JP2018124233A - 外観検査装置 - Google Patents

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    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
    • G01N21/9515Objects of complex shape, e.g. examined with use of a surface follower device

Abstract

【課題】簡素な構成でワークの外周面に合焦可能な外観検査装置を提供する。【解決手段】外観検査装置100は、ターンテーブル35と、カメラ40と、カム支持部45と、接触子55とを備える。ターンテーブル35は、ワーク10を取り付け可能であり、中心軸AL3を中心として回転可能である。カメラ40は、中心軸AL3に垂直な光軸AL4を有し、ワーク10の第1乃至第4外周面S1〜S4を撮像する。カム支持部45と接触子55は、カメラ40の光軸方向において、ワーク10とカメラ40との距離を保持する距離保持部を構成する。カム支持部45は、距離保持用カム20を支持し、ターンテーブル35とともに回転可能である。接触子55は、距離保持用カム20の第1乃至第4外周面T1〜T4に接触する。【選択図】図3

Description

本発明は、外観検査装置に関する。
従来、ギヤボックスやファンモータなどのワークの外観検査を行う際には、作業員が目視にて傷の有無やラベルの貼付状態を確認していた。
近年、省人化のために、画像処理装置を用いた外観検査が行われるようになってきた。例えば、特許文献1では、直方体のワークの複数の外周面を外観検査する手法として、ワークをターンテーブルの中心軸周りに公転させるとともにワーク自身も自転させながら、複数のカメラで各外周面を撮像する手法が提案されている。
特許文献1:特開平7−318512号公報
しかしながら、特許文献1の手法では、ワークの各外周面に焦点を合わせるために、複数のカメラを用いる必要がある。
一方、1台のカメラをワークの各外周面に合焦させるには、リアルタイムかつ自動でカメラの焦点を調整することが考えられるが、このような焦点調整を実行するプログラムを作成するのは容易ではない。
また、1台のカメラをワークの各外周面に合焦させるには、カメラとワークの外周面との距離が一定になるように、リアルタイムかつ自動でカメラを移動させる機構を設けて制御することも考えられるが、このような機構を簡素に構成するのは必ずしも容易ではない。
本発明は、簡素な構成でワークの外周面に合焦可能な外観検査装置を提供することを目的とする。
本発明の外観検査装置の一つの態様は、ターンテーブルと、カメラと、距離保持部とを備える。ターンテーブルは、ワークを取り付け可能であり、中心軸を中心として回転可能である。カメラは、中心軸に垂直な光軸を有し、ワークの外周面を撮像する。距離保持部は、カメラの光軸方向において、ワークとカメラとの距離を保持する。距離保持部は、カム支持部と、接触子とを有する。カム支持部は、距離保持用カムを支持し、ターンテーブルとともに回転可能である。接触子は、距離保持用カムの外周面に接触する。
本発明の一つの態様によれば、簡素な構成でワークの外周面に合焦可能な外観検査装置を提供することができる。
実施形態に係るワークの斜視図 実施形態に係る距離保持用カムの斜視図 第1実施形態に係る外観検査装置の構成及び動作を説明するための模式図 第2実施形態に係る外観検査装置の構成及び動作を説明するための模式図 第3実施形態に係る外観検査装置の構成を説明するための模式図 第3実施形態に係る外観検査装置の構成を説明するための模式図
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る外観検査装置について説明する。ただし、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、各構造における縮尺および数等を、実際の構造における縮尺および数等と異ならせる場合がある。
なお、本明細書において、「平行」とは、物理的に厳密な意味で平行な場合だけでなく、実質的に平行な場合をも含む概念である。実質的に平行とは、15°以下の範囲で傾いている場合をいう。
