JP2018122995A - ベルト損傷検出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルトの損傷部位を目視せずに、その損傷部位に対して適切に対処可能なベルト損傷検出システムを提供する。【解決手段】ベルトコンベアのベルトの損傷部位を検出するベルト損傷検出システムであって、前記ベルトのベルト面を撮像する撮像部と、撮像された前記ベルト面の画像に基づいて、前記損傷部位を検出する損傷部位検出部と、前記損傷部位の画像に基づいて前記損傷部位の形状を取得する損傷形状取得部と、前記損傷部位の形状に基づいて前記損傷部位の損傷レベルを判定する損傷レベル判定部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ベルト損傷検出システムに関する。
従来、坑道掘削工事を行なう際には、掘削ズリ(掘削岩屑)の搬出手段としてベルトコンベアが多用されている。そして、このベルトコンベアを用いた搬送方式では、坑内の掘削箇所から坑外の掘削ズリ仮置場まで連続的にベルトコンベアを配置することで、ダンプトラックなどの運搬手段の往来を省略することができ、掘削ズリの長距離搬送を多量・短時間で効率的に行なうことができる。
ベルトコンベアにおいて、ベルトが蛇行した場合には、ベルトが周辺のフレーム等に擦れて損傷するおそれがある。また、ベルト上の掘削ズリが原因でベルトが損傷することもある。そこで、特許文献1には、撮像したベルトの画像から損傷部位を検出し、その損傷した部位の画像をディスプレイに表示するベルト損傷検出システムが開示されている。
特開2012−30952号公報
しかしながら、特許文献1に記載のベルト損傷検出システムでは、損傷部位をディスプレイに表示するのみである。そのため、ユーザは、ディスプレイに表示される損傷部位の画像を確認するだけでは、その損傷部位に対してどのような対処が必要であるかがわからない。したがって、ユーザは、どのような対処が必要であるか判断するために、ベルトの損傷部位を目視で確認する必要があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ベルトの損傷部位を目視せずに、その損傷部位に対して適切に対処可能なベルト損傷検出システムを提供することである。
本発明の一態様は、ベルトコンベアのベルトの損傷部位を検出するベルト損傷検出システムであって、前記ベルトのベルト面を撮像する撮像部と、撮像された前記ベルト面の画像に基づいて、前記損傷部位を検出する損傷部位検出部と、前記損傷部位の画像に基づいて前記損傷部位の形状を取得する損傷形状取得部と、前記損傷部位の形状に基づいて前記損傷部位の損傷レベルを判定する損傷レベル判定部と、を備えるベルト損傷検出システムである。
また、本発明の一態様は、上述のベルト損傷検出システムであって、前記損傷形状取得部は、前記損傷部位の画像の濃淡に基づいて、前記損傷部位の面積と深さとを前記損傷部位の形状として取得する。
また、本発明の一態様は、上述のベルト損傷検出システムであって、損傷レベル判定部は、前記損傷部位の面積に応じた損傷面積ランクと、前記損傷部位の深さに応じた損傷深さランクとの組み合わせに基づいて損傷レベルを判定する。
また、本発明の一態様は、上述のベルト損傷検出システムであって、前記ベルトにおける損傷部位の位置を算出する位置算出部と、前記損傷レベル判定部により前記損傷レベルが判定された前記損傷部位の画像と、当該損傷部位の位置とを紐づけて保存する記憶部と、をさらに備える。
また、本発明の一態様は、上述のベルト損傷検出システムであって、前記位置算出部は、前記ベルトに設けられたマーカが検出された原点位置と、前記ベルトを下側から支持するローラの回転に応じてエンコーダから出力されるパルス信号と、に基づいて前記損傷部位の位置を算出する。
また、本発明の一態様は、上述のベルト損傷検出システムであって、前記損傷レベル判定部により判定された損傷レベルが所定のレベル以上である場合には、前記損傷レベルに応じた警報を出力する警報部をさらに備える。
