JP2018119298A - 自動車ドアガラス用ホルダ - Google Patents

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Katsumi Jinkai
克己 神開
郁弥 豊田
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郁弥 豊田
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Abstract

【課題】ドアガラスの板厚差を許容できるようにするとともに、ドアガラスとホルダとの間の接着層を安定して確保できるようにする。【解決手段】自動車ドアガラス用ホルダ1は、下側がドアガラスから板厚方向に離れる一方、上側がドアガラスに接触するように形成された可撓性を有する可撓板部31、32と、可撓板部31、32に一体に形成され、ドアガラスに沿うように延びる接着板部33とを有している。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のドアガラスに取り付けられる自動車ドアガラス用ホルダに関し、特にドアガラスの板厚変化に対応可能な構造の技術分野に属する。
近年、自動車ユーザーによる車両の使用ニーズの多様化に伴い、自動車に対する商品性の要求がますます広くなりつつある。従って、自動車のガラスの仕様も増えており、例えば、紫外線をカットする紫外線カットガラス、赤外線をカットする赤外線カットガラス、遮音性を向上した遮音ガラス、軽量化を目的とした薄板ガラス等があり、これらガラスの板厚は異なっているのが一般的である。
自動車のドアに配設されるドアガラスは昇降可能になっている。すなわち、ドアの内部には、昇降機構であるウインドレギュレーターが内蔵されており、このウインドレギュレーターのキャリアプレートにドアガラスの下部を連結してウインドレギュレーターの作動によりドアガラスを昇降させるように構成されている。ドアガラスの下部をキャリアプレートに連結する場合にはドアガラス用ホルダが用いられる。
従来のドアガラス用ホルダは、ドアガラスの下部を車室外側及び内側から挟むように配置される車室外側板部及び車室内側板部とを備えている。車室外側板部及び車室内側板部の間隔は、ドアガラスの板厚に対応するように設定されているので、ドアガラスの板厚が異なる場合には、車室外側板部及び車室内側板部の間隔が異なる複数種のドアガラス用ホルダを用意しなければならず、供給部品管理が煩雑になるとともに、形状の相違はわずかなことから誤組付の誘因となっていた。誤組付についてはドアガラス用ホルダの色を変える等の対策が考えられるが、供給部品管理が煩雑であるという問題は残っていた。
そこで、例えば特許文献1に開示されているように、一対の対向側部と底部とを有するドアガラス用ホルダにおいて、底部を平坦面で構成する一方、対向側部の端部には可撓部を設ける構成とすることが考えられる。このドアガラス用ホルダによれば、ドアガラスの下端を底部に置いた状態で、ドアガラスの車室外面ないし内面に可撓部が接触することになる。
特許第5071075号公報
特許文献1のドアガラス用ホルダの場合、一対の対向側部の間隔を広めに設定しておけば、板厚の厚いドアガラスから薄いドアガラスまで1種類のドアガラス用ホルダで済むと考えられる。
しかしながら、特許文献1のドアガラス用ホルダの場合、車室外側板部及び車室内側板部の間隔が、最も厚いドアガラスを保持した状態であってもそのドアガラスの車室外面及び内面から離れた状態となるように設定されており、ドアガラス用ホルダの車室外側板部とドアガラスの車室外面との間、及びドアガラス用ホルダの車室内側板部とドアガラスの車室内面との間に、接着剤が充填される隙間がそれぞれ形成されるようになっている。従って、ドアガラス用ホルダの車室外側板部及び車室内側板部によってドアガラスを板厚方向に位置決めすることはできない。
また、特許文献1のドアガラス用ホルダの底部は平坦であることから、ドアガラスの下端を底部に置いた状態で、ドアガラスを底部によっても板厚方向に位置決めすることはできない。さらに、特許文献1のドアガラス用ホルダの可撓部はドアガラスに接触してはいるが、この可撓部は端部にのみ設けられているものであることからドアガラスを位置決めするほどの力を該ドアガラスに作用させることは困難である。特に、ドアガラスの板厚が薄ければ薄いほど可撓部による位置決めは期待できず、薄板ガラスの場合に位置決めの問題が顕著であった。
つまり、特許文献1のドアガラス用ホルダはドアガラスの板厚が異なっていても取り付けることはできるが、様々な板厚のドアガラスをその板厚方向について位置決めすることは困難であり、車室外側及び内側の両方で接着層を安定して確保できないことが考えられる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ドアガラスの板厚差を許容できるようにするとともに、ドアガラスとホルダとの間の接着層を安定して確保できるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、下側がドアガラスから板厚方向に離れる一方、上側がドアガラスに接触するように形成された可撓性を有する可撓板部に、ドアガラスに沿うように延びて該ドアガラスに接着される接着板部を一体に形成するようにした。
