JP2018116129A - 定着装置 - Google Patents

定着装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018116129A
JP2018116129A JP2017006510A JP2017006510A JP2018116129A JP 2018116129 A JP2018116129 A JP 2018116129A JP 2017006510 A JP2017006510 A JP 2017006510A JP 2017006510 A JP2017006510 A JP 2017006510A JP 2018116129 A JP2018116129 A JP 2018116129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
pressing force
fixing
fixing device
fixing roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017006510A
Other languages
English (en)
Inventor
松野 卓士
Takushi Matsuno
卓士 松野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2017006510A priority Critical patent/JP2018116129A/ja
Priority to US15/868,512 priority patent/US10185262B2/en
Publication of JP2018116129A publication Critical patent/JP2018116129A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/206Structural details or chemical composition of the pressure elements and layers thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2064Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat combined with pressure
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2016Heating belt
    • G03G2215/2019Heating belt the belt not heating the toner or medium directly, e.g. heating a heating roller

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】定着ローラの軸受にかかる負荷を軽減することを目的とする。【解決手段】定着装置100は、定着ローラ120と、定着ローラ120との間で記録シートをニップする加圧ローラ130と、定着ローラ120を挟んで加圧ローラ130と反対側で定着ローラ120に接して定着ローラ120を加熱する加熱部材110と、加圧ローラ130を定着ローラ120に向けて第1押圧力F1で押圧する下アーム160と、加熱部材110を定着ローラ120に向けて第2押圧力F2で押圧する上アーム150と、定着ローラ120の両端部を回転可能に支持する一対の軸受と、を備えている。定着ローラ120は、駆動ギヤ124に駆動される従動ギヤ123を有している。従動ギヤ123が駆動ギヤ124から与えられる第3押圧力F3は、第1押圧力F1と第2押圧力F2の合力F4と逆方向の成分を含んでいる。【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に用いる定着装置に関する。
従来、加熱部材と、加熱部材に接触して加熱ニップを形成する定着ローラと、定着ローラと接触して定着ニップを形成するバックアップ部材を有する定着装置が知られている(特許文献1参照)。この定着装置は、定着ローラが加熱部材およびバックアップ部材に挟まれて配置されている。
特開2011−095306号公報
従来技術においては、定着ローラが加熱部材およびバックアップ部材(加圧部材)に挟まれて配置され、加熱部材およびバックアップ部材の双方から押圧されるので、定着ローラの軸受には、加熱部材と加圧部材の圧接力の合力がかかることとなる。
そこで、本発明は、定着ローラの軸受にかかる負荷を軽減することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の定着装置は、現像剤像が転写された記録シートに、現像剤像を熱定着させる定着装置であって、定着ローラと、定着ローラとの間で記録シートをニップする加圧部材と、定着ローラを挟んで加圧部材と反対側で定着ローラに接して定着ローラを加熱する加熱部材と、加圧部材を定着ローラに向けて第1押圧力で押圧する第1押圧部材と、加熱部材を定着ローラに向けて第2押圧力で押圧する第2押圧部材と、定着ローラの両端部を回転可能に支持する一対の軸受と、を備えている。
定着ローラは、駆動歯車に駆動される従動歯車を有している。従動歯車が駆動歯車から与えられる第3押圧力は、第1押圧力と第2押圧力の合力と逆方向の成分を含んでいる。
