JP2018122737A - 車両用電源の異常判定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、電流検出手段の誤組み付けを検出するとともに、より正確に車両用電源の異常状態を判定することができる車両用電源の異常判定装置を提案することを目的としている。
【解決手段】このため、バッテリと、発電機と、前記発電機の稼働状態を制御する制御手段と、を備えた車両において、検出された電圧に応じてバッテリの充放電電流を検出する電流検出手段と、車両の異常状態を判定する異常判定手段と、を備え、異常判定手段は、発電機の稼働状態と電流検出手段で検出された電流とに基づいて電流検出手段が誤組み付けである異常判定を行う。
【選択図】図1
【解決手段】このため、バッテリと、発電機と、前記発電機の稼働状態を制御する制御手段と、を備えた車両において、検出された電圧に応じてバッテリの充放電電流を検出する電流検出手段と、車両の異常状態を判定する異常判定手段と、を備え、異常判定手段は、発電機の稼働状態と電流検出手段で検出された電流とに基づいて電流検出手段が誤組み付けである異常判定を行う。
【選択図】図1
Description
この発明は車両用電源の異常判定装置に係り、特に電流検出手段の誤組み付けの検出と車両用電源の異常判定とを行う車両用電源の異常判定装置に関するものである。
従来、車両のバッテリには、バッテリの充放電電流を検出する電流センサ(「電流検出手段」ともいう。)が設けられている。
この電流センサの異常を検出する制御手段として、特許文献1に開示されるものがある。
特許文献1は、バッテリに流れる電流を検出することにより、電源回路が異常状態であると判定している。
実際には、発電機が所定の発電状態にあると共にバッテリが充電状態にあるとき、又は、発電機が所定の発電状態にない非発電状態であると共にバッテリが放電状態にあるとき以外は、電源回路が異常状態であると判定している。
この電流センサの異常を検出する制御手段として、特許文献1に開示されるものがある。
特許文献1は、バッテリに流れる電流を検出することにより、電源回路が異常状態であると判定している。
実際には、発電機が所定の発電状態にあると共にバッテリが充電状態にあるとき、又は、発電機が所定の発電状態にない非発電状態であると共にバッテリが放電状態にあるとき以外は、電源回路が異常状態であると判定している。
ところが、特許文献1では、本来組み付けられる電流センサと特性の異なる電流センサが誤組み付けされた場合、電流センサの特性の違いによって電源回路が異常状態であることを正確に判定することができない。
このような場合に、電流センサを交換するべきであるにもかかわらず、正常な組電池を修理または交換する事態が起こりうる。
より具体的には、図3において、本来は図3(a)の特性を持つ電流検出手段ではなく、図3(b)の特性を持つ電流検出手段が組み付けられた場合、電流検出手段で検出された電流値によっては、誤判定してしまう。
つまり、実際は発電機が発電しているにも関わらず、発電機は非発電状態であり、かつ、バッテリが放電状態であると誤判定してしまうためである。
このような場合に、電流センサを交換するべきであるにもかかわらず、正常な組電池を修理または交換する事態が起こりうる。
より具体的には、図3において、本来は図3(a)の特性を持つ電流検出手段ではなく、図3(b)の特性を持つ電流検出手段が組み付けられた場合、電流検出手段で検出された電流値によっては、誤判定してしまう。
つまり、実際は発電機が発電しているにも関わらず、発電機は非発電状態であり、かつ、バッテリが放電状態であると誤判定してしまうためである。
この発明は、電流検出手段の誤組み付けを検出するとともに、より正確に車両用電源の異常状態を判定することができる車両用電源の異常判定装置を提案することを目的とする。
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、バッテリと、発電機と、前記発電機の稼働状態を制御する制御手段と、を備えた車両において、検出された電圧に応じて前記バッテリの充放電電流を検出する電流検出手段と、前記車両の異常状態を判定する異常判定手段と、を備え、前記異常判定手段は、前記発電機の稼働状態と前記電流検出手段で検出された電流とに基づいて前記電流検出手段が誤組み付けである異常判定を行うことを特徴とする。
この発明によれば、電流検出手段の誤組み付けを検出するとともに、より正確に電源装置の異常状態を判定することができる。
