JP2018115704A - 中空状動力伝達シャフト - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性の向上、コスト低減、及び生産管理の負荷低減等を達成可能な中空状動力伝達シャフトを提供する。
【解決手段】一対の軸部材と、この一対の軸部材間に介在されて各軸部材とそれぞれ一体接合される中間筒体とからなり、各軸部材の端部に等速自在継手が接続される中空状動力伝達シャフトである。一対の軸部材の軸方向長さを同一長さに設定され、かつ一対の軸部材は内外径寸法が中間筒体の内外寸法と同一である筒状接合部を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、等速自在継手等に連結される中空状動力伝達シャフトに関する。
例えば、自動車の動力伝達系において、減速装置(デファレンシャル)から駆動輪に動力を伝達する動力伝達シャフトが用いられる。動力伝達シャフトの一方の端部にて摺動式等速自在継手が接続され、動力伝達シャフトの他方の端部にて固定式等速自在継手が接続され、ドライブシャフトが構成される。
この場合、摺動式等速自在継手を介して減速装置側に連結し、その他端部、いわゆる固定側等速自在継手を介して駆動輪側に連結することになる。この動力伝達シャフトとしては、従来、また現在においても、中実シャフトが多く採用されている。しかしながら、自動車の軽量化、動力伝達シャフトの剛性増大による機能向上、曲げ一次固有振動数のチューニング最適化による車室内の静粛性向上の観点から、近時では、動力伝達シャフトを中空化する要求が増えてきている。
従来には、例えば、パイプ素材に絞り加工を施して、軸方向中間部に大径部、軸方向両側部に小径部を有する中空状シャフト素材を成形し、この中空状シャフト素材に必要に応じて所要の機械加工を施した後、熱処理を施すことによって、中空状動力伝達シャフトが製造される(特許文献1)。
また、特許文献2には、中実の棒材を冷間鍛造して形成された一対のスタブシャフトの中空端面同士を接合して成形してなる中空状動力伝達シャフト(2ピース型)、さらには、一対のスタブシャフトと、このスタブシャフト間に配設されるパイプ材とからなる中空状動力伝達シャフト)(3ピース型)が開示されている。
特開2007−075824号公報 特開2001−315539号公報
特許文献1に示す中空状動力伝達シャフトは、一体型中空シャフトである。このような一体型中空シャフトは、スウェージング加工等で加工されている。このため、金型費、設備費等に多額の費用が掛かり、さらに原材料にパイプ材を使用するが、パイプ材は中実棒材に比べてコスト高であり、材料コストが高くつく。
そのため、このような一体型中空シャフトは、製造単価が高くなって多品種少量生産の車両用中間軸には不適当であり、汎用性に劣る。また、パイプ材からシャフトを成形した後、中央部の内面のキズや欠陥の有無、大小を検査することが難しく、これがシャフト全体の品質管理の工数を多くし、高精度な検査を難しくしている。また、顧客から製造依頼があった場合、試作期間等を必要として、リードタイムが長くなっていた。
また、特許文献2に記載のように、3ピース型では、スタブシャフト及びパイプ材としては、等速自在継手毎、延いては車両毎に異なる形状(径寸法、軸方向長さ)のものを用いる必要がある。
すなわち、軽量化要求、車両振動問題に対応する為の曲げ固有振動数のチューニング、トルクステア等を防ぐ為の剛性値のチューニングが必要となってくる為、中央部のパイプについても、様々な径が必要となってくる。それに合わせて、ステム部接合部径についても、様々な径が必要となる。このため、車種毎に様々なステム部、パイプの仕様が存在していた。このため、生産性に劣るとともに、コスト高となっていた。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みて、生産性の向上、コスト低減、及び生産管理の負荷低減等を達成可能な中空状動力伝達シャフトを提供するものである。
本発明の中空状動力伝達シャフトは、一対の軸部材と、この一対の軸部材間に介在されて各軸部材とそれぞれ一体接合される中間筒体とからなり、各軸部材の端部に等速自在継手が接続される中空状動力伝達シャフトであって、一対の軸部材の軸方向長さが同一長さに設定され、かつ一対の軸部材は内外径寸法が中間筒体の内外径寸法と同一である筒状接合部を有するものである。
