JP2018121822A - 塗布容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容物を最後まで直接塗布することができる塗布容器を提供する。【解決手段】塗布容器10は、開放された上方側端部20aにて固形状の内容物Sの下部を包囲し内容物の該下部よりも上方部分を露出させる周壁20を有する容器本体12と、容器本体12に着脱自在に装着され内容物Sの上記上方部分を覆うカバー14とを備える。塗布容器10はさらに、周壁20の内側かつ内容物Sの下方に上方へ移動可能に設けられ、上方への移動に伴い、周壁20で包囲されていた内容物Sの下部を周壁20の上方側端部20aから押し出す押し出し部材16を備える。【選択図】図1

Description

この発明は、固形状の化粧料、薬剤、糊などの塗布内容物を収容する塗布容器に関し、より詳細には、開放された上方側端部にて固形状の内容物の下部を包囲するとともに、内容物の該下部よりも上方部分を露出させる周壁を有する容器本体と、容器本体に着脱自在に装着され内容物の上方部分を覆うカバーとを備える塗布容器に関するものである。
この種の塗布容器として、下記特許文献1には次のようなアプリケータ(10)が提案されている(括弧内の符号は特許文献1のもの)。すなわち、このアプリケータ(10)は、互いに分離可能な上側部分(14)および下側部分(16)を備えた容器(12)からなり、上側部分(14)を下側部分(16)から取り外すとリップバーム(20)が露出する。リップバーム(20)は、下側部分(16)内の支持台(30)に固定されている。支持台(30)は、車輪のような構造であり、すなわち外側リム(32)と、該外側リム(32)から中心へ向けて延伸してハブ(36)で終端する複数のスポーク(34)とからなる。内容物であるリップバーム(20)は、その下部がスポーク(34)間に画定される開口内に充填されることにより支持台(30)に固定されている。
このようなアプリケータ(10)を使用して内容物を塗布するにあっては、使用者が上側部分(14)を下側部分(16)から取り外してリップバーム(20)を露出させ、リップバーム(20)の先端を被塗布部に直接当ててなでるようにすればよい。
国際公開第2011/71792号パンフレット
しかしながら、上記従来の塗布容器は、内容物の、支持台(30)に保持された下部が下側部分(16)内に隠れているため、この下部を被塗布部への直接塗布により使用することはできず、どうしても残量が発生する構造である。そのため、内容物を最後まで使い切るためには、下側部分(16)内に埋まった内容物を一旦、筆やへらを使ってほじくり出し、それから塗布するという煩雑な作業が必要であるとともに、塗布容器を使って内容物を直接塗布する場合と比べて均一な塗布を行い得ないという問題があった。
それ故この発明は、上記従来技術の問題を解消し、内容物を最後まで直接塗布することができる塗布容器を提供することを目的とする。
この発明は、開放された上方側端部にて固形状の内容物の下部を包囲し内容物の該下部よりも上方部分を露出させる周壁を有する容器本体と、前記容器本体に着脱自在に装着され内容物の前記上方部分を覆うカバーとを備える塗布容器であって、上記目的を達成するため、前記周壁の内側かつ前記内容物の下方に上方へ移動可能に設けられ、上方への移動に伴い、前記周壁で包囲されていた前記下部を前記周壁の前記上方側端部から押し出す押し出し部材を備えるものである。
なお、この発明の塗布容器にあっては、前記周壁の前記上方側端部の内側に配置されるとともに内容物の前記下部内に埋め込まれて該内容物を固定する少なくとも1つの固定板を有し、前記押し出し部材は、前記固定板に対応する位置に、前記上方への移動時に前記固定板との干渉を避けるための溝を有するが好ましい。
また、この発明の塗布容器にあっては、前記固定板および前記周壁の前記上方側端部の内面の少なくとも一方には、内容物との接触面積を増大させる凹凸が形成されていることが好ましい。
さらに、この発明の塗布容器にあっては、前記固定板は、下端から上端に向かって厚みが増すテーパー形状を有することが好ましい。
さらに、この発明の塗布容器にあっては、複数の前記固定板を備え、該固定板は前記周壁の半径方向に沿って延在するとともに互いに等角度で配置されていることが好ましい。
この発明の塗布容器にあっては、前記容器本体への前記押し出し部材の組み付け時に前記固定板の位置と前記溝の位置とを合致させる位置合わせ手段を備えることが好ましい。
さらに、この発明の塗布容器にあっては、前記位置合わせ手段は、前記押し出し部材に形成された挿入部と、前記周壁の内側に配置され、前記挿入部を受け入れた際に前記固定板の位置と前記溝の位置とを合致させる受容部と、を有することが好ましい。
