JP2018123952A - 位置合わせ治具及び位置合わせ方法 - Google Patents

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Takanori Namba
孝則 南波
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Abstract

【課題】一対のフランジの貫通孔同士の位置を合せて一対の貫通孔にボルト等を挿入できるようにする位置合わせ治具を提供することである。
【解決手段】実施形態の位置合わせ治具は、支持部材と、線状部材と、筒状部材と、第1保持部材とを持つ。前記線状部材は、可撓性を有し、一端部が前記支持部材に接続されるとともに、他端部に第1雄ネジ部及び回り止め部が前記一端部側からこの順で互いに連なって設けられている。前記筒状部材は、一端部に先端ほど外径が小さくなる凸部が形成され、内部に前記線状部材が挿入されるとともに、前記一端部に前記支持部材が配置される。前記第1保持部材は、前記第1雄ネジ部に嵌め合う第1雌ネジが形成され、前記筒状部材の他端部の端面に配置される。前記第1雄ネジ部の少なくとも一部は、前記筒状部材の前記他端部の外側に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、位置合わせ治具及び位置合わせ方法に関する。
管材同士を接続するのに、各管材の開口縁に設けられたフランジ同士を接続する方法が用いられる。各フランジは、管材の開口縁から径方向外側に突出するように設けられる。
フランジ同士を接続するには、作業者は、まず両フランジの位置合わせを行う。位置合わせは、一方のフランジに形成された貫通孔と、他方のフランジに形成された貫通孔と、を同軸上に配置する工程である。位置合わせの後で、作業者は、両貫通孔にボルトを挿入する。ボルトの雄ネジにナットを嵌め合わせる。ボルトの頭部とナットとで、両フランジを挟み込んだ状態で固定する。以上の工程で、管材同士が接続される。
しかしながら、両フランジが互いに平行でなく傾いていたり、両貫通孔が同軸上に配置されていなかったりする場合には、一対の貫通孔にボルト等を挿入しにくい。管材が重くて人力では管材を移動させにくい場合には、管材を重機で吊った状態で移動させる。この場合、管材が重いため、吊った状態の管材に設けられたフランジと、他の管材に設けられたフランジとの貫通孔同士の位置合わせをするのは、困難になる。
特開2011−102619号公報 実開平6−18786号公報 特開平6−147365号公報
本発明が解決しようとする課題は、一対のフランジの貫通孔同士の位置を合せて一対の貫通孔にボルト等を容易に挿入できるようにする位置合わせ治具及び位置合わせ方法を提供することである。
実施形態の位置合わせ治具は、支持部材と、線状部材と、筒状部材と、第1保持部材とを持つ。前記線状部材は、可撓性を有し、一端部が前記支持部材に接続されるとともに、他端部に第1雄ネジ部及び回り止め部が前記一端部側からこの順で互いに連なって設けられている。前記筒状部材は、一端部に先端ほど外径が小さくなる凸部が形成され、内部に前記線状部材が挿入されるとともに、前記一端部に前記支持部材が配置される。前記第1保持部材は、前記第1雄ネジ部に嵌め合う第1雌ネジが形成され、前記筒状部材の他端部の端面に配置される。前記第1雄ネジ部の少なくとも一部は、前記筒状部材の前記他端部の外側に配置されている。
一実施形態の位置合わせ治具を示す一部を破断した側面図。 図1中のII−II線に相当する断面図。 図1中のIII方向矢視図。 一実施形態の位置合わせ治具におけるボルト頭部(支持部材)の側面の断面図。 一実施形態のボルト頭部の正面図及び背面図を併せて示す図。 一実施形態の位置合わせ治具におけるワイヤロープ(線状部材)の側面図。 一実施形態のワイヤロープの正面図。 一実施形態の位置合わせ治具におけるガイド機構凸部(筒状部材)の側面の断面図。 一実施形態の位置合わせ方法を示す側面の断面図。 一実施形態の位置合わせ方法を示す側面の断面図。 一実施形態の位置合わせ方法を示す側面の断面図。 一実施形態の位置合わせ方法を示す側面の断面図。 一実施形態の位置合わせ方法を示す側面の断面図。 一実施形態の位置合わせ治具の変形例における要部の断面図。