この構成によれば、定着ローラの従動歯車が駆動歯車から与えられる第3押圧力が、加圧部材を定着ローラに向けて押圧する第1押圧力と、加熱部材を定着ローラに向けて押圧する第2押圧力と、の合力と逆方向の成分を含むので、定着ローラの軸受にかかる負荷を軽減することができる。
本発明によれば、定着ローラの軸受にかかる負荷を軽減することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を簡略的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る定着装置を示す断面図である。 定着装置の分解斜視図である。 定着装置を左から見た図である。 定着装置を前から見た図である。 他の形態に係る定着装置を示す断面図である。 他の形態に係る定着装置を示す断面図(a)と各部材にかかる押圧力を示す図(b)である。
本発明の実施形態に係る現像装置について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1の全体構成を説明した後、本発明の特徴部分の詳細を説明することとする。
以下の説明において、方向は、図1に示す方向で説明する。具体的には、図1の右側を「前」とし、図1の左側を「後」とし、図1の紙面手前側を「左」とし、図1の紙面奥側を「右」とする。また、図1の上下方向を「上下」とする。
図1に示すように、カラープリンタ1は、本体筐体10内に、記録シートの一例としての用紙Pを供給する給紙部20と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部30と、搬送部90とを備えている。
給紙部20は、用紙Pを収容する給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Pを画像形成部30へ搬送する用紙搬送機構22とを備えている。
画像形成部30は、スキャナユニット40と、4つのプロセスカートリッジ50と、転写ユニット70と、定着装置100とを備えている。
スキャナユニット40は、本体筐体10内の上部に設けられ、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー、レンズおよび反射鏡などを備えている。スキャナユニット40は、レーザビームを各感光ドラム51の表面上に高速走査にて照射する。
プロセスカートリッジ50は、給紙部20の上方で前後方向に配列されており、感光ドラム51、現像ローラ53、図示しない帯電器およびトナー収容室などを備えて構成されている。
転写ユニット70は、給紙部20と4つのプロセスカートリッジ50との間に設けられ、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、搬送ベルト73と、転写ローラ74を備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後方向に離間して平行に配置され、その間に無端状の搬送ベルト73が張設されている。また、搬送ベルト73の内側には、各感光ドラム51との間で搬送ベルト73を挟持する転写ローラ74が、各感光ドラム51に対向して4つ配置されている。
定着装置100は、4つのプロセスカートリッジ50および転写ユニット70の後側に配置されている。定着装置100は、加熱部材110と、定着ローラ120と、加圧部材の一例としての加圧ローラ130を備えている。
この画像形成部30では、図示せぬ帯電器が、回転する感光ドラム51の表面を一様に帯電する。スキャナユニット40は、感光ドラム51の表面にレーザビームを出射して、感光ドラム51の表面を露光することで、感光ドラム51の表面に画像データに基づく静電潜像を形成する。
次いで、回転駆動される現像ローラ53が、感光ドラム51の静電潜像に現像剤であるトナーを供給して、感光ドラム51の表面上に現像剤像を形成する。その後、給紙部20から供給された用紙Pを、感光ドラム51と転写ローラ74との間で搬送することで、感光ドラム51上の現像剤像を用紙Pに転写する。次いで、定着装置100が、用紙Pに、現像剤像を熱定着させる。
搬送部90は、画像形成部30から排出された用紙Pを本体筐体10の外部に排出する。用紙Pは、第2搬送ローラ92および排出ローラ93によって本体筐体10の外部に排出されて排出トレイ12上に載置される。
図2に示すように、加熱部材110は、定着ローラ120に接して定着ローラ120を加熱するための部材である。加熱部材110は、定着ローラ120を挟んで加圧ローラ130と反対側に位置している。加熱部材110は、ベルトの一例としてのエンドレスベルト111と、ヒータの一例としてのハロゲンランプ112と、ニップ部材の一例としてのニップ板113と、反射板114と、ステイ115と、を備えている。
エンドレスベルト111は、耐熱性と可撓性を有する無端状のベルトであり、ニップ板113と定着ローラ120に挟まれて回転する。エンドレスベルト111は、定着ローラと接触することで熱伝達部HTを形成する。
ハロゲンランプ112は、ニップ板113およびエンドレスベルト111を加熱するヒータであり、ニップ板113のから所定の間隔をあけて配置されている。
ニップ板113は、左右方向に延びる長尺状の部材であり、筒状のエンドレスベルト111の内周面に摺接する面を有している。そして、このニップ板113は、ハロゲンランプ112から受けた輻射熱をエンドレスベルト111を介して定着ローラ120に伝達する。このニップ板113は、例えば、アルミニウム板などの金属板などで構成されている。