本発明の中空状動力伝達シャフトによれば、軸部材(ステム部)はジョイントサイズ1つに対して1つの仕様となり、軸部材(ステム部)の品種統合を図ることができる。また、中間筒体についても、ジョイントサイズ1つに対して1つの内外径のものを調達すればよく、中間筒体も品種統合を図ることができる。この場合、一対の軸部材は同一仕様であるのが好ましい。一対の軸部材を同一仕様とすることによって、安定して品種統合を図ることができる。
一対の軸部材は、中間筒体側の外径が中間筒体の外径と同一となる接合部と、この接合部位よりも小径の軸部材本体部と、軸部材本体部と接合部と連設する連設部とを有し、中間筒体の外径をDとし、軸部材本体部をdとしたときに、D=0.52×d+Cとし、Cを、15.92〜23.09とするのが好ましい。このように設定することによって、既存の(量産されている)中空状動力伝達シャフトと対応するシャフトとすることができる。
軸部材と中間筒体とは、電子ビーム溶接にて接合一体化されていても、レーザ溶接にて接合一体化されていてもよい。ここで、電子ビーム溶接は、陰極をフィラメントで加熱することによって放出される熱電子を利用したもので、この熱電子を電圧差で作った電磁場を利用して加速させ、溶接対象物に衝突させたときに生じる衝撃発熱を利用して溶接を行う方法である。また、レーザ溶接とは、レーザ光を熱源として主として金属に集光した状態で照射し、金属を局部的に溶融・凝固させることによって接合する方法のことである。
軸部材が鍛造加工品にて構成されているのが好ましい。
本発明では、軸部材及び中間筒体の品種統合が可能となって、生産性の向上、及びコスト低減が可能となる。また、部材の品種の減少によって、生産管理の負荷を低減することができる。
接合手段として電子ビーム溶接を用いた本発明の中空状動力伝達シャフトの半裁断面図である。 中空状動力伝達シャフトを用いたドライブシャフトの断面図である。 本発明の短尺の中空状動力伝達シャフトの半裁断面図である。 本発明の長尺の中空状動力伝達シャフトの半裁断面図である。 接合手段としてレーザ溶接を用いた本発明の中空状動力伝達シャフトの半裁断面図である。 接合手段として摩擦圧接を用いた本発明の中空状動力伝達シャフトの半裁断面図である。 本発明の中空状動力伝達シャフトの製造方法を示す工程図である。 旋削工程前の軸部材の側面図である。 軸部材の品種統合例を示すブロック図である。
以下本発明の実施の形態を図1〜図9に基づいて説明する。図2は、本発明に係る中空状動力伝達シャフトを用いたドライブシャフトを示す。固定式等速自在継手1と、摺動式等速自在継手2と、これらの等速自在継手を連結する中空状動力伝達シャフトSとを備える。この図例では、固定式等速自在継手にバーフィールド型等速自在継手を用い、摺動式等速自在継手にトリポード型等速自在継手を用いている。
固定式等速自在継手1は、軸方向に延びる複数のトラック溝3が内球面4に形成された外側継手部材5と、軸方向に延びる複数のトラック溝6が外球面7に形成された内側継手部材8と、外側継手部材5のトラック3と内側継手部材8のトラック6との間に介在してトルクを伝達する複数のボール9と、外側継手部材5の内球面4と内側継手部材8の外球面7との間に介在してボール9を保持するケージ10とを備えている。
摺動式等速自在継手2は、内周に軸線方向に延びる三本の溝11を設けると共に各溝11の内側壁に互いに対向するローラ案内面11aを設けた外側継手部材12と、半径方向に突出した3つの脚軸13を備えた内側継手部材としてのトリポード部材14と、前記脚軸13に回転自在に支持されると共に外側継手部材の溝11に転動自在に挿入されたトルク伝達手段としてのローラ15とを備える。この場合、ローラ15は脚軸13の外径面に周方向に沿って配設される複数のころ16を介して外嵌されている。なお、トリポード部材14は、ボス部17と、このボス部17から径方向に伸びる前記脚軸13とからなる。