以上説明したように、本発明によれば、ベルトの損傷部位を目視せずに、その損傷部位に対して適切に対処可能なベルト損傷検出システムを提供することができる。
本実施形態におけるベルト損傷検出システム1の概略構成の一例を示す図である。 本実施形態におけるベルト損傷検出装置30の概略構成の一例を示す図である。 本実施形態における損傷面積ランクの決定方法を説明する図である。 本実施形態における損傷レベル判定部303の損傷レベルの判定方法を示す図である。 本実施形態における損傷レベルA〜Eについて、説明する図である。 本実施形態における記憶部53に保存されるデータの一例を示す図である。 本実施形態におけるベルト損傷検出装置30の動作の流れを示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一又は類似の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省く場合がある。
実施形態におけるベルト損傷検出システムは、ベルトコンベアのベルトの損傷部位を検出するシステムであって、ベルトの損傷部位の形状に基づいてその損傷部位の損傷レベルを判定するものである。すなわち、実施形態におけるベルト損傷検出システムは、ベルトの損傷部位の大きさや深さに応じて、その損傷部位のベルト3に対する影響度を算出する。
以下、実施形態のベルト損傷検出システムを、図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態におけるベルト損傷検出システム1の概略構成の一例を示す図である。図1に示すように、ベルト損傷検出システム1は、ベルトコンベア2、マーカ検出部6、位置検出部7、照明部10,11、撮像部20,21、制御装置25、ベルト損傷検出装置30、操作部40及び表示装置50を備える。
ベルトコンベア2は、トンネル掘削等で掘削した掘削ズリの搬送するものである。ベルトコンベア2は、ベルト3、ローラ4、マーカ5及びローラを回転させるモータ(不図示)を備える。
ベルト3は、ローラ4に巻回されている。トンネル掘削等で掘削した掘削ズリは、ベルト3の上面に載置され搬送される。例えば、トンネル掘削等で用いられるベルト3は、黒色のゴムベルトが用いられる。
マーカ5は、ベルト3の所定の位置に設けられている。例えば、マーカ5は、ベルト3の縁部に設けられてもよいし、ベルト3に埋め込まれてもよい。このマーカ5は、ベルト3の基点の位置を示すものであって、例えば、発磁体である。
マーカ検出部6は、ベルト3に設けられたマーカ5を検出する。例えば、マーカ5が発磁体である場合には、マーカ検出部6は、磁気検出器である。マーカ検出部6は、ベルト3に設けられたマーカ5を検出すると、そのマーカ5を検出したことを示すマーカ検出信号を制御装置25に出力する。
位置検出部7は、循環走行しているベルト3の任意の位置を検出する。例えば、位置検出部7は、ローラ4の回転位置を検出することで、走行しているベルト3の任意の位置を検出する。例えば、位置検出部7は、ローラ4に設けられたエンコーダである。位置検出部7は、ローラ4の回転に応じたパルス信号を制御装置25に出力する。
照明部10は、ベルト3の上面(表面)に対して光を照射するライトである。照明部11は、ベルト3の下面(裏面)に対して光を照射するライトである。例えば、照明部10,11は、LED(Light Emitting Diode)照明である。
撮像部20,21は、ベルト3のベルト面を撮像する。撮像部20は、照明部10によって光が照射されたベルト3の上面を撮影する。撮像部20は、撮像した画像をベルト損傷検出装置30に出力する。撮像部21は、照明部11によって光が照射されたベルト3の下面を撮影する。撮像部21は、撮像した画像をベルト損傷検出装置30に出力する。例えば、撮像部20,21はラインスキャナカメラであり、ベルト面を連続的に撮像する。
制御装置25は、ベルトコンベア駆動部26、照明駆動部27及び状態算出部28を備える。