また、本明細書において、「垂直」とは、物理的に厳密な意味で垂直な場合だけでなく、実質的に垂直な場合をも含む概念である。実質的に垂直とは、15°以下の範囲で傾いている場合をいう。
1.第1実施形態
(ワーク10)
図1は、ワーク10の構成を示す斜視図である。ワーク10は、後述する外観検査装置100による外観検査の対象物である。ワーク10としては、ギヤボックスやファンモータなど、外観検査を要する様々な部品を用いることができる。
本実施形態において、ワーク10は直方体である。ワーク10は、第1乃至第4外周面S1〜S4と、天面S5と、取付け面S6とを有する。
第1乃至第4外周面S1〜S4は、ワーク10の軸心AL1を中心として順番に連なっている。ワーク10の軸心AL1は、天面S5に垂直であって、かつ、天面S5の幾何中心を通る。第1乃至第4外周面S1〜S4は、互いに垂直である。第1外周面S1は、第3外周面S3の反対側に設けられる。第2外周面S2は、第4外周面S4の反対側に設けられる。
ワーク10を天面S5側から見た場合、ワーク10の外周は非円形である。具体的には、ワーク10を天面S5側から見た場合、ワーク10の外周は四角形状である。
天面S5と取付け面S6は、それぞれ第1乃至第4外周面S1〜S4に連なる。天面S5と取付け面S6は、それぞれ第1乃至第4外周面S1〜S4に対して垂直である。天面S5は、取付け面S6の反対側に設けられる。
本実施形態において、第1乃至第4外周面S1〜S4は、外観検査装置100による外観検査の対象面である。また、取付け面S6は、外観検査装置100に取り付けられる面である。
(距離保持用カム20)
図2は、距離保持用カム20の構成を示す斜視図である。距離保持用カム20は、外観検査装置100に取り付けられたワーク10とカメラ40との距離を一定に保持するためのカムとして機能する。
本実施形態において、距離保持用カム20は、角部が面取りされた直方体である。距離保持用カム20は、第1乃至第4外周面T1〜T4と、天面T5と、底面T6と、第1乃至第4湾曲面U1〜U4とを有する。
第1乃至第4外周面T1〜T4は、第1乃至第4湾曲面U1〜U4を介して順番に連なっている。具体的には、第1外周面T1は、第1湾曲面U1を介して第2外周面T2に連なる。第2外周面T2は、第2湾曲面U2を介して第3外周面T3に連なる。第3外周面T3は、第3湾曲面U3を介して第4外周面T4に連なる。第4外周面T4は、第4湾曲面U4を介して第1外周面T1に連なる。第1外周面T1は、第3外周面T3の反対側に設けられる。第2外周面T2は、第4外周面T4の反対側に設けられる。
第1乃至第4外周面T1〜T4と第1乃至第4湾曲面U1〜U4は、距離保持用カム20の軸心AL2を中心とする外周面である。距離保持用カム20の軸心AL2は、天面T5に垂直であって、かつ、天面T5の幾何中心を通る。
距離保持用カム20を天面T5側から見た場合、距離保持用カム20の外周は非円形である。具体的には、距離保持用カム20を天面T5側から見た場合、距離保持用カム20の外周は、面取りされた四角形状である。
天面T5と底面T6は、それぞれ第1乃至第4外周面T1〜T4と第1乃至第4湾曲面U1〜U4とに連なる。天面T5と底面T6は、それぞれ第1乃至第4外周面T1〜T4と第1乃至第4湾曲面U1〜U4とに対して垂直である。天面T5は、底面T6の反対側に設けられる。
ここで、距離保持用カム20を天面T5側から見た場合における距離保持用カム20の外周は、ワーク10を天面S5側から見た場合におけるワーク10の外周と重なる。具体的には、距離保持用カム20の第1乃至第4外周面T1〜T4は、ワーク10の第1乃至第4外周面S1〜S4と一致する。従って、天面T5側から見た距離保持用カム20は、天面S5側から見たワーク10と同サイズであるといえる。
ただし、距離保持用カム20の第1乃至第4湾曲面U1〜U4は、ワーク10の第1乃至第4外周面S1〜S4とは厳密には重ならない。本明細書において、同サイズとは、物理的に厳密な意味で形状及び大きさが同じである場合だけでなく、検査部分の形状及び大きさが同じである場合をも含む概念である。