反射板114は、ハロゲンランプ112からの輻射熱をニップ板113に向けて反射する部材である。反射板114は、ハロゲンランプ112を取り囲むように、ハロゲンランプ112から所定の間隔をあけて配置されている。この反射板114によってハロゲンランプ112からの輻射熱をニップ板113に集めることで、ニップ板113およびエンドレスベルト111を速やかに加熱することができる。
ステイ115は、前後方向におけるニップ板113の両端部を反射板114を介して支持することでニップ板113の剛性を確保する部材である。ステイ115は、断面視略U字状に形成され、ハロゲンランプ112および反射板114を外側から囲うように配置されている。
定着ローラ120は、加熱部材110の下に配置されている。定着ローラ120は、中空の金属管からなるローラ軸121と、ローラ軸121の外周に形成されたゴム層からなるローラ本体122と、従動歯車の一例としての従動ギヤ123とを有している。
従動ギヤ123は、ローラ軸121の左端部に固定され、駆動歯車の一例としての駆動ギヤ124に係合している。駆動ギヤ124は、従動ギヤ123の、前側(用紙Pの搬送方向上流側)でかつ従動ギヤ123よりやや上方に配置されている。駆動ギヤ124は、図示しないモータから駆動力が伝達されて、図2における反時計回り、具体的には従動ギヤ123と係合する部分が加圧ローラ130に近づく方向に回転駆動する。
加圧ローラ130は、定着ローラ120の下に配置され、定着ローラ120との間で用紙Pをニップする部材である。加圧ローラ130は、中実の金属棒からなる加圧ローラ軸131と、ゴム層からなる加圧ローラ本体132とを有している。加圧ローラ本体132は、加圧ローラ軸131の外周に形成され、用紙Pに接している。加圧ローラ軸131の直径は、定着ローラ120のローラ軸121の直径よりも小さくなっている。また、加圧ローラ本体132のゴム層は、定着ローラ120のローラ本体122のゴム層よりも柔らかい材料で出来ており、定着ローラ120のローラ本体122のゴム層よりも厚みが大きくなっている。
加熱部材110、定着ローラ120および加圧ローラ130は直列に並んでいる。詳しくは、熱伝達部HTの中心Tは、定着ローラ120の回転中心Qと加圧ローラ130の回転中心Sを通る直線L1上に位置している。なお、熱伝達部HTの中心Tは、定着ローラ120の回転方向における中心である。
図3に示すように、加熱部材110は、ステイ115の左右両端部を支持する一対のステイカバー116をさらに備えている。ステイカバー116は、ステイ115を上方から覆うような断面視U字状をした部材である。ステイカバー116は、上部116Uと、上部116Uの前端から下方へ向けて延びる前部116Fと、上部116Uの後端から下方へ向けて延びる後部116Rとを有している。前部116Fおよび後部116Rの前後方向外側の面には、上下方向に延びる溝Mがある。
定着ローラ120の両端部には、ローラ軸121の外周を回転可能に支持する一対の軸受の一例としての、第1軸受125が配置されている。そして、左に配置された第1軸受125の外側に、ギヤプレート126が配置されている。
第1軸受125は、ローラ軸121の両端部を回転可能に支持している。第1軸受125は、左右方向に貫通する軸支孔125Aを有しており、軸支孔125Aがローラ軸121の両端部を回転可能に支持している。
ギヤプレート126は、従動ギヤ123および駆動ギヤ124を支持し、従動ギヤ123と駆動ギヤ124の軸間距離を規定する金属製の板状部材である。ギヤプレート126は、左右方向に貫通する2つの軸支孔126A,126Bを有しており、1つの軸支孔126Aはローラ軸121の左端部に固定された従動ギヤ123を回転可能に支持し、もう1つの軸支孔126Bは駆動ギヤ124に固定されたシャフト127を回転可能に支持している。
加圧ローラ130は、両端部が一対の第2軸受133によって軸支されている。各第2軸受133は、前後方向外側の面に上下方向に延びる溝Mを有している。
図4および図5に示すように、定着装置100は、サイドフレーム140と、加熱部材110を定着ローラ120に向けて押圧する第2押圧部材の一例としての上アーム150と、加圧ローラ130を定着ローラ120に向けて押圧する第1押圧部材の一例としての下アーム160をさらに備えている。
サイドフレーム140は、加熱部材110、定着ローラ120および加圧ローラ130がサイドフレーム140の左右方向外側に左右一対配置されている。サイドフレーム140は、前壁141と、後壁142と、前壁141および後壁142の下端を連結する連結部143とを有する板状のフレームである。前壁141は、後壁142と所定間隔をあけて離れており、前壁141と後壁142の間には、ガイド溝144が形成されている。ガイド溝144は、上下方向に直線状に延びている。
第1軸受125は、サイドフレーム140の前壁141および後壁142にそれぞれ固定されている。これにより、定着ローラ120は、サイドフレーム140に固定した位置で回転可能に支持されている。
ステイカバー116は、溝Mがガイド溝144に係合することで、サイドフレーム140に、上下方向にスライド可能に支持されている。第2軸受133は、溝Mがガイド溝144に係合することで、サイドフレーム140に、上下方向にスライド可能に支持されている。
上アーム150は、加熱部材110の両端部に対応して、サイドフレーム140の外側で、ステイカバー116の上に配置され、左右のステイカバー116を押圧する部材である。上アーム150は、前後方向に長く延びる部材であり、上アーム本体部151と、上アーム本体部151の中央部分から下方に突出する上アーム突出部152と、を有している。
