JP2018121300A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】CCDイメージセンサに供給する電圧が強制的に遮断された場合でも、不慮の故障を防ぐことができる撮像装置を提供する。【解決手段】CCDイメージセンサ22に供給する第1の電圧(VH)を生成し電源供給ライン56に供給するCCD電源51と、CCDイメージセンサ22に第2の電圧レベル(VDD_1)の駆動パルスを提供するH−Dr回路54と、第2の電圧レベルより高い第3の電圧(VDD)を生成するVDD電源52と、アノードがVDD電源52にカソードが電源供給ライン56にそれぞれ接続され、第4の電圧(VDD−0.6V)を生成し電源供給ライン56に印加する電圧調整ダイオード55aと、を具備する。【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に、固体撮像素子を備える撮像装置に関する。
被検体の内部の被写体を撮像する内視鏡、及び、内視鏡により撮像された被写体の観察画像を生成する画像処理装置等を具備する内視鏡システムが、医療分野及び工業分野等において広く用いられている。
このような内視鏡システムにおける内視鏡としては、固体撮像素子として、例えばCCDイメージセンサを採用し、このCCDイメージセンサから出力される撮像信号を後段の画像処理装置に対して伝送する内視鏡が広く知られている。
上述したCCDイメージセンサは、一般に、所定の電源(CCD電源)の供給を受けると共に、所定の制御信号(例えば、CCD駆動パルス信号)を受けて駆動されるようになっている。
ここで、CCDイメージセンサおよびその周辺IC(駆動回路等)は、適正な電源シーケンスを遵守しないと故障に至る虞があることが知られている。すなわち、CCDイメージセンサを稼働するためのCCD電源をオフする際、オフした状態においてCCDイメージセンサにCCD駆動パルス信号が供給されてしまうと、当該CCDイメージセンサが故障する虞があることが知られている。
一方、上述のごときCCD電源を強制的に遮断する場合(または意図せずに遮断される場合)、CCD電源と同時にCCD駆動パルス信号を止めることは困難であることも知られている。この場合、CCDイメージセンサおよび周辺ICにおいては電源立下りシーケンスが遵守されず、すなわち、電源立下りシーケンスに不備が生じることになり、これに起因してCCDイメージセンサが故障する虞があった。
斯様な課題に対して、特許第4648717号明細書(特許文献1)においては、VSUB電圧レベルを監視し、VSUB電圧レベルを所定値と比較し、正常または異常を判定する技術が示されている。
この特許文献1に記載の技術では、VSUB電圧レベルが異常であると判定した際、CCD駆動パルス信号の供給を停止し、CCD出力信号を所定のレベルに制御するようになっている。
特許第4648717号明細書
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、VSUB電圧を監視し状態を判定することによりCCD駆動パルス信号の停止制御を行うものである。このとき、CCD電源が遮断された後、監視するVSUB電圧の状態を判定するまでには一定以上の時間を要することが考えられる。
この場合、VSUB電圧の判定が確定するまでの間(このときCCD電源はすでに遮断されている)において、CCDイメージセンサにはCCD駆動パルス信号が依然として供給され続けてしまう虞がある。そしてこの状況が続いた場合、CCDイメージセンサにおける素子自体の動作を完全に保証することが困難になる虞があった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、CCDイメージセンサに供給する電圧が強制的に遮断された場合でも、不慮の故障を防ぐことができる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の撮像装置は、電源供給ラインを通じて所定電圧の供給を受けることにより稼働する撮像素子と、前記撮像素子に供給する前記所定電圧としての第1の電圧を生成すると共に、出力端が前記電源供給ラインに接続される第1の電源部と、前記撮像素子に第2の電圧レベルの駆動パルスを提供する駆動パルス部と、前記第2の電圧レベルより高い第3の電圧を生成し出力する第2の電源部と、前記第2の電源部の出力端に接続され、前記第3の電圧に基づいて前記電源供給ラインに印加するための第4の電圧を生成し、前記電源供給ラインに印加するよう制御する電圧調整部と、を具備する。
