JP2018122917A - 容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄後の乾燥が容易な容器の提供を目的とする。【解決手段】本発明の容器10は、上部に開口10Aを有する箱形をなし、上下に段積み可能に構成される。容器10は、外周壁15の上下の両端部から外側へ張り出す上フランジ部21と下フランジ部31を有し、段積み状態のときに、上側の容器10の下フランジ部31が下側の容器10の上フランジ部21に重ねられると共に、上側の容器10の底部が下側の容器10の開口10Aに受容されて、下側の容器10の開口10Aが閉塞される。そして、段積み状態のときに、上側の容器10の下フランジ部31と下側の容器10の上フランジ部21との間に下側の容器10の内側空間を外部に連通させるための隙間41が形成される。【選択図】図8

Description

本発明は、上下に段積み可能に構成された容器に関する。
特許文献1には、外周壁の上端部と下端部から上フランジ部と下フランジ部が外側に張り出した容器が記載されている。この容器が上下に段積みされると、上側の容器の下フランジ部が下側の容器の上フランジ部と当接する。
実開昭49−144627号公報(第6図)
ところで、上述した容器は、洗浄された後、段積み状態で乾燥される場合がある。しかしながら、この場合、容器の内側に残った水分が乾燥し難いという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、洗浄後の乾燥が容易な容器の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、上部に開口を有する箱形をなし、上下に段積み可能に構成された容器であって、側壁の上下の両端部から外側へ張り出す上フランジ部と下フランジ部を有し、段積み状態のときに、上側の容器の前記下フランジ部が下側の容器の前記上フランジ部に重ねられると共に、前記上側の容器の底部が前記下側の容器の前記開口に受容されて、前記下側の容器の前記開口が閉塞される容器において、前記上フランジ部と前記下フランジ部の少なくとも一方のコーナー部には、前記段積み状態のときに、前記上側の容器の前記下フランジ部と前記下側の容器の前記上フランジ部との間に前記下側の容器の内側空間を外部に連通させるための隙間を形成する隙間形成部が設けられている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の容器において、前記隙間形成部は、少なくとも前記上フランジ部に設けられている。
請求項3の発明は、請求項2に記載の容器において、前記上フランジ部と前記下フランジ部には、前記段積み状態のときに上下方向で凹凸係合する係合突部と係合凹部が設けられ、前記隙間形成部として、前記係合突部を水平方向に貫通する第1隙間形成部と、前記係合凹部から水平方向の外側へ延びて前記係合凹部と前記容器の外部を連通させる第2隙間形成部と、を備えている。
請求項4の発明は、請求項3に記載の容器において、前記段積み状態のときに前記第1隙間形成部と前記第2隙間形成部が前記容器の内外方向で重なる。
請求項5の発明は、請求項1乃至4のうち何れか1の請求項に記載の容器において、前記側壁のコーナー部の上端部と前記底部のコーナー部とが共にR形状をなし、前記底部のコーナー部のRが前記側壁のコーナー部の上端部のRより大きくなっている。
請求項6の発明は、請求項1乃至5のうち何れか1の請求項に記載の容器において、前記側壁のコーナー部の内面には、その内面の上側を外方に広げる段差が設けられている。
[請求項1の発明]
本発明によれば、容器が複数段積みされたときに、上側の容器の下フランジ部と下側の容器の上フランジ部との間に、下側の容器の内側空間を外部に連通させるための隙間が形成されるので、容器内に残った水分が乾燥しやすくなる。このように、本発明の容器によれば、洗浄後の乾燥が容易となる。
[請求項2の発明]
本発明によれば、段積み状態の容器を回転脱水機にかけたときに、下側の容器内の水分を排出し易くなる。
[請求項3の発明]
本発明では、段積み状態において、下側の容器の開口縁と上側の容器の底部との間に隙間が形成される場合であっても、係合突部と係合凹部の凹凸係合によって上側の容器の下側の容器に対する横ずれを抑制可能となる。しかも、係合突部と係合凹部に形成された第1隙間形成部と第2隙間形成部を介して、段積み状態において下側の容器の内側部分に残る水分を外部に排出することが可能となる。
