JP2018119810A - 車両用衝突センサ及びその取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用衝突センサの車体部品からの剥離が発生した場合に、これを良好に検知することができる構成を提供する。【解決手段】車両用衝突センサ4は、車体部品の一面に取付けられることで、車体部品に対する物体の衝突を検知するように、フィルム状に形成されている。この車両用衝突センサ4は、フィルム状に形成された支持体41と、支持体41に支持された圧電素子42と、支持体41の面内方向にて支持体41に作用する応力に対応した電気出力を発生するように支持体41に支持された歪ゲージ素子43aと、を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用衝突センサ及びその取付構造に関する。
特許文献1に記載の車両用衝突検出装置は、圧電センサを備えている。圧電センサは、フロントバンパーの内面に設けられている。圧電センサは、面状に連続的に広がる圧電フィルムを有している。
特開2005−147983号公報
特許文献1に記載の車両用衝突検出装置において、圧電センサのフロントバンパー内面からの剥離が発生する場合があり得る。この場合、フロントバンパーの変形が、圧電センサに良好には伝達しない可能性がある。したがって、この場合、フロントバンパーに対する物体の衝突検出の感度が低下する等の問題が発生し得る。
本発明は、上記に例示した事情等に鑑みてなされたものであり、車両用衝突センサの車体部品からの剥離が発生した場合に、これを良好に検知することができる構成を提供する。
請求項1に記載の車両用衝突センサ(4)は、車体部品(22)の一面(22b)に取付けられることで、前記車体部品に対する物体の衝突を検知するように、フィルム状に形成されている。
この車両用衝突センサは、
フィルム状に形成された、支持体(41)と、
前記支持体に支持された、圧電素子(42)と、
前記支持体の面内方向にて前記支持体に作用する応力に対応した電気出力を発生するように、前記支持体に支持された、歪ゲージ素子(43a)と、
を備えている。
上記構成においては、前記車両用衝突センサが前記車体部品の前記一面に良好に取付けられている状態と、前記車両用衝突センサの前記一面からの剥離が発生している状態との間で、前記面内方向にて前記支持体に作用する応力が変化する。故に、上記構成によれば、前記応力の変化に伴う、前記歪ゲージ素子における前記電気出力の変化に基づいて、前記車体部品の前記一面からの前記車両用衝突センサの剥離が良好に検知され得る。
なお、上記及び特許請求の範囲欄における各手段に付された括弧付きの参照符号は、同手段と後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
実施形態の車両用衝突センサが搭載された車両の外観を部分的に示す斜視図である。 図1に示されたフロントバンパーカバーにおける車両用衝突センサを取付けた部分を拡大して示す斜視図である。 図2に示された車両用衝突センサの分解斜視図である。 図3に示されたブリッジ回路の回路構成図である。 一変形例の車両用衝突センサの分解斜視図である。 図5に示された車両用衝突センサの回路構成図である。 車両用衝突センサの取付構造の一例を示す拡大断面図である。 他の変形例の車両用衝突センサの平面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、実施形態に対して適用可能な各種の変更については、変形例として、一連の実施形態の説明の後に、まとめて説明する。
(車両の概略構成)
図1を参照すると、車両1は、車体2と、歩行者保護システム3とを備えている。歩行者保護システム3は、車体2の内部に設けられていて、車体2に歩行者が衝突した場合にこの歩行者を保護するように構成されている。歩行者保護システム3は、車両用衝突センサ4と、歩行者保護ECU5と、歩行者保護機構部6とを備えている。
車両用衝突センサ4は、車体2を構成する車体部品に取付けられることで、この車体部品に対する物体の衝突を検知するように構成されている。歩行者保護ECU5は、車両用衝突センサ4及び歩行者保護機構部6に電気接続されていて、車両用衝突センサ4からの信号に基づいて歩行者保護機構部6を動作させるように設けられている。歩行者保護機構部6は、いわゆる歩行者エアバッグ装置等を備えていて、車体2に衝突した歩行者の保護動作を行うように構成されている。
車体2は、車体部品としての、ボディパネル21とフロントバンパーカバー22とを備えている。ボディパネル21は、ボンネット、ルーフパネル、ドアパネル、等を含む。フロントバンパーカバー22は、車体2の前端部に装着されている。フロントバンパーカバー22における外側表面22aには、車体2の意匠面を構成するように、塗装等の処理が施されている。