第1の発明は、自動車に昇降可能に設けられるドアガラスの下側に取り付けられ、該ドアガラスの下側を昇降機構に連結する自動車ドアガラス用ホルダにおいて、上記ドアガラスの下縁部に配置される底部と、上記底部から上方へ延び、上記ドアガラスの車室外側及び内側にそれぞれ配置されるとともに、該ドアガラスを車室内外方向に挟持する外側板部及び内側板部とを備え、上記外側板部及び内側板部の一方の板部は、下側が上記ドアガラスから板厚方向に離れる一方、上側が上記ドアガラスに接触するように形成された可撓性を有する可撓板部と、該可撓板部に一体に形成され、上記ドアガラスに沿うように延びて該ドアガラスに接着される接着板部とを有していることを特徴とする。
この構成によれば、ドアガラスの下側が自動車ドアガラス用ホルダの外側板部及び内側板部の間に差し込まれると、ドアガラスが外側板部及び内側板部によって車室内外方向に挟持され、外側板部及び内側板部の一方に設けられている可撓板部の上側がドアガラスに接触する。
このとき、可撓板部の下側がドアガラスから板厚方向に離れているので、ドアガラスの板厚が厚くなったとしても外側板部及び内側板部の間に差し込むことが可能である。そして、ドアガラスの板厚に対応するように可撓板部が撓むことでドアガラスの板厚差が許容される。
また、ドアガラスの板厚に関係無く可撓板部の可撓性により該可撓板部がドアガラスに所定以上の力で接触することになるので、外側板部及び内側板部の間でドアガラスの位置が決まる。可撓板部に接着板部が一体に形成されているので、可撓板部の撓み量に応じて接着板部がドアガラスの板厚方向に変位することになり、このときの接着板部の変位量がドアガラスの板厚に対応した変位量になる。したがって、ドアガラスに板厚差があったとしても、接着板部がドアガラスに確実に沿うようになるので、ドアガラスに対する接着面積が十分に確保される。
第2の発明は、第1の発明において、上記可撓板部は、上記ドアガラスの下縁部の延びる方向に互いに間隔をあけて設けられた第1可撓板部及び第2可撓板部を有し、上記接着板部は、上記第1可撓板部及び上記第2可撓板部の間に設けられ、上記第1可撓板部及び上記第2可撓板部と一体に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、第1可撓板部及び第2可撓板部がドアガラスの互いに離れた部分に接触することになるのでホルダがドアガラスに対して安定する。そして、接着板部が第1可撓板部及び第2可撓板部に一体に形成されているので、接着板部の両側が第1可撓板部及び第2可撓板部によって支持される。これにより、接着板部が安定してドアガラスに沿うようになる。
第3の発明は、第2の発明において、上記接着板部は、上記第1可撓板部及び上記第2可撓板部の上側と一体に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ドアガラスの板厚に対応するように第1可撓板部及び第2可撓板部が撓むと、第1可撓板部及び第2可撓板部の上側が下側に比べて大きく変位することになり、この大きく変位する部分に接着板部を一体に形成したことで、接着板部を第1可撓板部及び第2可撓板部の撓み量に対応するように確実に変位させることが可能になる。これにより、ドアガラスに板厚差があったとしても、接着板部がドアガラスに確実に沿うようになる。
第4の発明は、第1から3のいずれか1つの発明において、上記可撓板部の下側から上記ドアガラスの板厚方向に突出するように形成され、上記昇降機構が有するキャリアプレートに当接する当接部を備え、上記当接部と上記可撓板部の下側とに共通のリブが一体に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、可撓板部の下側がリブによって当接部と一体化するので、当接部の強度が高まる。これにより、当接部にキャリアプレートが当接したときに当接部の変形が抑制される。尚、可撓板部の下側は上側に比べて殆ど撓まないので、当接部と一体化することによるデメリットはない。
第5の発明は、第1から4のいずれか1つの発明において、上記可撓板部の上側と、上記接着板部の上側とが一体に形成され、上記可撓板部の上側及び上記接着板部の上側には、上端へ行くほど上記ドアガラスから板厚方向に離れるように形成され、上記ドアガラスの下縁部を上記外側板部及び上記内側板部の間に導くためのドアガラスガイド部が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、可撓板部及び接着板部の上側が一体化される。そして、可撓板部及び接着板部の上側にドアガラスガイド部が設けられているので、ドアガラスを外側板部及び内側板部の間に差し込む際に、ドアガラスの下縁部が外側板部及び内側板部の間に導かれる。これにより、ホルダの取付作業性が良好になる。
