JP2018122782A - 空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車室内に送風される空気の圧力損失を低減することの可能な空調装置を提供する。【解決手段】空調ケース10は、空気が流れる通風路11、および、その通風路11を流れる空気を吹き出す複数の吹出開口部を有する。ダクト部材30は、複数の吹出開口部のうちデフロスタ吹出開口部15に接続され、インストルメントパネルに設けられたデフロスタ吹出口に向けて空気を流す空気通路を有する。空調ケース10が車両に塔載された状態において、デフロスタ吹出開口部15は、車両後側の部位151から車両前側の部位152に向かい重力方向斜め下向きに傾斜している。【選択図】図1

Description

本発明は、車室内の空気調和を行う空調装置に関するものである。
従来、車両に搭載され、車室内の空気調和を行う空調装置が知られている。空調装置は、空調ケース内で温度および湿度が調整された空調風を、空調ケースの吹出開口部に接続されるダクトを介してインストルメントパネル等に設けられた吹出口から車室内に吹き出す。
一般に、乗用車等のインストルメントパネルが車両前後方向に比較的短い車両に空調装置が搭載される場合、空調ケースの吹出開口部から上方に延びるダクト、または、前方斜め上に延びるダクトが採用される。一方、ミニバン等のインストルメントパネルが車両前後方向に比較的長い車両に空調装置が搭載される場合、空調ケースの吹出開口部から前方に延びるダクト、または、前方斜め上に延びるダクトが採用される。なお、一般に、乗用車のアンダーボディとミニバンのアンダーボディとが共通している場合、それらの車両に塔載される空調ケースは共通化されている。
特許文献1には、車両のインストルメントパネルの上面に設けられたデフロスタ吹出口と、空調ケースのデフロスタ吹出開口部とを接続するダクトが記載されている。このダクトの内側に形成される空気通路は、空調ケースのデフロスタ吹出開口部から上方へ延びる部位と、その部位の上端部から車両前方へ延びる部位と、その部位の前方端部からフロントウィンドガラスに沿うように後方斜め上に延びる部位とを有している。このダクトは、ミニバン等のインストルメントパネルが車両前後方向に比較的長い車両に採用することが好適であるといえる。
特開2015−3605号公報
しかしながら、特許文献1に記載のダクトは、内側に形成される空気通路のうち、空調ケースのデフロスタ吹出開口部から上方へ延びる部位と、その部位の上端部から車両前方へ延びる部位との接続箇所が、ほぼ直角に折れ曲がっている。そのため、このダクトは、空気通路を流れる空調風の圧力損失が大きくなる。したがって、このダクトを使用した空調装置は、空調風による騒音が増大するおそれがある。
本発明は上記点に鑑みて、車室内に送風される空気の圧力損失を低減することの可能な空調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、車室内の空気調和を行う空調装置であって、
空気が流れる通風路(11)、および、通風路を流れる空気を吹き出す複数の吹出開口部(13、14、15)を有する空調ケース(10)と、
複数の吹出開口部のうちデフロスタ吹出開口部(15)に接続され、インストルメントパネル(3)に設けられたデフロスタ吹出口(4)に向けて空気を流す空気通路を有するダクト部材(30、31、32、33、60)と、を備え、
空調ケースが車両に塔載された状態において、デフロスタ吹出開口部は、車両後側の部位(151)から車両前側の部位(152)に向かい重力方向斜め下向きに傾斜している。
これによれば、空調ケースのデフロスタ吹出開口部に、種々の形状のダクト部材を接続可能である。すなわち、ダクト部材として、吹出開口部から車両前方に延びるもの、前方斜め上に延びるもの、または上方に延びるものなどを車種に応じて採用可能である。この空調装置は、ダクト部材が接続される空調ケースの吹出開口部が、車両後側の部位から車両前側の部位に向かい重力方向斜め下向きに傾斜していることで、車種に応じていずれのダクト部材が採用された場合でも、ダクト部材の曲がりが小さいものとなる。そのため、この空調装置は、空調ケースの通風路からダクト部材を通り車室内に送風される空気の圧力損失を低減することが可能である。したがって、この空調装置は、空調風による騒音を低減することができる。
請求項6に係る発明は、車室内の空気調和を行う空調装置であって、
空気が流れる通風路(11)、および、通風路を流れる空気を吹き出す複数の吹出開口部(13、14、15)を有する空調ケースと、
複数の吹出開口部のうちデフロスタ吹出開口部(15)に接続され、インストルメントパネル(3)に設けられたデフロスタ吹出口(4)に向けて空気を流す空気通路を有するダクト部材(30、31、32、33、60)と、