[請求項4の発明]
本発明では、第1隙間形成部と第2隙間形成部が容器の内外方向で重なるので、容器内の水分をスムーズに排出することが可能となる。
[請求項5の発明]
本発明では、隙間形成部によって形成される隙間へと向かう水分の通り道が拡大されるので、容器内の水分をスムーズに排出することが可能となる。
[請求項6の発明]
本発明によれば、隙間形成部によって形成される隙間へ容器内の水分を誘導し易くなる。また、本発明では、段積み状態のときに下側の容器の開口内に上側の容器の底部が受容される構成であっても、側壁のコーナー部の内面に設けられた段差によって、下側の容器内の水分の通り道を確保することが可能となる。
第1実施形態に係る容器を上方から見た斜視図 図1における容器のコーナー部周辺の拡大図 容器を下方から見た斜視図 図3における容器のコーナー部周辺の拡大図 段積みされた容器の斜視図 段積みされた容器の側断面図 段積みされた容器をA−A面で切断したときの斜視図 段積みされた容器をA−A面で切断したときの側面図 段積みされた容器のコーナー部を連通溝の延在方向から見た図 段積みされた容器をB−B面で切断したときの平面図 第2実施形態に係る容器の斜視図 段積みされた容器の側断面図 他の実施形態に係る容器の側断面図 他の実施形態に係る容器の側断面図 他の実施形態に係る容器の側断面図 他の実施形態に係る容器の側断面図
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示されるように、本実施形態に係る容器10は、平面視長方形状の底壁11の外縁部から外周壁15(本発明の「側壁」に相当する。)が起立した構造になっていて、上部に開口10Aを有している。外周壁15は、上側へ向かうにつれて外側へ広がるように傾斜している。
図1、図3及び図6に示されるように、底壁11は、主板12の下面から下方突部13が突出した構造になっている。下方突部13は、主板12の外周部から下方に突出する下端外周壁13Aと、下端外周壁13Aの内側領域に網目状に張り巡らされた複数の内側補強壁13Bと、で構成されている。
図1に示されるように、外周壁15の上下の両端部からは、上フランジ部21と下フランジ部31が外側に張り出している。また、外周壁15における上端寄り部分からは、中間フランジ部22が外側に張り出している。上フランジ部21と下フランジ部31は、外周壁15の周方向全体に亘って形成され、矩形枠状をなしている。中間フランジ部22は、外周壁15の4つのコーナー部と長辺部分とに形成されている。上フランジ部21と中間フランジ部22と下フランジ部31は、外周壁15から突出する第1鉛直リブ16によって連絡されている。また、上フランジ部21と中間フランジ部22は、外周壁15の上端部から外側に突出する第2鉛直リブ17によっても連絡されている。
上フランジ部21における短辺部分の中央部には、持ち手部23が形成されている。持ち手部23は、上フランジ部21の外縁部を下方に陥没させてなる。また、下フランジ部31の短辺部分には、外縁部が切除されてなる切欠部31Kが設けられている。
上フランジ部21の内縁部には、上方に突出する上端突部25が設けられている。上端突部25は、上フランジ部21における短辺部分の中央部を除いた部分に形成され、谷部26を挟んで対向する1対のU字状突部27,27によって構成されている。上端突部25の高さは、上述した下方突部13の下端から下フランジ部31の下端までの高さよりも低くなっている。
各U字状突部27のコーナー部には、上端部が切除されてなる上端切欠部28が形成されている。言い換えれば、上端切欠部28は、上フランジ部21の各コーナー部に設けられている。なお、上端切欠部28は、下方へ向かうにつれて幅狭になる台形状に形成されている(図2参照)。
図1及び図3に示されるように、下フランジ部31において上端突部25に対応する部分には、下方に開放した下端凹部35が設けられている。詳細には、下フランジ部31は、下フランジ部31の内縁部が段付き状に隆起してなる隆起部32を備え、その隆起部32の裏側(下側)に下端凹部35が形成されている。より詳細には、隆起部32は、下フランジ部31における短辺部分の中央部を除いた部分に形成され、谷部33を挟んで対向する1対のU字状土手部34,34によって構成されている。U字状土手部34の裏側は、U字状凹部37となっていて、谷部33の裏側は、U字状凹部37,37を区画する区画突部36となっている(図3参照)。そして、下端凹部35は、区画突部36を挟んで対向する1対のU字状凹部37,37によって構成されている。なお、図6に示されるように、下端凹部35の深さは、上端突部25の高さよりも大きくなっている。
