JP6639017B2 - 圧延機の板厚制御装置および該方法ならびに圧延機 - Google Patents

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Description

本発明は、圧延機によって圧延される圧延材の厚みを自動的に制御する圧延機の板厚制御装置および板厚制御方法に関する。そして、本発明は、このような板厚制御装置を備える圧延機に関する。
従来から、圧延機を用いることによって、例えばフィルムや鋼板等の圧延材を圧延する場合、前記圧延機に設けられた一対のワークロールの間における隙間の長さ(幅、ロールギャップ長)を調整することによって、前記一対のワークロールにおける出側での圧延材の厚み(板厚)を所望の目標値(設定値)に一致させる板厚制御が板厚制御装置によって実施されている。この板厚制御には、フィードフォワード板厚制御方法、マスフロー板厚制御方法およびモニタ板厚制御方法等の種々の方法が知られている。
例えば、特許文献1に開示された板厚制御装置は、簡易フィードフォワード自動板厚制御(簡易フィードフォワードAGC)とフィードバック自動板厚制御(フィードバックAGC)とを実施している。この特許文献1では、前記簡易フィードフォワードAGCの制御部は、フィードバックしたミル垂直荷重FB信号およびミル定数から圧延機の弾性変形特性を算出し、その弾性変形特性が板厚に与える影響分の値を算出する。一方、前記フィードバックAGCの制御部は、フィードバックした板厚FB信号から板厚偏差を算出し、板厚偏差がゼロになるようにPI制御を行う(例えば特許文献1の[0044]段落)。
特開2010−535号公報
ところで、圧延機による圧延材の圧延は、圧延開始前の板厚の値から圧延終了後の目標値(最終目標値)に一致させるために、一般に、一対のワークロール間に前記圧延材を複数回通過させることによって実施されている。前記一対のワークロール間に前記圧延材を1回通過させて圧延することは、一般に、「パス」と呼称されている。これら各パスでは、前記特許文献1に開示されているように、各パスごとに、前記一対のワークロールにおける出側での圧延材の厚みと当該パスでの目標値(パス目標値)との差である出側板厚偏差が0となるように、前記一対のワークロールが制御される。しかしながら、このような制御では、最終のパスの出側板厚偏差が最も小さくならない場合があることを、発明者は、見出した。近年の電子機器のコンパクト化に伴って圧延製品が例えば数百ミクロンメートル以下等に薄物化しているが、特に、このような薄物化の圧延製品を製造する場合に、このような場合が見出された。
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、最終のパスの出側板厚偏差をより小さくできる圧延機の板厚制御装置および板厚制御方法ならびにこれを備える圧延機を提供することである。
本発明者は、種々検討した結果、上記目的は、以下の本発明により達成されることを見出した。すなわち、本発明の一態様にかかる圧延機の板厚制御装置は、圧延機によって圧延される圧延材の厚みが圧延終了後の目標値(最終目標値、最終のパスのパス目標値)となるように前記圧延機を制御する圧延機の板厚制御装置であって、フィードフォワード板厚制御またはマスフロー板厚制御によって前記圧延機を制御する板厚制御部と、前記圧延材の厚みが前記圧延終了後の目標値となるように複数のパスの実施によって前記圧延材を前記圧延機で圧延する場合における各パスの各出側板厚偏差を予め既定した各目標板厚偏差に基づいて前記フィードフォワード板厚制御または前記マスフロー板厚制御の制御ゲインを求める制御ゲイン処理部とを備え、前記各目標板厚偏差は、それぞれ、当該パス単独において最適化された出側板厚偏差の最適偏差より劣化した劣化値である。好ましくは、上述の圧延機の板厚制御装置において、前記各目標板厚偏差は、それぞれ、当該パス単独において最適化された出側板厚偏差の最適偏差に所定のバイアス値を加算することによって求められる。
種々の実験から、各パスそれぞれで、当該パス単独において従前での最適化された出側板厚偏差、例えば、0となるように制御ゲインを調整すると、最終のパスの出側板厚偏差が最も小さくならない場合があった。発明者は、この現象を次のように推測している。出側板厚偏差の目標値が0であるため、初期側のパスで、圧延材が比較的大きく圧延されてしまう。その結果、初期側のパスで、圧延材が硬化したり、組成変化したりしているため、終了側のパスでは、パスが実施されても出側板厚偏差が前のパスより小さくならない。