上アーム突出部152は、下に向けて凸となる円筒面を有している。上アーム本体部151の前端部153は、サイドフレーム140の前壁141に揺動可能に支持されている。上アーム本体部151の後端部には、第1引張バネB1と係合するバネ係合部154が設けられている。第1引張バネB1は、上端がバネ係合部154に係合し、下端がサイドフレーム140に配置されたバネ係合部145に係合している。
上アーム150は、第1引張バネB1に常時引っ張られていることで、加熱部材110を定着ローラ120に向けて第2押圧力F2で押圧している。なお、一対の上アーム150は、左右のステイカバー116を等しい押圧力F2で押圧している。
下アーム160は、加圧ローラ130の両端部に対応して、サイドフレーム140の外側で第2軸受133の下に配置され、左右の第2軸受133を押圧する部材である。下アーム160は、前後方向に長く延びる部材であり、下アーム本体部161と、下アーム本体部161の中央部分から上方に突出する下アーム突出部162と、を有している。
下アーム突出部162は、上に向けて凸となる円筒面を有している。下アーム本体部161の前端部163は、サイドフレーム140の前壁141に揺動可能に支持されている。下アーム本体部161の後端部には、第2引張バネB2と係合するバネ係合部164が配置されている。第2引張バネB2は、上端がバネ係合部164に係合し、下端がサイドフレーム140に配置されたバネ係合部146に係合している。
下アーム160は、第2引張バネB2に常時引っ張られていることで、加圧ローラ130を定着ローラ120に向けて第1押圧力F1で押圧している。なお、一対の下アーム160は、左右の第2軸受133を等しい押圧力F1で押圧している。
第1押圧力F1は、直線L1と平行で上方を向いている。第2押圧力F2は、直線L1と平行で下方を向いている。そして、第1押圧力F1は、第2押圧力F2よりも大きくなっている。このため、第1押圧力F1と第2押圧力F2の合力F4は、直線L1と平行で上方を向いている。
従動ギヤ123の回転中心Qと駆動ギヤ124の回転中心Rを通る直線L3と、直線L1および定着ローラ120の回転軸線に直交する直線L2とがなす角度αは従動ギヤ123および駆動ギヤ124の歯車の圧力角と同じ角度になっている。例えば、歯車の圧力角が20°である場合には、角度αは20°となっている。このため、第3押圧力F3は、直線L1と平行で下方を向いている。第3押圧力F3は、第1押圧力F1と第2押圧力F2の合力F4と逆方向を向いている。そして、第1押圧力F1は、第2押圧力F2と第3押圧力F3との合力よりも大きくなっている。
以上のように構成された本実施形態の定着装置100によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
第1引張バネB1が上アーム150を下方に引っ張ることで、上アーム150が下方に付勢され、上アーム突出部152がステイカバー116の上部116Uを下方に向けて押圧する。これにより、加熱部材110が定着ローラ120を第2押圧力F2で押圧する。一方、第2引張バネB2が下アーム160を上方に引っ張ることで、下アーム160が上方に付勢され、下アーム突出部162が第2軸受133を上方に向けて押圧する。これにより、加圧ローラ130が定着ローラ120を第1押圧力F1で押圧する。
このとき、第1押圧力F1と第2押圧力F2の合力F4が上方を向いているので、定着ローラ120の第1軸受125の軸支孔125Aの上面に第1押圧力F1と第2押圧力F2の合力F4の負荷がかかる。
駆動ギヤ124が図4の反時計回りに回転すると、従動ギヤ123が駆動ギヤ124に動かされて時計回りに回転する。従動ギヤ123は、駆動ギヤ124に動かされるときに、圧力角方向、つまり、下方に第3押圧力F3を受ける。
第3押圧力F3は、第1押圧力F1と第2押圧力F2の合力F4と180°逆方向を向いているので、駆動ギヤ124に駆動力が入力されたとき、第3押圧力F3は、軸支孔125Aの上面に作用する合力F4の一部を効率的に打ち消す。このため、第1軸受125の軸支孔125Aの上面にかかる負荷が軽減される。
そして、第1押圧力F1が第2押圧力F2よりも大きいので、定着装置100は、ニップ圧を大きく確保できる。また、第2押圧力F2が小さいことでエンドレスベルト111がニップ板113に対し滑りやすくできる。
第1押圧力F1は、第2押圧力F2と第3押圧力F3との合力よりも大きいので、定着ローラ120は、駆動ギヤ124から駆動力を与えられているときと、与えられていないときのどちらの場合においても、加圧ローラ130側から受ける押圧力F1が大きい。このため、駆動力がある場合とない場合の双方において、定着ローラ120のローラ軸121は第1軸受125に対し上に押しつけられ、第1軸受125にかかる負荷の方向が大きく変わることはない。
定着ローラ120、加圧ローラ130および加熱部材110は、直列に並んでいるので、これらが互いに押圧する力はすべて直線L1と平行であり、第1軸受125にかかる第1押圧力F1と第2押圧力F2の合力を小さくすることができる。
下アーム160は、加圧ローラ130の両端部に対応して配置され、各下アーム160が両端部を等しい押圧力F1で押圧するので、加圧ローラ130の左右の押圧力が等しくなり、加圧ローラ130は、安定して用紙Pをニップすることができる。また、上アーム150は、加熱部材110の両端部に対応して配置され、各上アーム150が両端部を等しい押圧力F2で押圧するので、加熱部材110と定着ローラ120が接触する部分の左右の押圧力が等しくなり、加熱部材110は、定着ローラ120を均等に加熱することができる。