このような距離保持用カム20は、ワーク10の角部を面取り加工することによって簡便に形成することができるが、これに限られるものではない。例えば、距離保持用カム20としては、ワーク10と同サイズの樹脂部材や金属部材を用いることができる。
(外観検査装置100の構成)
図3(a)は、外観検査装置100の構成を示す模式図である。
外観検査装置100は、ワーク10の第1乃至第4外周面S1〜S4における外観検査を行うための装置である。
外観検査装置100は、搬送部30と、ターンテーブル35と、カメラ40と、カム支持部45と、モータ50と、接触子55と、レール60と、台座65と、第1シリンダ70と、第2シリンダ75とを備える。
カム支持部45とモータ50と接触子55とレール60と第1シリンダ70とは、カメラ40の光軸方向におけるワーク10とカメラ40との距離を保持する「距離保持部」を構成する。
(1)搬送部30
搬送部30は、ワーク10が載置される搬送面30Sを有する。搬送部30は、ターンテーブル35と対向する位置まで、外観検査対象のワーク10を搬送する。ワーク10の外観検査後、搬送部30は、ワーク10を外部に搬送する。図3(a)に示す例では、搬送部30は、紙面に垂直な方向にワーク10を搬送する。
(2)ターンテーブル35
ターンテーブル35は、ワーク10を取り付け可能に構成される。ターンテーブル35は、ワーク10が取り付けられる取付け面35Sを有する。取付け面35Sには、ワーク10の取付け面S6(図1参照)が取り付けられる。ワーク10の取付け方法は特に制限されるものではなく、例えば真空吸着法などを用いることができる。
ワーク10は、ワーク10の軸心AL1(図1参照)がターンテーブル35の中心軸AL3と一致するように、ターンテーブル35に取り付けられる。以下の説明では、ターンテーブル35の中心軸AL3に平行な方向を「中心軸方向」と称する。
ターンテーブル35は、中心軸AL3を中心として回転可能に構成される。具体的には、ターンテーブル35は、カム支持部45の先端に固定されており、カム支持部45が中心軸AL3を中心として回転すると、ターンテーブル35も中心軸AL3を中心として回転する。
なお、本実施形態において、ターンテーブル35は板状に形成されているが、ターンテーブル35の形状及びサイズは適宜変更可能である。
(3)カメラ40
カメラ40は、ワーク10の第1乃至第4外周面S1〜S4(図1参照)と対向するように配置される。カメラ40は、光軸AL4を有する。カメラ40の光軸AL4は、ターンテーブル35の中心軸AL3に垂直であり、かつ、中心軸AL3と交差している。以下の説明では、カメラ40の光軸AL4に平行な方向を「光軸方向」と称する。
カメラ40は、ワーク10の第1乃至第4外周面S1〜S4を撮像する。カメラ40の合焦距離D1は、予め所定値に設定されている。
カメラ40は、ブラケット41を介してレール60に固定されている。従って、カメラ40は、光軸方向において固定され、光軸方向には移動しない。
(4)カム支持部45
カム支持部45は、ターンテーブル35を基準として、ワーク10の反対側に配置される。カム支持部45は、距離保持用カム20を支持する。カム支持部45は、距離保持用カム20の軸心AL2がターンテーブル35の中心軸AL3と一致するように、距離保持用カム20を支持する。カム支持部45は、距離保持用カム20を着脱可能に構成されている。
本実施形態において、カム支持部45は、ターンテーブル35の中心軸AL3に沿って延びる棒状部材である。カム支持部45は、距離保持用カム20の軸心AL2(図2参照)に沿って、距離保持用カム20に挿通されている。
カム支持部45の先端部は、ターンテーブル35に固定される。カム支持部45の基端部は、モータ50に固定される。カム支持部45は、モータ50の駆動力によって、中心軸AL3を中心として回転可能である。カム支持部45が、ターンテーブル35とともに中心軸AL3を中心として回転すると、カム支持部45に取り付けられた距離保持用カム20は、カム支持部45とともに中心軸AL3を中心として回転する。