本発明によれば、CCDイメージセンサに供給する電圧が強制的に遮断された場合でも、不慮の故障を防ぐことができる撮像装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態の内視鏡を含む内視鏡システムの構成を示す図である。 図2は、第1の実施形態の内視鏡を含む内視鏡システムの電気的な構成を示すブロック図である。 図3は、第1の実施形態の内視鏡における撮像素子および周辺の電源回路の構成を示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態の内視鏡において、CCD電源からの電源供給が遮断された際におけるCCD電源電圧、VDD電源電圧、H−Dr電源電圧の推移の一例を示した図である。 図5は、第1の実施形態の内視鏡において、CCD電源からの電源供給が遮断された際におけるCCD電源電圧、VDD電源電圧、H−Dr電源電圧の推移の他の例を示した図である。 図6は、従来の内視鏡における撮像素子および周辺の電源回路の構成を示すブロック図である。 図7は、従来の内視鏡において、CCD電源およびH−Dr電源に係る正常電源シーケンスの例を示した図である。 図8は、従来の内視鏡において、CCD電源が遮断された際におけるCCD電源電圧、H−Dr電源電圧の推移の一例を示した図である。 図9は、従来の内視鏡において、CCD電源が遮断された際におけるCCD電源電圧、H−Dr電源電圧の推移の他の例を示した図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態の撮像装置(内視鏡)を含む内視鏡システムの構成を示す図であり、図2は、第1の実施形態の撮像装置(内視鏡)を含む内視鏡システムの電気的な構成を示すブロック図である。
なお、本実施形態においては、撮像装置として、固体撮像素子(CCDイメージセンサ)を有し被検体の内部の被写体を撮像する内視鏡を例に挙げて説明する。
図1、図2に示すように、本第1の実施形態の撮像装置(内視鏡)を有する内視鏡システム1は、被検体の観察し撮像する内視鏡2と、当該内視鏡2に接続され前記撮像信号を入力し所定の画像処理を施すビデオプロセッサ3と、被検体を照明するための照明光を供給する光源装置4と、撮像信号に応じた観察画像を表示するモニタ装置5と、を有している。
内視鏡2は、被検体の体腔内等に挿入される細長の挿入部6と、挿入部6の基端側に配設され術者が把持して操作を行う内視鏡操作部10と、内視鏡操作部10の側部から延出するように一方の端部が設けられたユニバーサルコード11と、を有して構成されている。
挿入部6は、先端側に設けられた硬質の先端部7と、先端部7の後端に設けられた湾曲自在の湾曲部8と、湾曲部8の後端に設けられた長尺かつ可撓性を有する可撓管部9と、を有して構成されている。
前記ユニバーサルコード11の基端側にはコネクタ12が設けられ、当該コネクタ12は光源装置4に接続されるようになっている。すなわち、コネクタ12の先端から突出する流体管路の接続端部となる口金(図示せず)と、照明光の供給端部となるライトガイド口金(図示せず)とは光源装置4に着脱自在で接続されるようになっている。
さらに、前記コネクタ12の側面に設けた電気接点部には接続ケーブル13の一端が接続されるようになっている。そして、この接続ケーブル13には、例えば内視鏡2における撮像素子(CCDイメージセンサ)22(図2参照)からの撮像信号を伝送する信号線が内設され、また、他端のコネクタ部はビデオプロセッサ3に接続されるようになっている。
なお、前記コネクタ12には、AFE(図示せず)、FPGA25、CCD電源51、VDD電源52、H−Dr電源53、H−Dr回路54、電圧調整部55(電圧調整ダイオード55a)および、当該内視鏡2における固有の所定ID情報を記憶した記憶部(図示せず)等(図2参照)が配設されている(これら各構成要素については、後に詳述する)。
ここで、本実施形態の内視鏡2の構成を説明するに先立って、本願発明の課題を明確にするために、CCDイメージセンサおよび周辺IC(駆動回路等)において電源立下りシーケンスに不備が生じた際におけるCCDイメージセンサに係る不具合に関して説明する。
上述したように、CCDイメージセンサおよびその周辺IC(駆動回路等)は、適正な電源シーケンスを遵守しないと故障に至る虞があることから、一般に電源シーケンスは厳格に制御されるようになっている。
図6は、従来の内視鏡における撮像素子および周辺の電源回路の構成を示すブロック図であり、図7は、従来の内視鏡において、CCD電源およびH−Dr電源に係る正常電源シーケンスの例を示した図である。