定着ローラ120のローラ軸121は、中空の金属管であるので、ローラ軸121の熱容量が低くなり、ローラ軸121から熱が逃げにくい。ローラ軸121から熱が逃げにくいので、定着ローラ120は、加熱部材110からの熱を効率的にニップ部へ伝えることができる。また、定着ローラ120のローラ本体122は、ゴム層からなるので、加熱部材110からの熱を効率的にニップ部へ伝えることができる。
駆動ギヤ124および従動ギヤ123は、駆動ギヤ124と従動ギヤ123の軸間距離を規定するギヤプレート126に支持されているので、駆動ギヤ124と従動ギヤ123の軸間距離を一定に保つことができ、回転が安定する。
加圧ローラ130のゴム層が定着ローラ120のゴム層より柔らかく、厚みが大きいので、定着ローラ120と加圧ローラ130のニップ幅を大きくできる。また、定着ローラ120のゴム層が加圧ローラ130のゴム層よりも硬いことで、用紙Pを安定して搬送することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造となる部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
図4に示した実施形態では、第1押圧力F1が第2押圧力F2よりも大きい構成であったが、本発明はこれに限定されず、第1押圧力F1が第2押圧力F2よりも小さい構成であってもよい。
例えば、図6に示す定着装置200は、駆動ギヤ224が従動ギヤ123の後側(用紙Pの搬送方向下流側)でかつ従動ギヤ123のやや下側に配置されている。従動ギヤ123の回転中心Qと駆動ギヤ224の回転中心Rを結んだ直線L3と、直線L2とがなす角度αは、従動ギヤ123および駆動ギヤ224の歯車の圧力角と同じになっている。そして、第1押圧力F1は第2押圧力F2よりも小さい。
この構成では、第1押圧力F1と第2押圧力F2の合力F4は、直線L1と平行で下方を向くので、定着ローラ120の軸受の軸支孔の下面に負荷がかかる。そして、駆動ギヤ224が従動ギヤ123に与える第3押圧力F3は、直線L1と平行で上方を向く。つまり、第3押圧力F3は、第1押圧力F1と第2押圧力F2の合力F4と逆方向の成分を含むので、定着装置200においても、駆動ギヤ224に駆動力が与えられたとき、定着ローラ120の軸受にかかる負荷を軽減することができる。
図4および図6に示した実施形態では、加熱部材、定着ローラおよび加圧ローラが直列に並ぶ構成であったが、本発明はこれに限定されず、加熱部材、定着ローラおよび加圧ローラが直列に並んでいなくともよい。
例えば、図7(a)に示す定着装置300は、加熱部材310が定着ローラ120の後側(用紙Pの搬送方向下流側)に配置されている。詳しくは、熱伝達部HTの中心Tが、定着ローラ120の回転中心Qと加圧ローラ130の回転中心Sを結ぶ直線L1よりも後側に位置している。このとき、加熱部材310を定着ローラ120に向けて押圧する第2押圧力F2は、直線L1から後ろに角度β傾き、下方を向いている。駆動ギヤ324は、従動ギヤ123の前側(用紙Pの搬送方向上流側)に配置されている。そして、駆動ギヤ324の回転中心Rは、直線L2上に位置している。
このように構成された定着装置300では、図7(b)に示すように、第1押圧力F1が第2押圧力F2よりも大きいので、第1押圧力F1と第2押圧力F2の合力F4は、やや前寄りの上方を向いている。そして、第3押圧力F3は、やや後側(用紙Pの搬送方向下流側)の下方を向いている。詳しくは、第3押圧力F3は、直線L1に対し角度α(αは歯車の圧力角と同じ角度)傾いた方向を向いている。このため、第3押圧力F3が、第1押圧力F1と第2押圧力F2の合力F4と逆方向の成分を含んでいるので、定着ローラ120に駆動力が与えられたとき、合力F4の一部を打ち消す。このため、定着ローラ120の軸受にかかる負担が軽減される。また、第1押圧力F1は、第2押圧力F2と第3押圧力F3の第2押圧力F2方向の成分との合力よりも大きいので、定着ローラ320は、駆動ギヤ324から駆動力を与えられているときと、与えられていないときの双方において、定着ローラのローラ軸は軸受に対し上に押しつけられ、軸受にかかる押圧力の方向が大きく変わることはない。
前記各実施形態では、定着ローラのローラ軸が中空であったが、本発明はこれに限定されず、中実であってもよい。
前記各実施形態では、加圧ローラの加圧ローラ軸が中実であったが、本発明はこれに限定されず、中空であってもよい。
前記各実施形態では、定着ローラの軸受がローラ軸の外周を支持していたが、本発明はこれに限定されず、ローラ軸の内周を支持してもよい。
前記各実施形態では、ステイを覆うステイカバーを配置していたが、本発明はこれに限定されず、ステイカバーを配置しない構成としてもよい。この場合、上アームがステイを直接押圧することにより、加熱部材を定着ローラに押し付けることができる。
前記各実施形態では、定着ローラの従動ギヤがローラ軸の左端部に配置されていたが、本発明はこれに限定されず、右端部に配置されていてもよく、両端部に配置されていてもよい。
前記各実施形態では、カラープリンタに本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えばモノクロプリンタ、複写機、複合機などに本発明を適用してもよい。
前記各実施形態では、加熱部材としてベルト状の回転体を例示したが、本発明はこれに限定されず、加熱部材は、例えば加熱ローラであってもよい。