ダクト部材に設けられ、ダクト部材の空気通路を開閉するデフロスタドア(40)と、備える。
これによれば、従来の空調ケースに設けられていたデフロスタドアを廃止することが可能となり、空調ケースを小型化することができる。また、空調ケースに設けられるドアの数を少なくすることが可能となり、空調ケースに対するドアの組み付け作業が容易になる。さらに、一般に、空調ケース内には、車両の幅方向の左右に通風路を仕切るための仕切壁が設けられることがあるが、ダクト部材にはそのような仕切壁は設けられない。そのため、仕切壁のないダクト部材にデフロスタドアを組み付けることで、デフロスタドアの組み付け工数を低減することができる。また、空調ケース内に仕切壁が設けられている場合、その仕切壁に対しデフロスタドアを組み付けるための切り欠きを設けることがないので、空調ケース内の左右の通風路を流れる空調風の独立性を向上することができる。
なお、上記各構成に付した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載する具体的構成との対応関係の一例を示したものである。
第1実施形態に係る空調装置の断面構成を示す図である。 第1実施形態に係る空調装置の一態様を示す断面図である。 第1実施形態に係る空調装置の別の態様を示す断面図である。 第1実施形態に係る空調装置のさらに別の態様を示す断面図である。 第2実施形態に係る空調装置の断面構成を示す図である。 第2実施形態に係る空調装置の断面構成を示す図である。 第3実施形態に係る空調装置の断面構成を示す図である。 第3実施形態に係る空調装置の断面構成を示す図である。 比較例の空調装置の断面構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態の空調装置は、乗用車またはミニバンなどの車両のインストルメントパネルの内側に配置される。空調装置は、車室内の空気である内気と車室外の空気である外気の一方または両方を吸い込み、その吸い込んだ空気の温度および湿度を調整して車室内に吹き出すことにより、車室内の空気調和を行うものである。
図1〜図4に示すように、本実施形態の空調装置1は、空調ケース10およびダクト部材30などを備えている。図1では、空調ケース10に対し、種々の形状のダクト部材30を取り付け可能であることを示している。図1に示した複数のダクト部材30をそれぞれ空調ケース10に取り付けた状態を図2〜図4に示している。
なお、図1〜図4では、車両に空調装置1が搭載された状態における重力方向を矢印VDで示し、車両前後方向を矢印LDで示している。
まず、空調ケース10と、その内部の構成について説明する。
空調ケース10は、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂にて形成されている。空調ケース10を形成する樹脂として、例えばポリプロピレンが挙げられる。空調ケース10は、外壁の内側に、空気が流れる通風路11を有している。また、空調ケース10は、通風路11の内側に空気の流れを制御するための仕切壁12を有している。
空調ケース10は、車室内の所定箇所から通風路11のうちエバポレータ16の上流側に内気を導入するための図示していない内気導入口と、車外から通風路11に外気を導入するための図示していない外気導入口を有している。内気導入口と外気導入口は、図1の紙面垂直方向手前側または奥側に配置されている。なお、空調ケース10とは別部材として構成された図示していないダクトを内気導入口または外気導入口に接続してもよい。その場合、それらのダクトを介して、内気導入口または外気導入口から通風路11に空気が導入される。
また、空調ケース10は、通風路11の空気流れ方向下流側に、通風路11から車室内に空調風を送風するための複数の吹出開口部を有している。複数の吹出開口部は、フェイス吹出開口部13、フット吹出開口部14、デフロスタ吹出開口部15により構成されている。フェイス吹出開口部13は、前座席に着座した乗員の上半身に向けて空調風を吹き出すものである。フット吹出開口部14は、その乗員の足元に向けて空調風を吹き出すものである。デフロスタ吹出開口部15は、車両のフロントウィンドガラス2に向けて空調風を吹き出すものである。
空調ケース10の内側には、図示していない内外気切替ドア、図示していない送風機、エバポレータ16、ヒータコア17、エアミックスドア18、フェイスドア19およびフットドア20などが設けられている。なお、内外気切替ドアと送風機も、図1の紙面垂直方向手前側または奥側に配置されている。
内外気切替ドアは、内気導入口の開口面積と外気導入口の開口面積とを連続的に調整するものである。これにより、通風路11に導入される内気と外気の風量の割合が調整される。