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する。
図1〜図5はこの発明の実施例を示すものである。
図2に示すように、ハイブリッド車などからなる電動車両(以下「車両」という)1には、バッテリ(Pb)2と電気負荷3と実際に発電を行う発電機4と電源回路5とが備えられる。
バッテリ2は、これらの電気負荷3で消費されるよりも多く発電機4が発電しているときにのみ充電可能となっている。
電気負荷3には、バッテリ2から電力が供給される。
発電機4は、バッテリ2からの電力によって駆動されるとともに、バッテリ2に充電可能である。
電源回路5には、電流検出手段6と制御ユニット(ECU:コンピュータ装置)7とが備えられる。
制御ユニット7は、制御手段8と、異常判定装置9とが備えられる。
制御手段8は、電流検出手段6から受け取ったセンサ電圧の値からバッテリ2への充放電電流の認識と電流検出手段6自身の故障診断を行っている。
発電機4は、制御手段8からの指示に従い、バッテリ状態や車両状態に応じて発電機4の発電モードとF Dutyとを常に変化させる。
例えば、バッテリ2に集中して充電する場合、発電機4の発電モードは通常発電で、電気負荷3の消費分に加えてバッテリ2への充電分を発電する。
また、バッテリ2が全ての電気負荷3の消費分を補うような場合は、発電機4は駆動せず、発電モードは無発電となる。
更に、F Dutyを調整してバッテリ2への充放電を一時的に中断することで、省燃費な状態で駆動する抑制モードがある。
異常判定装置9は、異常判定手段10を有する。
図2に示すように、ハイブリッド車などからなる電動車両(以下「車両」という)1には、バッテリ(Pb)2と電気負荷3と実際に発電を行う発電機4と電源回路5とが備えられる。
バッテリ2は、これらの電気負荷3で消費されるよりも多く発電機4が発電しているときにのみ充電可能となっている。
電気負荷3には、バッテリ2から電力が供給される。
発電機4は、バッテリ2からの電力によって駆動されるとともに、バッテリ2に充電可能である。
電源回路5には、電流検出手段6と制御ユニット(ECU:コンピュータ装置)7とが備えられる。
制御ユニット7は、制御手段8と、異常判定装置9とが備えられる。
制御手段8は、電流検出手段6から受け取ったセンサ電圧の値からバッテリ2への充放電電流の認識と電流検出手段6自身の故障診断を行っている。
発電機4は、制御手段8からの指示に従い、バッテリ状態や車両状態に応じて発電機4の発電モードとF Dutyとを常に変化させる。
例えば、バッテリ2に集中して充電する場合、発電機4の発電モードは通常発電で、電気負荷3の消費分に加えてバッテリ2への充電分を発電する。
また、バッテリ2が全ての電気負荷3の消費分を補うような場合は、発電機4は駆動せず、発電モードは無発電となる。
更に、F Dutyを調整してバッテリ2への充放電を一時的に中断することで、省燃費な状態で駆動する抑制モードがある。
異常判定装置9は、異常判定手段10を有する。
電源回路5は、バッテリ2と電気負荷3と発電機4とを接続し、電力の供給経路として、第1及び第2供給経路11A、11Bとを備える。
第1供給経路11Aは、バッテリ2と発電機4とを接続する。
第2供給経路11Bは、電気負荷3と第1供給経路11Aの途中の接続点12とを接続する。
また、電源回路5は、電流検出手段6と制御ユニット7とを接続する連絡信号線13を備える。
第1供給経路11Aは、バッテリ2と発電機4とを接続する。
第2供給経路11Bは、電気負荷3と第1供給経路11Aの途中の接続点12とを接続する。
また、電源回路5は、電流検出手段6と制御ユニット7とを接続する連絡信号線13を備える。
電流検出手段6は、第1供給経路11A上でバッテリ2と接続点12との間に配置される。
電流検出手段6は、図3(a)及び(b)に示すように、車両1の搭載するシステムや設計要求に伴ってセンサ特性が異なっている。
または、生産車種および工程によっては異なるセンサ特性を持つ電流検出手段6が混在している場合がある。
図2に示す如く、電源回路5上の制御手段8が電流検出手段6の提供するセンサ電圧を通して認識するバッテリ2の充放電電流を「I1」とする。
また、電気負荷3に供給される電流を「I2」とする一方、発電機4が発電した総電流を「I3」とする。
なお、図2の矢印の方向を電流の正極の「+側」とする。