本実施形態においては、車両用衝突センサ4は、フロントバンパーカバー22に取付けられている。具体的には、車両用衝突センサ4は、フロントバンパーカバー22の車幅方向における両コーナー部分に、それぞれ配置されている。
また、本実施形態においては、図2に示されているように、車両用衝突センサ4は、フロントバンパーカバー22における内側表面22bに、不図示の接着層(例えば両面テープ等)を用いて貼付されている。車両用衝突センサ4は、長手方向LDを有する略長方形状に形成されていて、長手方向LDと直交する幅方向WDが車高方向と平行となるように設けられている。また、車両用衝突センサ4は、長手方向LDに沿って予張力が付与された状態で、内側表面22bに固定されている。
(車両用衝突センサの構成)
図3及び図4を用いて、本実施形態に係る車両用衝突センサ4の構成の詳細について説明する。図3において、長手方向LD及び幅方向WDと直交する方向を、膜厚方向TDと称する。また、膜厚方向TDと直交する任意の方向を「面内方向」と称する。さらに、車両用衝突センサ4又はその一部分を膜厚方向TDに沿って見ることを「平面視」と称する。
図3を参照すると、支持体41は、絶縁性合成樹脂製のフィルムを積層することによって形成されている。具体的には、支持体41は、底層41aと、表層41bと、中間層41cとを有している。底層41a、表層41b、及び中間層41cは、膜厚方向TDと平行なフィルム厚方向を有している。
底層41aと、中間層41cと、表層41bとは、この順に膜厚方向TDに沿って配列している。底層41aにおける外側面は、中間層41cに対向する面とは反対側の面であって、フロントバンパーカバー22における内側表面22bに対する接着が良好となるような表面性状を有している。底層41aにおける内側面は、中間層41cに対向する面であって、圧電素子42の周囲の位置にて中間層41cに接合されている。
圧電素子42は、底層41aと中間層41cとの間に設けられている。圧電素子42は、圧電フィルム42aと、信号電極層42bと、接地電極層42cと、信号電極引出線42dと、接地電極引出線42eとを有している。
圧電フィルム42aは、ポリフッ化ビニリデン等の高分子圧電材料からなる薄膜であって、面内方向の応力に応じて膜厚方向TDに電圧を発生するように構成されている。圧電フィルム42aは、平面視にて、長手方向LDに延びる長方形状に形成されている。圧電フィルム42aは、延伸処理及び/又は分極処理により、面内方向のうち長手方向LDと平行な方向にて、応力に対する電圧の感度が最も高くなるようになっている。
信号電極層42bは、圧電フィルム42aの膜厚方向TDにおける一方側(即ち図3における下側)に設けられている。接地電極層42cは、圧電フィルム42aの膜厚方向TDにおける他方側(即ち図3における上側)に設けられている。即ち、圧電フィルム42aは、信号電極層42bと接地電極層42cとの間に配置されている。
信号電極層42b及び接地電極層42cは、導体金属薄膜であって、圧電フィルム42aに接合されている。信号電極層42b及び接地電極層42cは、平面視にて、圧電フィルム42aよりも若干小さな長方形状に形成されている。信号電極層42bと圧電フィルム42aと接地電極層42cとをこの順に膜厚方向TDに接合したものを、以下、「圧電接合体」と称することがある。
信号電極引出線42dは、信号電極層42bから、圧電接合体の外部に向かって長手方向LDに延びるように設けられている。接地電極引出線42eは、接地電極層42cから、圧電接合体の外部に向かって長手方向LDに延びるように設けられている。接地電極引出線42eは、車両用衝突センサ4の使用可能状態において、接地されるようになっている。
即ち、圧電素子42は、圧電フィルム42aにおける面内方向の応力に応じて、信号電極引出線42dと接地電極引出線42eとの間に電圧が発生するように構成されている。なお、上記のような、フィルム状の圧電素子42は、本願の出願時点において、既に周知である。故に、圧電素子42の構成についての、これ以上の詳細については、説明を省略する。
中間層41cと表層41bとの間には、ブリッジ回路43が設けられている。中間層41cと表層41bとは、ブリッジ回路43を構成する配線部が存在せず互いが直接対向する位置にて、互いに接合されている。ブリッジ回路43は、歪ゲージ素子43aと、一対の入力線43bと、出力線43cと、接地線43dとを有している。