第6の発明は、第1から5のいずれか1つの発明において、上記可撓板部と上記接着板部とは、上記外側板部及び内側板部の一方の板部に形成されたスリットによって区分されていることを特徴とする。
この構成によれば、外側板部及び内側板部の一方の板部にスリットを形成するという簡単な構造によって可撓板部及び接着板部を設けることが可能になる。
第7の発明は、第1から6のいずれか1つの発明において、上記接着板部と、上記外側板部及び内側板部の他方の板部とは互いに略平行であることを特徴とする。
すなわち、ドアガラスの車室内面と車室外面とは略平行であることから、ホルダの接着板部と、外側板部及び内側板部の他方の板部とによってドアガラスを確実に挟持することが可能になる。
第1の発明によれば、下側がドアガラスから板厚方向に離れる一方、上側がドアガラスに接触するように形成された可撓性を有する可撓板部に、ドアガラスに沿うように延びて該ドアガラスに接着される接着板部を一体に形成したので、ドアガラスの板厚差を許容することができるとともに、ドアガラスとホルダとの間の接着層を安定して確保できる。
第2の発明によれば、接着板部を第1可撓板部及び第2可撓板部の間に設け、第1可撓板部及び第2可撓板部と一体に形成したので、接着板部を安定させることができ、ドアガラスに確実に沿わせることができる。
第3の発明によれば、接着板部が第1可撓板部及び第2可撓板部の上側と一体に形成されているので、ドアガラスに板厚差があったとしても、接着板部をドアガラスに確実に沿わせることができる。
第4の発明によれば、可撓板部の下側をリブによって当接部と一体化して当接部の強度を高めることができるので、当接部の変形を抑制できる。
第5の発明によれば、可撓板部及び接着板部の上側を一体化し、可撓板部及び接着板部の上側にドアガラスガイド部を設けたので、ドアガラスの下縁部を外側板部及び内側板部の間に導くことができ、ホルダの取付作業性を良好にすることができる。
第6の発明によれば、スリットの形成によって可撓板部及び接着板部を簡単に設けることができる。
第7の発明によれば、接着板部と、外側板部及び内側板部の他方の板部とが互いに略平行であるので、ホルダの接着板部と、外側板部及び内側板部の他方の板部とによってドアガラスを確実に挟持することができる。
自動車ドアガラス用ホルダを車室内側から見た斜視図である。 自動車ドアガラス用ホルダを車室外側から見た斜視図である。 自動車ドアガラス用ホルダを車室内側から見た側面図である。 図3におけるIV−IV線断面図である。 図3におけるV−V線断面図である。 自動車ドアガラス用ホルダが薄板ガラスに取り付けられた場合を示す図4相当図である。 自動車ドアガラス用ホルダが薄板ガラスに取り付けられた場合を示す図5相当図である。 自動車ドアガラス用ホルダが厚板ガラスに取り付けられた場合を示す図4相当図である。 自動車ドアガラス用ホルダが厚板ガラスに取り付けられた場合を示す図5相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る自動車ドアガラス用ホルダ1を車室内側から見た斜視図であり、また、図2は、本発明の実施形態に係る自動車ドアガラス用ホルダ1を車室外側から見た斜視図である。この自動車ドアガラス用ホルダ1は、自動車(図示せず)に昇降可能に設けられるドアガラス100(図7〜図9に示す)の下側に取り付けられ、該ドアガラス100の下側を昇降機構200(図4に一部を仮想線で示す)に連結するための部材である。この実施形態では、図示しないが自動車の側部に配設されるフロントドアやリヤドアが有するドアガラスに取り付けられるドアガラス用ホルダ1について説明するが、これに限らず、自動車に昇降可能に設けられる各種ドアガラスにドアガラス用ホルダ1を取り付けて使用することができる。尚、この実施形態の説明では、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」というものとする。
昇降機構200は、図示しないが自動車の側部に配設されるフロントドアやリヤドア、スライドドア等の内部に配設されており、従来から周知のものである。すなわち、昇降機構200はウインドレギュレーターとも呼ばれるものであり、ドアガラス100が自動車ドアガラス用ホルダ1を介して連結されるキャリアプレート201と、キャリアプレート201を上下方向に案内する案内レール(図示せず)と、キャリアプレート201に連結された昇降動作用ワイヤ(図示せず)と、昇降動作用ワイヤを駆動するモーター(図示せず)とを備えている。そして、モーターが昇降動作用ワイヤを駆動することにより、キャリアプレート201を上昇させたり、下降させることができるようになっており、これにより、ドアガラス100が昇降する。
図6等に示すように、ドアガラス100の下端には、車室外側に外側角部101が形成される一方、車室内側に内側角部102が形成されている。単一車種に設けられるドアガラス100の種類としては、例えば、紫外線カットガラス、赤外線カットガラス、遮音ガラス、薄板ガラス等があり、これらガラスの板厚は異なっている。図6及び図8にはドアガラス100が薄板ガラスである場合を示しており、また、図7及び図9にはドアガラス100が厚板ガラスである場合を示している。さらに、図示しないが厚板ガラス及び薄板ガラスの中間の板厚を有するドアガラスもある。自動車ドアガラス用ホルダ1は、上記した様々な板厚のドアガラス100に取り付けることができるように構成されている。