電流検出手段6は、例えば、図3(a)及び(b)に示すような特性がある。
図3(a)に示すように、電流検出手段6は、例えば、電圧が2.5Vで、基準(0A)を判断する。
また、図3(b)に示すように、電流検出手段6は、電圧が3.5Vで、基準(0A)を判断するものもある。
電流検出手段6は、図3(a)及び(b)に示すように、車両1の搭載するシステムや設計要求に伴ってセンサ特性が異なっている。
または、生産車種および工程によっては異なるセンサ特性を持つ電流検出手段6が混在している場合がある。
図2に示す如く、電源回路5上の制御手段8が電流検出手段6の提供するセンサ電圧を通して認識するバッテリ2の充放電電流を「I1」とする。
また、電気負荷3に供給される電流を「I2」とする一方、発電機4が発電した総電流を「I3」とする。
なお、図2の矢印の方向を電流の正極の「+側」とする。
電流検出手段6は、例えば、図3(a)及び(b)に示すような特性がある。
図3(a)に示すように、電流検出手段6は、例えば、電圧が2.5Vで、基準(0A)を判断する。
また、図3(b)に示すように、電流検出手段6は、電圧が3.5Vで、基準(0A)を判断するものもある。
制御手段8は、バッテリ状態や車両状態によって発電機4のF Dutyを制御し、発電量の調整を行う。
ただし、制御手段8は、電流I2および総電流I3の実際の大きさについて認識をすることができず、あくまでもバッテリ2への充放電電流I1の大きさと発電機4の発電モードおよびF Dutyのみを認識している。
この実施例においては、制御手段8の認識できる充放電電流I1の大きさと発電機4の発電モードおよびF Dutyを利用することで、電流検出手段6の誤組み付けを検出する。
ただし、制御手段8は、電流I2および総電流I3の実際の大きさについて認識をすることができず、あくまでもバッテリ2への充放電電流I1の大きさと発電機4の発電モードおよびF Dutyのみを認識している。
この実施例においては、制御手段8の認識できる充放電電流I1の大きさと発電機4の発電モードおよびF Dutyを利用することで、電流検出手段6の誤組み付けを検出する。
制御ユニット7の異常判定装置9の異常判定手段10は、電流検出手段6で検出された電流値の大きさではなく、電流検出手段6を通して認識した電圧値に基づいて電流検出手段6の異常判定を行う。
具体的には、異常判定手段10は、電流検出手段6で検出された電流値を読み取り、読み取った電流値から電圧値を算出して認識する。
また、異常判定手段10は、電流検出手段6の異常判定として、電流検出手段6が故障である異常判定、又は電流検出手段6が誤組み付けである異常判定を行う。
具体的には、異常判定手段10は、電流検出手段6で検出された電流値を読み取り、読み取った電流値から電圧値を算出して認識する。
また、異常判定手段10は、電流検出手段6の異常判定として、電流検出手段6が故障である異常判定、又は電流検出手段6が誤組み付けである異常判定を行う。
異常判定手段10は、電流検出手段6を通して認識した電圧値が規定範囲を外れたときに、電流検出手段6が故障である異常判定を行う。
上記の規定範囲とは、図3(a)に示すように、上限値(例えば、4.75V)と下限値(例えば、0.25V)との間の電圧状態である。
また、図3(b)に示すように、上限値(例えば、4.8V)と下限値(例えば、0.2V)との間の電圧状態である。
上記の規定範囲とは、図3(a)に示すように、上限値(例えば、4.75V)と下限値(例えば、0.25V)との間の電圧状態である。
また、図3(b)に示すように、上限値(例えば、4.8V)と下限値(例えば、0.2V)との間の電圧状態である。
異常判定手段10は、発電機4の稼働状態と電流検出手段6で検出された電流とに基づいて電流検出手段6が誤組み付けである異常判定を行う。
つまり、異常判定手段10は、発電機4からバッテリ2ヘ流れる電流の方向を正の方向とし、かつ、バッテリ2から発電機4へ流れる電流の方向を負の方向と判断する。
そして、異常判定手段10は、発電機4の稼働状態によって判定される電流の方向と電流検出手段6で検出された電流の方向とが相違している場合に電流検出手段6が誤組み付けである異常判定を行う。
つまり、異常判定手段10は、発電機4からバッテリ2ヘ流れる電流の方向を正の方向とし、かつ、バッテリ2から発電機4へ流れる電流の方向を負の方向と判断する。
そして、異常判定手段10は、発電機4の稼働状態によって判定される電流の方向と電流検出手段6で検出された電流の方向とが相違している場合に電流検出手段6が誤組み付けである異常判定を行う。