歪ゲージ素子43aは、面内方向にて支持体41に作用する応力に対応した電気出力を発生するように構成されている。具体的には、歪ゲージ素子43aは、導体金属薄膜からなる平面視にて矩形波状の配線パターンであって、両端の間の抵抗値が応力状態によって変化するように形成されている。
本実施形態においては、四個の歪ゲージ素子43aが、平面視にて四角形を構成するように(即ち平面視における四角形の頂点に対応する位置に)配置されている。また、図4に示されているように、四個の歪ゲージ素子43aは、ホイートストンブリッジ回路を構成するように、相互に電気接続されている。
以下、図3及び図4を参照すると、ブリッジ回路43は、二個の歪ゲージ素子43aからなる直列接続体を、一対有している。この一対の直列接続体は、一対の入力線43bの間にて、並列に設けられている。一対の直列接続体のうちの一方における中間点は、出力線43cに電気接続されている。一対の直列接続体のうちの他方における中間点は、接地線43dに電気接続されている。接地線43dは、車両用衝突センサ4の使用可能状態において、接地されるようになっている。
即ち、ブリッジ回路43は、図4に示されているように、一対の入力線43bの間に入力電圧Vinが印加されることで、応力状態に応じた出力電圧Voutを出力線43cと接地線43dとの間に発生するように構成されている。
上記のように、車両用衝突センサ4は、フィルム状に形成された支持体41の内部に圧電素子42及びブリッジ回路43を支持した、フィルム状のセンサ素子として形成されている。本実施形態においては、支持体41における中間層41cは、圧電素子42とブリッジ回路43との間に介在するように配置されている。即ち、圧電素子42とブリッジ回路43とは、膜厚方向TDについて異なる層に設けられている。
また、本実施形態においては、圧電素子42における上記の圧電接合体は、平面視にて、四個の歪ゲージ素子43aからなる四角形の内側に配置されている。即ち、四個の歪ゲージ素子43aは、それぞれ、支持体41における、上記の圧電接合体を囲む長方形状部分の角部に対応する位置に支持されている。
一方、支持体41における、上記の長方形状部分から長手方向LDに沿って延出する帯状部分には、信号電極引出線42dと、接地電極引出線42eと、一対の入力線43bと、出力線43cと、接地線43dとが支持されている。この帯状部分は、上記の長方形状部分よりも、幅(即ち幅方向WDにおける寸法)が小さく形成されている。
(効果)
以下、上記構成による効果について説明する。
車両用衝突センサ4の一部又は全部が、フロントバンパーカバー22における内側表面22bから剥離する場合があり得る。この場合、フロントバンパーカバー22の変形が、車両用衝突センサ4に良好には伝達しない可能性がある。したがって、この場合、フロントバンパーカバー22に対する物体の衝突検出の感度が低下する等の問題が発生し得る。
この点、上記構成においては、車両用衝突センサ4がフロントバンパーカバー22における内側表面22bに良好に取付けられている状態(即ち内側表面22bからの剥離が発生していない状態)と、車両用衝突センサ4の内側表面22bからの剥離が発生している状態との間で、面内方向にて支持体41に作用する応力が変化する。かかる応力変化に伴い、歪ゲージ素子43aにおける抵抗値が変化し、ブリッジ回路43における出力電圧Voutも変化する。
故に、上記構成によれば、ブリッジ回路43における出力電圧Voutの変化に基づいて、車両用衝突センサ4の剥離が良好に検知され得る。したがって、車両用衝突センサ4の剥離が検知された場合、歩行者保護ECU5により、車両1の使用者に修理を促すことができる。
上記構成においては、車両用衝突センサ4の剥離を検知するためのブリッジ回路43には、四個の歪ゲージ素子43aが、ホイートストンブリッジ回路を構成するように設けられている。かかる構成によれば、温度変化に伴う各歪ゲージ素子43aの抵抗値変化が、良好に補償され得る。
ところで、車両用衝突センサ4の剥離は、通常、車両用衝突センサ4の端部にて発生しやすい。この点、上記構成においては、歪ゲージ素子43aは、車両用衝突センサ4の端部に設けられている。具体的には、四個の歪ゲージ素子43aは、それぞれ、支持体41における、圧電接合体を囲む長方形状部分の角部に対応する位置に設けられている。したがって、かかる構成によれば、車両用衝突センサ4の剥離発生が、良好な感度で検知され得る。
(変形例)
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、上記実施形態に対しては適宜変更が可能である。以下、代表的な変形例について説明する。以下の変形例の説明においては、上記実施形態と異なる部分についてのみ説明する。また、上記実施形態と変形例とにおいて、互いに同一又は均等である部分には、同一符号が付されている。したがって、以下の変形例の説明において、上記実施形態と同一の符号を有する構成要素に関しては、技術的矛盾又は特段の追加説明なき限り、上記実施形態における説明が適宜援用され得る。