送風機は、通風路11に気流を形成する。送風機の駆動により、内気導入口または外気導入口から通風路11に導入された空気は、その通風路11を流れ、デフロスタ吹出開口部15、フェイス吹出開口部13およびフット吹出開口部14のいずれかから吹き出される。
エバポレータ16は、通風路11を流れる空気を冷却する熱交換器である。エバポレータ16は、図示していない圧縮機、凝縮器および膨張弁などと共に周知の冷凍サイクルを構成している。エバポレータ16は、冷凍サイクルにおいて、膨張弁の下流側、且つ、圧縮機の上流側に配置されている。エバポレータ16が有する図示していないチューブの中を、膨張弁によって減圧されて気液二層状態となった冷媒が流れる。エバポレータ16のチューブの内側を流れる冷媒と、通風路11を流れる空気との熱交換により、通風路11を流れる空気が冷却される。
ヒータコア17は、通風路11を流れる空気を加熱する熱交換器である。ヒータコア17が有する図示していないチューブの内側を温水が流れる。ヒータコア17のチューブの内側を流れる温水と、通風路11を流れる空気との熱交換により、通風路11を流れる空気が加熱される。
エバポレータ16とヒータコア17との間の通風路11には、2枚のエアミックスドア18が設けられている。エアミックスドア18はスライド式のフィルムドアであり、それぞれ、矢印A、Bの方向に往復移動可能である。エアミックスドア18は、ギア21の回転により駆動される。エアミックスドア18は、エバポレータ16を通過した後にヒータコア17を迂回する風量と、エバポレータ16を通過した後にヒータコア17を通過する風量との割合を調整する。
フェイス吹出開口部13の近傍には、フェイスドア19が設けられている。フェイスドア19は、ロータリドアであり、矢印Cの方向に回動可能である。フェイスドア19は、フェイス吹出開口部13を開閉する。
フット吹出開口部14の近傍には、フットドア20が設けられている。フットドア20は、板ドアであり、矢印Dの方向に回動可能である。フットドア20は、フット吹出開口部14を開閉する。
フェイスドア19とフットドア20は、図示していないサーボモータなどのアクチュエータによって駆動される。フェイスドア19とフットドア20は、図示していないリンク機構などにより連結されている。本実施形態では、1個のアクチュエータにより、リンク機構を介してフェイスドア19とフットドア20を同時に駆動することが可能である。
本実施形態の空調ケース10には、デフロスタドアと、そのデフロスタドアを駆動するためのデフロスタ駆動部が設けられていない。デフロスタドア40とデフロスタドア駆動部41は、ダクト部材30に設けられている。そのため、本実施形態の空調ケース10は、デフロスタ吹出開口部15の形状に関し、設計の自由度が大きいものとなっている。
本実施形態の空調ケース10が有するデフロスタ吹出開口部15は、空調ケース10が車両に塔載された状態において、車両後側の部位151から車両前側の部位152に向かい重力方向斜め下向きに傾斜している。すなわち、デフロスタ吹出開口部15は、車両後側の部位151より車両前側の部位152の方が重力方向に低い位置となるように傾斜している。
また、デフロスタ吹出開口部15のうち車両前側の部位152と、空調ケース10の上壁22とは連続して形成されている。空調ケース10の上壁22とは、空調ケース10の外壁のうち、空調ケース10が車両に塔載された状態で上面となる部位をいう。
なお、本実施形態において、デフロスタ吹出開口部15のうち車両前側の部位152と空調ケース10の上壁22とが連続して形成されているとは、デフロスタ吹出開口部15のうち車両前側の部位152と空調ケース10の上壁22との間に、空調ケース10の通風路11を流れる気流の向きを変えるような外壁等が存在しないことをいう。
このように形成された空調ケース10のデフロスタ吹出開口部15に対し、種々の形状のダクト部材30を取り付け可能である。
次に、ダクト部材30の構成について説明する。
図1では、空調ケース10のデフロスタ吹出開口部15に取り付けられる3種のダクト部材30を例示している。図1に示した3種のダクト部材30はいずれも中間ダクトである。3種の中間ダクト31、32、33はいずれも、デフロスタ吹出開口部15に接続され、インストルメントパネル3の上面に設けられたデフロスタ吹出口4に向けて空気を流すための空気通路34、35、36を有している。3種の中間ダクト31、32、33の空気通路34、35、36はいずれも、直線状に延びている。また、3種の中間ダクト31、32、33はいずれも、空調ケース10のデフロスタ吹出開口部15の周囲に設けられた嵌合溝153に嵌合することの可能な嵌合突起37を有している。