以下、実施形態の位置合わせ治具及び位置合わせ方法を、図面を参照して説明する。
図1から図3に示す本実施形態の位置合わせ治具1は、管材101、111(図9参照)のフランジ102、112同士の位置合わせに用いられる。
位置合わせ治具1は、ボルト頭部(支持部材)11と、ワイヤロープ(線状部材)16と、ガイド機構凸部(筒状部材)26と、第1ナット(第1保持部材)31と、第2ナット(第2保持部材)36と、を備える。
以下では、ボルト頭部11、ワイヤロープ16、ガイド機構凸部26、第1ナット31、及び第2ナット36の各軸線が共通に配置される軸線を共通軸線Cと呼ぶ。
図4及び図5に示すように、ボルト頭部11は、円筒状に形成された案内部12と、案内部12の開口周縁部から全周にわたり径方向外側に突出するように設けられたフランジ部13と、を有する。
図1、図4、及び図5に示すように、案内部12におけるガイド機構凸部26の一端部26aに対向する端部(以下、他端部と呼ぶ)には、第1貫通孔12aが形成されている。なお、本明細書では、対向するは、接触するも含む意味である。第1貫通孔12aは、案内部12におけるフランジ部13が設けられた端部(以下、一端部と呼ぶ)とは反対側の端部に形成されている。案内部12の一端部は、案内部12における第1貫通孔12aに対するガイド機構凸部26とは反対側の端部である。
案内部12の一端部には、第2貫通孔12bが形成されている。第2貫通孔12bは、第1貫通孔12aよりも内径が大きい(大径である)。第2貫通孔12bは、第1貫通孔12aと同軸に形成されている。
案内部12の他端部には、他端部の先端ほど内径が大きくなる凹部12cが形成されている。言い換えれば、凹部12cの内径は、ガイド機構凸部26に向かうにしたがって大きくなる。図4に示す共通軸線Cを含む平面によるボルト頭部11の断面において、凹部12cと第1貫通孔12aとが連なる面は、丸みを帯びていることが好ましい。
図4及び図5に示すように、第1貫通孔12aの一端部側の開口周縁部12dには、摺動部材14が配置されていることが好ましい。この開口周縁部12dは、案内部12の第1貫通孔12aにおけるガイド機構凸部26とは反対側に配置されている。
摺動部材14は、黄銅等でリング状に形成されている。摺動部材14は、第1貫通孔12aと第2貫通孔12bとにより形成される段部に配置される。
図5に示す共通軸線Cに沿って見たときに、フランジ部13の外形は正6角形状である。
ワイヤロープ16は、例えばステンレス鋼で形成された複数の素線をより合わせて形成されている。ワイヤロープ16は、可撓性を有している。
図6及び図7に示すように、ワイヤロープ16の一端部16aには、円筒状の係止部材17がカシメや溶接等により固定されている。係止部材17の外径は、第1貫通孔12aの内径よりも大きい。係止部材17の外径は、第2貫通孔12bの内径よりも小さい。係止部材17は、例えばステンレス鋼等に硬質クロムメッキすることで形成される。前述の摺動部材14は、係止部材17よりも柔らかい(剛性が低い)。
図1及び図2に示すように、ワイヤロープ16は、案内部12の第1貫通孔12a内に共通軸線Cに沿って挿入されている。係止部材17は、案内部12の第2貫通孔12b内に配置されている。ワイヤロープ16は、一端部16aがボルト頭部11に接続される。係止部材17及びワイヤロープ16の一端部16aは、ボルト頭部11内で共通軸線C周りに回転可能である。係止部材17と案内部12の開口周縁部12dとの間に、摺動部材14が配置される。係止部材17は、摺動部材14を介して案内部12における開口周縁部12dに係止される。
ワイヤロープ16は、ボルト頭部11に共通軸線C周りに回転可能に支持されている。