前記各実施形態では、加圧部材として加圧ローラを例示したが、本発明はこれに限定されず、加圧部材は、例えばベルト状の回転体であってもよい。
前記各実施形態では、ヒータとしてハロゲンランプを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば抵抗発熱体や誘導加熱体であってもよい。
また、前記各実施形態で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 カラープリンタ
100 定着装置
110 加熱部材
120 定着ローラ
123 従動ギヤ
124 駆動ギヤ
125 第1軸受
126 ギヤプレート
130 加圧ローラ
140 サイドフレーム
150 上アーム
160 下アーム

Claims (13)

  1. 現像剤像が転写された記録シートに、現像剤像を熱定着させる定着装置であって、
    定着ローラと、
    前記定着ローラとの間で記録シートをニップする加圧部材と、
    前記定着ローラを挟んで前記加圧部材と反対側で前記定着ローラに接して前記定着ローラを加熱する加熱部材と、
    前記加圧部材を前記定着ローラに向けて第1押圧力で押圧する第1押圧部材と、
    前記加熱部材を前記定着ローラに向けて第2押圧力で押圧する第2押圧部材と、
    前記定着ローラの両端部を回転可能に支持する一対の軸受と、を備え、
    前記定着ローラは、駆動歯車に駆動される従動歯車を有し、
    前記従動歯車が前記駆動歯車から与えられる第3押圧力は、前記第1押圧力と前記第2押圧力の合力と逆方向の成分を含むことを特徴とする定着装置。
  2. 前記第1押圧力は、前記第2押圧力よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記第1押圧力は、前記第2押圧力と前記第3押圧力の前記第2押圧力方向の成分との合力よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記定着ローラ、前記加圧部材および前記加熱部材は、直列に並ぶことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記第3押圧力の方向は、前記第1押圧力と前記第2押圧力のうち大きい方と平行であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記第1押圧部材は、前記加圧部材の両端部に対応して配置され、前記両端部を等しい押圧力で押圧し、
    前記第2押圧部材は、前記加熱部材の両端部に対応して配置され、前記両端部を等しい押圧力で押圧することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記定着ローラは、前記軸受に支持されるローラ軸および記録シートに接するローラ本体を有し、
    前記ローラ軸は、中空の金属管であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記ローラ本体は、前記ローラ軸の外周に形成されたゴム層からなることを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
  9. 前記軸受は、前記ローラ軸の外周を支持していることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の定着装置。
  10. 前記加熱部材は、ニップ部材と、前記ニップ部材と定着ローラに挟まれて回転するベルトを有することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の定着装置。
  11. 前記加熱部材は、前記ニップ部材を加熱するヒータを有することを特徴とする請求項10に記載の定着装置。
  12. 前記加圧部材は、中実の金属棒からなり前記第1押圧部材に押圧される加圧ローラ軸と、前記加圧ローラ軸の外周に形成されたゴム層からなり記録シートに接する加圧ローラ本体を有することを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の定着装置。
  13. 前記駆動歯車および前記従動歯車は、前記駆動歯車と前記従動歯車の軸間距離を規定するギヤプレートに支持されていることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の定着装置。
JP2017006510A 2017-01-18 2017-01-18 定着装置 Pending JP2018116129A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017006510A JP2018116129A (ja) 2017-01-18 2017-01-18 定着装置
US15/868,512 US10185262B2 (en) 2017-01-18 2018-01-11 Fixing device having pressing member and gear arrangement

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017006510A JP2018116129A (ja) 2017-01-18 2017-01-18 定着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018116129A true JP2018116129A (ja) 2018-07-26