なお、本実施形態の空調ケース10のデフロスタ吹出開口部15に取り付けられる中間ダクト31、32、33は、この3種に限られるものではなく、車両の形状に合わせて種々の形状を採用することが可能である。
図1に示した3種のダクト部材30のうち、紙面左側に記載した中間ダクトを、第1の中間ダクト31と称することとする。第1の中間ダクト31は、デフロスタ吹出開口部15から車両前方に延びている。
図1に示した3種のダクト部材30のうち、紙面中央に記載した中間ダクトを、第2の中間ダクト32と称することとする。第2の中間ダクト32は、デフロスタ吹出開口部15から上方に延びている。
図1に示した3種のダクト部材30のうち、紙面右側に記載した中間ダクトを、第3の中間ダクト33と称することとする。第3の中間ダクト33は、デフロスタ吹出開口部15から車両前方斜め上に延びている。
第1の中間ダクト31と第3の中間ダクト33は、ミニバン等のインストルメントパネル3が車両前後方向に比較的長い車両に適用することが好適なものである。第2の中間ダクト32は、乗用車等のインストルメントパネル3が車両前後方向に比較的短い車両に適用することが好適なものである。
中間ダクト31、32、33には、デフロスタドア40と、そのデフロスタドア40を駆動するデフロスタドア駆動部41が設けられている。デフロスタドア40は、例えば板ドアであり、それぞれ矢印E、F、Gの方向に回動可能である。デフロスタドア40は、中間ダクト31、32、33の空気通路34を開閉する。デフロスタドア駆動部41は、空調ケース10に設けられたフェイスドア19およびフットドア20とは別に、デフロスタドア40を単独で駆動制御するものである。なお、デフロスタドア駆動部41は、サーボモータなどのアクチュエータにより構成される。このデフロスタドア駆動部41は、中間ダクト31、32、33の外壁に対し、ねじなどを使用することなく、嵌合式により取り付けることが可能である。
図2は、第1の中間ダクト31が空調ケース10のデフロスタ吹出開口部15に取り付けられた状態を示している。また、図2では、第1の中間ダクト31のうちデフロスタ吹出開口部15とは反対側の端部に対して接続される吹出ダクト51の一例を破線で示している。吹出ダクト51は、車両のインストルメントパネル3の上面に設けられたデフロスタ吹出口4に向けて空気を流す空気通路52を有している。
図2の矢印F1に示すように、空調ケース10の通風路11からデフロスタ吹出開口部15を介して第1の中間ダクト31の空気通路34を空調風が流れる。第1の中間ダクト31が使用されるとき、空調ケース10の通風路11と第1の中間ダクト31の空気通路34とが直線に近い状態で接続されるので、その間の圧力損失は小さいものとなる。そのため、矢印F1に示すように、空調風は、空調ケース10の通風路11と第1の中間ダクト31の空気通路34を速やかに流れる。
図3は、第2の中間ダクト32が空調ケース10のデフロスタ吹出開口部15に取り付けられた状態を示している。また、図3では、第2の中間ダクト32のうちデフロスタ吹出開口部15とは反対側の端部に対して接続される吹出ダクト53の一例を破線で示している。吹出ダクト53は、車両のインストルメントパネル3の上面に設けられたデフロスタ吹出口4に向けて空気を流す空気通路54を有している。
図3の矢印F2に示すように、空調ケース10の通風路11からデフロスタ吹出開口部15を介して第2の中間ダクト32の空気通路35を空調風が流れる。第2の中間ダクト32が使用されるときにおいても、空調ケース10の通風路11と第2の中間ダクト32の空気通路35とが直線に近い状態で接続されるので、その間の圧力損失は小さいものとなる。そのため、矢印F2に示すように、空調風は、空調ケース10の通風路11と第2の中間ダクト32の空気通路35を速やかに流れる。
図4は、第3の中間ダクト33を空調ケース10のデフロスタ吹出開口部15に取り付けた状態を示している。また、図4では、第3の中間ダクト33のうちデフロスタ吹出開口部15とは反対側の端部に対して接続される吹出ダクト55の一例を破線で示している。吹出ダクト55は、車両のインストルメントパネル3の上面に設けられたデフロスタ吹出口4に向けて空気を流す空気通路56を有している。
図4の矢印F3に示すように、空調ケース10の通風路11からデフロスタ吹出開口部15を介して第3の中間ダクト33の空気通路36を空調風が流れる。第3の中間ダクト33が使用されるときにおいても、空調ケース10の通風路11と第3の中間ダクト33の空気通路36とが直線に近い状態で接続されるので、その間の圧力損失は小さいものとなる。そのため、矢印F3に示すように、空調風は、空調ケース10の通風路11と第3の中間ダクト33の空気通路36を速やかに流れる。