すなわち、図1〜図5に示すように、自動車ドアガラス用ホルダ1は、底部10と、外側板部20及び内側板部30と、締結板部40と、当接部50とを少なくとも備えている。底部10、外側板部20、内側板部30、締結板部40及び当接部50は、例えば周知のエンジニアリングプラスチック等の樹脂材により一体成形されている。外側板部20の厚みは、内側板部30の厚みよりも厚くすることができる。
底部10は、ドアガラス100の下端に配置され、ドアガラス100の下端に沿って前後方向に延びている。図6〜図9に示すように、底部10における車室内外方向中心から車室外側に離れた部分には、ドアガラス100の外側角部101に当接して該外側角部101を下方から支持する外側支持面10aが形成されている。この外側支持面10aは、底部10の車室内外方向中心に近づくほど下に位置するように形成されている。また、底部10における車室内外方向中心から車室内側に離れた部分には、ドアガラス100の内側角部102に当接して該内側角部102を下方から支持する内側支持面10bが形成されている。この内側支持面10bは、底部10の車室内外方向中心に近づくほど下に位置するように形成されている。
この実施形態では、底部10の外側支持面10a及び内側支持面10bが下側へ行くほど互いに接近するように湾曲した湾曲面で構成されている。外側支持面10a及び内側支持面10bの曲率角度を小さくする方が位置決めの観点からは好ましい。また、外側支持面10a及び内側支持面10bは、下側へ行くほど互いに接近するように傾斜した傾斜面であってもよい。この場合、傾斜角度を急にする方が位置決めの観点からは好ましく、例えば45°以上にするのが好ましい。
外側支持面10aの上端と内側支持面10bの上端とは略同じ高さに位置している。外側支持面10aの下端と内側支持面10bの下端とも略同じ高さに位置している。図7及び図9に示す板厚が最も厚いドアガラス100にドアガラス用ホルダ1を取り付けた状態で、ドアガラス100の外側角部101が外側支持面10aの上下方向中間部に位置し、ドアガラス100の内側角部102が内側支持面10bの上下方向中間部に位置するようになっている。
外側支持面10aの下端と内側支持面10bの下端とは、車室内外方向に互いに離れている。底部10における外側支持面10aと内側支持面10bとの間の部分には、ドアガラス100の下端から下方へ離れるように、下方へ向けて湾曲する湾曲面10cが形成されている。湾曲面10cの車室外側の端部は、外側支持面10aの下端と連続している。また、湾曲面10cの車室内側の端部は、内側支持面10bの下端と連続している。湾曲面10cは、その車室内外方向中心が最も下に位置し、中心から車室外側へいくほど、及び中心から車室内側へいくほど上に位置するように、その形状が設定されている。尚、湾曲面10cの代わりに車室内外方向に平坦に延びる平坦面を設けてもよい。
湾曲面10cとドアガラス100の下端との間には隙間が形成されるようになっており、この隙間は、接着剤が充填される下側接着剤充填空間A1とされている。下側接着剤充填空間A1は外側角部101と内側角部102との間に形成されることになる。接着剤は、ドアガラス100とドアガラス用ホルダ1とを接着する従来から周知のものであるので詳細な説明は省略する。
外側板部20及び内側板部30は、底部10から上方へ延びるとともにドアガラス100の車室外側及び内側にそれぞれ配置され、該ドアガラス100を車室内外方向に挟持する部分である。図4等に示すように、底部10、外側板部20及び内側板部30により、自動車ドアガラス用ホルダ1は上方に開放する溝を有する構造となる。
外側板部20は、底部10における車室外側部分と一体に形成されており、上下方向に延びるとともに、前後方向にも延びている。外側板部20は、側面視で略矩形であるが、形状は特に限定されない。外側板部20の車室内面は、ドアガラスの車室外面に沿うように形成されており、ドアガラスの車室外面に接着剤等を用いて接着されるようになっている。外側板部20の車室内面は略平坦に形成することができる。外側板部20の前後方向の長さは、内側板部30の前後方向の長さと略同じに設定されているが、これに限らず、一方を他方よりも長くしてもよい。また、外側板部20の上下方向の長さは、内側板部30の上下方向の長さと略同じに設定してもよいし、一方を他方よりも長くしてもよい。
図2に示すように、外側板部20の車室外面における上縁部及び下縁部近傍には、上リブ20a及び下リブ20bがそれぞれ車室外側へ向けて突出し、かつ、前後方向に延びるように形成されている。また、外側板部20の車室外面における前縁部及び後縁部には、前リブ20c及び後リブ20dがそれぞれ車室外側へ向けて突出し、かつ、上下方向に延びるように形成されている。上リブ20a、下リブ20b、前リブ20c及び後リブ20dは連続しており、枠状をなしている。