図2に示されるように、下フランジ部31の各コーナー部には、隆起部32から水平方向の外側に延びる溝形壁38が形成されている。そして、図4に示されるように、溝形壁38の内側部分が、下端凹部35と容器10の外部を連通させる連通溝38Mとなっている。
図5及び図6に示されるように、本実施形態の容器10は、上下に段積み可能に構成されている。図6に示されるように、容器10が段積みされると、上側の容器10の底壁11が下側の容器10の開口10Aに受容され、上側の容器10の下フランジ部31が下側の容器10の上フランジ部21の上に重ねられる。そして、下側の容器10の開口10Aが上側の容器10の底部(具体的には、底壁11と下フランジ部31)によって閉塞される。このとき、下側の容器10の上フランジ部21の上端突部25が上側の容器10の下フランジ部31の下端凹部35に受容され、上端突部25と下端凹部35が上下方向で凹凸係合する。
ここで、外周壁15の上端部には、外周壁15の内周面の上側を外側に拡径する段差15Dが設けられている。そして、容器10が段積みされた状態で、上側の容器10における底壁11の外縁部(具体的には、下方突部13の下端外周壁13A)が下側の容器10における外周壁15の段差15Dの上方に配置される。このように、本実施形態の容器10では、外周壁15に段差15Dが設けられることによって、上側に段積みされる容器10の底壁11との干渉を回避しつつ、外周壁15の鉛直方向に対する傾斜を小さくすることが可能となっている。
なお、底壁11における下方突部13の下端面の外周部には、外側へ向かうに従って上側へ向かう傾斜部13Kが設けられている。傾斜部13Kは、段積み状態における上側の容器10の底壁11と下側の容器10の外周壁15(詳細には、外周壁15の段差15D)との干渉の回避に寄与している。
ところで、容器10が何回か使用されると、その容器10は洗浄される。洗浄後の容器10は、回転脱水機にかけられる。ここで、洗浄後の容器10が複数存在すると、それら複数の容器10は、段積み状態で回転脱水機にかけられる。このとき、下側の容器10の内側空間が完全に閉じられると、下側の容器10の内側空間に残った水分を外部に排出することが困難になるという問題が考えられる。この問題を解決するため、本実施形態の容器10では、図7及び図8に示されるように、段積み状態のときに、上側の容器10の下フランジ部31と下側の容器10の上フランジ部21との間に下側の容器10の内側空間を外部に連通させる隙間41が形成される。この隙間41は、下側の容器10の上端突部25に設けられた上端切欠部28と、上側の容器10の下フランジ部31に設けられた連通溝38Mと、によって形成される。
図9に示されるように、下側の容器10の上端切欠部28と上側の容器10の連通溝38Mとは、容器10の周方向で同じ位置に配置されていて、上端切欠部28と連通溝38Mは、連通溝38Mの延在方向で重なる。従って、隙間41は、容器10の内外方向で直線状に形成される(図7及び図8参照)。なお、図9では、上側の容器10が灰色で示されている。
図10に示されるように、外周壁15のコーナー部は、R形状に形成されている。また、下方突部13のコーナー部も、R形状に形成されている。下方突部13のコーナー部のRは、外周壁15のコーナー部のRよりも大きくなっている。そして、本実施形態では、下方突部13のコーナー部が、外周壁15のうち段差15Dより下側に配置される部分よりも内側に配置される。本実施形態によれば、段積み状態における下側の容器10の内側部分(特に、段差15Dより下側に配置される部分)と上側の容器10の下端凹部35とが、容器10のコーナー部で鉛直方向に連絡され、下側の容器10の内側空間に残る水分を上側の容器10の下端凹部35まで移動させ易くなる。しかも、下方突部13の外周部に設けられた傾斜部13Kが下方突部13の外側へ向かうにつれて上方へ向かうように傾斜しているので、下側の容器10の内側部分に残る水分を上側の容器10の下端凹部35へと誘導し易くなっている。