ベルトコンベア駆動部26は、ベルトコンベア2を稼動させることを示す操作信号を操作部40から取得すると、ベルトコンベア2のモータを駆動することで、ベルト3を循環走行させる。例えば、操作部40は、ユーザにより操作されることで、操作信号を制御装置25に出力する。
照明駆動部27は、照明部10,11のそれぞれに電力を供給することで、照明部10,11からベルト面である上面と下面のそれぞれに光を照射させる。
状態算出部28は、速度算出部281及び位置算出部282を備える。
速度算出部281は、位置検出部7から出力されるパルス信号に基づいて、循環走行しているベルト3の速度を算出する。例えば、速度算出部281は、パルス信号を取得する間隔や単位時間あたりのパルス信号のカウント数に基づいて、循環走行しているベルト3の速度を算出する。
位置算出部282は、ベルト3における任意の位置を算出する。例えば、位置算出部282は、ベルト3における損傷部位の位置(以下、「損傷位置」という。)を算出する。
位置算出部282は、ベルト3に設けられたマーカ5が検出された原点位置と、ベルト3を下側から支持するローラ4の回転に応じて位置算出部282から出力されるパルス信号と、に基づいて、ベルト3の損傷位置を算出する。例えば、位置算出部282は、ベルト3に設けられたマーカ5が検出された位置を基準として、位置検出部7から取得したパルス信号のカウント数に応じて、ベルト3における任意の位置を算出する。したがって、位置算出部282は、ベルト損傷検出装置30によりベルト3の損傷部位が検出された場合には、そのときに撮像部20又は撮像部21に撮像されていたベルト3の位置を算出することで、ベルト3の損傷位置を算出することができる。例えば、このベルト3の損傷位置は、原点位置からの距離である。
ベルト損傷検出装置30は、ベルト3の損傷部位を検出するとともに、その損傷部位の損傷具合を示す損傷レベルを判定する。
図2は、本実施形態におけるベルト損傷検出装置30の概略構成の一例を示す図である。図2に示すように、ベルト損傷検出装置30は、損傷部位検出部301、損傷形状取得部302、損傷レベル判定部303及び出力部304を備える。
損傷部位検出部301は、撮像部20,21により撮像されたベルト面の撮像画像に基づいて、損傷部位を検出する。例えば、損傷部位検出部301は、撮像画像の濃淡に基づいて損傷部位を検出する。
損傷形状取得部302は、損傷部位検出部301により検出された損傷部位の形状を取得する。例えば、損傷形状取得部302は、損傷部位の画像の濃淡に基づいて、損傷部位の面積と深さとを損傷部位の形状として取得する。
損傷形状取得部302は、面積ランク決定部302a及び深さランク決定部302bを備える。
面積ランク決定部302aは、損傷部位の画像の濃淡に基づいて、その損傷部位の縦方向の長さと横方向の長さとを取得する。縦方向とは、ベルト3の走行方向である。横方向とは、ベルト3の走行方向に対して垂直方向である。面積ランク決定部302aは、取得した損傷部位の縦方向の長さと横方向の長さとに基づいて、その損傷部位の損傷面積ランクを決定する。図3は、本実施形態における損傷面積ランクの決定方法を説明する図である。
図3に示すように、縦方向の長さと横方向の長さとの組み合わせに応じて複数の損傷面積ランクが設定されている。本実施形態では、4つの損傷面積ランク([1],[2],[3],[4])が予め設定されている。ただし、本実施形態の損傷面積ランクは、これに限定されず、二つ以上のランクが設定されていればよい。本実施形態では、損傷面積ランク[1]、損傷面積ランク[2]、損傷面積ランク[3]、損傷面積ランク[4]の順に、損傷面積の度合いが高い。
例えば、図3に示すように、面積ランク決定部302aは、損傷部位検出部301により検出された損傷部位の縦方向の長さが20mmであって、横方向の長さが10mmである場合には、その損傷部位の損傷面積ランクを損傷面積ランク[1]に決定する。例えば、面積ランク決定部302aは、損傷部位検出部301により検出された損傷部位の縦方向の長さが90mmであって、横方向の長さが20mmである場合には、その損傷部位の損傷面積ランクを損傷面積ランク[2]に決定する。例えば、面積ランク決定部302aは、損傷部位検出部301により検出された損傷部位の縦方向の長さが180mmであって、横方向の長さが30mmである場合には、その損傷部位の損傷面積ランクを損傷面積ランク[3]に決定する。例えば、面積ランク決定部302aは、損傷部位検出部301により検出された損傷部位の縦方向の長さが270mmであって、横方向の長さが90mmである場合には、その損傷部位の損傷面積ランクを損傷面積ランク[4]に決定する。