さらに、外側板部20の車室外面には、前リブ20c及び後リブ20dの間の部分から車室外側へ向けて突出し、かつ、上下方向に延びる中間リブ20e、20e、20eが形成されている。中間リブ20e、20e、20eの上端部は上リブ20aに連続する一方、中間リブ20e、20e、20eの下端部は下リブ20bに連続している。
図4や図5に示すように、外側板部20の車室内面の上側には、上端へ行くほどドアガラス100の車室外面から板厚方向に離れるように形成された車室内側ガイド面20fが設けられている。車室内側ガイド面20fは、自動車ドアガラス用ホルダ1をドアガラス100に取り付ける際に、ドアガラス100の下縁部を外側板部20及び内側板部30の間に導くためのものである。この車室内側ガイド面20fは、上端へ行くほどドアガラス100の車室外面から板厚方向に離れるように形成された湾曲面であってもよいし、上端へ行くほどドアガラス100の車室外面から板厚方向に離れるように形成された傾斜面であってもよい。
ドアガラス100の下縁部を外側板部20及び内側板部30の間に差し込む際、外側板部20が基準となるように構成されている。すなわち、外側板部20の剛性が内側板部30の剛性よりも高くなるように、外側板部20及び内側板部30の形状等が設定されており、これにより、外側板部20が殆ど変形することなく、内側板部30が撓み変形することによってドアガラス100の板厚差を許容することができる構造になる。
このことについて詳しく説明すると、内側板部30は外側板部20とは異なった構造となっており、前側可撓板部(第1可撓板部)31と、後側可撓板部(第2可撓板部)32と、接着板部33とを有している。前側可撓板部31及び後側可撓板部32は、本発明の可撓板部である。前側可撓板部31は、底部10における車室内側部分の前側から上方へ延びるとともに、前後方向にも延びていて、上下方向の寸法が前後方向の寸法よりも長く設定されている。後側可撓板部32は、底部10における車室内側部分の後側から上方へ延びるとともに、前後方向にも延びていて、上下方向の寸法が前後方向の寸法よりも長く設定されている。前側可撓板部31と後側可撓板部32とは、ドアガラス100の下縁部の延びる方向(前後方向)に互いに間隔をあけて設けられることになる。一方、接着板部33は、前側可撓板部31及び後側可撓板部32の間に設けられている。接着板部33の上側は、前側可撓板部31及び後側可撓板部32の上側と一体に形成されている。
前側可撓板部31は、その下側がドアガラス100の車室内面から板厚方向に離れるように形成されている。さらに、前側可撓板部31は、その上側がドアガラス100の車室内面に接触するように形成されている。前側可撓板部31は、全体として厚み方向、即ち、車室内外方向に撓む可撓性を有している。前側可撓板部31の下側と、外側板部20との間隔は、最も厚いドアガラス100の厚みよりも広く設定されており、これにより、最も厚いドアガラス100を外側板部20及び内側板部30の下端部近傍まで差し込むことが可能になる。
また、前側可撓板部31の上側と、外側板部20との間隔は、前側可撓板部31の撓ませることによって変化するようになっている。図4に示すように、ドアガラス用ホルダ1の成形後の形状であって外力が作用しない状態のときには、前側可撓板部31の上側と、外側板部20との間隔は、最も薄いドアガラス100の厚みよりも僅かに狭く設定されている。これにより、最も薄いドアガラス100を外側板部20及び内側板部30の間に差し込んだ際に、前側可撓板部31と外側板部20とがドアガラス100を挟持して外側板部20及び内側板部30の間でドアガラス100の位置が決まる。また、前側可撓板部31の車室内面における前縁部及び後縁部には、前リブ31a及び後リブ31bがそれぞれ車室内側へ向けて突出し、かつ、上下方向に延びるように形成されている。
後側可撓板部32は、前側可撓板部31と同様に構成されており、その下側がドアガラス100の車室内面から板厚方向に離れるように形成され、その上側がドアガラス100の車室内面に接触するように形成されている。後側可撓板部32は、全体として車室内外方向に撓む可撓性を有している。後側可撓板部32の下側と、外側板部20との間隔は、最も厚いドアガラス100の厚みよりも広く設定されている。また、後側可撓板部32の上側と、外側板部20との間隔は外力が作用しない状態のときに、最も薄いドアガラス100の厚みよりも僅かに狭く設定されている。また、後側可撓板部32の車室内面における前縁部及び後縁部には、前リブ32b及び後リブ32aがそれぞれ車室内側へ向けて突出し、かつ、上下方向に延びるように形成されている。
接着板部33は、ドアガラス100の車室内面に沿うように上下方向に延びるとともに、前後方向にも延びており、ドアガラス100に接着される部分である。接着板部33の上側には、前後方向に長い形状を有する孔部33aが形成されている。孔部33aの形状は長孔に限られるものではない。また、孔部33aは省略してもよい。