中空状動力伝達シャフトSは、その両端部に雄スプライン(スプライン軸)21a,21bが形成され、一方の雄スプライン21aが固定式等速自在継手1の内側継手部材8に嵌入され、他方の雄スプライン21bが摺動式等速自在継手2のトリポード部材14に嵌入される。内側継手部材8の軸心孔22に雌スプライン(スプライン孔)23が形成され、シャフトSの一方の雄スプライン21aが内側継手部材8の軸心孔22に嵌入されて、雌スプライン(スプライン孔)23に噛合する。また、シャフトSの他方の雄スプライン(スプライン軸)21bがトリポード部材14のボス部17の軸心孔24に嵌入されて、この軸心孔24の雌スプライン(スプライン孔)25に噛合する。
そして、固定式等速自在継手1には外側継手部材5の開口部を密封するためのブーツ30Aが付設され、摺動式等速自在継手2には外側継手部材12の開口部を密封するためのブーツ30Bが付設されている。ブーツ30A,30Bは、大径の取付部30aと、小径の取付部30bと、大径の取付部30aと小径の取付部30bとを連結する屈曲部を構成する蛇腹部30cとからなる。ブーツ30A,30Bの大径の取付部30aは外側継手部材12,5の開口部側の外径面に形成されるブーツ装着部31,31で締結バンド32により締め付け固定され、その小径の取付部30bはシャフトSの所定部位(ブーツ装着部33,33)で締結バンド32により締め付け固定されている。
中空状動力伝達シャフトSは、図1に示すように、一対の軸部材40(40A,40B)と、この一対の軸部材40(40A,40B)間に介在される中間筒体41とからなる。一対の軸部材40(40A,40B)は、端部に雄スプライン21a(21b)が有する本体部42と、内外径寸法が中間筒体41の内外径寸法が同一に設定される筒状接合部43と、この筒状接合部43と本体部42とを連設するテーパ状の連設部44とからなる。この場合、本体部42の外径寸法は、中間筒体41の外径寸法よりも小さく設定されている。また、一対の軸部材40(40A,40B)は、筒状接合部43以外、すなわち、本体部42と連設部44とが中実体にて構成されている。
一対の軸部材40(40A,40B)の本体部42には、雄スプライン21a、21b以外に、ブーツ装着部33,33の周方向凹溝45,45が形成される。また、雄スプライン21a、21bの端部には、抜け止め用の止め輪46,47(図2参照)が嵌合される周方向凹溝48,48が設けられている。
一方の軸部材40Aと中間筒体41とは、軸部材40Aの筒状接合部43の端面43aと中間筒体41の一方の端面41aとが突き合わされて接合手段を介して接合されている。また、他方の軸部材40Bと中間筒体41とは、軸部材40Bの筒状接合部43の端面43bと中間筒体41の一方の端面41bとが突き合わされて接合手段を介して接合されている。この場合の接合手段としては、電子ビーム溶接である。ここで、電子ビーム溶接は、陰極をフィラメントで加熱することによって放出される熱電子を利用したもので、この熱電子を電圧差で作った電磁場を利用して加速させ、溶接対象物に衝突させたときに生じる衝撃発熱を利用して溶接を行う方法である。なお、図1のWaは電子ビーム溶接にて形成された接合部Wを示している。
このシャフトSは、中間筒体41の外径をDとし、軸部材本体部42の外径をdとしたときに、D=0.52×d+Cとし、Cを、15.92〜23.09としている。この寸法設定は、次の表1に基づくものである。
この表1は、軸部径(軸部材の本体部の外径)と素管径(中間筒体41の外径)との関係を示している。D=0.52×d+23.09は、既存のトライブシャフトの量産品の上限を示し、D=0.52×d+15.92は、既存のトライブシャフトの量産品の下限を示している。このため、0.52×d+15.92≦D≦0.52×d+23.09に設定すれば、既存のトライブシャフトの量産品に対応することになる。
ところで、中空状動力伝達シャフトSとしては、軸方向長さが相違する中間筒体41を用いれば、図3に示すようないわゆる短尺の中空状動力伝達シャフトSや図4に示すようないわゆる長尺の中空状動力伝達シャフトSを構成できる。すなわち、図3に示す中空状動力伝達シャフトSと図4に示す中空状動力伝達シャフトSとは、各軸部材40(40A,40B)の長さ寸法(軸方向長さ)それぞれ同一の寸法Aとして、図3に示す中空状動力伝達シャフトSの中間筒体41の軸方向長さをL1とし、図4に示す中空状動力伝達シャフトSの中間筒体41の軸方向長さをL2としときに、L1<L2となっている。このため、中間筒体41を変更することによって、種々の長さ(軸方向長さ)の中空状動力伝達シャフトSを構成できる。