フロントバンパーカバー22における車両用衝突センサ4の取付箇所、取付個数、及び取付姿勢には、特段の限定はない。即ち、例えば、車両用衝突センサ4は、フロントバンパーカバー22の車幅方向における、両コーナー部分に代えて、あるいはこれらとともに、中央部に取付けられ得る。また、例えば、車両用衝突センサ4は、長手方向LDが車高方向と平行となるように設けられ得る。
また、車両用衝突センサ4の取付対象となる車体部品は、フロントバンパーカバー22に限定されない。即ち、例えば、車両用衝突センサ4は、フロントバンパーカバー22に代えて、あるいはこれとともに、ボディパネル21に取付けられ得る。また、車両用衝突センサ4は、リアバンパーカバーにも取付けられ得る。
車体部品に対する車両用衝突センサ4の取付に用いられる接着層は、接着剤であってもよいし、両面テープであってもよい。支持体41における底層41aと中間層41cとの接合は、接着層を介して行われてもよいし、接着層を介さない熱溶着等による直接接合であってもよい。中間層41cと表層41bとの接合も同様である。
上記実施形態においては、圧電素子42とブリッジ回路43とが膜厚方向TDについて異なる層に設けられ、且つ、圧電素子42における上記の圧電接合体と歪ゲージ素子43aとが平面視にて互いに重ならない位置に配置されていた。しかしながら、本発明は、かかる構成に限定されない。
例えば、圧電素子42とブリッジ回路43とが膜厚方向TDについて異なる層に設けられている場合、両者の間の絶縁性は、支持体41における中間層によって良好に確保されている。故に、圧電素子42と歪ゲージ素子43aとは、平面視にて、互いに重なる位置に設けられていてもよい。例えば、歪ゲージ素子43aは、圧電素子42における上記の圧電接合体の角部に対応する位置に設けられ得る。これにより、車両用衝突センサ4の平面視におけるサイズが、良好に小型化され得る。
圧電素子42とブリッジ回路43とは、膜厚方向TDについて同じ層に設けられていてもよい。この場合、図5及び図6に示されているように、接地電極層42cは、接地電極引出線42eを介して、ブリッジ回路43における接地線43dに電気接続される。なお、図6において、Vsigは、車体2に対する物体の衝突検知に用いられる、圧電素子42の出力電圧を示す。かかる構成によれば、図3と図5との対比から明らかなように、支持体41を構成する合成樹脂フィルムの枚数が削減され得る。
図7に示されているように、車両用衝突センサ4の取付構造は、突起部221を備えていてもよい。突起部221は、車両用衝突センサ4が取付けられた場合に、歪ゲージ素子43aに対応する位置にて、歪ゲージ素子43aに向かって突出するように設けられている。なお、車両用衝突センサ4の「取付構造」は、上記実施形態においては、車両用衝突センサ4が取付けられる車体部品としてのフロントバンパーカバー22の構造、あるいは、このフロントバンパーカバー22に車両用衝突センサ4を取付けた状態の構造を指す。
かかる構成によれば、車両用衝突センサ4がフロントバンパーカバー22における内側表面22bに良好に密着している場合、歪ゲージ素子43aは、突起部221によって屈曲された状態となっている。これにより、歪ゲージ素子43aへの予張力の付与が、良好に行われ得る。したがって、かかる構成によれば、車両用衝突センサ4の剥離発生が、良好な感度で検知され得る。
図8は、車両用衝突センサ4の平面視における構成の一変形例を示す。なお、図8に示された変形例の車両用衝突センサ4における、内部構成は、図3及び図4に示された上記実施形態、又は図5及び図6に示された変形例と同様である。
図8を参照すると、本変形例における支持体41は、固定部441と、メイン支持部442と、ゲージ支持部443とを備えている。固定部441と、ゲージ支持部443と、メイン支持部442とは、長手方向LDに配列している。
固定部441は、フロントバンパーカバー22における内側表面22b(図2参照)に接着層ADを介して固定される部位であって、幅方向WDに沿って延びる帯状に形成されている。本変形例においては、車両用衝突センサ4の長手方向LDにおける両端部に、それぞれ、固定部441が設けられている。即ち、一対の固定部441は、長手方向LDに配列されている。
メイン支持部442は、圧電素子42を支持する部位であって、一対の固定部441の間に設けられている。なお、本変形例においては、メイン支持部442の長手方向LDにおける両端部も、フロントバンパーカバー22における内側表面22b(図2参照)に、接着層ADを介して固定されている。