図6及び図7に示すように、ワイヤロープ16の他端部16bには、第1雄ネジ部19及び回り止め部20が設けられている。第1雄ネジ部19及び回り止め部20は、ワイヤロープ16の一端部16a側から、第1雄ネジ部19、回り止め部20の順で配置され、互いに連なっている。ワイヤロープ16、第1雄ネジ部19、及び回り止め部20は、共通軸線C上に、共通軸線Cに沿って位置をずらして配置されている。
第1雄ネジ部19及び回り止め部20は一体に形成され、第1雄ネジ部19はワイヤロープ16に溶接等により固定されている。
第1雄ネジ部19は、円柱状に形成されている。第1雄ネジ部19の外周面には、螺線状のネジ溝が形成されている。回り止め部20は、例えば6角柱状に形成されている。第1雄ネジ部19の外径は、ワイヤロープ16の外径よりも大きい。回り止め部20の外径は、第1雄ネジ部19の外径よりも小さい。
図3及び図8に示すように、ガイド機構凸部26は、円筒状に形成されている。ガイド機構凸部26の外径は、ボルト頭部11の案内部12の外径と同等である。ガイド機構凸部26の一端部26aには、先端ほど外径が小さくなる凸部27が形成されている。凸部27は、ボルト頭部11に向かうにしたがって外径が小さくなる(図1参照)。共通軸線Cを含む平面による凸部27の先端部の断面形状は、尖ることなく丸みを帯びていることが好ましい。
ガイド機構凸部26の他端部26b外周面には、第2雄ネジ28が形成されている。第2雄ネジ28は、ガイド機構凸部26の他端部26b側の端面から、ガイド機構凸部26の一端部26aに向かって所定の範囲にわたり形成されている。
ガイド機構凸部26は、内部に共通軸線Cに沿ってワイヤロープ16が挿入される。ガイド機構凸部26の一端部26aにボルト頭部11が配置される。ガイド機構凸部26の他端部26bの外側に、第1雄ネジ部19の一部が配置される。なお、ガイド機構凸部26の他端部26bの外側に、第1雄ネジ部19の全体が配置されるように構成してもよい。
第1ナット31には、第1雄ネジ部19に嵌め合う第1雌ネジ32が形成されている。第1ナット31は、ガイド機構凸部26の他端部26bの端面に配置される。第1ナット31の外径は、ガイド機構凸部26の第2雄ネジ28の外径よりも小さい。
第1ナット31の外側に、回り止め部20の少なくとも一部が配置される。
第2ナット36には、ガイド機構凸部26の第2雄ネジ28に嵌め合う第2雌ネジ37が形成されている。
図3に示すように共通軸線Cに沿って見たときに、第1ナット31及び第2ナット36の外形はそれぞれ正6角形状である。
ボルト頭部11、第1雄ネジ部19、回り止め部20、ガイド機構凸部26、第1ナット31、及び第2ナット36は、それぞれステンレス鋼等で形成される。
次に、図9に示すように、以上のように構成された位置合わせ治具1を用いて、第1管材101と第2管材111とを位置合わせする本実施形態の位置合わせ方法について説明する。この例では、第1管材101の第1フランジ102の第1連通孔103と、第2管材111の第2フランジ112の第2連通孔113と、を位置合わせする。
第1フランジ102は、第1管材101の開口周縁部から径方向外側に突出するように設けられている。第1フランジ102には、第1管材101の軸線周りに複数の第1連通孔103が形成されている(図9から図13には、第1連通孔103を1つのみ示す)。
同様に、第2フランジ112は、第2管材111の開口周縁部から径方向外側に突出するように設けられている。第2フランジ112には、第2管材111の軸線周りに複数の第2連通孔113が形成されている(図9から図13には、第2連通孔113を1つのみ示す)。
案内部12の外径や、案内部12がフランジ部13からガイド機構凸部26に向かって突出する長さLが様々に異なる仕様の位置合わせ治具1を予め用意しておくことが好ましい。案内部12が突出する長さLが第1フランジ102の厚さと同等になるように、位置合わせ治具1を選ぶことが好ましい。
作業者は、フランジ102、112の連通孔103、113を位置合わせする位置合わせ工程を行う。まず、位置合わせ治具1のワイヤロープ16の他端部16bを第1フランジ102の第1連通孔103に挿入するとともに第2フランジ112の第2連通孔113に挿入する。予め、フランジ102、112の間に、図示しないパッキン等の封止部材を設けてもよい。