図5は、接合手段として、レーザ溶接を用いた場合を示している。ここで、レーザ溶接とは、レーザ光を熱源として主として金属に集光した状態で照射し、金属を局部的に溶融・凝固させることによって接合する方法のことである。なお、図5において、Wbはレーザ溶接にて形成された接合部Wを示している。
図6では、接合手段として、摩擦圧接を用いた場合を示している。ここで、摩擦圧接とは、接合する部材(たとえば金属や樹脂など)を高速で擦り合わせ、 そのとき生じる摩擦熱によって部材を軟化させると同時に圧力を加えて接合する方法である。なお、図6において、Wcはレーザ溶接にて形成された接合部Wを示している。
次に、図7は、この中空状動力伝達シャフトSの製造工程を示し、この場合、ステム材(軸部材40)の製造工程と、素管材(中間筒体41)の製造工程と、ステム材(軸部材40)と素管材(中間筒体41)とを接合する工程がある。
ステム材(軸部材40)の製造工程は、素材であるバー材を所定寸(所定の軸方向長さ)に切断する切断工程S1sと、鍛造加工工程S2sと、旋削工程S3sとがある。素材としては、例えば、炭素濃度が低い浸炭材(SCrやSCM等)、炭素濃度が0.25%〜0.6%の中炭素鋼(S30cやS55C等)、合金鋼(SAE1535M等)等がある。鍛造加工工程S2sにて、図8に示す加工品が形成される。すなわち、雄スプライン21a、21b、周方向凹溝45,48を有しない軸部材40Sを形成する。このため、この軸部材40Sは、本体部42を構成する本体部構成部42Sと、筒状接合部43を構成する接合部構成部43Sと、連設部44を構成する連設部構成部44Sとからなる。このため、本体部構成部42Sの外径寸法dsが、形成後のシャフトSの本体部42の外径寸法dと同一で、接合部構成部43Sの外径寸法d1sが、中間筒体41の外径寸法Dと同一に設定されている。
旋削工程S3sは、雄スプライン形成工程、周方向凹溝形成工程、接合部形成工程とがある。雄スプライン形成工程は雄スプライン21a,21bを形成する部位において、その径(外径)をスプライン下径とする切削を行い、このスプライン下径に転造加工(又はプレス加工)にて雄スプライン21(21a、21b)を形成する。周方向凹溝形成工程は、周方向凹溝を旋削加工する工程である。接合部形成工程は、筒状接合部43の仕上げ加工である。なお、鍛造加工工程S2sを行わない場合、外径旋削を行うことになる。
素管材(中間筒体)製造工程は、素管切断工程S1pと、旋削加工工程S2pとがある。素管切断工程S1pは、所定寸(所定の軸方向長さ)に長尺の素管を切断する工程である。旋削加工工程S2pは中間筒体の接合部(軸部材と接合する部位)の旋削による仕上げ工程である。
このように形成された軸部材40(40A,40B)と中間筒部41とが接合工程(この場合、溶接工程S4)を行って、一対の軸部材40A,40B間に中間筒部41が介在されたシャフトSを形成する。その後、熱処理工程S5を行う。熱処理工程S5としては、浸炭焼入れや高周波焼入れ等がある。また、熱処理範囲としては、シャフトSの全長に渡っても、雄スプライン21a、21bのみであっても、雄スプライン21a、21bと中空部位等であってもよい。
ところで、例えば、図9に示すように、一の軸部材40A、40Bに対して、中間筒体41を複数種揃えれば、複数種の中空状動力伝達シャフトSを形成することができる。すなわち、軸部材40A、40Bを一つの品番(S001)に対して、中間筒体41を複数種の品番(P001,P002,P003,P004、P005・・・・・P(n))のものを揃えれば、製品として、複数種の品番(A001,A002,A003,A004、A005・・・・・A(n))のものを形成することができる。
中間筒体41の複数種とは、内外径が軸部材40(40A,40B)の筒状接合部43の内外径と同一であって、軸方向長さが相違するものである。すなわち、車両によって、用いるドライブシャフトの軸方向長さが相違するものであるので、各車両に対応する長さのシャフトSを安定して製造することができる。
