JP2018116775A - 電池モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】電池間のピッチを狭めて電池モジュールを小型化する。【解決手段】複数の単電池12を並べて、導電性の正極バスバー23(負極バスバー25)に対して単電池12の電極をボンディングワイヤ42で接続した構成において、複数の単電池12のうち一方向(X方向)に直線状に並べて配置された単電池12群がX方向に沿ったボンディングワイヤ42aで導電板24に接続されているとともに、複数の単電池12のうち導電板24の周縁部に配置された少なくとも1つの周縁セルがX方向とは異なる方向に向けられたボンディングワイヤ42bで導電板24に接続される。【選択図】図2
Description
本発明は、複数の電池を直列又は並列に接続した電池モジュールに関する。
従来から、複数の電池を並列、または、直列に接続して成る電池モジュールが知られている。
特許文献1には、こうした電池モジュール(パック電池)が開示されている。具体的には、円柱状の電池(セル)と、電池の端部が嵌合されるホルダと、を備えた組電池(電池モジュール)が開示されている。ホルダには円筒状孔(保持孔)が形成されており、この円筒状孔に円柱状の電池が嵌め込まれて保持される。また、複数の電池を電気的に接続するための板状のバスバーが設けられる。複数の電池は、板状のバスバーと各電池の正極及び負極とをボンディングワイヤにより接続することによって電気的に接続される。このとき、各電池の位置に対応してバスバーに設けられた貫通孔にワイヤボンディング装置のボンディングツールを挿入して、電池の正極及び負極にボンディングワイヤを溶接等で接続する。
ところで、電池モジュールを小型化するためには、電池間のピッチを狭くする必要がある。一方、ボンディング用ツールを用いてボンディングワイヤを適切に接続するためには、バスバーに設けられる開口部の穴径はある程度の大きさに維持する必要がある。その結果、電池モジュールの小型化に伴って、バスバー上においてボンディングワイヤを接続するための領域が減ってしまう。
特に、各バスバーにおいて複数の電池を接続し、さらに複数のバスバー間を直列や並列に接続するような構成においては、隣り合うバスバーの間に電気的な絶縁部を設ける必要があり、その絶縁部の領域分だけボンディングワイヤを接続するための領域が狭くなる。
そこで、本発明では、ボンディングワイヤとバスバーとの接続関係を改善することによって、電池間のピッチを狭めて小型化された電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明の1つの態様は、複数のセルを並べて、導電性のバスバーに対して複数のセルの電極をボンディングワイヤで接続した電池モジュールであって、複数のセルのうち一方向に直線状に並べて配置されたセル群が前記一方向に沿ったボンディングワイヤでバスバーに接続されているとともに、複数のセルのうちバスバーの周縁部に配置された少なくとも1つの周縁セルが前記一方向とは異なる方向に向けられたボンディングワイヤでバスバーに接続されていることを特徴とする電池モジュールである。
ここで、バスバーを複数備え、電気的な絶縁部を挟んで複数のバスバーを並べて配置し、複数のバスバーの各々に接続されたセル群を含み、前記周縁セルは、当該周縁セルが接続されているバスバーと隣り合うバスバーとの絶縁部周辺に配置されている端部のセルであることが好適である。
また、複数のセルは、複数行に分けて前記一方向に沿って配置されており、前記一方向とは異なる方向に向けられたボンディングワイヤは、1つの行のセルから別の行のセルへ向かう方向に沿って配置されていることが好適である。
また、前記一方向に沿ったボンディングワイヤは、1本で複数のセルをバスバーに接続するボンディングワイヤを含むことが好適である。
また、ボンディングワイヤの各々の端部の少なくとも一方はバスバー上にあることが好適である。
本発明によれば、ボンディングワイヤとバスバーとの接続関係を改善することによって、電池間のピッチを狭めて電池モジュールを小型化することができる。
[電池モジュールの全体構成]
以下、実施形態である電池モジュール10について図面を参照して説明する。図1は、電池モジュール10の分解斜視図である。なお、以下の説明では、電池モジュール10の長手方向を「X方向」、単電池12の軸方向を「Z方向」、X方向およびZ方向に直交する電池モジュール10の短手方向を「Y方向」と呼ぶ。
以下、実施形態である電池モジュール10について図面を参照して説明する。図1は、電池モジュール10の分解斜視図である。なお、以下の説明では、電池モジュール10の長手方向を「X方向」、単電池12の軸方向を「Z方向」、X方向およびZ方向に直交する電池モジュール10の短手方向を「Y方向」と呼ぶ。
