとなる。このため、保持アーム68L,68Rに支持された加圧ローラ20は、定着ローラ19に対し、加圧ベルト44および定着ベルト43を介して通常印刷モードの場合よりも弱い力で付勢されることとなる。
次に、図17Aおよび図17Bを参照して、待機モード(離間モード)について説明する。待機モードとは、記録媒体に対する定着動作を行わない状態に対応するモードである。記録媒体に対して定着動作を実施しないと印刷制御部700が判断した場合には以下の動作を行う。具体的には、定着制御部790によりカムモータ794を駆動し、第1カムギヤLG1,RG1および第2カムギヤLG2,RG2を連動して回転させ、第1カムL1,R1および第2カムL2,R2を図12Bに示した姿勢で保持する。すなわち待機モードでは、当接突起板93L,93R,94L,94Rが第1カムL1,R1のカム面CL1,CR1および第2カムL2,R2のカム面CL2,CR2とそれぞれ当接した状態となる位置で第1カムギヤLG1,RG1および第2カムギヤLG2,RG2の回転を停止する。よって、当接突起板93L,93R,94L,94Rが軸87J,89Jから距離Cの位置で保持されるので、Y軸方向において中間シャーシ65が特殊印刷モードよりもさらに低い位置で保持されることとなる。したがって待機モードでは、図17Bに示したように、特殊印刷モードと同様、保持アーム68L,68Rのストッパ73L,73Rの上端が、中間シャーシ65の係止部75L,75Rの下端と当接することとなる。一方、待機モードでは、回転軸部72L,72Rの高さ位置が特殊印刷モードよりもさらに低くなるので、保持アーム68L,68Rの傾斜角度はさらに大きくなる。このため、保持アーム68L,68Rに支持された加圧ローラ20は、定着ローラ19を付勢することなく、定着ローラ19から離れた位置で保持される。
次に、図10に加え、図18A〜図18Dを参照して、定着装置105におけるニップ部Nの、搬送方向に沿ったニップ圧の分布について説明する。図18Aは、ニップ部Nを通過する記録媒体PMに印加されるニップ圧の、記録媒体PMの搬送方向に沿った分布を表す特性図である。図18Aにおいて、横軸はニップ部Nの搬送方向(ここでは+Z方向)における位置を表し、縦軸は記録媒体PMに印加されるニップ圧の強さを表している。図18Aにおいて始点SPは記録媒体PMが進入を開始する位置、すなわちニップ部Nの最上流地点を表し、終点EPは記録媒体PMが排出される位置、すなわちニップ部Nの最下流地点を表している。始点SPから記録媒体PMに対しニップ圧の印加が開始され、終点EPにおいて記録媒体PMに対するニップ圧の印加が終了する。したがって、始点SPから終点EPまでの長さがニップ部Nの、搬送方向における長さである。
このように、本実施の形態の定着装置105では、加圧パッド56の押圧面56Tに、圧力減退部として、第1の部分56T1と第2の部分56T2との段差D1が設けられている。詳細には、加圧パッド56の押圧面56Tにおいて、最上流に位置する第1の部分56T1よりも下流に位置する第2の部分56T2が、定着ベルト43に近づく方向へ第1の部分56T1よりも突出している。このため、定着動作の初期段階におけるニップ圧(いわゆるベルト突入圧)の上昇が緩和される。定着動作の初期段階では、記録媒体PM上に転写された現像剤像IMGが十分に加熱されておらず、現像剤像IMGを構成する未溶融のトナー粒子同士の間に空隙が多く存在している。そのような状態で強いニップ圧を印加してしまうと、場合によっては未溶融のトナー粒子が記録媒体PMの表面上を移動してしまい、いわゆる画ずれという画像不良を生じるおそれがある。本実施の形態では、定着装置105に進入した直後のニップ圧の上昇を抑制しているので、そのような画ずれの発生を十分に回避できる。さらに、ニップ部Nに対して記録媒体が突入した初期段階のニップ圧の上昇を緩和できるので、その直後のニップ圧の急激な低下をも緩和できる。そのような理由においても、本実施の形態の定着装置105は、画ずれの発生を回避するのに好適である。
次に、図21および図22A〜図22Dを参照して、本実施の形態の第1の変形例としての加圧パッド56Aを有する定着装置105について説明する。図21に、加圧パッド56Aの断面を拡大して表す。加圧パッド56Aは、押圧面56Tのうち第2の部分56T2が水平面に沿って延在している点が、上記第1の実施の形態における加圧パッド56と異なっている。
次に、図23および図24A〜図24Dを参照して、本実施の形態の第2の変形例としての加圧パッド56Bを有する定着装置105について説明する。図23に、加圧パッド56Bの断面を拡大して表す。加圧パッド56Bは、押圧面56Tにおいて第2の部分56T2の下流に第3の部分56T3が設けられている点が、上記第1の実施の形態の第1の変形例における加圧パッド56Aと異なっている。第3の部分56T3は、第2の部分56T2よりも定着ベルト43から離れた位置にある。すなわち、第3の部分56T3は、Y軸方向において、第2の部分56T2よりも低い位置において水平面に沿って延在している。このため、第2の部分56T2と第3の部分56T3との段差D2が生じている。
[定着装置205の構成]
次に、図25A〜図29を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る定着装置205の詳細な構成について説明する。定着装置205は、上記第1の実施の形態に係る定着装置105の代わりに、図1Aに示した画像形成装置1に適用することが可能である。