上記板厚制御装置は、当該パス単独において従前の手法に基づいて最適化された出側板厚偏差の最適偏差より劣化した劣化値の目標板厚偏差に基づいて前記フィードフォワード板厚制御または前記マスフロー板厚制御の制御ゲインを求める。このため、上述の発明者の知見によれば、初期側のパスで、圧延材が比較的大きく圧延されなくなるので、終了側のパスでも、出側板厚偏差が前のパスより小さくできる。したがって、上記板厚制御装置は、最終のパスの出側板厚偏差を従前より小さくできる。
そして、上述の圧延機の板厚制御装置において、出側板厚を測定する出側板厚測定部をさらに備え、前記制御ゲイン処理部は、前記出側板厚測定部で測定された出側板厚と当該パスでの目標値(パス目標値)とから出側板厚偏差の絶対値を求め、当該パスの目標板厚偏差の絶対値を求め、前記求めた前記出側板厚偏差の絶対値と前記目標板厚偏差の絶対値とを比較し、前記比較結果に基づいて前記制御ゲインを増加、維持または減少することによって前記制御ゲインを求める。好ましくは、上述の圧延機の板厚制御装置において、前記制御ゲイン処理部は、前記比較結果、前記出側板厚偏差の絶対値より前記目標板厚偏差の絶対値が小さい場合、前記制御ゲインを所定の第1調整値だけ増加する。好ましくは、上述の圧延機の板厚制御装置において、前記制御ゲイン処理部は、前記比較結果、前記出側板厚偏差の絶対値と前記目標板厚偏差の絶対値とが等しい場合、前記制御ゲインを維持する。好ましくは、上述の圧延機の板厚制御装置において、前記制御ゲイン処理部は、前記比較結果、前記出側板厚偏差の絶対値より前記目標板厚偏差の絶対値が大きい場合、前記制御ゲインを所定の第2調整値だけ減少する。前記第1および第2調整値の各絶対値は、互いに同一値であって良く、互いに異なって良い。
このような板厚制御装置は、前記出側板厚偏差が前記劣化値の目標板厚偏差となるように、前記フィードフォワード板厚制御または前記マスフロー板厚制御の制御ゲインを求めることができる。
本発明の他の一態様にかかる圧延機の板厚制御方法は、圧延機によって圧延される圧延材の厚みが圧延終了後の目標値となるように前記圧延機を制御する圧延機の板厚制御方法であって、フィードフォワード板厚制御またはマスフロー板厚制御によって前記圧延機を制御する板厚制御工程と、前記圧延材の厚みが前記圧延終了後の目標値となるように複数のパスの実施によって前記圧延材を前記圧延機で圧延する場合における各パスの各出側板厚偏差を予め既定した各目標板厚偏差に基づいて前記フィードフォワード板厚制御または前記マスフロー板厚制御の制御ゲインを求める制御ゲイン処理工程とを備え、前記各目標板厚偏差は、それぞれ、当該パス単独において最適化された出側板厚偏差の最適偏差より劣化した劣化値である。そして、上述の圧延機の板厚制御方法において、出側板厚を測定する出側板厚測定工程をさらに備え、前記制御ゲイン処理工程は、前記出側板厚測定王弟で測定された出側板厚と当該パスでの目標値(パス目標値)とから出側板厚偏差の絶対値を求め、当該パスの目標板厚偏差の絶対値を求め、前記求めた前記出側板厚偏差の絶対値と前記目標板厚偏差の絶対値とを比較し、前記比較結果に基づいて前記制御ゲインを増加、維持または減少することによって前記制御ゲインを求める
このような板厚制御方法は、当該パス単独において従前の手法に基づいて最適化された出側板厚偏差の最適偏差より劣化した劣化値の目標板厚偏差に基づいて前記フィードフォワード板厚制御または前記マスフロー板厚制御の制御ゲインを求める。したがって、上記板厚制御方法は、最終のパスの出側板厚偏差を従前より小さくできる。そして、このような板厚制御方法は、前記出側板厚偏差が前記劣化値の目標板厚偏差となるように、前記フィードフォワード板厚制御または前記マスフロー板厚制御の制御ゲインを求めることができる
本発明の他の一態様にかかる圧延機は、上述の板厚制御装置を備える。
これによれば、板厚制御装置を備える圧延機が提供でき、このような圧延機は、最終のパス後の出側板厚偏差を従前より小さくできる。
本発明にかかる圧延機の板厚制御装置および板厚制御方法は、最終のパスの出側板厚偏差を従前より小さくできる。本発明によれば、このような板厚制御装置を備える圧延機が提供できる。