次に、図10に示すように、ワイヤロープ16の他端部16bをガイド機構凸部26の一端部26aに挿入する。ガイド機構凸部26を第2フランジ112の第2連通孔113に挿入する。
続いて、図11に示すように、第1ナット31の第1雌ネジ32に回り止め部20を通す。第1雄ネジ部19に第1ナット31の第1雌ネジ32を嵌め合わせる。
次に、第1ナット31に対して回り止め部20を共通軸線C周りに相対的に回転させて、ガイド機構凸部26の他端部26bに向かって第1ナット31を締め込む。具体的には、第1ナット31をスパナ等の第1工具D1で共通軸線C周りに回転しないように保持した状態で、回り止め部20をインパクトドライバ等の第2工具D2で共通軸線C周りに回転させる。
回り止め部20及び第1雄ネジ部19が互いに連なっているため、回り止め部20とともに第1雄ネジ部19、ワイヤロープ16、及び係止部材17が共通軸線C周りに回転する。第1雄ネジ部19に対して第1ナット31がガイド機構凸部26の他端部26bに向かって締め込まれる。第1雄ネジ部19に対して、第1ナット31及びガイド機構凸部26がボルト頭部11に向かって締め込まれる。
ボルト頭部11に対して係止部材17及びワイヤロープ16が第1ナット31に向かって引かれる。係止部材17が、摺動部材14を介して案内部12における開口周縁部12dに係止される。ボルト頭部11が、第1フランジ102の第2フランジ112とは反対側の面に係止する。ボルト頭部11に対して係止部材17及びワイヤロープ16が、共通軸線C周りに回転する。ボルト頭部11に対して係止部材17が共通軸線C周りに回転することで、ワイヤロープ16が、共通軸線C周りにねじれるのが抑えられる。
係止部材17は摺動部材14よりも硬いため、係止部材17と摺動部材14とが擦れ合っても、係止部材17が摩耗しにくい。
図12に示すように、ガイド機構凸部26の凸部27がボルト頭部11の凹部12c(第1フランジ102の第1連通孔103)に案内され、ボルト頭部11とガイド機構凸部26とがほぼ同軸上に配置される。
以上の工程で位置合わせ工程が終了し、第1フランジ102の第1連通孔103と第2フランジ112の第2連通孔113とが位置合わせされる。
なお、第1ナット31を締め込むのに、回り止め部20をスパナ等で共通軸線C周りに回転しないように保持した状態で、第1ナット31を共通軸線C周りに回転させてもよい。
次に、第1管材101の第1フランジ102と第2管材111の第2フランジ112とを位置合わせ治具1により接続する接続工程を行う。
まず、図13に示すように、作業者は、ガイド機構凸部26の第2雄ネジ28に第2ナット36の第2雌ネジ37を嵌め合わせる。
ガイド機構凸部26の第2雄ネジ28に対して第2ナット36を共通軸線C周りに相対的に回転させて、ボルト頭部11と第2ナット36とで第1フランジ102及び第2フランジ112を共通軸線Cに沿う方向に挟んだ状態に保持する。具体的には、ボルト頭部11のフランジ部13をスパナ等の第3工具D3で共通軸線C周りに回転しないように保持した状態で、第2ナット36をスパナ等の第4工具D4で共通軸線C周りに回転させる。
以上の工程で、フランジ102、112を1本の位置合わせ治具1により接続する接続工程を終了する。
同様に、第1フランジ102における他の第1連通孔103と、第2フランジ112における他の第2連通孔113と、を位置合わせ治具1により適宜位置合わせする。以上の工程で、第1管材101と第2管材111とが位置合わせされる。
第1フランジ102における残りの第1連通孔103と、第2フランジ112における残りの第2連通孔113と、を図示はしないが従来のボルト及びナットにより接続する。
以上の工程で、第1管材101と第2管材111とが接続される。
なお、フランジ102、112の連通孔103、113から位置合わせ治具1を取外し、位置合わせ治具1を取外した連通孔103、113同士を従来のボルト及びナットにより接続してもよい。