本実施形態の容器10の構成に関する説明は以上である。なお、本実施形態では、上端突部25と下端凹部35が本発明の「係合突部」と「係合凹部」に相当し、上端切欠部28と連通溝38Mが本発明の「第1隙間形成部」と「第2隙間形成部」に相当する。
次に、本実施形態の容器10の作用効果について説明する。本実施形態では、容器10が複数段積みされたときに、上側の容器10の下フランジ部31と下側の容器10の上フランジ部21との間に、下側の容器10の内側空間を外部に連通させるための隙間が形成されるので、下側の容器10内に残った水分が乾燥しやすくなる。このように、本実施形態の容器10によれば、洗浄後の乾燥が容易となる。しかも、上記隙間は、段積み状態の容器10を回転脱水機にかけたときに水分が溜まりやすいコーナー部に形成されるので、回転脱水機で乾燥する際に容器10内に残る水分を排出し易くなる。また、上下に段積み可能な容器10では、外周壁15が上側へ向かうにつれて外側へ広がるように傾斜しているので、回転脱水機で乾燥すると、容器10内の水分が外周壁15を伝って上側へ移動する。そして、上記隙間を形成するための上端切欠部28は、上フランジ部21に設けられているので、容器10内の水分を排出し易くなる。
また、本実施形態では、段積み状態において、下側の容器10の上フランジ部21に形成された上端突部25と下側の容器10の下フランジ部31に形成された下端凹部35の凹凸係合によって上側の容器10の下側の容器10に対する横ずれを抑制可能となる。しかも、上端突部25と下端凹部35に形成された上端切欠部28と連通溝38を介して、段積み状態において下側の容器10内に残る水分を外部に排出することが可能となる。しかも、本実施形態では、上端切欠部28と連通溝38が容器10の内外方向で重なるので、容器10内の水分をスムーズに排出することが可能となる。
また、本実施形態では、底壁11(詳細には、下方突部13)のコーナー部のRが外周壁15のコーナー部の上端部のRより大きくなっているので、段積み状態において、上側の容器10の下フランジ部31と下側の容器10の上フランジ部21との間の隙間へと向かう水分の通り道が形成される。これにより、下側の容器10内の水分をスムーズに排出することが可能となる。しかも、本実施形態では、外周壁15の段差15Dによって、外周壁15の上端部が外方に広げられるので、上記隙間へ容器10内の水分を誘導し易くなる。なお、本実施形態では、段積み状態のときに下側の容器10の開口10A内に上側の容器10の底部が受容される構成となっているが、外周壁15の段差15Dによって、下側の容器10内の水分の通り道が確保されている。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。図11に示されるように、本実施形態の容器10Vは、上端突部25及び下端凹部35(図1及び図3参照)を備えていない点が上記第1実施形態の容器10と異なっている。容器10Vでは、外周壁15のコーナー部の上端部に、容器10Vの内側空間を外部に連通させる連通溝29Mが形成されている。
詳細には、容器10Vでは、外周壁15のコーナー部に、上端部が切り欠かれてなる上端切欠部15Kが設けられている。また、上フランジ部21のコーナー部には、上端切欠部15Kから容器10Vの内外方向の外側へ延びる上端隙間形成溝21Mが形成されている。そして、上端切欠部15Kと上端隙間形成溝21Mとによって、連通溝29Mが形成されている。なお、上端隙間形成溝21Mは、上フランジ部21のコーナー部を下方に陥没させることによって形成されている。
また、容器10Vでは、下フランジ部31のコーナー部に、容器10Vの内外方向に延びる溝形壁39が設けられている。溝形壁39の内側部分は、下端隙間形成溝39Mを構成する。なお、下端隙間形成溝39Mにおける容器10Vの内側の端部は、外周壁15によって閉塞されている。
容器10Vのその他の構成については、上記第1実施形態の容器10と同様になっているので、同一の符号を付すことで説明を省略する。なお、本実施形態の容器10Vでは、連通溝29Mと下端隙間形成溝39Mが本発明の「隙間形成部」を構成する。