なお、縦方向の傷に比べて横方向の傷のほうがベルト3の耐力への影響度が高い傾向にある。そのため、本実施形態では、損傷部位の横方向の長さに対して横方向の長さの損傷が厳しく判定されるように、損傷面積ランクが決定される。
深さランク決定部302bは、損傷部位の画像の濃淡に基づいて、その損傷部位の深さを取得する。そして、深さランク決定部302bは、取得した損傷部位の深さに基づいて、その損傷部位の損傷深さランクを決定する。損傷深さランクは、その損傷部位の深さに応じて決定される。
損傷部位の深さは、損傷部位の画像の濃淡が濃いほど深い。したがって、本実施形態では、画像の濃淡レベルに応じて複数の損傷深さランクが設定されている。そのため、深さランク決定部302bは、損傷部位の画像の濃淡レベルに応じて損傷深さランクを決定する。本実施形態では、3つの損傷深さランク[1],[2],[3]が予め設定されている。ただし、本実施形態の損傷深さランクは、これに限定されず、二つ以上のランクが設定されていればよい。本実施形態では、損傷深さランク[1]、損傷深さランク[2]、損傷深さランク[3]の順に、損傷の深さの度合いが高い。例えば、損傷部位の画像の濃淡が第1濃淡閾値未満である場合には、損傷深さランク[1]とする。例えば、損傷部位の画像の濃淡が第1濃淡閾値以上であって第2濃淡閾値(>第1濃淡閾値)未満である場合には、損傷深さランク[2]とする。例えば、損傷部位の画像の濃淡が第3濃淡閾値(>第2濃淡閾値)以上である場合には、損傷深さランク[3]とする。
損傷レベル判定部303は、損傷形状取得部302が取得した損傷部位の形状に基づいて損傷部位の損傷レベルを判定する。図4は、本実施形態における損傷レベル判定部303の損傷レベルの判定方法を示す図である。
より具体的には、図4に示すように、損傷レベル判定部303は、面積ランク決定部302aで決定された損傷面積ランクと、深さランク決定部302bで決定された損傷深さランクと、の組み合わせに基づいて損傷部位の損傷レベルを判定する。本実施形態において、損傷レベル判定部303は、面積ランク決定部302aで決定した損傷面積ランクと、深さランク決定部302bで決定した深さランクと、の組み合わせに基づいて、損傷部位の損傷レベルが損傷レベルA〜Eのどれに該当するか判定する。
この損傷レベルは、損傷部位の損傷状態を示すものである。そのため、ユーザは、予め損傷レベルに応じた処置を設定しておくことで、その損傷部位に対して適正に処置を行うことができる。図5は、本実施形態における損傷レベルA〜Eについて、説明する図である。
図5に示すように、損傷レベルA、損傷レベルB、損傷レベルC、損傷レベルD、損傷レベルEの順に、損傷部位の損傷状態が悪く、その損傷部位に対する処置の緊急性が高い。例えば、損傷レベルAは、損傷部位の損傷状態がベルト3の上部カバーゴムのみの損傷であることを示す。したがって、損傷レベルAの損傷部位は、処置の緊急性が最も低いため、補修不要となる。
損傷レベルBは、損傷部位の損傷状態がベルト3の強度に影響しない程度であることを示す。したがって、損傷レベルBの損傷部位の処置としては、例えば、定期メンテナンス時において、その損傷部位にパッチを当てて補修する。
損傷レベルCは、損傷部位の損傷状態がベルト3の強度が低下する程度であることを示す。したがって、損傷レベルCの損傷部位の処置としては、例えば、定期メンテナンス時において、その損傷部位にパッチを当てて補修することを優先的に行う。
損傷レベルDは、損傷部位の損傷状態がベルト3の帆布が50%以上損傷している程度であることを示す。したがって、損傷レベルDの損傷部位の処置としては、例えば、その損傷部位の損傷状態を目視することで補修処置を決定し、掘進終了後に、その補修処置を行う。