このようにすることで、位置合わせ治具1を繰り返し用いることができる。
以上説明したように、本実施形態の位置合わせ治具1及び位置合わせ方法によれば、作業者は、ワイヤロープ16の他端部16bを第1フランジ102の第1連通孔103に挿入するとともに第2フランジ112の第2連通孔113に挿入する。ワイヤロープ16の他端部16bをガイド機構凸部26の一端部26aに挿入する。ガイド機構凸部26を第2フランジ112の第2連通孔113に挿入する。
第1雄ネジ部19に第1ナット31の第1雌ネジ32を嵌め合わせる。第1ナット31に対して回り止め部20を共通軸線C周りに相対的に回転させて、ガイド機構凸部26の他端部26bに向かって第1ナット31を締め込む。ガイド機構凸部26の凸部27が第1フランジ102の第1連通孔103に案内され、ボルト頭部11とガイド機構凸部26とがほぼ同軸上に配置される。
したがって、フランジ102、112の連通孔103、113同士の位置を合せて連通孔103、113に位置合わせ治具1を挿入できるようにすることができる。
係止部材17がボルト頭部11の開口周縁部12dに係止するため、ボルト頭部11からワイヤロープ16が外れるのを確実に防止することができる。
係止部材17は摺動部材14を介してボルト頭部11の開口周縁部12dに係止するため、係止部材17が摩耗するのを抑制することができる。
係止部材17はボルト頭部11の第2貫通孔12b内に配置されているため、ボルト頭部11の外部に係止部材17が突出するのを抑えることができる。
ガイド機構凸部26の一端部26aに対向するボルト頭部11の案内部12の端部には、凹部12cが形成されている。これにより、ボルト頭部11とガイド機構凸部26とを同軸上に配置しやすくすることができる。
位置合わせ治具1が第2ナット36を備え、ボルト頭部11と第2ナット36とでフランジ102、112を挟んだ状態に保持する。したがって、連通孔103、113同士の位置を合せたフランジ102、112を、位置合わせ治具1により接続することができる。
なお、ワイヤロープ16が共通軸線C周りのねじりに強い場合等には、ワイヤロープ16の一端部16aはボルト頭部11に固定されていてもよい。
連通孔103、113とガイド機構凸部26との隙間が比較的大きく、第1フランジ102の第1連通孔103によりガイド機構凸部26の凸部27が案内される場合等には、ボルト頭部11の案内部12に凹部12cは形成されなくてもよい。
係止部材17と摺動部材14との間に作用する荷重が小さい場合等には、位置合わせ治具1は摺動部材14を備えなくてもよい。
回り止め部20が、6角柱状に形成されているとした。しかし、回り止め部の形状はこれに限定されず、4角柱状等の多角柱状に形成されてもよい。すなわち、回り止め部20は円柱状や円錐状でなければよい。
ボルト頭部11の案内部12は円筒状であるとしたが、案内部は角筒状であるとしてもよい。
フランジ102、112を位置合わせ治具1により連通孔103、113の位置合わせをするが、フランジ102、112同士を接続しない場合等には、位置合わせ治具1は第2ナット36を備えなくてもよいし、接続工程を行わなくてもよい。
図14に示す位置合わせ治具1Aのように、ボルト頭部11の第2貫通孔12bにおける第1貫通孔12a寄りの端面12eは、第1貫通孔12a寄りほど内径が小さくなるように形成されてもよい。
回り止め部20に対する第1雄ネジ部19とは反対側に、第1雄ネジ部19と同様に構成された第3雄ネジ部を備えてもよい。すなわち、第1雄ネジ部19と第3雄ネジ部とにより、回り止め部20を共通軸線Cに沿って挟むように構成してもよい。