図6に示すように、今、CCDイメージセンサ122に対してCCD電源電圧VH(12V)が供給される内視鏡を考える。この内視鏡は、いわゆるVDD電源において生成されたVDD(5V)を受けて、新たなVDD電圧(VDD_1)生成するレギュレータ(H−Dr電源)153を有するものとする。
なお、この図6に示す内視鏡においてこの新たなVDD電圧(VDD_1)は、たとえばCCD駆動パルス信号を生成するH−Dr回路154に供給するための電圧(3.3V)とする。
さらに、CCDイメージセンサ122には、上述したH−Dr回路154において生成されたCCD駆動パルス信号(3.3V)が供給されるようになっている。なお、H−Dr回路154は、前記レギュレータ(H−Dr電源)153において生成された(VDD_1;3.3V)を受けて、図示しないタイミング調整部等から入力したタイミングパルスに応じた前記CCD駆動パルス信号を生成し、CCDイメージセンサ122に向けて送出するようになっている。
このような構成をなす従来の内視鏡においては、一般に、CCD電源およびH−Dr電源等の電源に対しては適切な電源シーケンスが施されるようになっている。
図7は、このような従来の内視鏡において、CCD電源およびH−Dr電源に係る正常電源シーケンスの例を示した図である。
図7に示すように、この種の内視鏡においては、CCD電源をオフする際には、H−Dr回路154の電源であるH−Dr電源153のオフ動作を行った後に、当該CCD電源をオフするように制御される。
すなわち、H−Dr回路154はCCDイメージセンサ122に供給するCCD駆動パルス信号の発生源であるが、当該H−Dr回路154の電源であるH−Dr電源153(VDD_1を生成し出力)のオフ動作を行った後に、当該CCD電源(VHを生成し出力する)をオフするように制御されるようになっている。
これは、CCD電源をオフする際、CCDイメージセンサ自体に電源が供給されない状態において当該CCDイメージセンサにCCD駆動パルス信号が供給されてしまうと、CCDイメージセンサが故障する虞があることから、電源シーケンスは厳格に制御されなければならないからである。
しかしながら、以下に示すような状況の場合、電源シーケンスが遵守されない虞がある。
図8は、従来の内視鏡において、CCD電源が遮断された際におけるCCD電源電圧、H−Dr電源電圧の推移の一例を示した図であり、図9は、従来の内視鏡において、CCD電源が遮断された際におけるCCD電源電圧、H−Dr電源電圧の推移の他の例を示した図である。
CCDイメージセンサ122にCCD電源電圧VHを供給するCCD電源を強制的に遮断する場合(または意図せずに遮断される場合)、当該CCD電源と同時に、CCDイメージセンサ122に供給されるCCD駆動パルス信号(H−Dr電源153からVDD_1の供給を受けるH−Dr回路154から出力される)の供給を止めることは困難である。
例えば、上述したように、特許第4648717号明細書(特許文献1)においては、VSUB電圧レベルを監視し、VSUB電圧レベルが異常と判定した際、CCD駆動パルス信号を停止し、CCD出力信号を所定のレベルにする制御を行うようになっている。
しかしながら、特許第4648717号明細書に記載の技術は、VSUB電圧を監視・判定することによりCCD駆動パルス信号の停止制御を行うものであるが、CCD電源が遮断された後、監視するVSUB電圧の判定までには一定以上の時間を要することが考えられる。
すなわちこの場合は、図8に示すように、CCD電源が遮断されCCD電源電圧VHがオフするように変移し始めるタイミングにおいても、H−Dr電源153はオフせずに一定時間ほど引き続き稼働することとなる。
このとき、図8に示すように、CCD電源電圧VHが低下する一方で、H−Dr電源電圧VDD_1は維持され、結果としてH−Dr電源電圧VDD_1がCCD電源電圧VHを上回る期間(図8中、時間“T”)が生じ得る。
ここで、この時間“T”の間、H−Dr電源電圧VDD_1の供給を受けたH−Dr回路154からはCCD駆動パルス信号が出力されたままの状態となり、電源供給を受けないCCDイメージセンサ122にCCD駆動パルス信号が供給されるとCCDイメージセンサ122自体が故障する虞があることが知られている。
一方、図9に示すように、特許第4648717号明細書に記載の技術を用いて、CCD電源が遮断されCCD電源電圧VHがオフするように変移し始めるタイミングとほぼ同じタイミングにおいて、H−Dr電源153をオフすることができたとする。