ここで、上述した第1実施形態の空調装置1と比較するため、比較例の空調装置について説明する。
図9に示すように、比較例の空調装置100では、空調ケース10の通風路11のうち、デフロスタ吹出開口部15の近傍に、デフロスタドア40が設けられている。デフロスタドア40は、矢印Hの方向に回動可能である。デフロスタドア40は、デフロスタ吹出開口部15を開閉する。また、空調ケース10には、デフロスタドア40を駆動するためのデフロスタドア駆動部41が設けられている。そのため、比較例の空調ケース10は、デフロスタドア40とデフロスタドア駆動部41を配置していることで、第1実施形態で説明した空調ケース10と比べて体格が大型化している。
比較例の空調ケース10が有するデフロスタ吹出開口部15は、空調ケース10が車両に塔載された状態において、実質的に水平となっている。なお、本明細書において、実質的に水平とは、水平に加え、水平に対して10°程度傾いていることを含むものである。
また、比較例では、デフロスタ吹出開口部15のうち車両前側の部位152と、空調ケース10の上壁22との間に、上下方向に延びる壁23が形成されている。そのため、空調ケース10の通風路11からデフロスタ吹出開口部15を介して中間ダクト300に流れる空調風は、その上下方向に延びる壁23によって風向きが規制され、矢印F4に示すように、デフロスタ吹出開口部15から上方に吹き出される。
比較例の空調ケース10のデフロスタ吹出開口部15にも、中間ダクト300が取り付けられる。比較例では、中間ダクト300は、L字形に折れ曲がっている。すなわち、比較例の中間ダクト300の空気通路310は、デフロスタ吹出開口部15から上方へ延びる部位301と、その部位301の上端部から車両前方へ延びる部位302との接続箇所が、ほぼ直角に折れ曲がっている。そのため、矢印F5に示すように、比較例の中間ダクト300の空気通路310を流れる空調風は、デフロスタ吹出開口部15から上方へ延びる部位301と、その部位301の上端部から車両前方へ延びる部位302との接続箇所で、ほぼ直角に流れの向きが変わる。そのため、比較例の中間ダクト300は、空気通路310を流れる空調風の圧力損失が大きいものとなる。したがって、比較例の空調装置1は、空調風による騒音が大きくなることが懸念される。
このような比較例の空調装置100に対し、第1実施形態の空調装置1は、次の作用効果を奏する。
(1)第1実施形態では、空調ケース10が車両に塔載された状態において、空調ケース10が有するデフロスタ吹出開口部15は、車両後側の部位151から車両前側の部位152に向かい重力方向斜め下向きに傾斜している。
これによれば、空調ケース10が有するデフロスタ吹出開口部15に、種々の形状のダクト部材30を接続可能である。すなわち、ダクト部材30として、デフロスタ吹出開口部15から車両前方に延びる中間ダクト31、前方斜め上に延びる中間ダクト33、または上方に延びる中間ダクト32などを車種に応じて採用可能である。この空調装置1は、空調ケース10のデフロスタ吹出開口部15が、車両後側の部位151から車両前側の部位152に向かい重力方向斜め下向きに傾斜していることで、車種に応じていずれのダクト部材30が採用された場合でも、ダクト部材30の曲がりが小さいものとなる。そのため、この空調装置1は、空調ケース10の通風路11からダクト部材30を通り車室内に送風される空気の圧力損失を低減することが可能である。したがって、この空調装置1は、空調風による騒音を低減することができる。
(2)第1実施形態では、デフロスタ吹出開口部15のうち車両前側の部位152と、空調ケース10が車両に塔載された状態で上面となる空調ケース10の上壁22とは、連続して形成されている。
これによれば、空調ケース10は、デフロスタ吹出開口部15のうち車両前側の部位152と、空調ケース10の上壁22との間に、比較例のような上下方向に延びる壁23が設けられていない構成である。そのため、空調ケース10の通風路11からデフロスタ吹出開口部15を介してダクト部材30に流れる空調風の向きが、その上下方向に延びる壁23によって規制されることがない。したがって、この空調装置1は、ダクト部材30の向きが車両前方、前方斜め上、または上方のいずれのものであっても、空調ケース10の通風路11からダクト部材30の空気通路34、35、36を流れる空気の圧力損失を低減することができる。
(3)第1実施形態では、ダクト部材30の空気通路34、35、36を開閉するデフロスタドア40がダクト部材30に設けられている。