本発明の中空状動力伝達シャフトSでは、軸部材40(40A,40B)(ステム部)はジョイントサイズ1つに対して1つの仕様となり、つまり中間筒体41の両端の軸部材40(40A,40B)は同一仕様の軸部材となり、軸部材40(40A,40B)の品種統合を図ることができる。また。中間筒体41についても、ジョイントサイズ1つに対して1つの内外径のものを調達すればよく、中間筒体41も品種統合を図ることができる。すなわち、軸部材40(40A,40B)及び中間筒体41の品種統合が可能となって、生産性の向上、及びコスト低減が可能となる。また、部材の品種の減少によって、生産管理の負荷を低減することができる。軸部材40Aと軸部材40Bとを同一仕様とすることによって、安定して品種統合を図ることができる。
中間筒体41の外径をDとし、軸部材本体部42の外径をdとしたときに、D=0.52×d+Cとし、Cを、15.92〜23.09とすることによって、既存の(量産されている)中空状動力伝達シャフトと対応する中空状動力伝達シャフトSとすることができる。
軸部材40(40A,40B)と中間筒体41との接合手段としては、電子ビーム溶接であっても、レーザ溶接であっても、摩擦接合であってもよいので、用いる材質等に応じてその接合手段を選択できる。このため、軸部材と中間筒体とを最適な接合手段にて接合一体化でき、強度的に安定する。
また、軸部材40(40A,40B)として、鍛造加工にて製作したり、切削加工にて製作したりでき、生産性に優れる。さらには、軸部材40(40A,40B)と中間筒体41を、浸炭材、中炭素鋼、合金鋼等にて構成でき、材質の選択の自由度が高く、使用する部位等に応じた材質の中空状動力伝達シャフトSを安定して構成できる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、適用(使用)する部位として、ドライブシャフトに限るものではなく、プロペラシャフトであっても、さらには、後輪駆動車の駆動軸に限るものではなく、前輪駆動車および4WD車のフロント駆動軸であってもよい。また、このような自動車の動力伝達系以外にも、回転するシャフトを有する種々の一般機械、電気機械、又は輸送機械等にも使用可能である。
図2に示すドライブシャフトにおいて、固定式等速自在継手1として、前記実施形態では、バーフィールドタイプであったが、アンダーカットフリータイプの固定式等速自在継手であってもよく、摺動式等速自在継手2としても、トリポードタイプに限らず、ダブルオフセットタイプやクロスグルーブタイプの摺動式等速自在継手であってもよい。また、摺動式等速自在継手としてトリポードタイプを用いる場合、シングルローラタイプであっても、ダブルローラタイプであってもよい。
40、40A、40B 軸部材
41 中間筒体
42 本体部
43 筒状接合部
44 連設部
S 中空状動力伝達シャフト
M 接合部

Claims (6)

  1. 一対の軸部材と、この一対の軸部材間に介在されて各軸部材とそれぞれ一体接合される中間筒体とからなり、各軸部材の端部に等速自在継手が接続される中空状動力伝達シャフトであって、
    一対の軸部材の軸方向長さを同一長さに設定され、かつ一対の軸部材は内外径寸法が中間筒体の内外寸法と同一である筒状接合部を有することを特徴とする中空状動力伝達シャフト。
  2. 一対の軸部材は同一仕様であることを特徴とする請求項1に記載の中空状動力伝達シャフト。
  3. 一対の軸部材は、前記筒状接合部と、この接合部位よりも小径の軸部材本体部と、軸部材本体部と接合部と連設する連設部とを有し、中間筒体の外径をDとし、軸部材本体部をdとしたときに、D=0.52×d+Cとし、Cを、15.92〜23.09としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の中空状動力伝達シャフト。
  4. 軸部材と中間筒体とは、電子ビーム溶接にて接合一体化されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の中空状動力伝達シャフト。
  5. 軸部材と中間筒体とは、レーザ溶接にて接合一体化されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の中空状動力伝達シャフト。
  6. 軸部材が鍛造加工品であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の中空状動力伝達シャフト。
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