電池モジュール10は、円柱型の単電池(セル)12を複数有している。単電池12は、充放電可能な二次電池であり、例えば、円柱型のケースに収められたニッケル水素電池、リチウムイオン電池等である。単電池12の軸方向両端には、単電池12の電極である負極端子および正極端子が設けられている。
図1に図示する電池モジュール10は、60個の単電池12を有しており、この60個の単電池12は、X方向に沿って4行(段)、Y方向に沿って15列の配列で並べられている。本実施の形態では、X方向に沿って一方向に直線状に単電池12が並べられている。また、Y方向には、行(段)毎に単電池12の位置をX方向に交互にずらして並べられている。このように、単電池12の位置をずらすことによって、行(段)間のピッチを狭めて単電池12を配置することができる。
4行15列で並ぶ60個の単電池12は、長手方向(X方向)において、3箇所で区切られ、4つの電池グループに分割される。一つの電池グループは、15個の単電池12から成り、同一の電池グループに属する15個の単電池12は、後述する正極バスバー23および負極バスバー25により並列接続される。また、15個の単電池12を並列接続した電池グループは、後述するグループ間バスバー26により、他の電池グループまたは外部出力端子に直列接続される。
各単電池12は、正極端子および負極端子の向きを揃えた状態で電池ホルダ14により起立保持される。なお、「起立保持」とは、単電池12が電池ホルダ14に対して起立した状態で保持されていればよく、単電池12の実際の傾斜角度とは無関係である。したがって、電池モジュール10が、車両において横向きに搭載され、単電池12の中心軸が略水平になっていたとしても、そのとき、単電池12が、その中心軸が電池ホルダ14の平面に対して略直交する姿勢で、電池ホルダ14により保持されていれば「起立保持」されているという。
電池ホルダ14は、複数の保持孔15が形成された略平板状部材である。単電池12は、この保持孔15に挿入されることで、負極端子を下(排煙カバー20側)に向けた起立姿勢で保持される。また、保持孔15は、電池ホルダ14において板厚方向に貫通しており、単電池12の下端の負極端子は保持孔15の下方から露出される。各保持孔15は、単電池12の円柱形状と嵌まり合う丸孔形状とされる。ただし、保持孔15は、単電池12よりも僅かに大径とされており、単電池12の外周が保持孔15に嵌まるようにされている。単電池12の外周面と保持孔15の内周面との隙間には接着剤が注入され、単電池12は電池ホルダ14に固定される。
電池ホルダ14は、発生した熱を均等に分散して単電池12間での温度のバラツキを低減するために、伝熱性に優れた金属材料、例えば、アルミニウム等で構成することが好ましい。このとき、単電池12と電池ホルダ14とが電気的に導通してしまうことを防止するために、電池ホルダ14の全面を絶縁材料で被覆することが好ましい。
電池ホルダ14で保持された複数の単電池12の周囲は、底部が完全開口した略箱型の保護ケース16により覆われる。保護ケース16は、絶縁性を有した樹脂で構成することができる。保護ケース16の下端は、電池ホルダ14の周縁に固定される。保護ケース16は、その上端近傍に設けられ、単電池12の正極側の端面を負極側に向かって押さえる天井板30を有する。天井板30には、配列された各単電池12の外径よりも小径の保持開口32が設けられる。この保持開口32を介して単電池12の正極端子56(図2参照)が外部に露出する。
単電池12の軸方向両側には、単電池12の正極端子同士または負極端子同士を電気的に接続する負極バスバー25および正極バスバー23が設けられている。
正極バスバー23は、保護ケース16の上面に固着された四つの導電板24(24a〜24d)を備える。導電板24は、互いに間隔を開けて絶縁を保った状態のまま、保護ケース16に固定される。絶縁は、例えば、隣り合う導電板24の間に絶縁部34を設ければよい。導電板24は、それぞれ一つの電池グループを構成する15個の単電池12の正極端子56を互いに電気的に接続する。具体的には、各導電板24には配列された各単電池12に対応する貫通孔40が設けられ、後述するボンディングワイヤ42によって各導電板24は一つの電池グループを構成する15個の単電池12の正極に電気的に接続される。これによって、一つの電池グループを構成する15個の単電池12は並列に接続される。