しかしながら、この場合であっても、CCD電源ラインおよびH−Dr電源ラインでは負荷回路の時定数の違いにより電圧減衰カーブの特性に影響がおよぶことが想定され、すなわち図9に示すように、結果としてH−Dr電源電圧VDD_1がCCD電源電圧VHを上回る期間(図9中、時間“T”)が生じ得る。
この場合においても、当該時間“T”の間、H−Dr電源電圧VDD_1の供給を受けたH−Dr回路154からはCCD駆動パルス信号が出力され得る状態となり、上記図8の場合と同様に、電源供給をなされていない状態にあるCCDイメージセンサ122に対して、短期間とはいえCCD駆動パルス信号が供給されるこことなり、やはりCCDイメージセンサ122自体が故障する虞があるといえる。
図2に戻って、内視鏡2は、挿入部6の先端部7に配設された、被写体像を入光するレンズを含む対物光学系21と、対物光学系21における結像面に配設された撮像素子(CCDイメージセンサ)22と、を備える。
また内視鏡2は、CCDイメージセンサ22から延出され、当該撮像素子22から挿入部6、操作部10、ユニバーサルコード11を経て、コネクタ12に至るまで配設されたケーブル23を備える。
さらに内視鏡2は、ケーブル23の後端側であってコネクタ12に配設された、AFE(図示せず)、FPGA25、CCD電源51、VDD電源52、H−Dr電源53、H−Dr回路54、電圧調整部55(電圧調整ダイオード55a)および、当該内視鏡2における固有の所定ID情報を記憶した記憶部(図示せず)等(図2参照)等を有する。
CCDイメージセンサ22は、上述したように本実施形態においてはCCDイメージセンサにより構成される固体撮像素子である。CCDイメージセンサ22は被写体を光電変換し所定の撮像信号を後段に向けて(ケーブル23を経由して)出力するようになっている。
また、本実施形態においてCCDイメージセンサ22は、CCD電源51から供給されるCCD電源電圧VH(12)を供給電源として稼働するようになっている。
ケーブル23は、CCDイメージセンサ22を制御するための各種駆動信号(CCD駆動パルス信号等)を伝送する駆動信号ライン、CCD電源51から供給されるCCD電源電圧VH、およびVDD電源52から供給されるH−Dr電源電圧VDD_1を伝送する電源供給ライン56、並びに、CCDイメージセンサ22から出力される撮像信号を伝送する撮像信号ライン等を内包するケーブルであり、本実施形態においては、CCDイメージセンサ22からコネクタ12に至るまで配設されている。
FPGA25は、いわゆるFPGA(Field Programmable Gate Array)により構成され、ビデオプロセッサ3からの動作制御を受け、各種のタイミング調整を行うタイミング調整部25aを形成する。
FPGA25におけるタイミングパルス調整部25aは、H−Dr回路54に向けて所定のタイミングパルスを送出するほか、CCDイメージセンサ22の駆動に係る各種のタイミングパルス信号を送出する。
また、本実施形態の内視鏡システム1は、当該内視鏡2に接続され前記撮像信号を入力し所定の画像処理を施すビデオプロセッサ3を備える。
本実施形態においてビデオプロセッサ3は、内視鏡2からの撮像信号を入力し、所定の画像処理を施す画像処理部31と、画像処理部31において処理された撮像信号をモニタ装置5に向けて出力処理するための映像出力部32と、内視鏡2に対して各種動作制御信号を送出する動作制御部33と、ビデオプロセッサ3内の各種回路に供給する電源電圧および内視鏡2における各種電源部に対して供給するための電源電圧を生成する電源部34と、を備える。
<CCDイメージセンサおよび各種電源の制御>
次に、本実施形態における撮像素子(CCDイメージセンサ22)および周辺の電源回路の構成について、図2に加え図3を参照して詳しく説明する。
図3は、第1の実施形態の内視鏡における撮像素子および周辺の電源回路の構成を示すブロック図である。
図2、図3に示すように、CCD電源51は、ビデオプロセッサ3に設けられた電源部34からの電源電圧を受けてCCDイメージセンサ22に供給するためのCCD電源電圧VH(12V)を生成し、電源供給ライン56に向けて出力するようになっている。なお上述したように、本実施形態においてCCDイメージセンサ22は、CCD電源51から供給されるCCD電源電圧VH(12)を電源として稼働するようになっている。
ここで、CCD電源51は、前記撮像素子(CCDイメージセンサ22)に供給する所定電圧としての第1の電圧(CCD電源電圧VH)を生成すると共に、出力端が前記電源供給ライン56に接続される第1の電源部としての役目を果たす。