<誤組み付け検出方法1>
ここで、発電機4の発電モードと制御手段8の認識する充放電電流I1の方向とを利用した誤組み付け検出方法について説明する。
図4に示すように、発電機4の発電モードは、大きく「通常発電」・「無発電」・「抑制」の3つに分かれており、夫々のモードにおいて充放電電流の方向を断定することができる。
例えば、発電機4が無発電モードである場合、発電機4が駆動していない状態であり、「総電流I3=0[A]」である。
電気負荷3はバッテリ2からのみ電源が供給されるため、充放電電流I1は図2の矢印に対して逆方向、すなわち方向は「−側(≦0[A])」であると断定することができる。
発電機4の発電モードと充放電電流I1の関係に相違が生じた場合、電流検出手段6が誤組み付けを検出し、その相違が一定時間継続した際に電流検出手段6が誤組み付けを確定する。
ここで、発電機4の発電モードと制御手段8の認識する充放電電流I1の方向とを利用した誤組み付け検出方法について説明する。
図4に示すように、発電機4の発電モードは、大きく「通常発電」・「無発電」・「抑制」の3つに分かれており、夫々のモードにおいて充放電電流の方向を断定することができる。
例えば、発電機4が無発電モードである場合、発電機4が駆動していない状態であり、「総電流I3=0[A]」である。
電気負荷3はバッテリ2からのみ電源が供給されるため、充放電電流I1は図2の矢印に対して逆方向、すなわち方向は「−側(≦0[A])」であると断定することができる。
発電機4の発電モードと充放電電流I1の関係に相違が生じた場合、電流検出手段6が誤組み付けを検出し、その相違が一定時間継続した際に電流検出手段6が誤組み付けを確定する。
<誤組み付け検出方法2>
また、発電機4のF Dutyと制御手段8の認識する充放電電流I1の方向とを利用した誤組み付け検出方法について説明する。
図5に示すように、発電機4の駆動状態によってF Duty充放電電流の方向を断定することができる。
例えば、発電機4が無発電モードである場合、発電機4が駆動していない状態であり、「F Duty=0[%]かつ総電流I3=0[A]」である。
電気負荷3はバッテリ2からのみ電源が供給されるため、充放電電流I1は図2の矢印に対して逆方向、すなわち方向は「−側(≦0[A])」であると断定することができる。
発電機4のF Dutyと充放電電流I1の関係に相違が生じた場合、電流検出手段6が誤組み付けを検出し、その相違が一定時間継続した際に電流検出手段6が誤組み付けを確定する。
また、発電機4のF Dutyと制御手段8の認識する充放電電流I1の方向とを利用した誤組み付け検出方法について説明する。
図5に示すように、発電機4の駆動状態によってF Duty充放電電流の方向を断定することができる。
例えば、発電機4が無発電モードである場合、発電機4が駆動していない状態であり、「F Duty=0[%]かつ総電流I3=0[A]」である。
電気負荷3はバッテリ2からのみ電源が供給されるため、充放電電流I1は図2の矢印に対して逆方向、すなわち方向は「−側(≦0[A])」であると断定することができる。
発電機4のF Dutyと充放電電流I1の関係に相違が生じた場合、電流検出手段6が誤組み付けを検出し、その相違が一定時間継続した際に電流検出手段6が誤組み付けを確定する。
これにより、異常判定手段10は、発電機4の発電モードやF Dutyを使用して、電流検出手段6の誤組み付けを検出するとともに、より正確に電源装置の異常状態を判定することができる。
なお、異常判定手段10は、電流検出手段6の故障を検出したときは、電流検出手段6が誤組み付けである異常判定を実施しない。
これにより、異常判定手段10は、電流検出手段6の故障状態を正確に判定することができる。
これにより、異常判定手段10は、電流検出手段6の故障状態を正確に判定することができる。
次に、図1の車両用電源の異常判定装置9の制御用フローチャートに沿って説明する。
図1に示すように、異常判定装置9の異常判定手段10において、制御用プログラムがスタート(101)すると、発電機4の発電量に応じた充放電電流I1の方向検出の処理(102)に移行する。
そして、この処理(102)の後に、電流検出手段6から充放電電流I1’を検出する処理(103)を行う。
この処理(103)の後には、電流検出手段6が故障しているか否かの判断(104)に移行する。