単電池12の負極側に設けられる負極バスバー25も正極バスバー23と同様に構成される。すなわち、負極バスバー25は、4つの導電板24を含んで構成される。負極バスバー25に含まれる導電板24は樹脂等でモールドして一体化してもよい。負極バスバー25に対しても同じ電池グループに属する単電池12の負極がボンディングワイヤ42を介して1つの導電板24に電気的に接続される。
各電池グループは、グループ間バスバー26によって直列に接続される。具体的には、グループ間バスバー26は、一つの電池グループに接続された正極バスバー23の導電板24と、隣接する他の電池グループに接続された負極バスバー25の導電板24と、を電気的に接続する。グループ間バスバー26は、銅等の導電性材料からなる略平板状部材であり、図1に示すように、保護ケース16の外側に配される。
電池ホルダ14の下方には排煙カバー20が配置される。排煙カバー20は、アルミニウム等の金属製とすることができ、プレス加工等で成型することができる。排煙カバー20の周縁は、負極バスバー25の周縁に気密に取り付けられる。これにより、排煙カバー20は、電池ホルダ14との間に気密にシールされた排煙空間を形成する。この排煙空間28によって、単電池12から放出されたガスを電池モジュール10の外部に排出させることができる。
[電気的な接続構成]
図2(a)は、電池モジュール10の平面図、図2(b)は、ラインA−Aに沿った断面図である。電池モジュール10では、ボンディングワイヤ42(42a,42b)によって各単電池12が導電板24に電気的に接続される。
図2(a)は、電池モジュール10の平面図、図2(b)は、ラインA−Aに沿った断面図である。電池モジュール10では、ボンディングワイヤ42(42a,42b)によって各単電池12が導電板24に電気的に接続される。
ボンディングワイヤ42(42a,42b)を介して、正極バスバー23の各導電板24(24a〜24d)と各単電池12の正極とが電気的に接続される。同様に、ボンディングワイヤ42(42a,42b)を介して、負極バスバー25の各導電板24(24a〜24d)と各単電池12の負極とが電気的に接続される。ボンディングワイヤ42は、導電性の線状部材又は板状部材である。本実施の形態の電池モジュール10では、同一の導電板24に接続された複数の単電池12が同じ電池グループとして電気的に並列に接続される。
ボンディングワイヤ42は、ワイヤボンディング装置を用いて、単電池12の正極端子56及び負極端子58と導電板24とに溶接やハンダ付け等によって接続される。例えば、図3(a)及び(b)に示すように、ワイヤボンディング装置のボンディングツール(ウェッジツール)の先端部60をボンディングワイヤ42と共にボンディング箇所62に押し付ける。そして、ボンディングツールの先端部60から熱・荷重・超音波等を与えて、ボンディングワイヤ42をボンディング箇所62に溶接する。その後、ワイヤボンディング装置からボンディングワイヤ42を引き出しながら、ボンディングツールの先端部60を単電池12の正極端子56(又は負極端子58)上及び導電板24上を移動させ、次のボンディング箇所62にボンディングワイヤ42を溶接する。これを必要な回数だけ繰り返した後、ワイヤカッター(図示しない)によってボンディングワイヤ42を切断する。このようにして、ボンディングワイヤ42を介して、単電池12と導電板24とが電気的に接続される。
図4は、本実施の形態における電池モジュール10のボンディング箇所62の例を示す。図4において、黒丸印で示すボンディング箇所62aはボンディングワイヤ42を単に接続する箇所を示し、バツ丸印で示すボンディング箇所62bはボンディングワイヤ42を接続した後に切断する箇所を示す。図4に示すように、1つの単電池12の正極端子56(及び負極端子58)のそれぞれの2箇所の点から導電板24の少なくとも2箇所の点にボンディングワイヤ42を接続することが好適である。
このように、1つの単電池12の正極端子56(及び負極端子58)の2箇所と導電板24の2箇所をボンディングワイヤ42によって別々に接続することによって、ボンディング箇所62の1つが外れた場合であっても単電池12と導電板24との電気的接続を維持することができる。
特に、ボンディングワイヤ42aのように、1つの単電池12の正極端子56(又は負極端子58)の2箇所と導電板24の2箇所を1本の連続したワイヤで接続した場合、図5に示すように、正極端子56(又は負極端子58)上のボンディング箇所62のどちらか1点が外れたとしても電流経路を2経路確保することができる。また、図6に示すような状態でボンディング箇所62の2点が外れた場合であっても少なくとも単電池12と導電板24との電気的接続を維持することができる。したがって、電池モジュール10の信頼性をより高めることができる。