ボルト頭部11に第2貫通孔12bが形成されなくてもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、ボルト頭部11、ワイヤロープ16、ガイド機構凸部26、及び第1ナット31を持つことにより、フランジ102、112の連通孔103、113同士の位置を合せて連通孔103、113にボルト等を挿入できるようにすることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1、1A…位置合わせ治具、11…ボルト頭部(支持部材)、12…案内部、12a…第1貫通孔、12b…第2貫通孔、12c…凹部、12d…開口周縁部、14…摺動部材、16…ワイヤロープ(線状部材)、16a、26a…一端部、16b、26b…他端部、17…係止部材、19…第1雄ネジ部、20…回り止め部、26…ガイド機構凸部(筒状部材)、27…凸部、28…第2雄ネジ、31…第1ナット(第1保持部材)、32…第1雌ネジ、36…第2ナット(第2保持部材)、37…第2雌ネジ、102…第1フランジ、103…第1連通孔、112…第2フランジ、113…第2連通孔、C…共通軸線(軸線)

Claims (8)

  1. 支持部材と、
    可撓性を有し、一端部が前記支持部材に接続されるとともに、他端部に第1雄ネジ部及び回り止め部が前記一端部側からこの順で互いに連なって設けられた線状部材と、
    一端部に先端ほど外径が小さくなる凸部が形成され、内部に前記線状部材が挿入されるとともに、前記一端部に前記支持部材が配置される筒状部材と、
    前記第1雄ネジ部に嵌め合う第1雌ネジが形成され、前記筒状部材の他端部の端面に配置される第1保持部材と、
    を備え、
    前記第1雄ネジ部の少なくとも一部は、前記筒状部材の前記他端部の外側に配置されている位置合わせ治具。
  2. 前記支持部材は、内部に前記線状部材が挿入される第1貫通孔が形成された案内部を有し、
    前記線状部材の前記一端部には、前記第1貫通孔の内径よりも外径が大きい係止部材が設けられ、
    前記係止部材は、前記案内部における前記第1貫通孔の前記筒状部材とは反対側の開口周縁部に係止される
    請求項1に記載の位置合わせ治具。
  3. 前記案内部における前記第1貫通孔の前記開口周縁部と前記係止部材との間には、前記係止部材よりも柔らかい摺動部材が設けられ、
    前記係止部材は、前記摺動部材を介して前記案内部における前記第1貫通孔の前記開口周縁部に係止される
    請求項2に記載の位置合わせ治具。
  4. 前記案内部における前記第1貫通孔に対する前記筒状部材とは反対側には、前記第1貫通孔よりも大径の第2貫通孔が形成され、
    前記係止部材は、前記第2貫通孔内に配置されている
    請求項2又は3に記載の位置合わせ治具。
  5. 前記筒状部材の前記一端部に対向する前記案内部の端部には、先端ほど内径が大きくなる凹部が形成されている
    請求項2から4のいずれか一項に記載の位置合わせ治具。
  6. 前記筒状部材の外周面には、第2雄ネジが形成され、
    前記第2雄ネジに嵌め合う第2雌ネジが形成された第2保持部材を備える
    請求項1から5のいずれか一項に記載の位置合わせ治具。
  7. 請求項1に記載の位置合わせ治具の前記線状部材の前記他端部を第1フランジの第1連通孔に挿入するとともに第2フランジの第2連通孔に挿入し、
    前記線状部材の前記他端部を前記筒状部材の前記一端部に挿入し、
    前記筒状部材を前記第2連通孔に挿入し、
    前記第1雄ネジ部に前記第1保持部材の前記第1雌ネジを嵌め合わせ、
    前記第1保持部材に対して前記回り止め部を前記線状部材の軸線周りに相対的に回転させて、前記筒状部材の前記他端部に向かって前記第1保持部材を締め込み、
    前記第1フランジの前記第2フランジとは反対側の面に前記支持部材を係止させる
    位置合わせ方法。
  8. 前記筒状部材の外周面に形成された第2雄ネジに第2保持部材の第2雌ネジを嵌め合わせ、
    前記第2雄ネジに対して前記第2保持部材を前記筒状部材の軸線周りに相対的に回転させて、前記支持部材と前記第2保持部材とで前記第1フランジ及び前記第2フランジを挟んだ状態に保持する
    請求項7に記載の位置合わせ方法。
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