この判断(104)がYESの場合には、電流検出手段6が故障しているため、電流検出手段6の異常判定(105)を行い、後述する制御用プログラムのリターン(108)に移行する。
また、判断(104)がNOの場合には、電流検出手段6が故障していないため、処理(102)で検出した充放電電流I1と処理(103)で検出した充放電電流I1’との電流方向が一致しているか否かの判断(106)に移行する。
この判断(106)がYESの場合には、充放電電流I1と充放電電流I1’との電流方向が一致しているため、制御用プログラムのリターン(108)に移行する。
判断(106)がNOの場合には、充放電電流I1と充放電電流I1’との電流方向が一致していないため、電流検出手段6の誤組み付け判定(107)を行い、制御用プログラムのリターン(108)に移行する。
そして、この処理(102)の後に、電流検出手段6から充放電電流I1’を検出する処理(103)を行う。
この処理(103)の後には、電流検出手段6が故障しているか否かの判断(104)に移行する。
この判断(104)がYESの場合には、電流検出手段6が故障しているため、電流検出手段6の異常判定(105)を行い、後述する制御用プログラムのリターン(108)に移行する。
また、判断(104)がNOの場合には、電流検出手段6が故障していないため、処理(102)で検出した充放電電流I1と処理(103)で検出した充放電電流I1’との電流方向が一致しているか否かの判断(106)に移行する。
この判断(106)がYESの場合には、充放電電流I1と充放電電流I1’との電流方向が一致しているため、制御用プログラムのリターン(108)に移行する。
判断(106)がNOの場合には、充放電電流I1と充放電電流I1’との電流方向が一致していないため、電流検出手段6の誤組み付け判定(107)を行い、制御用プログラムのリターン(108)に移行する。
この結果、この実施例において、異常判定装置9の異常判定手段10は、発電機4の稼働状態と電流検出手段6で検出された電流とに基づいて電流検出手段6が誤組み付けである異常判定を行う。
つまり、異常判定手段10は、発電機4からバッテリ2ヘ流れる電流の方向を正の方向とし、かつ、バッテリ2から発電機4へ流れる電流の方向を負の方向と判断する。
そして、異常判定手段10は、発電機4の稼働状態によって判定される電流の方向と電流検出手段6で検出された電流の方向とが相違している場合に電流検出手段6が誤組み付けである異常判定を行う。
これにより、電流検出手段6の誤組み付けを検出するとともに、より正確に電源装置の異常状態を判定することができる。
また、異常判定手段10は、電流検出手段6の故障を検出したときは、電流検出手段6が誤組み付けである異常判定を実施しない。
これにより、異常判定手段10は、電流検出手段6の故障状態を正確に判定することができる。
つまり、異常判定手段10は、発電機4からバッテリ2ヘ流れる電流の方向を正の方向とし、かつ、バッテリ2から発電機4へ流れる電流の方向を負の方向と判断する。
そして、異常判定手段10は、発電機4の稼働状態によって判定される電流の方向と電流検出手段6で検出された電流の方向とが相違している場合に電流検出手段6が誤組み付けである異常判定を行う。
これにより、電流検出手段6の誤組み付けを検出するとともに、より正確に電源装置の異常状態を判定することができる。
また、異常判定手段10は、電流検出手段6の故障を検出したときは、電流検出手段6が誤組み付けである異常判定を実施しない。
これにより、異常判定手段10は、電流検出手段6の故障状態を正確に判定することができる。
また、この発明の変形例としては、図6に示すように、バッテリ2を電源回路21内に配置し、バッテリ2と電流検出手段6とを第1供給経路22Aにて接続している。
そして、バッテリ2と発電機4とを第2供給経路22Bにて接続している。
更に、電流検出手段6と制御ユニット7の異常判定装置9の異常判定手段10とを第1連絡信号線23aにて接続し、制御ユニット7の制御手段8と発電機4とを第2連絡信号線23bにて接続している。
なお、上述実施例に対して、電気負荷を接続しない場合でも、上記と同様な作用効果を奏する。
そして、バッテリ2と発電機4とを第2供給経路22Bにて接続している。
更に、電流検出手段6と制御ユニット7の異常判定装置9の異常判定手段10とを第1連絡信号線23aにて接続し、制御ユニット7の制御手段8と発電機4とを第2連絡信号線23bにて接続している。