実施形態における圧延システムの構成を示す図である。 前記圧延システムの板厚制御装置で用いられる目標板厚偏差曲線および従前の制御による板厚偏差曲線を示す図である。 前記圧延システムの板厚制御装置における制御ゲインの調整動作を示すフローチャートである。
以下、本発明にかかる実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
図1は、実施形態における圧延システムの構成を示す図である。図2は、前記圧延システムの板厚制御装置で用いられる目標板厚偏差曲線および従前の制御による板厚偏差曲線を示す図である。図2の横軸は、パス数を示し、その縦軸は、[μm]単位で表す出側板厚偏差を示す。図2に示す実線は、実施形態における圧延システムの板厚制御装置で用いられる目標板厚偏差曲線Tを示し、◆は、各パスの目標板厚偏差を示す。図2に示す破線は、従前の制御による出側板厚偏差曲線Aを示し、■は、従前の制御による各パスの出側板厚偏差を示す。
実施形態における圧延システムSは、圧延対象である圧延材WKを自動的に所定の目標の厚み(板厚)となるように圧延するシステムであり、例えば、図1に示すように、圧延機1と、板厚制御装置3と、第1速度計4と、第1厚み計5と、第2速度計6と、第2厚み計7と、第1デフレクタロール8と、第2デフレクタロール9とを備え、例えば第1および第2リールR1、R2に巻回された帯状の圧延材WKを、第1および第2リールR1、R2間に配設された圧延機1によって圧延する。この圧延システムSによって製造される圧延製品の板厚は、任意であって良いが、近年の薄物化に鑑み、好適には、例えば数百ミクロンメートル以下等の領域である。
圧延機1は、一対のワークロールの間に圧延材を通し、前記一対のワークロールから力を受けて変形することでその厚みを減じ、前記目標の厚みに成形する装置である。圧延機1は、前記一対のワークロールを複数備え、圧延材を前記複数の一対のワークロールにおける各間を順次に通過させることによって順次にその厚みを減じ、前記目標の厚みに成形するタンデム型圧延機であって良いが、本実施形態では、前記一対のワークロールを1個備え、圧延材を前記一対のワークロールの間に、正方向およびその逆方向に1または複数回通過させることによって各回(各パス)で順次にその厚みを減じ、前記目標の厚みに成形するリバース型圧延機である。すなわち、複数回のパスを実施する一対のワークロールは、異なっても同一であっても良い。
本実施形態では、より具体的には、圧延機1は、圧下装置13と、圧下装置13によりその間に力を加えながら圧延材WKを通して圧延材WKを圧延する一対の第1および第2ワークロール11−1、11−2と、前記一対の第1および第2ワークロール11−1、11−2の弾性変形等を抑制するように前記一対の第1および第2ワークロール11−1、11−2それぞれを支持する一対の第1および第2バックアップロール12−1、12−2とを備える。なお、図1に示す例では、1つのワークロール11は、1つのバックアップロール12によって支持されるが、複数のバックアップロール12によって支持されても良い。すなわち、圧延機1は、縦型ミルやクラスタ型ミル等の複数段型圧延機であっても良い。圧下装置13は、板厚制御装置3における後述の板厚制御部31に接続され、板厚制御部31の制御に従って、前記一対の第1および第2ワークロール11−1、11−2のうちの一方を他方に対して近接移動または離間移動することによって、前記一対の第1および第2ワークロール11−1、11−2の間における隙間の長さ(幅、ロールギャップ長)を調整しながら、前記一対の第1および第2ワークロール11−1、11−2を圧下する装置である。圧下装置13は、本実施形態では、高応答性の観点から、例えば、油圧圧下装置である。
第1デフレクタロール8は、圧延機1に対し一方側に、圧延機1から所定の距離だけ離間した位置に配設された、所定の軸回りに回転可能な円柱状の部材である。第2デフレクタロール9は、圧延機1に対し他方側に、圧延機1から所定の距離だけ離間した位置に配設された、所定の軸回りに回転可能な円柱状の部材である。