さらに、この発明の塗布容器にあっては、前記周壁の下方側端部に螺着されて該下方側端部を閉塞する底板であって、ねじ込み方向へ回転された際に前記押し出し部材を押し上げる底板を備えることが好ましい。
さらに、この発明の塗布容器にあっては、前記底板は、その下面に平板状物を受容するための溝を備えることが好ましい。
あるいは、この発明の塗布容器にあっては、前記カバーは、その頂面に凸部を有し、前記底板は、その下面に前記凸部に対応した形状を有するとともに底板の回転方向で前記凸部と係合する凹部を有することが好ましい。
この発明の塗布容器においては、カバーを取り外すと内容物の上方部分が容器本体の周壁から露出した状態にあるので、使用者は内容物を被塗布部に直接当てた状態でなでたり、内容物で被塗布部を軽く叩いたりすることで内容物の塗布を行うことができる。
そして使用に伴い、内容物が周壁の上方側端部の位置まで磨り減った場合には、押し出し部材を上方へ移動させることで内容物が周壁の外側へ押し出されるため、内容物を最後まで直接塗布することができる。
したがって、この発明によれば、上記従来技術の問題を解消し、内容物を最後まで直接塗布することができる塗布容器を提供することができる。
この発明の一実施形態に係る塗布容器を、右側半分を断面にて示した側面図である。 図1におけるA−A線に沿う断面図である。 図1に示す塗布容器における押し出し部材を単体で示し、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。 図1に示す塗布容器の組み付けおよび内容物の充填方法を説明する図である。 図1に示す塗布容器において、内容物が磨り減った後に、底板を回転させることにより押し出し部材を介して内容物を周壁の外側へ押し出した様子を説明する図であり、(a)は平面図であり、(b)は、右側半分を断面にて示した側面図である。 この発明の他の実施形態の塗布容器にける容器本体を示し、(a)は平面図であり、(b)は右側半分を断面にて示した側面図であり、(c)は底面図である。 この発明のさらに他の実施形態の塗布容器を示し、(a)は平面図であり、(b)は底面図である。 図7に示す塗布容器において、カバーを用いて底板を回転させる様子を仮想線にて示した図であり、右側半分を断面にて示した側面図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る塗布容器を、右側半分を断面にて示した側面図であり、図2は、図1におけるA−A線に沿う断面図であり、図3は、図1に示す塗布容器における押し出し部材を単体で示し、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。
図1に示すように、塗布容器10は、内部に固形状の内容物Sを収容し、この内容物Sを被塗布部に直接当てた状態でなでたり、内容物Sで被塗布部を軽く叩いたりすることで塗布することができ、内容物Sとしては、ヘアワックスやリップクリームなどの化粧料、薬剤、糊などが挙げられるが、これらに限定されない。
塗布容器10は、合成樹脂材料から各々形成される、容器本体12と、カバー14と、押し出し部材16と、底板18とを備えている。これらの容器本体12、カバー14、押し出し部材16および底板18の各軸心は共通軸上に位置しており、以下では、この共通軸を軸線Oといい、軸線Oに沿ったカバー14側を上側、その反対側(底板18側)を下側という。また、軸線Oに直交する方向を半径方向といい、軸線O周りに周回する方向を周方向という。
容器本体12は、軸線O周りに周回する周壁20を有している。図示例では、周壁20は平面視で円形に形成されているが、これに限定されず、多角形に形成してもよい。
周壁20の開放された上方側端部20aは、内容物Sの下部を密着状態で包囲し、これにより内容物Sを固定、保持している。内容物Sの下部は周壁20の上方側端部20a内に隠れているが、当該下部よりも上方部分は周壁20から露出している。
カバー14は、容器本体12に着脱自在に装着され、内容物Sの上記上方部分を覆い、外気との接触や埃等の付着を防ぐものである。図示例では、カバー14の内周面に形成された突起が周壁20の上方側端部20aの外面に形成された環状凸部22を乗り越えることでカバー14の装着状態が維持されるように構成されているが、これに限らず、カバー14を容器本体12の周壁20に螺着させてもよい。
図2に示すように、周壁20の上方側端部20aの内側には、内容物Sの下部内に埋め込まれて内容物Sを固定する固定板24が設けられている。図示例では、固定板24は容器本体12の周壁20と一体的に形成されているが、周壁20と固定板24は別体として形成されてもよい。例えば、図示しないリング体の内側に固定板24を一体的に形成し、このリング体を周壁20の上方方端部20aの内側に、アンダーカットまたはネジを介した係合により固定してもよい。