Family

ID=62838291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017006510A Pending JP2018116129A (ja) 2017-01-18 2017-01-18 定着装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10185262B2 (ja)
JP (1) JP2018116129A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7510109B2 (ja) 2020-03-19 2024-07-03 株式会社リコー 加熱装置、定着装置、乾燥装置、被覆装置、熱圧着装置、画像形成装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3845150B2 (ja) 1996-08-07 2006-11-15 ペンタックス株式会社 定着装置
JPH11249481A (ja) 1998-02-27 1999-09-17 Ricoh Co Ltd 定着装置
CN100442160C (zh) * 2003-11-28 2008-12-10 京瓷美达株式会社 定影装置
US8463167B2 (en) * 2007-11-09 2013-06-11 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus and image heating rotational body to be mounted on the image heating apparatus
JP2011095306A (ja) 2009-10-27 2011-05-12 Canon Inc 定着装置
JP5743525B2 (ja) * 2010-12-16 2015-07-01 キヤノン株式会社 定着装置
JP5754270B2 (ja) * 2011-07-07 2015-07-29 富士ゼロックス株式会社 定着装置及び画像形成装置
KR101603021B1 (ko) * 2011-07-14 2016-03-11 캐논 가부시끼가이샤 화상 가열 장치
JP2014109596A (ja) 2012-11-30 2014-06-12 Canon Inc 滑り軸受及び定着装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7510109B2 (ja) 2020-03-19 2024-07-03 株式会社リコー 加熱装置、定着装置、乾燥装置、被覆装置、熱圧着装置、画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20180203391A1 (en) 2018-07-19
US10185262B2 (en) 2019-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5533336B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6108731B2 (ja) 画像形成装置
JP2014052456A5 (ja)
JP6417693B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2015068907A (ja) 定着装置
JP5029141B2 (ja) 画像形成装置
JP5966993B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2018116129A (ja) 定着装置
US11156947B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP2014191039A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6082708B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2017156407A (ja) 像加熱装置
JP6646875B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6520258B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
CN210895000U (zh) 定影装置以及图像形成装置
JP6122797B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US10088787B1 (en) Fixing device
JP6969323B2 (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP4265458B2 (ja) 定着装置
JP2018205634A (ja) 定着装置
KR101282260B1 (ko) 정착기 및 이를 포함하는 화상형성장치
WO2020217802A1 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2017207608A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2021189449A (ja) 像加熱装置
JPH11249481A (ja) 定着装置