これによれば、比較例のように空調ケース10に設けられていたデフロスタドア40を廃止することが可能となり、空調ケース10を小型化することができる。また、空調ケース10に設けられるドア18、19、20の数を少なくすることが可能となり、空調ケース10に対する複数のドア18、19、20の組み付け作業が容易になる。さらに、一般に、空調ケース10内には、車両の幅方向の左右に通風路11を仕切るための仕切壁が設けられることがあるが、ダクト部材30にはそのような仕切壁は設けられない。そのため、仕切壁12のないダクト部材30にデフロスタドア40を組み付けることで、デフロスタドア40の組み付け工数を低減することができる。また、空調ケース10内に通風路11を車幅方向左右に仕切るための仕切壁が設けられている場合、その仕切壁に対しデフロスタドア40を組み付けるための切り欠き穴を設けることがないので、空調ケース10内の左右の通風路11を流れる空調風の独立性を向上することができる。
(4)第1実施形態では、デフロスタドア40を単独で駆動するデフロスタドア駆動部41がダクト部材30に設けられている。
これによれば、デフロスタドア駆動部41を空調ケース10に設けることがないので、空調ケース10を小型化することができる。また、空調ケース10に設けられたドア18、19、20と、ダクト部材30に設けられたデフロスタドア40とを個別に駆動制御することができる。
(5)第1実施形態では、ダクト部材30は、デフロスタ吹出開口部15に接続され、内側の空気通路34、35、36が直線状に延びている中間ダクト31、32、33である。
これによれば、中間ダクト31、32、33の空気通路34、35、36が直線状に延びるように構成することで、中間ダクト31、32、33の空気通路34、35、36を流れる空気の圧力損失を低減することができる。したがって、この空調装置1は、空調風による騒音を低減することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対してダクト部材の構成を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図5および図6に示すように、第2実施形態の中間ダクトは、空調ケース10のデフロスタ吹出開口部15に連通するデフロスタ側空気通路61と、フェイス吹出開口部13に連通するフェイス側空気通路62とが一体に構成された一体中間ダクト60である。なお、図5および図6では、車体の左右を接続するインパネリンフォースメント5の位置と、インストルメントパネル3の車両後方側の位置を例示している。一体中間ダクト60は、インストルメントパネル3の内側、且つ、インパネリンフォースメント5より車両前側に設けられる。
なお、第2実施形態においても、デフロスタドア40とデフロスタドア駆動部41は、一体中間ダクト60に設けられている。そのため、デフロスタドア40とデフロスタドア駆動部41を空調ケース10に設けないことから、空調ケース10は、デフロスタ吹出開口部15の形状に関し、設計の自由度が大きいものとなっている。したがって、第2実施形態でも、空調ケース10が有するデフロスタ吹出開口部15は、車両後側の部位151から車両前側の部位152に向かい重力方向斜め下向きに傾斜している。また、デフロスタ吹出開口部15のうち車両前側の部位152と、空調ケース10の上壁22とは連続して形成されている。第2実施形態の空調ケース10のデフロスタ吹出開口部15には、図5および図6に示した一体中間ダクト60の形状に限らず、種々の形状の中間ダクトを取り付けることが可能である。その場合、第2実施形態でも、第1実施形態と同様に、空調ケース10の通風路11から一体中間ダクト60を通り車室内に送風される空気の圧力損失を低減することが可能である。さらに、第2実施形態では、空調ケース10のデフロスタ吹出開口部15とフェイス吹出開口部13に対し、一体中間ダクト60を同時に組み付けることで、組み付けの工数を低減することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第2実施形態に対して空調ケースとダクト部材の構成を変更したものであり、その他については第2実施形態と同様であるため、第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図7および図8に示すように、第3実施形態では、デフロスタ吹出開口部15のうち車両前側の部位152と、空調ケース10の上壁22との間に、上下方向に延びる壁23が設けられている。そのため、空調ケース10の通風路11からデフロスタ吹出開口部15を介してダクト部材30に流れる空調風の向きは、その上下方向に延びる壁23によって規制され、デフロスタ吹出開口部15から上方に吹き出される。