ゲージ支持部443は、歪ゲージ素子43aを支持する部位であって、固定部441とメイン支持部442との間に設けられている。即ち、ゲージ支持部443は、一対の固定部441の一方とメイン支持部442との間に設けられている。また、ゲージ支持部443は、一対の固定部441の他方とメイン支持部442との間にも設けられている。
本変形例においては、支持体41は、幅方向WDにおけるゲージ支持部443の幅が、幅方向WDにおけるメイン支持部442及び固定部441の幅よりも小さくなるように形成されている。具体的には、幅方向WDに配列された一対のゲージ支持部443の間には、貫通孔からなる開口部444が形成されている。また、ゲージ支持部443の幅方向WDにおける外側には、切欠部445が形成されている。
かかる構成においては、開口部444及び切欠部445がない場合と比較して、ゲージ支持部443における予張力を簡易に高めることが可能となる。したがって、かかる構成によれば、車両用衝突センサ4の剥離発生が、良好な感度で検知され得る。
車両用衝突センサ4に設けられる歪ゲージ素子43aの数は、四個に限定されない。即ち、例えば、二個の歪ゲージ素子43aが、ハーフブリッジを構成するように設けられていてもよい。また、歪ゲージ素子43aは、ピエゾ抵抗効果を利用した半導体歪ゲージであってもよい。
変形例も、上記の例示に限定されない。また、複数の変形例が、互いに組み合わされ得る。更に、上記実施形態の全部又は一部と、変形例の全部又は一部とが、互いに組み合わされ得る。
22 フロントバンパーカバー
221 突起部
4 車両用衝突センサ
41 支持体
42 圧電素子
42a 圧電フィルム
42b 信号電極層
42c 接地電極層
43 ブリッジ回路
43a 歪ゲージ素子

Claims (6)

  1. 車体部品(22)の一面(22b)に取付けられることで前記車体部品に対する物体の衝突を検知するように、フィルム状に形成された、車両用衝突センサ(4)であって、
    フィルム状に形成された、支持体(41)と、
    前記支持体に支持された、圧電素子(42)と、
    前記支持体の面内方向にて前記支持体に作用する応力に対応した電気出力を発生するように、前記支持体に支持された、歪ゲージ素子(43a)と、
    を備えた、車両用衝突センサ。
  2. 複数の前記歪ゲージ素子が、ブリッジ回路(43)を構成するように、相互に電気接続された、
    請求項1に記載の車両用衝突センサ。
  3. 四個の前記歪ゲージ素子が、四角形を構成するように配置され、
    前記圧電素子は、前記四角形の内側に配置された、
    請求項2に記載の車両用衝突センサ。
  4. 前記圧電素子は、
    高分子圧電材料によって形成された、圧電フィルム(42a)と、
    前記圧電フィルムの膜厚方向における一方側に設けられた、信号電極層(42b)と、
    前記圧電フィルムの前記膜厚方向における他方側に設けられた、接地電極層(42c)と、
    を有し、
    前記接地電極層は、前記ブリッジ回路に電気接続された、
    請求項2又は3に記載の車両用衝突センサ。
  5. 前記支持体は、
    前記車体部品の前記一面に固定される部位であって、前記面内方向に配列された、一対の固定部(441)と、
    前記圧電素子を支持する部位であって、前記一対の前記固定部の間に設けられた、メイン支持部(442)と、
    前記歪ゲージ素子を支持する部位であって、前記固定部と前記メイン支持部との間に設けられた、ゲージ支持部(443)と、
    を有し、
    前記固定部と前記ゲージ支持部と前記メイン支持部とが配列する配列方向と直交し且つ前記支持体のフィルム厚方向と直交する方向を幅方向とした場合に、前記幅方向における前記ゲージ支持部の幅が、前記幅方向における前記メイン支持部及び前記固定部の幅よりも小さくなるように形成された、
    請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両用衝突センサ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両用衝突センサを、前記車体部品に取付けるための取付構造であって、
    前記歪ゲージ素子に対応する位置にて、前記歪ゲージ素子に向かって突出するように設けられた、突起部(221)を備えた、
    車両用衝突センサの取付構造。
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