VDD電源52は、ビデオプロセッサ3に設けられた電源部34からの電源電圧を受けてCCDイメージセンサ22の駆動に供するVDD電圧を生成し、図示しない電源供給ラインに向けて出力すると共に、各種回路に供給する。
すなわちVDD電源52は、生成したVDD電圧(5V)をH−Dr電源53に供給すると共に、電圧調整部55(電圧調整ダイオード55a)に供給するようになっている。
なお、当該VDD電源52において生成するVDD電圧は、本実施形態においては(5V)とするが、後述するように、電圧調整ダイオード55aの順方向降下電圧、CCD端子の定格等を考慮して決定することが望ましい。少なくともVDD電圧は、電圧調整ダイオード55aの出力電圧がH−Dr電源電圧VDD_1より高く、かつ、CCD電源電圧VHより低くなるように設定されることが要件となる。
ここでVDD電源52は、第2の電圧(後述するH−Dr電源53において生成する電圧VDD_1)レベルより高い第3の電圧(VDD電圧)を生成し出力する第2の電源部としての役目を果たす。
H−Dr電源53は、VDD電源52において生成されたVDD(5V)を受けて、新たなVDD電圧(VDD_1)生成するレギュレータである。なお、本実施形態においては、この新たなVDD電圧(VDD_1)として、たとえばCCD駆動パルス信号を生成するH−Dr回路54に供給するための電圧(3.3V)を想定する。
ここでH−Dr電源53は、前記第2の電源部(VDD電源52)の出力端に接続され、入力した前記第3の電圧(VDD)から第2の電圧(VDD_1)を生成し、駆動パルス部(H−Dr回路54)に向けて当該第2の電圧(VDD_1)を出力する第3の電源部としての役目を果たす。
H−Dr回路54は、前記H−Dr電源53において生成された(VDD_1;3.3V)を受けて、タイミングパルス調整部25aから入力したタイミングパルス(3.3V)に応じたCCD駆動パルス信号(3.3V)を生成し、出力端からCCDイメージセンサ22に向けて送出するようになっている。
H−Dr回路54の出力端はCCDイメージセンサ22における所定の入力端子に接続される。また、H−Dr回路54の出力端から送出される前記CCD駆動パルス信号は3.3Vのパルス信号であり、CCDイメージセンサ22における所定の入力端子に入力するようになっている。
ここでH−Dr回路54は、CCDイメージセンサ22に第2の電圧(VDD_1)レベルの駆動パルスを提供する駆動パルス部としての役目を果たす。
一方、本願発明を特徴づける電圧調整部55は、図2に示すように、一端がVDD電源52の出力端に接続され、他端はCCD電源51の出力端でもある電源供給ライン56に接続される。
この電圧調整部55は、本実施形態においては図2、図3に示すように電圧調整ダイオード55aにより構成される。この電圧調整ダイオード55aは、いわゆるPNダイオードであり、当該電圧調整ダイオード55aのアノードはVDD電源52の出力端に接続され、カソードはCCD電源51のCCD電源電圧VHが供給される電源供給ライン56に接続されるようになっている。
これにより、前記電源供給ライン56には、CCD電源51からCCD電源電圧VHが供給されているか否かに拘わらず、VDD電源52において生成されるVDD電圧が、電圧調整ダイオード55aを介して印加可能となっている。
なお、電圧調整ダイオード55aは、上述したようにPNダイオードであって順方向降下電圧を生じるため、電源供給ライン56に印加される電圧は、実際には、VDD電圧(5V)−0.6V程度の電圧となる。
ここで、電圧調整部55(電圧調整ダイオード55a)は、前記第2の電源部(VDD電源52)の出力端に接続され、前記第3の電圧(VDD電圧)に基づいて電源供給ライン56に印加するための第4の電圧(例えば、VDD電圧−ダイオードの順方向降下電圧)を生成し、当該電源供給ライン56に印加するよう制御する電圧調整部としての役目を果たす。
また、電圧調整ダイオード55aにおいて生成する前記第4の電圧(VDD電圧−ダイオードの順方向降下電圧)は、CCD電源51において生成する前記第1の電圧(CCD電源電圧VH)より低く、かつ、H−Dr電源53において生成する前記第2の電圧(VDD_1)より高い電圧であることを要件とする。
ここで上述したように、本実施形態においては、前記電源供給ライン56には、CCD電源51からCCD電源電圧VHが供給されているか否かに拘わらず、VDD電源52において生成されるVDD電圧(第3の電圧)に基づいて電圧調整ダイオード55aにおいて生成された第4の電圧、例えば、VDD電圧−ダイオードの順方向降下電圧が印加可能となっている。