ここで、中心軸方向から見た場合、距離保持用カム20の外周の少なくとも一部は、ワーク10の外周の少なくとも一部と一致する。具体的には、中心軸方向から見た場合、距離保持用カム20の第1乃至第4外周面T1〜T4それぞれが、ワーク10の第1乃至第4外周面S1〜S4それぞれと重なるように、距離保持用カム20がカム支持部45に取り付けられている。そのため、ワーク10の第1乃至第4外周面S1〜S4それぞれがカメラ40と対向するタイミングは、距離保持用カム20の第1乃至第4外周面T1〜T4それぞれが接触子55と接触するタイミングに同期する。
(5)モータ50
モータ50は、ターンテーブル35の中心軸AL3を中心としてカム支持部45を回転させる。モータ50としては、例えば電動モータや油圧モータなどを用いることができる。
モータ50は、レール60に沿って移動可能である。すなわち、モータ50は、光軸方向において移動可能である。そのため、モータ50に固定されたターンテーブル35とカム支持部45は、光軸方向において一体的に移動可能である。
(6)接触子55
接触子55は、距離保持用カム20に当接する。距離保持用カム20は、後述する第1シリンダ70の付勢力によって接触子55に付勢される。接触子55は、回転する距離保持用カム20の外周面(第1乃至第4外周面T1〜T4と第1乃至第4湾曲面U1〜U4)に接触する。
接触子55は、軸部56と、ローラ57とを有する。
軸部56は、軸心AL5に沿って延びる。軸部56の軸心AL5は、ターンテーブル35の中心軸AL3と平行であり、かつ、カメラ40の光軸AL4と交差している。軸部56の基端は、レール60に固定されている。従って、接触子55は、光軸方向において固定され、光軸方向には移動しない。
ローラ57は、軸部56の先端に取り付けられる。ローラ57は、軸部56の軸心AL5を中心として回転可能である。ローラ57は、距離保持用カム20の外周面(第1乃至第4外周面T1〜T4と第1乃至第4湾曲面U1〜U4)に追従しながら転動可能である。
(7)レール60
レール60は、光軸方向に沿って延びる。レール60には、モータ50が光軸方向に沿って移動可能に取り付けられている。また、レール60には、カメラ40を支持するブラケット41と、接触子55の軸部56とが固定されている。
(8)台座65
台座65は、レール60の下端部を支持する。また、台座65上には、第1シリンダ70が載置される。台座65には、第2シリンダ75が連結される。
(9)第1シリンダ70
第1シリンダ70は、L字ブラケット71を介して、カム支持部45に連結される。第1シリンダ70は、光軸方向に伸縮可能である。第1シリンダ70は、カム支持部45を接触子55に対して光軸方向に付勢する。これにより、カム支持部45に取り付けられた距離保持用カム20が接触子55に対して付勢されるため、距離保持用カム20が接触子55に押しつけられた状態で維持される。
(10)第2シリンダ75
第2シリンダ75は、台座65に連結される。第2シリンダ75は、中心軸方向に伸縮可能である。第2シリンダ75が収縮すると、ターンテーブル35は搬送部30に近づき、第2シリンダ75が伸張すると、ターンテーブル35は搬送部30から遠ざかる。このように、第2シリンダ75の伸縮によって、ターンテーブル35は、ワーク10の受け取り位置と、ワーク10の外観検査位置とを往復することができる。
(外観検査装置100の動作)
次に、外観検査装置100の動作について説明する。
図3(b)、図3(c)及び図3(d)は、外観検査装置100の動作を説明するための模式図である。
図3(b)、図3(c)及び図3(d)では、中心軸方向から見た距離保持用カム20、カメラ40、カム支持部45及び接触子55の位置関係が図示されており、ワーク10及びターンテーブル35は省略されている。
図3(b)、図3(c)及び図3(d)に示されるように、ワーク10の軸心AL1、距離保持用カム20の軸心AL2、及びターンテーブル35の中心軸AL3は一致する。また、ワーク10の軸心AL1、距離保持用カム20の軸心AL2、及びターンテーブル35の中心軸AL3は、カメラ40の光軸AL4と交差する。