なお、上述実施例に対して、電気負荷を接続しない場合でも、上記と同様な作用効果を奏する。
なお、この発明は上述実施例に限定されるものではなく、種々の応用改変が可能である。
例えば、この発明において、以下のように、他のシステムより電流検出手段の誤組み付けである異常判定を行うことも可能である。
第1に、上記の実施例では、バッテリ(Pb)の1バッテリシステムとしたが、バッテリ(Pb)と二次電池(Li)との2バッテリシステムや、同じ種類のバッテリ(Pb)とバッテリ(Pb)とのバッテリシステムにおいても、同様の効果を得られる。
また、バッテリ(Pb)とキャパシタとのバッテリシステムやバッテリ(Pb)とニッケル水素(Ni−MH)との2バッテリシステム、さらに、3つ以上のバッテリが備えられたバッテリシステムにおいても、同様の効果を得られる。
第2に、発電機の様々な種類(ISG、LINオルタネータ、リニアオルタネータ、オン・オフオルタネータ)に対応し、同様の効果を得られる。
第3に、発電機の発電モードやF Dutyだけでなく、さらに精度を上げるために発電電圧や発電トルクを利用しても、同様の効果を得られる。
第4に、電流センサ特性が異なる様々な部品の組み合わせにも対応し、同様の効果を得られる。
第1に、上記の実施例では、バッテリ(Pb)の1バッテリシステムとしたが、バッテリ(Pb)と二次電池(Li)との2バッテリシステムや、同じ種類のバッテリ(Pb)とバッテリ(Pb)とのバッテリシステムにおいても、同様の効果を得られる。
また、バッテリ(Pb)とキャパシタとのバッテリシステムやバッテリ(Pb)とニッケル水素(Ni−MH)との2バッテリシステム、さらに、3つ以上のバッテリが備えられたバッテリシステムにおいても、同様の効果を得られる。
第2に、発電機の様々な種類(ISG、LINオルタネータ、リニアオルタネータ、オン・オフオルタネータ)に対応し、同様の効果を得られる。
第3に、発電機の発電モードやF Dutyだけでなく、さらに精度を上げるために発電電圧や発電トルクを利用しても、同様の効果を得られる。
第4に、電流センサ特性が異なる様々な部品の組み合わせにも対応し、同様の効果を得られる。
1 電動車両
2 バッテリ(Pb)
3 電気負荷
4 発電機
5 電源回路
6 電流検出手段(「電流センサ」とも換言できる。)
7 制御ユニット(ECU:コンピュータ装置)
8 制御手段
9 異常判定装置
10 異常判定手段
11A、11B 第1及び第2供給経路
12 接続点
13 連絡信号線
2 バッテリ(Pb)
3 電気負荷
4 発電機
5 電源回路
6 電流検出手段(「電流センサ」とも換言できる。)
7 制御ユニット(ECU:コンピュータ装置)
8 制御手段
9 異常判定装置
10 異常判定手段
11A、11B 第1及び第2供給経路
12 接続点
13 連絡信号線
Claims (3)
- バッテリと、発電機と、前記発電機の稼働状態を制御する制御手段と、を備えた車両において、検出された電圧に応じて前記バッテリの充放電電流を検出する電流検出手段と、前記車両の異常状態を判定する異常判定手段と、を備え、前記異常判定手段は、前記発電機の稼働状態と前記電流検出手段で検出された電流とに基づいて前記電流検出手段が誤組み付けである異常判定を行うことを特徴とする車両用電源の異常判定装置。
- 前記異常判定手段は、前記発電機から前記バッテリヘ流れる電流の方向を正の方向とし、かつ、前記バッテリから前記発電機へ流れる電流の方向を負の方向と判断し、前記発電機の稼働状態によって判定される電流の方向と前記電流検出手段で検出された電流の方向とが相違している場合に前記電流検出手段が誤組み付けである異常判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両用電源の異常判定装置。
- 前記異常判定手段は、前記電流検出手段の故障を検出したときは、前記電流検出手段が誤組み付けである異常判定を実施しないことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用電源の異常判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017016668A JP2018122737A (ja) | 2017-02-01 | 2017-02-01 | 車両用電源の異常判定装置 |
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