また、本実施の形態における電池モジュール10では、図2(a)に示すように、複数の単電池12が直線状に並べられた電池モジュール10の長手方向、すなわちX方向に沿って配置されたボンディングワイヤ42aと、X方向とは異なる方向に沿って配置されたボンディングワイヤ42bとが用いられる。
具体的には、正極バスバー23及び負極バスバー25を構成する各導電板24に接続される複数の単電池12のうち導電板24の周縁部に配置された少なくとも1つの周縁セルが一方向(X方向)とは異なる方向に向けられたボンディングワイヤ42bによって導電板24に接続されることが好適である。本実施の形態では、X方向に沿って直線状に配置されている複数の単電池12のうち各導電板24の両端に配置されているすべての単電池12においてX方向とは異なる方向に沿った配置されたボンディングワイヤ42bを少なくとも1つ設けている。
電池モジュール10の小型化に伴って単電池12の配列のピッチを狭くすると、導電板24の面積も小さくなる。また、図3に示すように、単電池12の正極端子56(負極端子58)に対してボンディングを行うためにはボンディングツールの先端部60を正極端子56(負極端子58)に接触させる必要があり、導電板24に設けられる貫通孔40の径はあまり小さくすることはできない。特に、図1及び図2に示すように、導電板24の周縁部では、絶縁部34を挟んで隣り合う導電板24との間において絶縁部34が占有する領域だけ導電板24の領域は狭くなる。したがって、図7のボンディングワイヤ44として示すように、導電板24の周縁部、特に絶縁部34を介して隣り合う導電板24との周縁部では1つの単電池12に対してX方向に沿って2経路以上を配置するための接続領域を導電板24上に確保することが困難となる。すなわち、図7において領域Xとして示すように、導電板24の周縁部の単電池12ではボンディングワイヤ44の端部が導電板24の領域からはみ出してしまい、導電板24上にボンディングワイヤ44との接続を確保することができない。
そこで、本実施の形態の電池モジュール10のようにX方向に沿って配置されたボンディングワイヤ42aと、X方向とは異なる方向に沿って配置されたボンディングワイヤ42bとを組み合わせて用いることによって、導電板24との接続領域を確保することができる。すなわち、単電池12間のピッチの短縮による電池モジュール10の小型化と同時に、単電池12毎に2経路以上の電流経路を確保することが可能となる。
また、X方向に沿って配置されたボンディングワイヤ42aとX方向とは異なる方向に沿って配置されたボンディングワイヤ42bとを設けることにより、電池モジュール10に対する振動や衝撃に対する耐久性が向上する。ボンディングワイヤ42(42a,42b)において、2つのボンディング箇所62の間の距離が長くなるほどワイヤの可撓性が高まり、振動の吸収量が増加する。材料力学的には、応力が一定であると考えるとボンディングワイヤ42を長くすることにより許容できる変位は増える。したがって、X方向に沿って配置した場合に十分な長さを確保できない場合においてX方向とは異なる方向に沿って配置されたボンディングワイヤ42bを適用することによって、ボンディングワイヤ42bの長さを十分に確保することができ、ボンディングの耐久性を高めることができる。
さらに、ボンディングの耐久性には振動や衝撃が加えられる方向への依存性がある。例えば、ボンディングワイヤ42の長さ方向へ振動や衝撃が加えられた場合と幅方向へ振動や衝撃が加えられた場合ではボンディング箇所62の外れ易さが異なる。電池モジュール10に対する振動や衝撃は偶発的に起こる場合が多く、ボンディングワイヤ42がすべて一方向に沿って配置されているときに弱い方向と振動や衝撃の方向が重なるとすべてのボンディング箇所62が外れて断線してしまう可能性がある。これに対して、ボンディングワイヤ42の配置方向を異ならせておくことによって完全な断線を避けられる可能性が高くなる。
また、ボンディングワイヤ42bは、複数行に分けて配置された単電池12において1つの行の周縁セルに当たる単電池12から別の行の周縁セルに当たる単電池12へ向かう方向に沿って配置されていることが好適である。
図8は、電池モジュール10におけるボンディング作業の流れを示す。図8では、ボンディング作業の流れの方向を分かり易く示すために、電池モジュール10の構成要素を細破線で示し、ボンディング作業におけるボンディングツールの先端部60の動きを太矢印で示している。図8の例では、導電板24aに対しては、最上段右端の単電池12から左に向かって左端の単電池12までボンディングが行われた後、上から二段目左端の単電池12のボンディングに移り、そこから右に向かって右端の単電池12までボンディングが行われる。さらに、二段目右端の単電池12から三段目右端の単電池12のボンディングに移る。以下、図8の矢印に沿って導電板24bに接続される単電池12までボンディングが行われる。導電板24c及び24dに接続される単電池12についても図8に示す矢印に沿ってボンディングが行われる。