図3(b)、図3(c)及び図3(d)を順番に見ると分かるように、距離保持用カム20は、ターンテーブル35の中心軸AL3を中心として回転している。距離保持用カム20の軸心AL2から距離保持用カム20の外周面までの光軸方向における距離は、距離保持用カム20の回転に伴って変動する。そのため、接触子55に対して付勢された距離保持用カム20は、光軸方向においてカメラ40から遠ざかる動作(図3(b)→図3(c))と、光軸方向においてカメラ40に近づく動作(図3(c)→図3(d))とを繰り返す。これによって、光軸方向における距離保持用カム20とカメラ40との距離は、カメラ40の合焦距離D1に保持される。
ここで、図示しないワーク10は、距離保持用カム20と同サイズであり、かつ、距離保持用カム20と同期して回転している。そのため、光軸方向における距離保持用カム20とカメラ40との距離をカメラ40の合焦距離D1に保持することによって、光軸方向におけるワーク10とカメラ40との距離もカメラ40の合焦距離D1に保持することができる。従って、ワーク10の外周面にカメラ40を継続的に合焦させることができる。
このように、本実施形態に係る外観検査装置100によれば、距離保持用カム20を用いた簡素な構成によって、ワーク10の外周面にカメラ40を合焦させることができる。
2.第2実施形態
第2実施形態に係る外観検査装置101の構成について、図面を参照しながら説明する。
上述した第1実施形態に係る外観検査装置100では、カメラ40及び接触子55が光軸方向において固定され、かつ、ターンテーブル35及びカム支持部45が一体的に光軸方向に移動可能であった。
一方、第2実施形態に係る外観検査装置101では、カメラ40及び接触子55が一体的に光軸方向に移動可能であり、かつ、ターンテーブル35及びカム支持部45が光軸方向において固定されている。
以下においては、第1実施形態との相違点について主に説明する。
(外観検査装置101の構成)
図4(a)は、外観検査装置101の構成を示す模式図である。
外観検査装置101は、搬送部30と、ターンテーブル35と、カメラ40と、カム支持部45と、モータ51と、接触子55と、レール60と、台座65と、第1シリンダ72と、第2シリンダ75と、摺動部80とを備える。
カム支持部45とモータ51と接触子55とレール60と第1シリンダ72と摺動部80とは、カメラ40の光軸方向におけるワーク10とカメラ40との距離を保持する「距離保持部」を構成する。
モータ51、第1シリンダ72及び摺動部80以外の構成は、上述した第1実施形態に係る外観検査装置100と同じ構成であるため、以下においては説明を省略する。
モータ51は、ターンテーブル35の中心軸AL3を中心としてカム支持部45を回転させる。モータ51は、レール60に固定されており、光軸方向には移動しない。従って、ターンテーブル35及びカム支持部45は、光軸方向において固定され、光軸方向には移動しない。
摺動部80は、レール60に沿って移動可能である。すなわち、摺動部80は、光軸方向に移動可能である。摺動部80には、ブラケット41と接触子55とが固定されている。そのため、カメラ40及び接触子55は、光軸方向において一体的に移動可能である。
第1シリンダ72は、ブラケット41に連結される。第1シリンダ72は、光軸方向に伸縮可能である。第1シリンダ72は、接触子55をカム支持部45に対して光軸方向に付勢する。これにより、カム支持部45に取り付けられた距離保持用カム20に対して接触子55が付勢されるため、接触子55が距離保持用カム20に押しつけられた状態で維持される。
(外観検査装置101の動作)
次に、外観検査装置101の動作について説明する。
図4(b)、図4(c)及び図4(d)は、外観検査装置101の動作を説明するための模式図である。
図4(b)、図4(c)及び図4(d)では、中心軸方向から見た距離保持用カム20、カメラ40、カム支持部45及び接触子55の位置関係が図示されており、ワーク10及びターンテーブル35は省略されている。
図4(b)、図4(c)及び図4(d)に示されるように、ワーク10の軸心AL1、距離保持用カム20の軸心AL2、及びターンテーブル35の中心軸AL3は一致する。また、ワーク10の軸心AL1、距離保持用カム20の軸心AL2、及びターンテーブル35の中心軸AL3は、カメラ40の光軸AL4と交差する。