第1速度計4は、圧延機1と第1デフレクタロール8と間における圧延材WKの移動速度を測定する装置である。第1速度計4は、その測定した圧延材WKの移動速度を板厚制御装置3の板厚制御部31へ出力する。第1速度計4は、本実施形態では、例えば、第1デフレクタロール8の回転速度を測定するパスルジェネレータである。第2速度計6は、圧延機1と第2デフレクタロール9と間における圧延材WKの移動速度を測定する装置である。第2速度計6は、その測定した圧延材WKの移動速度を板厚制御装置3の板厚制御部31へ出力する。第2速度計6は、本実施形態では、例えば、第2デフレクタロール9の回転速度を測定するパスルジェネレータである。
第1厚み計5は、圧延機1と第1デフレクタロール8と間における圧延材WKの厚み(板厚)を測定する装置である。第1厚み計5は、その測定した圧延材WKの板厚を板厚制御装置3の板厚制御部31へ出力する。第1厚み計5は、本実施形態では、例えば、圧延機1と第1デフレクタロール8と間に配設されたX線透過型厚み計である。第2厚み計7は、圧延機1と第2デフレクタロール9と間における圧延材WKの厚み(板厚)を測定する装置である。第2厚み計7は、その測定した圧延材WKの板厚を板厚制御装置3における板厚制御部31および後述の制御ゲイン処理部32それぞれへ出力する。第2厚み計7は、本実施形態では、例えば、圧延機1と第2デフレクタロール9と間に配設されたX線透過型厚み計である。
なお、第1および第2速度計4、6は、それぞれ、パルスジェネレータに限定されるものではなく、他の速度計であっても良い。例えば、第1速度計4は、圧延機1と第1デフレクタロール8と間に配設されたレーザドップラ速度計等であっても良く、第2速度計6は、圧延機1と第2デフレクタロール9と間に配設されたレーザドップラ速度計等であっても良い。第1および第2厚み計5、7は、それぞれ、X線透過型厚み計に限定されるものではなく、他の厚み計であっても良い。例えば、第1および第2厚み計5、7は、それぞれ、レーザ型厚み計や接触式厚み計等であっても良い。
図1に矢符(→)で示す正方向(図1では紙面の左側から右側へ向かう方向)に圧延材WKが移動するパスの場合、第1および第2リールR1、R2、第1および第2速度計4、6、第1および第2厚み計5、7、ならびに、第1および第2デフレクタロール8、9は、次のように機能する。すなわち、第1リールR1は、入側リールとなり、巻回された圧延材WKを圧延機1へ供給する。第1デフレクタロール8は、第1リールR1から引き出された圧延材WKの方向を水平方向に変更する。第1速度計4は、入側速度計となり、圧延機1の入側における圧延材WKの移動速度(入側板速度)を測定し、この測定した入側板速度を板厚制御部31へ出力する。第1厚み計5は、入側厚み計となり、圧延機1の入側における圧延材WKの厚み(入側板厚)を測定し、この測定した入側板厚を板厚制御部31へ出力する。第2デフレクタロール9は、圧延機1から送られてきた水平方向の圧延材WKを第2リールR2の方向に変更する。第2リールR2は、出側リールとなり、圧延機1で圧延された圧延材WKを巻き取って収容する。第2速度計6は、出側速度計となり、圧延機1の出側における圧延材WKの移動速度(出側板速度)を測定し、この測定した出側速度を板厚制御部31および制御ゲイン処理部32それぞれへ出力する。第2厚み計7は、出側厚み計となり、圧延機1の出側における圧延材WKの厚み(出側板厚)を測定し、この測定した出側板厚を板厚制御部31へ出力する。
一方、図1に矢符(→)で示す前記正方向に対し逆方向(図1では紙面の右側から左側へ向かう方向)に圧延材WKが移動するパスの場合、第1および第2リールR1、R2、第1および第2速度計4、6、第1および第2厚み計5、7、ならびに、第1および第2デフレクタロール8、9は、次のように機能する。すなわち、第2リールR2は、入側リールとなり、巻回された圧延材WKを圧延機1へ供給する。第2デフレクタロール9は、第2リールR2から引き出された圧延材WKの方向を水平方向に変更する。第2速度計6は、入側速度計となり、圧延機1の入側における圧延材WKの入側板速度を測定し、この測定した入側板速度を板厚制御部31へ出力する。第2厚み計7は、入側厚み計となり、圧延機1の入側における圧延材WKの入側板厚を測定し、この測定した入側板厚を板厚制御部31へ出力する。第1デフレクタロール8は、圧延機1から送られてきた水平方向の圧延材WKを第1リールR1の方向に変更する。第1リールR1は、出側リールとなり、圧延機1で圧延された圧延材WKを巻き取って収容する。第1速度計4は、出側速度計となり、圧延機1の出側における圧延材WKの出側板速度を測定し、この測定した出側板速度を板厚制御部31へ出力する。第1厚み計5は、出側厚み計となり、圧延機1の出側における圧延材WKの出側板厚を測定し、この測定した出側板厚を板厚制御部31および制御ゲイン処理部32それぞれへ出力する。