固定板24は図示例では、複数(8つ)設けられているが、固定板24は少なくとも1つあればよい。各固定板24は周壁20の内面位置から半径方向に沿って延伸し、容器本体12の中央に位置する、平面視で多角形形状(図示例では四角形状)の筒体からなる受容部26に連結されている。受容部26については後述する。また、固定板24は互いに等角度に配置されており、固定板24と周壁20と受容部26とで区画される開口内は内容物Sで満たされている。
固定板24は、軸線O方向に沿って所定の高さを有するとともに高さ方向の下端から上端に向かって厚みが増すテーパー形状を有することが好ましい。固定板24をテーパー形状とすることで、周方向に隣り合う固定板24間の開口の幅(周方向に沿った距離)が上方に向かって漸減され、固定板24と内容物Sとの間にくさび効果が生まれ、固定板24による内容物Sの固定がより強固なものとなる。
図1に示すように、押し出し部材16は、周壁20の内側かつ内容物Sの下方に上方へ移動可能に設けられて、上方への移動に伴って周壁20内に隠れていた内容物Sの下部を周壁20の上方側端部20aから押し出すものである。
押し出し部材16は、内容物Sの下面に近接した位置(接していてもよい。)で該下面に概ね沿って延在する平板壁28と、平板壁28の周縁から垂下して周壁20の内面に摺接する筒壁30とを有している。
図3は押し出し部材16を単体で示したものであり、この図から分かるように、平板壁28には、固定板24に対応する位置に、押し出し部材16の上方への移動時に固定板24との干渉を避けるための溝32が形成されている。つまり、平板壁28は8つの溝32によって周方向に8分割されている。
また、押し出し部材16の中央位置には、複数の溝34により区画された、平面視で多角形形状の柱体からなる挿入部36が形成されている。挿入部36は、上述の受容部26の内側に挿入される部位であり、図示例では、受容部26の形状に対応して四角形状に形成されている。なお、挿入部36および受容部26の形状はこれに限定されず、三角形や五角形、六角形等、他の多角形形状としてもよい。
容器本体12への押し出し部材16の組み付け時に、挿入部36が受容部26に受け入れられると、押し出し部材16の溝32の位置と固定板24の位置も合致する。したがって、挿入部36および受容部26は、容器本体12への押し出し部材16の組み付け時に溝32の位置と固定板24の位置とを合致させる位置合わせ手段を構成するものである。
底板18は、図1に示すように、周壁20の下方側端部20bに螺着され該下方側端部20bを閉塞している。底板18は、円盤状の底壁部38と該底壁部38を取り囲む筒壁部40とを有している。筒壁部40の下端部外周には、容器本体12の周壁20の内面に形成された雌ネジ41aと係合する雄ネジ41bが形成されている。
筒壁部40は押し出し部材16の筒壁30に当接する高さ位置まで延出するとともに、底板18の底壁部38の上面は、押し出し部材16の挿入部36の下端を支持している。したがって、底板18をねじ込み方向へ回転させると、底板18は回転しながら上方へ移動し、押し出し部材16の筒壁30および挿入部36の下端を押圧し、その結果押し出し部材16が上方へ移動する。
底板18の回転を容易に行い得るようにするため、底壁部38の下面には、コイン等の平板状物Qを受容可能な溝42が形成されている。図示は省略するが、溝42に代えて、底壁部38の下面に使用者が指で摘むことができる摘み片を形成することもできる。
次いで、塗布容器10の組み立ておよび内容物Sの充填方法について説明する。図4は図1に示した塗布容器10の組み立ておよび内容物Sの充填方法を示した図である。図4(a)では、まず周壁20の上方側端部20aに充填用カバーRが装着された容器本体12を上下逆さに配置し、この状態で周壁20の開放された下方側端部20b側から内容物Sを充填する。内容物Sは、固定板24の下端の位置あるいはその近傍位置まで充填する。続いて、図4(b)では、周壁20の下方側端部20b側から押し出し部材16をこれも上下逆さの状態で挿入、配置する。このとき、押し出し部材16の挿入部36と容器本体12の受容部26とが整合するように押し出し部材16を挿入することで、固定板24の位置と押し出し部材16の溝32の位置とが一致することになる。そして、図4(c)では、周壁20の下方側端部20bから底板18をこれも上下逆さの状態で容器本体12に螺着する。この状態では底板18の下端と周壁20の下端は同一高さ位置にある。図示は省略するが、その後、充填用カバーRを取り外し、代わりにカバー14を容器本体12に装着することで、図1に示した塗布容器10となる。