図4(b)、図4(c)及び図4(d)を順番に見ると分かるように、距離保持用カム20は、ターンテーブル35の中心軸AL3を中心として回転している。距離保持用カム20の軸心AL2から距離保持用カム20の外周面までの光軸方向における距離は、距離保持用カム20の回転に伴って変動する。そのため、距離保持用カム20に対して付勢された接触子55は、光軸方向においてカメラ40とともにターンテーブル35の中心軸AL3から遠ざかる動作(図4(b)→図4(c))と、光軸方向においてカメラ40とともにターンテーブル35の中心軸AL3に近づく動作(図4(c)→図4(d))とを繰り返す。これによって、光軸方向における距離保持用カム20とカメラ40との距離は、カメラ40の合焦距離D1に保持される。
ここで、図示しないワーク10は、距離保持用カム20と同サイズであり、かつ、距離保持用カム20と同期して回転している。そのため、光軸方向における距離保持用カム20とカメラ40との距離をカメラ40の合焦距離D1に保持することによって、光軸方向におけるワーク10とカメラ40との距離もカメラ40の合焦距離D1に保持することができる。従って、ワーク10の外周面にカメラ40を継続的に合焦させることができる。
このように、本実施形態に係る外観検査装置101によれば、距離保持用カム20を用いた簡素な構成によって、ワーク10の外周面にカメラ40を合焦させることができる。
3.第3実施形態
第3実施形態に係る外観検査装置102の構成について、図面を参照しながら説明する。
上述した第1実施形態に係る外観検査装置100では、ワーク10の第1乃至第4外周面S1〜S4を撮像可能であった。
一方、第3実施形態に係る外観検査装置102では、ワーク10の第1乃至第4外周面S1〜S4だけでなく、天面S5も撮像可能である。
以下においては、第1実施形態との相違点について主に説明する。
図5は、外観検査装置102の構成を示す模式図である。
外観検査装置102は、ワーク10の天面50をカメラ40に向けて立ち上げるための立ち上げ機構36を有する。立ち上げ機構36は、ターンテーブル35に取り付けられる。
立ち上げ機構36は、揺動板36aと、揺動シリンダ36bとを有する。
揺動板36aは、ターンテーブル35に取り付けられる。揺動板36aは、ワーク10を取り付け可能である。揺動板36aは、ワーク10が取り付けられる取付け面36Sを有する。
揺動板36aは、中心軸方向及び光軸方向のそれぞれに垂直な軸心AL6を中心として揺動可能である。揺動板36aは、取付け面36Sが光軸AL4と平行になる位置から、取付け面36Sが光軸AL4に対して垂直になる位置まで揺動可能である。
揺動シリンダ36bは、ターンテーブル35と揺動板36aとに連結される。揺動シリンダ36bの伸縮によって、揺動板36aは揺動する。
図6に示すように、揺動シリンダ36bが伸張して、揺動板36aの取付け面36Sが光軸AL4と垂直になる位置まで立ち上がると、ワーク10の天面S5がカメラ40と対向する。そして、第1シリンダ70が収縮して、ワーク10の天面S5とカメラ40との距離が合焦距離D1に一致すると、ワーク10の天面S5にカメラ40が合焦する。
このように、ターンテーブル35に立ち上げ機構36を取り付けることによって、ワーク10の第1乃至第4外周面S1〜S4だけでなく天面S5の外観検査も実施することができる。
(他の実施形態)
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上記第1乃至第3実施形態では、ワーク10は直方体であることとしたが、これに限られるものではない。ワーク10の外形は、立方体、5角以上の多角形体、円柱体、楕円柱体、及びその他の形状であってもよい。
上記第1乃至第3実施形態では、距離保持用カム20として、角部が面取りされた直方体の部材を用いることとしたが、角部は面取りされていなくてもよい。例えば、距離保持用カム20の代わりに、ワーク10自体を距離保持用カム20として用いることができる。これによって、各外周面の境界付近においても、ワーク10とカメラ40との距離を合焦距離D1に保持することができるため、各外周面の境界付近の外観検査も行うことができる。なお、距離保持用カム20の角部を面取りしない場合には、接触子55を角部に追従させるために、接触子55に対する距離保持用カム20の相対回転速度を低下させることが好ましい。