なお、図1は、主に、正方向に圧延材WKが移動するパスの場合を示している。このため、第1厚み計5と制御ゲイン処理部32との接続線は、その記載が省略されている。
板厚制御装置3は、圧延機1によって圧延される圧延材WKの厚みが圧延終了後の目標値(最終目標値)となるように圧延機1を制御する装置である。本実施形態では、板厚制御装置3は、フィードフォワード板厚制御またはマスフロー板厚制御によって圧下装置13を介してワークロール11のロールギャップ長を調整することで圧延機1を制御する。このような板厚制御装置3は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、記憶素子(ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等)およびその周辺回路を備えるマイクロコンピュータを備えて構成され、前記記憶素子に記憶されたプログラムの実行によってCPUに板厚制御部31および制御ゲイン処理部32を機能的に備える。なお、板厚制御装置3は、PLC(Programmable Logic Controller)を備えて構成されても良い。
板厚制御部31は、フィードフォワード板厚制御またはマスフロー板厚制御によって圧延機1を制御するものである。
フィードフォワード板厚制御は、入側板厚に基づいて出側板厚偏差がゼロとなるようにロールギャップ長を変化させる板厚制御方式である。このようなフィードフォワード板厚制御では、ロールギャップ長を△Sとし、入側板厚偏差を△Hとし、圧延機1のミル定数をMとし、圧延材WKの塑性定数をmとし、制御ゲインをCとした場合、一般に、次式(1)によって制御が実施される。
△S=C×(m/M)×△H ・・・(1)
一方、マスフロー板厚制御は、入側板速度、出側板速度および入側板厚に基づいて出側板厚推定値を求め、出側板厚偏差がゼロとなるようにロールギャップ長を変化させる板厚制御方式である。このマスフロー板厚制御は、入側板巾W1に対する出側板巾W2の広がりが無視できる板厚、すなわち、W1=W2が成り立つ板厚において好適に利用できる。このようなマスフロー板厚制御は、入側板厚をHとし、出側板厚をhとし、出側板速度をV1とし、出側板速度をV2とし、制御ゲインをCとした場合、一般に、次式(2)によって制御される。
△S=C×{(M+m)/M}×{H×(V1/V2)−h} ・・・(2)
制御ゲイン処理部32は、圧延材WKの厚みが前記圧延終了後の目標値(最終目標値)となるように複数Nのパスの実施によって圧延材WKを圧延機1で圧延する場合における各パスnの各出側板厚偏差△h(n)を予め既定した各目標板厚偏差△T(n)に基づいて前記フィードフォワード板厚制御または前記マスフロー板厚制御の制御ゲインCを求める。すなわち、板厚制御部31がフィードフォワード板厚制御を実施している場合には、制御ゲイン処理部32は、上述の式(1)における制御ゲインCを求める。一方、板厚制御部31がマスフロー板厚制御を実施している場合には、制御ゲイン処理部32は、上述の式(2)における制御ゲインCを求める。なお、Nは、パスの総回数であり、2以上の整数である。nは、パスの順番であり、1からNまでの整数である(1<n≦N)。
そして、本実施形態では、前記各目標板厚偏差△T(n)は、それぞれ、当該パス単独において最適化された出側板厚偏差の最適偏差より劣化した劣化値である((最適偏差)=(当該パス単独において最適化された出側板厚偏差))。その1例が図2に実線で目標板厚偏差曲線Tとして示されている。この各パスnの各目標板厚偏差△T(n)(◆)は、例えば、圧延材WKの種類(例えば鋼種等)および圧延条件ごとに予め複数のサンプルから、当該パス単独において最適化された出側板厚偏差の最適偏差を求め、この求めた最適偏差に所定のバイアス値を加算することによって求められる。前記所定のバイアス値は、初期側のパスでは相対的に大きい値であり、終了側のパスでは相対的に小さい値であり、パス数の増加に従って順次に小さくなるように設定される。