図12には、段積み状態の容器10Vが示されている。容器10Vが段積みされると、上側の容器10Vの底壁11が下側の容器10Vの開口10Aに受容され、上側の容器10Vの下フランジ部31が下側の容器10Vの上フランジ部21と当接する。このとき、上側の容器10Vの下フランジ部31に形成された下端隙間形成溝39Mと下側の容器10Vの上フランジ部21に形成された連通溝29Mとが上下方向に重なり、上側の容器10Vの下フランジ部31と下側の容器10Vの上フランジ部21との間に、下側の容器10Vの内側空間を外部に連通させる隙間41Vが形成される。このように、容器10Vでは、段積み状態において、下側の容器10Vの内側空間を外部に連通させる隙間41Vが形成されるので、容器10V内に残った水分が乾燥しやすくなる。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、本発明に係る「係合突部」が上フランジ部21に設けられ、本発明に係る「係合凹部」が下フランジ部31に設けられていたが、「係合突部」が下フランジ部31に設けられ、「係合凹部」が下フランジ部31に設けられてもよい。
(2)上記第1実施形態において、上端切欠部28と連通溝38Mが周方向でずれて配置されてもよい。即ち、上端切欠部28と連通溝38Mが容器10の内外方向で重ならなくてもよい。
(3)上記第2実施形態の容器10Vにおいて、図13に示されるように、上フランジ部21に連通溝29Mを備えない構成としてもよいし、図14に示されるように、下フランジ部31に下側隙間形成溝39Mを備えない構成としてもよい。何れの場合であっても、上記第1実施形態と同様の効果を奏することが可能となる。なお、図13に示す例では、下側隙間形成溝39Mが本発明の「隙間形成部」を構成し、図14に示す例では、連通溝29Mが本発明の「隙間形成部」を構成する。
(4)上記第2実施形態において、図15に示されるように、外周壁15の下端部に、下側隙間形成溝39Mに連通する開口部43Kが設けられ、開口部43Kと下側隙間形成溝39Mとによって、容器10Vの内側部分を外部に連通させる連通溝43が形成されてもよい。なお、本構成は、他の実施形態(3)の図13の例に適用されてもよい(図16参照)。
なお、本発明の技術的範囲には属しないが、上記実施形態において、隙間41,41Vが容器10,10Vのコーナー部以外に形成される構成としても、上記実施形態と同様の効果を奏することが可能である。
10,10V 容器
11 底壁
15 外周壁
21 上フランジ部
25 上端突部
28 上端切欠部
31 下フランジ部
35 下端凹部
38M 連通溝

Claims (6)

  1. 上部に開口を有する箱形をなし、上下に段積み可能に構成された容器であって、
    側壁の上下の両端部から外側へ張り出す上フランジ部と下フランジ部を有し、段積み状態のときに、上側の容器の前記下フランジ部が下側の容器の前記上フランジ部に重ねられると共に、前記上側の容器の底部が前記下側の容器の前記開口に受容されて、前記下側の容器の前記開口が閉塞される容器において、
    前記上フランジ部と前記下フランジ部の少なくとも一方のコーナー部には、前記段積み状態のときに、前記上側の容器の前記下フランジ部と前記下側の容器の前記上フランジ部との間に前記下側の容器の内側空間を外部に連通させるための隙間を形成する隙間形成部が設けられている。
  2. 請求項1に記載の容器において、
    前記隙間形成部は、少なくとも前記上フランジ部に設けられている。
  3. 請求項2に記載の容器において、
    前記上フランジ部と前記下フランジ部には、前記段積み状態のときに上下方向で凹凸係合する係合突部と係合凹部が設けられ、
    前記隙間形成部として、
    前記係合突部を水平方向に貫通する第1隙間形成部と、
    前記係合凹部から水平方向の外側へ延びて前記係合凹部と前記容器の外部を連通させる第2隙間形成部と、を備えている。
  4. 請求項3に記載の容器において、
    前記段積み状態のときに前記第1隙間形成部と前記第2隙間形成部が前記容器の内外方向で重なる。
  5. 請求項1乃至4のうち何れか1の請求項に記載の容器において、
    前記側壁のコーナー部の上端部と前記底部のコーナー部とが共にR形状をなし、
    前記底部のコーナー部のRが前記側壁のコーナー部の上端部のRより大きくなっている。
  6. 請求項1乃至5のうち何れか1の請求項に記載の容器において、
    前記側壁のコーナー部の内面には、その内面の上側を外方に広げる段差が設けられている。
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