このとき、ボンディングワイヤ42bを1つの行の周縁セルに当たる単電池12から別の行の周縁セルに当たる単電池12へ向かう方向に沿って配置することで、ボンディング作業を1つの行から次の行へと連続的に流れるように行うことが可能となる。
また、ボンディングワイヤ42(42a,42b)の各々の端部の少なくとも一方が導電板24上に位置することが好適である。ボンディング作業においてボンディングワイヤ42を端部で切断する際には、ボンディングワイヤ42をワイヤボンディング装置に備わる刃物を土台に押し当てて切断する。このとき、切断の土台となる部分には損傷が生じるおそれがあり、単電池12の正極端子56や負極端子58を土台としてボンディングワイヤ42を切断することは避けることが好ましい。そこで、ボンディングワイヤ42の各々の端部の少なくとも一方を導電板24上に位置させ、その位置でボンディングワイヤ42を切断すれば単電池12を損傷させるおそれをなくすことができる。
図2に示す本実施の形態における電池モジュール10のボンディングワイヤ42の配置例では、図4に示したようにボンディングワイヤ42を接続した後に切断するボンディング箇所62bがすべて導電板24上に位置するようにすることが好ましい。このように、ボンディングワイヤ42を切断するボンディング箇所62bが導電板24上となるようにボンディングワイヤ42を配置することで、ボンディングワイヤ42の切断に伴う単電池12の損傷を防ぐことができる。
なお、これまで説明した構成は、一例であり、その構成は、適宜、変更されてもよい。したがって、例えば、単電池12は、柱状であればよく、円柱状に替えて、角柱状でもよい。また、ボンディングワイヤ42(42a,42b)の配置も上記例に限定されるものではない。上記説明した発明の主旨に沿って、発明の作用又は効果の少なくとも一部が得られる配置とすればよい。
10 電池モジュール、12 単電池、14 電池ホルダ、15 保持孔、16 保護ケース、20 排煙カバー、23 正極バスバー、24(24a〜24d) 導電板、25 負極バスバー、26 グループ間バスバー、30 天井板、32 保持開口、34 絶縁体、40 貫通孔、42(42a,42b) ボンディングワイヤ、44 ボンディングワイヤ、56 正極端子、58 負極端子、60 先端部、62(62a,62b) ボンディング箇所、62a ボンディング箇所、62b ボンディング箇所。
Claims (5)
- 複数のセルを並べて、導電性のバスバーに対して複数のセルの電極をボンディングワイヤで接続した電池モジュールであって、
複数のセルのうち一方向に直線状に並べて配置されたセル群が前記一方向に沿ったボンディングワイヤでバスバーに接続されているとともに、複数のセルのうちバスバーの周縁部に配置された少なくとも1つの周縁セルが前記一方向とは異なる方向に向けられたボンディングワイヤでバスバーに接続されていることを特徴とする電池モジュール。 - 請求項1に記載の電池モジュールであって、
バスバーを複数備え、電気的な絶縁部を挟んで複数のバスバーを並べて配置し、複数のバスバーの各々に接続されたセル群を含み、
前記周縁セルは、当該周縁セルが接続されているバスバーと隣り合うバスバーとの絶縁部周辺に配置されている端部のセルであることを特徴とする電池モジュール。 - 請求項1又は2に記載の電池モジュールであって、
複数のセルは、複数行に分けて前記一方向に沿って配置されており、
前記一方向とは異なる方向に向けられたボンディングワイヤは、1つの行のセルから別の行のセルへ向かう方向に沿って配置されていることを特徴とする電池モジュール。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電池モジュールであって、
前記一方向に沿ったボンディングワイヤは、1本で複数のセルをバスバーに接続するボンディングワイヤを含むことを特徴とする電池モジュール。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電池モジュールであって、
ボンディングワイヤの各々の端部の少なくとも一方はバスバー上にあることを特徴とする電池モジュール。
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