そして、制御ゲイン処理部32は、このように予め既定した各目標板厚偏差△T(n)に基づいて前記フィードフォワード板厚制御または前記マスフロー板厚制御の制御ゲインCを求める。より具体的には、制御ゲイン処理部32は、出側板厚を測定する出側板厚測定部で測定された出側板厚hと当該パスでの目標値(パス目標値)とから出側板厚偏差±△hの絶対値を求め、当該パスの目標板厚偏差の絶対値|±△h|を求め、この求めた出側板厚偏差の絶対値|±△h|と前記目標板厚偏差の絶対値|±△T|とを比較し、この比較結果に基づいて制御ゲインCを増加、維持または減少することによって制御ゲインCを求める。前記出側板厚測定部は、図1に示す例では、上述したように、圧延材WKが正方向に移動するパスでは、第2厚み計7が対応し、圧延材WKが逆方向に移動するパスでは、第1厚み計5が対応する。より詳しくは、制御ゲイン処理部32は、前記比較結果、出側板厚偏差の絶対値|±△h|より前記目標板厚偏差の絶対値|±△T|が小さい場合、制御ゲインCを所定の第1調整値△C1だけ増加する。制御ゲイン処理部32は、前記比較結果、出側板厚偏差の絶対値|±△h|と前記目標板厚偏差の絶対値|±△T|とが等しい場合、制御ゲインCを維持する。制御ゲイン処理部32は、前記比較結果、出側板厚偏差の絶対値|±△h|より前記目標板厚偏差の絶対値|±△T|が大きい場合、制御ゲインCを所定の第2調整値△C2だけ減少する。これら第1および第2調整値△C1、△C2は、互いに同一値であって良く、互いに異なって良く、複数のサンプルから適宜に設定される。本実施形態では、一例として、これら第1および第2調整値△C1、△C2は、同一値△Cである。また、第1および第2調整値△C1、△C2は、各パスごとに設定され、パス数の増加に従って小さく設定されることもあるが、大きく設定される場合もある。
次に、本実施形態の動作について説明する。図3は、前記圧延システムの板厚制御装置における制御ゲインの調整動作を示すフローチャートである。
このような構成の圧延システムSは、その図略の電源スイッチの操作によって電源が投入されると、必要な各部の初期化を実行し、その稼働を始める。そのプログラムの実行によって、板厚制御装置3には、板厚制御部31および制御ゲイン処理部32が機能的に構成される。そして、予め適宜に設定された所定の時間間隔ごとに実行されるロールギャップ長を調整する各タイミングでは、制御ゲインCについて、次の動作が実行されることによってフィードフォワード板厚制御の制御ゲインCまたはマスフロー板厚制御の制御ゲインCが調整される。
図3において、まず、出側板厚偏差±△hが制御ゲイン処理部32によって演算される(S1)。より具体的には、制御ゲイン処理部32は、出側厚み計の出力をサンプリングし、出側板厚hを読み込む。前記出側厚み計は、上述したように、圧延材WKが図1に矢符(→)で示す正方向に移動するパスの場合、第2厚み計7であり、一方、圧延材WKが前記正方向に対する逆方向に移動するパスの場合、第1厚み計5である。そして、制御ゲイン処理部32は、前記読み込んだ出側板厚hと当該パスでのパス目標値とに基づいて出側板厚偏差±△hを求める。より詳しくは、例えば、制御ゲイン処理部32は、当該パスでのパス目標値から前記読み込んだ出側板厚hを減算することによって、出側板厚偏差±△hを求める。
次に、制御ゲイン処理部32は、この求めた出側板厚偏差±△hの絶対値|±△h|を求める(S2)。
次に、制御ゲイン処理部32は、当該パスでの目標板厚偏差±△Tの絶対値|±△T|を求める。より詳しくは、制御ゲイン処理部32は、予め記憶された目標板厚偏差曲線Tから当該パスに対応した目標板厚偏差±△Tを求め(読み込み)、その絶対値|±△T|を求める。
次に、制御ゲイン処理部32は、これら出側板厚偏差の絶対値|±△h|と目標板厚偏差の絶対値|±△T|とを比較する(S4)。この比較の結果、出側板厚偏差の絶対値|±△h|より前記目標板厚偏差の絶対値|±△T|が小さい場合(|±△h|>|±△T|)、制御ゲイン処理部32は、処理S5を実行する。前記比較の結果、出側板厚偏差の絶対値|±△h|と前記目標板厚偏差の絶対値|±△T|とが等しい場合(|±△h|=|±△T|)、制御ゲイン処理部32は、処理S6を実行する。前記比較の結果、出側板厚偏差の絶対値|±△h|より前記目標板厚偏差の絶対値|±△T|が大きい場合(|±△h|<|±△T|)、制御ゲイン処理部32は、処理S7を実行する。