上記第1及び第3実施形態では、距離保持用カム20を接触子55に対して光軸方向に付勢するための付勢部材として第1シリンダ70を用いることとしたが、第1シリンダ70の代わりにバネ部材などを用いてもよい。同様に、第2実施形態では、接触子55を距離保持用カム20に対して光軸方向に付勢するための付勢部材として第1シリンダ72を用いることとしたが、第2シリンダ70の代わりにバネ部材などを用いてもよい。
上記第1乃至第3実施形態では、接触子55がローラ57を有することとしたが、ローラ57の代わりに、球状接触子、平皿型接触子、ニードル型接触子、又は、針状接触子などを用いることができる。
上記第1乃至第3実施形態では、カム支持部45をモータ50,51で回転させることによって、ワーク10と距離保持用カム20を回転させることとしたが、接触子55のローラ57を回転させることによっても、ワーク10と距離保持用カム20を回転させることができる。
10 ワーク
S1〜S4 第1乃至第4外周面
S5 天面
20 距離保持用カム
T1〜T4 第1乃至第4外周面
30 搬送部
35 ターンテーブル
36 立ち上げ機構
40 カメラ
45 カム支持部
50,51 モータ
55 接触子
57 ローラ
60 レール
65 台座
70,72 第1シリンダ
75 第2シリンダ
80 摺動部
100 外観検査装置

Claims (10)

  1. ワークの外観を検査するための外観検査装置であって、
    前記ワークを取り付け可能であり、中心軸を中心として回転可能なターンテーブルと、
    前記中心軸に垂直な光軸を有し、前記ワークの外周面を撮像するカメラと、
    前記カメラの光軸方向において、前記ワークと前記カメラとの距離を保持する距離保持部と、
    を備え、
    前記距離保持部は、
    距離保持用カムを支持し、前記ターンテーブルとともに回転可能なカム支持部と、
    前記距離保持用カムの外周面に接触する接触子と、
    を有する、
    外観検査装置。
  2. 前記光軸方向において、前記カメラ及び前記接触子は固定され、
    前記光軸方向において、前記ターンテーブル及び前記カム支持部は一体的に移動可能である、
    請求項1に記載の外観検査装置。
  3. 前記光軸方向において、前記カメラ及び前記接触子は一体的に移動可能であり、
    前記光軸方向において、前記ターンテーブル及び前記カム支持部は固定されている、
    請求項1に記載の外観検査装置。
  4. 前記カム支持部は、前記距離保持用カムを着脱可能である、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の外観検査装置。
  5. 前記接触子は、前記距離保持用カムの外周面上を転動可能なローラを有する、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の外観検査装置。
  6. 前記中心軸方向から見た場合、前記カム支持部と前記接触子は、前記光軸方向に並び、
    前記カム支持部と前記接触子の一方は、他方に対して前記光軸方向に付勢されている、
    請求項1乃至5のいずれかに記載の外観検査装置。
  7. 前記ワークの天面を前記カメラに向けるための立ち上げ機構を備える、
    請求項1乃至6のいずれかに記載の外観検査装置。
  8. 前記中心軸方向から見た場合、前記距離保持用カムの外周の少なくとも一部は、前記ワークの外周の少なくとも一部と一致する、
    請求項1乃至7のいずれかに記載の外観検査装置。
  9. 前記中心軸方向から見た場合、前記距離保持用カムの外周は、非円形である、
    請求項1乃至8のいずれかに記載の外観検査装置。
  10. 前記中心軸方向から見た場合、前記距離保持用カムの外周は、多角形状であり、
    前記中心軸方向から見た場合、前記距離保持用カムの外周の角部は、面取りされている、
    請求項9に記載の外観検査装置。
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