このように構成された塗布容器10を用いて、被塗布部に内容物Sを塗布するには、カバー14を取り外すだけでよい。カバー14を取り外すと内容物Sの上方部分が容器本体12の周壁20から露出した状態にあるので、使用者は内容物Sを被塗布部に直接当てた状態でなでたり、内容物Sで被塗布部を軽く叩いたりすることで内容物Sの塗布を行うことができる。
使用に伴い、内容物Sが周壁20の上方側端部20aの位置まで磨り減ると、従来の塗布容器では周壁の内側に隠れた内容物Sを直接塗布することができなかった。これに対して、この実施形態の塗布容器10では、底板18を容器本体12内部側へねじ込むことで、図5に示すように、底板18によって押し出し部材16が押し上げられ、さらに押し出し部材16の平板壁28によって内容物Sが周壁20の外側へ押し出されるため、内容物Sを最後まで直接塗布することができる。
また、この実施形態の塗布容器10によれば、周壁20の上方側端部20aの内側に配置されるとともに内容物Sの下部内に埋め込まれた固定板24を備えることから、通常の塗布時のみならず、周壁20の外側に押し出された内容物Sを塗布する場合にも内容物Sを安定して保持することができる。さらに、固定板24は周壁20と一体的に形成されるため、部品点数を削減できるとともに容易に製造することができる。
さらに、この実施形態の塗布容器10によれば、押し出し部材16は、固定板24との干渉を避けるための溝32を有することから、固定板24が設けられている場合でも押し出し部材16を確実に上方へ移動させることができる。
さらに、この実施形態の塗布容器10によれば、固定板24は、下端から上端に向かって厚みが増すテーパー形状を有することから、周方向に隣り合う固定板24間に充填された内容物Sに対する保持力を増大させることができ、通常の塗布時のみならず、周壁20の外側に押し出された内容物Sを塗布する場合にも内容物Sを安定して保持することができる。
さらに、この実施形態の塗布容器10によれば、容器本体12への押し出し部材16の組み付け時に固定板24の位置と溝32の位置とを合致させる位置合わせ手段を備えることから、組み付け時に押し出し部材16の溝32の位置を、固定板24の位置に確実かつ容易に整合させることができる。
さらに、この実施形態の塗布容器10によれば、位置合わせ手段は、押し出し部材16に形成された多角形形状の挿入部36と、固定板24の半径方向内端に連結された受容部26とで構成されることから、部品点数の増大を伴うことなく、位置合わせ手段を容易に実現することができる。
さらに、この実施形態の塗布容器10によれば、周壁20の下方側端部20bに螺着されて該下方側端部20bを閉塞する底板18であって、ねじ込み方向へ回転された際に押し出し部材16を押し上げる底板18を備えることから、外観を損なうことなく押し出し部材16を確実に上方へ移動させることができる。
さらに、この実施形態の塗布容器10によれば、底板18は、その下面にコイン等の平板状物Qを受容するための溝42を有することから、使用者は平板状物Qを溝42に差し込むことで底板18を容易に回転させることができる。なお、上述のように、平板状物Qに代えて摘み片を設けることでも同様の効果を得ることができる。
つぎに、この発明の他の実施形態の塗布容器10について図6を参照して説明する。この実施形態の塗布容器10は、固定板24の表面(側面)および周壁20の上方側端部20aの内面に内容物Sとの接触面積を増大させる波状の凹凸44を設けたものである。これにより、内容物Sを容器本体12により強固に固定することができ、通常の塗布時のみならず、周壁20の外側に押し出された内容物Sを塗布する場合にも内容物Sを安定して保持することができる。この実施形態の塗布容器10のその他の構成は先の実施形態のものと同様であるので、説明は省略する。
なお、凹凸44は固定板24の表面にのみ、あるいは周壁20の上方側端部20aの内面にのみ設けてよい。また、この実施形態でも固定板24は、下端から上端に向かって厚みが増すテーパー形状を有していてよく、これによれば、内容物Sを容器本体12により一層強固に固定することができる。その際、内容物Sを安定して押し出すことができる形状であれば、押し出し部材16も固定板24と同様のテーパー形状を有していてよい。