図5に示すように、接着板部33と外側板部20とは互いに略平行である。接着板部33の上側における前部が前側可撓板部31と一体化されている。また、接着板部33の上側における後部が後側可撓板部32と一体化されている。従って、接着板部33は、その上側の前部及び後部が前側可撓板部31及び後側可撓板部32と連続した状態になり、前側可撓板部31及び後側可撓板部32によって支持されることになる。図4及び図5に示すように、接着板部33の下側は、前側可撓板部31及び後側可撓板部32の下側よりも外側板部20に接近することになる。接着板部33の上側は、前側可撓板部31及び後側可撓板部32の上側と同様にドアガラス100に接触する。
接着板部33における前側可撓板部31及び後側可撓板部32と連続した部分よりも下側は、前側可撓板部31及び後側可撓板部32と一体化していない。また、接着板部33の下縁部は底部10から上方に離れており、接着板部33は底部10とも一体化していない。このため、前側可撓板部31及び後側可撓板部32が車室内外方向に撓むことにより、接着板部33が車室内外方向に変位することになり、接着板部33の変位量は、前側可撓板部31及び後側可撓板部32の撓み量に対応することになる。つまり、前側可撓板部31及び後側可撓板部32の上側の撓み量と略同じだけ接着板部33が変位する。
図1や図3等に示すように、前側可撓板部31及び後側可撓板部32と、接着板部33とは、内側板部30に形成されたスリット34によって区分されている。スリット34は、前側可撓板部31の後縁部と接着板部33の前縁部との間で上下方向に延びる前側スリット34aと、後側可撓板部32の前縁部と接着板部33の後縁部との間で上下方向に延びる後側スリット34bと、接着板部33の下縁部と底部10との間で前後方向に延びる下側スリット34cとで構成されている。そして、下側スリット34cの前端部に前側スリット34aの下端部が連続し、下側スリット34cの後端部に後側スリット34bの下端部が連続して1本のスリット34が構成される。前側スリット34aと後側スリット34bとは略平行である。
スリット34の形成によって接着板部33と前側可撓板部31との間に隙間を形成でき、また、接着板部33と後側可撓板部32との間にも隙間を形成でき、さらに、接着板部33と底部10との間にも隙間を形成できる。このスリット34の形成によって前側可撓板部31及び後側可撓板部32と、接着板部33とを簡単に区分することができる。
たとえば、前側可撓板部31及び後側可撓板部32は、板厚の薄いドアガラス100を差し込んだ状態(図6に示す)ではドアガラス100の車室内面に対して傾斜しているが、図7に示すように板厚が厚いドアガラス100を差し込んだ状態では、前側可撓板部31及び後側可撓板部32の傾斜角度が変化してドアガラス100に沿うような姿勢に変化する。一方、接着板部33については、図8に示す場合と図9に示す場合とでは姿勢は変化しておらず、ドアガラス100に沿って延びる姿勢を維持している。このように、板厚の薄いドアガラス100を差し込んだ状態と、板厚が厚いドアガラス100を差し込んだ状態とでは、前側可撓板部31及び後側可撓板部32と、接着板部33とが異なる動きをすることになるが、この実施形態では、前側可撓板部31及び後側可撓板部32と、接着板部33とを区分していることで、これらの相対的な動きを阻害しないようになっている。
接着板部33の前後方向の寸法は、前側可撓板部31及び後側可撓板部32の各板部の前後方向の寸法よりも長く設定されており、これにより、接着板部33のドアガラス100への接着面積を広く確保するようにしている。
前側可撓板部31及び後側可撓板部32の上側と、接着板部33の上側には、ドアガラスガイド部35が前後方向に連続して延びるように形成されている。ドアガラスガイド部35は、上端へ行くほどドアガラス100の車室内面から板厚方向(車室内方)に離れるように形成されており、自動車ドアガラス用ホルダ1をドアガラス100に取り付ける際に、ドアガラス100の下縁部を外側板部20及び内側板部30の間に導くためのものである。ドアガラスガイド部35の上端部は、車室内側ガイド面20fの上端部よりも上に位置している。ドアガラスガイド部35の上端部と、車室内側ガイド面20fの上端部との離間寸法は、板厚の最も厚いドアガラス100の厚み寸法よりも長くなっている。
尚、ドアガラスガイド部35は、上端へ行くほどドアガラス100の車室内面から板厚方向に離れるように形成された湾曲面であってもよいし、上端へ行くほどドアガラス100の車室内面から板厚方向に離れるように形成された傾斜面であってもよい。
図1や図2に示すように、締結板部40は、底部10から下方へ突出しており、該底部10と一体化されている。締結板部40は、図1に示すように下側へ行くほど前後方向の寸法が短くなるように形成されている。締結板部40の前後方向中央部には、略円筒状の金属製部材41が配設されている。金属製部材41には、図示しない締結部材が挿通する挿通孔41aが車室内外方向に貫通するように形成されている。締結部材は、締結板部40をキャリアプレート201に締結するための部材であり、例えばネジやボルト等である。