損傷レベルEは、損傷部位の損傷状態が致命傷であることを示す。したがって、損傷レベルEの損傷部位の処置としては、例えば、ベルトコンベア2を停止させて、その損傷部位のベルト3を切り詰めることで補修する。
出力部304は、損傷レベルが判定された損傷部位の損傷位置を位置算出部282から取得する。そして、出力部304は、損傷レベルが判定された損傷部位の撮像画像と、その損傷レベルと、その損傷部位の損傷位置とを紐付けて、表示装置50に有線又は無線で送信する。なお、ベルト損傷検出装置30と表示装置50との通信ネットワークは、無線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路及び有線通信の伝送路の組み合わせであってもよい。その通信ネットワークは、携帯電話回線網などの移動体通信網、無線パケット通信網、インターネット及び専用回線又はそれらの組み合わせであってもよい。
表示装置50は、表示モニタ51、警報部52及び記憶部53を備える。表示装置50は、出力部304から受信した、損傷レベルが判定された損傷部位の撮像画像と、その損傷レベルと、その損傷部位の損傷位置と、のデータをそれぞれ紐付けて、記憶部53に保存する。これにより、ユーザは、記憶部53に保存されたデータを表示モニタ51に表示させることが可能になり、損傷部位の撮像画像を閲覧可能となる。図6は、記憶部53に保存されるデータの一例を示す図である。図6に示すように、必要に応じて損傷部位の撮像画像を取得した日付を、その撮像画像に紐付けて記憶部53に保存してもよい。これにより、ユーザは、損傷部位の撮像画像の履歴を確認することができる。したがって、ユーザは、損傷部位の損傷の進行過程を把握し、適切な補修計画を策定可能となる。
表示装置50は、出力部304から受信した、損傷レベルが判定された損傷部位の撮像画像と、その損傷レベルと、その損傷部位の損傷位置とが紐付けられたデータを表示データとして表示モニタ51に表示する。
警報部52は、損傷レベル判定部により判定された損傷レベルが所定のレベル以上である場合には、その損傷レベルに応じた警報を出力する。例えば、警報部52は、表示モニタ51に警報表示してもよいし、音で警報してもよい。なお、表示装置50は、ベルト損傷検出装置30に含めるように構成されてもよい。このように、ユーザは、警報が出力された場合には、表示モニタ51に表示された損傷部位の損傷レベルを確認することで、その損傷部位に対してそのような対処が必要であるかを、損傷部位を目視せずに、容易に把握することができる。
以下に、本実施形態におけるベルト損傷検出装置30の動作の流れについて、説明する。図7は、本実施形態におけるベルト損傷検出装置30の動作の流れを示す図である。
損傷部位検出部301は、ベルトコンベア2が稼動している状態において、撮像部20,21により撮像されたベルト面の撮像画像を取得する。損傷部位検出部301は、取得した撮像画像に基づいて、その撮像画像に損傷部位があるか否かを判定する(ステップS101)。例えば、損傷部位検出部301は、取得した撮像画像において、所定のレベル以上の濃淡レベルの部分を損傷部位として検出する。損傷部位検出部301は、取得した撮像画像において、所定のレベル以上の濃淡レベルの部分がない場合には、その画像を破棄し、次の撮像画像を撮像部20,21から取得する(ステップS102)。
面積ランク決定部302aは、損傷部位の画像の濃淡に基づいて、その損傷部位の縦方向の長さと横方向の長さとを取得する。そして、面積ランク決定部302aは、取得した損傷部位の縦方向の長さと横方向の長さとの組み合わせに基づいて、複数の損傷面積ランクから、その損傷部位の損傷面積ランクを決定する(ステップS103)。
深さランク決定部302bは、損傷部位の画像の濃淡に基づいて、その損傷部位の深さを取得する。そして、深さランク決定部302bは、取得した損傷部位の深さに基づいて、複数の損傷深さランクから、その損傷部位の損傷深さランクを決定する(ステップS104)。