しかし、第3実施形態の空調装置1も、第2実施形態と同様に、一体中間ダクト60を備えている。デフロスタドア40とデフロスタドア駆動部41は、一体中間ダクト60に設けられている。したがって、第3実施形態においても、空調ケース10のデフロスタ吹出開口部15とフェイス吹出開口部13に対し、一体中間ダクト60を組み付ける工数を低減することができる。また、第3実施形態においても、第1及び第2実施形態と同様に、空調ケース10に設けられるドアの数を少なくすることが可能となり、空調ケース10に対するドアの組み付け作業を容易に行うことができる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
例えば、空調ケース10の形状は、上記第1〜第3実施形態で参照した図に示したものに限定されることなく、デフロスタ吹出開口部15が車両後側の部位151から車両前側の部位152に向かい重力方向斜め下向きに傾斜しているものであれば、種々の形状を採用することが可能である。
また、例えば、ダクト部材に設けられるデフロスタドア40の位置および形状も、上記第1〜第3実施形態で参照した図に示したものに限定されることなく、種々の位置及び形状とすることが可能である。
(まとめ)
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、車室内の空気調和を行う空調装置は、空調ケースおよびダクト部材を備える。空調ケースは、空気が流れる通風路、および、その通風路を流れる空気を吹き出す複数の吹出開口部を有する。ダクト部材は、複数の吹出開口部のうちデフロスタ吹出開口部に接続され、インストルメントパネルに設けられたデフロスタ吹出口に向けて空気を流す空気通路を有するものである。空調ケースが車両に塔載された状態において、デフロスタ吹出開口部は、車両後側の部位から車両前側の部位に向かい重力方向斜め下向きに傾斜している。
第2の観点によれば、デフロスタ吹出開口部のうち車両前側の部位と、空調ケースが車両に塔載された状態で上面となる空調ケースの上壁とは、連続して形成されている。
これによれば、空調ケースは、デフロスタ吹出開口部のうち車両前側の部位と、空調ケースの上壁との間に、比較例のような上下方向に延びる壁が設けられていない構成である。そのため、空調ケースの通風路からデフロスタ吹出開口部を介してダクト部材に流れる空調風の向きが、その上下方向に延びる壁によって規制されることがない。したがって、この空調装置は、空調ケースのデフロスタ吹出開口部に接続されるダクト部材の向きが車両前方、前方斜め上、または上方のいずれのものであっても、空調ケースの通風路からダクト部材の空気通路を流れる空気の圧力損失を低減することができる。
第3の観点によれば、空調装置は、ダクト部材に設けられるデフロスタドアをさらに備える。デフロスタドアは、ダクト部材の空気通路を開閉する。
これによれば、空調ケースにデフロスタドアを設けないことで、空調ケースを小型化することができる。また、空調ケースに設けられるドアの数を少なくすることが可能となり、空調ケースに対するドアの組み付け作業が容易になる。さらに、一般に、空調ケース内には、車幅方向の左右に通風路を仕切るための仕切壁が設けられることがあるが、ダクト部材にはそのような仕切壁は設けられない。そのため、仕切壁のないダクト部材にデフロスタドアを組み付けることで、デフロスタドアの組み付け工数を低減することができる。また、空調ケース内に仕切壁が設けられている場合、その仕切壁に対しデフロスタドアを組み付けるための切り欠き穴を設けることがないので、空調ケース内の左右の通風路を流れる空調風の独立性を向上することができる。
第4の観点によれば、空調装置は、ダクト部材に設けられるデフロスタドア駆動部をさらに備える。デフロスタドア駆動部は、デフロスタドアを単独で駆動する。
これによれば、デフロスタドア駆動部を空調ケースに設けることがないので、空調ケースを小型化することができる。また、空調ケースに設けられたドアと、ダクト部材に設けられたデフロスタドアとを個別に駆動制御することができる。
第5の観点によれば、ダクト部材は、デフロスタ吹出開口部に接続され、内側の空気通路が直線状に延びている中間ダクトである。空調装置は、中間ダクトのうちデフロスタ吹出開口部とは反対側の端部に接続され、インストルメントパネルに設けられたデフロスタ吹出口に向けて空気を流す空気通路を有する吹出ダクトをさらに備える。
これによれば、中間ダクトの空気通路が直線状に延びるように構成することで、中間ダクトの空気通路を流れる空気の圧力損失を低減することができる。したがって、この空調装置は、空調風による騒音を低減することができる。