締結板部40の車室外面40aには、金属製部材41を囲む部分から車室外側へ突出する筒状壁部42が形成されている。この筒状壁部42の内方にネジやボルトの頭部が収容されるようになっている。また、締結板部40の車室外面40aには、上下方向に延びる複数のリブ43が互いに前後方向に間隔をあけて形成されている。リブ43の上端は、外側板部20の下リブ20bと連続している。また、リブ43は筒状壁部42の外面とも連続している。さらに、締結板部40の車室内面40bは、キャリアプレート201の側面に当接するようになっている。
当接部50は、前側可撓板部31の下側及び後側可撓板部32の下側からそれぞれ車室内側(ドアガラス100の板厚方向)へ突出して前後方向に延びている。当接部50の下面50aにキャリアプレート201の上面が当接して位置決めすることができるようになっている。前側の当接部50と前側可撓板部31の下側とに共通のリブ54が一体に形成されている。また、後側の当接部50と後側可撓板部32の下側とに共通のリブ55が一体に形成されている。これにより、前側可撓板部31の下側がリブ54によって前側の当接部50と一体化するので前側の当接部50の強度が高まり、また、後側可撓板部32の下側がリブ55によって後側の当接部50と一体化するので後側の当接部50の強度が高まる。よって、当接部50、50にキャリアプレート201が当接したときに当接部50、50の変形が抑制される。尚、前側可撓板部31及び後側可撓板部32の下側は上側に比べて殆ど撓まないので、当接部50、50と一体化することによるデメリットはない。
(ドアガラス用ホルダ1の取り付け要領)
次に、上記のように構成されたドアガラス用ホルダ1をドアガラス100の下側に取り付ける要領について説明する。まず、ドアガラス100の下端をドアガラス用ホルダ1の外側板部20と内側板部30との間の上方に配置してから、外側板部20と内側板部30との間に差し込む。底部10には上記接着剤を予め塗布しておくのが好ましい。
ドアガラス100を外側板部20と内側板部30との間に差し込む際、外側板部20の上側に車室内側ガイド面20fが設けられ、内側板部30の上側にドアガラスガイド部35が設けられており、車室内側ガイド面20fとドアガラスガイド部35の上端同士の離間寸法が、板厚の最も厚いドアガラス100の厚み寸法よりも長くなっているので、ドアガラス100の下端を、車室内側ガイド面20f及びドアガラスガイド部35によって外側板部20と内側板部30との間に導くことができ、作業が容易に行える。
ドアガラス100の下端を外側板部20と内側板部30との間に差し込んでいくと、板厚の厚いドアガラス100の場合、前側可撓板部31及び後側可撓板部32の上側がドアガラス100の車室内面に接触し、該内面によって押圧される。これにより、ドアガラス100の板厚に対応するように前側可撓板部31及び後側可撓板部32が撓むことでドアガラス100の板厚差が許容される。板厚が最も薄いドアガラス100の場合、前側可撓板部31及び後側可撓板部32は少しだけ撓むことになるが、前側可撓板部31及び後側可撓板部32をドアガラス100に接触させておくことは可能である。
したがって、ドアガラス100の板厚に関係無く前側可撓板部31及び後側可撓板部32の可撓性により該前側可撓板部31及び後側可撓板部32がドアガラス100に所定以上の力で接触することになるので、外側板部20及び内側板部30の間でドアガラス100の位置が決まる。前側可撓板部31及び後側可撓板部32には接着板部33が一体に形成されているので、前側可撓板部31及び後側可撓板部32の撓み量に応じて接着板部33が変位することになり、このときの接着板部33の変位量がドアガラス100の板厚に対応した変位量になる。したがって、ドアガラス100に板厚差があったとしても、接着板部33がドアガラス100に確実に沿うようになるので、ドアガラス100に対する接着面積が十分に確保される。
ドアガラス100が外側板部20と内側板部30との間に完全に差し込まれると、底部10の外側支持面10aにドアガラス100の外側角部101が当接して支持され、また、底部10の内側支持面10bにドアガラス100の内側角部102が当接して支持される。
また、ドアガラス100が外側板部20と内側板部30との間に完全に差し込まれた状態では、ドアガラス100が底部10で支持されるとともに、外側板部20と内側板部30とによってドアガラス100の下端から上側に離れた部分が板厚方向に挟持される。これにより、自動車ドアガラス用ホルダ1をドアガラス100に対して安定させることができる。
接着剤は、ドアガラス100を差し込むことによって流動して底部10の湾曲面10cとドアガラス100の下端との間の下側接着剤充填空間A1に充填され、また、外側板部20とドアガラス100の車室外面との間にも充填され、さらに、内側板部30とドアガラス100の車室内面との間にも充填される。これにより、ドアガラス用ホルダ1はドアガラス100に対して少なくとも3箇所が接着されることになるので、接着面積を十分に広く確保することができ、ドアガラス用ホルダ1をドアガラス100に対して強固に取り付けることができる。