さらに本実施形態において当該電圧調整ダイオード55aの出力である第4の電圧は、上述したようにCCD電源51において生成する前記第1の電圧(CCD電源電圧VH)より低く、かつ、H−Dr電源53において生成する前記第2の電圧(VDD_1)より高い電圧であることを要件とするので、たとえ、電源供給ライン56に対してCCD電源51からのCCD電源電圧VHの供給が遮断されたとしても、電源供給ライン56には、第2の電圧(VDD_1)より高い電圧である第4の電圧(例えば、VDD電圧−ダイオードの順方向降下電圧)が印加されることとなる。
これにより、CCDイメージセンサ22の電源電圧であるCCD電源電圧VHを生成するCCD電源51が、強制的にその稼働が停止され、または意図しないタイミングにおいて遮断されることにより当該CCD電源電圧VHが降下し、かつ、CCDイメージセンサ22に対しては第2の電圧(VDD_1)のCCD駆動パルス信号が供給され続けている状態においても、電源供給ライン56には、少なくとも当該第2の電圧(VDD_1)より高い電圧である第4の電圧(例えば、VDD電圧−ダイオードの順方向降下電圧)が印加されているので、CCDイメージセンサ22の不慮の故障を防ぐことができる。
なお上述したように、VDD電源52において生成するVDD電圧は、本実施形態においては(5V)とするが、電圧調整ダイオード55aの出力電圧である前記第4の電圧が前記第1の電圧(CCD電源電圧VH)より低く、かつ、前記第2の電圧(VDD_1)より高い電圧であることを満たすことを前提に、当該電圧調整ダイオード55aの順方向降下電圧、CCD端子の定格等を考慮して決定することが望ましい。
<本実施形態の作用>
以下、本実施形態の内視鏡2におけるCCD電源51が強制的にその稼働が停止され、または意図しないタイミングにおいて遮断された際の電源供給ライン56に印加される電圧の状況を図4または図5を参照して具体的に説明する。
図4は、第1の実施形態の内視鏡において、CCD電源からの電源供給が遮断された際におけるCCD電源電圧、VDD電源電圧、H−Dr電源電圧の推移の一例を示した図であり、図5は、第1の実施形態の内視鏡において、CCD電源からの電源供給が遮断された際におけるCCD電源電圧、VDD電源電圧、H−Dr電源電圧の推移の他の例を示した図である。
図4に示すように、CCD電源51、VDD電源52およびH−Dr電源53が共に稼働状態であるときは、電源供給ライン56には、CCD電源51からCCD電源電圧VHが供給され、一方、CCDイメージセンサ22にはH−Dr回路54からのCCD駆動パルス信号が供給されている。
いま、CCD電源51、VDD電源52およびH−Dr電源53が共に稼働状態のときに、CCD電源51が強制的にその稼働が停止したとする。このときCCD電源51からのCCD電源電圧VHは降下を始めるが、H−Dr回路54からのCCD駆動パルス信号はいまだ出力を維持したままであるとする。
ここで図4に示すように、本実施形態においては電源供給ライン56に電圧調整ダイオード55aにおいて生成される前記第4の電圧(例えば、VDD電圧−ダイオードの順方向降下電圧)が印加されている。
当該電圧調整ダイオード55aの出力である第4の電圧は、上述したようにCCD電源51において生成する前記第1の電圧(CCD電源電圧VH)より低く、かつ、H−Dr電源53において生成する前記第2の電圧(VDD_1)より高い電圧であることを要件とするので、CCD電源電圧VHが降下を続け十分に低下したとしても、電源供給ライン56には、第2の電圧(VDD_1)、すなわち、CCD駆動パルス信号の電圧より高い電圧である前記第4の電圧(例えば、VDD電圧−ダイオードの順方向降下電圧)がCCDイメージセンサ22への供給電圧として印加された状態となっている。
なお、VDD電源52がオフし、当該VDD電源52から出力する第3の電圧(VDD)が降下しても、当該VDD電圧に基づいて生成される第2の電圧(VDD_1)も併せて降下するため、電源供給ライン56に印加されるCCDイメージセンサ22への供給電圧が、CCD駆動パルス信号の電圧を下回ることは無い。
このように、CCDイメージセンサ22の電源電圧であるCCD電源電圧VHを生成するCCD電源51が、強制的にその稼働が停止され、または意図しないタイミングにおいて遮断されることにより当該CCD電源電圧VHが降下し、かつ、CCDイメージセンサ22に対しては第2の電圧(VDD_1)のCCD駆動パルス信号が供給され続けている状態においても、電源供給ライン56には、少なくとも当該第2の電圧(VDD_1)より高い電圧である第4の電圧(例えば、VDD電圧−ダイオードの順方向降下電圧)が印加されているので、CCDイメージセンサ22の不慮の故障を防ぐことができる。