前記処理S5では、制御ゲイン処理部32は、制御ゲインCを所定の第1調整値△C1だけ増加する(C+△C1→C)。これによって制御ゲインCの過小が改善される。そして、制御ゲイン処理部32は、この処理後の制御ゲインCを板厚制御部31へ出力する。
前記処理S6では、制御ゲイン処理部32は、制御ゲインCを維持する(C→C)。これによって適正な制御ゲインCが維持される。そして、制御ゲイン処理部32は、この処理後の制御ゲインCを板厚制御部31へ出力する。
前記処理S7では、制御ゲイン処理部32は、制御ゲインCを所定の第2調整値△C2だけ減少する(C−△C2→C)。これによって制御ゲインCの過大が改善される。そして、制御ゲイン処理部32は、この処理後の制御ゲインCを板厚制御部31へ出力する。
そして、これら処理S5ないし処理S7のいずれかの処理の実行によって制御ゲインCが求められると、次に、板厚制御部31は、制御ゲイン処理部32から受け取った制御ゲインCで圧延機1を自動板厚制御する(S8)。
より具体的には、前記自動板厚制御がフィードフォワード板厚制御である場合、板厚制御部31は、前記入側厚み計から読み込んだ入側板厚Hに基づいて入側板厚偏差△Hを求め、上述の式(1)により圧下装置13を介して一対のワークロール11−1、11−2間のロールギャップ長を調整することによってフィードフォワード板厚制御を実行する。前記入側厚み計は、上述したように、圧延材WKが図1に矢符(→)で示す正方向に移動するパスの場合、第1厚み計5であり、一方、圧延材WKが前記正方向に対する逆方向に移動するパスの場合、第2厚み計7である。
または、前記自動板厚制御がマスフロー板厚制御である場合、板厚制御部31は、前記入側厚み計、前記入側速度計、前記出側厚み計および前記出側速度計それぞれから読み込んだ入側板厚H、入側板速度V1、出側板厚hおよび出側板速度V2に基づいて、上述の式(2)により圧下装置13を介して一対のワークロール11−1、11−2間のロールギャップ長を調整することによってマスフロー板厚制御を実行する。前記入側厚み計、前記入側速度計、前記出側厚み計および前記出側速度計は、それぞれ、上述したように、圧延材WKが図1に矢符(→)で示す正方向に移動するパスの場合、第1厚み計5、第1速度計4、第2厚み計7、第2速度計6であり、一方、圧延材WKが前記正方向に対する逆方向に移動するパスの場合、第2厚み計7、第2速度計6、第1厚み計5、第1速度計4である。
このように今回のタイミングにおいて、制御ゲインCが調整され、フィードフォワード板厚制御またはマスフロー板厚制御が実行される。
次に、一例としての比較例および実施例について説明する。種々の実験から、各パスそれぞれで、当該パス単独において従前での最適化された出側板厚偏差、例えば、0となるように制御ゲインを調整すると、最終のパスの出側板厚偏差が最も小さくならない場合があった。その一例が図2に破線で従前の出側板厚偏差曲線Aとして示されている。この従前の制御による出側板厚偏差曲線Aで示すように、出側板厚偏差が0となるように制御ゲインが調整されると、1回目のパスで出側板厚偏差は、比較的良好な±5.5μmとなり、5回目のパスまで順次に出側板厚偏差は、小さくなり、この5回目のパスで出側板厚偏差は、±2.0μmとなる。しかしながら、その後の6回目のパスも7回目のパスもそれらの出側板厚偏差は、±2.0μmであり、パスを重ねても改善しない。発明者は、この現象を次のように推測している。出側板厚偏差の目標値が0であるため、初期側のパスで、圧延材が比較的大きく圧延されてしまう。その結果、初期側のパスで、圧延材が硬化したり、組成変化したりしているため、終了側のパスでは、パスが実施されても出側板厚偏差が前のパスより小さくならない。
そこで、一例として、当該パス単独において最適化された出側板厚偏差の最適偏差(上述の例では0)より劣化した劣化値となるように、1回目のパスの目標板厚偏差△T(1)が±7μmに設定され、2回目のパスの目標板厚偏差△T(2)が±4.5μmに設定され、3回目のパスの目標板厚偏差△T(3)が±3μmに設定され、4回目のパスの目標板厚偏差△T(4)が±2μmに設定され、5回目のパスの目標板厚偏差△T(5)が±1.3μmに設定され、6回目のパスの目標板厚偏差△T(6)が±1.1μmに設定され、7回目のパスの目標板厚偏差△T(7)が±1μmに設定される。このように各パスnの目標板厚偏差△T(n)を設定して制御ゲインCを調整すると、目標板厚偏差△T(n)に沿うように出側板厚偏差±△hが改善され、最終の7回目のパスにおける出側板厚偏差±△hは、±1μmにできた。