第6の観点によれば、車室内の空気調和を行う空調装置において、空調ケース、ダクト部材およびデフロスタドア備える。空調ケースは、空気が流れる通風路、および、その通風路を流れる空気を吹き出す複数の吹出開口部を有する。ダクト部材は、複数の吹出開口部のうちデフロスタ吹出開口部に接続され、インストルメントパネルに設けられたデフロスタ吹出口に向けて空気を流す空気通路を有するものである。デフロスタドアは、ダクト部材に設けられ、ダクト部材の空気通路を開閉する。
これによれば、空調ケースにデフロスタドアを設けないことで、空調ケースを小型化することができる。また、空調ケースに設けられるドアの数を少なくすることが可能となり、空調ケースに対するドアの組み付け作業が容易になる。さらに、仕切壁のないダクト部材にデフロスタドアを組み付けることで、デフロスタドアの組み付け工数を低減することができる。
第7の観点によれば、空調装置は、ダクト部材に設けられるデフロスタドア駆動部をさらに備える。デフロスタドア駆動部は、デフロスタドアを単独で駆動する。
これによれば、デフロスタドア駆動部を空調ケースに設けることがないので、空調ケースを小型化することができる。また、空調ケースに設けられたドアと、ダクト部材に設けられたデフロスタドアとを個別に駆動制御することができる。
第8の観点によれば、ダクト部材は、複数の吹出開口部のうちデフロスタ吹出開口部に連通するデフロスタ側空気通路と、複数の吹出開口部のうちフェイス吹出開口部に連通するフェイス側空気通路とが一体に構成された一体中間ダクトである。
これによれば、空調ケースのデフロスタ吹出開口部とフェイス吹出開口部に対し、一体中間ダクトを組み付ける工数を低減することができる。
1 空調装置
4 デフロスタ吹出口
10 空調ケース
11 通風路
13 フェイス吹出開口部
14 フット吹出開口部
15 デフロスタ吹出開口部
30、31、32、33、60 ダクト部材

Claims (8)

  1. 車室内の空気調和を行う空調装置であって、
    空気が流れる通風路(11)、および、前記通風路を流れる空気を吹き出す複数の吹出開口部(13、14、15)を有する空調ケース(10)と、
    複数の前記吹出開口部のうちデフロスタ吹出開口部(15)に接続され、インストルメントパネル(3)に設けられたデフロスタ吹出口(4)に向けて空気を流す空気通路を有するダクト部材(30、31、32、33、60)と、を備え、
    前記空調ケースが車両に塔載された状態において、前記デフロスタ吹出開口部は、車両後側の部位(151)から車両前側の部位(152)に向かい重力方向斜め下向きに傾斜している、空調装置。
  2. 前記デフロスタ吹出開口部のうち車両前側の部位と、前記空調ケースが車両に塔載された状態で上面となる前記空調ケースの上壁(22)とは、連続して形成されている、請求項1に記載の空調装置。
  3. 前記ダクト部材に設けられ、前記ダクト部材の空気通路を開閉するデフロスタドア(40)をさらに備える、請求項1または2に記載の空調装置。
  4. 前記ダクト部材に設けられ、前記デフロスタドアを単独で駆動するデフロスタドア駆動部(41)をさらに備える請求項3に記載の空調装置。
  5. 前記ダクト部材は、前記デフロスタ吹出開口部に接続され、内側の空気通路(34、35、36)が直線状に延びている中間ダクト(31、32、33)であり、
    前記空調装置は、前記中間ダクトのうち前記デフロスタ吹出開口部とは反対側の端部に接続され、前記インストルメントパネルに設けられた前記デフロスタ吹出口に向けて空気を流す空気通路(52、54、56)を有する吹出ダクト(51、53、55)をさらに備える請求項1ないし4のいずれか1つに記載の空調装置。
  6. 車室内の空気調和を行う空調装置であって、
    空気が流れる通風路(11)、および、前記通風路を流れる空気を吹き出す複数の吹出開口部(13、14、15)を有する空調ケース(10)と、
    複数の前記吹出開口部のうちデフロスタ吹出開口部(15)に接続され、インストルメントパネル(3)に設けられたデフロスタ吹出口(4)に向けて空気を流す空気通路を有するダクト部材(30、31、32、33、60)と、
    前記ダクト部材に設けられ、前記ダクト部材の空気通路を開閉するデフロスタドア(40)と、備える空調装置。
  7. 前記ダクト部材に設けられ、前記デフロスタドアを単独で駆動するデフロスタドア駆動部(41)をさらに備える請求項6に記載の空調装置。
  8. 前記ダクト部材は、複数の前記吹出開口部のうち前記デフロスタ吹出開口部に連通するデフロスタ側空気通路(61)と、複数の前記吹出開口部のうちフェイス吹出開口部(13)に連通するフェイス側空気通路(62)とが一体に構成された一体中間ダクト(60)である、請求項1ないし7のいずれか1つに記載の空調装置。
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