以上説明したように、この実施形態に係る自動車ドアガラス用ホルダ1によれば、下側がドアガラス100から板厚方向に離れる一方、上側がドアガラス100に接触するように形成された可撓性を有する前側可撓板部31及び後側可撓板部32に、ドアガラス100に沿うように延びて該ドアガラス100に接着される接着板部33を一体に形成したので、ドアガラス100の板厚差を許容することができるとともに、ドアガラス100とホルダ1との間の接着層を安定して確保できる。
また、接着板部33を前側可撓板部31及び後側可撓板部32の間に設け、前側可撓板部31及び後側可撓板部32と一体に形成したので、接着板部33の前後方向両側を支持して接着板部33を安定させることができ、ドアガラス100に確実に沿わせることができる。
尚、上記実施形態では、可撓板部が前側可撓板部31及び後側可撓板部32である場合について説明したが、これに限らず、例えば1つの可撓板部で構成されていてもよいし、3つ以上の可撓板部で構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、可撓板部31、32及び接着板部33が内側板部30に設けられている場合について説明したが、これに限らず、図示しないが、可撓板部及び接着板部が外側板部20に設けられていてもよい。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る自動車ドアガラス用ホルダは、例えば昇降可能なドアガラスに取り付けて使用することができる。
1 自動車ドアガラス用ホルダ
10 底部
10a 外側支持面
10b 内側支持面
20 外側板部
30 内側板部
31 前側可撓板部(第1可撓板部)
32 後側可撓板部(第2可撓板部)
33 接着板部
35 ドアガラスガイド部
50 当接部
54、55 リブ
100 ドアガラス
200 昇降機構
201 キャリアプレート

Claims (7)

  1. 自動車に昇降可能に設けられるドアガラスの下側に取り付けられ、該ドアガラスの下側を昇降機構に連結する自動車ドアガラス用ホルダにおいて、
    上記ドアガラスの下縁部に配置される底部と、
    上記底部から上方へ延び、上記ドアガラスの車室外側及び内側にそれぞれ配置されるとともに、該ドアガラスを車室内外方向に挟持する外側板部及び内側板部とを備え、
    上記外側板部及び内側板部の一方の板部は、下側が上記ドアガラスから板厚方向に離れる一方、上側が上記ドアガラスに接触するように形成された可撓性を有する可撓板部と、該可撓板部に一体に形成され、上記ドアガラスに沿うように延びて該ドアガラスに接着される接着板部とを有していることを特徴とする自動車ドアガラス用ホルダ。
  2. 請求項1に記載の自動車ドアガラス用ホルダにおいて、
    上記可撓板部は、上記ドアガラスの下縁部の延びる方向に互いに間隔をあけて設けられた第1可撓板部及び第2可撓板部を有し、
    上記接着板部は、上記第1可撓板部及び上記第2可撓板部の間に設けられ、上記第1可撓板部及び上記第2可撓板部と一体に形成されていることを特徴とする自動車ドアガラス用ホルダ。
  3. 請求項2に記載の自動車ドアガラス用ホルダにおいて、
    上記接着板部は、上記第1可撓板部及び上記第2可撓板部の上側と一体に形成されていることを特徴とする自動車ドアガラス用ホルダ。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の自動車ドアガラス用ホルダにおいて、
    上記可撓板部の下側から上記ドアガラスの板厚方向に突出するように形成され、上記昇降機構が有するキャリアプレートに当接する当接部を備え、
    上記当接部と上記可撓板部の下側とに共通のリブが一体に形成されていることを特徴とする自動車ドアガラス用ホルダ。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の自動車ドアガラス用ホルダにおいて、
    上記可撓板部の上側と、上記接着板部の上側とが一体に形成され、
    上記可撓板部の上側及び上記接着板部の上側には、上端へ行くほど上記ドアガラスから板厚方向に離れるように形成され、上記ドアガラスの下縁部を上記外側板部及び上記内側板部の間に導くためのドアガラスガイド部が設けられていることを特徴とする自動車ドアガラス用ホルダ。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の自動車ドアガラス用ホルダにおいて、
    上記可撓板部と上記接着板部とは、上記外側板部及び内側板部の一方の板部に形成されたスリットによって区分されていることを特徴とする自動車ドアガラス用ホルダ。
  7. 請求項1から6のいずれか1つに記載の自動車ドアガラス用ホルダにおいて、
    上記接着板部と、上記外側板部及び内側板部の他方の板部とは互いに略平行であることを特徴とする自動車ドアガラス用ホルダ。
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