損傷レベル判定部303は、面積ランク決定部302aで決定された損傷面積ランクと、深さランク決定部302bで決定された損傷深さランクと、の組み合わせに基づいて損傷部位の損傷レベルを判定する(ステップS105)。
出力部304は、損傷レベルが判定された損傷部位の損傷位置を位置算出部282から取得する。そして、出力部304は、損傷レベルが判定された損傷部位の撮像画像と、その損傷レベルと、その損傷部位の損傷位置とを紐付けて、表示装置50に有線又は無線で送信する。
上述したように、本実施形態におけるベルト損傷検出システム1は、ベルト3のベルト面を撮像する撮像部20,21と、撮像されたベルト面の画像に基づいて、損傷部位を検出する損傷部位検出部301と、損傷部位の画像に基づいて損傷部位の形状を取得する損傷形状取得部302と、損傷部位の形状に基づいて損傷部位の損傷レベルを判定する損傷レベル判定部303と、を備える。これにより、ユーザは、損傷レベルを確認することで、その損傷部位に対して適切に対処可能である。すなわち、ユーザは、ベルトの損傷部位を目視せずに、その損傷部位に対して適切に対処可能である。
なお、撮像部20は、ベルト3の上面が洗浄された状態で撮像してもよいし、洗浄されていない状態で撮像してもよい。
ベルト損傷検出装置30の各部は、ハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。
また、上述した実施形態におけるベルト損傷検出装置30をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
1 ベルト損傷検出システム
2 ベルトコンベア
3 ベルト
6 マーカ検出部
7 位置検出部
10,11 照明部
20,21 撮像部
25 制御装置
30 ベルト損傷検出装置
40 操作部
50 表示装置
301 損傷部位検出部
302 損傷形状取得部
303 損傷レベル判定部
304 出力部

Claims (6)

  1. ベルトコンベアのベルトの損傷部位を検出するベルト損傷検出システムであって、
    前記ベルトのベルト面を撮像する撮像部と、
    撮像された前記ベルト面の画像に基づいて、前記損傷部位を検出する損傷部位検出部と、
    前記損傷部位の画像に基づいて前記損傷部位の形状を取得する損傷形状取得部と、
    前記損傷部位の形状に基づいて前記損傷部位の損傷レベルを判定する損傷レベル判定部と、
    を備えるベルト損傷検出システム。
  2. 前記損傷形状取得部は、前記損傷部位の画像の濃淡に基づいて、前記損傷部位の面積と深さとを前記損傷部位の形状として取得する請求項1に記載のベルト損傷検出システム。
  3. 損傷レベル判定部は、前記損傷部位の面積に応じた損傷面積ランクと、前記損傷部位の深さに応じた損傷深さランクとの組み合わせに基づいて損傷レベルを判定する請求項2に記載のベルト損傷検出システム。
  4. 前記ベルトにおける損傷部位の位置を算出する位置算出部と、
    前記損傷レベル判定部により前記損傷レベルが判定された前記損傷部位の画像と、当該損傷部位の位置とを紐づけて保存する記憶部と、
    をさらに備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のベルト損傷検出システム。
  5. 前記位置算出部は、前記ベルトに設けられたマーカが検出された原点位置と、前記ベルトを下側から支持するローラの回転に応じてエンコーダから出力されるパルス信号と、に基づいて前記損傷部位の位置を算出する請求項4に記載のベルト損傷検出システム。
  6. 前記損傷レベル判定部により判定された損傷レベルが所定のレベル以上である場合には、前記損傷レベルに応じた警報を出力する警報部をさらに備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のベルト損傷検出システム。
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