(A.定着装置205の動作)
定着装置205では、印刷制御部700の指示に基づき、定着制御部790の制御により、トナー像の記録媒体上への定着処理がなされる(図1A,図1B参照)。具体的には、定着制御部790の制御により、ヒータ255へ電流が供給されて定着ベルト251の加熱が行われる一方、定着モータ793が起動し加圧ローラ252の回転が開始される。加圧ローラ252の回転に伴い、ニップ部NPにおいて当接する定着ベルト251も従動して回転を開始する。定着ベルト251の回転が開始されると、第2端部T2からヒータ255と定着ベルト251の内周面511との隙間に押し出されていた潤滑剤GRは、内周面511に沿って周回方向へ移動し、例えば塗布量調整部535において集積されつつ幅方向へ広がる。定着ベルト251の回転がさらに継続されることにより、潤滑剤GRは、やがて内周面511の全体に亘ってほぼ均等の厚さで塗布される。その結果、潤滑剤GRが形成する薄い油膜の作用により、ヒータ255と定着ベルト251の内周面511との間に生じる摩擦力は低減される。よって、定着ベルト251のヒータ255に対する摺動性が向上し、定着ベルト251の回転が安定化する。
このように、定着装置205では、定着ベルト251を加圧ローラ252へ付勢するヒータ255の押圧面255Tに段差255D1,255D2を設けるようにした。このため、定着動作の初期段階におけるニップ圧が緩和される。記録媒体が定着装置205に進入した直後のニップ圧の上昇を抑制しているので、いわゆる画ずれの発生を十分に回避できる。さらに、ニップ部NPに対して記録媒体が突入した初期段階のニップ圧の上昇を緩和できるので、その直後のニップ圧の急激な低下をも緩和できる。そのような理由においても、本実施の形態の定着装置105は、画ずれの発生を回避するのに好適である。
以上、いくつかの実施の形態および変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、カラー画像を形成する画像形成装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば黒色のトナー像のみを転写し、モノクロ画像を形成する画像形成装置であってもよい。また、上記実施の形態では、1次転写方式(直接転写方式)の画像形成装置について説明したが、本発明は2次転写方式にも適用されうる。
Claims (10)
- 可撓性を有する第1の回転部材と、
前記第1の回転部材との間に媒体を挟持しつつ前記第1の回転部材と協働して前記媒体を媒体搬送方向の上流から下流へ搬送するように回転可能に設けられた第2の回転部材と、
前記第1の回転部材を挟んで前記第2の回転部材と対峙しつつ、前記第1の回転部材を前記第2の回転部材へ向けて押圧する第1の押圧面を有する第1の押圧部材と
を備え、
前記第1の押圧面は、前記第2の回転部材に対する前記第1の回転部材の押圧力を減退させる圧力減退部を前記媒体搬送方向の最上流に有する
定着装置。 - 前記圧力減退部は、第1の部分と、前記第1の部分の下流に位置すると共に前記第1の部分との段差を形成するように前記第2の回転部材に近づく方向へ前記第1の部分よりも突出した第2の部分とを有する
請求項1記載の定着装置。 - 前記第1の押圧部材は、前記第1の部分と前記第2の部分とを繋ぐ傾斜面を有する
請求項2に記載の定着装置。 - 前記第1の押圧部材は、前記第2の部分の下流に位置すると共に前記第2の部分よりも前記第2の回転部材から離れた第3の部分をさらに有する
請求項2または請求項3に記載の定着装置。 - 前記第1の部分における、上流から下流へ向う搬送方向に沿った長さは、前記搬送方向と直交する厚さ方向における前記第1の部分と前記第2の部分との差分よりも大きい
請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。 - 前記第2の回転部材を挟んで前記第1の回転部材と対峙しつつ、前記第2の回転部材を前記第1の回転部材へ向けて押圧する第2の押圧部材をさらに有し、
前記第2の回転部材は可撓性を有する
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の定着装置。 - 前記第1の回転部材および前記第2の回転部材は金属ベルトである
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の定着装置。 - 前記第1の押圧部材は、剛性部材と、前記剛性部材に設けられた弾性層とを有する
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の定着装置。 - 前記媒体は、前記第2の回転部材と対向すると共に現像剤像が形成された面を有する
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の定着装置。 - 請求項1から請求項8のうちのいずれか1項に記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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