JP2018114541A - 圧延機の板厚制御装置および該方法ならびに圧延機 - Google Patents
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Abstract
Description
△S={C×(M+m)/M}×∫△hdt ・・・(A1)
この式(A1)における出側板厚偏差の積分値∫△hdtは、上述の積分部33によって求められる。したがって、制御部31は、積分部33で求めた出側板厚偏差の積分値∫△hdtを用いて式(A1)に従ってフィードバック板厚制御すればよい。
H1×V1×W1=h2×V2×W2 ・・・(B1)
入側板厚の設定値(入側板厚偏差△Hを求めるための基準となる入側基準値)をHとし、出側板厚の設定値(出側板厚偏差△hを求めるための基準となる出側基準値)をhとした場合、圧延材WKが薄いためにW1=W2と近似できる場合では、式(B1)は、次式(B2)に変形できる(H1=H+△H、h2=h+△h)。
(H+△H)×V1=(h+△h)×V2 ・・・(B2)
この式(B2)は、出側板厚偏差△hについてさらに変形されると、次式(B3)となる。
△h={H×(V1/V2)−h}+△H×(V1/V2) ・・・(B3)
出側板厚偏差△hは、一例を示すと、図2に示すグラフとなる。この図2に示す出側板厚偏差△hは、出側板厚偏差における中心値成分に、入側板厚の変動による変動成分が重畳したものであることが既に知られている。フィルタによってこれらを分離すると、出側板厚偏差における中心値成分は、図3に示すグラフとなり、入側板厚の変動による変動成分は、図4に示すグラフとなる。上述の式(B3)における右辺第1項は、一例として図3に示す、出側板厚偏差における中心値成分を表しており、前記式(B3)における右辺第2項は、一例として図4に示す、入側板厚の変動による変動成分を表している。この入側板厚の変動、すなわち、入側板厚偏差△Hによる変動成分は、フィードフォワード板厚制御で制御できるから、圧延開始から、圧延された圧延材WKの出側板厚hが前記出側厚み計で測定されるまでの間、出側板厚偏差の積分値∫△hdtに代え、この出側板厚偏差の中心値成分に基づくフィードバック板厚制御によって圧延機1を制御すればよい。
△h3=H×(V1/V2)−h ・・・(B4)
さらにより具体的には、予測部32は、入側板厚の設定値Hおよび出側板厚の設定値hを予め記憶している。前記正方向に圧延材WKが移動するパスの場合では、予測部32は、第1および第2速度計4、6それぞれで測定された入側板速度V1および出側板速度V2に基づいて出側板厚偏差の中心値△h3を式(B4)を用いて予測し(求め)、この予測した出側板厚偏差の中心値△h3を切換部34を介して制御部31へ出力する。前記逆方向に圧延材WKが移動するパスの場合では、予測部32は、第2および第1速度計6、4それぞれで測定された入側板速度V1および出側板速度V2に基づいて出側板厚偏差の中心値△h3を式(B4)を用いて予測し(求め)、この予測した出側板厚偏差の中心値△h3を切換部34を介して制御部31へ出力する。
△S=C×(m/M)×△H ・・・(A2)
より具体的には、前記正方向に圧延材WKが移動するパスの場合、制御部31は、第1厚み計5で測定された入側板厚に基づいてフィードフォワード板厚制御によって圧延機1を制御する。前記逆方向に圧延材WKが移動するパスの場合、制御部31は、第2厚み計7で測定された入側板厚に基づいてフィードフォワード板厚制御によって圧延機1を制御する。
1 圧延機
3 板厚制御装置
4 第1速度計
5 第1厚み計
6 第2速度計
7 第2厚み計
11 ワークロール
12 バックアップロール
13 圧下装置
31 制御部
32 予測部
33 積分部
34 切換部
Claims (4)
- 圧延機によって圧延される圧延材の厚みが目標値となるように前記圧延機を制御する圧延機の板厚制御装置であって、
出側板厚偏差の中心値成分を予測する予測部と、
圧延開始後、前記予測部で予測した出側板厚偏差の中心値成分に基づくフィードバック板厚制御によって前記圧延機を制御する板厚制御部とを備える、
圧延機の板厚制御装置。 - 出側板厚を測定する出側板厚測定部をさらに備え、
前記板厚制御部は、前記出側板厚測定部で測定した出側板厚に基づいて出側板厚偏差の積分値を求める積分部と、前記フィードバック板厚制御によって前記圧延機を制御する制御部と、前記予測部および前記積分部のうちのいずれか一方を前記制御部に接続する切換部とを備え、
前記切換部は、圧延開始から、圧延された圧延材の出側板厚が前記出側板厚測定部で測定されるまでの第1期間を少なくとも含む所定の第2期間、前記予測部を前記制御部に接続し、前記第2期間が経過した時点で前記積分部を前記制御部に接続し、
前記制御部は、前記予測部と接続されている場合には、前記予測部で予測した出側板厚偏差の中心値成分に基づくフィードバック板厚制御によって前記圧延機を制御し、前記積分部と接続されている場合には、前記積分部で求めた出側板厚偏差の積分値に基づくフィードバック板厚制御によって前記圧延機を制御する、
請求項1に記載の圧延機の板厚制御装置。 - 圧延機によって圧延される圧延材の厚みが目標値となるように前記圧延機を制御する圧延機の板厚制御方法であって、
出側板厚偏差の中心値成分を予測する予測工程と、
圧延開始後、前記予測工程で予測した出側板厚偏差の中心値成分に基づくフィードバック板厚制御によって前記圧延機を制御する板厚制御工程とを備える、
圧延機の板厚制御方法。 - 請求項1または請求項2に記載の圧延機の板厚制御装置を備える圧延機。
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CN109821909A (zh) * | 2019-02-27 | 2019-05-31 | 江苏省沙钢钢铁研究院有限公司 | 一种宽厚板两侧厚度偏差的控制方法 |
CN117655118A (zh) * | 2024-01-29 | 2024-03-08 | 太原科技大学 | 多模融合的带钢板形控制方法和装置 |
JP7503525B2 (ja) | 2021-07-06 | 2024-06-20 | 株式会社神戸製鋼所 | 圧延機の板厚制御装置および該方法ならびに圧延システム |
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- 2017-01-19 JP JP2017007640A patent/JP6829085B2/ja active Active
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