以上説明したように、本実施形態における板厚制御装置3およびこれに実装された板厚制御方法は、当該パス単独において従前の手法に基づいて最適化された出側板厚偏差である最適偏差より劣化した劣化値の目標板厚偏差±△Tに基づいてフィードフォワード板厚制御またはマスフロー板厚制御の制御ゲインCを求める。このため、上述の発明者の知見によれば、初期側のパスで、圧延材WKが比較的大きく圧延されなくなるので、終了側のパスでも、出側板厚偏差±△hが前のパスより小さくできる。したがって、上記板厚制御装置3および板厚制御方法は、最終のパス後の出側板厚偏差±△hを従前より小さくできる。そして、本実施形態における圧延機1は、このような板厚制御装置3を備えるので、最終のパス後の出側板厚偏差±△hを従前より小さくできる。
また、上記板厚制御装置3および板厚制御方法は、前記求めた出側板厚偏差の絶対値|±△h|と目標板厚偏差の絶対値|±△T|とを比較した比較結果に基づいて制御ゲインCを増加、維持または減少することによって前記制御ゲインCを求める。したがって、上記板厚制御装置3および板厚制御方法は、出側板厚偏差±△hが前記劣化値の目標板厚偏差±△Tとなるように、前記フィードフォワード板厚制御または前記マスフロー板厚制御の制御ゲインCを求めることができる。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
S 圧延システム
1 圧延機
3 板厚制御装置
4 第1速度計
5 第1厚み計
6 第2速度計
7 第2厚み計
11 ワークロール
12 バックアップロール
13 圧下装置

Claims (3)

  1. 圧延機によって圧延される圧延材の厚みが圧延終了後の目標値となるように前記圧延機を制御する圧延機の板厚制御装置であって、
    フィードフォワード板厚制御またはマスフロー板厚制御によって前記圧延機を制御する板厚制御部と、
    前記圧延材の厚みが前記圧延終了後の目標値となるように複数のパスの実施によって前記圧延材を前記圧延機で圧延する場合における各パスの各出側板厚偏差を予め既定した各目標板厚偏差に基づいて前記フィードフォワード板厚制御または前記マスフロー板厚制御の制御ゲインを求める制御ゲイン処理部と、
    出側板厚を測定する出側板厚測定部とを備え、
    前記各目標板厚偏差は、それぞれ、当該パス単独において最適化された出側板厚偏差の最適偏差より劣化した劣化値であ
    前記制御ゲイン処理部は、前記出側板厚測定部で測定された出側板厚と当該パスでの目標値とから出側板厚偏差の絶対値を求め、当該パスの目標板厚偏差の絶対値を求め、前記求めた前記出側板厚偏差の絶対値と前記目標板厚偏差の絶対値とを比較し、前記比較結果に基づいて前記制御ゲインを増加、維持または減少することによって前記制御ゲインを求める、
    圧延機の板厚制御装置。
  2. 圧延機によって圧延される圧延材の厚みが圧延終了後の目標値となるように前記圧延機を制御する圧延機の板厚制御方法であって、
    フィードフォワード板厚制御またはマスフロー板厚制御によって前記圧延機を制御する板厚制御工程と、
    前記圧延材の厚みが前記圧延終了後の目標値となるように複数のパスの実施によって前記圧延材を前記圧延機で圧延する場合における各パスの各出側板厚偏差を予め既定した各目標板厚偏差に基づいて前記フィードフォワード板厚制御または前記マスフロー板厚制御の制御ゲインを求める制御ゲイン処理工程と、
    出側板厚を測定する出側板厚測定工程とを備え、
    前記各目標板厚偏差は、それぞれ、当該パス単独において最適化された出側板厚偏差の最適偏差より劣化した劣化値であ
    前記制御ゲイン処理工程は、前記出側板厚測定工程で測定された出側板厚と当該パスでの目標値とから出側板厚偏差の絶対値を求め、当該パスの目標板厚偏差の絶対値を求め、前記求めた前記出側板厚偏差の絶対値と前記目標板厚偏差の絶対値とを比較し、前記比較結果に基づいて前記制御ゲインを増加、維持または減少することによって前記制御ゲインを求める、
    圧延機の板厚制御方法。
  3. 請求項1記載の圧延機の板厚制御装置を備える圧延機。
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