一方、図5に示すように、CCD電源51、VDD電源52およびH−Dr電源53が共に稼働状態のときに、CCD電源51が強制的にその稼働が停止し、次いでほぼ同じタイミングでH−Dr電源53もオフした場合を考える。
このときCCD電源51からのCCD電源電圧VHは降下を始めるがほぼ同じタイミングにおいて、H−Dr電源53からのH−Dr電源電圧VDD_1も降下を始める。ここで、上述したように、CCD電源ラインおよびH−Dr電源ラインに係る時定数の影響により、H−Dr電源電圧VDD_1がCCD電源電圧VHを上回る期間が生じ得る。
本実施形態においては、この図5に示す場合においても、電源供給ライン56に電圧調整ダイオード55aにおいて生成される前記第4の電圧(例えば、VDD電圧−ダイオードの順方向降下電圧)が印加されることから、上記同様に、CCD電源電圧VHが降下を続けたとしても、電源供給ライン56に印加されるCCDイメージセンサ22への供給電圧が、CCD駆動パルス信号の電圧を下回ることは無い。
このように、図5に示す場合においても、電源供給ライン56には、少なくとも当該第2の電圧(VDD_1)より高い電圧である第4の電圧(例えば、VDD電圧−ダイオードの順方向降下電圧)が印加されているので、CCDイメージセンサ22の不慮の故障を防ぐことができる。
上述したように、本実施形態によると、CCD電源51の停止または遮断等によりCCD電源電圧(VH;(12V))が一定値以下になったとしても、CCD駆動パルス信号の電圧(VDD_1;(3.3V))の大元の電圧であるVDD電圧(VDD;(5V))に対応する電圧({5V−α(ダイオードの順方向降下電圧分)}>3.3V))がCCDイメージセンサに供給されることから、CCD供給電圧がCCD駆動パルス信号電圧よりも大きい状態を維持することができ、不慮の故障を防ぐことができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
1…内視鏡システム
2…内視鏡
3…ビデオプロセッサ
4…光源装置
5…モニタ装置
21…対物光学系
22…撮像素子(CCDイメージセンサ)
23…ケーブル
25…FPGA
25a…タイミングパルス調整部
31…画像処理部
32…映像出力部
33…動作制御部
34…電源部
51…CCD電源
52…VDD電源
53…H−Dr電源
54…H−Dr回路
55…電圧調整部
55a…電圧調整ダイオード
56…電源供給ライン

Claims (4)

  1. 電源供給ラインを通じて所定電圧の供給を受けることにより稼働する撮像素子と、
    前記撮像素子に供給する前記所定電圧としての第1の電圧を生成すると共に、出力端が前記電源供給ラインに接続される第1の電源部と、
    前記撮像素子に第2の電圧レベルの駆動パルスを提供する駆動パルス部と、
    前記第2の電圧レベルより高い第3の電圧を生成し出力する第2の電源部と、
    前記第2の電源部の出力端に接続され、前記第3の電圧に基づいて前記電源供給ラインに印加するための第4の電圧を生成し、前記電源供給ラインに印加するよう制御する電圧調整部と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記電圧調整部は、
    前記電源供給ラインに前記第1の電圧が供給されているときに、前記第1の電源部の稼働が停止された場合、前記第1の電圧より低く、かつ、前記第2の電圧より高い前記第4の電圧を生成し、前記電源供給ラインに対して印可するよう制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記電圧調整部は、ダイオードで構成され、
    前記ダイオードの
    カソード端が前記電源供給ラインに接続し、アノード端が前記第2の電源部に接続するよう配設されたダイオードにより構成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第2の電源部の出力端に接続され、入力した前記第3の電圧から前記第2の電圧を生成し、前記駆動パルス部に向けて当該第2の電圧を出力する第3の電源部と、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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