つぎに、この発明のさらに他の実施形態の塗布容器10について図7および図8を参照して説明する。この実施形態の塗布容器10では、カバー14はその頂面に凸部46が形成されており、底板18は、その下面に該凸部46に対応した形状を有するとともに凸部46と底板18の回転方向で係合する凹部48が形成されている。図示例では、凸部46および凹部48は略六角形に形成されているが、凸部46および凹部48の形状は、回転方向で相互に係合し得る非円形であればよく、例えば、三角形や四角形、五角形等の多角形の他、楕円形、星型、クロス形状、アルファベット等の文字形状等、様々な形状を採用することができる。この実施形態の塗布容器10のその他の構成は先の実施形態のものと同様であるので、説明は省略する。
このように構成される塗布容器10において、底板18を回転させ、押し出し部材16を介して内容物Sを押し出す際には、図8に仮想線で示すように、カバー14の凸部46を底板18の凹部48に嵌めてねじ込み方向へカバー14を廻せばよく、このようにカバー14を用いて底板18を廻すことで、コインや摘み片を用いて底板18を廻す場合と比べてより小さな力で容易に底板18を回転させることができる。
以上、図示例に基づきこの発明を説明したが、この発明は上述した実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、上述した実施形態では、底板18は容器本体12の周壁20の下方側端部20bにネジ嵌合させる場合を一例として示したが、底板18の筒壁部40の外面に環状凸部または環状凹部を設けるとともに、これと係合する環状凹部または環状凸部を、周壁20の下方側端部20bの内面に異なる高さ位置で複数設けて、底板18を容器本体12の周壁20内に段階的に押し込めるようにしてもよく、これによれば押し出し部材16を段階的に上方へ移動させることができる。
この発明により、内容物を最後まで直接塗布することができる塗布容器を提供することが可能となった。
10 塗布容器
12 容器本体
14 カバー
16 押し出し部材
18 底板
20 周壁
20a 上方側端部
20b 下方側端部
24 固定板
26 受容部
32 溝
34 溝
36 挿入部
42 溝
44 凹凸
46 凸部
48 凹部

Claims (10)

  1. 開放された上方側端部にて固形状の内容物の下部を包囲し内容物の該下部よりも上方部分を露出させる周壁を有する容器本体と、前記容器本体に着脱自在に装着され内容物の前記上方部分を覆うカバーとを備える塗布容器であって、
    前記周壁の内側かつ前記内容物の下方に上方へ移動可能に設けられ、上方への移動に伴い、前記周壁で包囲されていた前記下部を前記周壁の前記上方側端部から押し出す押し出し部材を備えることを特徴とする塗布容器。
  2. 前記周壁の前記上方側端部の内側に配置されるとともに内容物の前記下部内に埋め込まれて該内容物を固定する少なくとも1つの固定板を有し、
    前記押し出し部材は、前記固定板に対応する位置に、前記上方への移動時に前記固定板との干渉を避けるための溝を有することを特徴とする請求項1に記載の塗布容器。
  3. 前記固定板および前記周壁の前記上方側端部の内面の少なくとも一方には、内容物との接触面積を増大させる凹凸が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の塗布容器。
  4. 前記固定板は、下端から上端に向かって厚みが増すテーパー形状を有することを特徴とする請求項2または3に記載の塗布容器。
  5. 複数の前記固定板を備え、該固定板は前記周壁の半径方向に沿って延在するとともに互いに等角度で配置されていることを特徴とする請求項2から4までのいずれか一項に記載の塗布容器。
  6. 前記容器本体への前記押し出し部材の組み付け時に前記固定板の位置と前記溝の位置とを合致させる位置合わせ手段を備えることを特徴とする請求項2から5までのいずれか一項に記載の塗布容器。
  7. 前記位置合わせ手段は、前記押し出し部材に形成された挿入部と、前記周壁の内側に配置され、前記挿入部を受け入れた際に前記固定板の位置と前記溝の位置とを合致させる受容部と、を有することを特徴とする請求項6に記載の塗布容器。
  8. 前記周壁の下方側端部に螺着されて該下方側端部を閉塞する底板であって、ねじ込み方向へ回転された際に前記押し出し部材を押し上げる底板を備えることを特徴とする請求項1から7までのいずれか一項に記載の塗布容器。
  9. 前記底板は、その下面に平板状物を受容するための溝を備えることを特徴とする請求項8に記載の塗布容器。
  10. 前記カバーは、その頂面に凸部を有し、
    前記底板は、その下面に前記凸部に対応した形状を有するとともに底板の回転方向で前記凸部と係合する凹部を有することを特徴とする請求項8に記載の塗布容器。
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